4回、福島学の顔面に右ストレートを打ち込む芹江匡晋(右)=後楽園ホール(撮影・開出 牧)
「日本Sバンタム級タイトルマッチ」(9日、後楽園ホール)
日本スーパーバンタム級王座に挑んだ福島学(35)=花形=が、王者・芹江匡晋(伴流)に7回終了TKO負けを喫し「自分の中では完全燃焼した」と、16年間の現役生活に別れを告げた。
00年2月に日本同級王座に就き、02年8月にはWBC世界同級暫定王者オスカー・ラリオス(メキシコ)に挑戦して8回TKO負け。03年4月には東洋太平洋同級王座を獲得、同8月に陥落した。今回は7年ぶりの王座復帰を目指して残り火を燃やしたが、王者に2度目の防衛を許し「ぶっ壊れる前にやめる」と、引退を決断した。
(2010年8月9日)