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【検証・日韓併合100年】(下) 過剰な配慮、要望丸のみ (2/3ページ)
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仙谷由人官房長官は7月28日午前の記者会見で、7月末の予定だった平成22年版防衛白書の閣議了承を9月以降に先送りすると発表した。唐突な発表だった。防衛白書には今年も当然、竹島(韓国名・独島)領有が明記されていた。
仙谷氏は「東アジアの平和と安定は日韓連携の強化に尽きる。その観点からあらゆる政策課題を判断する」と、この先送りが8月に併合100年に関連する節目(15日の光復節、条約署名の22日、条約発効の29日)への配慮であることを認めた。
韓国政府筋によると、この数日前、日本は青瓦台(韓国大統領府)に「防衛白書の閣議了承を延期する」と伝えていた。官邸は念入りに李政権の立場を斟酌(しんしゃく)したのだ。
何のための延期か、国内では疑問の声が相次いだ。「延期しても秋に出す。内容は変更しないのだから、かえって韓国側からの反発が強まる」と政府内には官邸の過剰な配慮の愚策を指摘する声は絶えない。
7月29日、権哲賢・駐日韓国大使が首相官邸を訪れた。相手は仙谷官房長官。2人は初対面。名目は「表敬」であるが、防衛白書先送りへの「あいさつ」でもあった。
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談話の用語をめぐって問題視する指摘が相次いでいる。代表的なのが冒頭部分だ。
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