2007-09-16 「自己評価」を育む
つい見つけてしまったのですが、こんな話はよく聞く話。
“何ぐずぐずやってんだ 馬鹿野郎”
“何で こんな問題が わかんないんだよう”
多分 耳元で 怒鳴っているのだろう。
そのうち パシンと たたく音。
やられるのは 小学校 4 年生 ぐらいの 女の子だ。
子供は 逃げ場がなく
これが 2 時間 続く。
“もう 絶対に ぐずぐずしません。
一生懸命 勉強します。
許して ください お願いします”
こんな セリフで 子供に 謝らせる 親というのは
どういう 神経なのか、、、
近所でも 評判になっている。
所詮ブログの内容なので、どこまで本当か分かりませんが、私の知る範囲でも、似た親はいますね。
「子供がかわいそう」と思うのは普通。
こういうパターンは、母親にも相当なストレスがあると思いますけどね。
人格もそうなのでしょうが。
「虐待だ」と子供を守るのも大切ですが、この母親の精神的ケアも必要だと感じます。
それにしても、この子の「自己評価」が気になりますね。
「自己評価」については、明橋大二先生の本を読んでもらいたいのですが、一言で言えば
「私は存在価値があるんだ、大切な人間なんだ、生きていていいんだ、という気持ち」のことです。
子供を親のストレスのはけ口にしたり、子供の人生を、親の自己実現のために使ったりしているパターンは、こういった「自己評価」が下がっている場合が多いです。
「自己評価」の低い子は、「勉強」や「しつけ」など厳しく行っても逆効果で、何か問題を起こしたり、果ては家出や自殺という例も起きます。
そうなる前に、「子供の人生は、子どもの人生。親の人生とは別」と、割り切って、子どもの生き方を尊重して大切にする子育てをしてもらいたいと、切に願います。
子どもは、親の持ち物ではない。
親は、子どものよきパートナーでなければ。
……そうはいっても、子どもが何か問題を起こしたら、その責任は親にきますからね。
なかなか難しいところではあります。