ここから本文です
[PR]

粉ミルクに女性ホルモン混入? =胸膨らむ赤ちゃん相次ぐ―中国

8月9日14時24分配信 時事通信

 【上海時事】中国で山東省の乳製品メーカー製の粉ミルクを飲んだ赤ちゃんに胸が膨らみ始めるなど早熟現象が相次いで報告され、粉ミルクに女性ホルモンが混入していた疑いが浮上している。専門家は「乳の出をよくするため乳牛に注射したホルモンが残留していた可能性がある」と指摘しており、乳幼児約30万人に健康被害が出た2008年のメラミン混入に続く汚染ミルク事件に発展するとの観測も出ている。
 9日付の中国紙・第一財経日報などが伝えたもので、発端は湖北省武漢市に住む生後4カ月〜15カ月の女児3人。3人の母親が娘の乳房が隆起し始めたのを心配し、市内の病院で相次いで受診したところ、女性ホルモンが大人並みの数値を記録した。さらに、江西、山東、広東の各省でも乳児3人の女性ホルモン異常が報告されている。
 赤ちゃんたちに共通するのは、米ナスダック市場にも上場する国内大手の青島聖元栄養食品が製造した粉ミルクを飲んでいたこと。しかし同社は7日、「製品にはいかなるホルモンも添加しておらず、安全性には自信を持っている」と声明を発表。9日には疑惑を報じた香港のテレビ局を告訴する方針を示すなど、メディアとの対決姿勢を強めている。
 ただ武漢市の女児の母親は、同社側が7月中旬、見舞金として2000元(約2万5000円)を支払う意向を伝えてきたと証言。また、中国の粉ミルクに対する品質管理基準には、ホルモンが検査項目に含まれておらず、管理体制の盲点になっているとの専門家の指摘も出ている。 

【関連ニュース】
〔写真特集〕中国製冷凍ギョーザ中毒事件
13商品で日本産偽装の疑い=アジアで食品調査−農水省
危険製品、60%が中国製=消費者の安全や健康に影響−EU年次報告
汚染粉ミルク、まだ流通=中国
北京ダックの廃油で「商売」=報道受け当局も調査−中国

最終更新:8月9日21時9分

時事通信

 

この話題に関するブログ 6件

主なニュースサイトで 中国粉ミルク汚染 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

注目の情報
Yahoo!自動車 あなたの愛車を無料査定!

エコカー乗り換えに対する政府の補助金制度も、適用期間は残りわずか。乗り換えをご検討するなら今がチャンス!まずは愛車の買取額をチェックしてみよう!
今すぐ試してみる
PR
ブログパーツ

海外トピックス

注目の情報


主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。

PR

注目の商品・サービス

  • プロが使う「情報収集ツール」の活用法
PR