プルサーマル差し止め求め提訴
プルサーマル差し止め求め提訴 08/09 19:10

玄海原子力発電所で実施されているプルサーマル発電について、「燃料の安全性に重大な問題がある」などとして、市民グループのメンバー130人が九州電力に対し、運転の差し止めを求める裁判を起こしました。

佐賀地裁に訴えを起こしたのは、玄海原発の周辺住民を含む市民グループのメンバー130人です。

訴えによりますと、玄海原発で行われているプルサーマル発電は、「使用されているMOX燃料の容器に構造的な問題があり、安全性が確保されていない」としています。

また、使用済みのMOX燃料が発電所内に長期間貯蔵されれば、環境汚染を引き起こす危険が少なくないとして、九州電力に対し、プルサーマル発電をやめるよう求めています。

九州電力は、「今後、訴状の内容を詳細に検討して適切に対応したい」とコメントしています。