若い女の水着姿 これを撮ったら逮捕される
【政治・経済】
2010年8月4日 掲載
警部だってしくじった
他人事と思えないのが埼玉で起きた“盗撮”事件だ。埼玉県警の50代の警部が、川口市で開催された国体予選の水泳大会をビデオカメラで撮影。県警は迷惑行為防止条例違反で捜査を進めている。警部が追及されてるのは無許可で撮影したからだ。埼玉県水泳連盟がこう説明する。
「水着姿のきわどい写真を撮られないよう撮影許可を取ってもらっています。たとえ親御さんであっても事前に申請書を配り、記入した書類に水泳部の監督が押印して提出。IDカードを発行する決まりです」
部外者にわいせつな写真を撮られないための防衛策。警部はこのIDカードをぶら下げていなかったから通報されたわけだが、サラリーマンにとって心配なのがプールや海水浴場での撮影だ。自分の子供を写すつもりだったのに、水着の美女を見たら撮りたくなるのが男の生理というもの。どんな行為が罪に問われるのか。「アディーレ法律事務所」の中西和宏弁護士に聞いた。
「わが子を撮ったときに水着女性が写りこんでいたとか、女性を入れた雑感写真を撮るぐらいなら問題ないでしょうが、意図的に胸の谷間やお尻をアップで撮るのは女性を“羞恥(しゅうち)させる行為”となり、捕まる可能性が出てきます。股間部のアップはとくに女性が恥ずかしがるため、さらに言い逃れができなくなるでしょう」
水着から陰毛や乳首がはみ出ているところを撮ると、限りなくクロに近くなる。女性の近くにわざと子供を立たせて写しこむのもアウトだ。
「背伸びをしたり箱や脚立に乗って撮るのはさらにダメ。悪質とみなされてしまいます。女性が気づかない場所から望遠レンズで狙うのも悪質。相手が拒否できないからです。無難なのは撮るときに“いいですか?”と承諾を得ること。あるいはきちんとカメラ目線で笑っている写真であれば、問題にならないはずです」(中西和宏氏)
迷惑行為防止条例の罰則は東京都なら6カ月以下の懲役と50万円以下の罰金。これが神奈川県だと1年以下、100万円以下と厳しくなる。湘南の海で写真を撮るときはご注意!
「水着姿のきわどい写真を撮られないよう撮影許可を取ってもらっています。たとえ親御さんであっても事前に申請書を配り、記入した書類に水泳部の監督が押印して提出。IDカードを発行する決まりです」
部外者にわいせつな写真を撮られないための防衛策。警部はこのIDカードをぶら下げていなかったから通報されたわけだが、サラリーマンにとって心配なのがプールや海水浴場での撮影だ。自分の子供を写すつもりだったのに、水着の美女を見たら撮りたくなるのが男の生理というもの。どんな行為が罪に問われるのか。「アディーレ法律事務所」の中西和宏弁護士に聞いた。
「わが子を撮ったときに水着女性が写りこんでいたとか、女性を入れた雑感写真を撮るぐらいなら問題ないでしょうが、意図的に胸の谷間やお尻をアップで撮るのは女性を“羞恥(しゅうち)させる行為”となり、捕まる可能性が出てきます。股間部のアップはとくに女性が恥ずかしがるため、さらに言い逃れができなくなるでしょう」
水着から陰毛や乳首がはみ出ているところを撮ると、限りなくクロに近くなる。女性の近くにわざと子供を立たせて写しこむのもアウトだ。
「背伸びをしたり箱や脚立に乗って撮るのはさらにダメ。悪質とみなされてしまいます。女性が気づかない場所から望遠レンズで狙うのも悪質。相手が拒否できないからです。無難なのは撮るときに“いいですか?”と承諾を得ること。あるいはきちんとカメラ目線で笑っている写真であれば、問題にならないはずです」(中西和宏氏)
迷惑行為防止条例の罰則は東京都なら6カ月以下の懲役と50万円以下の罰金。これが神奈川県だと1年以下、100万円以下と厳しくなる。湘南の海で写真を撮るときはご注意!