温暖化対策法案:「排出量上限」外される可能性−景気、支持率後退で
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aFPf74I1gBmo
> 1日付の日本経済新聞朝刊によると、鳩山内閣の支持率は43%と1月の前回調査から2ポイント低下した。
>不支持率は2ポイント上昇の49%。鳩山首相や小沢一郎幹事長の政治資金問題などで支持率と不支持率の
>差が広がっている。
>
> 鳩山首相は内外に環境政策を重視している姿勢を打ち出しているが、地球温暖化対策でも後退の印象が
>強まれば支持率を下げる要因になりそうだ。
33 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 00:19:36 ID:zn31R/Tv
前スレで紹介したように、民主党が「キャップ&トレード法」を断念して、排出権取引を含まない、よりビジネスや
国民に受け入れられやすいCo2削減のための法案を起草していて、来月上院に提示する。これは民主党が終
にキャップ&トレードの問題の多さ(特に排出権取引)を認めたことを証明していて、ある種歴史的。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/02/26/AR2010022606084.html?hpid=topnews
Senators to propose abandoning cap-and-trade By Juliet Eilperin and Steven Mufson
Washington Post Staff Writer Saturday, February 27, 2010
しかし、これはアメリカで革新陣営や環境主義者のこれまで進めてきた政治運動について、民主党が大きな方針
転換をしたことを意味するので、環境左翼は早速この民主党の路線に反対の姿勢を表明している
http://thehill.com/blogs/e2-wire/677-e2-wire/84027-enviros-energy-only-plan-doesnt-cut-it
Enviros: ‘Energy-only’ plan doesn’t cut it By Ben Geman - 02/27/10 09:05 AM ET
民主党の新しいCo2規制政策に環境運動団体が反対を表明 By Ben Geman ザ・ヒル、27日
国内の14の環境運動を行なう団体が、民主党の「キャップ&トレード法」に変わる新たな提案に抗議する書簡を発表
している。この書簡は(PDF):
http://thehill.com/images/stories/blogs/energyletter.pdf
民主党の新たな政策方針に反対の署名をした14の環境運動団体は:
Blue Green Alliance、 Clean Water Action、 Earthjustice、 Environment America、Environmental Defense Fund、
League of Conservation Voters、 National Audubon Society、National Wildlife Federation、 Natural Resources
Defense Council、 Pew Environment Group、Physicians for Social Responsibility、 Sierra Club 、Union of
Concerned Scientists、World Wildlife Fund
--------------------------------------------------------------------------------------
これは面白そうな動き。民主党のやっていることは中間選挙に向けて余りにも左寄過ぎるキャップ&トレード
を廃棄して、国民やビジネスの反発の少なそうなCo2規制を法制化するというもので、民主党中道派による
ダメージコントロールの動きと思う。しかし民主党左派や、民主党を取り巻く極左系の市民運動などはこれを
認める事が出来ない様に見える。成り行きによっては民主党中道派勢力と極左勢力の喧嘩にも無りかねない
▼ 37 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 00:32:22 ID:zn31R/Tv
>>33
キャプ&トレード法に変わる新しい法案に反対の書簡に名を連ねている環境運動の団体は、影響力の大きな
重要なものを含んでいて、それは、この議会の動き(キャップ&トレード方の断念)が環境運動に与えるインパ
クトの大きさを示していると思う。
昨年のコペンハーゲン・サミット(COP15)の失敗、クライメートゲート事件、相次ぐIPCCの報告書の誤りの発見、
パチャウリIPCC議長への辞任要求の動きと続いてきた一連の「反動」の結末が、この「キャップ&トレード法断
念」なので、90年代から盛り上がってきた環境左翼の運動が、ここにきて分水嶺を迎えているのかもしれない。
▼ 38 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 00:40:38 ID:zn31R/Tv
>>37
デボァ国連温暖化問題・政治交渉代表の辞任も追加。おそらく、キャップ&トレード法の断念で、メキシコ・
カンクンで予定される、今年末の国際会議での「拘束力のある主要国のCo2削減数値目標の合意」は完全
に死亡(見込みがなくなってしまった) 鳩山イニシアチブの見事の成り行きと思えて笑える。民主党(と国内
メディア)と言うのは、東アジア共同体とか、言っていることが5年から10年くらい、時代の流行から遅れている
▼ 55 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 04:27:45 ID:zn31R/Tv
>>33 >>37 >>38
ワシントン・ポストの報じた「ケリー・グラハム・リーバーマン・フレームワーク」(飴の上院議員のキャップ&
トレード法案に変わるCo2排出規制法案)について、温暖化問題にフォーカスしているブログのコメンタリー
http://climateprogress.org/2010/02/27/graham-kerry-lieberman-almost-ready-to-run-their-bipartisan-climate-and-clean-energy-bill-up-the-flagpole/
Graham, Kerry, Lieberman almost ready to run their bipartisan climate and clean energy bill up the flagpole
But will 60 Senators salute? February 27, 2010
グラハム・ケリー・リーバーマン上院議員等の新たな提案がぶち上げられているが、上院通過に必要な60議席を
獲得出来るであろうか?
(1)この法案の具体的詳細は固まっていない。ワシントン・ポストの記事はリークに近いもので、別の言い方をすれば
上院への提案に先立ち「アドバルーン」をあげて様子を見ようと言うことであろう
(2)筆者が得た独自ソースの情報では、記事の言うガソリンへの「炭素税」構想と言うのは、普通の意味での炭素税
とは異なり、「炭素税とキャップ&トレードの中間」にあたる複雑な仕組みで、そのために最終結論がまとまってい
ない
(3)いずれにせよアメリカ国民にとってのガソリンへの増税は大きな問題で、それを含む法案が議会通過できるかは
大きな疑問
(4)記事の中で検討中とされている「Cap and dividend」はいろいろ議論されたことはあったけでど、とてものことに
現実的な法案内容にはならない。
(5)大統領と民主党議会勢力は、現在、医療改革法案を成立させるべく悪戦苦闘中であるから、この医療改革法案
の決着がつくまで、次の大型案件に取り掛かる余裕はない。また医療改革法案の成り行きによって政治状況が
変化することも有り得る。そのため、内容の不確定なこの新法案について本格的な検討や議論がおこるは、まだ
先のことになる。
▼ 56 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 06:16:45 ID:zn31R/Tv
>>33 >>37 >>38
予想どおり、すでに一部の民主党左派(極左)の議員からは、このフレームワークに反対してキャップ&トレード法
を推進すべき、と言う声が上がっている。言わば、9条教とおなじで温暖化教とでも(ry
http://wonkroom.thinkprogress.org/2010/02/26/perriello-spineless-crisis/
Rep. Tom Perriello Tells ‘Spineless’ Senate To Get ‘Its Head Out Of Its Rear End’ And Confront Climate Crisis
Rep. Tom Perriello (D-VA) is “sick” of the “insider baseball crap” dominating the Senate debate over global
warming and energy reform. In an interview with Grist, the first-term congressman stated in no uncertain terms
that the country is at risk from global warming and our economy is at risk of losing the clean energy race. Like
Sen. Bernie Sanders (I-VT), Sen. Lindsey Graham (R-SC), and Sen. Jeff Merkley (D-OR), Perriello has not one
lick of sympathy for those in the Senate who deny these threats(ry
39 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 01:13:24 ID:zn31R/Tv
キャップ&トレード法を断念して、来月提案予定の法案というのは「ケリー・グラハム・リーバーマン・フレームワーク」
とか「トライパルチザン・フレームワーク」とかいわれているらしいけれど、内容の詳細がまだ良くわからない。
今のところ手に入る資料は
(1)ジョン・ケリー上院議員のサイトにある記者会見記録(オーディオファイル)
http://kerry.senate.gov/congress/kglpressconf.cfm
(2)ケリー、グラハム、リーバーマンの共同署名したオバマ大統領宛書簡、(新しい提案の説明)
http://kerry.senate.gov/newsroom/pdf/Climate_Framework.pdf
(3)記者会見でメディアに配布されたと思われる資料
http://enviroknow.com/2009/12/10/kerry-graham-lieberman-framework/
43 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 01:42:00 ID:zn31R/Tv
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022701000274.html
国連機関、IPCC運営再検討へ 問題相次ぎ独立委設置 2010/02/27 10:09 【共同通信】
【ワシントン共同】ロイター通信によると、国連環境計画(UNEP)は26日、科学者らで構成し、地球温暖化に関
する知見の評価などを行う「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の運営方法を再検討するため、独立委員
会を設けることを決めた。
IPCCがまとめた第4次報告書で「ヒマラヤの氷が2035年にも消失する」とした記述に誤りが見つかったほか、
オランダで海水面より低い国土の面積が実際より誇張されて記されるなど、相次いで問題が見つかったことが理由。
独立委員会では組織の在り方など信頼性を高める方法が話し合われるという。
IPCCはUNEPと世界気象機関(WMO)が共同で設立した組織。京都議定書に続く温暖化対策の新たな枠組み
づくりに向けた国際交渉の土台となるデータを提供している。07年にはゴア元米副大統領とともにノーベル平和賞
を受賞した。
--------------------------------------------------------------------------------------
この記事もそうなのだけれど、表面的に嘘は書いていない。しかし、実際にはIPCC改革のための「独立系」の
調査機関というのがIPCC議長等の主張した「内部調査」へのUNEPガバニング・カウンシルでのドイツなどの反発
から決定したという、重要な事実を隠している。国内メディアと言うのは、こういう程度の低いことをやって読者を意
図的にミスリードする。
64 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 08:42:21 ID:zn31R/Tv
http://www.nytimes.com/2010/02/28/opinion/28gore.html?hp
OP-ED CONTRIBUTOR
We Can’t Wish Away Climate Change By AL GORE Published: February 27, 2010
地球温暖化から、単なる希望だけで逃れる事は出来ない By アル・ゴア NYT寄稿評論、27日
----------------------------------------------------------------------------
これは、アル・ゴアの書いている地球温暖化脅威論というか、温暖化教宣教師の説教と言うか、まあそういう類の
もので、読んでみると呆れる。オーム真理教にもフォロワーはいたので、ゴアに従う人もいるのだろうけれど(ry
今更、こういう代物を掲載するNYTもNYTというべきで(ry
▼ 353 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/02(火) 18:44:49 ID:ZkG9WTrY
>>64
アルゴアって日本で言えば社民党みたいにすでにあっちの世界に逝っちゃって
いる人物だったんだな。
45 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 02:09:28 ID:zn31R/Tv
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/100228/env1002280023000-n1.htm
【25%の危機】(中)新たな負担 いまだ“藪の中” 2010.2.28 00:21
政府が昨年末に発表しようとして、結局は“お蔵入り”となった資料がある。
■お蔵入りの資料
鳩山政権が掲げる主な温暖化対策は、企業や個人の大きな負担を強いる。
例えば二酸化炭素(CO2)を排出する石油や石炭などにかかる「地球温暖化対策税」(環境税)や、CO2排出が
一定の枠を超えた企業に資金拠出を求める「排出量取引制度」。太陽光など再生可能エネルギーで作った電気
を電力会社に買い取らせる「固定価格買取制度」もそうだ。
ただ、年2兆円の環境省案が示された環境税は、政府税制調査会がこれから検討を本格化させるところ。固定
価格買取制度は、経済産業省が議論を始めたばかりだ。環境関連政策では、エコカー減税やエコポイント制度
などの家計支援策が先行するが、新たな負担がどんどん加わる懸念は払拭(ふつしよく)できない。
■恣意的な試算も
一方、負担に敏感な産業界は、独自のシミュレーションを始めている。環境税創設に伴う電力業界の負担は年
4300億円で、排出量取引制度では約5千億〜1兆円。固定価格買取制度の費用は1兆3千億円−。電気事
業連合会は20年時点での業界への影響をこう試算した。出力が不安定な再生可能エネルギーを大量導入し
たときに備える送電網の増強には、7兆円もの巨額投資が必要だという。
電事連は、環境税などの制度設計は「国民全員が公平に負担する制度にすることが重要だ」と訴える。それは
電気料金の引き上げを意味し、企業にとっても大幅なコスト増となる。そのときどうなるか。エネルギーをたくさん
使う素材メーカーなどは人員削減などのリストラが迫られるだろうし、規制の緩やかな途上国などに生産拠点を
移し、産業の空洞化が加速する可能性もある。これに対し政府は、太陽電池の生産拡大などを例に挙げ、産業
活性化や雇用創出といったプラス効果を主張する。
小沢鋭仁環境相は、温暖化対策が経済に与える影響について「鳩山政権がやりたいことを本当に応援してくれ
る」ようなメンバーで再試算すると言うが、日程も人選も固まっていない。政府に可処分所得の分析結果を提出
した慶応大の野村浩二准教授は「コストとメリットを体系的に考えず、都合のよいものを積み上げていくのは特殊
な議論だ。絵に描いたもちになりかねない」と語る。試算が恣意的に行われる懸念は消えない。
▼ 46 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 02:15:32 ID:zn31R/Tv
>>45 民主党の、歴史的な三大DQN政策
(1)予算の「無駄、20兆円」見つけ出し、削減して、これを財源に(増税無く)子供手当て、高校無償化を実現します
(2)Co2の90年比「25%削減」を実現します
(3)「沖縄基地問題」を解決し、沖縄の負担を減らし、「日米関係の対等化」を実現します
61 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 08:30:15 ID:zn31R/Tv
http://www.reuters.com/article/idUSTRE61Q2QU20100227?type=politicsNews
Senators seen ditching cap and trade in new bill
上院議員等が、キャップ&トレード法を捨てて、新たなCo2削減の法案を提示へ ロイター、27日
WASHINGTON (Reuters) - Three senators are seeking to radically overhaul stalled climate legislation by proposing
to dump broad cap-and-trade provisions and take a sector by sector approach to cutting greenhouse gas
emissions, a White House official and leading U.S. newspaper reported.
ジョン・ケリー、グラハム、リーバーマンの三人の上院議員は、上院で審議予定のゆきづまっているキャップ&トレード
法をラディカルにオーバーホールする法案を準備し、温暖化ガスをセクターごとに異なる対応によって削減する提案
を行なう。米国の主要紙やホワイトハウス高官が、その法案について語っている(後略)
-----------------------------------------------------------------------------------
ワシントン・ポストの報じた「ケリー・グラハム・リーバーマン・フレームワーク」のロイターの報道だけれど、通常のロイ
ター記事に比べて程度が低く、内容も的確ではない。ロイターはこの手の温暖化問題のリアクションナリーについて
の報道には及び腰で、記事の出来が比較的に良くない。もっともNYTに至っては、そもそも報道していない。
102 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 12:33:33 ID:zn31R/Tv
http://www.gosanangelo.com/news/2010/feb/27/epa-delays-planned-regulation/
ALEX MILLS: EPA delays planned regulation By Alex Mills Posted February 27, 2010 at 7:46 p.m.
米国・環境庁(EPA)は3月予定のCo2規制開始を、2011年まで延期したわけだが By Alex Mills 27日
SAN ANGELO, Texas ? The U.S. Environmental Protection Agency, under pressure from many state and federal
groups, has decided to delay until 2011 its planned regulation of greenhouse gases. The regulations proposed by
EPA would for the first time include stationary sources and would, in effect, put in place a climate change policy
that the U.S. Congress has not yet been able to pass. EPA had set a March deadline for implementation of the
new regulations, but a ground swell of opposition made the EPA rethink its strategy.
米国環境庁(EPA)は温暖化ガス規制(行政規則による規制)を、多くの州と連邦レベルのグループの反対にあって
3月からの開始予定であったものを2011年まで延期した。EPA規制への多くの反対意見(および訴訟)により、戦略
の再考に至ったもので、もとよりEPAの計画していた新たな規制は行政レベルで行なう判断であり、議会での(キャ
ップ&トレード法の)立法の遅れから先行的に実施を考えていた。
Even the Obama administration’s own Small Business Administration has pointed out some problems with the
proposed rule. The SBA’s Office of Advocacy alleges that EPA did not comply with federal law before proposing
its pollution regulations. It wants EPA to convene a panel to examine the effects the proposed pollution rules
would have on small businesses, small communities and small nonprofit associations.
オバマ政権内部にさえ、中小企業庁のようにEPA規制の問題点を指摘する向きがあった。中小企業などへのインパ
クトについて検討を行なうべきとしていた。
A conservative watchdog group filed suit last week against the EPA and the Energy Department after failing to
gain access to documents on the role White House adviser Carol Browner played in crafting several climate
change policies. Additionally, 40 senators have signed on to an effort by Sen. Lisa A. Murkowski, R-Alaska, to
nullify the EPA endangerment finding. Three Democrats have been willing to co-sponsor the legislation, but
Senate sources suggest a number of others may be willing to vote for the bill.
EPAとエネルギー省の規制に対して保守派のグループがEPAに訴訟を起こしており、ホワイトハウスのアドバイザー
であるCarol Brownerが温暖化対策に対して果たしている役割について文書を公開するよう求めていた。さらに
Lisa A. Murkowski共和党上院議員の提案したEPAの規制を停止する法案には40人の上院議員が署名していた。
▼ 103 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 12:34:15 ID:zn31R/Tv
>>102 (続き)
The business community has expressed dissatisfaction with EPA’s attempt to enact GHG regulations. In addition
to vocal opposition from oil and gas producers, EPA has heard cries of opposition from groups such as the
National Association of Manufacturers and the U.S. Chamber of Commerce, who along with 17 other groups and
12 Republican congressmen, filed a lawsuit in the U.S. Court of Appeals, D.C. Circuit.
Clearly, many believe that EPA regulations restricting GHG emissions will send the U.S. economy off the cliff, and
they are working to prevent EPA’s overzealous regulatory action.
ビジネス・コミニティはEPAの規制に不満を表明し石油ガス業界からの反対もあった。全米製造業協会や全米商工
会議所の反対、さらに17のグループや12人の共和党議員が訴訟に参加していた。此れ等の反対意見はEPA規制
が経済に悪影響を及ぼすとして規制実施を食い止めるべく行動した。
▼ 104 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 12:39:57 ID:zn31R/Tv
>>102 >>103
国内では報道されていないが、このEPAの強引なCo2規制強化(議会での立法を伴わない、行政規則の見直し
強化による一方的な政策実施)については反対意見が盛り上がっていて、共和党議員、全米商工会、全米製造業
協会、石油ガス業界などが反対していた。
EPA長官はオバマ政権でも極左に属する環境派で悪名が高い。訴訟事件などのごたごたを経て、EPA側が戦略変更
で一歩引いた形になっているわけだけれど、こういうEPAの戦略変更の起こる背景はIPCCの権威失墜(EPAは規制
の根拠にIPCC報告を据えていた)やキャップ&トレード法の死があると思う。
121 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 14:37:28 ID:zn31R/Tv
http://wattsupwiththat.com/2010/02/27/archibald-on-stellar-to-climate-linkage/
Archibald on stellar to climate linkage 27 02 2010
The Warning in the Stars By David Archibald
気象変動と太陽活動の関連についてのポートレート:太陽からの警告 By David Archibald
科学的なエッセイと言うべきもので、論文では無いにせよ(科学的)論拠が明瞭なもので、かつ読んで面白い
といった文章。しゃれたスタイルの文章だと思う。内容は、過去2000年の太陽活動の変動と気象変動の関連
を述べているもの。
To sum up, let’s paraphrase Dante: The darkest recesses of Hell are reserved for those who deny the solar
control of climate.
232 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 03:26:45 ID:Dw34SBnG
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/science/genetics/article7043956.ece
From The Sunday Times February 28, 2010
Polar bear is a ‘new’ species:Polar bears may have come into existence only 150,000 years ago, when trapped
brown bears had to adapt to an ice age by Jonathan Leake
北極熊は気候変動に対応して生まれた新種であることが研究の結果解った ロンドンタイムズ、28日
アイスランド大学のOlafur Ingolfsson教授が北極のPoolepynten, Svalbard (Latitude: 78° 27' 0 N, Longitude:
11° 54' 0 E) で発見した熊の骨の研究から、北極熊というのは13万年前に、ブラウンベアが生き残るために
急速に氷河時代に対応して生まれた新種であると発表した。
教授によれば、北極圏で発掘した半化石化した熊の骨は110,000-130,000年前のもので、最古の北極圏の熊
の骨であり、成長した雄の骨でである。DNA分析によって北極熊とブラウンベアの親近性がわかっており、新種
は15万年前に生まれたと推測されている。またアラスカのブラウンベアは他の種よりも北極熊との親近性の高
い事が知られている。骨の発見で北極熊は比較的短い期間に新種として生まれたと推測されている。
地球の環境変化によって氷河時代やその後の温暖期を含めて、北極熊やそれに近しいブラウンベアなどの種が
対応して生き延びてきたと考えられる。ただし、その考えに反対する研究者もいる(後略)
One is the possibility that polar bears owe their existence not only to past climate change, including ice ages,
but have also survived at least one long period of global warming.
235 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 04:28:45 ID:Dw34SBnG
http://www.theaustralian.com.au/news/nation/cyclone-climate-link-rejected/story-e6frg6nf-1225835362678
Cyclone climate link rejected From: The Australian March 01, 2010 12:00AM
国連IPCC報告書の主張する、温暖化とサイクロンの関連性が否定された
RESEARCH by hurricane scientists may force the UN climate panel to retract its claims that greenhouse gas
emissions have caused an increase in the number of tropical storms. The benchmark 2007 report by the
Intergovernmental Panel on Climate Change said an increase in cyclone-force storms since 1970 was probably
caused by climate change.
国連IPCCの2007年報告書は温暖化ガスの排出により、1979年以降のサイクロンの増加がみられるとしている。
The IPCC added that the world could expect a big increase in such storms over the 21st century unless
greenhouse gas emissions were controlled. The warning helped turn hurricanes -- also known as cyclones or
typhoons -- into one of the most widely cited threats posed by global warming, with politicians including British
Energy Secretary Ed Miliband and former Us vice-president Al Gore describing them as a growing threat to
humanity.
IPCC報告書は、これに加えて温暖化ガスの増加で21世紀にはサイクロンが増加すると予測している。英国のエネ
ルギー大臣、Ed Milibandやアメリカのゴア前副大統領はこれを地球温暖化の与える脅威であると述べている。
The cover of some editions of Mr Gore's latest book, Our Choice, even depicts a world beset by super-cyclones
as a warning of what might happen if carbon emissions keep rising.
ゴア前副大統領の著書、Our Choiceでは温暖化のために世界はスーパーサイクロンの脅威に面すると言う。
However, the latest research, just published in the Nature Geoscience journal, paints a very different picture.
It suggests the rise in cyclone frequency since 1995 was part of a natural cycle and that several similar previous
increases have been recorded, each followed by a decline.
しかしながら最近のNature Geoscienceに発表された研究によれば1995年以降のサイクロンの増加は自然サイクル
の一部に過ぎず、サイクロンは同じような増加の時期と減少の時期を繰り返してきたという。
論文の共著者である、アメリカの国立ハリケーンセンターのChris Landseaは「我々はIPCCの主張とは大いに異なる
結論に達している」という。「ハリケーンはIPCCの言うよりも気温増加に対してセンシティブではなく、温暖化について
は多くの関心があるが、ハリケーンは関連しない」という
▼ 236 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 04:38:04 ID:Dw34SBnG
>>235
国連IPCC報告書の誤謬は立て続けに報告されている。問題は、例えばハリケーンの温暖化との関連性であれば
ハリケーン研究の専門家ではなく、WWFなどの環境圧力団体の、一部統計の浅い表面だけを見たプロパガンダが
「科学研究の結果」として扱われていること。同じことは、ヒマラヤ氷河の消滅、北アフリカの農業生産の半減、アマ
ゾンの熱帯雨林の激減といった黙示録的なプロパガンダに共通している。
237 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 06:47:11 ID:Dw34SBnG
<A turnaround>
オーストラリアは、ケビン・ラッド政権の進める過激な地球温暖化対策が政治的ディベートの焦点になっていて
ラッド政権の提案する炭素税導入は、これまで議会で阻止されてきた。オーストラリアでは政治的風向きが極
端から極端に振れやすいという伝統があるのだけれど、オーストラリアのABCニュースの評論に、温暖化につ
いて、風向きが変わった、という記事が掲載されている。
---------------------------------------------------------------------------------------
http://www.abc.net.au/unleashed/stories/s2832420.htm
1 March 2010
A turnaround on climate change by Alan Moran
地球温暖化対策の政治動向の反転 by Alan Moran
先月、英国のガーディアン紙は「大衆は地球温暖化への信頼を失った」というヘッドラインを掲げた。オバマ政権は
キャップ&トレード法案の議会通過を諦め、先週にはジョン・ケリー、リンゼイ・グラハム、ジョセフ・リーバーマンの上
院議員によるキャップ&トレード法に変わる提案が報道され、共和党のJames Inhofe上院議員はペンシルバニア大
学のDr Michael Mannや、コロンビア大学のDr James Hansenなどの科学者を地球温暖化の研究上の不正行為が
あるとして司法省に犯罪捜査を要請した。
And last week the Australian Industry Group whose CEO, Heather Ridout, has long been the chief industry
cheerleader for the ETS, announced it was conducting a review of all climate change policy options. The
Business Council of Australia is also reconsidering its support for the government’s ETS.
オーストラリア国内でも反転の動きがあって、オーストラリア産業協会のトップである Heather Ridoutは、従来長き
にわたって温暖化ガス規制法案の推進者であったが温暖化対策の政策オプションの見直しを行なうと発表した。
オーストラリア・ビジネスカウンシルも同様に政府の温暖化ガス規制案への支持を見直すとしている。
It is clear that in the space of the few months, since all the media attention was focused on green groups
Copenhagen street theatre, we have seen a marked turnaround in opinion.
数ヶ月前にコペンハーゲン会議では全てのメディアがグリーン運動のグループなどに焦点を当てていた。それ以来、
際立った世論の反転がみられる(後略)
*記事の後半では、クライメートゲート事件、IPCC報告書の誤謬などに触れて解説を行っている。
▼ 238 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 07:03:26 ID:Dw34SBnG
>>237
地球温暖化をめぐるさまざまの議論が、すぐに消えてなくなるとは思わないけれど、以前にここに書いたように
「グローバルな排出権取引市場」が出来るのかどうか、というのは影響力の大変大きな問題であり、その成否
はアメリカ国内の排出権取引市場の成立に賭けられている。それを法的に制度化するのがキャップ&トレード
法であるので、オバマ政権がこれを諦めたことは大きな変化で、この問題の分水嶺を超えたと思う。
今後共に政治的駆け引きや押し引きはあるのだろうけれど、この問題の長期的な成り行きの方向性は定まった
ように思える。勿論それは、産業の省エネ化、高効率化や化石燃料使用の効率向上などが必要でないというこ
とではなくて、カルトのような終末論的ドグマによって産業経済のメカニズムを一挙に変えようと言う無謀なアイデ
アが消滅するというだけのこと(ry
323 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/02(火) 18:04:19 ID:Nuv63hZa
http://www.abc.net.au/unleashed/stories/s2833577.htm
The politics of climate change is changing Tom Switzer
地球温暖化をとりまく政治状況が変化している by Tom Switzer 豪・ABCニュース
I mean that the politics of climate change is changing rapidly across the globe - most notably in Australia and the
United States. Whereas a few months ago, Ross Garnaut and Al Gore represented the conventional wisdom,
today they're dissident voices in Canberra and Washington. Whereas once Liberals and Republicans were kicking
against the trend, today conservatives have stolen the march in both Australia and the US.
私のここで指摘したいことは、気候変動対策の政治状況が世界的に大きく変化していると言うことで、特にアメリカ
とオーストラリアで顕著である。数ヶ月前にはRoss Garnaut(オーストラリアの温暖化論者の代表格)と Al Goreが
知識を代表するとみなされていたのだが、今では彼らはキャンベラとワシントンの一部の反対意見にすぎない。一時
は革新と保守の勢力が温暖化対策で激しい議論をしていたが、今では保守派がアメリカでもオーストラリアでも勝利
を手にした。
一体何が起こっているのだろう?何故、米豪両国で気候変動問題が、そんなにもドラマティックに変化したのだろう?
アメリカのキャップ&トレード法案やオーストラリアのETS(温暖化ガス規制法案)をめぐる政治状況が激変している。
幾つかの理由があるのだが、クライメートゲート事件、IPCCスキャンダル(地球温暖化論への大衆の信頼性を傷つけ
た)、コペンハーゲン会議の失敗、この冬の大寒波の襲来、数十年にわたる地表温度の変化のなさの確認、排出権
取引のカーボン価格の暴落とETSへの悪影響など。
オバマ政権やラッド政権の温暖化対策への反対は、それらが大幅な増税を伴うことに対するもので、経済成長の著
しい中国やインドがCo2排出規制に拘束されない中で、アメリカでもオーストラリアでもこの問題への取り組み方の
ふいんきが変化した。それに両国では今年中に予定されている選挙で革新勢力の多数派が保守勢力の攻撃で減
少する可能性が大きい。
オーストラリアでは18ヶ月前にはETS(炭素税などを含む温暖化ガス規制法案)の法制化は確実とみられていたの
だが・・・(中略)
12月にはほとんどの政治コメンテーターがETSへの反対を唱える野党(保守党)は次の選挙で破壊されると言ってい
たが、今では同じコメンテーターがETSで被害をうけるのは与党の労働党だと言っている。
430 名前:♭音叉♪ ◆YAMAHA//qE @株主 ★[sage ] 投稿日:2010/03/02(火) 20:50:01 神 ID:4vVWW+ob
「強力な温暖化基本法案を」 民主党議員ら集会で
政府が今国会に提出予定の地球温暖化対策基本法案に関し、内容が不十分になる恐れが強いとして、
環境保護団体が合同で2日、議員会館内で緊急集会を開催。参加した国会議員から、温室効果ガスの
排出削減を確実に実現する法律にすべきだとの意見が相次いだ。
集会には、約20人の与野党の国会議員が参加。保護団体側が、排出量取引制度は、事業者の生産量
当たりの排出量に上限を設ける方式でも容認し、排出総量の確実な削減につながるとは限らない仕組みと
なる方向で法案の協議が進んでいるほか、再生可能エネルギーの導入促進策も不十分となる恐れがある
ことを説明。民主党のマニフェスト(政権公約)に反する内容となる可能性も指摘した。
民主党議員から「温暖化対策は新政権の大きな目玉。ここは踏ん張らないといけない」「首相は『25%削減』
という数字だけでなく、二酸化炭素の排出が少ない社会をつくる政治的意思を示した。そのための骨太の
法案にしなければならない」などと、弱い内容の法案になることへの危機感が示された。
2010/03/02 20:04 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030201000937.html
▼ 437 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/02(火) 20:53:45 ID:bHank7tq
>>430
この20人のアホの子に含まれる野党議員は誰なんだ?
▼ 443 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/02(火) 20:58:03 ID:BBV/e9XM
>>430
これから本格的な激突か
543 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 00:58:35 ID:jmmEOHJP
<英国議会でのクライメートゲート事件、CRUの関係者のヒアリング>
http://wattsupwiththat.com/2010/03/01/phil-jones-on-the-hot-seat-not-sharing-data-is-standard-practice/
Phil Jones on the hot seat ? not sharing data is “standard practice”
国内メディアが報道することはないのだけれど、英国議会でクライメートゲート事件の関係者のヒアリングがあり、
ガーディアン紙は実況ブログを掲載するという注目ぶりで、この問題への関心の高さを示している。ヒアリングは
予想通り温暖化擁護派と批判派の両者が主張を繰り返して水掛け論みたいになっているのだけれど、ひとつ新
たな問題が。
CRUの所長である、クライメートゲート事件の中心人物の一人、Phil Jones教授に対して「論文の元になっている
気象データや、そのモデル・プログラムを公開せよとの要請に答えていないのは何故か?」という質問があって
彼の返答は「データやモデルを公開するのは通常の常識ではない(it was not ’standard practice’)」というもの
で、これが各方面にブーイングを呼んでいる。
http://wattsupwiththat.com/2010/03/01/royal-statistical-society-backs-models-and-data-in-the-public-domain/
Royal Statistical Society backs “models and data in the public domain” 1 03 2010
CRU所長のPhil Jones教授のいう「科学論文のデータやモデルの非公開は常識」という発言に多くの科学者から
批判が出ている。その代表例は↑にある英国の「ローヤル統計学会(RSS)」で、科学論文のモデルやデータは
(論文が公表されるのならば)パブリックドメインに属すべき、とする声明文。
More widely, the basic case for publication of data includes that science progresses as an ongoing debate and not
by a series of authoritative and oracular pronouncements and that the quality of that debate is best served by
ensuring that all parties have access to the facts. It is well understood, for example, that peer review cannot
guarantee that what is published is ‘correct’. The best guarantor of scientific quality is that others are able to
examine in detail the arguments that have been used and not just their published conclusions. It is important that
experiments and calculations can be repeated to verify their conclusions. If data, or the methods used, are
withheld, it is impossible to do this.
The RSS believes that a crucial step in improving the quality of the debate on global warming will be to place the
data, the analysis methods and the models in the public domain.
▼ 553 名前:差し歯が欠けた… ◆ZRq5Gx2/.LpJ [sage] 投稿日:2010/03/03(水) 01:44:37 ID:TrcFVLpM
なんか2ちゃんも大変だね。
立場を超えて自由に意見交換できるというのは大きなメリットだが、
参加者が玉石混淆で、今回のような子供の遊びで他の板全体が迷惑を被るってのもなあ。
ということで、いつも行っている科学ニュース板がまだ復旧していないようなので、こちらで。
>>543
「科学論文のデータやモデルの非公開は常識」という議論の前に、
FOI法には「データが他のところに移管されているのなら、出さなくてもよい」という決まりがあるみたい。
Witholding data that belongs to others is legitimate
it was permissible to withhold data in response to FOI requests if it was owned by another party.
それで、CRUのデータは全て別の気象データベースで公開されていることが、EA大学側の「いいじゃん別に」の根拠になっている。
http://blogs.ft.com/energy-source/2010/03/02/bits-and-pieces-from-the-uk-parliament-climategate-hearing/
あまり、鋭い質問は無かったようで、
The key witness, Phil Jones, came through almost unscathed,
(重要参考人のフィルジョーンズは、ほぼ無傷だった)
という感想を述べた人がいるみたいだね。
565 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 02:42:35 ID:jmmEOHJP
http://www.theaustralian.com.au/news/opinion/time-to-turn-the-ets-off/story-e6frg71x-1225835818445
Time to turn the ETS off? March 02, 2010 12:00AM
ETS(オーストラリアの温暖化ガス規制、排出権取引法)を断念すべき時か? オーストラリアン、2日
IT looks like time for Kevin Rudd to consider turning off the emission trading scheme's political life support and
accept it was too pure an idea for the dirty world of international politics.
ラッド首相は排出権取引法案のETSを断念すべき時に至ったという現実を受け入れるべきと思える
With news US President Barack Obama might accept a bipartisan push in the US Senate to give up on the
cap-and-trade component of legislation to cut greenhouse gases, the idea that Australia can go it alone with
an ETS is almost impossible to justify. While acting independently may appeal to green activists who welcome
economic martyrdom, it will make no sense to ordinary Australians, who will wonder why we are still considering
increasing our energy costs by charging industry for emissions when India, China and now the US will not.
オバマ大統領がキャップ&トレード法を断念して、上院議員等の検討中の新たなCo2規制法案を受け入れるようだ
との報道があって、オーストラリアだけが独自に排出権取引を定めるETSを施行実施することは正当化が不可能の
ように思える。インド、中国、それにアメリカまでが、エネルギーコストの上昇に直結する排出規制と排出権取引を諦
めているなかで、如何にグリーン勢力が歓迎しようとも、オーストラリアだけがそれを行なうことは、普通のオーストラ
リア国民にはナンセンスである。
But the idea we can go it alone and impose costly cuts when we account for less than 2 per cent of global
emissions is based on symbolism, not sense. The argument we could benefit from first-mover advantage by
forcing industry to reduce emissions ignores the way it would hurt energy exporters competing against countries
that do not have similar schemes. And if the US acts to reduce emissions without a carbon cap-and-trade
scheme, the ETS will be irrelevant.
たとえオーストラリアだけがETSを法制化して厳しい環境規制を行ったとしても、世界全体の2%にしかならないオー
ストラリアの温暖化ガスを減らすことはシンボリックな意味しか無い。アメリカがキャップ&トレード法によらないCo2
削減を目指すのであれば、オーストラリアのETSは意味がなくなる。
*日本では、みんすとお花畑とメディアが、相変わらず2年遅れのアイデアを主張していて笑えるけど;
574 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 03:21:52 ID:jmmEOHJP
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100302/amr1003020254000-n1.htm
【あめりかノート】ワシントン駐在編集特別委員・古森義久 2010.3.2 02:54
■地球温暖化論への懐疑
「ヒマラヤの氷河が2035年までにみな解けてしまうという予測には根拠がなかった」
「アフリカの農業生産は20年までに半減するという予測も間違いだった」
「アマゾンの熱帯雨林はこのままだと40%以上が危機に直面するという記述にも科学的根拠はなかった」
「オランダの国土は地球温暖化のためにすでに55%が海抜ゼロ以下になったという発表もミスで、実際にはまだ
26%だった」
こんな事実が次々と判明し、米国では地球温暖化への疑念がどっとぶつけられるようになった。
これらの誤りは地球温暖化論のバイブルともされた国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」報告書に
厳然と記されていた。07年にIPCCが公表した3千ページもの報告書は温暖化の主犯を人為的な温室効果ガス
だと断じていた。その「実績」のために、IPCCは同年、同じ趣旨を自書『不都合な真実』などで説いたアル・ゴア元
副大統領と並んでノーベル平和賞を受けた。
ところが、その科学的報告書には途方もないミスがあったことが判明、IPCC当局者もその非を認めるに至った。
その結果、地球温暖化論への懐疑や批判が米国の議会や経済界で広がったのだ。
(略)
そんな状況下で温暖化論の最大根拠とされた国連報告書が間違いだらけだと判明したのだ。その契機はこの
報告書作成の中核を担ったイギリスの大学の教授がデータの意図的選別で温暖化を誇張したことを告白し、
世界の平均気温はこの15年間、上がってはいない事実をも認めたことだった。
米国議会では上院共和党の院内総務ミッチ・マコーネル議員はじめジム・デミント、ジム・インホフ両議員ら大物
たちが2月下旬、あいついで地球温暖化への疑問を再提起するようになった。経済界でもコノコやキャタピラーな
ど大企業3社がオバマ政権主唱の温暖化対策の推進組織「気候行動パートナーシップ」から離脱し、温暖化と排
出ガスとの因果関係の受け入れの揺れをにじませた。
575 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 03:22:34 ID:jmmEOHJP
国連側でも、IPCCと連携して温暖化に警鐘を鳴らしてきた「国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)」のイボ・デ
ブア事務局長が唐突に辞意を表明、取り組みの足並みの乱れを思わせた。
一方、ゴア氏は2月28日付ニューヨーク・タイムズに長大な論文を載せ、「小さなミスが真の環境変化をぼかすた
めに利用されている」と温暖化論の正しさを強調した。これまでよりもタブーの少ない新たな議論のドアが開かれ
た感じである。となると、日本への余波もつい予期させられるようだ。
>>>>日本への余波もつい予期させられるようだ。
さあ、どうかしらん?国内メディアやミンスに、それだけのインテリジェンスが(ry
▼ 576 名前:差し歯が欠けた… ◆ZRq5Gx2/.LpJ [sage] 投稿日:2010/03/03(水) 03:27:03 ID:TrcFVLpM
>>575
つか、>>574にはかなり事実誤認が多いのは置いといて、>>565にあるように、
>エネルギーコストの上昇に直結する排出規制と排出権取引を諦めている
このあたりが本音だわな。
567 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 03:01:07 ID:jmmEOHJP
オーストラリアのラッド政権(プロ環境派)は、経済刺激策と温暖化ガス規制を組み合わせた「大型グリーン振興
予算」をきめたのだけれど、この「グリーン振興」計画にいろいろと問題が起こっていて批判が高まっている。
WSJアジア版の社説
--------------------------------------------------------------------------------------
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704761004575096510945250090.html?mod=WSJ_latestheadlines
OPINION ASIA MARCH 2, 2010, 12:05 P.M. ET
Burning Down the House
When Australian Prime Minister Kevin Rudd unveiled a massive 42 billion Australian dollar ($38 billion) stimulus
package last year, he sold it as a far better response to recession than "to allow the free market to let rip."
Now like other national leaders who sprayed out taxpayer cash, he's finding government may not be as efficient
a savior as the market, after all.
The Auditor General launched an inquiry Friday into a A$175 green loans program that promised to provide free
energy assessments and interest-free loans, but is struggling to keep up with demand. Then there's the solar
-panel rebate program that ended up A$850 million over budget.
None of this is a great surprise. Australia's green stimulus, like its American cousin, was always more about
promoting liberal visions of wealth redistribution than actually spurring sustainable growth. Australians are now
paying for Mr. Rudd's mistakes.
こういう事態になるのは驚くべきことではなくて、オーストラリア政府の言うグリーン振興政策と言うのはアメリカンの
場合と同じように、リベラルの所得再配分をうながすと言うビジョンに基づいているので維持可能な経済成長に主眼
があるわけではない。オーストラリア国民は今やラッド首相の失敗のつけを支払っている。
*何処かの国で、お花畑の主張している政策を既に実行して、失敗を確認しているという社会実験があるわけで・・・
568 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 03:07:10 ID:jmmEOHJP
派遣労働者を禁止したり、企業にレイオフをしにくくさせる法律を作ると、失業率が上がって工場が海外に
逃げ出すことを確認したのはドイツのシュローダー政権。グリーン振興政策が経済成長や雇用創出に役
立たないことを確認中なのがラッド政権。こういう実験結果が出ているにも関わらず、お花畑は自分の考え
は無誤謬と思っているので、世界の現実を受け入れない。
606 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 09:02:44 ID:jmmEOHJP
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704754604575095323026455174.html?mod=WSJ_Opinion_LEFTTopBucket
A Climate of Inquiry:U.N.-appointed experts to probe the failures of the original U.N.-appointed experts.
国連IPCCは専門家のレビューを要請するというが、信頼性回復の効果があるとは思えない WSJ欧州版社説、2日
国連IPCCの報告書に幾つかのナンセンシカルな政治的プロパガンダが含まれていて、多くの批判を浴びている事件
に関連し、国連IPCCは専門家による報告書作成へのレビューを行なうと発表した。
In practice, what this means is that another U.N.-appointed panel of "experts" will convene to review the failures
of the original experts. This is less than reassuring.
これが何を意味するのかといえば、またひとつの国連の任命した「専門家」が、既にそこに集まっている専門家の
犯した過ちをチェックすると言うわけで、少しも安心させられるところが無い。
So far, the climate-change establishment's efforts at damage control in the wake of the climategate email leak
have left much to be desired.
気候変動のエスタブリッシュメントの行っている、クライメートゲートの惹起した騒動へのダメージコントロールには前
向きなところが伺えない。
(大幅に省略、英国で進行中のCRUのレビューに関わるgdgdについて批判的なコメントがある)
That is to say, the outcome of Mr. Pachauri's inquiry has already been determined?the science will be found to be
sound. Too bad for him that the IPCC is likely past the point where it can salvage its tattered reputation.
パチャウリIPCC議長への調査が既に示しているように、科学研究は確固たる信頼の上に築かれるべきものであり
困った事にはIPCCは、既にボロボロになったその評判を名誉回復する事が不可能な地点を、すでに通り過ぎている
と見られる。彼にとっては事態は最悪と言うべきものだ。
-------------------------------------------------------------------------------------------
*切れ味良すぎのWSJヨーロッパの社説。パチャウリIPCCを一刀両断して、全く歯牙にもかけない。
730 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 16:48:47 ID:Zki6bKC3
お花畑のお笑い集団が成立させようとしてる地球温暖化対策基本法案で世界の笑い物にもうすぐなりそう
反捕鯨、クロマグロ捕獲禁止のWWFジャパンが地球温暖化対策基本法案をプッシュしてる段階で真っ黒な法案じゃん
816 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 21:14:53 ID:jmmEOHJP
http://wattsupwiththat.com/2010/03/02/2001-2010-was-the-snowiest-decade-on-record/#more-16908
2001-2010 was the Snowiest Decade on Record 2 03 2010 Guest post by Steven Goddard
Rutgers大学スノーラボの統計:2001-2010は最も雪の多い10年となった
Now that we have reached the end of the meteorological winter (December-February,) Rutgers University Global
Snow Lab numbers (1967-2010) show that the just completed decade (2001-2010) had the snowiest Northern
Hemisphere winters on record. The just completed winter was also the second snowiest on record, exceeded
only by 1978. Average winter snow extent during the past decade was greater than 45,500,000 km2, beating out
the 1960s by about 70,000 km2, and beating out the 1990s by nearly 1,000,000 km2. The bar chart below shows
average winter snow extent for each decade going back to the late 1960s.
2001-2010年の北半球は、Rutgers大学スノーラボが統計を採り始めて最も降雪の多い10年となった。1990-2000年
に比べると降雪面積で1,000,000 km2以上大きい。また1960年代よりも70,000 km2程度大きい。(以下のグラフ参照)
北半球の降雪面積、10年当たり
http://wattsupwiththat.files.wordpress.com/2010/03/2000_decade_snow.png
1967-2010の毎年の北半球降雪面積
http://wattsupwiththat.files.wordpress.com/2010/03/winter_snow_extent_1967-2010.png
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