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オランダ雇用革命:/上 育児楽しむ「正社員パート」(1/4ページ)

2人目出産を機にパートタイムとなったマッカーさん。「子どもと過ごす時間が増えた」と話す=「KPN」のオフィスで
2人目出産を機にパートタイムとなったマッカーさん。「子どもと過ごす時間が増えた」と話す=「KPN」のオフィスで

 サッカーが強いだけではない。今、先進国はどこも失業率の高さが悩みのタネだが、オランダは数少ない例外だ。男の育児は当たり前。子どもの幸福度は世界一。どうしてそんなことが可能なのか? かつては経済が停滞し、社会保障費の負担が重くのしかかり、失業率も高かった。どん底から回復したのは「フレキシキュリティー」という政策を導入したことがきっかけだ。オランダの雇用と福祉の現場を訪ねた。【野沢和弘】

 ◇フルタイムと同待遇 失業率減り経済活性化

 オレンジ色がやけに目につき、街全体が沸き立っているのはW杯でオランダチームが決勝進出を決めた週だったからだ。総合情報通信企業「KPN」の社内にもオレンジの旗が飾られていた。欧州を中心に固定電話や携帯電話、インターネット、テレビなどのサービスを提供し、収益は年約19億ユーロ、従業員1万4300人の大企業である。

 ナタリー・マッカーさん(38)は週4日働くパートタイマーだ。7歳の男児と2歳の女児がいる。フルタイムの正社員だったが、下の子を出産したのを機にパートタイムになった。「給料は減り、夜勤は午後11時から朝7時まで。大変だけど、その分子どもと過ごせる時間は増えた」と目を輝かせる。

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毎日新聞 2010年7月31日 東京朝刊

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