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会長宅からパソコンを押収 在特会事件

2010年8月11日

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 京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の授業を街宣活動で妨害したとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の幹部らが逮捕された事件で、京都府警が、東京の会長宅からパソコンを押収したことが捜査関係者への取材でわかった。府警は家宅捜索した関係先12カ所で押収した資料約130点を分析し、組織の実態解明を進める。

 10日に逮捕されたのは、在特会副会長で電気工事業川東大了(かわひがし・だいりょう)容疑者(39)と、同会京都支部運営担当でマンション管理業西村斉(ひとし)容疑者(41)のほか、友好団体「主権回復を目指す会」(主権会、事務局・東京)の元関西支部長で会社員中谷辰一郎容疑者(41)=大阪市西淀川区=と、主権会の元関西支部事務局長でスナック経営荒巻靖彦容疑者(46)=兵庫県尼崎市。4人は威力業務妨害と名誉棄損、暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)の容疑を認め、「日本のためにやった」などと供述しているという。

 一方で府警は、同初級学校が市の許可を得ず、隣接する児童公園にスピーカーやサッカーゴールなどを設置していたとして、学校関係者から都市公園法違反の疑いで任意聴取を始めたと発表した。

 メンバーの逮捕を受け、在特会の桜井誠会長は動画サイトで「このような容疑で逮捕されるいわれは全くないと信じている」と主張。同校の金志成(キム・チソン)校長は談話で「一罰百戒となり、民族差別がない社会となるよう願う」とし、公園の占有については「事前に市の了解を得ていると認識していた」と述べた。

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