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街宣をネット公開、会員広げる 在特会、全国に26支部

2010年8月10日19時2分

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写真:警察官に囲まれながら京都朝鮮第一初級学校までデモ行進する在特会のメンバーら=3月28日午後、京都市南区警察官に囲まれながら京都朝鮮第一初級学校までデモ行進する在特会のメンバーら=3月28日午後、京都市南区

 在特会は2006年12月、桜井誠氏(38)を会長として設立された。ホームページによると、現在は東京本部のほか北海道から鹿児島まで全国に26支部があり、会員は約9千人いるという。

 在日韓国・朝鮮人に特別永住資格を認める入管特例法の廃止を「究極的な目標」に掲げ、最近は朝鮮学校の無償化反対を訴える集会や街宣活動を展開している。活動は事前にホームページで予告し、参加者を募集。街宣やデモの一部始終をビデオ撮影し、ネットの動画サイトに投稿して賛同者を引きつけている。こうした団体は他にもあり、「ネット右翼」とも呼ばれる。

 逮捕前に取材に応じた副会長の川東容疑者は、桜井会長の主張を動画サイトで見て共感し、昨年7月ごろに入会した。自営業をしながら家族の反対を押し切って活動し、「経済的に負担は大きいが、愛国心でやっている」と話していた。会員は「普通の勤め人」が多いという。

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