口蹄疫：県、民主県連に対策を要望−−基金創設など　／宮崎

　県は３１日、口蹄疫対策緊急要望と国の１１年度予算編成に向けた県の重点項目を民主党県連に提案した。口蹄疫の緊急要望は、再生・復興に向けた３００億円規模の基金や復興特区の創設が盛り込まれている。
　昨年の政権交代後、国への陳情活動は県連が窓口となった。民主県連による要望のヒアリングは、県電ホールで非公開であり、東国原英夫知事や各部長ら職員、井上紀代子県連代表や国会議員ら政策会議メンバーが参加した。
　冒頭、井上紀代子代表は「口蹄疫には心を痛めつつ、いい方向に向かうよう努力している。民主党が組む予算は今回が初めて。意見をしっかりと受け止め、国に要望したい」とあいさつ。東国原知事は「いずれも県民生活に直結し、県政発展に不可欠。口蹄疫からの復興対策にも全面的な支援を」と求めた。
　来年度予算に向けた提案は、農業活性化や高速道路、港湾といった社会資本の整備を求めるなど、県政全般にわたる内容となっている。【石田宗久】

８月１日朝刊

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