聖飢魔II　韓国で初“ミサ”　デーモン閣下「反応楽しみ」

　人気ヘビーメタルバンド「聖飢魔II」が、９月３日に韓国・大明で開かれる野外音楽イベント「ＶＩＶＡ！　Ｋｏｒｅａ　Ｒｏｃｋ　Ｆｅｓｔｉｖａｌ」に日本代表（悪魔代表！？）として出演することが９日、分かった。

　１９８２年（魔暦紀元前１６年）に結成され、９９年（魔暦元年）に解散した聖飢魔IIは、地球征服（デビュー）２５周年の今年、年内限定の再集結を果たした。６月４日（現地時間）には米テキサス州ダラスで行われた「Ａ−Ｋｏｎ２１！」に参加し、１９９１年以来１９年ぶりに海外公演を開催。７月にも仏パリで公演を行った。

　そしていよいよデーモン閣下らバンドの構成員５人が韓国に初上陸する。関係者によると、解散以降も「Ｙｏｕ　Ｔｕｂｅ」など動画サイトを中心に世界中で聖飢魔II信者が増殖。数年前から欧米やアジアから黒ミサ（ライブ）のオファーが殺到していたという。

　「ＶＩＶＡ−」は、９月３、４の２日間にわたって大明ビバリーディーパークで開かれ、両日合わせて約２万人を動員予定。聖飢魔IIは、３日の最後から２番目のステージを飾る予定だ。

　デーモン閣下は「われわれの教典が配布されていない隣国での反応が大変楽しみである。それにあたり、基調とする曲を日本語にするのか英語にするのか悩んでいるところだ。気の利いたアドバイスを募集中である！」と信者（ファン）に呼びかけている。

　日本では、今月１３日に北海道石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで開催されるオールナイト野外ロックフェスティバル「ＲＩＳＩＮＧ　ＳＵＮ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ　ｉｎ　ＥＺＯ」で今年最初のミサを開催する。

　また、７月２８日に同時発売した大教典（アルバム）「悪魔ＲＥＬＡＴＩＶＩＴＹ」と「Ａ　ＱＵＡＲＴＥＲ　ＣＥＮＴＵＲＹ　ＯＦ　ＲＥＢＥＬＬＩＯＮ−世界的極悪集大成盤−」を引っ提げ、９月からファン待望の全国ツアー（１３カ所１７公演）がスタート。同時に、オファーがあった他の国でも海外公演の実現を目指しているという。