テレビ東京が10月に連続ドラマ「モリのアサガオ」をスタートさせることが9日、明らかになった。現在「カンブリア宮殿」を放送中の月曜午後10時から放送。同局にとっておよそ10年ぶりにプライムタイムに現代劇の連続ドラマが復活する。
ドラマは、郷田マモラ氏の同名コミックが原作。死刑囚舎房の担当になった新人刑務官・及川直樹が目の当たりにする死刑囚の現実と、きずな、心の葛藤(かっとう)を描く。
主演の伊藤淳史(26)は「今までにない、難しい職業の役柄で不安もある」としながらも、「等身大の主人公が目の前の現実に驚き、そこでしかあり得ない生身のふれ合いの中で悩み苦しむ姿を、ドラマを見てくださる方々に少しでも近い感覚で表現できたら」と真剣で深い思いを語る。
伊藤の恋人の新聞記者役を演じる香椎由宇(23)は「原作は答えを投げかけるのではなく、答えを考えさせる作品。私も一緒に考えながら撮影に入りたいと思います」。死刑囚を演じるARATA(35)は「今まで学んできたことと自分の持つ想像力を最大限に活用したい」と話している。