「高校総体第14日」(10日、沖縄県立武道館)
柔道男子100キロ超級で、田上創(東京・戸山)が王子谷剛志(東海大相模)に敗れ、準優勝となった。多くの生徒が有名大学に進学する学業の名門都立で柔道部員は田上のみ。練習は自ら早大や中大に足を運び技を磨く。2年生の10月からは陸上部にも所属し、短距離走と投てきを練習。砲丸投げは南関東11位の実力を持つ。
柔道の強豪大学から多くの誘いを受けるが「国公立に行きたい。推薦で行くつもりはない」とあくまで文武両道を貫く。8日まで「センター(試験)の勉強をしていた」という逸材は「日本の国旗をつけたい」と大学進学後に世界の舞台で活躍することを誓った。
(2010年8月10日)