現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 国政
  5. 記事

米国産牛肉輸入問題、3年ぶりに交渉再開へ

2010年7月23日19時32分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 山田正彦農林水産相は23日、米国産牛肉の輸入制限問題についてルース駐日米大使と会談し、2007年から実質的に中断している事務レベル協議を、家畜伝染病の口蹄疫(こう・てい・えき)の問題が終息した段階で再開することで合意した。会談後、山田農水相は、時期は「9月以降」との見通しを示した。

 日本は、米国で牛海綿状脳症(BSE)が確認された03年12月に米国産牛肉の輸入を停止。その後、輸入を再開したが、「生後20カ月以下」の牛に制限している。米国側は制限の段階的緩和を求めている。

 会談でルース大使は、「日本が口蹄疫問題に直面しているのは理解するが、早期に会合を開き、輸入制限問題を前に進めたい」と要望。山田農水相は「口蹄疫問題が一段落すれば、再開したい」と応じた。

 ルース大使は会談後、記者団に対し、「実りのある話し合いだった」と述べた。

 一方、山田農水相は「科学に基づいて食の安全が認められなければ、輸入条件を緩和する気持ちはない」としており、交渉が再開しても、問題解決にはなお時間がかかりそうだ。

関連トピックス

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

シャリシャリの食感 たっぷりの果汁とさわやかな甘さを楽しむ

総額1兆ドルの鉱物資源がアフガンに!? だが、「朗報」をめぐり疑問も提起されて…。

自民から民主への政権交代から10カ月。松本教授に、転換期の政治について聞いた。


    朝日新聞購読のご案内
    新聞購読のご案内 事業・サービス紹介