2010                    年 
                    8                    月 
                    10                    日     
                                         
                      
                    日韓併合100周年談話で「朝鮮王室儀軌(ぎき)」の存在を知った                     
                     
                    〜地域で在日韓国・朝鮮の方たちとの関係を市民レベルでつくる〜                     
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                    日韓併合100周年。1910年、日本が朝鮮半島を植民地支配して100年というこの8月。今日、菅首相は談話を発表しました。 韓国の人たちは、日本による植民地支配により、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられた、としたうえで、1995年、当時総理大臣だった村山富市氏のいわゆる「村山談話」を踏襲し、と侵略の歴史を認め、謝罪する内容でした。そして、宮内庁が保管している李氏朝鮮時代の祭礼や王室行事を絵画や文章で記した儀典書「朝鮮王室儀軌(ぎき)」(80部163冊)を引き渡すとしました。「返還」ではなく、「渡す」としたところに、賠償問題を解決済みとする意図があるのだとか。この公文書の存在を初めて知りました。
  でも、日本が傷つけた人々の所有物だった物を日本政府が保管―保管っていったって、韓国から持ち出したわけですよね、日本に―していたものを、返すのではなく渡す。韓国の持ち物なのだから「返す」でいいと思うのだけど、外交上微妙な言い回しになっているのがまどろっこしいというか、気になります。 野党の意見も受け止めながら談話を発表したのに批判され、また、与党の中からも批判され、まったくどういうことかと思います。いずれにしても、これから未来志向の日韓関係を構築するとしているわけで、これからの100年に向けて再び歩み出したわけです。
  区内にある朝鮮第九初級学校では、運動会やお祭りなどが開かれ、私たち議員にも招待状が届きます。生活者ネットからは同僚議員の小松久子さんが参加していますが、こういった地域との関係をつくっている保護者の努力は並々ならぬものがあります。 この学校の耐震化改修にしても、区や都から補助金もでません。万一の時には、周辺住民のための物資の拠点にもなれるところです。 今回の高校無償化では、朝鮮学校が外されています。同じ日本で学ぶ子どもたち。民族教育の授業が行われているのを理由に、除外するのはおかしいと思っています。また、拉致の問題も解決をみないままですが、それをも理由にして朝鮮学校を除外するのは、どうだろうか。みんな、税金を払って日本に暮らしているのです。
  一番近い外国です。過去の歴史をお互いが認識したうえで、真に理解しあえる日が来るように、市民レベルでも努力していきたいと思います                      
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