■企画名:第一回青年指導者フォーラム
■テーマ:「国際開発とNGOの役割〜日本青年への期待〜」
■開催日:7月31日(土)
■場 所:東京都内
■参加数:50名
■レポート:
平和大使青年フォーラム、平和学術フォーラム、及び世界平和青年連合東京連合会が共催で「青年指導者フォーラム」を開催いたしました。このフォーラムは各専門領域で国や世界で貢献されている平和大使の諸先生方と、未来を担う青年指導者が世代を超えて、共通のビジョンに向かって平和への貢献を担うプラットホームの役割を提供することを目的にスタートしました。
第一回目となる今回はJICA客員国際協力専門員・茨城大学元教授の杉下恒夫氏をお招きし「国際開発とNGOの役割〜日本青年への期待〜」のテーマで講演をいただきました。
難民救援施設やODA現地視察で世界を駆け巡り、その目で見られ、肌で感じられた生々しい体験を語っていただき、集った50名の青年リーダーたちにとって、国際貢献のあるべき姿を改めて教わる機会となりました。
特に、ODAにおいて世界を牽引してきた日本が、徐々に内向き志向が強くなり、今や国家的引きこもり状態にある現状を憂いつつも、小さな負の現象のみにとらわれず、複眼的な視点を持った世界貢献の姿勢の大切さを学ぶ良き機会となりました。
グループディスカッションも「世界貢献への一歩を妨げる要因は何か?その要因の打開のために何から出来るのか?」をテーマに活発な討議が展開され、討議発表を通して全体共有の場を持ちました。
閉会の辞に立たれた堀展賢平和学術フォーラム常任顧問は、日本も新幹線建設や高速道路建設においては世界からのODAの支援を受けて今日の経済発展の原動力となった経緯に触れられ、世界が兄弟姉妹として互いに協力し合っていく姿勢の大切さを力説されました。
今後も、青年指導者フォーラムは毎月開催していく予定です。
■平和大使青年フォーラムURL
http://www.peaceambassador.org/forum/youth.html