プラカードを掲げたメンバーとともに私も女性専用車両に乗車したのだが、基本的に車両の女性客は我々を無視。しかし走り出した車内で会話しているメンバーに向かって「静かにしろっ!」と怒声を浴びせる女性がいるなど、ピリピリした、痛いくらいトホホな空気はそのままに「非協力乗車」は続いたのだった。
この日の「非協力乗車」に参加した埼玉県上尾市の男性会社員(33)は「女性だけ優遇するのはおかしい。ご老人や障害者が、ラッシュ時にすし詰め状態の車両に我慢して乗っているのに、健康な女性たちが比較的空いている専用車両で楽をしているのは変だ」と持論を展開。唯一の女性参加者だった千葉県船橋市の主婦(56)は「私の夫は痴漢なんかしません。善良な男性が乗れない電車があるなんて、男性への差別になると腹が立って参加しました」と話していた。
「女性専用車両」…、ラッシュ時の電車の中で、痴漢を働く卑劣な輩が後を絶たないのも事実なのだが、「男はみんな痴漢を働く可能性がある」として、男性を隔離する運行策のような印象も受ける。その一方で、痴漢のえん罪を防ぐ効果もある気がする。
是か非かは判断が分かれるところだろうが、最後に、私が実際に目にした光景を1つ紹介しておきたい。
会のメンバーと女性が駅ホームで言い合いしている最中、小学生の男女児を連れた30代と見られる夫婦、家族4人が発車寸前の先発列車に乗り込もうと小走りでやってきた。「間に合った〜」とホッとした表情で列車に乗ろうとしたのだが、「女性専用」の表示に気づいた父親がビックリ!その4人は、慌てて他の車両へ向かってホームを走っていったのだった。
これはこれでレアケースだったとは思うが…、皆さんはどう感じられるだろうか。(佐藤修)