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2児放置殺人容疑再逮捕 母、ウソ重ね遊び歩く大阪市西区のマンションで幼い姉弟2人の遺体が見つかった事件で、大阪府警が10日、殺人容疑で再逮捕した母親の下村早苗容疑者(23)は、6月初旬に家を出てから2か月近く遊び歩き、友人から「子供はどうしたの」と心配されるほどだった。しかし、周囲にはウソを言ってごまかし、一度も帰宅しなかった。置き去りにした我が子を顧みることはなかったのか。複数の友人の証言や、インターネットの会員制交流サイトへの書き込みなどから、その間の足取りをたどった。 親類に預けてる 下村容疑者は、6月以降、故郷の三重県四日市市にたびたび戻り、中学時代の友人らと集まってカラオケや飲食を楽しんでいた。 長女の桜子ちゃん(3)と長男の 実際、故郷の友人らが大阪に訪ねてきたが、自宅には立ち寄らせなかった。6月中旬に子連れの友人が来た際は、「外で食事しよう」と提案、約束の場所に一人きりで現れたという。7月22日には、来阪した友人から電話で「家近い?」と問われ、「え、え」と動揺した声を上げ、「帰郷するので」と来訪を遠回しに断っていた。 大阪では、特定の男性と食事やドライブを楽しむ様子を、サイトに多くつづっていた。一方で、友人には「本命の彼のほかに5、6人と付き合っている」と自慢していたという。 ちょー元気だよ ミナミのスポーツバーでサッカーW杯日本戦を観戦し、ブブゼラを手にはしゃぐ様子や、道頓堀川に殺到するファンの写真も掲載。7月になると、〈夏はいっぱい遊ぶぞ〉と記入した写真を載せ、海水浴に行った写真には、〈今年初海なう〜。たーのーしー〉と、コメントを添えた。子供に関する記載は全くなく、心配した友人から「桜子、楓、元気?」とメールで問われると、「ちょー元気だよ。今はストーカーのせいで夜は離ればなれ」と答えていた。 友達が死んだ… 下村容疑者は7月24日、勤務先だった風俗店に「実家に帰る」と告げ、以後は欠勤した。同29日夕、マンション住民から管理会社を通じ、悪臭の苦情を受けた同僚が、下村容疑者に電話。下村容疑者は帰宅し、子供2人の遺体を確認した。 その直後。下村容疑者は友人男性に電話し、「友達が事故で死んだ。どう乗り越えたらいいの」と相談していた。この友人は「すごく暗い声だった。まさか自分の子供のことを言っていたとは」と振り返った。 (2010年8月11日 読売新聞)
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