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朝日新聞、読売新聞の報道について (1)

日本ホメオパシー振興会のページ、
またハーネマンアカデミーのページで、
最近の新聞報道についての見解を
掲載する、という旨を掲載しました。

先日のVK2問題のみであれば、
先日掲載した見解で一応足りている、
と考えますが、
その後ホメオパシーそのものの是非、
という問題に広がっていますので、
一回限りの見解だけではなく、
連続して書く必要があると思います。

振興会としての見解を、
近日中に掲載する予定ですが、
この問題は複雑な問題を孕んでおりますので、
詳しくは、私の個人ブログで
じっくりと書いていきたいと思います。


****************************

2010年7月9日の読売新聞のスクープに始まった、
ホメオパシーに関する報道は、
次第に勢いを増そうとしています。

その後の報道も合わせますと、
「日本ホメオパシー医学協会という名称のホメオパシー団体」
に所属する助産師が、
新生児にヴィタミンK2シロップを投与せずに、
「ホメオパシーレメディーVKなるもの」
を投与した結果死亡した、ということであります。


この件について、
当振興会ではすぐに見解を発表いたしました。

http://nihon-homeopathy.net/semi-info/comment_2010_07_09.htm


その後7月31日に、
朝日新聞と読売新聞が続報を掲載し、
日本を代表するクオリティーペイパーを舞台に、
ホメオパシーに関するさまざまな報道がなされるに至りました。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28674
http://www.asahi.com/health/feature/homeopathy.html
http://www.asahi.com/national/update/0804/TKY201008040482.html

そして、朝日新聞のブログの
「アスパラ」にも記者自身の個人的感慨が掲載されました。
私自身も、その通信欄に投稿し、
このHP上で議論を深めていくという書簡を送りました。

https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/kNKQFuNbTK
https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/glgeK5yOwd


以下が、その書簡の内容です。

*****************************

初めまして。
日本ホメオパシー振興会の代表をしております
永松昌泰と申します。

この場は、
「責任と良識のある匿名」の場と思っておりますが、
私の場合にはホメオパシーに直接携わる者として、
長野剛様と同様に実名であるべきと考え、
実名にて失礼致します。


先日の長野剛様の記事を
たいへん興味深く拝見致しました。

科学や哲学の目的は、
あらゆる先入観、偏見、勝手な結論を排し、
本当の姿、真実の姿に近づいていくことです。

当振興会は、
今回のヴィタミンK2に関する訴訟に留まらず、
「ホメオパシーの真偽をめぐる議論」について
真正面から参画し、
医療、科学など、
あらゆる面から徹底的に考え抜いて、
「真相」に迫っていく所存です。

長野剛様は、良識的な方であると感じましたし、
記事には議論すべき論点が
概ね含まれているように思いますので、
長野剛様の記事をもとにして
HP上にて議論を尽くしていきたいと考えておりますので、
よろしくお願いします

******************************


夏、いよいよ暑いですが、
これから、この問題について、
じっくり書くつもりですので、
よろしくお願いします。


つづく

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コメント (2)

治部仁美:

永松先生

 この件についての積極的に見解をお示し頂いて、ありがとうございます。

 日本において、ホメオパスが職業として業をなすための整備がまだまだ整っていないと感じています。

 安心してホメオパシーを利用して頂けるための準備が未熟で、思うよりも重大なことにつながっていることを個人に任せられてしまっている状態におもえます。

 ホメオパシー是が非かだけではなく、安心できるものか不安なものかという視点から、目に見える形で準備していかなければならないと感じています。

 ただ、それに向けて先生は着実に動き出されているのだということは実感しております。

 多くの人が病から解放されて、毎日を充実して生きていける人が少しでも増えるように、微力ながら何かお手伝いできれば幸いです。
 

永松昌泰:

治部さん、コメント有難うございます。これからの展開を楽しみにしてください。傲慢な無知による批判は、根こそぎひっくり返ります。「ものの道理」によって。
そして、治部さんのお力をいただけるとは、心強い限りです。それはもちろん「ホメオパシーのため」ではなく、多くの方々が病や苦しみから本質的に解放されて、毎日をより充実して生きてゆけること、その理想に向かって、共に日々努力していきましょう。

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2010年08月05日 15:16に投稿されたエントリーのページです。

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