フォロワー２０万人超も…最後は意味不明なつぶやき

　浜田容疑者は９３年に政界を引退後、「政治活動家」と称し、テレビ出演や講演活動などを行っていた。

　言いたい放題で型破りなキャラクターが受け、テレビ朝日「ビートたけしのＴＶタックル」（月曜後９・００）などに不定期で出演。最近では、７月９日放送の日本テレビ「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」（金曜後７・５６）で、「今だから言えるハマコー懺悔（ざんげ）の旅」との企画を設け、政治家人生で迷惑をかけた人などに謝罪し懺悔して回った。各局とも突然の逮捕に驚きながらも、レギュラー出演者ではないため「逮捕による影響はない」としている。

　浜田容疑者は一方で今年１月、ブログと、短文投稿サイトのツイッターを開始。ブログは６月以降、更新されていないが、ツイッターは１日に何度も投稿。政治に関するつぶやきもあり、フォロワー（登録読者）数はうなぎ上りに増加。視聴者がツイッターで参加するＴＢＳのバラエティー「革命×テレビ」（日曜後１１・３０）にも参加した。７月１２日には「おカネとはキタナク稼いでキレイに使うものである！！」との持論を展開している。

　ただ、今月４日には「あさってくらいにツイッターやめるかな」と書き込んだ。７日午前７時２３分に再開し「一気に２０００人以上フォロワーが増えて、今みてみたらフォロワー数２０万３４０人になってました！」と喜びをつづったが、その４分後には「熱帯夜、熱帯魚、熱帯雨林、渡り廊下走り隊」と意味不明の投稿。これが逮捕前の最後のつぶやきとなった。

　近年の活動拠点は東京・永田町の事務所。千葉県富津市にある自宅に帰ることはほとんどなかったという。昨年の衆院選や７月の参院選では靖一氏ら自民党候補の応援で街頭演説に立ちマイクを握ったが、年齢から足元がおぼつかない様子で、つえをついたり周囲に体を支えてもらうなど体力的な衰えもうかがえた。

[ 2010年08月11日 ]