半年近い宇宙滞在を6月に終えて一時帰国中の野口聡一さん(45)が9日、同じ神奈川県茅ケ崎市出身で食道がんの手術を受けたサザンオールスターズの桑田佳祐(54)について「サザンの曲は好きで、宇宙でも聴いていた。早くよくなってほしい」とエールを送った。
野口さんはこの日、小中高時代を過ごした茅ケ崎市に里帰りし、帰還を祝う市民の歓迎を受けながら市中心部をオープンカーに乗ってパレードした。その後の会見で桑田について触れた。
パレード後の報告会では、茅ケ崎市民文化会館に集まった地元の小中学生など約1500人が「お帰りなさい野口さん!」と大きな声で歓迎。
子どもから「宇宙食は何がおいしかったですか」と質問されると、「5年前(のスペースシャトル搭乗時)には技術的な問題で宇宙に持ち込めなかった刺し身やすしがおいしかったです」と笑顔で答えた。