【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区へ向かっていた支援船団がイスラエル軍に襲撃され、活動家9人が死亡した事件で、イスラエルのネタニヤフ首相は9日、政府設置の調査委員会の公聴会で証言した。首相は、軍の行動が国際法に照らして適法だったとの主張を繰り返した。首相は、支援船が現場海域に到達する直前の主要閣僚会議で「人に危害を加えない最大限の努力をするように」との指示を出したと説明。しかし、兵士たちが活動家たちに襲われ「命の危険にさらされた」ため、発砲は「正当防衛」と述べた。
毎日新聞 2010年8月9日 22時16分