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日航 パイロットの平均年収3割減1200万円に
このニュースのトピックス:労働・雇用
会社更生手続き中の日本航空が、労働組合に提案している新賃金の概要が27日、明らかになった。労組側も受け入れる姿勢を示しており、同社は早期の賃金改定を目指している。
それによると、パイロットの平均年収は2009年度比で3割減の約1200万円に、客室乗務員は同25%減の約420万円に、地上職は同20%減の約500万円にそれぞれ引き下げられる。
実現すれば、高給との批判があったパイロットの平均年収は全日本空輸に比べ約780万円低く「国際的に低い水準になる」(日航関係者)という。
同社は8月末の更生計画案策定に向け、グループ全体の3分の1にあたる約1万6000人の人員削減計画に加え、賃金水準の引き下げ方針を示すことで、銀行団の支援を取り付けたい考えだ。