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2010年8月11日(水) 19:20 |
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マグロ陸上養殖、稚魚すくすくと成長
海の水に頼らずにクロマグロを陸上で育てようという岡山理科大学の一大プロジェクト、その後です。 先月中旬から大型水槽を使った稚魚の養殖実験が始まりました。 開始からおよそ1ヶ月。 これまでの成果を取材しました。
岡山理科大学の実験施設です。 海水魚も淡水魚も同じ水槽で生活できる好適環境水でのクロマグロの養殖実験が始まってから間もなく1ヶ月となります。 実験は13匹の稚魚からスタートしましたが、その後も海からの輸送を続け、現在は61匹の稚魚が水槽を泳いでいます。 人に慣れた反応を見せるクロマグロの稚魚、エサの食いつき方も大きく変化したといいます。 先月20日、実験開始直後に行われた初めてのエサやりでは、稚魚が慎重に水槽の中でエサのイカナゴを食べていました。 実験開始から間もなく1ヶ月、エサにも慣れてきた稚魚は以前とは違う反応を見せるといいます。 投げ入れられたエサのイカナゴが、水面につくかつかないかの間に稚魚は水槽を急上昇し取り合うようにエサに食いつきます。 海の水に頼らずクロマグロを育てようという岡山理科大学の一大プロジェクト大きく成長させる見通しがつき、夢がまた一歩現実へと近づいたようです。
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