政府側に活動費要求し断られる 普天間の徳之島移設派団体米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鹿児島県・徳之島への誘致活動をしている住民団体「基地誘致推進協議会」が5月、政府側に活動資金100万円の提供を要求して断られていたことが11日、関係者への取材で分かった。 団体メンバー14人は5月16日、平野博文官房長官(当時)と鹿児島市のホテルで会談。その際、団体幹部が14人分の旅費や誘致活動のビラ代など100万円分の請求書を政府側に渡したが、翌日に拒否の電話が谷岡一会長(58)に来たという。 谷岡会長は「政府側の求めに応じて活動するのだから、要求は当然だ。このままでは資金が足りず誘致活動をやめざるを得ない」としている。 平野氏は会談で、島内3町長の説得など移設に向けた協力を求めた。 【共同通信】
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