宇多田ヒカル休業！！来年から　２年になるか、５年になるか…

　シンガー・ソングライター宇多田ヒカル（２７）が９日、自身の公式ブログで、来年からしばらくの間、休業することを発表した。宇多田は２００２年４月に、卵巣腫瘍（しゅよう）の摘出手術を受けた際にアーティスト活動を休止しており、これで２度目の休業となる。

　「久しぶりの大事なお知らせ」のタイトルで宇多田は、１５歳でデビューしてからの１２年間、アーティストとしての生活を続けてきた中で「成長の止まっている部分が私にはあります」とし、「これ以上進化するためには、音楽とは別のところで、人として成長していかなければなりません」と、休業を決断した理由を打ち明けている。

　その上で、「来年から、しばらくの間は派手な『アーティスト活動』を止めて、『人間活動』に専念しようと思います。これは『引退宣言』ではありません！　でも、『休養』でも『充電期間』でもないんです」と強調。その「人間活動」とは、「熱心に、そして謙虚に、新しいことを勉強したり、この広い世界の知らないものごとを見て知って感じて、一個人として本当の自分に向き合う期間」としている。

　最後に、ファンに向けて「この私の決断をどう受け止めるかは、一人一人違うだろうけど、私を信じて待っていてください。２年になるか、５年になるか、わからないけど、一回り大きくなって帰ってくるから。少し時間をください」と呼びかけた。

　また、宇多田は今秋に「ＳＩＮＧＬＥ　ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ　ＶＯＬ．２」を発売することも明かした。「誰かの願いが叶うころ」（０４年４月発売）から「Ｐｒｉｓｏｎｅｒ　Ｏｆ　Ｌｏｖｅ」（０８年５月発売）までの全シングル１２曲に新曲４〜５曲を追加して収録される。

　現在、コンサートなどの予定はないが、宇多田は「みんなに今の私を見てもらう場も、交流する場もあるはずだから」と、イベントなどでファンの前に登場する意欲を示し、期間限定でツイッター開設を計画中であることも明かしている。