歓迎のレイを受け拍手で迎えられ笑顔を見せる小林可夢偉と白井尼崎市長(左端)=尼崎市・三和本通商店街(撮影・神子素慎一)
F1ドライバーの小林可夢偉(23)=ザウバー・フェラーリ=は10日、故郷である兵庫県尼崎市の白井文市長を表敬訪問した。市役所ではファンや職員ら約400人が『おかえり〜』の大合唱で出迎え。「すごく恥ずかしかった」と地元の熱烈歓迎に汗をぬぐった。
市長にあいさつした後は、自身の“原点”である『三和本通商店街』へ移動。「小さい時に自転車で駆け抜けてた」とヤンチャだった少年時代に思いをはせた。“尼っ子の星”の登場に商店街は一時騒然。すし詰め状態の中、ゆっくりと思い出の通りを練り歩いた。
「3月に来た時と雰囲気が変わってた。たこ焼き屋のおばちゃんに『サインちょうだい』って言われた」と苦笑い。日本各地でF1をPRし続けた23歳は、次戦・ベルギーGP(29日・決勝)に向け23日に再び欧州へ飛び立つ。
(2010年8月11日)