ほとんどのトヨタ車衝突は運転ミス=米政府調査
8時39分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル
意図しない加速によるとされたトヨタ車の衝突事故を調査している米当局は、これまでのところ車に欠陥はなく、運転ミスが原因とみられるとの中間報告をまとめた。
議会のスタッフを対象に10日、ワシントンで行われた説明によると、調査では58の事故データ記録装置(ERD)が解析された。これは航空機のブラックボックスに似たもので、衝突時に何が起きたかの情報を得られる。
運転者が意図しない加速があったと主張している事故を調べた中間報告は、トヨタ車に欠陥があることを示すデータはないという以外の結論は得られなかったとしている。
58件のうち35件は運転者が全くブレーキペダルを踏まなかったことが示され、14件では中途半端なブレーキ踏み込み、9件では衝突直前でのブレーキ踏み込みが示されたという。
このほか、ブレーキが踏まれたあと戻されたケースやブレーキとアクセルが同時に踏まれたケースがいくつかあり、ブレーキペダルがフロアマットに引っ掛かったケースも1件あった。5件ではERDが働かなかった。
当局は結論を下していないが、運転者が意図しない加速によると主張しているケースはペダルの踏み間違いによるものが多いことが示された。これはウォール・ストリート・ジャーナル紙が7月に関係筋の話として報じた内容と同じだ。
このトヨタ車に関する全米科学アカデミー(NAS)と米航空宇宙局(NASA)による合同調査はまだ続いており、現在はトヨタ車のソフトウエアと機械系統、および電磁干渉に対する脆弱性の調査が行われている。
議会のスタッフを対象に10日、ワシントンで行われた説明によると、調査では58の事故データ記録装置(ERD)が解析された。これは航空機のブラックボックスに似たもので、衝突時に何が起きたかの情報を得られる。
運転者が意図しない加速があったと主張している事故を調べた中間報告は、トヨタ車に欠陥があることを示すデータはないという以外の結論は得られなかったとしている。
58件のうち35件は運転者が全くブレーキペダルを踏まなかったことが示され、14件では中途半端なブレーキ踏み込み、9件では衝突直前でのブレーキ踏み込みが示されたという。
このほか、ブレーキが踏まれたあと戻されたケースやブレーキとアクセルが同時に踏まれたケースがいくつかあり、ブレーキペダルがフロアマットに引っ掛かったケースも1件あった。5件ではERDが働かなかった。
当局は結論を下していないが、運転者が意図しない加速によると主張しているケースはペダルの踏み間違いによるものが多いことが示された。これはウォール・ストリート・ジャーナル紙が7月に関係筋の話として報じた内容と同じだ。
このトヨタ車に関する全米科学アカデミー(NAS)と米航空宇宙局(NASA)による合同調査はまだ続いており、現在はトヨタ車のソフトウエアと機械系統、および電磁干渉に対する脆弱性の調査が行われている。
最終更新:8時39分