日本サッカー協会の大仁邦彌副会長(65)が10日、福島Jヴィレッジで行われた全日本女子ユース(Uー15)選手権を視察し、新体制初戦のパラグアイ戦(9月4日・日産ス)を指揮するための次期監督との交渉期限を15日とした。
新監督が9・4で指揮を執るには労働ビザが必要で「ベンチに入ると働いたと見なされる。ビザがないとスタンドで見ることになる」と大仁副会長。小倉会長は期限を「20日でもいい」としていたが、同副会長は「20日では厳しい。14、15日あたり」と今週中に合意しなければ、原委員長らを代行監督に立てる方針を明かした。
日本協会の原技術委員長は元ポルト監督のビクトル・フェルナンデス氏と交渉中。代理人と年俸、契約年数などを調整しているが、大仁副会長は「色々な話を詰めている。あと1日、2日で決まるという状況じゃない」と改めて説明した。それでも、メンバー選考も含めて「まだ間に合うと思っている」と同副会長は話し、新監督の下での始動を目指すことを強調した。
(2010年8月11日)