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金原明彦著「日蓮と本尊伝承ー大石寺戒壇板本尊の真実」

1 ：富士門：2007/08/24(金) 00:30:51 ID:VJR8qPeo0: 大石寺への鉄槌の書か？
読まれた方感想をどうぞ。
2 ：風神：2007/08/26(日) 15:41:25 ID:vM4xWXWU0: 日蓮正宗は、創価学会の本尊を「魔神の札」「堕地獄必定」「亡国の因」なんて、言いたい放題やってきけど、どうやらそのツケが回ってきたようだね。
この本によって「相承書も本尊も、全部日蓮滅後の後代から作って、それらしく見せてやってきました」というのがばれちゃった。これで日蓮消宗だね。大石寺という建物はあっても、事実上の更地だ。これから何を看板にして勧誘していくのかね。
「本門戒壇の大御本尊様へのご参詣・・・」キャハッ、もう笑い話だね。
顕正会もどうするの?
国会の議決で国立戒壇を建立しても「中身が無くなっちゃった」よね。
とにかく、この本を読んですっきりしたな。
創価学会も、日蓮正宗の残りカスを引きずるのは、終わりにしてね。
3 ：富士門：2007/08/26(日) 16:23:51 ID:uW0LLoJs0: 昔から日蓮宗とか松本勝弥氏とかに言われたことがやっと認められる時代になった
と言うことですかね？大石寺もホント長い間信者を騙してくれました。
すると戒壇本尊を写した寛師本尊も問題になりますね？
何を本尊にしますか？保田や西山や北山の万年救護本尊？谷中の寺院の拓本救護本尊？
4 ：富士門：2007/08/26(日) 16:39:25 ID:uW0LLoJs0: 簡単に言うと「大石寺のベルリンの壁が遂に崩れた」と云う感じですかな？
5 ：富士門：2007/08/27(月) 00:13:38 ID:j9xDX.zc0: 日蓮宗宗定本尊が形が整っていて本尊として良いと言う意見あります。
あと興門派らしく興師書写本尊が良いと言う意見もあります。
6 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 06:02:55 ID:637Bifnw0: 　読んでいませんが、常識ですよ。

　今更なにを。

　です。
7 ：宿坊：2007/08/27(月) 07:10:30 ID:oZq3DXDY0: あなたは思考停止しているからいいのですよ！
詐欺師ですからね！
沖浦克治さん。
8 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 07:38:50 ID:637Bifnw0: 　詐欺師はね、御法主上人猊下様です。

　お間違えないように。
9 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 07:40:02 ID:637Bifnw0: 　大体ね、今時分、嫡々一人だとか、戒壇様本懐論など口にするだけでも時代錯誤なんだよ。
10 ：一壮年：2007/08/27(月) 08:49:16 ID:mWLNxpYsO: 金口相承とかもですね
11 ：富士門：2007/08/27(月) 10:58:51 ID:j9xDX.zc0: 金原明彦著「日蓮と本尊伝承ー大石寺戒壇板本尊の真実」の本が出るまでも
植村佐内氏、松本勝弥氏、中杉弘氏、玉井日礼師、美濃周夫氏、久保川法章師と
大石寺板本尊、教義批判の著書が出ていて警告していたのに我々は「絶対疑ってはいけない！」と
耳を傾けなかったのも反省する所です。
12 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 11:14:22 ID:637Bifnw0: 　私は三十年前から嘘だと思っていました。

　絶対に疑うなとは当時の表面上の指導です。

　本音はね、疑って疑って疑いぬいて、なお疑えないもの信じろ。でした。
　今の創価学会にも、そのようなことは沢山あると思っています。
13 ：富士門：2007/08/27(月) 12:14:10 ID:j9xDX.zc0: 私も子供の時両親と正宗寺院に行き「何で御本尊様紙じゃなく板？お位牌みたい」
と云って親からこっ酷く怒られたのを覚えています。
14 ：富士門：2007/08/27(月) 12:24:08 ID:j9xDX.zc0: 沖浦さんは法論ビデオの中で「戒壇本尊が出てくるのは室町頃」と
発言していたと思いますが以前から宗祖製作でなく室町頃の
時師か有師あたりの後世作と知っていたのですか？
15 ：富士門：2007/08/27(月) 12:35:06 ID:j9xDX.zc0: 　絶対に疑うなとは当時の表面上の指導です。

　本音はね、疑って疑って疑いぬいて、なお疑えないもの信じろ。でした
↑
そうだったのですか？かつての松本勝弥氏の裁判の時の幹部指導を
思い起こすとその幹部自身も戒壇本尊を心より信じ切っていたように
思いましたが。
16 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 12:37:40 ID:637Bifnw0: 　富士門さん、始めまして沖浦克治です。
　以後宜しくお願い致します。

　もし戒壇様が蓮祖御真筆であったとしても、他の御本尊様と何の変わりもありません。
　私共が御安置している御形木様と同じお力です。

　御本尊様は全て同じお力です。
　
　ですから、戒壇様が室町のものでも。、御真筆でもどっちでも良いと思っています。
　ただ、戒壇本尊の記載は有師以降です。
　それ以後の作だと考える事は自然です。
17 ：富士門：2007/08/27(月) 12:55:49 ID:j9xDX.zc0: 沖浦さん、こちらこそ宜しくお願いします。

以前中杉弘先生の教団で板本尊を売り出した時、中杉先生に「どの宗祖御本尊の写しでその本尊の意義は？」と尋ねた事があります。
中杉先生は「千葉の某寺所蔵の本尊の写しですが我々は本尊の意義より本尊としてのお姿を
重視しています」と返事がありました。
沖浦さんもそのような考えでしょうか？
18 ：富士門：2007/08/27(月) 13:31:31 ID:j9xDX.zc0: あと
「余は２７年なり」の文と「弘安２年の大御本尊は日目に相伝す」の文は
戒壇本尊と無関係と考えるべきでしょうか？
19 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 15:57:41 ID:637Bifnw0: 　富士門さん

　先ず中杉弘さんに関しては知識がありません。
　本尊としてお姿。が、相貌のことであるなら同じ意見です。
　聖人御難事の記載は戒壇様とは無関係だと思います。
　
　宗門の言うように、戒壇の御本尊様が他の蓮祖御図顕の御本尊様と比べ、特別なお力を持つか？を考察をいたしましょう。

　御書には御本尊様について有名な記述があります。
　それを引用いたします。

　『夫について経王御前の事二六時中に日月天に祈り申し候、先日のまほり暫時も身をはなさずたもち給へ、其の本尊は正法像法二時には習へる人だにもなしましてかき顕し奉る事たえたり、師子王は前三後一と申してありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時もいきをひを出す事はただをなじき事なり、日蓮守護たる処の御本尊をしたため参らせ候事も師子王にをとるべからず、経に云く「師子奮迅之力」とは是なり、』(経王殿御返事)

　ここで蓮祖は、自ら御図顕の経王殿に御下付なされた御本尊様を顕すに当たり、渾身のお力を持ってなされた。と、御明言なされておられます。

　更にその下段では。

　『、日蓮がたましひをすみにそめながしてかきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし、』

　と、この御本尊様はご自分の御魂そのものである。と御宣言です。

　ここで疑問があります。
　この御書をお書きになられたのは、文永十年八月であり五十二歳の御作です。
　竜の口法難、佐渡流罪の以後。と、なっており、蓮祖は既に発迹顕本をとげられ、末法の御本仏としてのお立場にあります。
　すなわち、この時点で経王殿に御下付をされた御本尊様は、末法の御本仏の御魂そのもののお力がある。と、考えねばなりません。
　戒壇の大御本尊様の御図顕は、これより七年以上の後、弘安二年十月十二日です。
　この間に御図顕の御本尊様は、現存するだけで数十帯を超えております。
　現実に御図顕なされた御本尊様は、これの何十倍もあると考える事が自然でしょう。
　当然それらの数多くの御本尊様も、それぞれ蓮祖の御魂と同様のお力を備えておられます。
　ご本仏自らの仰せですから、疑う必要もありません。
　戒壇の大御本尊様のみが、特別な御本尊。と、位置づけるのであるならば、戒壇様を御図顕なされる時、蓮祖の御境涯がそれまでと比較し特別に開かれた。と、言う事が必要となります。
　然しながら、蓮祖は竜の口にて発迹顕本をなされたのですから、ご本仏としての御境涯がその後変化をすると考える事には無理があります。
　これらを総合的に判断をすれば、戒壇の大御本尊様は他の御本尊様と同じお力をお持ちである、との結論が導かれます。
20 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 16:00:10 ID:637Bifnw0: 　次に、戒壇のご大御本尊様が宗門発表のように、蓮祖出世の御本懐であるか？について考察を致します。

　宗門が主張するように、戒壇の大御本尊様が蓮祖の出世の御本懐である。とするならば、たとえお力が他の御本尊様と同様としても、それはそれとしてやはり、特別な御本尊様。と、位置づける事が可能になります。

　宗門の主張は、以下の御文に基づいおります。
　この根拠が崩れれば、戒壇の御本尊様は蓮祖出世の御本懐ではない。との結論になります。

　『此の郡の内清澄寺と申す寺の諸仏坊の持仏堂の南面にして午の時に此の法門申しはじめて今に二十七年弘安二年［太歳己卯］なり、仏は四十余年天台大師は三十余年伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給う、其中の大難申す計りなし先先に申すがごとし、余は二十七年なり其の間の大難は各各かつしろしめせり。』(聖人御難事)

　ここで蓮祖は釈迦、天台、伝教の出世の本懐に触れられ、ご自分は立宗より二十七年で出世の御本懐をおとげになられた。と、宣言をなされておられます。
　ところがこの御書の書かれたのは、弘安二年十月一日、五十八歳での御作です。
　戒壇の大御本尊様御図顕より十二日以前のものです。
　これでは時系列的に、戒壇の本尊が蓮祖の出世の御本懐である。と、判断をする事は不可能です。
　非常に簡潔な道理ですね。
　又宗門にはこの時系列を埋めるため、熱原の三烈士の斬首をお聞きになられた蓮祖が、それに応じて戒壇の大御本尊様を御図顕になられた。との、説があります。
　これも時系列を埋めることが出来ないのです。
　何故ならば三烈士の斬首は十月十五日、蓮祖がそれをお知りになられたのが十七日です。
　この事実は戒壇の大御本尊様御図顕が、三烈士の斬首と直接のかかわりを持たない事を物語っております。
　追記いたしますが近年研究により三烈士（二人との説もあり）の斬首は弘安二年ではなく弘安三年との説も出ております。

　蓮祖の御書を読む時、法門の大事に関して、ご自分の思想を後世に正確に伝えるかに重点を置かれている事がわかります。
　もし戒壇様が出世の御本懐であるならば、聖人御難事の記述は、いま少し具体的ではなかったかと拝察するわけです。
　また、第四世日道上人の、三師御伝土代にも、戒壇様の記載がありません。
　この文献は蓮祖興師の時代に近く、信用ができると思えます。
　戒壇様が蓮祖出世の御本懐であるならば、これは不自然です。

　「日興上人の御弟子駿河国富士の郡リ熱原より二十四人鎌倉え召れ参る。一々に搦め取て平左衛門の庭に引据たり、子息飯沼の判官馬と乗蟇目を以て一々に射けり、其庭にて平ノ左衛門入道父子打れり法華の罰なり、さて熱原の法華宗二人は頚を切れ畢ぬ、その時大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばすのみならず日興の弟子日秀日弁二人、上人号し給フ、大聖人の御弟子数百人僧俗斯の如く頚を切たるはなし、又上人号なし、是レ則日興上人の御信力の所以なり云云、日秀日弁は市庭滝泉寺を擯出せられ給フ。」
　（道師、三師御伝土代より）

　ここでは熱原の法難と関係のある御本尊様について、「さて熱原の法華宗二人は頚を切れ畢ぬ、その時大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」と、蓮祖と興師が農民が斬首された後に御本尊をお二人にて御図顕なされた。との、記述しかありません。
　三烈士（ここでは二人と記されています）の斬首は弘安二年十月十五日、蓮祖がご報告を受けられたのは二日後の十七日です。（近年弘安三年との説もあり）
　いずれにしても戒壇様の御図顕の弘安二年十月十二日とは無無関係に思われます。

　私は戒壇様を否定した事は一度もありませんし、お力を疑った事もありません。
　紛れも無く蓮祖御図顕の大御本尊様です。
　蓮祖の御真筆か、後世の書写か、書写であれば書写したのは在家か出家か、御真筆であるならば紙幅か最初から板曼荼羅か？
　これらの疑問は、戒壇様のお力とは無関係の事です。

　創価学会が公式見解で戒壇様を云々する事は、いまだに時期が早いと思います。
　あわてずゆっくり今後研究がなされるでしょう。
　いずれにしても、お力があるのですから、何の問題もありません。

　「弘安２年の大御本尊は日目に相伝す」に関しては、弘安二年に御図顕の御本尊様が戒壇様のみだとの証明が皆無です。
　なんら説得力を持ちません。
21 ：富士門：2007/08/27(月) 20:14:35 ID:j9xDX.zc0: なるほど。
しかし沖浦さんの論だと力があれば佐渡始顕本尊も柴又帝釈天の板本尊も
真偽関係なく拝んでよいとの論になりませんか？
22 ：富士門：2007/08/27(月) 20:27:09 ID:j9xDX.zc0: また露志問答、小樽問答初め松本勝弥氏裁判問題においても
「戒壇板本尊は宗祖出世の本懐の疑いなき御真筆の御本尊である」
と主張していたわけですがその論は間違いで大石寺に欺かれて
いたわけですね？
23 ：富士門：2007/08/27(月) 20:42:15 ID:j9xDX.zc0: 戒壇本尊が時師、有師の後世作だとすると寛師本尊も「宗祖真筆本尊の写しの本尊」
でなく「宗祖作の名を騙った時師、有師製作本尊の写しの本尊」になりませんか？
24 ：富士門：2007/08/27(月) 20:50:19 ID:j9xDX.zc0: まさに「諸宗は本尊に迷えり」の宗祖のお言葉ですがそれは現在を指すのかも知れませんね。
25 ：　沖浦克治：2007/08/27(月) 22:26:02 ID:637Bifnw0: 　柴又帝釈天の板本尊に知識がありません。
　佐渡始顕本尊は名前は知っていますがそれだけです。

＞「戒壇板本尊は宗祖出世の本懐の疑いなき御真筆の御本尊である」
と主張していたわけですがその論は間違いで大石寺に欺かれて
いたわけですね？

　知っていたと思いますよ。
　言わないだけです。
　衆生の機根が第一が仏法です。
　言っていけない事を言う事はありません。
　釈迦の説法も法華経以外は権経です。
　蓮祖の佐前佐後もあるでしょう。
　言っていけないことは言わないのが仏法の道理です。

＞戒壇本尊が時師、有師の後世作だとすると寛師本尊も「宗祖真筆本尊の写しの本尊」
でなく「宗祖作の名を騙った時師、有師製作本尊の写しの本尊」になりませんか？

　別にどっちでもいいでしょう。
　余事ですね。
　お力があるんですからそれでいいんですよ。
26 ：あきれるよ：2007/08/28(火) 08:59:35 ID:NfBhLQl.0: 聖人御難事では、出生の本懐が27年だとでているだけで、その10月1日の前なのか後なのかは分らない。
「遂げた」という過去形の文章は、御文には無い。これから遂げるぞ、という宣言書としてみることもできる文章になっているから、10月1日時点において、本懐を遂げていたと判断するのは早計。「非常に簡潔な道理」などと述べているが、ただの思索不足上での決め付けにしかすぎぬ。
熱原の法難における、三烈士殉教も本懐成就に関係ない。悔しくも、処刑という結果になったが、処刑が本懐の必要要件ならば、誰かが死ななければ本懐成就できなかったことになる。
熱原の法難の意味がわからないと、こういうことで、ポイントを外した見方をすることになる。
発迹顕本の前後で蓮祖の境涯を論じているが、聖人御難事では、明確に出生の本懐とあるから、その出生の本懐の善後がある。出生本懐の前後で何がどう変わるのかということを、全く考察していない。
思索ができない典型例である。
27 ：富士門：2007/08/28(火) 10:34:52 ID:AORvINRI0: よく調べると建治年間にも「聖人出世す」という文が見つかりますね。
28 ：卞氏：2007/08/28(火) 10:36:51 ID:74TtrqCA0: 私が習った頃（昭和）のときですが、このように教わっています。

①熱原の法難については「大聖人は民衆の機根が熟していることを感じた」
ということは言い、
②聖人御難事の内容については「いよいよ本懐を遂げる時がきた」
のように聞いていましたが、
③「御本尊建立をした事」を１０月の１２日とし、
これらは、ほぼ一連の文章で短く纏めてありました。また、
④「戒壇の御本尊を信じる」ことの重要性も述べられることが多かったようにおもいます。

①は大聖人の法難に対する感得の側面
②は本懐についての御書解釈の側面
③は建立（御本尊であり、戒壇のことではない）という日時的意義付け（歴史的検証はない）
④は信心の側面

でなかったかと思われます。
各々の関連については直接むすびつけては居なかったとおもいますが、
この教え方とか説明は非常に微妙で、教わった人が捉え違える可能性は否定できません。

当時の大白蓮華などお持ちの方がおられたら、確認してみても良いかもしれません。
接続詞に要注意ですね。
29 ：富士門：2007/08/28(火) 11:37:53 ID:AORvINRI0: よくよく考えると
①念仏衆から焼き討ちを経験している宗祖がいざという時何故持ち出しに不便な畳大の板本尊を製作したか？
②宗祖製作本尊は皆紙幅で板本尊は戒壇本尊、帝釈天本尊等怪しげな本尊ばかり。
③清貧の宗祖が何故金箔、漆塗りの豪華な本尊を製作したか？
④もし板本尊が真筆でも漆塗り等の加工は江戸時代精師が大檀那を掴んだ裕福時代の加工ではないか？
と疑問がありました。
30 ：あきれるよ：2007/08/28(火) 11:46:30 ID:iN/DzUuY0: 追記しましょう。　本来、喧嘩をふっかけるのが意図ではないですから。

蓮祖の出生の本懐はあったのです。それは明確なのです。　ただ蓮祖はそれが何であるかを
コメントしていない。
では、弘安2年の前後で、何が変わりましたか？
ここなんです。明確に変わったものが日蓮仏法の法体系上、あるのです。
「法体系上」です。
熱原の法難は、その機縁であるというのは、間違いないですよ。
でも、三烈士の殉教は、関係ありません。殉教がなくて、追放でも、本懐27年なりと言われたはずです。
殉教の史実にこだわると、これが見えてこない。
この弘安2年前後で何が「法体系上」で変わったのかを見破れる時、
蓮祖の出生の本懐とは何なのかが、分るのです。

曼荼羅のことを、本尊と思っているうちは、絶対に分りません。
31 ：　沖浦克治：2007/08/28(火) 12:38:13 ID:iqhTVQd60: 　あきれてな
32 ：富士門：2007/08/28(火) 12:49:56 ID:AORvINRI0: 弘安年間の「余は２７年なり」を宗祖出世の本懐なら
建治年間の「聖人出世す」等の文は如何解釈するのか？
かつて日亭師も「余は２７年なり」の文は戒壇本尊の証明ではないと
熱原法難史にて述べていたと思いますが？
33 ：あきれるよ：2007/08/28(火) 12:56:24 ID:IN58zi5c0: やはりな（笑）
この沖浦とかいうジジイ、ニセモノだったな。　
そうだろうと思ったんだよ。
お前のようなニセモノのハンパ学会員が多いから困るのだ。
ニセモノはな、どんなに繕っても、本物の前では化けの皮が剥がれるのだ。
いずれ実際の場で、大恥をかかせてやるから、楽しみにしとけ。
じゃあな。
34 ：あきれるよ：2007/08/28(火) 12:58:37 ID:IN58zi5c0: ああ忘れてたな。　法華講だと思われても迷惑だしな。
当方、創価学会員だよ。かならず仕留めるからな、じいさん。
35 ：あきれるよ：2007/08/28(火) 13:00:33 ID:IN58zi5c0: 富士門さん、今回の書き込みの目的は、沖浦なる輩が本物かどうかだけをみたかったので、
あとは御自分でされてください。
そのあたりは、比較的簡単な部分ですよ。
36 ：富士門：2007/08/28(火) 13:34:20 ID:AORvINRI0: 法論ビデオの中で樋田さん側に居た方が戒壇本尊の事を「板曼荼羅」と
云っていたので法華講も変わったなと感じました。
ところでこのスレの沖浦さんは法論ビデオに出ていた沖浦さんじゃなく
名を騙った偽物？なんですか？
37 ：富士門：2007/08/28(火) 13:52:52 ID:AORvINRI0: 昔の事になりますが
板本尊裁判問題の時、松本勝弥氏を「大御本尊様を偽物とは何て謗法者なんだ！」と
強く憤りを感じました.
だから松本氏らの主張が正しいのであればあの板本尊は一体何で
宗祖の真の本尊、出世の本懐は一体何か知りたいと思っています。
自分としては建治年間の「聖人出世す」の文から保田、西山、北山の万年救護本尊が
宗祖制定の本尊ではないか？と思っていますが。
38 ：名無しさん：2007/08/28(火) 14:57:50 ID:cjl7MPAI0: たとえどんなに正しい御本尊であっても、悪しく用いているならば何の徳がありましょうや。
39 ：　沖浦克治：2007/08/28(火) 15:37:32 ID:iqhTVQd60: 　富士門さん

　私は私です。
　そして、あきれるよさん。
　持って廻ったいい方はやめて、サッサと仕留めにいらっしゃい。
　返り討ちにしてあげましょうね。

　大聖人様の出世の御本懐は御存在そのものです。
　これだけ、といった偏頗な考えに固まると見失います。
　御本尊様は大聖人様御図顕は全て同じでしょう。　
　万年救護も、他の御本尊様も差別はありません。
　これが順番ですね。

　もし、差別があるなら、私共が寛師書写の御形木様を拝んでこれほどのお力が出るはずがないですからね。

　現実の証拠が第一です。
　その上で、何故この御本尊様にはお力がおありなのだろう？
40 ：あきれるよ：2007/08/28(火) 16:59:00 ID:PeWXcigg0: おお、やっとでてきたか、沖浦よ
まず、お前の論法がデタラメなのを自覚することだ。
お前なんぞの三流信者に俺を返り討ちになどできるわけがない。
まずは、思索をやりなおすことだ。　そうして初めて土俵にのれるのだよ。
それを待っててやっから、それからだな、仕留めるのは。
さあ、無い頭をふりしぼって、思索に励めや。
寛師本尊を拝んで力があると自覚できるのは、まだ軽症だが、
てめえが自力で拝んででた力ではないんだよ。
池田名誉会長に感謝することだな。
この、俺の言ってる意味がわからんうちは、赤ん坊の信心なんだよ、じいさん。
それと、ついでだから言っておこう。
前からアフォだなと思ってたのは、あんたの戸田上行論だ。
理屈の立て方は、おしいところもあるが、根本的に分っていない。
ケプラーが、途中で計算間違いしているのに、答えだけ合ってしまったというマグレ事件があったが、
それに若干似ている。　もっとも答えも違うけどね。
初代、二代、三代と並んで、本末究竟等すると、どういうことが導ける？
三流だからわかりっこねえだろ。
君の思索は、その程度なんだよ。励めや。
41 ：さと子：2007/08/28(火) 17:44:28 ID:OXnU5yBI0: はじめまして、あきれるよさん
もし良ければ、貴方の体験を教えていただけないですか？
現証にはすぎず、とありますが、是非教えてください。
沖浦さんの体験は、いろいろネットに載っていますよね。
遅ればせながら、私学会婦人部の者です。
42 ：富士門：2007/08/28(火) 18:41:53 ID:AORvINRI0: 　御本尊様は大聖人様御図顕は全て同じでしょう。　
　万年救護も、他の御本尊様も差別はありません。
　これが順番ですね。
↑
かなり以前学会が「たとえ宗祖真筆本尊でも戒壇本尊以外は切れた電球と同じである」と
主張していましたが今やその論は撤回すべきですね？
43 ：富士門：2007/08/28(火) 18:54:16 ID:AORvINRI0: たとえどんなに正しい御本尊であっても、悪しく用いているならば何の徳がありましょうや。
↑
どんなただしい御本尊（保田、西山等格山所蔵の万年救護本尊？）であっても
悪しく用いるならば（本来本門寺の重宝とし掛けるはずなのに現実には各山それぞれの所蔵となっている）
と云う意味でしょうか？
44 ：名無しさん：2007/08/28(火) 19:28:49 ID:RJVsDfa.0: 宗門の一閻浮提総与(いちえんぶだいそうよ)の戒壇の大御本尊を拝ませてやるという態度は如何なものでしょうか。
そして、正しい御本尊に手を合わせ南無する法華講員の言動に、生命が浄化されているとは思えません。
曇った心で御本尊に向かい題目を上げても、曇った鏡に生命が映し出されるというだけのことではないでしょうか。
45 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2007/08/28(火) 19:35:54 ID:udMpsk9s0: あきれたよさんへ
沖浦さんは呼び捨てにはしていないから貴方もせめて礼儀は守るべきだと思います。
沖浦さんもあきれたよさんの意見に率直に答えればいいだけだったのではありませんか？
46 ：　沖浦克治：2007/08/28(火) 22:25:41 ID:iqhTVQd60: 　あきれたい人があきれる事は自由です。
　関知いたしません。
　このような人間は牛の角のハエです。
　好きにすればいいでしょうね。

　富士門さん。

　創価学会の公式見解は創価学会の広報にでもお聞きなさい。
47 ：卞氏：2007/08/29(水) 13:44:54 ID:ya49uYSk0: 富士門さま。横槍で失礼します。

＞かなり以前学会が「たとえ宗祖真筆本尊でも戒壇本尊以外は切れた電球と同じである」と
＞主張していましたが今やその論は撤回すべきですね？

これは、おそらく「折伏教典」からのものと思われますが、
似ているようですが、そのような主張とは異なります。
この点を富士門様には再認識していただきたいと思います。

まず、「折伏のための教典」という書物の性質上
それ自体「主張」とうものよりも「折伏の際の口上例、マニュアル、理解を助けるためのもの」
として読むべきです。

そして、そこには、このようにかかれています。

功徳として顕現することを「電灯が光ること」
曼陀羅の御本尊が本物かどうかを「電球が切れているかどうか」
大聖人と直結していない点を「ヒューズが切れた」

と譬えたものでした。あくまでも戸田第二代会長が出されたたとえ話です。
そこに「戒壇の御本尊」と直接にその板の御本尊を指す言葉はありません。
その後の文でも「大御本尊」とかあるいは、「富士大石寺の」という形容表現に止まっています。
原本を確認してみてください。
48 ：卞氏：2007/08/29(水) 14:08:03 ID:ya49uYSk0: ＞建治年間にも「聖人出世す」

富士地方への弾圧は、健治元年（日興上人が弘教を始めた頃）から
すでに始まっていると言われていますね。
これに符合しているのは、日興上人の行動に及ぶことであると考えます。

＞宗祖の真の本尊、出世の本懐は一体何か知りたいと思っています。
自分としては建治年間の「聖人出世す」の文から保田、西山、北山の万年救護本尊が
宗祖制定の本尊ではないか？と思っていますが。

思うのは自由ですが、大聖人自身が制定したという確たる証拠はありません。
学会仲間も「大石寺の戒壇の御本尊が直筆ではない。」くらいは知ってます。
そういった制定があったとしても、どちらでも良いです。
現実創価学会が功徳の実証を示している、拡大しているのですから、
もし、制定されたとする御本尊を拝んでいる宗派のなかで、
なにか特別な創価学会の発展を上回るような現証があるのなら、その意味を再確認する必要があるでしょう。

御真筆の御本尊なら、各所に幾つかあります。
「真実の御本尊」というものの富士門さんの言い方は、こちらにはわかりませんが、
大聖人の出世の本懐とは、それは大聖人が生まれてきた目的という意味であり、
それこそ大聖人の御振舞いとその現実のことであり、なにか特別な有形の物体のことではありません。
49 ：　沖浦克治：2007/08/29(水) 19:13:35 ID:CaxiP.gk0: 　先日も書き込みましたが、生まれてこられ、御一生を末法の御本仏として生きられたこと自体が、出世の御本懐だと思います。

　何か特別な事実のみを限定し、出世の本懐と定義する必要を感じません。
50 ：富士門：2007/08/29(水) 20:19:09 ID:x8dvoVgQ0: お言葉ですが、宗祖を本仏と言いますが道師の文に
　日蓮聖人云ク本地は寂光、地涌の大士上行菩薩六万恒河沙ノ上首なり、久遠実成釈尊の最初結縁令初発道心ノ第一ノ弟子なり。

　本門教主は久遠実成無作三身、寿命無量阿僧祇劫、常在不滅、我本行菩薩道所成寿命、今猶未尽復倍成数の本仏なり。

との文が有りますが。
51 ：富士門：2007/08/29(水) 20:22:12 ID:x8dvoVgQ0: この道師の文を見ると本仏は歴史上の人物とは思えません。
52 ：あきれたよ：2007/08/29(水) 20:33:29 ID:kWUtVbds0: 根拠のない悪口ならいざしらず、根拠があって言ってんだよ。
沖浦説は、ことごとく矛盾なのだということの一端を俺は明示したんだ。
いかに沖浦の思索が油断だらけで間の抜けたものであるかということは明白。
それをこのボケナスは、自説の撤回も反省もコメントも、なにもしようとしてないだろ。
ようするに、逃げた、開き直ったということだ。
自説の矛盾を認めたくないだけなんだよ。
えらそうにしているが、結局てめえより格上がでてくると、簡単にこうなるわけなんだよ。
いまさらだとおもうが、法華講などというガキ相手が、丁度似合っている。
良観や道隆なんかも大聖人がでてきて大悪人となったのだ。
大聖人さえでてこなければ、歴史には善人として刻まれていたであろうとは、牧口先生の言。
佐渡御書の最後の文章はまさしく沖浦のためのものだ。
蛍火、蟻塚、井江、カササギなんだな、こいつは。
牛の角のハエだってよ（笑）　自分のことを言ってるんだよ（笑）　
こやつが、時系列で明白などという戯言を今後も言おうものなら、それは、完全に自分で自分を愚者だと証明したも同然なんだよ。
根本的に、御本尊とは何かも、生命とは何かも分ってないんだよ。
それでえらそうにしてるが、法華講相手だから何とかなってるだけでね、
創価の中の本物相手では、そういうニセモノは通用しねえということなんだよ。
法華講との戦いなんかはもう終ってる。　すでに決着はついている。
これからは、沖浦のような創価のなかのゴミを掃除する時代だ。
沖浦のような中小善は大善に反すれば大悪なんだと思い知る時がもう目前なんだよ。

挙句の果てには、>>49 のような馬鹿レスじゃんけ（笑）
釈迦は寿量品を説かなけりゃ釈迦じゃねえんだよ。　摩訶止觀を説かなけりゃ天台は天台じゃねえんだよ。
迹門戒壇建立にならなかったら、伝教は伝教じゃねえんだよ。本懐27年だよ。御本仏自らがそう言ってんだ。
それを「必要を感じません」だと（笑）　こんな師敵対の言葉があるだろうかね（笑）
こんな仏法のイロハも分らんで、よくまあ>>49のような戯言が言えたもんだ。
53 ：　沖浦克治：2007/08/29(水) 21:06:24 ID:CaxiP.gk0: 　あきれたよ君

　君ね、序の口が横綱と相撲とれるかね？？

　私と話したければ、前頭筆頭程度の実力をつけておいで。

　以上、申し付けました。
54 ：　沖浦克治：2007/08/29(水) 21:07:10 ID:CaxiP.gk0: 　富士門さん

　それはどうぞお好きに考えてください。
　私は興味がありません。
55 ：富士門：2007/08/29(水) 23:42:07 ID:x8dvoVgQ0: 因みに余談ですがＧＬＡの高橋信次さんは「板曼荼羅」の事を「ミタマンダラ」と
云ってました。
56 ：風神：2007/08/30(木) 00:11:35 ID:Kj4.9Y.o0: 金原氏の著作は「真実を求めて」の「探求の書」という感じですが、例えば以下のような質問・指摘をメインに「日蓮正宗追及の書」みたいなものが、出てもいいなと思ったりしています。誰か書かないかな?

日蓮正宗は以下のように言います。
> 本門戒壇の大御本尊について
大聖人は、10月1日の「聖人御難事」に、「此の法門申しはじめて今に二十七年、弘安二年太歳己卯なり。仏は四十余年、天台大師は二十余年に、出世の本懐を遂げ給ふ。其の中の大難申す計りなし。先々に申すがごとし。余は二十七年なり」と仰せられ、今こそ出世の本懐を遂げる時であることをいわれております。そして熱原法難の弾圧の吹き荒れるなか、弘安２年（1279年）10月12日に、出世の本懐として「本門戒壇の大御本尊」を顕されたのです。この御本尊は末法万年の流布を慮られて楠の厚き板に御図顕され、弟子の日法に彫刻を命ぜられました。<

そこで質問
①　聖人御難事を解釈すると、何故、出世の本懐=本門戒壇の大御本尊となるのですか?

②　聖人御難事を解釈すると、出世の本懐が特定の本尊になる、というのはどうしてですか?
⇒　出世の本懐が特定の本尊になる、ということについては、O氏率いるH宗の「H大本尊」と異なるところがありません。

③　いつから出世の本懐・本門戒壇の大御本尊が登場したのですか?なぜ、それまでその存在が伏せられていたのですか?
⇒　大聖人滅後、数百年経過し、突然出世の本懐の本尊が登場するということについては、O氏率いるH宗の「H大本尊」と異なるところがありません。

④　板本尊は「楠の厚き板に御図顕」だそうです。これにつき日達師も「ところが此れは大変な板です。ただの板ではないのです。こういう板になっているのです。だから後ろから見ると丸木です。丸木を表だけ削ってあるわけです。大変なものです。重たい。」(昭和52年５/26　日達師　寺族同心会)と発言しています。そのような巨大な楠木ならば、樹齢は数百年単位でしょう。現在では千年を超えるか、近いかでしょうね。こうなると、身延山界隈で、「この楠木を使ったんだよ」と特定できそうなものですが、いかがでしょうか。是非、教えてください。
それとも、「いやー、大聖人在世には樹齢400年のがあったんだけど、その後、切り出すか、倒れちゃってねー」とでもいいますか。（笑）
等とですね。
57 ：あきれたよ：2007/08/30(木) 02:47:55 ID:43V.TXJM0: 沖浦よ、　横綱をみたことがないやつが、えっらそうに何を言ってんだ？（笑）
本当の横綱というのは、お前の想像を絶する力を持っているのだ。
ええか、思索不足の指摘になんもコメントできねえうちは、お前の話などは、ただのゴキブリの
寝言なんだよ。法華講の坊ちゃんたちと遊んで暮らせや。
生きてたことそれ自体が仏の出生の本懐なんざ、ありえねえんだよ。
仏は、かならず滅後のために、なにかを残すのだ。
全部滅後のためだ。ま、お前のような三流信者には、永遠にわかんねえだろうけどな（笑）
58 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 07:13:30 ID:OMKcb0a.0: 　いいんだよ、君の考えが永遠にわからなくてもね。
　いらないんだよね。
　ふんどし担ぎの決め技なんか。
59 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 07:14:02 ID:OMKcb0a.0: 　富士もんさん。

　それで？？
60 ：あきれたよ：2007/08/30(木) 07:42:02 ID:dZR/g1Vg0: こんなもんだな（笑）
根拠なき「思いつき」を発表して悦に入っている馬鹿が（笑）
沖浦、おまえのことだよ（笑）
61 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 08:00:58 ID:OMKcb0a.0: 　こんなもんだね、あきれたね。

　一句。

　あきれると　頭の中は　空になり
62 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 08:01:59 ID:OMKcb0a.0: 　おまけ

　仕留めると　遠くで騒ぐ　根性なし
63 ：あきれたよ：2007/08/30(木) 09:02:04 ID:dZR/g1Vg0: 沖浦よ
お前には、そういうことをいう「資格」がねえんだよ（笑）
なぜなら>>26 で明確に、お前の糞思いつき理屈は、葬り去られているからだ。
お前が思慮ある人間なら、それに理路整然とした反論をのべた上で、
そしてはじめて評価に入るのだよ。
ところが、そのお前の対応は何だ？
だから沖浦なる間抜けは大いに馬鹿にできる人間だと明確になったということなのだよ。
まあこれで、お前がタダのニセモノ信者でしかないことは、明白になった。
そうそう、かならず仕留めにはいくよ（笑）
だがな、普通の仕留め方だと思うなよ。
ニセモノには想像もできない仕留め方はしてやろう。　後世のためだ。
64 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 09:22:00 ID:OMKcb0a.0: 　遠吠えも　虚しく響き　夏ゆきぬ
65 ：卞氏：2007/08/30(木) 09:31:58 ID:U77QXXTk0: ああ、樋田さんかな？いつ学会に入ったのかな？
66 ：卞氏：2007/08/30(木) 09:33:31 ID:U77QXXTk0: 沖浦さん。
本物っていうのは偽物呼ばわりされるのが宿命みたいなものですよ。（笑）
67 ：卞氏：2007/08/30(木) 09:34:36 ID:U77QXXTk0: あきれているなら、書くこともありませんからね～。
根っ子は嫉妬ですね～
68 ：卞氏：2007/08/30(木) 09:39:37 ID:U77QXXTk0: ＞お前が思慮ある人間なら、それに理路整然とした反論をのべた上で、
＞そしてはじめて評価に入るのだよ。
＞ところが、そのお前の対応は何だ？

批判を始めてますね。人気者は辛いです。かならず批判されます。

こんなときは、反論ができる自分が理路整然と反論を述べれば、それで済むんですがね～？
学会員と名乗る同志でしょう。なぜそうしないんでしょうねー？

できないのでしょうか？
本物の学会員ならできるはずですがねー。かわった学会員ですねー。
69 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 10:18:28 ID:OMKcb0a.0: 　卞氏さん、おはようございます。

　相変わらず鋭いですね。

　あきれた樋田君ですよ。
70 ：あきれたよ：2007/08/30(木) 12:02:45 ID:R2BtJ8eA0: 卞氏とかって沖浦の思いつき思考回路の弟子だったっけか？（笑）
おまえさ、反論するの、次、沖浦なんだよ。
おめえもたいしたことねえな。　なんでこんなに沖浦とか小野とか伊藤のところに、
出入りしている連中って、低レベルなんだ？？
先生も、いぜん、学会員も200万から300万まで篩にかかって駄目会員は去るだろうと言ってたが、
去る学会員の内の連中なんだろうな。
本物の欠片でもあれば、面倒もみれるかと思ったこともあったが、
これほど腐っているんじゃー捨てるしかねえしな（笑）
実際に追撃するときは、もちろん本名でやる。
そんときは、ここのBBSでおまえ等のバカさ加減にあきれたのが俺だよと、キチンというたるよ。
ここでの遊びはこれで終りだ。
創立80周年までで、おまえら、一人残らず地獄に招待してやるよ（笑）
それがまた慈悲ってもんだ。
71 ：　沖浦克治：2007/08/30(木) 12:28:40 ID:OMKcb0a.0: 　で、あきれた君は正体がばれて遁走致しました。

　ご苦労さんですね。
72 ：名無しさん：2007/08/30(木) 12:44:42 ID:0HEM8QLc0: 言葉が汚い方でしたねｗ
73 ：一壮年：2007/08/30(木) 12:55:09 ID:IANAiKRoO: 樋田さくらにあきれたよ
さすが樋田さん語呂合わせうまいねぇー
74 ：卞氏：2007/08/30(木) 13:04:54 ID:U77QXXTk0: 招待ですって、なるほどいま地獄に居るんですね～。
で、他人の足を引っ張ろうとなさる。
嫉妬の典型ですね。かわいそうなお方。
75 ：卞氏：2007/08/30(木) 13:27:16 ID:U77QXXTk0: 彼にいわせれば、他人の不幸を願うのが「慈悲」なんだね。
そういう宗派は正宗だけにしておいてくれ。
76 ：風神：2007/08/30(木) 21:18:21 ID:Kj4.9Y.o0: 以前、安永弁哲氏の「板本尊偽作論」を読みましたので、「十八『経』の書体上よりみたる板本尊偽作の証拠」「(1)板本尊の経の書体は弘安三年以後(第四期)」「(2)『ツ』の字型の経は弘安二年のものにはないこと」などから「経」の書体による分類は認識していたのですが、細井精道氏(日達師)の「悪書板本尊偽作論を粉砕す」で反論されたこともあり、なんとなくうやむやで忘れていました。
そこへ今回の金原氏の著作です。ずらりと並んだ「経」の写真は圧巻でしたね。「経」の字、旁を見て一目瞭然です。
細井精道氏等の反論も、残念ながら「吹っ飛んだ」の感があります。
この「悪書板本尊偽作論を粉砕す」は、一生懸命努力した力作（笑）というか、なかなかおもしろい書なのですが、印象的なのはこのくだりです。
ちょっと長くなりますが・・・。

> ここに、妙海寺所蔵の大曼陀羅について、安永弁哲君に教えておく。この本尊がいかなるものかは、まず、日華上人授与の本尊 (本尊集・本能寺所蔵) とを、並べて拝見してみるがよい。この二幅の本尊は、ほとんど、題目も花押も四天王も仏菩薩の座配も同じであって、また御文字の様子も違うところがない。しかして年月日も、同じ弘安三年五月八日になっている。

これから拝察すれば、もし、大聖人が、同日にこの二幅を御認めあそばされたのであるならば、まったく同じであっても不思議はない。しかしながら、一方には「沙門日華に之れを授与す」と御明記あそばされ (なお左方に日興上人の御加筆がある)、一方には年月日だけで授与書きがないのである。したがって、いかなる思し召しがあって御認めあそばされたか、不明である。これをもって察すれば、この妙海寺所蔵の本尊こそ、この日華上人へ御授与の本尊を臨写したものであることは、歴然たるものである。

その証拠には、妙海寺の本尊の花押は、筆線が続いていない。これは、御花押の形の臨写はしたが、筆線の脈絡がわからないために、かようなことになっているのである。かく拝すると、妙海寺の本尊こそ、日華上人授与の御本尊の臨写 (あえて偽作とはいわない) である。日華上人は日興上人の高足であらせられるから、この本尊は、富士門流に伝えるところであることは明らかである。

よって、これをいえば、妙海寺の本尊こそ、富士門の本尊を臨写して作成したものであることは動かし難い。安永君、もっていかんとなす。君は、大石寺の戒壇の御本尊は、妙海寺の本尊によって偽作したもの、というが、あに、はからんや、妙海寺の本尊こそ、富士門の御本尊の臨写ではないか。それを、臨写本尊を聖人の真筆といい、御真筆をさして偽作という。まさに、これ、世間のことわざにいう、盗人たけだけしいというのは、このことである。

およそ、身延門流のいうこと、なすことは、悉くがこの調子である。瞞着を止めよ、虚偽を構えるな、と、吾人は声を大にして身延門流に勧告する。天台大師は、自・師・法、三つの疑難を取り挙げている。すなわち、自らの不明をもつて、師(仏)を邪推し、法をも疑う結果となる、とのことである。今、安永君の論難は、彼自身の不行跡より推断して、他人をも計り、我が先師を痕つけ、ひいては本師大聖人の正義のほどをも罵詈しているものである。
また、自らに確定するところの本尊なきをもって、我が山に厳護申し上げる本門戒壇の御本尊をも偽作なりと誹謗するものである。天に唾する者の結果は己れの顔に戻るがごとく、本論こそ、彼自らの頭破作七分の不行跡を、如実に曝露しているものにすぎないのである。<
77 ：風神：2007/08/30(木) 21:19:54 ID:Kj4.9Y.o0: としたわけですが、ありゃりゃ・・・因果は巡ったのですね。

以下、日蓮宗新聞　　2003年12月10日より引用です。
> 日蓮聖人ご真筆曼荼羅本尊から指紋
大きな発見につながる可能性…
静岡県沼津市の妙海寺（笹津海道住職）で格護されている弘安三年五月の日蓮聖人曼荼羅本尊から聖人御自身のものとみられる指紋が見つかった。これは今年の三月から進められていた修復調査で明らかになったもので、中尾堯・立正大学名誉教授が確認。聖人の実像を肌で感じることのできる大きな発見につながる可能性が高い。（本紙九月二十日号「ご真蹟に触れる」に一部既報）
　指紋が見つかった曼荼羅本尊は、日蓮聖人六十歳の弘安三年（一二八〇）五月八日に顕示されたもので、大きさは丈九九㌢×幅五四㌢。指紋は向かって左下の「大増長天王」（図①）と中央下の花押の部分（図②）に合わせて約十ヵ所みられ、遠目では気づかないが、近寄って目をこらして見るといくつかの指跡を見ることができる。
　中尾教授によると、日蓮聖人が曼荼羅本尊を揮毫される際、「大増長天王」の部分は四天王の中でも最後に書かれ、墨の乾かないうちに署名と花押に移る。その時〝天〟と〝王〟の付近に左手を添えられ、偶然にも指紋が残ったと推測される。
　また料紙の表面には、滑りのよいように木槌でたたいて紙の目を緻密に加工する「打ち紙」の技法が施され耐水性に優れているため、墨跡が乾きにくかったことも影響しているとみられる。

さらに花押部分の指跡に関しては、ちょうど同じ日に揮毫された日華上人授与の曼荼羅本尊（法華宗本門流本山・京都本能寺蔵）の存在も関係しているという。すなわち日蓮聖人は本能寺蔵の曼荼羅本尊を先に揮毫されたために、二幅目（妙海寺の曼荼羅本尊）を書き上げ、最後に筆をおろした時には、その労力の大きさから思わずフラッと料紙に両手を付かれたという想像も成り立つとしている。
　中尾教授は「文字中に残された指紋からは、日蓮聖人が渾身の力を込めて曼荼羅本尊を揮毫されていた尊いお姿が伺われ、聖人の実像を身近に感じることのできる数少ない例となるのではないか」と語っている。<

ということで「天に唾する者の結果は己れの顔に戻るがごとく」になったのですね。
日蓮正宗の方は「いやー、御登座前の臨時の御失策」とでもいいますか。（笑）
「悪書板本尊偽作論を粉砕す」ネタや、その後の「細井日達師の板本尊に関する発言」ネタに関しては事欠かないのですが、また折を見てにします。
78 ：卞氏：2007/08/31(金) 09:23:34 ID:2k9RN5SI0: 私は、そういった行為がみられる時「その人がなにを守ろうとしたのか」という点を重視します。
79 ：風神：2007/09/02(日) 01:57:13 ID:yoWRbpGE0: しかし、この本の反響はすごいですね。
知り合いの顕正会員に「国立戒壇安置の、本門戒壇の大御本尊様の正体がばれちゃったよ」と見せてやったら、「謗法、ホーボー、大ホーボー」の繰り返しで大変でした。で、かいつまんで、(特に「経」の書体など)を説明してやったら妙に納得してしまい、「浅井先生はどのように反論されるのか。それを待つ」と言っていました。

法華講の人(毎月登山の活動家)は、意外とサバサバしていましたね。「数年前からネットで騒がしいので、よく知っています。覚悟はしています」とのこと。

少し前までは、私も「戒壇板本尊=後世造立=偽作」と認識し、「ところで・・・では、これからどのようにすればいいの?」と心配というか???でしたけど、この本に「模写彫刻本尊である=本尊」としてあったことに、ホッとしましたね。安直な「偽作論」ではないことに、妙に感心やら安心やらしたものです。だいたい、大石寺信仰圏で、日蓮真筆を直に拝んでいる人なんて、そうはいませんからね。みーんな、後世の貫主の書いた本尊を拝んでいるのですから。

今回の出版で問いかけられたのは、要するに｢大石寺のいう弘安二年十月十二日御図顕の本門戒壇の大御本尊=日蓮出世の本懐｣が中途成立の伝承であって、その再定義をすればいい、というだけの簡単な話なのですね。

おそらく、今の創価学会で、それをストレートに公開してもまあ、私みたいな男子部世代以下なら「OK納得!やっぱりね。これでちょっとは教学試験も楽になったな」ぐらいなもんでしょう。まあ、オトーちゃん、オカーちゃん世代がどうかって、とこですか。

それでも「御法主上人猊下様　⇒　天魔○○」「猊座を云々する者は学会除名　⇒　対座せよ」を堂々と推進してきたのが今の壮年・婦人の人達ですからね、なんというかベクトルが180度いきなり変わっても、元気印だったのですから、今更、板本尊の真実が明かされたとて、ビビル人はいないと思いますがね。

いずれにしても「戒壇板本尊の再定義による本尊観の再生・蘇生」の路線が、堅実じゃないですか。「後から出来た、後世に創作されたものだ=偽作だ。ニセものだ」なんて、一々やってたら、今の日本の仏教なんて、ほとんど消えちゃうんじゃないですか?
なぜって?仏教史をちょっとでもかじったことのある人なら、百も承知のことと思います。（笑）
大ざっぱですけど、その時代、その時代の民衆の苦悩・求め・機根があり、その民衆の苦悩・欲するところ・求めに応じてその時代の導師が出現して救済していく・・・ってことの積み重ね、繰り返しが、仏教の歩みのように思いますけどね。
そういう意味合いで振り返れば、戦後の大衆・庶民が「幸福製造機=本門戒壇の大御本尊様」を創り、今又、新しい世紀に入って前時代の｢物｣はその使命を終え、次の100年、千年にふさわしい｢何か｣が創られていくのでしょう・・・かね。
80 ：　沖浦克治：2007/09/02(日) 07:50:43 ID:.yd/bYj60: 　お歳寄りは平気ですよ。
　ああ、そう、これからは戒壇様は沢山ある御本尊様のひとつね、わかった、わかった、そう致します。
　でしょう。

　鬼畜米英トールマンから、一日で民主主義、アメリカ万歳。に変わった世代です。

　びくともしませんよ。
　第一、軟弱な人は既に宗門に行ってます。
81 ：風神：2007/09/02(日) 11:28:15 ID:WVarXheY0: 沖浦克治さん
はじめまして
只今、朝勤から帰りました。（笑）

全くそのとおりですね。価値観の逆転・創造、発想の転換・創造、歴史はこの繰り返しですね。

一部で、認識せずに｢日蓮と本尊伝承=板曼荼羅偽作論｣「要は日顕の見解は正しいっていってんのか」「安弁=安永弁哲氏の論の補強書だろ」なんて言ってますけど、違いますね。読んで分かるように、戒壇板本尊の再定義論です。
著者は創価学会員ですから、様々な逡巡、葛藤を乗り越えて本書を出版されたことと思います。「真相を知った者の責任を全うし、その評価は後代に託した」と拝察します。

まあ、一部で見られるようですが、大石寺のあれもニセ、これも偽作・・・だから僕は日蓮宗へ!じゃあないのよね。だから僕は「日蓮直結・御書根本」「御在世に還ろう」ですよね。
日蓮門下と名乗るなら、信仰上は日蓮正宗・大石寺狂学からは完全決別すべきだけど、宗史研究をやりに日蓮宗に行っても、地蔵を拝み、稲荷に手を打ち、水浴び読経をやって、鬼子母神の祈祷を受け、お札をもらって喜ぶ人達の眷属になっていたんじゃあ・・・ですよ。
「随他施化」「次第誘引」「為人悉壇」「世界悉壇」等々、「信者の求めですから」と理屈をつけてなんでもありでは、「一体、誰を信奉しているのか」分からなくなっちゃいます。
82 ：　沖浦克治：2007/09/02(日) 12:18:15 ID:.yd/bYj60: 　風神さん、始めまして。
　でも、文体からは以前お会いしたような気も致します。

　日蓮正宗がややこしくなったのは、寛師からでしょう。
　有師などは大変発想が自由です。

　要法寺の支配から逃れるための強力な理由付けが、戒壇様本懐論。だったと思います。
　徳川幕府をたおすための、攘夷。と、同レベルです。
　天皇をトップにして幕府をその下の位置に置き、大公儀。の、呪縛からの脱出を図ったのです。
　錦の御旗ですよ。
　それはうまく行って明治維新で近代化に成功致しました。
　然しながらその成功が遠因となり、第二次大戦での敗北につながったのです。

　戒壇様本懐論を錦の御旗にして、他の興門派との区別化を図り成功をしました。
　ですが、失ったものも多かったのですね。
　自宗にのみ他宗にはない特別なものがあり、しかもそれが偽物（御本尊様としてのお力は本物です）である時、その宗派は必然的に秘密主義にならざるを得ません。
　寛師以降のに正宗の歴史がそう言うものですよ。
　自らの教義や内容を秘密に秘密に、世間に公開せず、さも、物凄い秘密ガ自分の所にはあるぞ！
　コケオドシでやってきたのです。

　本当に物凄いものがあるならね、化学的見地からさっさと証明して、他宗がぐうの音も出ないようにすれば簡単なんですよ。
　道理というものですね。
83 ：　沖浦克治：2007/09/02(日) 12:23:17 ID:.yd/bYj60: 　教えと修行が複雑になると駄目なんです。
　創価学会は単純に単純に。
　これで良いと思うんです。

　会員第一、庶民第一、衆生第一。
　これだけでいいんです。
　後は、祈る。
　原点ですよ。

　幹部指導を受けないと駄目。
　会合行かないと駄目。
　選挙で交流行かないと駄目。

　間違ってます。
　権利として行けばいいのですよ。
　義務にすると小乗教です。

　日蓮正宗を御覧なさい。

　義務にがんじがらめにされた宗派です。
　勤行。
　塔婆。
　登山。
　寺参り。
　布施。

　全て義務です。
　やらなければ信徒じゃないんです。
　やらない人成仏しません。

　小乗教です。
84 ：風神：2007/09/03(月) 00:48:17 ID:46IftkjA0: >日蓮正宗がややこしくなったのは、寛師からでしょう。有師などは大変発想が自由です<

日有師以降の貫主等の書き物が、貫主信仰の文証みたいになってますね。

>要法寺の支配から逃れるための強力な理由付けが、戒壇様本懐論。だったと思います<

日寛師の教学ルネッサンスという側面もあったわけですが、使う人によって、それが御用教学と化したのですね。

>徳川幕府をたおすための、攘夷。と、同レベルです。天皇をトップにして幕府をその下の位置に置き、大公儀。の、呪縛からの脱出を図ったのです。錦の御旗ですよ。それはうまく行って明治維新で近代化に成功致しました。<

「尊皇攘夷」を叫んだ若者達が維新を成し遂げたのですから、時勢というのは実におもしろいものです。今度は、その同じ口で全く逆の「文明開化」「近代化」ですからね。はるか上空から見下ろす如く、時流を読み間違えてはいけないし、変化の、切り替えの潮目というのはあるもので、「今だ」と機敏に察知できないと・・・化石ですね。どこかの寺もただ「文化財」を擁するだけの伽藍と化すことでしょう。

>然しながらその成功が遠因となり、第二次大戦での敗北につながったのです<

「神州不滅」「皇国不敗」・・・自己肥大、誇大妄想、果てしなき欲望・・・因果応報の業火でしょうか。なぜか、石原莞爾が戦後に米国検事に言った「歴史的に遡るなら、ペルリを読んで来い」を思い出します。

>戒壇様本懐論を錦の御旗にして、他の興門派との区別化を図り成功をしました。

何しろ、「金看板」のない山寺だったですからね。そこに、今まで秘蔵されていたという「日蓮大聖人の出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」の登場ですから、他宗・他門は驚くやら、呆れるやら。この論法がOKなら、立教開宗800年を期して、どこかの山寺から「日蓮大聖人御内証伝授の大本尊」なんかが出てきて、そこが崇められてもいいことになっちゃいます。

>ですが、失ったものも多かったのですね。自宗にのみ他宗にはない特別なものがあり、しかもそれが偽物（御本尊様としてのお力は本物です）である時、その宗派は必然的に秘密主義にならざるを得ません。寛師以降のに正宗の歴史がそう言うものですよ。自らの教義や内容を秘密に秘密に、世間に公開せず、さも、物凄い秘密ガ自分の所にはあるぞ！コケオドシでやってきたのです。<

日蓮密教ですね。中身がなければ勝手に箔をつけ、権威化し、罰論で脅して人心を従える。どの教団も人事ではない、歴史的な教訓です。
また、「振り上げた拳が降ろせなくなっちゃった」国立戒壇論の浅井会長も同じですね。
85 ：風神：2007/09/03(月) 00:49:49 ID:46IftkjA0: >本当に物凄いものがあるならね、化学的見地からさっさと証明して、他宗がぐうの音も出ないようにすれば簡単なんですよ。道理というものですね。<

放射性炭素14年代測定法など、色々ありますからね。ただ、日蓮正宗・大石寺の、絶対に超えられない一線でしょうね。いつまでたっても、考えつく限りのあらゆる理論・文献の組み立てで「日蓮直造」をいうことでしょう。

>教えと修行が複雑になると駄目なんです。創価学会は単純に単純に。これで良いと思うんです。会員第一、庶民第一、衆生第一。これだけでいいんです。後は、祈る。原点ですよ。
幹部指導を受けないと駄目。会合行かないと駄目。選挙で交流行かないと駄目。間違ってます。権利として行けばいいのですよ。義務にすると小乗教です。<

正に「ダメ、ダメ」で育成されてきた人種からすれば、非常に悩ましい話ではあります。（笑）確かに知人から言われますね。「創価学会が広宣流布したら、単一宗教・単一政党で、信教・言論・投票の自由がなくなるってことか。批判・意見をしたら聖教新聞=日本国新聞で、実名糾弾されて、非国民か。学会除名も村八分ならぬ国八分か」等々。
ここまで言ってくれるのはむしろ有り難いもので、一般論として、国民大衆は、学会活動家の思いもよらぬ観点で誤解、曲解していることを知っていかないといけないですね。つい最近、聖教に「舎衛の三億」も出たことですし。これからは、世界宗教への展開、要するにSGIという観点からしたら、「ダメ、ダメ」などと、なかば戒律で縛る事は確かにムリでしょう。罰論だって、草創期はガンガンやっていたみたいですが、今の時代に表に出すことではありませんしね。

>日蓮正宗を御覧なさい。義務にがんじがらめにされた宗派です。勤行。塔婆。登山。寺参り。布施。全て義務です。やらなければ信徒じゃないんです。やらない人成仏しません。　小乗教です。<

学会を脱会して日蓮正宗寺院に行った人達で、時がたって脱講をするきっかけになったのは正に、この「小乗教の修行」ですね。我が身に当てはめて、教訓としていかなければならないですね。

・・・戒壇板本尊の造立時期は、やっぱり日時師の代あたりが臭いますね。現在は直感ですが。
86 ：富士門：2007/09/03(月) 07:59:48 ID:UBI/rHik0: 一説には、　①北山を去る道師が北山所蔵万年重宝本尊を模写して下の坊に持ってきた。
②その後、時師が本堂安置本尊として導師模写の本尊をも摸刻し所蔵していた。
③そして室町あたりで時の住職が権威付けのため導師模写本尊に「本門戒壇～」と
加筆し「本門戒壇の本尊」として余に発表した。
④板本尊の金箔、漆塗りは大檀那を掴んだ精師頃。
⑤大石寺は何回も火災にあっており、お堂と板本尊も焼失してしまったため、現在のいた本尊
は何回も作り直された本尊の一つ。

と云う説も有ります。
87 ：富士門：2007/09/03(月) 08:32:06 ID:UBI/rHik0: 露志問答で志師が「大石寺の僧が友人の国学者に語った。大石寺にはかつて
戒壇本尊があったのだが残念ながら有師頃に板本尊として摸刻し戒壇本尊の
元となった本尊を失ってしまった」と主張しましたが「導師模写北山万年重宝本尊」
の説に合致しているように思います。
また、応師が北山万年重宝本尊（禅師授与本尊）の片割れを買い入れしたのも
合致します。
88 ：鉄齋：2007/09/03(月) 16:59:08 ID:y8.1zyowC: 沖浦さん風神さん富士門さんはじめまして。
鉄齋ともうします。
今日書店に梅原猛の「日本の霊性、佐渡、越後を歩く」の文庫版を見付けました。
図版に佐渡の某寺所蔵の漫陀羅がありましたが
見るからに房山の万年救護漫陀羅の模写でしたね。
昔は写真製版など無い時代ですから、どうしても手による模写籠字に頼るしかないと思います、
あと風神さんも触れてましたが日時の時代、嘉慶二年に奥州法華講衆、下野法華講衆、武州法華講衆、駿州などの寄進で御影が建立されてますよね。
特に東北出身の日時を後押しした奥州法華講衆、他にも野州武州駿州などの寄進はかなりな多額に渡ったはずです。
この時代に潤沢な資金を使って御影と同時に板漫陀羅を造立したかもですね。
それを裏付けるかのようにこの時期奥州を中心に題目板碑が盛んに造立されてる事は金原本でも松岡本でも触れられてます。この板碑に添え書きの「現當二世」「造立如件」が良く出てきますよね。
89 ：鉄齋：2007/09/03(月) 18:22:16 ID:CoFiZFY.C: 日禅授与漫陀羅はやはり金原本を見ると、大石寺蔵が真跡で北山蔵が模写ですね。妙や蓮の斜め左払いの筆勢の鋭さがまったく違います。
特に大石蔵の蓮の斜線は息を詰めて一気呵成に引かなければこうは行きません。
北山蔵は形はまあ良いのですが線がいかにもドロッとしてヌルイです。
ここいらへんは国立博物館の王羲之の複製の孔侍中帖などになりますと真を侵すほどになりますが、
一般の寺僧の手になる物だといたしかたないでしょう。
まあ大石寺の肩を持つわけではありませんが。
90 ：風神：2007/09/04(火) 16:05:33 ID:tQbLk7SA0: 富士門さん、鉄齋さん
こんにちは
NO86～89に関連して、いろいろと考え、一つ「うん?」と思ったことがあります。

「なぜ、左京日教師の著述中に『本門戒壇の大御本尊』との表現がないのだろう」ということです。

「無い物は無いんだから、有るわけがない」というのは当たり前のことで、金原さんの本にも「五老僧の戒壇板本尊に関する記述がないのは不審である」と傍証的にありましたけど、「無いものを有ることにしてまで、貫主を立派そうに見せようとした」左京日教師の記述に「本門戒壇の大御本尊」が無いのはどういうことだ・・・と。
やはりこの時点では、「日蓮大聖人の出世の本懐であられる、広宣流布の暁には本門戒壇堂に安置される大御本尊」という「意義付け」は無かったのでは、と思います。

「意義付け」がポイントで、「板本尊そのものは存在していた」可能性は高い時代だからです。「後世に本門戒壇の大御本尊と呼称される板本尊そのもの」は、金原さんの本にあるように6世日時師か、8世日影師の代に造立と推定されるわけです。

日時師は1365年・正平20年(貞治4)2.15貫主になり、1406年・応永13年までが在任期間、中継ぎ状態の7世日阿師をはさんで8世日影師は1407年・応永14年に貫主となり、1419年・応永26年に日有師に継いでいます。
ということは、1365(日蓮滅後84年)年から1419年(同滅後138年)の、54年位の間に板本尊造立?となります。

で、左京日教師は1480年・文明12年に「百五十ヵ条」を著していて、この時はまだ京都・住本寺の本是院日叶師です。二年後の1482年・文明14年に、大石寺9世日有師が81歳で寂した後、1483年・文明15年には左京日教と名乗っており(富士年表)、翌1484年・文明16年には日向の国・穆作院内山にて、同じく左京日教名で「無名の注釈書=後に堀日亨師により穆作抄と名づけられる」を著します。以後6年間で「四信五品抄見聞」「五段荒量」「類聚翰集私」「六人立義破立抄私記」を次々と著したのですが・・・。

この中の例えば
「類聚翰集私
第四　諸宗先ず本尊を定むる事
日蓮聖人御入滅有るとき補処を定む、其の次ぎ其の次ぎに仏法相属して当代の法主の所に本尊の躰有るべきなり、此の法主に値ひ奉るは聖人の生まれ代りて出世したまふ故に生身の聖人に値遇結縁して師弟相対の題目を同声に唱へ奉り信心異他なく尋便来帰咸使見之す、何ぞ末代の我等三十二相八十種好の仏に値ひ奉るべき、当代の聖人の信心無二の所こそ生身の御本尊なれ」(富要 2-309 )
とか、
「穆作抄
四、本門下種の三徳有縁の導師の事　
所詮は当代の教主法王より外は本門の本尊は無しと此の信成就する時、釈迦如来の因行果徳の万行万善・諸波羅密の功徳法門が法主の御内証に収まる時・信心成就すると信ず可きなり」(富要 2-253 )
など、前代まで伺われなかった、相承中心、貫主即本尊、貫主即日蓮大聖人的な記述が書きまくられて後に大石寺教学、法門として確立体系化されていくのですね。

今日の「日蓮大聖人より血脈法水を唯授一人金口嫡々相承される、御法主上人猊下の御内証は即大聖人。故に猊下の御指南に信伏随従が正しい信心」という貫主信仰、血脈信仰の源流に、左京日教師が位置しているわけです。

数々の貫主・血脈信仰的な記述をした左京日教師が、1481年か1482年に大石寺に流入した時に、「日蓮大聖人の出世の本懐である本門戒壇の大御本尊」が存在していれば、自門流の独自性、優位性を誇示するためにも「当然の如く記述」するでしょうね。
91 ：風神：2007/09/04(火) 16:06:49 ID:tQbLk7SA0: しかも、左京日教師は「三大秘法」までは記述しているのですね。
穆作抄
本門三箇の秘法を土代として諸御書当家の信の法門を成立すべきなり　　(富要 2-250 )
此の三箇の秘法は当宗の独歩なり　　(富要 2-257 )

類聚翰集私
本門三箇の秘法は寿量品の文底に秘し沈め給へり　　(富要 3-313 )
此の三箇の秘法余流に存知無きも道理なり　　　　　同
しかし、「その本門の戒壇に安置する板本尊」のことは出てこない。

「百六箇抄」の引用をしても、
当家には本門の戒壇院。
下種弘通戒壇実勝本迹・三箇の秘法建立の勝地は富士山本門寺本堂なり。～中略～
天生か原に六万坊を立て法花本門の戒壇を立つべきなり、六万坊と申せばとて六万多に非ず一已独に非ず只表示の釈なれば一人也とも正信ならば六万坊建立に成るべきなり・天台の釈の意なり、(富要 3-323 )
と書いても、「富士山本門寺本堂安置の本尊」が出てこない。なぜか「天生原」の話になっちゃう。
更に数箇所で「三大秘法抄」の引用までしているのですが、「天生原」というトンチンカンなことを表現はしても、「本門戒壇の大御本尊」は出てこないのです。
戒壇とは王法仏法に冥じ仏法王法に合して～中略～霊山浄土に似たらん最勝の地は南閻浮提第一の山・駿州富士郡の大日蓮華山・先師自然の名号有る山の麓・天生原に六万坊建立有るべし差図の様を付属の事。　(富要 3-349 )

1400年代当時の、相承の系譜を重視した京都・日蓮系各派や、興門の各門流を意識し、対抗からでしょうか、自門流の貫主の血脈、その内証への信を殊更に強調した左京日教師の文献に一言も「本門戒壇の大御本尊」が出てこない。今の日蓮正宗の血脈神話の原形を作った人物が、「当山に日蓮聖人出世の本懐・本門戒壇の大御本尊あり」とやらない。

やっぱり、左京日教師の時代には、「板本尊はあっても意義付けは定まっていなかった」ということでしょうかね。
92 ：卞氏：2007/09/04(火) 17:02:14 ID:yhkxaKYE0: 「戒壇は偽」と発言が発覚したとき、そのときの事情説明が全て逃げであったため、
こう言った書物が作られてしまうんですよ。そもそもが日顕前法主です。
そこで、はっきり示しても良かったはずですが、なにしろ、学会員がこぞっていなくなり、
これ以上求心力を失うわけにも行かなかった。で誤魔化している。
やることが裏目にでますねー。

まだ、ここ残っていますねぇ。知っている人は知っているからね。
tp://www.geocities.co.jp/NatureLand/5976/kawabe-memo.htm#
93 ：鉄齋：2007/09/04(火) 23:24:45 ID:kZ5jC2TUO: 戒壇板本尊の添え書きですが「右現當二世の為に造立すること件の如し、
本門戒壇の願主弥四郎国重、法華講衆敬白」とありますよね。
現當二世つまり広宣流布の為です。
仮に戒壇板Gが、日時あたりの翻刻であったとしても、当時の純真な信徒の心情が伺えます。

ある意味、水戸黄門の印籠と同じです。
まさか黄門さまが本当に史実でも旅先で印籠を出して「控えおろ～っ」なんてやってたなんて信じてる人はいないと思います、多少の潤色があったとしても愛嬌です。

同様に弘安二年１０月なんて彫ってしまったフライングはあるにせよ、宗祖の遺命を偲ぶあまりと信じたいです。
けれどもこの板曼陀羅が、出世の本懐だとかまして戒壇板本尊から離れて成仏はない。などと脅し文句を言うから真相を暴かれるのだと思います、
94 ：風神：2007/09/05(水) 00:15:56 ID:nDyG.R7A0: 卞氏さん
こんばんは

> 求心力を失うわけにも行かなかった。で誤魔化している。<

戒壇板本尊は日蓮正宗の求心力ですからね。考えてみれば｢板本尊｣という「板一枚に一宗教団体の命脈がかかっている」というのは、なんともはや、そうそう、世界にも類例がないでしょうね。
大石寺門流は、楠木板一切れに全てを注ぎ込んで、他山に優越した(と思っているだけだが)ものの、実はその段階で｢自らに限界を作ってしまった｣とも言えると思います。

「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし、日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり、無間地獄の道をふさぎぬ」(報恩抄・建治二年　P329)という、「永遠の法=妙法」を説いた日蓮大聖人。

「日蓮をこいしくをはしせば常に出ずる日ゆうべにいづる月ををがませ給え、いつとなく日月にかげをうかぶる身なり」(国府尼御前御書・建治元年　P1325)と、「いつも共にいるよ」と門下を包容された大慈悲。

共にこの時は、日蓮正宗がいうところの戒壇板本尊造立の弘安2年「以前」です。

その「永遠の法」が弘安2年に、楠木一枚という有限の物質に集約され、「板一枚の所持者が不可思議な境地に至る」というのは、随分と考え違いをしていたものだと思います。少なくとも、「久遠元初から始まる」日蓮大聖人の法門体系上からは、成り立たない話しでした。
95 ：風神：2007/09/05(水) 02:32:26 ID:nDyG.R7A0: 鉄齋さん

> 　図版に佐渡の某寺所蔵の漫陀羅がありましたが見るからに房山の万年救護漫陀羅の模写でしたね。<

某寺院にて、通称・万年救護本尊を模写し刻んだ板本尊を拝見しましたが、なんというか、その「なんでこんなにへたくそなの。手を抜いて書いただろ。こりゃ」とシロートながらつぶやいてしまう、しろものでありました。（笑）

>　この時代に潤沢な資金を使って御影と同時に板漫陀羅を造立したかもですね。　<

その御影は6世日時師の代に、越前法橋快恵により、1388年・嘉慶二年10月13日に造立されたのですね。この10月13日というのが、何か暗示していませんか?
しかも板本尊は金原さんの本によれば「戒壇板本尊が仏師の手になることは、その大きさや彫刻、塗漆、押金箔の施しなどによって明らかで、この頃(日時師の代)には、それを行い得る状況が整いつつあった」のでしょう。

>　題目板碑　<
傍証になりますね。

>　妙や蓮の斜め左払いの筆勢の鋭さ
大石蔵の蓮の斜線は息を詰めて一気呵成に引かなければこうは行きません
北山蔵は形はまあ良いのですが線がいかにもドロッとしてヌルイ　<

着眼点はそこにあるのですね。大石寺所蔵日禅授与本尊は、不鮮明ではありますが、指摘のとおりと思います。しかし「ドロッとしてヌルイ」とは、｢ドキッ｣とさせられますね。

> 国立博物館の王羲之の複製の孔侍中帖などになりますと真を侵すほどになりますが <

なるほど、複製の「孔侍中帖(こうじちゅうじょう)」は、王羲之(おうぎし)の真筆を侵すほどのものなのですね。北山本門寺の日禅授与本尊は、そこまでのレベルに至らなかったということですね。

>　戒壇板本尊から離れて成仏はない　<

これですよ。こういうことを大石寺門流が言い出すから、暴かれちゃうのですね。現実の娑婆世界は、戒壇板本尊から離れて成り立っているし、関係ない人も元気に生活を営んでいるのに。
大石寺門流=日蓮正宗は、戒壇板本尊と血脈神話によって「唯一絶対無二」の宗教になっちゃったので、言い続けるしかないし、それは同時に「俺の所に来て、しっかり貢ぎなさい」と同義なのですね。聖地主義の宗教は、自然淘汰の対象になっていくのでしょう。
96 ：　沖浦克治：2007/09/05(水) 06:57:19 ID:Xkm8QBJ.0: 　鉄齋さん、始めまして。
　宜しくお願い致します。

　私は御本尊様のそれぞれの相貌には殆ど知識がありません。
　興味もあまりございませんので、貴方方碩学の方の文を鵜呑みにしております。

　ただ、面白い感のよさが少しありますので、それで本質を包み取るようにしております。

　その結論として、戒壇様本懐論は、幕末の攘夷と同じだな。と、直感致しました。
97 ：鉄齋：2007/09/05(水) 07:58:57 ID:WKqwYuwwO: 沖浦さま、よろしくお願い致しますm(_ _)m

なるほど
>戒壇板本尊本懐論は幕末の攘夷
すごくよく分かる話です。
つまり法主＝天皇で侵しがたい存在。
その為の攘夷＝板本尊であったと！

であれば今度は黒船が大砲打って開国は必然ですね。
98 ：　沖浦克治：2007/09/05(水) 08:17:46 ID:Xkm8QBJ.0: 　慧妙バッサリ斬りました。

＞粉砕！『聖教』の誑惑報道　『宗門誹謗の裏に隠された狙い』
「学会、いよいよ『本門戒壇の大御本尊を否定か！？』金原某が大御本尊冒涜の悪書を発刊」

　否定？？
　いいえ、本懐ではありませんよと、理を尽くして説くだけです。
　ですから、理を尽くして説き返せばいいんですよ。
　単純明快なことですね。
　どうぞ。

＞先日、金原明彦という学会員が『日蓮と本尊伝承－大石寺戒壇板本尊の真実』なる書を出版したことが、それである。

　日蓮正宗信徒も、戒壇様絶対本懐論。でも出せば？？

＞この書の中で金原は、〝川辺メモ〟を足がかりにして、大石寺の本門戒壇の大御本尊が弘安三年五月御筆の日禅授与の御本尊をもとに、模刻・臨写された御本尊である、との疑難を構えてるのである。

　疑難を構える事自体がいけないような書き方です。
　この国は言論の自由が認められている近代国家です。
　どこか無人島でも買い取って、戒壇様絶対本懐憲法でも発布したら？
　アッ！、誰も住まないか！

＞これは、以前、創価大学教授・宮田幸一により「宗祖本仏義」の否定が試みられたのと同様、いずれ創価学会が「本門戒壇の大御本尊」を否定するための布石、試論として発表したもの、といえよう。

　前置き長すぎ～～！！
　中身ありません。って、宣言してますよ、この愚駄文。

＞すでに創価学会では、何年も前から、「本門戒壇の大御本尊」を否定するための準備を進めてきていた。

　まだ、前置きです。
　自分と頃の教義と化儀です。
　他宗の干渉は受けません。
　それとも日蓮正宗は創価学会が戒壇様本懐論を捨てろ。と言えば、捨てますか？
　同じです。
　双方勝手にすればいいのですよ。
　その上にある問題点は論議の対象として堂々と議論で決着する。
　これが正しいあり方です。
　慧妙のこの駄記事は、戒壇様を本懐で無いと論じる事自体がいけない。戸の。、偏見に基づいています。
　そうではなく、いくらでも疑いなさい。
　その上で自由闊達に論議し決着しましょう。
　何故こうなりませんか？？
　密教ですね、日蓮正宗は。

＞それは、勤行の際の観念文や創価学会会則の中から、「本門戒壇の大御本尊」の文言を削除し、「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊」などと曖昧な表現に改悪したことだ。

　これは創価学会に与えられた権利ですね。
　大きなお世話ですよ。

＞これは重大な背逆であり、大謗法である。

　違背ってね、日蓮正宗には当然違背しますよ、破門したんですよアンタ方。
　大謗法かどうか？
　決め付ける理由が要るんですよ。
　それがいよいよココからですね。
　前半無駄な文章ですね。
　四流の証拠です。

＞すでに三宝を破壊した池田大作はもとより、池田の率いる創価学会に属する末端の学会員も、相応の罰を蒙り、堕地獄へと拍車が掛かることを哀れむ。

　哀れんでも良いですよ、でもね、日蓮正宗悲惨でしょう。
　人増えない、選挙勝てない、お金集まらない、信徒動かない、創価学会崩れと旧信徒対立激化してる。
　如師と顕師仲悪い。
　他所の心配するときですかね～～～？？
　それとね、三宝って、破壊されますか～～？？
　フ～～～～ン、アンタ方所、いい加減な三宝決めてるんですね～～～？？
　破壊されてなくなっちゃうんですね～～？？
　駄目だ！！
　コリャ～～！！
99 ：　沖浦克治：2007/09/05(水) 08:18:45 ID:Xkm8QBJ.0: 　続きです

＞それでは、なぜ、創価学会は「本門戒壇の大御本尊」を否定するのであろうか。

　ハイハイ、ようやく本論ですね。
　嘘だからですよ。

＞答えは簡単である。

　オイオイ、簡単な答えだすのに、ココまで引っ張ってどうすんだい？？
　くどくど慧妙ですね。

＞「宗祖本仏義」と同様、「本門戒壇の大御本尊」を否定しなくては、日蓮正宗の唯一正当性を否定することができず、その結果、創価学会こそ日蓮大聖人を信仰する正統な教団である、と主張できないからである。

　大聖人様は御本仏です。
　会則にうたっています。
　読んでから書くべきでしたね。
　大聖人様が御本仏と、戒壇様本懐論は別の論議です。
　巧みにリンクさせたように見えますが、簡単な決めつけですね。
　これを、独善的なドグマと言います。
　既に使い古された詭弁です。
　いまどき使う人、半世紀以上遅れてます。

＞もう一つには、今でも相当数の学会員が「いつかは総本山へ登山し、本門戒壇の大御本尊にお目通りできる日が来る」と内心思っている。

　私は創価学会員です、慧妙は創価学会員ではありません。
　ウサギはねる程度です。
　創価学会員に関する事は、創価学会員のほうが詳しいですよ。
　理の当然ですね。
　で、家に戒壇様と同じ御本尊様が居られます。
　どこかに会いに出かける必要がありません。
　まして大石寺、交通の便悪すぎます。
　行きたくありません。

＞この会員達の「本門戒壇の大御本尊」への渇仰恋慕の想いを断ち切らなければ、揺るぎない創価学会根本思想を確立できないからである。

　渇仰恋慕の想い。ありません。
　既に日蓮正宗を知らない会員が大半です。
　私は今三人家族ですが、家内は日蓮正宗そのものをしりません。
　耕治は少し記憶があります。
　後二人子供がいますが、二人とも日蓮正宗に無関心です。
　事実を正しく認識して作文しましょうね。
　駄目慧妙さん。
100 ：　沖浦克治：2007/09/05(水) 08:19:37 ID:Xkm8QBJ.0: 　続きです

＞さて、金原の悪書は、「本門戒壇の大御本尊」の御相貌に関して触れているが、これについては我々が立ち入るべき内容ではないとしても、次の点において、すでに金原の妄説は破綻している。

　立ち入れない人が、自由に立ち入れる人と論議すること事態おかしな現象です。
　馬鹿げた意見ですね。
　既に負けてます。

＞すなわち、本宗では、弘安二年十月一日の『聖人御難事』に
「仏は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は二十余年に、出世の本懐を遂げ給ふ。其の中の大難申す計りなし。先々に申すがごとし。余は二十七年なり。其の間の大難は各々かつしろしめせり」（御書一三九六頁）

と仰せられていることについて、これこそ大聖人が出世の本懐を遂げることを宣言あそばされた御文であり、それが同年十月十二日に図顕された「本門戒壇の大御本尊」である、と拝している。

　拝している？？
　どうぞ、ご勝手に、創価学会では今後拝しません。
　これでおしまいです。
　何故拝するのか？
　論理正しく述べるべきところでしょう、ここは。
　何しそろ、ココが崩れれば日蓮正宗は崩壊です。
　もっと説得力のある事言いましょう。
　戒壇様の年代測定をするとか、筆跡鑑定を実施させるとか、ココで約束できなくてどうしますか！
　簡単でしょう。
　創価学会が戒壇様本懐論を否定しそうだ。
　早急に年代測定と、脇書きを含み筆跡鑑定を実施しする。
　しばらく待ってろ創価学会！
　科学的に木っ端微塵にしてやるぞ！！
　何故、言わない？？
　自信ないんだね～～。
　ばればれだよ。
101 ：　沖浦克治：2007/09/05(水) 08:20:11 ID:Xkm8QBJ.0: 　続きです

＞ところが金原は、この弘安二年十月遂げられた大聖人の出世の本懐とは熱原法難のことであり、大聖人の仏法を大衆が確固たる信心で信ずることができるようになった、それを象徴しているのが熱原法難である、等の笑うべき説を立てているのである。

　アンタはわらう、私はその通りと三十年前から考えている。
　で、出てきて私と公開法論致しましょうね、慧妙編集部さん。
　私はね、樋田さくらさんみたいに口先だけじゃありませんよ。
　総出でかかっておいで。

＞だが大聖人は、文永十二年の『阿仏房御書』において、
「あまりにありがたく候へば宝塔（※大曼荼羅本尊のこと）をかきあらわしまいらせ候ぞ、（中略）出世の本懐とはこれなり」（御書七九三頁）

と仰せられ、大聖人出世の本懐とは、大衆が受ける法難などではなく、御自身の顕わされる御本尊であることを、はっきりと明かされている。

　え～～と御本尊様御図顕が出世の御本懐としてですね～～。
　戒壇様もその一つ。
　これでいいんですね～～。
　イヤなら、大聖人様のお言葉で、戒壇本尊こそ究竟中の究竟なり。なんて御文だしな。

＞そして、大聖人の顕わされた、数他の御本尊の中でも、「余は二十七年（にして出世の本懐を遂ぐる）なり」と仰せられる弘安二年十月に、楠の御板をもって御図顕あそばされた本門戒壇の大御本尊こそ、

　イイエイイイエ、弘安二年に戒壇様しか御図顕されていない証拠を出しなさい。
　でなければ、願望。です。

＞「就中弘安二年の本門戒壇の御本尊は、究境中の究境、本懐中の本懐なり」（二十六世日寛上人『観心本尊抄文段』文段集一九七頁）

と拝すべき御本尊なのである。

　ハイ、ココが一番いけないところですね。
　寛師、日蓮正宗の法主だった人です。
　回教徒に、何代目のローマ法王がこうい言った。なんていってだれがまともと思いますか？？
　少し常識を弁えなさい。
　他宗の教義にいちゃもんつけるのに、自分ところでこう決めたんだ。デハ、ダ～～メ～～！！

＞もし、金原の言うごとくこの「本門戒壇の大御本尊」が宗祖の出世の本懐ではないというなら、弘安二年十月に大聖人が「余は二十七年なり」と仰せられて御図顕になった、本懐中の本懐に当たる御本尊が、外になくてはならないはずである。

　どっちでもいいよ、なくてもあってもね、弘安二年十月以来、御本尊御図顕が物凄く増加している。
　しってるね？
　探せば？？

＞だが、そのような御本尊はどこにも存在しないし、かつて顕わされたということを窺わせる資料も、何一つ存在しない。

　窺わせる？？
　窺わしてるの、アンタ方じゃないですか？？
　どっちでも良いですよ。
　余地。

＞唯一つ、弘安二年十月十二日の「本門戒壇の大御本尊」を除いては―――。

　ハ～～～？？
　窺わすと、決定なんだね、日蓮正宗は脆い宗派だね～～。
　ジャー、永久に窺ってなささい。
　ハイ！！

＞金原よ、あろうことか、日寛上人をも凌ぐかのおうすうごとく慢心し、得々と述べた汝の試論も、この一点で完全に崩壊していることを知るべきである。

　そりゃ、金原さんね、寛師凌ぎますよ。
　創価学会員です、当然ですよ。
　私は創価学会員です、寛師下に見下します。
　で？？

＞そして、結論ありきの邪説を猛省せよ、と呵しておく。

　本音ですね。
　お願い～～、金原さん、これ以上責めないで～～～！！
　悲鳴上げてどうすんですかね～～～？？？？

　ナサケナイ！！！！
102 ：私は嘘つきです：2007/09/05(水) 09:19:06 ID:NmByObjA0: 沖浦さんへ、
現代の日本ほど宗教の自由が優先的に保証されている場所も時代もありません。
もし、日蓮大聖人が今日の日本を御覧になったら、
正法誹謗も、ここに窮まったと、嘆き悲しむでしょう。
しか、郷に入れば郷に従えというように、私達にとって、選択の余地がないのです。
日蓮正宗とて、両隣りに邪宗の寺院があっても、気にするものは誰もいません。
宗教的には堕落しているといえますが、その柔軟な姿勢によってこそ、
日蓮大聖人の教えを今日まで伝えてこれたのです。
もし、それが嫌で、日蓮正宗を批判するなら、せっかく破門もされましたから、
堂々と異流儀を立てればいいのです。どんどんお願いします。
ただ、如何にも、日蓮正宗の伝統教義を実践している風を装おって、
中興の師といわれた日寛上人が書写した御本尊に変造を加えた上、大量販売するのは
止めてください。と言ってるのです。
勤行にしても「短くなってよかった」などと喜んでないで、
一層のこと、全く止めてしまえばいいのです。
前と同じようなことをやってるから、「おかしいですよ」と指摘されるのです。
103 ：卞氏：2007/09/05(水) 09:29:37 ID:WLtrzCKM0: 大量販売などしていない。
してもいないことをやめろと言われてもね。

しかも流儀を立てろとお願いするバカ。
学会やめたんだから、自分が立てれば良いんだよ。
104 ：　沖浦克治：2007/09/05(水) 09:44:45 ID:Xkm8QBJ.0: 　アンタ嘘ついてんだ。

　で・？
105 ：鉄齋：2007/09/05(水) 10:00:03 ID:WKqwYuwwO: 沖浦さまお見事です。完璧ですm(_ _)m

ｴﾐｮｳ編集部と法論やるなら私もいれてくださいませ。

さて
>日蓮正宗の教義

んなものいまは依用しちゃいませんよ日蓮大聖人御書根本です

>寛師の書写した本尊
ハイ！書写ですよね？図顕ではないです。
寛師の本尊に「書写之」とありますよね。我々は意義としては大聖人の御本尊を直拝してるんです。

あと大石貫主の書写と戒壇板本尊は相貌が違いますよ。
若悩乱…… 有供養………の讃文は戒壇板本尊にはありません

また迹化の菩薩も無い略本尊式です
だから「戒壇板本尊を後世の翻刻と言いながら寛師の本尊を拝むのはおかしい」と言う疑難は当たりません。
残念でしたね
106 ：風神：2007/09/05(水) 15:00:05 ID:55T8tTDI0: 慧妙の記事はなんですかね?
これが反論?
編集者はまだ金原さんの本を読んでいませんね。総会の準備で疲れたのですか。
これでは「螢火が日月をわらひ蟻塚が華山を下し、井江が河海をあなづり烏鵲が鸞鳳をわらふなるべし、わらふなるべし」ですね。

私の再反論
「久遠元初より末法万年尽未来際、無始無終の妙法蓮華経を、日蓮大聖人が楠木一枚に集約した証拠を示しなさい」以上、一行で終わりです。
107 ：鉄齋：2007/09/05(水) 17:02:34 ID:WKqwYuwwO: 高飛車なくせに中身空っぽな書き方。
ｴﾐｮｳなのに、まるで浅○克○くんにそっくりですね。
あっ！彼は謹慎中でしたっけww
108 ：風神：2007/09/05(水) 18:56:03 ID:x6F1uWYM0: > 浅○克○くん <

懐かしいですね。元気かな?　
対応は全て側近男子部にやらせて、自分は腕を組んで見ているだけの人ですね。
何を言っても「そんなことはどうだっていい。正本堂は御遺命の戒壇なのかよ」としか言えない人でした。（笑）
109 ：鉄齋：2007/09/05(水) 19:41:31 ID:WKqwYuwwO: ところで浅○親子はこの本、読んだんですかねえ？
まあ法華講は毎度奉安堂で御開扉してますから案外クールな対応しそうですが、
Kは戒壇板本尊をまだ見ぬ憧憬が強いですからね。
鼻血噴きそうだ………
110 ：風神：2007/09/06(木) 00:33:20 ID:2ARYp4J60: > Kは戒壇板本尊をまだ見ぬ憧憬が強い <

そういえば、顕正会の皆さんは、大半以上が戒壇板本尊を直に見たことが無いのですね。恋慕の情をつのらせ「お会いする」ことを夢に描いているのに、その戒壇板本尊の造立の経緯がここまで詳しく書かれてしまったのでは、ショックを受けてしまうでしょうね。

そういう意味では、顕正会的には「恐れ多くも、国立戒壇安置の大御本尊様を写真に撮り掲載しており、御不敬、これに勝るものはない。提婆達多をも凌ぐ、謗法の書・悪書である。それだけで充分、内容の滅裂たるや、一々破折を成すにも値しない。悪書を見ること自体、謗法与同であり、信心が食い破られる。故に目もくれず一国広布に邁進すべし」という感じですかね。（笑）

今どき、こういう発想では、進歩がありませんです。
111 ：名無しさん：2007/09/06(木) 01:00:08 ID:tdyRcZHAO: 金原本のp８５にありますが、日達師が戒壇板本尊を「丸太を半分に裁った形状」と言っていたのは私も昔聞いた記憶があります。
しかし今回、宝篋の写真の公開によって厚さ７、５センチの平板と分かったのは収穫でしたね。
しかし何のために達師が上記の発言をしたのか、不思議ですね。
そういえば戒壇板本尊を運んできたという「かなと蔓」とか都市伝説ならぬ寺伝説が大石寺は多いですねw
112 ：鉄齋：2007/09/06(木) 01:03:05 ID:tdyRcZHAO: すいません、>111は鉄齋です。

うっかりﾊﾝﾈ入れ忘れました
113 ：光線：2007/09/06(木) 07:42:51 ID:B7oxMKYE0: おはようございます☆
アップしときます(^O^)/
114 ：　沖浦克治：2007/09/06(木) 08:32:08 ID:OdzQkgvQ0: 　創価学会でないものがいくら世界中に広まっても、それは広宣流布とは申しません。
　日蓮正宗、あの団体の役割は既に終了を致しております。
115 ：市丸：2007/09/06(木) 08:44:30 ID:Gh40EWo20: すみません、つまらぬ質問です。
御開扉を受けたのが、もうずっと昔なのですが、あの頃は随分大きく感じていました。
゛大゛御本尊の寸法は、どのぐらいなのでしょう。

身延から板本尊を運んでくるのに、一体どんな方法を使ったのか、考えたら、その大きさが気になってしまいました。
総体の重量は、どのぐらいになるものかも･･････。

本当につまらぬ質問で、すみません。
116 ：富士門：2007/09/06(木) 10:34:10 ID:0S5awQ.s0: 戒壇本尊には畳大の板説、半丸太説、裏書彫刻説など古来より寸法等がまちまち
で、おそらく火災で焼失したり、腐って傷んでしまったり、他派より真偽を批判され
宝蔵に仕舞い込んだりで、其の度新しく制作、加筆があったと思います。
今の奉安堂安置の板本尊は実は戦後に作られたレプリカで、日達師主張の半丸太本尊
は傷みがひどく、正本堂安置の時にレプリカ本尊と秘かに交換され、宝蔵に仕舞い込まれた
と云う説もあります。
117 ：富士門：2007/09/06(木) 11:01:07 ID:0S5awQ.s0: 身延から板本尊を運んでくるのに、一体どんな方法を使ったのか
↑
平板で８０キロ、半丸太で１８０キロだと聞いた事あります。
身延から仙師が背負って来たと云われてますが、はたして本当に８０キロの物を長期間背負って
来れるものか？まして１８０キロの半丸太なら１人では仙師がどんな大男でも無理で
興師、目師、初め多数の人数で運ぶか、台車みたいな物でゴロゴロと運ぶしか手が有りません。
何れにしても身延から富士に着く頃には運び人はヘトヘトに疲れ切って、こんな重い本尊を制作
した宗祖に反発して退転したかも知れませんが（笑）
118 ：市丸：2007/09/06(木) 12:28:09 ID:Gh40EWo20: 富士門さん、ありがとうございました。

７５０年前、板本尊を運び出した、と考える事には、やはり無理があるようですね。
この一点をとっても、法華講の方には気の毒ですが、大御本尊本懐説には、無理があるようですね。
板本尊を抱えて、どんな道を通って、身延から大石まで行かれたのか、考えたらめまいがしそうになりました。
119 ：富士門：2007/09/06(木) 14:00:46 ID:0S5awQ.s0: そうですね。もし興師一行が戒壇本尊を身延から富士まで輸送していたら大人しく
していたも可也目立って？途中の村々で戒壇本尊輸送伝説が幾つも有ると思います。
しかも輸送途中で宗祖敵対の念仏衆に襲われたらと思うと、興師戒壇本尊輸送が本当
だったらビクビクしながらかつ目立ちながら？の輸送だったでしょう。
大石寺はよく「余は２７年なり」「日興が賜る弘安２年の大御本尊」と文をあげ戒壇本尊
の証拠と主張しますが、以上の常識からも反論出来るのです。
120 ：　沖浦克治：2007/09/06(木) 14:19:34 ID:OdzQkgvQ0: 　興師は僧です。
　しかも追放されて少人数でとぼとぼ歩きます。

　波木井氏は武士です。
　刀もやりも弓も持っています。
　馬に乗って家来と追いかえれば興師は打つ手がありません。

　ココで常識が判断基準となります。

　波木井氏は大聖人様の門下ですよ。
　出世の御本懐をみすみす見逃しますか。

　取り囲んで押し包んで討てば簡単に取り戻せますよ。
　何故そうしないか？

　重宝を持たないからですよ。

　身延離散で興師が出世の御本懐を持ち出した？？

　愚論のきわみです。
121 ：富士門：2007/09/06(木) 19:26:24 ID:0S5awQ.s0: 他の教団（目師の末裔？）で「大石寺はかつて今の富士市に有ったが
焼き討ちされ、徳川時代精師の頃大檀那が今の場所に建設し菩提寺にした、
その証拠に富士市に「大石寺」と云う地名が残っている」
と主張していますが如何でしょうね？
122 ：鉄齋：2007/09/06(木) 19:39:44 ID:tdyRcZHAO: O氏の事ですね？

日目師の時代は妻帯はおろか女犯も御法度ですから末裔なんてありえませんよね。どうやって子孫を残すんでしょうか？
123 ：富士門：2007/09/06(木) 20:19:02 ID:0S5awQ.s0: 目師の子孫と云うより奥州新田一族の末裔とか。
しかし、東武天皇と関係あるとはハシャギすぎですね？
124 ：山城屋：2007/09/06(木) 20:52:52 ID:oGXzrj9Q0: 皆様初めまして。

他板にて話題になっていたので、覗かせて頂きました。

興味深い内容の問題提起もあり、質問をさせて頂く事も
あるかと存じますが、宜しくお願い申し上げます。

因に、金原氏の著作は取り寄せ致しましたが、まだ手元
にございません。
125 ：鉄齋：2007/09/06(木) 21:08:37 ID:tdyRcZHAO: これですね

tp://www3.ocn.ne.jp/~isak/sub2.html

しかし大聖人は法門もうさるべき様、の中で
「わずかの小嶋の主」と日本の権力者を言われてるのにいまさら南朝の末裔も無いもんですよね。
大石寺の売店で瑞鳳とかいうヨーカンを売ろうとしてコケタみたいです。
顕正会の浅井氏とも小競り合いしたみたいですね。
どっちもどっちですがww

山城屋さん初めまして。よろしくお願い致します。
126 ：鉄齋：2007/09/06(木) 23:00:29 ID:tdyRcZHAO: ヤフーや楽天ばかりでなく一般書店でもかなり出回りはじめましたね。
私はネットでなく S屋書店で買いました。
問い合わせたらすでに入荷予定との事で取り置きしてもらいました。
127 ：名無しさん：2007/09/07(金) 12:28:25 ID:Lu/AuMWY0: 本門正宗の分派として「拓本救護本尊」の光寺、玉井日礼師が出ていますね？
元々保田の万年講、西山本門寺の信者だった方でしょうか？
128 ：富士門：2007/09/07(金) 12:31:15 ID:Lu/AuMWY0: 「１２７」の投稿は当方「富士門」です。名を書き忘れてすみませんでした。
129 ：名無しさん：2007/09/07(金) 13:22:50 ID:eGTTDPaQ0: >127
もともとはブラジル創価です。
その後、妙信講、保田、小野寺と渡り歩いています。
現在は「世尊」だそうです。
学会関連の最初の著書を児玉誉士夫系の流動という出版社から出しています。
妙信講時代の浅井さんの文章を月刊誌宝石に仲介したのも「世尊」です。
拓本を採られた日蓮宗谷中の領玄寺中濃教篤住職（故人）は生前かなり怒っていました。
ちなみに中濃氏は学会批判者として知られていますが、牧口会長を高く評価していましたし、じつは学会のことも評価していました。
130 ：富士門：2007/09/07(金) 13:49:01 ID:Lu/AuMWY0: 拓本を採られた日蓮宗谷中の領玄寺
↑
寺院内に救護本尊を彫刻した江戸期の石塔が有るらしいですが、玉井師は「刷り形木たる」の
宗祖遺文から拓本本尊を思いついたのでしょうね。
正理研究会の中杉弘先生も「玉井師は知り合いの１人ですが勝手に拓本本尊を造立した
謗法者です」と憤っていました。
131 ：富士門：2007/09/07(金) 14:00:38 ID:Lu/AuMWY0: 玉井師は自身を上行菩薩としたり、法華大黒天なる仏像を販売したり、御秘附を
用いたりで、小野寺教学、正宗教学等から抜け切って無かったと思います。
132 ：名無しさん：2007/09/07(金) 14:19:39 ID:eGTTDPaQ0: >130
でも中杉だってアクリル製のおもちゃを作って「啓示を受けた本尊ってことにして売るんだ」って自慢してたものです。
ただ、あまりにもセンスが悪すぎて・・・。
正理研究会の初期の資金は違法高圧スタンガンの販売でした。
133 ：富士門：2007/09/07(金) 15:34:53 ID:Lu/AuMWY0: 確か中杉先生は元学会員ですよね？
スタンガンは知らないけど、催眠のビデオ、ペンダント御本尊、折りたたみ御本尊、仏舎利、１０万円位の
板本尊とかも販売してましたね？よく「頭時代」「ムー」とか広告出てました。
あと夕刊紙に「催眠気功講座」（確か２日コースで１０万円？）の広告出したり
オウムの平田、井上と法論したのも中杉先生ですよね？
134 ：富士門：2007/09/07(金) 15:45:39 ID:Lu/AuMWY0: そう云えば
安永師の「板本尊偽作論」再発行したのも中杉先生の正理研究会でしたね？
135 ：鉄齋：2007/09/07(金) 18:50:30 ID:FL4rk0ZsO: 日禅授与との首題の一致などももちろんなんですが
弘安二年１０月近辺の身延山の状況の考察の部分も興味深いですね。
136 ：富士門：2007/09/07(金) 19:34:00 ID:Lu/AuMWY0: 宗祖は小松原の法難で鏡忍坊等弟子、信者を失い悲しんでいました。
そのような人格の方が、熱原の法難で農民信者が弾圧されているのを見て
「出世の本懐の時期」と感じるか？常識で考えると疑問になりますね。
137 ：鉄齋：2007/09/07(金) 19:55:25 ID:FL4rk0ZsO: 常識で考えればたしかにそうでしょうね。

しかし、正法護持のための弾圧であることも良く熟察されていたと思うのです。
三秘抄に「有徳王覚徳比丘のその昔を末法濁悪の未来に移さんとき」
の如く武士僧のみならず一念信解の農民に至るまで不退の機根を見て広宣流布の達成の盤石を感じたのではないでしょうか。それが「余は二十七年なり」の真意だと思います、
138 ：富士門：2007/09/07(金) 21:24:56 ID:Lu/AuMWY0: その熱原三列志の墓所は富士市厚原の日蓮宗本照寺で大石寺では有りませんね。
139 ：鉄齋：2007/09/07(金) 21:59:36 ID:FL4rk0ZsO: 大石寺の熱原三烈士の墓は後世の造立でしょうね。
本照寺は富士市厚原にあり、正墓があるみたいですね。
新富士駅の近くみたいです。
熱原と上条はやや離れてますから、不思議ではないでしょう。
まあ、今は大石寺信徒ではないですから、別に構わないですがww

あと、富士宮にはけっこう身延派寺院がありますが上古は興門派だった寺もあるんですかね。
ちなみに堀師によれば佐渡の法華宗は上古は日満を中心に富士派が多かったとか。
140 ：富士門：2007/09/07(金) 22:20:24 ID:Lu/AuMWY0: 富士は東光寺始め元々北山、西山、小泉門が多い地域ですから。
ただ、本門宗の時、離脱したり、西山が一時正宗門になった時、西山末寺が反発
して離脱して日蓮宗門になったりしてるから、身延派寺院が多いのかも知れません。
同じ事は日向定善寺が正宗門になった時、宮崎上行寺等末寺が反発離脱して
大日蓮宗を設立しています。
141 ：風神：2007/09/07(金) 22:24:35 ID:Eq5lw55Q0: ｢日蓮大聖人の出世の本懐はなにか?｣について、出世の本懐とは特定の何か「一つのもの、こと」と、思考回路が限定的になりやすいのは、日蓮正宗が「聖人御難事」を引用(利用?)して、戒壇板本尊出世の本懐論を、繰り返しアナウンスしてきたことによるものでしょうね。

これについては分かりやすい話しがありまして、知り合いの日蓮系のお坊さんがよく言っています。云く
「日蓮正宗の『出世の本懐・本門戒壇の大御本尊、根拠は聖人御難事』のありがたい御説の程度でまかりとおるとしたらですね、なんでもありってことになりますよ。だって、あんた、平成21(2009)年に立正安国論750年を迎えるでしょ。その時にさあ、『当山の本堂に本日、お出ましなられるは、過ぐる730年のその昔、弘安二(1279)年の秋、日蓮大聖人が、熱原法難に出世の本懐を遂げるべき時の到来を感ぜられ、日興上人・日法師と共に造立し給うところの大御本尊であられます。弘安二年十月十二日に図顕され、未来広宣流布の暁に本門戒壇に安置される大御本尊であります。』とやってさ、『その根拠は?』って聞かれたら、日蓮正宗と同じく聖人御難事の解釈論に持ち込めばいいんですよ。簡単でしょ」

まあ、本当にこういうことをやるお坊さんだとは思いませんが、日蓮正宗が直ちに取るべき対応としては「戒壇板本尊を裏付ける文証として聖人御難事を使用することをやめる」ということではないかと思います。
142 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/07(金) 22:31:39 ID:z/9v0NOU0: お２人の会話ロムしていると、すごく歴史にお詳しいですね。。。私にはチンプンカンプンです。。。
143 ：富士門：2007/09/07(金) 22:48:37 ID:Lu/AuMWY0: 実は堀日亭師は熱原法難史において「先師（寛師、応師）が聖人御難事を戒壇本尊裏付けの
証拠として上げるが直接証拠になる文では無いようである」とかなり昔に主張を
してたのですがね。
144 ：鉄齋：2007/09/07(金) 22:52:58 ID:FL4rk0ZsO: 釈尊は法華経を説き、
天台は摩可止観を弟子に説き、章安が筆記して
伝教は迹門の戒壇の発願を通し、人々に法華経を弘め、徳一などと激しく論争した、

これらを見ても行いが出世の本懐であることは明らかですね。
聖人御難事については風神さんと同じ意見です
だいたい聖人御難事を使って戒壇板本尊の文証とするのは明治の大石日応からで、それまではあまり見られません
145 ：風神：2007/09/07(金) 22:54:14 ID:Eq5lw55Q0: それはこの一説でしたでしょうか。堀日亨師の著書『熱原法難史』に次のように書いてあります。
「先師がかつて直ちに(「聖人御難事」の余は二十七年)この文を以って戒壇本尊（板本尊）顕彰の依文とされたようだが直接の文便はないようである」
146 ：風神：2007/09/07(金) 22:58:17 ID:Eq5lw55Q0: 日蓮正宗関係者の思考回路には、絶えず前提として、「本門戒壇の大御本尊と二箇相承書・日興跡条々事を、なんとしても証明しよう」がありまして、後世に至って、｢見っつけた!｣とばかりに「聖人御難事」の「余は二十七年なり」に飛びついたのですね。

「大聖人は出世の本懐を遂げたといわれている。弘安二年十月に出世の本懐となれば、それは富士大石寺におわします、本門戒壇の大御本尊以外に有り得ない。その証拠に『弘安二年十月十二日』と刻まれているではないか」とですね。

ここで決定的なのは、「その板本尊造立に日蓮大聖人が直接関わったという客観的な証拠がない」ということなのです。こんな「当たり前」のことなのですけど、見落としていたのですね。今のいままで。

で、これを日蓮正宗関係者に言うと「大聖人様に直接触れるなんて、なんたる御不敬。頭破七分の思考であり、思うだけでも堕地獄必定」となっちゃうわけです。こういうのを「洗脳」というのではないか・・・と。（笑）
147 ：風神：2007/09/07(金) 23:17:04 ID:Eq5lw55Q0: まあ、日蓮正宗関係者は「聖人御難事」の「余は二十七年なり」を引用して、「それは本門戒壇の大御本尊建立を指す」としていますが、それは、『直接表現されていないもの』を解釈論で結論づけてしまうということでして、『話術』ですまし顔をしているのと、同じではないですかね。

「聖人御難事」は「聖人の値難が主題で出世の本懐は関係ない」という解釈論もあるようですけど、それはそれとして、大聖人が自身の「出世の本懐」に触れていると解釈しても、先師の大難に付随しての『一言』だけでして、そこに日蓮正宗の主張するような『オンリーワンの秘蔵厳護の板本尊』などという、神秘的なものを感じさせる「重大な?」文意は伺えません、と思います。

> 釈尊は法華経を説き、
天台は摩可止観を弟子に説き、章安が筆記して
伝教は迹門の戒壇の発願を通し、人々に法華経を弘め、徳一などと激しく論争した、
これらを見ても行いが出世の本懐であることは明らかですね。<

と、先師の「出世の本懐」は眼前に明らかなのに、どうして日蓮出世の本懐だけはいきなり「秘蔵厳護の板本尊」になっちゃうのでしょう。しかもそれが、特定の坊さん達の独占物となって、拝みたい人は信伏随従して、土下座同様に合掌しなきゃいけないなんて、「道理」の上からも反していますよ・・・これは。
148 ：富士門：2007/09/07(金) 23:51:42 ID:Lu/AuMWY0: 戒壇本尊は興師が宗祖から唯一人血脈を受けたと云う伝説（二箇相承書、日興跡条々事等）
とも連動していると思います。
もし興師唯一人血脈伝説が無く宗祖出世の本懐の戒壇本尊を主張しても「昭師、朗師も宗祖の弟子なので、其方の門下にも同じ様な本尊が有るのではないか？」
「柴又とかに有る板本尊の一つ」本門戒壇とあると主張しても「本門戒壇を建設して欲しいと願う祈願本尊でしょう？」
と一蹴されると思います。
149 ：富士門：2007/09/08(土) 10:40:05 ID:f4gyJIlk0: ネットの中の「日蓮宗中山荒行ビデオ」を見ました。
教義等は興門派と違うため違和感が有りましたが、水行、長時間の木剣祈祷修行など
真剣其のもので、大石寺の僧侶と違う頼もしさを感じました。（中山が正しいのでは無い）
でも何で題目となると皆だみ声？に成るか不思議でしたが。
150 ：鉄齋：2007/09/08(土) 10:57:18 ID:yEahWv5UO: 別に大聖人は荒行苦行やってないですよね？
九字祈祷や水ごりなんて山伏みたいですよ
所詮は違った意味での権威付けですね。
151 ：鉄齋：2007/09/08(土) 11:00:48 ID:yEahWv5UO: 余談もかまわないとは思いますが、できれば他スレで………
なるたけ金原本についての話題にしませんか？
152 ：風神：2007/09/08(土) 12:48:23 ID:miUaGf.A0: > 真剣其のもので、大石寺の僧侶と違う頼もしさを感じました <
確かに真剣ですけど、打ち込んでいる人達の精神修養、自己鍛錬なんだろうなあ、という意味合いで見ています。ただ、この人達に御祓いを受けようとは思いませんよね。自分の読経唱題で充分です。（笑）お坊さんの説法もネットで一部見ましたが、話し上手ですね。少なくとも、大石寺門流に見られる一部の偉ぶったお坊さんなんかよりは、親近感があります。取材であちらこちらの興門派寺院に行きましたが、一様に歓迎してくれますよ。大石寺門流みたいに敷居が高い、不信な目で見られる、という所はなかったです。
153 ：風神：2007/09/08(土) 15:02:04 ID:miUaGf.A0: 昨日よりの続きで、何が日蓮出世の本懐なのか?ということについて、私見をまとめてみました。
土曜日の昼間に回っても、部員さんは出かけていて、いませんからね。

◆　大聖人の御遺命とは何か?と考えれば、それは言わずもがな、広宣流布・立正安国ですよね。「国立戒壇」ではありません。（笑）

1260年・文応元年七月十六日　　立正安国論
汝早く信仰の寸心を改めて速に実乗の一善に帰せよ、然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰んや、十方は悉く宝土なり宝土何ぞ壊れんや、国に衰微無く土に破壊無んば身は是れ安全・心は是れ禅定ならん、此の詞此の言信ず可く崇む可し。

1278年・弘安元年正月一日(に成る)　御義口伝
御義口伝に云く、大願とは法華弘通なり

◆　では、具体的に何を広宣流布するのか。広宣流布される当体とは?それは妙法蓮華経であり、三大秘法ではないでしょうか。

1274年・文永十一年五月　法華取要抄
是くの如く国土乱れて後に上行等の聖人出現し、本門の三つの法門之を建立し、一四天四海一同に、妙法蓮華経の広宣流布・疑い無からん者か

1273年・文永十年五月二十八日　　義浄房御書
寿量品の自我偈に云く「一心に仏を見たてまつらんと欲して自ら身命を惜しまず」云云、日蓮が己心の仏界を此の文に依つて顕はすなり、其の故は寿量品の事の一念三千の三大秘法を成就せる事・此の経文なり秘す可し秘す可し、
154 ：風神：2007/09/08(土) 15:03:44 ID:miUaGf.A0: ◆　その妙法蓮華経・三大秘法を具現化したものが、「曼荼羅本尊」という位置づけでしょうか。「妙法蓮華経」「曼荼羅本尊」を、日蓮大聖人は出世の本懐とされ、広宣流布すると言われているのですね。

1272年・文永九年三月十三日　阿仏房御書　
あまりにありがたく候へば、宝塔をかきあらはしまいらせ候ぞ、子にあらずんばゆづる事なかれ・信心強盛の者に非ずんば見する事なかれ、出世の本懐とはこれなり。

御義口伝
第三唯以一大事因縁の事　～又云く一とは中諦・大とは空諦・事とは仮諦なり、此の円融の三諦は何物ぞ・所謂・南無妙法蓮華経是なり、此の五字・日蓮出世の本懐なり之を名けて事と為す、

1274年・文永十年五月十一日　顕仏未来記　
此の人は守護の力を得て・本門の本尊・妙法蓮華経の五字を以て、閻浮堤に広宣流布せしめんか、

1278年・弘安元年～1280年・弘安三年　御講聞書　
一等雨法雨の事
此の等雨法雨は法体の南無妙法蓮華経なり、今末法に入つて、日蓮等の類いの弘通する題目は、等雨法雨の法体なり、此の法雨・地獄の衆生・餓鬼・畜生等に至るまで同時にふりたる法雨なり、日本国の一切衆生の為に付属し給う法雨は題目の五字なり、所謂・日蓮建立の御本尊・南無妙法蓮華経是なり云云

1273年・文永十年八月　経王殿御返事　
日蓮がたましひを・すみにそめながしてかきて候ぞ・信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり・日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし

◆　更に「曼荼羅本尊」を「一閻浮提第一の本尊」とされています。この「観心本尊抄」は「万年救護本尊=一閻浮提第一の大本尊論の文証」とされたりしていますが、まあ、あまり「特定の一つの」という、日蓮正宗から注入された発想を捨てて読めば、全ての日蓮図顕本尊がそれぞれ「オンリーワン」ですから、それでよろしいかと思うのですが。

1273年・文永十年四月二十五日　　観心本尊抄　
伝教大師・日本にして末法の始を記して云く「代を語れば像の終り・末の初・地を尋れば唐の東・羯の西・人を原れば則ち五濁の生・闘諍の時なり、経に云く・猶多怨嫉・況滅度後と此の言良とに以有るなり」此の釈に闘諍の時と云云、今の自界叛逆・西海侵逼の二難を指すなり、此の時・地涌千界出現して本門の釈尊を脇士と為す・一閻浮提第一の本尊此の国に立つ可し、月支震旦に未だ此の本尊有さず
(　この書は本尊図顕開始1年7ヶ月後。　翌1274年・文永11年10/5、身延在山時に蒙古来襲。　同年12月には通称・万年救護本尊を図顕　)
155 ：風神：2007/09/08(土) 15:05:00 ID:miUaGf.A0: ◆　日興上人は、大聖人口唱の妙法蓮華経を出世の本懐とされています。

1288年・正応元年十二月十六日　(滅後7年・身延離山前年)　　原殿御返事　　(富要8-11)
日興は今年問答講仕らず候いき。此れのみならず、日蓮聖人御出世の本懐南無妙法蓮華経の教主釈尊久遠実成の如来の画像は一二人書き奉り候えども、未だ木像は誰も造り奉らず候に、入道御微力を以つて形の如く造立し奉らんと思し召し立ち候に、御用途も候わざるに、大国阿闍梨の奪い取り奉り候仏の代わりに其れ程の仏を造らせ給えと教訓し参らせ給いて、固く其の旨を御存知候を、日興が申す様には、せめて故聖人安置の仏にて候わばさも候いなん。
それも其の仏は上行等の脇士も無く始成の仏に候いき、其の上其れは大国阿闍梨の取り奉り候いぬ、なにのほしなさに第二転の始成無常の仏のほしく渡らせ給うべき。御力契い給わずば、御子孫の御中に作らせ給う人出来し給うまでは、聖人の文字にあそばして候いしを安置候べし。いかに聖人御出世の本懐南無妙法蓮華経の教主の木像をば
156 ：風神：2007/09/08(土) 15:05:52 ID:miUaGf.A0: ◆　その「広宣流布・立正安国」の実現は日蓮在世に、また滅後に誰が推進するのか、主体となるのは誰なのか?・・・それが日蓮門下=和合僧と認識しますです。はい

1272年・文永九年二月十一日
総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して、異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か

1282年・弘安五年十月十六日　宗祖御遷化記録
一、六老僧選定
同十月八日　本弟子六人被定置　此状六人面々可帯云々　日興一筆也
定　
一弟子六人事　不次第
一　蓮花阿闍梨　日持　
一　伊與公　　　日頂　
一　佐士公　　　日向
一　白蓮阿闍梨　日興　
一　大國阿闍梨　日朗　
一　辨阿闍梨　　日昭
右六人者本弟子也　仍為向後所定如件
弘安五年十月八日

◆　「宗祖御遷化記録」は、大聖人の定めた教団の運営体制だったわけですが、「生死一大事血脈抄」にある、異体同心の和合僧こそが「今日蓮が弘通する処の所詮」であり、大聖人が自身の数々の大難を乗り越えて、不惜身命の妙法弘通を行なってきた「所詮」であったわけですね。その和合僧が確立されれば、「広宣流布の大願も叶うべき者か」とまで言われています。
やはり、金原さんの本にもあるように、熱原の法難は末法万年へ妙法蓮華経を流布する「不惜身命の信仰脈打つ和合僧」が確立されるであろう、「未来流通の一実証」「大聖人在世の化導における一つの成就」されしもの、と言えると思います。

ということで、私としては日蓮出世の本懐とは「妙法蓮華経の曼荼羅本尊・三大秘法」であり、その流布の主体としての「熱原法難によって示された不惜身命・異体同心の和合僧の確立」であると思います。

更に「久遠実成の釈尊」という、本仏の説く法による一切衆生救済という次元で捉えれば、安房国小湊に誕生した漁師の子が成人して「日蓮」と名乗って、「一代の化導」で「一切衆生救済の法の確立」を成し遂げているわけであり、言葉を変えて言えば「日蓮大聖人の御一代の御化導」それ自体が、久遠元初より続く「本仏・久遠実成の釈尊」の、出世の本懐であったとも拝せるのでは?と思うのです。
157 ：富士門：2007/09/08(土) 15:22:06 ID:f4gyJIlk0: 同じ宗祖作と言われる板曼荼羅を所蔵している柴又題教寺の僧侶や信者の方も
気さくで歓迎してくれました。また所蔵の板曼荼羅絶対論など強調してません。
思うに大石寺は宗祖血脈、戒壇本尊絶対論の伝説が強い為に「自分達が正しいのだ」
もの偉ぶる環境になっていると思います。
その為他寺所蔵の宗祖御真筆本尊を軽じて（戒壇本尊以外力が無い）他派から
反発が有ると思います。
158 ：名無しさん：2007/09/08(土) 21:19:54 ID:q2dDWhF.0: 日蓮正宗以外の寺の関係者は皆親切です。
159 ：風神：2007/09/08(土) 22:36:33 ID:JgO/npEM0: 板本尊が前提で、確信に満ち溢れて居丈高になっているのですから、世話ないですよね。でも、金原さんの本で正体がばれちゃったから、少しは謙虚になれるかしら?
160 ：鉄齋：2007/09/08(土) 22:52:05 ID:yEahWv5UO: 立正大学に通ってた大石寺の所化とかも他門の学生に「オマエら唯授一人の血脈と戒壇様がないだろう！」と空威張りしてせせら笑われていたらしいですね。
161 ：風神：2007/09/08(土) 23:03:42 ID:JgO/npEM0: 多宝富士大日蓮華山・大石寺の所化さんですか。
「南無妙法蓮華経　日蓮聖人」の、日目師書写本尊を見せたら「ニセ本尊だぁっ」って言うので「お宅の歴代御法主上人猊下の本尊なのですけど」とお伝えしました。
162 ：風神：2007/09/08(土) 23:11:43 ID:JgO/npEM0: ちょこっと昼の続きで・・・。
「いつ・When」「どこで・Where」「誰が・Who」「何を・What」「どのように(どうした)・How」「何ゆえに・Why」・・・「5W1H」です。連絡・報告の肝要ではありますが、歴史を紐解く時にも、心得た方がいいポイントでもありますよね。

ということで、「聖人御難事」を戒壇板本尊の文証として「いつ・誰が・どのように」使い始めたのか?　それは「何ゆえ」でしょうか?

今現在、見当たる文献としては、26世日寛師の「観心本尊抄文段」に「二十七年」と有りますが、「聖人御難事」の該文「余は二十七年なり」そのものは引用されておらず、立宗の建長五年(1253年)より戒壇板本尊の日付「弘安二年(1279年)十月十二日」を念頭に「二十七年」と記したのではないかと思われます。
56世日応師の明治期以降になると、「聖人御難事」を本格的に戒壇板本尊の文証として使用していますね。

◆　「観心本尊抄文段」
またまた当に知るべし、宗祖の弘法もまた三十年なり。三十二歳より六十一歳に至る故なり。而してまた宗旨建立已後第二十七年に当って己心中の一大事、本門戒壇の本尊を顕したまえり。学者宜しくこれを思い合すべし。

◆　「弁惑観心抄」
・明治25年、要法寺・驥尾日守師が「末法観心論」を著して大石寺の教義を批判。
・56世日応師が「正法実義論」を著し反論。
・明治27年日応師著「弁惑観心抄」
弘安二年十月本門戒壇の大本尊を顕すを以て出世の本懐を成就せりと云ふへし、故に宗祖の云く『去る建長五年四月二十八日乃至此の法門申しはじめて今に二十七年・弘安二年太歳己卯なり、仏は四十余年天台大師は三十余年伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給う、其中の大難申す計なし・先先に申がごとし、余は二十七年なり』此文意を深く考ふへきなり、余は建長五年より二十七年弘安二年十月本門戒壇の本尊を顕はし出世の本懐を究盡し玉ふへきとの聖意にほかならさるなり

◆　日応師著「日蓮本仏論」　　（大日蓮1巻　2・3号・大正5年）
1916年・大正5年には「日蓮本仏論」を東京各所で講演　(富士年表397)
本文
而して又宗祖出世の御本懐は、末法万年の一切衆生に下種結縁せしめ、無間地獄の苦を救い給うにあれば、弘安二年十月に至り本門戒壇の大蔓茶羅を顕し、全世界の一切衆生に総与し給えり。
　故に聖人御難抄に日く、去る建長五年乃至此法門申はじめて今に二十七年、弘安二年（太歳己卯）なり。仏は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給う。其中の大難申す計りなし。先々に申すがごとし、余は二十七年なり。共間の大難は各々かつしろしめせり。法華経云而此経者如来現在猶多怨嫉況滅度後云云。
文に、余は二十七年也とは、上の仏は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給うと、一連互顕の御文にして、宗祖は宗旨建立の日より二十七年にして出世の本懐を顕し給いたることを示し給いたる
明文にして、其の間の大難は各々且しろしめせりとは、御本懐を顕すまでの大難は、仏や天台伝教が本懐を顕し給う其の中の大難にも勝れることを示し給いしものなり。
故に次下に、法華経に云く、而此経者如来現在猶多怨嫉況滅度後云云と示し給い、而して此本門戒壇の大本尊は、弘安五年九月に本宗第二祖日興上人へ御付嘱ましまし、六首数十年来我総本山大石寺に奉安せり。
163 ：風神：2007/09/08(土) 23:15:34 ID:JgO/npEM0: おもしろいのは、日精師の「日蓮聖人年譜」と「家中抄」で、熱原法難を記した箇所にも「聖人御難事」「出世の本懐」は出てきませんでした。

◆　熱原法難の時に、越後公日弁師と下野公日秀師に曼荼羅下付とありますが、戒壇板本尊の記述はありません。
日蓮聖人年譜　(富要 5-135 )
頼綱数百人の兵士熱原田中にさし遺はし寺二箇寺を破却し檀那の頭領二十四人を召しとり鎌倉の土の篭にぞ入れたりける。此の時越後公日弁と下野公日秀と二人は杖木瓦石の大難を忍辱の膚にうけたまふ、同十一月朔日亦日興滝泉寺の申状を捧けて訴訟したまふ（其の状とも別帋に在り）、大聖人は両人の衆褒美として大曼荼羅を下され称歎の言を加へたまふ、亦篭中の人々には御書を下さる（聖人御難抄と号するは是也）其使も日興なり、篭舎の人々は熱原郷住人神四郎、田中四郎、広野弥太郎なり残りは或は所を追ひ払ひ或は所帯を没収し財宝を奪ひ取りたまふ。

◆「家中抄・日興」での熱原法難記述は、戒壇板本尊どころか時代がくだっての日興上人書写本尊の記述になります。
1662年・寛文2年12/18　(滅後381年)　17代日精　「家中抄・日興」
亦大聖人よりは籠舎の人々に御書を下さる聖人御難抄と号するなり今重須に在り、其使も日興なり、籠舎の人々は熱原の郷の住人神四郎、田中の四郎、広野の弥太郎なり、残りは所を追ひ払ひ或は所帯を没収し財宝を奪ひ取り給ふ、同三年に法華宗の檀那三人をば頚を切つてぞ捨たりける、されば彼の三人の追善に大曼荼羅を書写し給ふ、其の端書に云く、駿河国富士下方熱原郷住人神四郎法華宗と号し平の左衛門尉が為に頚を切らるる三人の内なり、平の左衛門入道、法華衆の頚を切るの後十四年を経て謀叛を企つる間、誅せられ畢ぬ、其の子孫跡形無く滅亡し畢ぬ、徳治三戊申年卯月八日日興在判已上此本尊今重須に在るなり、

やっぱり、「聖人御難事を本格引用しての戒壇板本尊証明」というのは、ここ100年来のことでしょうか?
日応師が火付け役?
164 ：名無しさん：2007/09/09(日) 03:19:17 ID:L09OBcBc0: 横レス失礼します。

>149
>でも何で題目となると皆だみ声？に成るか不思議でしたが。

寒中ほとんど眠らずに読経を続けるためにのどを潰してしまうのだそうです。
165 ：鉄齋：2007/09/09(日) 10:13:35 ID:WAjrE476O: せき声のどに浅田飴をﾄﾞｿﾞｰ！ww
166 ：富士門：2007/09/09(日) 13:57:06 ID:1XnS1qlc0: 余談ですが「何でも鑑定団イン大石寺編」有ったらどんな結果に成りますかね？（笑）
167 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/09(日) 16:18:18 ID:0ug0Q7660: 何とか入り込める雰囲気に、なっているようなので、書き込み致します。。。
㊤の鑑定団イン大石寺編ですが、本門戒壇の、御本尊以外は、鑑定不要かと、思います。。。
何の役にも、なりません。。。
168 ：鉄齋：2007/09/09(日) 16:26:56 ID:WAjrE476O: いやいや他の本尊はともかく御肉牙とか日興跡条々事とか
なかなかツッコミどころ満載だと思いますよ。
169 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/09(日) 16:35:48 ID:0ug0Q7660: 他宗で、あるのなら、国宝級のお宝かも、知れませんね～しかし、今の大石寺に
お宝など、必要ありません。。。金＝が全てでしょうから。。。
170 ：鉄齋：2007/09/09(日) 18:00:36 ID:WAjrE476O: なるほどww
171 ：名無しさん：2007/09/09(日) 19:41:39 ID:UNOcAkXs0: 私は御肉牙を拝見したことがありますよ。
でも、目の前を一瞬通り過ぎて行ったので、よく見えませんでしたけど。
172 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/09(日) 20:45:50 ID:i7HyDeKU0: 他宗＝の方が余程感激する様な宝を、持っておられますよね。。。私なら、
お金払っても、見に行きます（”－”）例えば京都の蓮華王院三十三間堂・奈良の興福寺の八部衆など。。。
今のインド・ペルシャから日本に伝わったシルクロードと仏教の成り立ちは、
大変興味が、あります。。。
173 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2007/09/09(日) 21:01:31 ID:LAEiLMr60: >>171
そりゃ何時の話だ？　日如の登座のときの話か？
御肉牙は、30cm（高さ）ｘ20cmx20cmくらいのガラスの容器に入ってたとおもうが、
今はどうなんかね？
普通はそれを見る列にならんで、んで、順番に見るんだが、いまは通り過ぎていくのかよｗ
けち臭くなったなｗ
174 ：名無しさん：2007/09/09(日) 21:46:21 ID:ozKXcNFE0: >>173 名無しさん＠お腹いっぱい。さん
昭和５６年１０月、日蓮大聖人第七百年遠忌登山の折だったと思います。
すみません、古い記憶なもので。実際は並んで順番に見たのかもしれません。
いずれにしても、ほんの一瞬でした。
175 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/09(日) 21:58:35 ID:i7HyDeKU0: >>174の名無しさん！自分も、その年の８月に登山しました。。。朝方大阪から、新幹線（貸切）で行きましたね。。。
ただ、丁度台風シーズンで、行きはよいよい、帰りはでした！帰りは新幹線が、動かず（－。－）新幹線の中で缶詰め状態でした。。。
その御肉牙の事など知りませんでした。。。恥ずかしながら（””）その御肉牙とは、
一体何なのでしょうか？教えて下さい。。。
176 ：風神：2007/09/10(月) 19:06:03 ID:Ovr7wBNg0: 御肉牙ですか。私は見たことは無いのですが、以下の文書にありますね。

1657年・明暦３年　17世日精師　「家中抄・日目伝」　(富要 5-184 )
御牙歯脱け落つ・聖人此歯を以て日目に授けて曰く・我に似り問答能くせよとてたまはりける・御肉付きの御歯と申すは是なり、此の御歯・当山霊宝随一なり・広宣流布の日光を放ちたまふべしと云へり

1823年・文政６年　48世日量師　「富士大石寺明細誌」　(富要 5-335 )
一、日蓮聖人肉附の御歯一枚
又御生骨と称す、蓮祖の存日・生歯を抜き血脈相承の証明と為て・之れを日興に賜ひ・事の広布の時に至らば光明を放つべきなり云云、日興より日目に相伝し・代々附法の時之れを譲り与ふ、一代に於て只一度・代替蟲払の尅・之を開封し奉り拝見に入れしむ・常途之れを開かず

御肉牙の継承について、日精師は「日蓮大聖人　→　日目師」で、日量師は「日蓮大聖人　→　日興上人　→　日目師」としていて、いったいどうなっているの?という感じです。大石寺の伝承のいいかげんさの、典型例みたいなものですね。

ただ、「人間から抜けた歯が、広宣流布の日に光を放つ」というのは、ちょっと、有り得ないというか、勘弁して欲しいですね。（笑）
177 ：174：2007/09/10(月) 19:57:55 ID:iENhXWXc0: >>176 風神さん
ご説明有難うございました。
真実ならば日本の七不思議ですね。
178 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/10(月) 20:48:22 ID:07SV4OK20: 風神さん！ありがとうございました。。。歯のこととは（＾・＾）拍子抜けです。。。
何の意味が、あるんでしょうかね？わざわざさも、神秘的に見せるとは。。。
179 ：富士門：2007/09/10(月) 20:57:34 ID:QkOrHD8Q0: 因みに御肉牙は大石寺だけではなく昭門にも伝わっていて昭門寺院に２枚の
宗祖の歯が伝わっているそうです。
ただし寺院としては「見世物では無いから」と大石寺のように見学させる事は無いそうです。
180 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/10(月) 21:15:46 ID:07SV4OK20: 富士門さん！それが、普通ですよね。。。見世物にする宗門は堕落してます。。。
181 ：風神：2007/09/10(月) 22:07:34 ID:/OxYrK7g0: 174さん、ゴンちゃんさん

>　真実ならば日本の七不思議
>　わざわざさも、神秘的に見せるとは

そうですね、七不思議というか七大ホラーというか。（笑）
大石寺門流に行くと「信心がない」と怒られてしまうのですけど、この場合、怒られる側になったほうが幸せです。この手の世界は、権威主義、儀式主義・神秘主義・秘法の秘伝という秘密主義でして、更に様々な摩訶不思議な話しがおまけになっています。この「御肉牙」なんかも、その内の一つというところでしょうか。
でも、やはり、どんな場合にも、道理の方が勝つに決まっています。「仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なり・四条金吾殿御返事」ですからね。
とにかく「御法主上人猊下の前では一切の思考を停止しよう、伏せ拝しよう」と割り切らないと、やっていられない宗教です。肩が凝りますねぇ。（笑）
182 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/09/10(月) 22:20:32 ID:07SV4OK20: 風神さん！今の宗門は、見世物小屋に成り下がっていますね。。。それで、金を取る。。。
で、見物客は、こう言うでしょう！詐欺だ！金返せと。。。下手な芝居小屋より、性質が悪い。。。
183 ：風神：2007/09/10(月) 22:26:39 ID:/OxYrK7g0: こちらでしたね!

富士門さん
>　余談ですが「何でも鑑定団イン大石寺編」有ったらどんな結果に成りますかね？（笑）

一時間で終るでしょうか。
たっぷりあります。途中で「流血の惨も辞せず」のどこかの会の会員さん達が乱入して、放送中断?

富士大石寺明細誌　
一、日蓮聖人御影居長三寸　一体
作初の御影と号す又最初仏と称す、弘安二年日法戒壇御本尊彫刻の時、右板の切端を以て末代の未聞不見の者の為に此像を造り蓮祖の尊覧に備ふ、聖人掌上に居え笑を含み能く我貌に似たりと印可し給ふ所の像なり、薄墨素絹白五帖袈裟なり、則聖人の剃髪を焼消し以て之を彩色す云云、日法右板本尊並に此の像を作り奉り称美の為に有職を彫尅阿闍梨と賜ふ、又此御影像日法作る所に相違無きの条自筆の手形一通之れ有り。

一、日蓮聖人肉附の御歯一枚
一、日蓮聖人御身骨玉瓶に入る升余一瓶
一、日蓮聖人画像三枚続　　　　　　　一幅
一、蓮祖真筆大漫茶羅三枚続　　　　　一幅
弘安三太歳庚辰三月日、紫宸殿の本尊と号す、伝に云はく、広布の時至りて鎮護国家の為に禁裏の叡覧に入れ奉るべき本尊なり云云。
一、同本門寺重宝大漫茶羅　　　　　　一幅
傍書に云はく弘安三年庚辰十一月、本門寺重宝たるべきなり。
一、同　病即消滅の漫茶羅　　　　　　一幅
傍書に云はく建治二年丙子八月十三日、又死活の本尊と号するなり。
一、同　紺紙金泥の漫茶羅　　　　　　一幅
傍書に云はく文永元甲子二月十五日。
一、同　漫茶羅　　　　　　　　　　　九幅
一、一部一巻の法華経長二寸極細字　　一部
一、日蓮聖人御書　　　　　　　　　　四拾五巻
此外秘書数多之れ有り。
一、日興上人筆座替大本尊竪七尺一寸五分横三尺六寸　一幅
首題の下日蓮在御判左日興奉書写之右日目授与之依て座替と号す日興より日目嫡々相承手続支証の大漫茶羅なり。
一、同筆　正慶元年十一月三日　本尊　一幅
傍書に云はく最初上奏の仁新田卿阿闍梨日目に之を授与す一が中の一弟子なり云云。
一、同　筆漫茶羅　　　　　　　　　　二十五幅
一、同　筆一部一巻法華経　　　　　　一部
一、同　筆一部八巻法華経　　　　　　二部
一、同　筆安国論　　　　　　　　　　一巻
右は日蓮聖人弘安五年十月武州池上に於て安国論講談の節の聞書安国論大意問答と号す。
184 ：風神：2007/09/10(月) 22:29:19 ID:/OxYrK7g0: 一、同　筆本門取要抄　　　　　　　　一巻
一、同　筆本門四信五品抄　　　　　　一巻
一、同　述作の書　　　　　　　　　　八巻
一、富士一跡門徒存知抄　　　　　　　一巻
右の外開山筆書類多之れ有り。
一、日興画像　　　　　　　　　　　　一幅
興師在世弟子三位日順之を図す。
一、日目筆漫茶羅　　　　　　　　　　八幅
一、同筆書類　　　　　　　　　　　　十巻
一、日目画書像三位日順図之　　　　　一幅
一、日朗筆仰書南条殿へ遣はさるゝ状なり一巻
一、日道已下代々漫茶羅　　　　　　　数幅
一、日道著述書　　　　　　　　　　　五巻
一、蓮興目三師の伝日時筆　　　　　　一巻
一、五人所破抄日時筆　　　　　　　　一巻
一、本門心底抄日時筆　　　　　　　　一巻
一、摧邪立正抄三位日順作同筆　　　　一巻
一、本因血脈詮要抄　　　　　　　一巻
一、日行已下代々書記　　　　　　　　数巻
一、立正安国論　　　　　　　　　　　一巻
一、文永八年申状　　　　　　　　　　一通
一、日興上人申状元徳二年三月　　　　一通
一、日目申状元弘三年十一月　　　　　一通
一、日道申状延元元年二月　　　　　　一通
一、日行申状暦応五年三月　　　　　　一通
一、日有申状永享四年月日　　　　　　一通
右は天子将軍奏聞を経る所の訴状なり
一、後陽成院御宸翰　　　　　　　　　一幅
一、紺紙金泥一部八巻法華経　　　　　一部
小書織田信長公御筆
一、色紙短冊集張宮公卿方古筆　　　　二巻
一、百花鳥画古筆　　　　　　　　　　二巻
一、二十四節画古筆　　　　　　　　　一巻
道具類
一、太刀三条小鍛冶宗近作二尺一寸　　一腰
蓮祖の所持諸国弘通の節之れを帯す、北条弥源太殿より之れを献ず。
一、劔久国作九寸五分　　　　　　　　一口
蓮祖弘通の節笈中に入る。
一、唐銅三つ具足　　　　　　　　　　一対
蓮祖常々仏前に居え置き香華燈明を捧げ給ふなり、伝に云はく唐の作日本只二対の道具なり、三各竜を鋳透せり此竜の口に水を澍ぎ雨を降すなり、依つて祈雨の三具足と云ふ云云。
一、聖教葛籠大朽破　　　　　　　　　一筥
蓮祖弘通の砌自ら之を脊負ふなり。
一、大茶釜　　　　　　　　　　　　　一
宗祖已来毎朝丑寅勤行の刻之を用ゆ。
一、行者の太刀宗近作三尺八寸九分　　一腰
一、珠数判装束　　　　　　　　　　　一連
右二品は日興所持。
一、仏舎利三粒宝塔入　　　　　　　　一筥
一、鵜飼石我の字　　　　　　　　　　一石
一、珊瑚珠の珠数　　　　　　　　　　一連
一、伽羅珠数小枝と云阿州家重宝　　　一連
右四品阿州先祖敬台院殿之を納む。
一、劔山内越前守藤原道光大永六年二月　一口
一、鎧通月山法印作九寸五分　　　　　一口
一、鎧通宗近作九寸五分　　　　　　　一口
一、長刀越前住人武蔵守藤原下見ず　　一振
右四品天英院一位尊儀御納。
一、軍用椀三つ　　　　　　　　　　　一組
伝に云はく武田信玄所持云云。
一、堆朱大焼香筥指渡一尺一寸三分　　一
一、堆黒香筥指渡七寸　　　　　　　　一
一、大宋国硯長七寸横四寸　　　　　　一
一、咸陽宮硯長一尺横六寸二分銘に東閣瓦と云云　一
一、唐芦莨盆指渡一尺二寸厚二寸　　　一面
一、沈香莨盆一尺五分　　　　　　　　一面
一、伽羅の枕　　　　　　　　　　　　一
一、鶏冠石　　　　　　　　　　　　　一石
一、鴛鴦の衾　　　　　　　　　　　　一枚
一、綾織打敷　　　　　　　　　　　　八枚
敬台院殿本堂造営の砌之を納む。
一、葵御紋付水引　　　　　　　　　　一張
文昭院様天英院一位様三門開眼供養の節御納、此時御紋付大挑燈高張挑燈等数帳御奉納之れ有り。

しかし・・・いっぱいあるなー、でもやっぱり秘伝中の秘伝?の二箇相承書とか、御本尊七箇相承とかを出してもらわないとですね。そしたら盛り上がるでしょう。
185 ：富士門：2007/09/10(月) 22:59:30 ID:QkOrHD8Q0: 最初仏と称す
↑最初仏と称す
本当に法師彫刻の御影なんでしょうかね？時師あたりで保田に去った大石寺御影の代わり
に仏師に作らせた等身大御影と一緒に作った感じもしますが？
もし法師彫刻最初仏が「聖人掌上に居え笑を含み能く我貌に似たりと印可し給ふ所の像なり」
の像なら何で興師が北山で弟子たちと宗祖画像を作るのに苦労するのか？宗祖に良く似た最初仏を写生すれば
宗祖画像が完成するのではないか？と思うのですが。
あと宗祖遺骨は興師の文献では身延に有るように思います。（多少の分骨は有ったろうが）
因みに興師墓所は北山、目師墓所は京都鳥辺野念仏系延年寺と云われています。
その京都の目師の墓所を手厚く整備したのは、目師より法灯を授けられたと云われる道師ではなく
大石寺で反逆者扱いされている保田の郷師とその一門だったのです。
186 ：風神：2007/09/10(月) 23:09:01 ID:/OxYrK7g0: ゴンちゃんさん

>　今の宗門は、見世物小屋に成り下がっていますね。。。

これは全ての宗教団体に突きつけられた課題ですね。
宗教団体が、お金を取っての拝観・見学をやり、観光地化していく。要するに「高尚な、文化的な、超ご立派な見世物小屋状態」ですね。各派の祖師がそれぞれ「不惜身命」で弘法し、「一つの門流」を作り上げた「草創の息吹」が時代を経るに従い衰え、出来上がった教団の維持・管理・運営が主となってしまうと、己の力量の無さを隠すために中枢が権威化し、対して派閥抗争が始まり・・・後はNO181の状態となってしまうのですね。
187 ：風神：2007/09/10(月) 23:50:34 ID:/OxYrK7g0: 富士門さん

>　最初仏と称す。本当に法師彫刻の御影なんでしょうかね？
そうですよね。「弘安二年日法戒壇御本尊彫刻の時、右板の切端を以て末代の未聞不見の者の為に此像を造り」と、戒壇板本尊とセットで語られる「最初仏」ですから、要鑑定ものではあると思います。(絶対にやらないでしょうが)

>　時師あたりで保田に去った大石寺御影
日郷師が東坊地帰族問題によって大石寺を下山する時に、共に運んで行った「等身大の御影像」で、保田妙本寺の本堂安置でしたよね。
一説では、「通称『大石寺御影』については、御影の体内の日郷師自筆の墨書銘により、1342年・暦應五年に、大石寺より安房吉浜の法華堂(保田妙本寺)に遷座された」(佐藤博信『中世東国日蓮宗寺院の研究』)とされているようです。

>　仏師に作らせた等身大御影と一緒に作った感じもしますが？
1388年・元中五年・嘉慶二年10月13日の、日時師による大聖人御影造立〔越前法橋快恵作〕時ということですね。ということは、戒壇板本尊の切れ端ではなく、この時の切れ端だったかも、ということになりますね。

>　興師が北山で弟子たちと宗祖画像を作るのに苦労するのか？宗祖に良く似た最初仏を写生すれば宗祖画像が完成するのではないか？と思うのですが。

この現実が「最初仏」不在を物語っていると思います。「最初仏=伝日法作宗祖御影」ということですね。

>　大石寺で反逆者扱いされている保田の郷師とその一門

そこいらのお兄ちゃんがいきなり訪問したような状態でしたが、鎌倉日桜師は歓迎してくれ、語りに語りました。万年救護本尊、道郷七十二年の係争、日代八通状、二箇相承書、日興跡条々事等々・・・血気盛んに質問というよりも、反論したりしましたが。（笑）
思い出は尽きませんが、今は・・・元気なのですか?

別になんの意味合いもありませんが、保田妙本寺は今回の金原本を、陰で喜んでいたりして?
188 ：鉄齋：2007/09/11(火) 00:13:16 ID:nrISQ.0QO: 本尊七箇相承も古写本は房山にあり、と堀師が書いてますよね。
189 ：富士門：2007/09/11(火) 15:02:21 ID:8Qw5U1VA0: 古写本は全部では有りませんが、かなり怪しげま物が多いですね？（二箇相承書等）
190 ：富士門：2007/09/11(火) 15:14:46 ID:8Qw5U1VA0: 保田の我師は「戒壇板本尊は大石寺にある。宗祖在世の時に造立した」との文献が有りますが
その時代は伝説の真偽の選別を余り行なわずに文献にされたのでしょうか？（例、祖師伝等）
191 ：風神：2007/09/12(水) 00:56:33 ID:J.JByR4.0: 今回から「師」は略します。

>　保田の我師は「戒壇板本尊は大石寺にある。宗祖在世の時に造立した」との文献が有りますが

これは1561年・永禄4年(滅後280年)3月2日付けとされる、保田妙本寺14世日我の「観心本尊抄抜書」(富要 4-170 )で、「久遠寺の板本尊・今・大石寺にあり、大聖御存日の時の造立也～」というものですよね。日我が大石寺の「所伝」を、そのまま書き留めたというものではないでしょうか。

どうでしょう?日我は大石寺に参詣したことがあるのですかね?
実物を見たにせよ、伝え聞きにせよ、文の意味するところが、日我として戒壇板本尊を日蓮直造と肯定していたとしても、大石寺の「言うところ」を信用してのことでしょうし、もちろん「板本尊そのものを鑑定した」わけではありませんから、この「お言葉」だけでは、戒壇板本尊日蓮直造の証明とはなりませんよね。

ただ、今日明らかになったように首題は「日禅授与本尊」の模刻ですから、日我が拝見していたとしても、「宗祖直造の板本尊」と信じたことでしょうね。

ともかく、「これだけ」では戒壇板本尊上代存在の証明とはなりませんね。
こういう文献、しかも一旦は喧嘩別れ?した他山のものを持ってきて「自山の板本尊の証明」に使ってしまうのは、「使えるものは何でも使え」という「大石寺門流独特の生存術」というところでしょうか。
こういう「他山文書引用」「らしく見せる話術」は、ホントーに巧みな寺ですね。

>　その時代は伝説の真偽の選別を余り行なわずに文献にされたのでしょうか？（例、祖師伝等）

何しろ、二箇相承書に関しても、百五十ヵ条、類聚翰集私、六人立義破立抄私記から祖師伝、家中抄に至るまで、どれがどれやら・・・その登場の仕方を検証する必要があると思います。
ところで、六老僧の一人、日朗が重須に来たり「我が師は、いずれにおわすかと思いしに当寺におわせしか」と日蓮御影の肩に抱きついて泣いた、とかいう伝説もどうなのでしょうか?

日興上人御伝草案　　日道筆とされる　　(富要 5-10 )
一、日朗上人去る正中の頃(1324・1325年)冨士山に入御あり日興上人と御一同あり、実に地涌千界の眷属上行菩薩なり、御弟子にてまします貴とむべし

家中抄　17世日精　(富要 5-170 )
日興
延慶三年(1310年)三月八日日朗始て冨士に参詣し給ふ、爰において本迹の僉議あり終に屈伏して是より以後本迹勝劣同心一味の状を興師に献ぜらる、其の後文保元年(1319年)にも亦参詣あり

富士大石寺明細誌　48世日量
延慶三年(1310年)日朗来り稍本迹の僉議有り遂に屈を受け勝劣一味の誓状を捧げ御影の宝前に於て泣て前非を悔ゆ悲汗像を沾し涙痕今に新なり、
192 ：風神：2007/09/12(水) 01:00:25 ID:J.JByR4.0: 富士大石寺明細誌　48世日量の横に　(富要 5-321 )を書き忘れました。
193 ：鉄齋：2007/09/12(水) 18:10:28 ID:/jpEyx62O: 風神さん
そうですよね日朗が「本迹勝劣同心一味の誓状」を立てたのならその後鎌倉はもう少し日興門の影響があってもいいですもんね。
194 ：風神：2007/09/13(木) 11:14:42 ID:Ao3j5l4YO: まったくです。
御影にすがって泣いたはいいのですが、その後がプッツリですからね。「じゃあね、バイバイ。お互いにガンバロウ！」って別れて終わり、ということはないでしょうから。(笑)
195 ：富士門：2007/09/13(木) 11:54:35 ID:iJy80o4Q0: 伝説が本当でも朗師が興師門に下ったのではなく、お互い同じ釜の飯を食べた仲間、
思い出話に花を咲かせた、そして重須の宗祖御影を見て「師匠！」と思わず抱きついて泣いた、そんな感じもするのですが。
朗師は富士に居住を定めた頂師の立場とは違うように思いますが。
196 ：鉄齋：2007/09/13(木) 12:54:11 ID:.WZQe01cO: これは逆に上代は二箇相承が存在しなかった傍証になりませんか？
もし日興が久遠寺の別当で日興に背く在家出家は非法の衆たるならば、このような朗興の本迹勝劣の詮議はなかったでしょう。
197 ：風神：2007/09/13(木) 14:29:48 ID:FIITL15g0: なるほど、いい角度ですね。この当時に二箇相承書が実在していれば、全ては問答無用で事は決着。身延相承書を取り出して、「余に背く在家・出家は非法の衆であるぞ。聖人が定められた血脈附法の大導師に逆らうのか!従え!」となりやすいですね。日興は五一の相対で、立場と正義を主張されたのですからね。こんな、どこかの殿様の印籠みたいなものは、日蓮の一生を見る限り、とても考えられないことです。

日興や他の五老僧の時代に、かかる血脈附法に関する、文書の呈示による説教・指弾や、解釈論争など相互のやり取りは無かったですよね。
198 ：風神：2007/09/13(木) 15:01:36 ID:FIITL15g0: 更に、参考に供するため、「弘安七年甲申十月十八日」付けで、日興が房総の美作房日保にあてた書「美作公御房御返事」(富要 5-23 )の一部を抜粋しました。

◆　何事よりも身延沢の御墓の荒れはて候て鹿かせきの蹄に親たり懸らせ給ひ候事目も当てられぬ事に候、
◇　なによりも、身延の聖人の御墓が荒れ果て、鹿の蹄に懸かったり、その様相は目も当てられない状態です。

◆　此の如き子細も如何と承はり度く候、波木井殿も見参に入り進らせたがらせ給ひ候、如何が御計ひ渡らせ給ひ候べき、委細の旨は越後公に申さしめ候ひ了ぬ。若し日興等が心を兼て知し食し渡らせ給ふべからずば其の様誓状を以て真実智者のほしく渡らせ給ひ候事越後公に申さしめ候、波木井殿も同事にをはしまし候、
◇　我々、日興・波木井氏の気持ちをご存知なかったのであれば、誓状を書いてもよい。

◆　さればとて老僧達の御事を愚かに思い進らせ候事は法華経も御知見候へ、地頭と申し某等と申し努々無き事に候、今も御不審免り候はゞ悦び入り候の由地頭も申され候某等も存し候、其れにもさこそ御存知わたらせ給ひ候らん、
◇　さればとて、老僧達をおろそかにしているわけではない。私も波木井氏も、老僧達の不審が解けることを心より望んでいる。

◆　聞しめして候へば白地に候様にて御墓に御入堂候はん事若しくは候はじと覚え候、当時こそ寒気の比にて候へば叶はず候とも明年二月の末三月のあはいにあたみの湯治の次には如何が有る可く候らん、越後房の私文には苦しからず候委細に承り候て先づ力付き候はんと波木井殿も仰せ候なり、いかにも御文には尽し難く候て併ら省略候ひ畢んぬ。恐々謹言。
◇　事情、承知いただけたら、明年三月頃にでも御墓にお参りください。

史実は、日興は他の五老僧に対し「誓状を書いてもよい」「おろそかにしているわけではない」「不審が解けることを心より望んでいる」ですからね。丁寧、謙虚であり、更に礼節をわきまえています。

二箇相承書が実在し、日興が本門弘通の大導師で、現大石寺の言うような「唯授一人金口嫡々血脈相承で日蓮の御内証伝持」であれば、
「余は聖人が選定された血脈附法の本門弘通の大導師であり、聖人御出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊を当・身延山にて御守護し奉る身なるぞ。本門戒壇の大御本尊への参詣を怠るとは何事。無限地獄の門は汝の為にこそ開かれていよう。無病息災を願い、後生を恐れるならば、直ちに来たって、本門戒壇の大御本尊の目通りを願い、御前にて懺悔滅罪を祈念すべし」とかなっていたのでしょうか。
199 ：風神：2007/09/13(木) 21:51:33 ID:0MfFPwII0: この一週間「金原本」を読み返したのですが、戒壇板本尊が日禅授与本尊を模写して造立されたものである、という認識まではOKですが、更に色々な疑問が湧いてきますね。

例えば、日禅授与本尊の伝播の経緯が述べられていますが、そこでも?となっているのが、大石寺日禅ガ坊・・・・?・・・・→　北山という箇所ですね。まあ、これは二の次でもいいと思います。
一番肝心なのが「いつ、どこで、誰が、何の為に、どのようにして造立したのか」ということでしょうか。

とりあえず、ここでは「二の次」を先に見てみたいと思います。（笑）一番肝心なところの究明には、えらく時間がかかりそうなので。（笑）

まずは、日禅授与本尊の流転の経緯ですけど、金原本では、大石寺日禅ガ坊(南之坊)の記録から日禅授与本尊は大石寺にて伝持されたことが伺われ、「ある時=6世日時か8世日影の代」に模写を行い板本尊造立に使われ、以後は「?=不明」としています。

その後、突如として歴史に現れており、二つの文書を引用した後、日禅授与本尊は天正年間(1573年～1591年)以降に北山本門寺へ伝来し、「伯耆曼荼羅」と称されたことを紹介しています。日精師の「家中抄」(1662年・寛文二年)記述に「日禅伝・日興高祖の本尊を申し請ひ日禅に授与す此本尊今重須に在り伯耆曼茶羅と号する是なり」との記述があることからも裏付けられるとのことです。結局、明治から昭和にかけ、日禅授与本尊は北山本門寺　⇒　法道院　⇒　大石寺と流転していくわけですが。

二つの文書とは「本門寺並直末寺院縁起」と「富士山重須本門寺由緒並霊宝」です。
「本門寺並直末寺院縁起」によると、日禅授与本尊は北山本門寺では萬年救護の御本尊と呼ばれ伝持していたものの、「悪者」のために紛失してしまった。その後、1539年・天文八年六月、伯耆国米子城主・吉川治部少輔元長は古筆が好みで、「或る人」から宗祖の真筆本尊を勧められて買い取り秘蔵した。しかし、城中城外に疫病が大流行し、易者の意見を求めたところ、「古筆のたたり」と言われた。元長は驚き本尊を確認したところ、御判の内に「本門寺に懸けて万年の重宝たるべし」と有った。京都の諸本山へ問い合わせたところ、要法寺の8世日得から北山本門寺を教えられた。早速、使者を送り、折り返し北山本門寺からは役僧と檀家総代が米子に来て、紛失の経緯を説明した。本尊は北山本門寺に戻り、以来、伯耆曼荼羅とも称している。

「富士山重須本門寺由緒並霊宝」も似たようなものなのですが、こちらは紛失が「悪者」ではなく、「勝頼が理不尽に奪い取った」と、「武田家」によるものとされています。記録に残る西山本門寺衆徒と武田兵による、北山本門寺の重宝強奪事件が1581年・天正9年ですから、前の吉川元長の時(1539年)と時間的な隔たりがあり、故に金原本では「日禅授与本尊は天正年間以降に北山本門寺へ伝来」としているのですね。
200 ：風神：2007/09/13(木) 21:52:40 ID:0MfFPwII0: 二つの文書に似たような経緯が記されているということは、伯耆国での出来事は、ほぼ、事実であったということでしょうか。ということは、米子の殿様に渡る前は、日禅授与本尊は「誰かの手中」に有った、更にそれ以前は北山本門寺に有ったということになります。

で、北山本門寺の前は、どこに有ったの?・・・大石寺なの?それとも別の所?・・・と考えは尽きませんが、どちらにしても大石寺に有ったものが直接か、第三者を介するルートかで、北山本門寺に渡ったのでしょう。

ご存知の通り、日禅は日興上人の本六の一人で、記録によると1289年・正応二年の身延離山に日興のお供をして、翌1290年・正応三年に日禅ガ坊(南之坊)を創しています。更に1330年には日助と共に日興の命により、富士宮・上野に東光寺を創します。同年には単独で、駿河府中に妙音寺を創した後、1331年・元徳三年(元弘元年)3月12日に日禅ガ坊(南之坊)で寂、とされています。

金原本による考察では、戒壇板本尊造立を、大石寺として寺院経営の最初期に当たる6世日時から、8世日影としています。
6世日時の在位は1369年・応安二年～1406年・応永十三年、8世日影の在位は1407年・応永十四年～1419年・応永二十六年となります。
ちなみに大石寺門流で最古の板本尊造立が、1412年・応永十九年に栃木平井・信行寺で行なわれ、続いて1420年・応永二十七年には福島黒須野・妙法寺にて板本尊が造立されています。いずれも通称「紫宸殿御本尊」の模刻です。

この1369年・応安二年から1419年・応永二十六年の間に日禅授与本尊を元に、戒壇板本尊を模刻と考察されているのですが、「使命」を果たしても?日禅授与本尊は当然、大石寺で伝持されたことでしょう。それが「どうして」北山本門寺へと渡ってしまったのか?
ここが謎なのですね。
201 ：風神：2007/09/13(木) 21:53:37 ID:0MfFPwII0: 全くの推理ですが、ここで思い浮かぶのが、以前、創価学会と日蓮正宗側で論じた「大石寺を売ったのは問題だ。いや、単なる名義変更の問題だ」とのやり取りです。

有師物語聴聞抄佳跡　上　(富要 1-185 )
此の富士大石寺は上行所伝の題目弘通寺の元にて候、柳袋の彦次郎地頭方より得銭をかけられて候間、此大石が原と申すは上代地頭奥津方より永代を限り十八貫に買得にて候処を、公事迄かけられて候事、末代大切なる子細にて候間此の沙汰を成ぜんが為めに三人の留主居を定めて候えば如何様の思案候ひけるや、留主居此の寺を捨て除き候間六年まで謗法の処に成り候間、老僧立帰り高祖聖人の御命を継ぎ奉り候、さ候間一度謗法の処と成り候間、又地頭奥津方より廿貫に此の大石を買得申し高祖聖人の御命を継きたてまつり候と仰せ給ひ候已上。

堀日亨『大白蓮華』（昭和３１年１１月号）の「堀上人に富士宗門史を聞く」より
「しょっ中、日有上人は全国を行脚してござったんだから、寺には相当の代官がおいてあった。その名前がですね、５、６人のっているんですが、１人も過去帳なんかにのっている人はないです。～
慶舜という人と日有上人が懇意で、時々行かれたらしいです。
慶舜に会うたびに、日有上人は、大石寺の跡のことを次のように話されたという。つまり３人の代官を置いた、しかるに３人の代官がグルになって、大石寺を売っちまったということが書いてある。それで日有上人が帰って、３人を追い払って、そしてほかの代官を置いたなんていうことが書いてある。その３人、４人という人がですね、相当の身分の人ですって、みな阿闍梨号をもっていますからね。あの時分の阿闍梨号をもっているのは、相当の者でなくちゃ阿闍梨号はつけないです」

ここでは、「売却云々」の議論の中身は別として、「阿闍梨号を冠した(代官となった)高僧が、大石寺を追放されるような悪行を成した」ということですね。これが気にかかるところです。一体何をしたのか?
こういう場合は、往々にして「悪行からその人物の存在に至るまで」を歴史に残さず、寺院の歴代譜・諸記録から、その全てを消されてしまうことがあるようで、具体的な資料はまずは出てこないと思います。
ただ、日禅授与本尊の流転の時代にこの事態が惹起した、ということが大いに気になるところですね。
202 ：風神：2007/09/13(木) 21:54:43 ID:0MfFPwII0: 日有の在任は1419年・応永二十六年から1482年・文明十四年の長期にわたるのですね。で、上記の事件は同じく「有師物語聴聞抄佳跡」中の、日因記述によると
「日有上人末代の事を思召し三人の留主居を指し置かせられ申し被きを致為せ玉へる者か然るに此三人の留主居・寺を捨て退き去る故に六年の間・彦次郎に奪取られ謗法の地と成り玉ふなり、之に依つて日有上人御老躰の身として寛正年中に甲州大杉山より立ち帰り・此の寺に住し二十貫文を出して此の大石が原を買い取り寺を建立して・高祖大聖人を安置し法命を相続すと申す御説法なり、老僧立帰るとは日有上人御自身の事なるべし、寛正元年庚辰より文明十四壬寅九月廿九日に至る廿三年なり、故に知ぬ寛正三年の比・六十有余の老僧なるべし」
と、日有は60歳代の時に事件を聞き、1460年・寛正元年の時に大石寺に帰ったとしていますので、阿闍梨号を冠した高僧による事件はそれ以前、1455年・康正元年頃から1459年・長禄三年頃かと思うのですが?

ここです、その肝心の日禅授与本尊のことですけど、この高僧さん達やその取り巻き達が売り払ってしまったのではないか?と思うわけです。
寺院を守るべき立場にある住職や高僧が、その立場を利用して寺の重宝・財物を売ってしまうということは、各宗・各派に間々、見られることですよね。
金原本に引用された「法道院百年史」にあるように「この種のことの常として、以前の所有者やその経緯は残されていない」ということは、この当時からあったのですかね。どのみち足がつかないようにした、とは思いますが。

整理すると
1331年・元徳三年(元弘元年)3月12日　　　　日禅は大石寺日禅ガ坊(南之坊)で寂。
※　日禅授与本尊を大石寺が伝持。
1369年・応安二年～1406年・応永十三年　　　大石寺貫主に6世日時
1407年・応永十四年～1419年・応永二十六年　大石寺貫主に8世日影
※　1369年から1419年位に、戒壇板本尊造立と推察。
1412年・応永十九年　　　　栃木平井・信行寺に板本尊(通称・紫宸殿御本尊の模刻)造立。
1420年・応永二十七年　　　福島黒須野・妙法寺にて板本尊(同)造立。
1419年・応永二十六年～1482年・文明十四年　大石寺貫主に9世日有。
1455年・康正元年頃～1459年・長禄三年頃　大石寺にて阿闍梨号の高僧による悪行。
→　追放される。
1539年・天文八年六月　　伯耆国米子城主・吉川治部少輔元長の元に日禅授与本尊が。
1581年・天正9年　　　　西山衆徒と武田兵による、北山本門寺の重宝強奪事件。
1573年～1591年・天正年間以降に、日禅授与本尊が北山本門寺へ伝来する。
1662年・寛文二年　日精の「家中抄」に「日禅伝・日興高祖の本尊を申し請ひ日禅に授与す此本尊今重須に在り伯耆曼茶羅と号する是なり」との記述。
203 ：風神：2007/09/13(木) 21:55:54 ID:0MfFPwII0: 大石寺所蔵のはずの曼荼羅本尊が、興門に流転ってのはまだいいほう?で、全く肌合いの異なる、身延門流に流転という事例もあります。それもこの頃のことですね。

立正安国会版「御本尊集NO60」の「右下隅・大広目天王の左傍に釈子日目授与之、左下隅・大増長天王の右傍に弘安二年歳己卯二月日」とある御本尊です。これは三重県桑名市の日蓮宗寿量寺の所蔵で、寺伝では1469年・文明元年頃は、妙蓮寺と称しており、同寺の中興とされる日意によって本尊がもたらされたとのことです。

日意は天台宗の僧で、桑名妙蓮寺(後の寿量寺)に在住。比叡山に入山後は学頭職となったものの、慈覚の理同事勝の説に疑問を抱き、比叡山で同学であった身延山11世行学院日朝の評判を聞き、三昼夜にわたる法論(伝説?)の後、日朝の弟子となりました。

1477年・文明九年、京都に妙傳寺を開創し、23年間在住の後、身延山久遠寺の12世に在任。1510年・永正七年には現在の静岡県静岡市・清水区に耀海寺を開創。1519年・永正十六年に76歳で寂となっています。

この日意は、時期的には1455年・康正元年頃～1459年・長禄三年頃の大石寺の高僧追放後に活動期に入っており、比叡山では学頭職、身延門流では貫主にまで登りつめた人物ですから、人脈の広さも容易に想像ができ、その関係性の中で「釈子日目授与本尊」を入手し、自身が天台宗時代をすごした出身寺院である、桑名寿量寺に奉納したことが推考されます。

しかし、「釈子日目授与本尊」といえば、当然、大石寺の日目でしょう。その「大石寺で伝持すべき本尊」が、どうして三重県の日蓮宗寺院に行ってしまうのか?ここがいぶかしいところです。
「白蓮弟子分与申御筆御本尊目録事=本尊分与帳」を記され、深く日蓮図顕本尊を守護・伝持せんとした日興の意志も、時代と共に忘れ去られていったのですね。

大石寺で伝持すべき日禅授与本尊が、伯耆国、他山に流出。釈子日目授与本尊も身延門流に流出。しかも1500年前後の出来事です。一体、この二体は同時に流出したのでしょうか。誰が流出させたのでしょうか。
日有時代の「高僧による悪行」と関連があるのではないでしょうか。
金原本が世に出た今日、これを契機に日蓮宗寺院に伝持される日興門流本尊を詳細に検討すると、隠された富士門流史が見えてきそうですね。
204 ：鉄齋：2007/09/14(金) 01:00:34 ID:RVP4lt0MO: HKのいう、富士の清流七百年、なんてヘソで茶沸かしますね。
205 ：光線：2007/09/14(金) 01:30:51 ID:5pLwpFbI0: 鉄粉さん
基い鉄齋さん
以前、臍で湯沸かすって書き込みして、臍で沸かすのは茶だと笑われたことありました。。。。湯沸かしてからお茶葉入れるんじゃと反撃したこと思いだしましたf^_^;
光線もう眠たい☆
おやすみなさいm(__)m
206 ：風神：2007/09/14(金) 01:52:11 ID:d2Y7UnrQ0: >　富士の清流七百年

以前は、宗門史を知らずに言っていた人が大半でしたから。平成二年までだったら一般的に有効でしたね。それ以降の、創価学会と日蓮正宗のやり取りの過程で明らかになった、「宗門史」というものを知れば、「普通の日蓮信奉者」ならちょっと言えませんよね。
「唯授一人金口嫡々血脈相承の御法主上人猊下は無謬」という前提が、頭の中で出来上がってしまっている人にとっては、永遠に「富士の清流」なのでしょう。教えても、指摘をしても、正信を妨げる魔の働きとしか思えなくなっているのですから。
また、日蓮正宗の熱烈な信者さん達にとっては、「日蓮正宗の唯授一人金口嫡々血脈相承の御法主上人猊下の御内証」と「本門戒壇の大御本尊=日蓮直造」こそが、「自分を自分たらしめる最後の砦」ですからね。今は、ついに、その段階にまで入ってきたということですね。

では、おやすみなさい。(ねむー)
207 ：鉄齋：2007/09/14(金) 17:23:08 ID:RVP4lt0MO: 新曽の妙顕寺にも南条時光授与の大曼陀羅がありますよね。
208 ：鉄齋：2007/09/14(金) 17:33:01 ID:RVP4lt0MO: 学会はせっかく信心の立場から大石寺を外護し、さまざまな外圧から法主や宗門を守ってきた
しかし、日顕の嫉妬と修羅界からすべては崩れ今までの事柄は再総括となった。

その中で乱脈の宗門史、
唯授一人の血脈のオカルトはおろか、戒壇板本尊の正体まで白日下にさらされてしまった。
もう裸の王さま状態。
「雉も鳴かずば撃たれまい」とはこの事としか言い様がない。
209 ：風神：2007/09/14(金) 22:06:31 ID:v7ZvTHh60: >　新曽の妙顕寺にも南条時光授与の大曼陀羅がありますよね。

おおっ、そうでした。御本尊集NO26の「建治元年太才乙丑　十月　日」の御本尊ですね。
是も気になりますね。富士の曼荼羅本尊が何ゆえに埼玉・戸田市の寺院に?

tp://www.city.toda.saitama.jp/10/9886.html
にある「戸田の昔話第四話日蓮上人と石芋」とは関係ないとは思いますが。（笑）

更に
tp://www.city.toda.saitama.jp/11/10007.html
の「子安まんだら」の「墨田五郎時光というお殿さま」も、同じ「時光」ではありますが、南条さんとの関係はないでしょうね。（笑）

自伝では、
長誓山と号す。開基武州新倉の城主・隅田五郎時光。開山六老僧佐渡阿闍梨日向（1253-1314）、創立・弘安2年（1280）。文永8年（1271）10月、日蓮聖人は流罪地佐渡に赴く途中､時光の妻の産難を救った。子は徳丸といい、弘安2年に出家して日堅と名付けられた。
　このとき時光も身延の日蓮聖人に会し日徳と名を授けられた。日徳は邸を本化の道場として当山を開き､聖人より子安の曼荼羅を授与された。開堂供養には日向が遣わされ開山に仰がれ、日徳､日堅をもって二、三祖と仰いでいる。弘安4年に日徳は聖人に釈迦仏の開眼を講うた。子安の釈迦仏がそれである。当山の二大霊宝として今日に伝える。

だそうで、日向の開山ですから、本物の身延門流ですね。
そこに、大石寺開基檀那・南条時光授与の曼荼羅本尊・・・何ゆえ?
南条家の上野退出後の流転?　大石寺にて伝持されたものの、流出?

しかし隅田五郎時光が「聖人より子安の曼荼羅」とか、「子安の釈迦仏」などは、一体なんでしょう?
ここのお寺には、日蓮真筆本尊は一体のはずですから、ひょっとして、南条時光授与本尊が「子安の曼荼羅」として伝承されているとか?

>　雉も鳴かずば撃たれまい
自ら作り上げた血脈・本尊のセットだけで、他の一切の宗教を「邪宗」「大邪教」「創価学会の本尊=魔神の札」ですからね。その依って立つ根幹「血脈・本尊」を検証されてしまうのは、当然のことですね。
210 ：風神：2007/09/15(土) 00:18:08 ID:YNiv/.u.0: 金原本の最後にチラッとだけあります。日蓮正宗関係者のよく言う主張が。
「本門戒壇の建立を遺命された大聖人が、戒壇安置の御本尊を造立しないことは断じて無い」ということが。
最近、私も、更に続けて言われました。「滅後を慮り、その準備はされたはず。それを否定する者は、未来広宣流布を思われる御本仏の大慈悲、御遺命を否定するに等しい」と。

これは、三大秘法抄を念頭に置いての説でしょうね。この書の真偽は別にして、ここでは、日蓮正宗の主張を考えて見ましょう。

漠然と聞いていると「あっ、そうですか」と、彼らのお説(話術？)にはまりやすいのですが、では、彼らの主張を「可」としてみましょう。はい、日蓮が未来広宣流布のために、戒壇に安置する為の本尊を事前に準備した、図顕したとですね、いいですよ。

では、質問。それが何ゆえに、大石寺に所蔵の板本尊になるのでしょうか?

「右為現當二世　造立　如件　本門戒旦之　願主　弥四郎国重　法華講衆等　敬白　弘安二年十月十二日」と戒壇板本尊の腰書きにあるからですか。
それとも「どこの寺に『本門戒壇』と認められた本尊があるのだ。大石寺にしかないだろう。それが本門戒壇の大御本尊だ」というのでしょうか。

そうですか、ではお聞きしますが、その大石寺の戒壇板本尊が日蓮直造、珍しい腰書きが日蓮真筆という証拠はあるのですか?・・・・と、ここで話は終ってしまいます。
あれっ・・・。
まあ、議論が簡単になったこと・・・物足りない?

こう考えると、「本門戒壇の大御本尊=日蓮直造」というのは、大石寺の伝承をとにかく100%信じるという、日蓮正宗関係者の確信、思い込みでしか成り立っていない。要するに客観的証拠がない、ということが言えると思います。

それにしても、日蓮が本門戒壇堂安置の大御本尊を造立したとして、では、一体どのように安置したのでしょうか。日蓮正宗では「秘蔵厳護だ」と言いますが、身延の草庵、晩年に出来上がった十間四面の堂宇の、どこに隠したのでしょう。日蓮の居室にでも隠されたのでしょうか。
次に弘安7年か8年に入山した、日興の時代にはいずこに?
居室にでも隠されたのでしょうか。丈144ｃｍ・幅66ｃｍの板本尊を秘蔵して？

次に内々に、身延山久遠寺から大石が原に運ばれた？いかなる手段で運んだのでしょうか。大石寺では、どこに隠したのでしょうか。貫主の居室ですか。
と、素朴な疑問は尽きないものです。
211 ：風神：2007/09/15(土) 00:19:04 ID:YNiv/.u.0: で、本題に戻りますが、日興が「本門寺に懸ける本尊」を数幅、定めているので、「戒壇安置の本尊」云々の心配は、全然いらないことになります。

弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、
(日興上人御加筆右の下部に)少輔公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し、(また同御加筆御華押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば)
本門寺に懸け奉り万年の重宝たるべきものなり　法道院　(現在は大石寺)　(富要 8-178 )　
※　これは日禅授与本尊のことです

弘安四年太歳辛巳三月日、俗日大に之を授与す、(興師加筆)富士顕妙新五郎に之を与へ申す、本門寺に懸け末代の重宝たるべきなり　　　　　讃岐本門寺　(富要 8-213 )

建治二年二月五日、（興師加筆）日興が祖父河合入道に之を与へ申す、（今切去りて無し）、（首題の下に）本門寺に懸け万年の重宝たるなり、（代師か加筆）入道の孫由井五郎入道譲り得る所なり大宅氏女の嫡子犬法師に之を譲り与ふ、　西山本門寺　　(富要8 -220 )

弘安二年太才己卯十一月日　俗日増に之を授与す(興師加筆)本門寺重宝たるべきなり
大石寺　(富要 8-177 )

(弘安二年か)(興師加筆)因幡の国富城寂仙房日澄の母尼に弘安二年九月之を与へ申す、本門寺の重宝たるべきなり、　　　　　　　　　　　　　　　京都妙覚寺　(富要 8-222 )

弘安三年太歳庚辰五月八日、沙門日華に之を授与す、(興師加筆)甲斐の国蓮華寺住僧寂日房は日興第一の弟子たるに依って之を与へ申す所件の如し、大本門寺の重宝なり、
京都本能寺　(富要 8-223 )

弘安四年太歳辛巳四月廿五日、比丘尼持円に之を授与す、(興師加筆)甲斐の国大井の庄の庄司入道の女子、同国曽根小五郎後家尼は日興が弟子なり仍て之を与へ申す、(同上)之を相伝す孫大弐公日正、(同上)本門寺重宝たるべきなり　　　京都本満寺　(富要 8-223 )

このうち「本門寺重宝」については、富士一跡門徒存知の事の「同一所に安置し奉り六人一同に守護し奉る可し」の意が伺われます。
「本門寺に懸け」と添え書きされた本尊が三体あるという現証が、戒壇板本尊の上代不存在、ということを物語ると思います。もし、戒壇堂常住の本尊があれば、弟子の日興がわざわざ他の真筆本尊に、「本門寺に懸け」と添書きする必要がないからです。

「何年何月何日」に日興が「本門寺に懸け」と認めたのかは分かりませんが、大石寺に日目、重須に自身と日頂・日澄・日代とあり、本六・新六の活躍、更に佐渡に日満等々、弘教の勢いは「広宣流布近きにあり」と高揚し、本門寺建立に備え「本門寺に懸け」と認めたものでしょうか。

要は、「本門寺の重宝」の本尊が四体、「本門寺に懸け」の本尊が三体あるというこの意味、それを考えるべきでしょう。今まであまりスポットライトが当たっていなかった箇所ですね。
◆　日興が日蓮図顕本尊に「本門寺に懸け」と添書きしたのはなぜか?
◆　「本門寺に懸け」とはどういう意味か?
◆　「本門寺に懸け」の本尊があるということは何を意味するのか?

それにしても、日禅授与本尊が「(また同御加筆御華押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば)本門寺に懸け奉り万年の重宝たるべきものなり」と、肝心の「本門寺に懸け～」の日興添書きが抹消されてしまっているというこの事実が、一旦は、富士門流外に渡ってしまったという、当本尊の伝播の歴史を物語っているように思います。
212 ：風神：2007/09/16(日) 18:29:08 ID:VGhGJP/M0: 金原本で、日興書写本尊から戒壇板本尊を考えるという角度には、「なるほど」とうなずいたものです。
この分野を探求している人は、だいたい、骨子としては似たような角度から考え、似たような論点となってくるわけですが、日興書写本尊からというのは意外でした。

日蓮正宗の主張では、「日蓮は弘安二年十月十二日に本門戒壇の大御本尊を建立し、その後弘安五年十月に二箇相承書、更に御本尊七箇相承等、数多の相承書をもって、仏法の一切を日興に付属した」としているわけです。では、その日興はどのような相貌・座配で本尊書写をしたのか考えてみよう、ということです。

確かに、「日蓮出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊」があり、日興が「仏法の一切」を託され、「本門弘通の大導師」であったなら、託された日蓮出世の本懐たる戒壇板本尊の相貌・座配のままに、当然の如く書写されたであろうことは、容易に察せられます。

ところが、現実は戒壇板本尊の「相貌・座配のまま」どころか、異なる在座列衆となっており、「日興書写本尊を見れば戒壇板本尊の上代不存在が明らかですね」との、日蓮正宗にとっては、なんとも皮肉なことになっているのです。

金原本では、日興の書写形態が独自の筆法の見え始める「乾元」(1302年)以降を外し、「弘安・正応・永仁・正安」(1287年～1301年)期の初期の本尊を、戒壇板本尊と比較検討しているわけです。

ここでは細かい検証がなされていますが、金原本に詳細は無かったか（？）と思いますが、分かりやすいのは「仏滅後二千二百二十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」との讃文ですね。随分と長くて、読むのが(書くのも)大変ですが。（笑）

日興書写本尊は「仏滅度後二千二百三十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」と、「二千二百三十余年」となっています。ところが、出世の本懐であり日興に付属されたとする戒壇板本尊は「二千二百二十余年」です。たかが十年と思うかもしれませんが、されど十年。この違いはけっこう、深刻なのですね。
213 ：風神：2007/09/16(日) 18:29:50 ID:VGhGJP/M0: 戒壇板本尊の讃文年数は「二千二百二十余年」
1757年・宝暦7年　31世日因　(富要 1-251 )
有師物語聴聞抄佳跡上
「本門戒壇の御本尊、寸尺、長四尺七寸五分、横弐尺壱寸七分、厚弐寸弐分御首題御勧請皆金薄入りなり、仏滅後二千二百廿余年等と云云」
ところが、日興有縁の弟子は、
1340年・暦応3年5月(滅後59年)弟子の日大が日尊の教示を記した「日尊実録=尊師実録」
本尊の銘に云く「仏滅後二千二百三十余年」の曼陀羅を本義の如く書写し奉るべし

1349年・正平4年5月(滅後68年)　三位日順著　「本門心底抄」(富要 2-31)
又云はく・仏滅度後二千二百三十余年の間・一閻浮提の内未曽有の大漫荼羅なり、朝には低頭合掌し・夕には端坐思惟し・謹んで末法弘通の大御本尊の功徳を勘ふるに、竪に十界互具現前し・横に三諦相続明白なり、

1333年・元弘3年(滅後52年・日興入滅の年)　4世日道(と伝承される)「三師御伝土代」　
(富要 5- 12)
「仏滅後二千二百三十余年が間、一閻浮提の内、未曾有の大曼荼羅なりと図し給ふ御本尊に背く意は罪を無間に開く云云、」
※　「興風」16号(興風談所)、「大石寺蔵『御伝土代』の作者について」池田令道氏の論文によると、筆跡と内容から6世日時が記したものである可能性が高くなっています。

と、日興門下は本尊の讃文に「二千二百三十余年」と記述しています。

もし「日蓮出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」が存在したならば、当然、出世の本懐・戒壇板本尊を手本に書写するわけでして、それと異なる「二千二百三十余年」との讃文年数を日興が書写したり、有縁の門下が「二千二百三十余年」と記述することは有り得なかったでしょう。

日興書写本尊と異なり、門下が記述したことに違う戒壇板本尊、このこと自体が戒壇板本尊の後世造立を物語る根拠の一つとなる、と思います。

では、戒壇板本尊の「前」時代の本尊讃文が「二千二百三十余年」とされていたのに、「後代」造立の戒壇板本尊がわざわざ、「二千二百二十余年」としてあるのは何故でしょうか？

そこで、日禅授与本尊です。この本尊・首題を籠抜きで模写し、板本尊として模刻したと推定されているわけですが、この日禅授与本尊の讃文年数が「二千二百二十余年」なのですね。日蓮の図顕本尊自体は、「二千二百三十余年」と「二千二百二十余年」が混在していましたから、日蓮直造と見せるためにも、敢えて「二千二百二十余年」を刻んだとも考えられるわけです。

「御本尊書写に関する一切の権能は御法主上人猊下にあり」
「二十余年も三十余年も唯授一人血脈相承の日興上人の御内証による」
「時の御法主上人猊下が御相伝の血脈の深義の上から鑑み給う」
などの理屈は、大石寺門流内だけの話・約束事であり、よそから聞けば、単なる話術の類にすぎません。

おまけに「御本尊七箇相承」までも
「一、仏滅度後と書く可しと云ふ事如何、師の曰はく仏滅度後二千二百三十余年の間・一閻浮提の内・未曾有の大曼荼羅なりと遊ばさるゝ儘書写し奉ること御本尊書写にてはあらめ、之を略し奉る事大僻見不相伝の至極なり」(富要 1- 32)
と、「二千二百三十余年」となっていまして、戒壇板本尊と違う年数の讃文となっているのはなんともはや、です。（笑）
214 ：風神：2007/09/16(日) 18:43:58 ID:VGhGJP/M0: こんばんは
昼の座談会と夜の座談会の合間に、戒壇板本尊の件、書き込みました。

昼の座談会では、きのうの聖教に載っていた、関西創価小学校生徒と先生の出会いの記事で盛り上がりました。
「泣きじゃくる生徒の姿に、こんなにきれいな命で先生を求めているんだと思うと、こっちがそれ以上に泣いちゃった。」
「生徒を激励する先生の顔は本当に温かくって、私が激励されているみたいに思う」
「座談会御書に、大聖人は妙法を弘めることだけを思い励んでいるとあったけど、先生はいつもみんなを幸せに、元気にと思って、こうやって激励してくれているんだ。生の先生を感じられた」等々。
みんなの話を聞いているうちに、私も原点に還ったような・・・なんというか「輝き・キラキラ」という感じでした。
やっぱり創価家族っていいですね（＾＾）

さあ、これからもう一戦！♪
215 ：風神：2007/09/16(日) 18:46:09 ID:VGhGJP/M0: NO214はスレ間違いです。
失礼しました。
216 ：　沖浦克治：2007/09/16(日) 21:10:57 ID:YgAcCLZY0: 　戒壇様が本門戒壇のご本尊様かどうか？
　学者に鑑定させればすぐわかります。
　何故やらせないか？
　ばれるからですよ。
　では出世の御本懐か？
　御本懐ならね、波木井氏がむざむざと持ち出させるもんですか。
　波木井氏は武士です。
　馬も家来も刀も槍も弓も持っています。
　興氏を押し包んで討ち取れば簡単に阻止できます。
　何故興氏は無事に離山できたか。
　唯一不二のものを持出さなかったからですよ。

　では、一機一縁のご本尊様はどういう効力があるか？

　すべて一閻浮提の全衆生にお力があります。
　御書はね、信徒に与えられたものです。
　ですが、誰に与えられたものも、全人類の読むべき御文です。
　四条金吾に与えられたものは、本人と遺族のみが守るべき事項。
　こんなことないですよね。

　同じですよ。
　ご本尊様は誰に与えられようと全人類に与えられた大聖人様の遺産。

　簡潔な道理です。
217 ：富士門：2007/09/16(日) 22:22:21 ID:jUYqb8MM0: では、一機一縁のご本尊様はどういう効力があるか？
↑
北山や西山の万年救護本尊等はそれぞれの弟子に授与された本尊ですが
興師加筆で「本門寺に掛け万年の重宝」と記されております。
宗祖本尊はどの本尊もお力が有ると興師が思っていたからそのように記したのでしょう。
因みに保田の万年救護本尊は授与加筆は有りませんが、古来より「手継本尊」「控字本尊」
等別名が有り何か知らされていない由来を感じます。
218 ：風神：2007/09/17(月) 00:10:05 ID:hkqsUGQ20: >　御本懐ならね、波木井氏がむざむざと持ち出させるもんですか。
波木井氏は武士です。
馬も家来も刀も槍も弓も持っています。
興氏を押し包んで討ち取れば簡単に阻止できます。
何故興氏は無事に離山できたか。
唯一不二のものを持出さなかったからですよ。

なるほど！分かりやすい角度ですね。
確か以前も書き込まれていましたけど、「波木井実長」がいたんだ、と再認識ですね。

波木井実長は｢日興が波木井の上下の御為めには初発心の御師にて候事は､二代三代の末は知らず､未だ上にも下にも誰か御忘れ候べきとこそ存じ候え｣と、「原殿御返事」にあるように、日興の教化なのですね。

日蓮が身延に在山した文永11年・1274年から弘安5年・1282年の9年間、波木井実長の行なった外護はどのようなものだったのでしょうか。御書を拝する限りでは、草案の屋根に穴が開き、柱が倒れ、壁が壊れる。大雪、洪水で糧道が断たれ、身延が飢餓に陥る。このような危機的な状況下にあっての、身延の地頭・波木井実長の外護というものが、記録にあまりないと思うのですが。お役目で鎌倉に出仕していたにせよ、です。

ただ、1279年・弘安2年7月29日に、幕府が蒙古の使者を福岡・博多で切ってしまい、「蒙古の再度の来襲、いよいよ必至」という世相の中で、不安・緊張に満ちた鎌倉武士団の空気から感ずるものがあったのでしょうか。日蓮が鎌倉幕府に対して諌め、警告していた「他国侵逼難」が、いよいよ現実味を帯びてきたと。

1281年・弘安4年5月の、再度の蒙古の襲来(弘安の役)をへて、本格的な外護の任に目覚めたようで、同年11月24日に身延山に十間四面の大坊が建立され、身延山久遠寺となるのですね。

で、日蓮の入滅をへて、日興が弘安7年・1284年か、弘安年8年・1285年の身延入山となります。
（金原本では弘安7年秋としています。私はちょっと違い、弘安8年半ば以降ではないかと思うのですが）
時が移り正応2年・1289年春の日興の身延離山。

確かに、この時に「日蓮出世の本懐である、直造の戒壇板本尊」が存在していたならば、波木井実長が日興の離山をそのまま見過ごしているというのは、容易には考えづらいことでありました。「聖人の御出世の本懐である、大事の戒壇本尊の持ち出しは、あいならん」とか言って、実力行使をしてですね。
219 ：風神：2007/09/17(月) 00:11:49 ID:hkqsUGQ20: 日蓮正宗側からは
「一、甲斐の国波木井郷身延山の麓に聖人の御廟あり、而るに日興彼の御廟に通ぜざる子細は彼の御廟の地頭南部六道入道［法名日円］は日興最初発心の弟子なり、此の因縁に依つて聖人御在所九箇年の間帰依し奉る滅後其の年月義絶する条条の事。
釈迦如来を造立供養して本尊と為し奉るべし是一。～」
などを引用し、「釈迦像」に固執するような輩に、日蓮出世の本懐の深義など分かるはずもない。ましてや秘蔵厳護の本尊である、などと聞こえてきそうですが、それはいつものことで、後から取ってつけた理屈というものですね。

波木井実長は日興の教化による身延の地頭であり、日興自身は離山後10年近くまでは、彼を「本尊分与帳」で、「弟子也」としているのです。しかも日蓮正宗発行の「歴代法主全書」ではご丁寧に、「日興第一ﾉ弟子也」としちゃっているのです。

1298年・永仁6年(身延離山から9年後)「白蓮弟子分与申御筆御本尊目録事」
正本　北山本門寺所蔵
一、甲斐國南部六郎入道者日興ﾉ弟子也、仍ﾃ所申与ﾌﾙ如ｼ件、(日蓮宗宗学全書2-114)

「歴代法主全書」(1-91)
一、甲斐國南部六郎入道者、日興ﾉ第一ﾉ弟子也。仍ﾃ所申与ﾌﾙ如ｼ件。

1297年・永仁5年9月25日に波木井実長は死去しましたが、「本尊分与帳」はその翌年に書かれています。ということは、日興は波木井実長の生涯を「日興ﾉ弟子也」としていたのですね。

それ以前の1289年・正応2年の身延離山ですから、弘安7、8年に身延に入山すれば教化の弟子であり、地頭である波木井実長に対して、その存在があれば「日蓮出世の本懐・直造の戒壇板本尊」のことを教示したであろうことは、理の当然、ともいうべきでしょうね。

＞　では、一機一縁のご本尊様はどういう効力があるか？すべて一閻浮提の全衆生にお力があります。
＞宗祖本尊はどの本尊もお力が有ると興師が思っていたからそのように記したのでしょう。
確かに、
1272年・文永9年3月13日　阿仏房御書　
あまりにありがたく候へば宝塔をかきあらはしまいらせ候ぞ、子にあらずんばゆづる事なかれ・信心強盛の者に非ずんば見する事なかれ、出世の本懐とはこれなり。

1273年・文永10年4月25日　観心本尊抄　
伝教大師・日本にして末法の始を記して云く「代を語れば像の終り・末の初・地を尋れば唐の東・羯の西・人を原れば則ち五濁の生・闘諍の時なり、経に云く・猶多怨嫉・況滅度後と此の言良とに以有るなり」此の釈に闘諍の時と云云、今の自界叛逆・西海侵逼の二難を指すなり、此の時・地涌千界出現して本門の釈尊を脇士と為す・一閻浮提第一の本尊此の国に立つ可し、月支震旦に未だ此の本尊有さず

1273年・文永10年8月　経王殿御返事　
日蓮がたましひを・すみにそめながしてかきて候ぞ・信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり・日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし

1273年・文永10年　妙法曼陀羅供養事　
妙法蓮華経の御本尊・供養候いぬ、此の曼陀羅は文字は五字・七字にて候へども三世の諸仏の御師・一切の女人の成仏の印文なり、冥途にはともしびとなり・死出の山にては良馬となり・天には日月の如し・地には須弥山の如し・生死海の船なり・成仏得道の導師なり。此の大曼陀羅は仏滅後二千二百二十余年の間・一閻浮提の内には未だひろまらせ給はず、

1279年・弘安2年9月16日　　寂日房御書　　
此の御本尊こそ冥途のいしやうなれ・よくよく信じ給うべし、　

どれもこれも、戒壇板本尊ではありませんからね。
220 ：風神：2007/09/18(火) 00:11:14 ID:1x1L44KU0: 10代の時に、一人で、ぴょこんと身延山久遠寺に行きました。理由は「日蓮が住んでいた身延山を見てみたい」（笑）ただ、これだけで、新宿から早朝の急行に乗り、甲府より身延線経由、身延駅に降り立ちました。
ちょうど厳寒の一月、しかも朝の9時頃に着いてしまい、吐く息は白く、道も凍っていてアイスバーン状態。山門の近くでお坊さんが「デンツクデンどんどん」と太鼓を叩く中を登り、あちらこちらと見学したものでした。
で、印象はといえば、大きなお堂と、大きな釈迦像、そしてお題目や稲荷の幟、耳には太鼓の音、更に当時としては心臓にドシドシと響いてきた読経の声ですね。
もちろん、体験？もしまして、目線は緊張で上を向いて泳ぎっぱなしだったものですから、足元を全く見なかった報いを受け、氷の上ですってんころりんを二回。二回目は「手を骨折？」という本格的なものでありました。
帰宅したら「なんだ、どこに消えたと思ったら、身延山だって？まったくよく行くよ」と両親から呆れかえられたものでした。おまけに部員会で現地見学報告。（笑）
・・・いきなり余談で失礼しました。

日蓮は晩年の九ヵ年を住した身延山について、法華経の行者の住処であれば霊山浄土に劣らず、月氏の霊鷲山と同じとし、墓所も身延に、と遺言されていますよね。

南条殿御返事　　1281年・弘安四年九月十一日
其の上此の処は人倫を離れたる山中なり、東西南北を去りて里もなし、かかるいと心細き幽窟なれども教主釈尊の一大事の秘法を霊鷲山にして相伝し、日蓮が肉団の胸中に秘して隠し持てり、されば日蓮が胸の間は諸仏入定の処なり、舌の上は転法輪の所喉は誕生の処口中は正覚の砌なるべし、かかる不思議なる法華経の行者の住処なればいかでか霊山浄土に劣るべき、法妙なるが故に人貴し人貴きが故に所尊しと申すは是なり～
彼の月氏の霊鷲山は本朝此の身延の嶺なり　　

波木井殿御報　　　1282年・弘安五年九月　
さりながらも日本国にそこばくもてあつかうて候みを九年まで御きえ候いぬる御心ざし申すばかりなく候へばいづくにて死に候ともはかをばみのぶさわ（身延沢）にせさせ候べく候。

もちろん、法華経の行者・日蓮いますればこその身延山＝霊鷲山なのですが、問題は戒壇板本尊の存在です。果たして、日蓮在住の身延山に、弘安2年10月以降、戒壇板本尊は有ったのか？ということですね。
ここで認識せねばならないのは、私達が今、現地に行き見ている身延山久遠寺と、鎌倉時代当時の草庵の場所とは、けっこうな違いがある、ということですね。

寺伝によれば、
山梨県南巨摩郡身延町にある日蓮宗総本山。身延山妙法華院と号する。日蓮が文永十一年(1274)から弘安五年(1282)にかけて在住した旧跡で、後にその妓所が寺院化して久遠寺となった。日蓮没(1282)後、その遺言により妓所が身延に置かれ、門弟の輪番による妓所への奉仕が制定された。
室町時代の貫首日朝は、堂宇を現在地に移し拡充したばかりでなく、その後嗣日意･日伝とともに各地に身延門流の教線を伸ばして、それまでの波木井氏の氏寺的存在であった久遠寺を日蓮妓所を中心とする霊場寺院化していった。

ということで、今の身延山久遠寺というのは、精力的な活動家であった11世の行学院日朝によって移転・拡充されたところから始まっているようです。
221 ：風神：2007/09/18(火) 00:15:43 ID:1x1L44KU0: さて、本題の「日蓮在世時の身延山の様子」を、御書の中から確認してみましょう。

◆　建治元年11月　積もった雪は消えず、極寒の所である
観心本尊得意抄　　
鵞目一貫文厚綿の白小袖一つ筆十管墨五丁給び畢んぬ。
身延山は知食如く冬は嵐はげしくふり積む雪は消えず極寒の処にて候間昼夜の行法もはだうすにては堪え難く辛苦にて候に此の小袖を著ては思い有る可からず候なり、◎　建治元年11月　積もった雪は消えず、極寒の所である

◆　建治2年　庵室は昼は日をみず夜は月を拝せず
種種御振舞御書　与光日房
御勘気を蒙り最後には此の山にこもる、此の山の体たらくは西は七面の山東は天子のたけ北は身延の山南は鷹取の山四つの山高きこと天に付きさがしきこと飛鳥もとびがたし、中に四つの河あり所謂富士河早河大白河身延河なり、其の中に一町ばかり間の候に庵室を結びて候、昼は日をみず夜は月を拝せず冬は雪深く夏は草茂り問う人希なれば道をふみわくることかたし、殊に今年は雪深くして人問うことなし命を期として法華経計りをたのみ奉り候に御音信ありがたく候

◆　建治2年9月　　身延山は深山である
九郎太郎殿御返事　　建治二年九月　
此の身延の沢と申す処は甲斐国波木井の郷の内の深山なり、西には七面のかれと申すたけあり東は天子のたけ南は鷹取のたけ北は身延のたけ四山の中に深き谷あり・はこのそこのごとし、峯にははこうの・の音かまびすし、谷にはたいかいの石多し。

◆　建治2年12月　人里から離れ、訪れる人はまれである。
松野殿御返事　　
鵞目一結白米一駄白小袖一送り給畢ぬ、抑も此の山と申すは南は野山漫漫として百余里に及べり、北は身延山高く峙ちて白根が嶽につづき西には七面と申す山峨峨として白雪絶えず、人の住家一宇もなし、適ま問いくる物とては梢を伝ふ・猴なれば少も留まる事なく還るさ急ぐ恨みなる哉、東は富士河漲りて流沙の浪に異ならず、かかる所なれば訪う人も希なるに加様に度度音信せさせ給ふ事不思議の中の不思議なり。

◆　弘安元年7月　夏は大雨が三ヶ月続き河川の氾濫、山崩れで交通遮断
種種物御消息　
ただなる時だにも・するがとかいとのさかひは・山たかく・河ふかく・石おほく・みちせばし、いわうや・たうじは雨(あめ)は篠(しの)を立てて三月におよび・河(かわ)はまさりて九十日、やまくづれ・みちふさがり・人もかよはず・かつてもたえていのちかうにて候いつるに・このすずのもの給いて法華経の御うえをもつぎ・釈迦仏の御いのちをもたすけまいらせ給いぬ
222 ：風神：2007/09/18(火) 00:17:55 ID:1x1L44KU0: ◆　弘安元年9月19日　夏は大雨で洪水、交通遮断　食材等が不足に
上野殿御返事　　
今年は正月より日日に雨ふりことに七月より大雨ひまなし、このところは山中なる上・南は波木井河・北は早河・東は富士河・西は深山なれば長雨・大雨・時時日日につづく間山さけて谷をうづみ・石ながれて道をふせぐ・河たけくして船わたらず、富人なくして五穀ともし・商人なくして人あつまる事なし、七月なんどはしほ一升をぜに百しほ五合を麦一斗にかへ候しが・今はぜんたいしほなし、何を以てかかうべき、みそもたえぬ、小児のちをしのぶがごとし。

◆　弘安元年11月　　厳冬の身延山
兵衛志殿御返事　
其の上今年は子細候、ふゆと申すふゆいづれのふゆかさむからざる、なつと申すなついづれのなつかあつからざる、ただし今年は余国はいかんが候らんこのはきゐ（波木井）は法にすぎてかんじ候、ふるきをきなどもにとひ候へば八十九十一百になる者の物語り候はすべていにしへこれほどさむき事候はず、此のあんじちより四方の山の外十町二十町人かよう事候はねばしり候はず、きんぺん一町のほどはゆき一丈二丈五尺等なり、このうるう十月卅日ゆきすこしふりて候しがやがてきへ候ぬ、この月の十一日たつの時より十四日まで大雪ふりて候しに両三日へだててすこし雨ふりてゆきかたくなる事金剛のごとしいまにきゆる事なし、ひるもよるもさむくつめたく候事法にすぎて候、さけはこをりて石のごとく、あぶらは金ににたり、なべかまは小し水あればこおりてわれかんいよいよかさなり候へば、きものうすく食ともしくしてさしいづるものもなし。坊ははんさくにてかぜゆきたまらずしきものはなし、木は・さしいづるものも・なければ・火もたかず、ふるきあかづきなんどして候こそで一なんど・きたるものは其身のいろ紅蓮大紅蓮のごとし、声は波波(はは)大婆婆(ばば)地獄にことならず、手足かんじてきれさけ人死ぬことかぎりなし、俗のひげをみればやうらくをかけたり、僧のはなをみればすずをつらぬきかけて候、

◆　弘安3年1月　大雪積もり庵室内まで「雪を米と積む」如く。八寒地獄のようである。訪れる人はなく、「弟子等にも捨てられて候いつる」如し。
秋元御書　　
此の山の為体・日本国の中には七道あり、七道の内に東海道十五箇国、其の内に甲州飯野御牧波木井の三箇郷の内波木井と申す、此の郷の内戌亥の方に入りて二十余里の深山あり、北は身延山・南は鷹取山・西は七面山・東は天子山なり、板を四枚つい立てたるが如し、此の外を回りて四つの河あり・北より南へ富士河・西より東へ早河・此れは後なり、前に西より東へ波木井河の内に一つの滝あり身延河と名けたり、中天竺の鷲峰山を此の処へ移せるか・将又漢土の天台山の来れるかと覚ゆ、此の四山・四河の中に手の広さ程の平かなる処あり、爰に庵室を結んで天雨を脱れ木の皮をはぎて四壁とし、自死の鹿の皮を衣とし、春は蕨を折りて身を養ひ・秋は果を拾いて命を支へ候つる程に、去年十一月より雪降り積て改年の正月今に絶る事なし、庵室は七尺・雪は一丈・四壁は冰を壁とし・軒のつららは道場荘厳の瓔珞の玉に似たり、内には雪を米と積む、本より人も来らぬ上・雪深くして道塞がり問う人もなき処なれば現在に八寒地獄の業を身につくのへり、生きながら仏には成らずして又寒苦鳥と申す鳥にも相似たり、頭は剃る事なければうづらの如し、衣は冰にとぢられて鴦鴛の羽を冰の結べるが如し、かかる処へは古へ眤びし人も問わず・弟子等にも捨てられて候いつるに・此の御器を給いて雪を盛りて飯と観じ・水を飲んでこんずと思う、志のゆく所思い遣らせ給へ又又申すべく候、

まずは、「もし戒壇板本尊が存在すれば、隠しおおせる身延の草庵ではなかった。状況証拠では身延の草庵に戒壇板本尊はなし」といえると思います。
日蓮正宗が「戒壇板本尊が造立された」と主張する弘安2年10月当時、身延山中で暮らす日蓮の住まいは粗末な「草庵」でした。

日蓮は1274年・文永11年5月11日に鎌倉を去り、身延に入山。その後の「庵室修復書」(1277年・建治3年)によると、「去文永十一年六月十七日にこの山のなかに・きをうちきりて・かりそめにあじちをつくりて候いし」とあるように、文永11年6月17日に草庵が成ったものの、「やうやく・四年がほど・はしらくちかき・かべをち候へども・なをす事なくて」と4年後には半倒壊したのですね。

この後、弘安4年・1281年11月に、「地引御書」にあるように「坊は十間四面に・また・ひさしさして・つくりあげ」と十間四面の堂宇が完成しました。
223 ：風神：2007/09/18(火) 00:20:32 ID:1x1L44KU0: 整理しますと、
1274年・文永11年　 5/11　　身延に入山
同年　　　　　 6/17　　草庵完成

1276年・建治2年 9月　　「身延山は深山である」
同年　　　 12月　「訪れる人はまれである」

1277年・建治3年　　　　　「庵室修復書・やうやく・四年がほど・はしらくちかき・かべをち候へども・なをす事なくて」草庵半倒壊　

1278年・弘安元年　　7月　　夏は大雨が三ヶ月続き河川の氾濫、山崩れで交通遮断
同年　　　　　 9月　　食材等が不足に
同年　　　　　 11月　　厳冬の身延山の惨状
　　　　　　　　　　　「草庵には､人の少ない時で40人､あるときは60人もいて、訪問者も多い」
1279年・弘安2年　 10/12　　戒壇板本尊を造立と日蓮正宗は主張
1280年・弘安3年　　 1月　　大雪積もり庵室内まで「雪を米と積む」如く。
八寒地獄のようである。訪れる人はなく「弟子等にも捨てられて候いつる」如し。

1281年・弘安4年　 11月「地引御書・坊は十間四面に・また・ひさしさして・つくりあげ」十間四面の堂宇が完成

日蓮正宗の説ですと、戒壇板本尊は最初の庵室が建治3年に半倒壊した後に造立されたことになります。この建治3年の庵室倒壊状況は悲惨極まりないもので、「庵室修復書」では「よるひをとぼさねども・月のひかりにて聖教をよみまいらせ・われと御経をまきまいらせ候はねども・風をのづから・ふきかへしまいらせ候いしが、今年は十二のはしら四方にかふべをなげ・四方のかべは一そにたうれぬ」と、月明かりが差し込み書を読め、風が部屋を吹き抜け御経が吹きあがり、柱は傾き、壁は剥がれとボロボロの状態であったことが描写されています。

弘安2年10月もおそらく、この状態が少し改善しただけのものだったでしょう。このような草庵のどこに「日蓮出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊」を秘蔵したのでしょうか。

おまけに、弘安元年11月の書簡によると「草庵には､人の少ない時で40人､ある時は60人もいて、訪問者も多い」ということがあったようです。弘安2年10月では、まだ冬季積雪期に入る前であり、同様の状況であろうことは容易に推察されるところです。繰り返しますが、このような狭い、倒壊を手直ししただけの草庵のどこにどのように、戒壇板本尊を秘蔵したのでしょうか?
「秘仏として密附された」などと、見てきたような事を言う日蓮正宗関係者もいますが、「ならば、どこにどのように密附したのですか、是非、詳細なご説明を」と聞きたくなるものですね。
224 ：光線：2007/09/18(火) 00:40:23 ID:q6KFHZLU0: 風神さん
変な質問ゴメンなさい☆ 日蓮様が故郷の安房に湯湯治に帰れてたら歴史は変わったでしょうか？
225 ：風神：2007/09/18(火) 01:11:30 ID:1x1L44KU0: 歴史に「もしも、はない」「もしも、はタブー」と言われますけど、日蓮は確か、常陸の湯(茨城県)に向かったのですよね。どうでしょう、湯治をやって体調を回復して元気になって、身延山久遠寺に戻られて、その後、平左衛門尉の現罰を見届けて、存命中では六老僧は分裂しないだろうし、・・・、うーん、やっぱりその時代の主役はどんどん変わっていくし、変わっていくべきですよね。

また、それを言われたら、いろんな事を考えちゃいますね。吉田松陰が処刑されなかったら、坂本竜馬が生きていたら、薩長が敵対のままだったら、鳥羽伏見の戦いで薩長が負けていたら、河井継之助が生きていたら、西郷さんが薩摩の若者に担がれなかったら、江藤新平が明治政府内でうまくやっていたら、大久保利通が暗殺されなかったら、日清戦争で負けていたら、野木と児玉が203高地を落せなかったら、バルチック艦隊の発見が遅れていたら等々、・・・目が回る。（笑）

人間日蓮には日蓮の使命があって、その使命を全うした故に、今生人界から旅立ったのでしょうから、そこから「もしも」は、夢が尽きないというところですね。以上、まともな答えにならずにごめんなさい。
226 ：光線：2007/09/18(火) 01:41:55 ID:q6KFHZLU0: 風神さん
ありがとうございます☆

日蓮様がもう少し長生きしてたら、どんな次なる境地、思想を見出だしていったのかなあ．．って思っただけなんで。

エヘヘ♪くだらない質問で申し訳なかったです♪
227 ：富士門：2007/09/18(火) 10:41:09 ID:L1EsDZjw0: 宗祖在世の頃は下部とか湯村とか箱根の温泉とか湯治場は知られて無かったのでしょうか？
近場の温泉なら宗祖も楽に湯冶出来たと思いますが。
228 ：富士門：2007/09/18(火) 10:54:56 ID:L1EsDZjw0: 富士門流には「本門寺額」「天王鎮守の神」とか謎の重宝が有りますが
詳しい事お分かりでしたら教えて下さい。
229 ：風神：2007/09/18(火) 21:13:30 ID:xDXNO5PkO: 富士門さん
今晩は出先でして、以下、簡単ですいません。

「本門寺額」というのは、北山本門寺で伝承されている「本門寺根源額」のことですよね。広宣流布の時、本門寺の戒壇に懸けるため、日興に授与された日蓮直筆の額とされているようですが、西山衆徒と武田兵が北山から重宝を強奪した後、武田の滅亡の時、二箇相承書と共に紛失したとされているのですね。

実物なき故、板の真偽は鑑定のしようがないのですが、各山が門流意識も旺盛になって対立し、様々な相承書が登場する中の一つですから、怪しいものではないでしょうか。

それに、大本門寺構想というのは、日興以降に鮮明化されてきたように認識しますし、日蓮がそのような額を事前に準備するとは考えづらいことと思います。

何より、その本門戒壇用の御本尊を日蓮は用意しなかったのですし、それでいて、額だけは用意したとは考えづらいですよね。

各山共に、色々な、ありがたい話、紙切れ、物が伝わっているのですから、信者さんを喜ばすことにはなるのでしょうね。
ただ、それだけの話であって、よそには「それがどおかしたの」で終わりです(笑)
230 ：富士門：2007/09/18(火) 23:06:36 ID:L1EsDZjw0: 全部そうで無いでしょうが、二箇相承書のように何か騒動が有って失ったと云われる宝物
は確かに怪しげな物が多いですね。
「天王鎮守の神」は中世の保田の住職の日濃師が手継本尊（万年救護本尊）、末法万年救護本尊（西山の救護本尊）
と共に質入れにし失ったと云われてますが、やはり怪しげな宝物でしょうか？
231 ：風神：2007/09/19(水) 14:08:28 ID:5Bm3Cz9A0: 哀れ！百万言を費やすとも、今だ証明できない「戒壇板本尊の日蓮直造説」

話術で言い繕ってきた宗史の、典型例のごとき作文

金原本を破すどころか、自らの板本尊の根拠のなさを露呈した失態
(この出だしは、日蓮正宗の一機関誌の鏡となっています・笑)

日蓮正宗の機関誌の一つが金原本を「悪書」とし、「その謀りを破す」などと、威勢のいい連載を始めました。早速、熟読？をいたしましたが、「ないない、何も無い」のです。ただあることといえば、従来からの『話術』の繰り返しですね。

「静岡県富士宮市上条2057番地の、日蓮系の一寺院にある板本尊以外に、日蓮出世の本懐はない。この板本尊は弘安二年十月十二日御図顕なんだぞ。ほかに聖人御難事の弘安二年十月に該当する御本尊はないじゃないか。それが証拠だ。ほかに該当する御本尊がないという事実は、決定的だ。どんな指摘をしてきても『風の前の塵』だ」というものでした。いったい、この主張を何回聞いたやら。（笑）

だからですね、何回もいいますけど、こんな調子では
「あのー、うちのお寺の板本尊は『本門戒壇の大御本尊様』と称しまして、日蓮さまの出世の本懐なんです。板本尊自体の相貌・座配に対する検証やら、調査・鑑定などはしてないんですけどね、そんなのいいんですよ。造立年月は『弘安二年十月十二日』って、ほら、下のほうにさー、あまり人目につかないところに書いてあるでしょ。『聖人御難事』を拝すれば、日蓮さまは弘安二年十月に、出世の本懐を遂げられたことが明瞭でしょ。ほかにないですからね。弘安二年十月前後で、出世の本懐と称するにふさわしい御本尊様は。

もちろん、この板本尊の首題・相貌等を日蓮さまが認め、日法さんが彫刻造立したという客観的な証拠はないですよ。だって、お釈迦様や、日蓮さまに『あなた、本物かどうか調べさせてください』といって体を触ったり、身体検査をしたりしましたか。そんなのご不敬もはなはだしいでしょう。だから、つまらないことにこだわらないで、信ですよ、信。うちのお寺の御本尊様を信じなさい。

あーあと、これから立正安国論750年の頃や、立宗800年の頃に『日蓮さま出世の本懐の大御本尊』なるものが出てきたとしても、そんなの詐称しているだけですからね。信じちゃダメですよ。うちの『本門戒壇の大御本尊様』はね、日蓮さま滅後ずーと秘せられていて、なーんの文献にも記されなかったんだけど、日蓮さまがお亡くなりになって300年近くたってからね、時の住職さまが記してくださったんだよ。ありがたいじゃありませんか。

あと、一万年もたてばね、日蓮さま滅後300年頃、700年頃、800年頃に登場した本尊も、年数の上では大差なくなっちゃうんだけどね、それでもうちの御本尊さまの方が先なんだからね。それになんといっても、歴代の住職さまが事あるごとに『出世の本懐・出世の本懐』と繰り返し御教示されてきた、ありがたいものですからね。とにかく信じなさい」

という程度のものでして、聞いている方は「はぁー、随分とご熱心ですね。その確信では話に偽りなしという感じですね」と一応は感心してあげましょう。

だけど、次の質問で全ては吹っ飛んでしまうのですよ。

「歴代住職さんのありがたい説明書は拝見したし、ながーい、あなたのお話は承りました。ところで、おたく(この場合、オタクでもいい・笑)が信ずる板本尊って、日蓮直造との証拠はあるのですか。おたく(オタク)のお寺・宗派以外の人にも分かるように、是非、客観的な証拠をお示しくださいな。とりあえず日蓮直造と判明してから、それが『聖人御難事』と合致するのかどうか検証しましょう。だって、前提が成り立っていないのでは、その先に話が進まないですよ。
まあ、仮にそこまでいかなくても、現在では、他の日蓮真筆本尊との比較鑑定ができる状況なのですから、せめて、相貌・座配の検証ぐらいはやりましょうね」・・・・これこそ「決定的」というものではないですか。（笑）
直接的なものを行なわず、周辺で、状況証拠を積み重ねようといっても、所詮ムリがあるのですね。

世間では「弱い犬ほどよく吠える」といいますけど、江戸時代以降、この一日蓮系寺院はどれだけ「うちの御本尊さまはすごいんだぞう」「なに、お前、信じないのか。おまけに日蓮さまの筆ではないというのか、大謗法者め。堕地獄必定だ。一旦地獄に堕ちた後、せいぜい来世で成仏しな」と言い続けてきたことか。まったく、もう、この一日蓮系寺院の使命は終っているということに、そろそろ気づくべきですよね。
232 ：富士門：2007/09/20(木) 00:45:46 ID:rwaOV9L.0: 『日興跡條々之事』に関する高橋粛道御尊師の研究資料

　【一】　日興跡条々事の考察　　　　　高　橋　粛　道　(御尊師)

　一、
日興跡条々事は日興上人から日目上人への付嘱状であり、大御本尊の御名の記された最初の文献として大石門流にとっては二箇相承と並んで重要な書である。

現在、総本山には跡条々事の案文（以下草案という。線が引かれて訂正されたり、書き加えられている下書きである）と正本（下書きを清書したもの）の二本共に現存し、春の御虫払会の初公開される。このうち正本は日興上人全集などに写真が掲載されていて眼福を得られるが、草案は法会に拝せるのみで写真などでは一度も公開されたことがない。

跡条々事に関しては他門からさまざまに批判をされてきたが、その原因の一つに非公開の為に生じた誤解がなかったとは言い切れない。いつの時代かには全面公開されることと思うが、今はその時でないようである。しかし正本は非公式ながら公開されているのだから、古文書学などからの接近は可能である。要は大石寺でいう正本が日興上人筆か否かであり、その事が確かめられるところまで来ているのである。

私は先に宗門の古文書解読の専門家某師に草案と正本が同筆のものか、更には二書とも日興上人の正筆かの文献調査を依頼した。師は長期に亘る綿密な調査の結果、二書ともに日興上人筆であることを断じられた。その研究成果は富士学林図書館に収められている。私自身真贋の比較研究が出来ていないので業師の判定をもとに論述する。

筆跡の上から草案・正本ともに興師筆と認められた以上、どのように巧みな作文を作り上げたとしても真実には勝てるものではない。それでもなお且つ疑義を懐く人の為に答えていくことにしよう。
233 ：富士門：2007/09/20(木) 00:53:55 ID:rwaOV9L.0: 上記のように高橋師は「日興跡条々事」興師真筆論を主張していますが、本門寺に掛けろと
後世加筆して有ったり、４文字分（御下し文とか万年救護とかの文？）削って有ったり
怪しげな文献と思いますが如何でしょうか？
234 ：風神：2007/09/20(木) 02:44:19 ID:EYuzHI3w0: 富士門さん
そうですね。私も怪しい文書と思います。
ただ、金原本で意外だったのは、「日興跡条々事の『草案』があり、それは日興筆の可能性が高い」としていることですね。で、文言の解釈も詳細で、弘安二年の御本尊は通称・万年救護本尊、お下し文は「法華証明抄」、○四つはなんでしたっけ（笑）まあ、いいか。

こうなってくると、一番喜んでいるのは、保田妙本寺ではないかなと思ったりするわけです。

もっとも、金原さんは「歴史の真実に迫る」ために、誠心誠意やっているのですから、どこか特定の宗派への肩入れ、意識をして、などとは全く無縁であることは間違いないと思います。

この「日興跡条々事」は文献そのものであって、拝む対象物ではないのですから、これこそ直ちに、専門機関に依頼し、公平、客観的、かつ科学的な鑑定を受ければいいのですよ。それを、「大石寺としては一切出さない」と頑なにしまいこんでいるのですから、どうしようもないですね。「どうぞ、疑ってください。その人は救われないけどね。信じる人は救われるよ」というのと同義ですよ、今の状態では。
まったく、現代社会と無縁の、別次元で生きているような世界ですね。あそこは。

この書の分析・指摘はいろいろとなされていますけど、ただ一つ言えるのは「日興跡条々事を使って戒壇板本尊を証明するのはムリですよ」ということです。

少なくとも、日蓮直造か否かを問われている板本尊を証明しようというのに、真偽論争になっている文書を援用することは、その道の常識としてあり得ませんし、大石寺側としては余計に苦しくなるだけですね。
235 ：風神：2007/09/20(木) 16:42:35 ID:1Lv3Lwdo0: 何時頃からでしょうね、富士門流系統で板本尊造立が盛んになったのは？
1400年代前半、大石寺や栃木・信行寺、福島・妙法寺などの、本末寺院での板本尊造立に始まり、次第に他山にも伝わっていったのでしょうか・・・・と、思いきや。

1300年・正安二年(滅後19年・日興の身延離山11年目)12月、六老僧の一人日向は板本尊を造立しています。
⇒　「身延山文書」
｢身延山久遠寺諸堂等建立記
一、板本尊　本尊は祖師の御筆を写すが、下添え書きは、第三祖向師の筆也。下添え書きに云く、正安二年庚子十二月　日、右、日蓮幽霊・成仏得道・乃至法界衆生平等利盛の為に敬ってこれを造立す｣　　(日宗全22-56)
板本尊の元祖は身延山だったのですね。(これについては、おもしろい議論がありますので、それは後日に)

⇒　「富士一跡門徒存知の事」には、こうあります。
一､御筆の本尊を以て形木に彫み不信の輩に授与して軽賎する由・諸方に其の聞え有り、所謂・日向・日頂・日春等なり｡日興の弟子分に於ては在家・出家の中に或は身命を捨て・或は疵を被り・若は又在所を追放せられ・一分信心の有る輩に忝くも書写し奉り・之を授与する者なり｡
日蓮入滅後、少しして、日興門流以外では真筆本尊を板に刻むことが、行なわれていたのですね。日興門流では「書写し奉り」であって紙幅です。板は日向・身延、日頂・中山や真間、日春・沼津、岡宮などです。
金原本P207「形木について大石寺では、印刷のための版木と解釈しているようだが、文脈からして『彫刻本尊』であろうと推測する。当時形木は摺形木と呼ばれていた」と注記をしています。確かに「御筆の本尊を以て形木に彫み不信の輩に授与」ですからね、普通に読めば彫刻本尊です。

以下、板本尊をキーワードに関連事項も含め、順に追っていきましょう。

1331年・元徳三年(元弘元年)3月12日、日禅は大石寺日禅ガ坊(南之坊)で寂。
⇒　日禅授与本尊を大石寺が伝持。

1335年・建武二年(滅後54年)秋、日郷は大石寺蓮蔵坊を退出。(富要 8-69 )続いて安房吉浜に法華堂(妙本寺)を創建。
⇒　この時点かどうか直接証拠はないように思いますが、通称・万年救護本尊は日郷により、保田妙本寺へ移されています。

1338年・延元三年・暦応元年(建武五年)(滅後57年)5月5日、南条時光五男・時綱は「大石寺東方=東坊地」を日郷へ譲りました。(富要 9-37 )
⇒　大石寺の境内は分割され、東坊地は保田の日郷一門が所有を主張し、対する西坊地には日道一門が入り、問題が解決するまで七十二年間(堀日亨談)を要するほどに紛糾しています。

1340年・興国元年・暦応三年8月(滅後59年・大石寺貫主5世日行)、京都の方では日尊が「日目筆本尊」を模刻しています。
⇒　日目上人御筆漫荼羅の分　　(日尊上人模刻して其脇書に)
暦応三年壬辰八月日　　　上行日尊之を彫刻す　　　京都要法寺　　(富要 8-210 )

1341年・興国二年・暦応四年(滅後60年・大石寺貫主5世日行)、日尊は上行院に立像の釈迦・十大弟子を立てます。
⇒　祖師伝　日印の伝
此の仏像の事は去る暦応四年に有る仁の方より安置候へとて寄進せしめ候ひ畢ぬ、教主は立像脇士は十大弟子にて御座候、　　(富要 5-47 )
236 ：風神：2007/09/20(木) 16:43:17 ID:1Lv3Lwdo0: 1342年・興国三年・康永元年(滅後61年)、通称「大石寺御影」については、御影の体内に日郷自筆の墨書銘が有り、この年に大石寺・蓮藏坊より、保田妙本寺に遷座したとされています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「中世東国日蓮宗寺院の研究」

1344年・興国五年・康永三年　(滅後63年・大石寺貫主5世日行)6月8日、日尊は会津の日印を付弟として、日興の本尊と日蓮御影を授与しました。
⇒　祖師伝・日尊の伝　
日尊八十歳、康永三年　日印を以て付弟と為す、其の状に云はく、
「　宰相禅師日印に授与す。本尊一鋪　日興上人御筆　正応三年正月十三日
大聖人御影一鋪
右付属として授与する所件の如し。
康永三年（甲申）六月八日　法印日尊　在判」　(富要 5-44 )

1354年・正平九年・文和三年(滅後73年・大石寺貫主5世日行)11月8日、保田妙本寺の日賢により板本尊が造立されています。
⇒　これは保田妙本寺に蔵されているようです。板本尊ですから、いきなり貫主の居室にしまっておくということはないでしょう。当然、本堂など、寺院の中心となる所に安置されたことと推測します。
が、さて、日賢・・・？何か気にかかりませんか？
日賢といえば、東坊地の係争の時に、蓮蔵坊を継承した日郷が房州に移住していった後に、渦中の東坊地を継いだ人物ですね。しかし、南条家の上野郷退出と共に、支援檀越が弱まっていったのでした。
その後、5世日行は東坊地の占領に乗り出して、日賢との間で坊地争いが本格化していくわけです。権門をはさんで双方、激しい訴訟、文書のやり取りを行なった後、1405年・応永十二年4月13日に、沙弥法陽（興津美作入道）により、日時への去り状（安堵状）が出され、これ以後関連の文書が無いことから、蓮蔵坊関係の係争は収束したとされています。

1357年・正平十二年・延文二年(滅後76年・大石寺貫主5世日行)4月13日、日興より「北国の大導師」とされた阿仏日満が、日蓮御影を造立しています。
⇒　台座裏に「造立し奉る施主啓白、真浄坊日満在り判、時に延文二太歳丁酉卯月十三日之を成就し畢ぬ」　佐渡妙満寺蔵　　(富要 8-226 )

1362年・正平十七年・貞治元年(滅後81年・大石寺貫主5世日行)、京都・上行院の日大は、「一尊四士」を造立しました。(日宗全2-431)

1365 年・正平二十年・貞治四年(滅後84年)2月15日、日時が大石寺6代目となりました。

1370年・建徳元年・応安三年(滅後89年・大石寺貫主6世日時)2月、千葉県市川市の中山にある、本妙寺と法花経寺(中山法華経寺)の両方の住持を兼ねていた3代・日祐は、板本尊を造立しました。現在では、神奈川上行寺蔵とされています。ついでですが、その後、中山門流は板本尊造立を末寺でも行なったようで、八日市場の円静寺に、1419年・応永二十六年(滅後138年・大石寺貫主8世日影)2月の板本尊が確認されています。

1374年・文中三年・応安七年(滅後93年・大石寺6世日時)5月、中山の3代・日祐は、「一期所修善根記録」を著し、文中で身延山久遠寺・御影堂の板本尊を記しました。
｢身延山久遠寺同御影堂、大聖人御塔頭、塔板本尊　　金箔　造営修造結縁｣(日宗全1-446)

1388年・元中五年・嘉慶二年(滅後107年・大石寺貫主6世日時) 10月13日、大石寺御影堂(金原本P208)に御影像を造立。
⇒　5世日行、後を継いだ6世日時対保田・日賢との間の、東坊地の係争はあったものの、寺院経営のことはじめの時期となる大石寺の、堂宇の建立整備が始まりました。
御影像の裏書から、奥州法華衆ら有力檀越による本格的な財政支援が始まっていたことが伺われます。
桧彫刻大聖人　等身御影裏書
敬白大施主　奥州法華宗等僧俗男女
　　　　　　野州法華宗等僧俗男女
　　　　　　武州法華宗等僧俗男女
　　　　　　駿州法華宗等
願主卿阿闍梨日時(花押)
嘉慶二年　太才戌辰　十月十三日
　　　　　　仏師　越前法橋快恵(花押)　　　(富要8 –190 )
237 ：風神：2007/09/20(木) 16:43:56 ID:1Lv3Lwdo0: 1404年・応永十一年　(滅後123年・大石寺貫主6世日時)3月15日、日時は「大石記」にて「日代譲り状」を引き合いに出し、西山への対抗心を示します。
「大石記」
助に對して御物語に云く
應永十一(1404年)、三月十五日早旦に於イて。
仰セに云く日興上人の常の御利口に仰セられけりとなん、予が老耄して念佛など申さば相構エて諫むべきなり、其レも叶はずんば捨つべきなり、而るに日代は数通の御譲リ状を持チたりと云へども・既に迹門得道の上は争テか言ふに足るべけんや、其ノ上付法の旨は其ノ證拠をば上々の御事なり・此ノ上付の旨は其ノ證拠をば上々の御事なり、此ノ方にも上の御筆を載せたるなり・其ノ支證は上々の御事なり、先ず迹門得道と云ひ多クの謗法之レ有ル上は沙汰の限リに非ず。

1405年・応永十二年(滅後124年・大石寺貫主6世日時) 5月13日、日時は小泉久遠寺・日周に対し、通称「大石寺御影」の返還を求めます。　　　(富要 9- 49)

1412年・応永十九年(滅後131年・大石寺貫主8世日影)10月13日、栃木・平井の信行寺に通称・紫宸殿御本尊を模刻した板本尊が造立されました。
⇒　栃木平井・信行寺蔵　板本尊　
右下・右願主薗部　日重弟子小輔　阿闍梨日経造立
左下・遺弟日影代　応永十九年太才壬辰　十月十三日

1419年・応永二十六年(滅後138年・大石寺貫主9世日有)8月8日、保田妙本寺では板本尊を彫刻しました。ほか、詳細は不明です。

1420年・応永二十七年(滅後139年・大石寺貫主9世日有)4月15日、福島県いわき黒須野・妙法寺にて板本尊(同じく紫宸殿御本尊の模刻)造立。

1455年・康正元年(滅後174年)頃から1459年・長禄三年(滅後178年)頃、
大石寺にて、阿闍梨号を冠する高僧による悪行。具体的な行いは不明。
⇒　追放される。

1477年・文明九年(滅後196年・大石寺貫主9世日有)頃から1519年・永正十六年(滅後238年・大石寺貫主12世日鎮)の間に、「釈子日目授与本尊」が、桑名の身延末・寿量寺に伝来。
⇒　日意は、1477年・文明九年、京都に妙傳寺を開創し、23年間在住。その後、身延山久遠寺の12世に在任。1510年・永正七年には現在の静岡県静岡市・清水区に耀海寺を開創。1519年・永正十六年に76歳で寂しています。

1522年・大永二年(滅後241年・大石寺貫主12世日鎮)、大石寺12世日鎮により小御影堂が建立されます。
⇒　富士年表・・・日鎮大石寺御影堂・総門等を建立し結構を整う（聖749）

1539年・天文八年(滅後258年・大石寺貫主13世日院)6月、伯耆国米子城主・吉川治部少輔元長の元に日禅授与本尊が伝来。　　「本門寺並直末寺院縁起」

1561年・永禄4年(滅後280年。大石寺貫主13世日院)3月2日付、保田妙本寺14世日我の「観心本尊抄抜書」(富要 4-170 )に戒壇板本尊の記述。
「久遠寺の板本尊・今・大石寺にあり、大聖御存日の時の造立也～」
⇒　これが戒壇板本尊が世に出た初見、この時には日蓮直造と伝承されていたことが伺われます。

1573年・天正元年(滅後292年)、この年、大石寺14世に日主がなりました。
⇒　日主の書状に、「本門戒壇御本尊」との呼称表現が使われました。大石寺貫主自身の手によるものとしては、初めての文書ですね。

富士四ヶ寺之中に三ヶ寺者(は)、遺状を以て相承成され候。是は惣附属分也。大石寺者御本尊を以て遺状成され候、是則別附属唯授の一人の意也。大聖より本門戒壇御本尊、興師より正応の御本尊は法躰御附属、末法日蓮・日興・日目血脈付嘱の全体色も替らず其の儘なり　　(歴全1-459)

1573年～1591年・天正年間以降に、日禅授与本尊が北山本門寺へ伝来する。

1581年・天正9年(滅後300年・大石寺貫主14世日主)3月17日、西山衆徒と武田兵による、北山本門寺の重宝強奪事件。

1662年・寛文二年(滅後381年・大石寺貫主20世日典)、日精の「家中抄」に「日禅伝・日興高祖の本尊を申し請ひ日禅に授与す此本尊今重須に在り伯耆曼茶羅と号する是なり」との記述。
238 ：風神：2007/09/20(木) 16:44:47 ID:1Lv3Lwdo0: 随分と長くなってしまいましたが、整理します。
◆　大石寺が日蓮直造・出世の本懐とする戒壇板本尊には、その主張を裏付ける証拠はありません。「二箇相承書」「日興跡条々事」などの、真偽論争渦中の文書で裏付けようとしても、それは無効です。
また、相貌(書体・十界の諸尊、図顕讃文、四大天王、明王、腰書き)の考察、他の本尊との比較検討から、日禅授与本尊を模して造立されたものと判断されます。

◆　日興は「白蓮弟子分与申御筆御本尊目録事=本尊分与帳」を記し、本尊の授与者とその信仰を記し、本尊伝持の万全を期されています。
更に日興の意を体して著されたであろう「富士一跡門徒存知の事」では、「此の御筆の御本尊は是れ一閻浮提に未だ流布せず正像末に未だ弘通せざる本尊なり、然れば則ち日興門徒の所持の輩に於ては左右無く子孫にも譲り弟子等にも付嘱すべからず、同一所に安置し奉り六人一同に守護し奉る可し、是れ偏に広宣流布の時本化国主御尋有らん期まで深く敬重し奉る可し」とされ、日蓮図顕本尊を広宣流布の時まで厳護・伝持せんとしています。

同じく「日興の弟子分に於ては在家・出家の中に或は身命を捨て・或は疵を被り・若は又在所を追放せられ・一分信心の有る輩に忝くも書写し奉り・之を授与する者なり」とされ、不惜身命の弟子にのみ「書写」本尊を授与するとされています。
同時に真筆本尊を「彫刻」し、不信心者に授与して軽賎したとして、日向・日頂・日春の三名を記しています。

◆　日興は自らも約三百幅の本尊書写を行い、多くの檀越に授与されています。その相貌は一定ではなく、書体の変化、座配の違いが多々あります。これは「手本とする日蓮図顕本尊は一体だけではなく、複数体あった」ということを物語ります。
更に戒壇板本尊の讃文「仏滅後二千二百二十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」ではなく、「二千二百三十余年」を書写本尊に認めています。
これらのことから、日興の時代にも、戒壇板本尊の存在は認められないものとなってきます。ちなみに、日禅は1331年・元徳三年(元弘元年)3月12日、大石寺日禅ガ坊(南之坊)で寂しています。

◆　ここで一覧にしましょう。分かりやすくするため、西暦のみにします。
1300年、身延山久遠寺御影堂には日向造立の板本尊安置。
1331年、日禅は大石寺日禅ガ坊(南之坊)で寂。
1333年、日興入滅。
1335年・日郷は大石寺蓮蔵坊退出の後、安房吉浜に法華堂(妙本寺)を創建。通称・万年救護本尊も移されました。
1338年、南条時光五男・時綱は「大石寺東方=東坊地」を日郷へ譲り、係争が始まりました。
1340年、日尊は京都・上行院の日目本尊を模刻しました。
1342年、通称「大石寺御影」が大石寺・蓮藏坊より、保田妙本寺に遷されました。　　　　　　　　
1344年、日尊は会津の日印を付弟として、日興の本尊と日蓮御影を授与しました。
1354年、保田妙本寺では日賢が板本尊を造立。
1357年、日興より「北国の大導師」とされた阿仏日満が、日蓮御影を造立しています。
1370年、中山(法華経寺)日祐は板本尊を造立しました。
1374年、中山の3代・日祐は「一期所修善根記録」を著し、身延山久遠寺・御影堂の板本尊を記しました。
1388年、6世日時は、大石寺御影堂に御影像を造立しました。
1404年、日時は「大石記」にて「日代譲り状」を引用しました。
1405年、6世日時は小泉久遠寺・日周に対し、通称「大石寺御影」の返還を求めました。
1412年、栃木・平井の信行寺に通称・紫宸殿御本尊を模刻した板本尊が造立されました。
1419年、保田妙本寺では板本尊を彫刻しました。
1420年、福島県いわき黒須野・妙法寺にて板本尊(同じく紫宸殿御本尊の模刻)造立。
1400年代中頃(1455年頃から1459年頃か)、大石寺での、阿闍梨号を冠する高僧による悪行事件。
1500年前後、桑名・寿量寺に「釈子日目授与本尊」伝来。
1522年、12世日鎮により小御影堂が建立されます。
1539年、伯耆国米子城主・吉川治部少輔元長の元に日禅授与本尊が伝来しています
1561年、保田妙本寺14世日我の「観心本尊抄抜書」(富要 4-170 )に戒壇板本尊の記述。
1573年以降、14世日主の「日興跡条々事示書」で初めて、貫主自身の手により戒壇板本尊の存在が記述されました。
1573年～1591年頃に、日禅授与本尊が北山本門寺へ伝来しています。
239 ：風神：2007/09/20(木) 16:45:28 ID:1Lv3Lwdo0: 戒壇板本尊造立の可能性の高い、1333年以降、1400年代中頃には、様々な事象が見受けられますよね。
身延山久遠寺には日向の元祖・板本尊あり、日頂、日春(日法)は真筆彫刻、保田妙本寺にも日賢板本尊あり。東坊地の係争は長引き、万年救護本尊と大石寺御影は保田に行ってしまう。佐渡の阿仏日満は御影を造立、日尊は日印に御影を授与。中山では日祐が板本尊造立。
他の本寺には、合掌礼拝の対象たる板本尊が安置され伝わり、自分の所の寺院を振り返った時に・・・・何もない？
一門を率いる本寺としては、「では、うちも何かを作ろうか」となるのは、普通でしょうね。

門流意識の発露、本寺を荘厳しようとの思いの顕れとして、形あるものを作るのは当時としては、当然の如くでもあったでしょう。また、各門流草創期の僧であればこそ、自意識、宗派意識を具現化したことでしょう。

大石寺は御影堂に、今日まで伝わる立派な御影像を造立したのです。御影の造立日付は1388年・元中五年・嘉慶二年10月13日です。1279年・弘安二年の熱原法難から100年以上を経過し、同じ10月です。そして戒壇板本尊も10月12日です。この頃には、大石寺は、寺院経営が端緒につき初め、奥州法華衆などの資金援助も成されるようになってきました。金原本にあるように「不惜身命の先達・熱原法華衆の弘通の時に移して、これを念記する」のには、環境としては最適だったでしょう。

更に、戒壇板本尊下部の腰書きに「右為現當二世　造立　如件　本門戒旦之　願主　弥四郎国重　法華講衆等　敬白　弘安二年十月十二日」とありますが、大石寺貫主が、書写本尊脇書に「法華講衆」と初めて認めたのは5世日行ですね。
「文和二(1353年)年三月十二日」の御本尊です。それ以前は「法華衆」とはあるものの、「法華講衆」というのは確認できません。
日行上人（三八）
文和二(1353年)年三月十二日
奥州一迫柳目法華講衆武庫掃部
柳目妙教寺蔵　（「御本尊集・奉蔵於奥法寶」78　）

次に、一幅の書写本尊に同時に、「法華講衆」「現当二世」があるのは6世日時です。
応永十一年甲申六月日　奥州柳目法華講衆達現当二世の為なり　　陸前妙教寺蔵
(富要 8-193 )

そして、5世日行、6世日時、8世日影の代に、奥州にて盛んに造立された題目板碑。その彫刻形式、戒壇板本尊腰書きを思わせる書付の表現など。
戒壇板本尊は楠木製で、チョウナで削った料板に、薬研彫りで文字を陰刻、黒漆、金箔をもっての装飾という技法は、仏師の製作と思われること等々。

やはり、1388年御影堂の御影像造立時です、ポイントは。

念の為、繰り返しますが1388年以前では、
身延山久遠寺、中山、保田、京都での板本尊。
各山の門流意識・正統意識の確立期。
万年救護本尊と大石寺御影の保田への移動。
佐渡での御影像の造立。
有力檀越の財政支援による大石寺寺院経営のはじまり。
御影堂の御影像と仏師。

1388年以後では、
西山本門寺での「日代八通状」。
1400年代前半の信行寺、妙法寺の板本尊造立は、その手本があったと推測されること。
大石寺での、阿闍梨号を冠する高僧による悪行事件。
1539年、米子城主・吉川元長の元に日禅授与本尊が伝来したこと。

これらを総合勘案すると、1388年頃というのが、戒壇板本尊造立の時として、一番、可能性が高く、1400年代中頃に、手本となった日禅授与本尊の流転、と推測するものです。

これについては、もちろん、まだまだ探求を続けましょう！
240 ：風神：2007/09/20(木) 23:59:54 ID:xH5JmoFk0: たまたま見たのですが、板本尊の製作過程の写真というのは珍しいように思います。
ご参考に
tp://www2.tokai.or.jp/kagami/dairituji.htm

尚、静岡県富士宮市小泉１９１７－１の代立寺には以前、訪問しました。確か小泉久遠寺の近くだったような・・・。
大きい寺でしたね。日蓮宗の西山本門寺系統の寺というのは、比較的小さい寺が多いのですが、ここは結構な寺観でした。息子さんと一時間ぐらい懇談しました。
1629年・寛永6年に、西山本門寺16世の弟子・日堯という人により、開創されたそうです。ここは鬼子母神は祀ってなかったような・・・？あと、代信寺も祀ってなかった？と記憶しています。何しろ、あのおめ目にはドキッとさせられるのですよね。苦手です。（笑）

富士宮・富士・芝川などの、西山本門寺系統の寺院は、だいたい板本尊を本堂に安置していましたね。大石寺系もそうですし・・・ただ、北山本門寺末・白糸の滝手前の本源寺は紙幅でした。

要は「紙幅よりも板本尊の方が保存がきくし、見栄えがいい」ということでしょうか？??
241 ：富士門：2007/09/21(金) 09:17:11 ID:iQIdIimA0: かつて板本尊真偽裁判を起こした松本勝弥氏が正宗僧侶に尋ねたところ
「元本は紙幅で有って傷んだり、紛失を防ぐ為板本尊に直すのである」との事でした。
戒壇本尊に関して訪ねたところ最初は逃げていた僧侶も遂に「あれは筆跡鑑定しない限り我々でもわからないのだ」
と衝撃的返答が有ったとの事です。
242 ：富士門：2007/09/21(金) 09:56:28 ID:iQIdIimA0: 松本氏は板本尊批判本（変質した創価学会、訴訟された創価学会）を出版し
板本尊真偽裁判を起こした為、学会、正宗を除名になり、勤務先の民音を解雇されたとの事でした。
当時の聖教新聞には松本氏夫妻を敬称無しで謗法者として中傷批判を載せています。
此の論だと金原氏も除名等処分になりますが？時代が変わった（松本氏の時とは違って今は正宗教義を用いない）
から不問でしょうか？何か松本氏が哀れに思います。
243 ：風神：2007/09/21(金) 10:25:40 ID:OQ1uGorYO: やはり時代が変わったということでしょうか。
松本氏といえば、昭和50年代ですか。当時は創宗一体でしたもんね。
日蓮正宗としては、根幹中の根幹の板本尊ですから、学会員がそれを云々するだけでも、許されざる時代だったのかと思います。
今は、完全決別して、教義に関してはかなり突っ込んでいますからね。
残るは相承書と板本尊だけになってきたという状況です。今はその真相が明かされている最中、というところでしょうか。
244 ：富士門：2007/09/21(金) 13:52:50 ID:iQIdIimA0: 昔、学会の本尊模刻事件が有った時、日達師はこの件に関して一切の発言を急に禁止してしまいました。
おそらく血気早った若い僧侶に模刻板本尊だけでなく、戒壇本尊まで研究されて薮蛇になるのを恐れたからでしょか？（後に久保川師の例がある）
実は板本尊真偽を扱った著書は松本氏だけでなく、安永師「板本尊偽作論」、仏立宗「毒鼓の縁」、植村氏「これが創価学会だ」等あり
近頃では美濃周夫氏「創価学会虚構の大宗教」が有ります。
松本氏は当時学会理事、民音職員で、現職学会幹部が所属教団の板本尊真偽裁判を起こしたと云う事で世間に注目されたようです。
もっとも今の若い学会員は松本氏の板本尊真偽裁判の件を余り知らないでしょうが。
245 ：鉄齋：2007/09/22(土) 08:11:53 ID:./GOdQ0oO: 日達さんは過去の説法で戒壇板本尊は丸太を半分に割った形状の板木に彫られていたと述べていた。
しかし金原本の宝篋の写真によれば平たい板本尊であるのは明白。
ここらの齟齬がなにかありそうですね。
246 ：富士門：2007/09/22(土) 08:52:06 ID:7WaFg4320: 以前にも書きましたが、「半丸太本尊」は傷みがひどく（下半分は腐っていた？）正本堂
安置のさい、新しく制作された板本尊と秘かにすり替えさせ、半丸太本尊は御宝蔵にしまい込んだ、と云う説が有ります。
達師は「板本尊鉋掛け説」を否定する為か、或いは「半丸太本尊」拝見が衝撃的に頭に残っていたのか、思わず御宝蔵に
しまい込まれた？半丸太本尊の事を喋ってしまった、そんな事ではないでしょうか？
因みに半丸太本尊の裏側は実は仏壇になっている？説が有りますが、何か都市伝説、日本のミステリーですね？
247 ：風神：2007/09/22(土) 09:36:48 ID:iqyibyq.O: なるほどですね。
ということは、戒壇板本尊を1400年前後に造立以降、代替わりしていた。故に崇められてきた板本尊は複数である、ということでしょうか。
代替わりした可能性があるのはこの時とこの時、と調べる必要がありそうですね。
248 ：卞氏：2007/09/22(土) 11:32:24 ID:.w3zjOS20: 内紛の火種を作って、かんけいない人にまで迷惑をかけちゃいけないってことですね。
当時は学会しかなかったわけで、疑義をおおっぴらにすることで信徒が不信をおこして退転したとする。
正宗学会でダメだったらもう行き場が無いわけですよ。そんなことはできません。

今であるならば、正宗でなにかあっても学会が存在しているわけですから、大丈夫なんです。
正宗にとっては大変でしょうが、外からの批判に耐えうるだけの本尊でなければいかんということですね。

今掲示板なんかでもそういうことしている人、まま見かけるでしょう。
状況判断せずに声ばかり立派そうに批判の声を上げる人が。
249 ：風神：2007/09/22(土) 12:49:32 ID:iqyibyq.O: 卞氏さん

鋭い分析です。

＞　正宗学会でダメだったらもう行き場が無いわけですよ。そんなことはできません。

昭和50年代、学会で「戒壇板本尊は日蓮直造なの？」なんてやったら、同時に正宗学会アウトでしたもんね。
で、後は富士門の西山、北山、保田、要法寺ですか。そこらへんの流転の様は、以前購入した「創価学会の悲劇」とかいう、小さな本に書かれていました。

確か富士門さんがよく言われる松本氏は西山でしたよね。

あそこの岡田氏とも話しましたが、半僧半俗の入道制度があるそうで、それまでは御書の世界の話だと思っていました。その時は、「富士の奔流」という本を話題にしましたっけ。

何が日蓮の教えで、何が後世作られた己義・神話なのか、真実を明らかにするその時に巡りあえた身の福運に感謝しながら、探求を続けてまいりたいと思います。
（運動会の休憩中でした・笑）
250 ：富士門：2007/09/22(土) 14:52:20 ID:7WaFg4320: 「創価学会の悲劇」
↑
玉井日礼師の著書ですね？大石寺の板本尊が後世の偽作と気がついたグループ（万年講？）が
真の本尊（救護本尊？）を求めて保田、西山を尋ねるが悩む、当時はどちらも正宗門だった為どっちの法主も
救護本尊書写してくれない、グループも救護本尊の写真を拝む、身延の大考殿の版木より救護本尊を刷り拝むと
バラバラになって行く時、時の西山法主が勇気を出して救護本尊書写を決断してくれる等書いてありました。
他には美濃周夫氏と思われる人物の論文紹介、玉井師が何故拓本救護本尊を立てたか述べていたと
記して有ったと思います。（玉井師が以前いた小野寺教団も批判していた）
251 ：富士門：2007/09/22(土) 15:27:35 ID:7WaFg4320: 確か富士門さんがよく言われる松本氏は西山でしたよね。
↑
松本勝弥氏は「修明」と云う法名を貰い松本修明師として西山の学頭僧、蓮華寺の住職をされています。

状況判断せずに声ばかり立派そうに批判の声を上げる人が。
↑
松本氏の事でしょうか？確かにあの時期で板本尊偽作論は時期早々かも知れません。
ちょど旧田中派所属議員が田中派絶世期に「田中角栄批判本」を出すようなもので、除名されたり、職を失ったり、かつての仲間に中傷されたり
良い事が有りません。
しかし、それを逢えて覚悟の上で行動した勇気は凄いと思うし、そうした批判者（松本氏だけでは無いが）の行動、犠牲が有ったから
「何が日蓮の教えで、何が後世作られた己義・神話なのか、真実を明らかにするその時に巡りあえた」と思うのです。
252 ：富士門：2007/09/22(土) 15:55:44 ID:7WaFg4320: 代替わりした可能性があるのはこの時とこの時、と調べる必要がありそうですね。
↑
道郷蓮蔵坊争奪、　阿師、乗師、底師等血脈疑惑、　北山浄師大石有師問答
大石寺諸堂焼失事件等大石寺暗黒時代が疑わしいと思います。
あと江戸時代精師代に大檀那掴んだ時期に板本尊新造されたかも知れません。
253 ：風神：2007/09/23(日) 00:17:15 ID:YAPUAAqs0: 「上代には、やはり、戒壇板本尊はなかったでしょう」という話です。

◆　日興上人の本尊観を伺える書はこれですよね。
重須の寂仙房日澄の著(異論もある)とされている「富士一跡門徒存知の事」に、
「一、本尊の事四箇条
日興が云く、聖人御立の法門に於ては全く絵像・木像の仏菩薩を以て本尊と為さず、唯御書の意に任せて、妙法蓮華経の五字を以て本尊と為す可しと、即ち御自筆の本尊是なり。」とあり、富士の立義の根幹ともいうべき、本尊にあっては「妙法蓮華経の本尊＝日蓮図顕本尊」が示されています。

更にこの本尊につき「日興が云く、此の御筆の御本尊は是れ一閻浮提に未だ流布せず正像末に未だ弘通せざる本尊なり、然れば則ち日興門徒の所持の輩に於ては、左右無く子孫にも譲り弟子等にも付嘱すべからず、同一所に安置し奉り、六人一同に守護し奉る可し、是れ偏に広宣流布の時・本化国主御尋有らん期まで深く敬重し奉る可し。」と、広宣流布の時までの伝持の大事が記述されています。

◆　1350年・正平五年3月中旬(滅後69年)重須・三位日順の「摧邪立正抄」には、
「日興上人独り彼の山をトして居し、爾前迹門の謗法を対治して法華本門の戒壇を建てんと欲し、本門の大漫茶羅を安置し奉つて、当に南無妙法蓮華経と唱ふべしと、公家武家に奏聞を捧げて道俗男女に教訓せしむ、是れ即ち大聖の本懐御抄に分明なり」(富要2-43)
と富士戒壇と共に「本門の大漫茶羅」の記述があり、やはり曼荼羅本尊中心かなと思うのですが・・・。

◆　一転、日興の「原殿御返事」(1288年・正応元年12月16日)に目を移してみると。
「日蓮聖人御出世の本懐、南無妙法蓮華経の教主釈尊久遠実成の如来の画像は一二人書き奉り候へども、未だ木像は誰も造り奉らず候に、入道殿御徴力以ての形の如く造立奉り思召立候を、御用途も候はず、大国阿闍梨奪い取り奉り候仏の代りに其程の仏を作らせ給へと教訓し進らせ給て固く其の旨を御存知候を、日興が申様は責て故聖人安置の仏にて候はゞさも候なん、それも其の仏は上行等の脇士もなく、始成の仏にて候き、その上其れは大国阿闍梨の取り奉り候ぬ、なにのほしさに第二転の始成無常の仏のほしく渡らせ給へ候べき、御力契給せず御子孫の御中に作らせ給仁出来し給ふまでは、聖人の文字にあそばして候を御安置候べし」

大聖人の御遺言により随身仏・第一転の仏は墓所に安置されましたが、大国阿闍梨日朗が持ち去ったので、波木井は一体仏の釈尊と同じようなもの・第二転の一体仏、を造立しようとしました。
これに対し日興は、一体仏の造立は四菩薩が無く始成仏であるから、不可であるとし、四菩薩を脇士とする仏像の造立は、経済上困難であろうから、将来、経済力ある子孫が一尊四士造立を出来るようになるまでは、大聖人図顕の曼荼羅本尊を安置しなさい、と教示されています。
その後、結局は日興の身延離山後に「釈迦如来を造立供養して本尊と為し奉る」と、一体仏が造立されたのですね。この時、日興は、「仏像の本尊を否定していなかった」ということがいえます。
254 ：風神：2007/09/23(日) 00:19:30 ID:YAPUAAqs0: ◆「富士一跡門徒存知の事」の最後に「一、追加八箇条」として「近年以来・日興所立の義を盗み取り、己が義と為す輩・出来する由緒条条の事」とあります。

この「日興所立の義」はなにかといえば、「日興が義を盗み取って四脇士を副う」とあるように「一体仏に四菩薩を添造する」ことです。そしてこの後に「日興所立の義を盗み取った」七人の名が挙げられています。
寂仙房日澄
越後国の摩訶一
浄法房天目
少輔房日高
伊予阿闍梨日頂
民部阿闍梨日向
肥前房日伝

※尚、この書が追加条を含めて出来上がったのは、文中に「弁阿闍梨の弟子少輔房日高・去る嘉元年中以来、日興が義を盗み取って下総の国に於て盛んに弘通す」とあるように、「嘉元年中」(1303～6年)以降と考えられます。

この「富士一跡門徒存知の事」を見ても、日興は「本尊は日蓮図顕本尊」を唱えながらも、「一尊四士」を「日興が義」としていたことが伺えます。
一見、矛盾しているように見えますが、日蓮が「魂を墨に染め流して」書き表した曼荼羅を主として、当時の檀越の「機根」というものを踏まえ、「一尊四士」＝仏像も本尊として認められていたのではないかと思います。

◆　ここで気がつくのは、身延離山後数年間のこの時に「戒壇板本尊が実在」していれば、このようなことを日興が言うであろうか？ということですね。
「富士一跡門徒存知の事」の前に書かれたと判断される、1298年・永仁六年(身延離山から9年後)の「白蓮弟子分与申御筆御本尊目録事」を見ても、日蓮図顕本尊の厳護・伝持の万全を期する厳しき姿勢がうかがわれます。もし、この時点で師匠日蓮の「出世の本懐であり、一切衆生が帰命すべき根本尊崇の当体、日蓮直造の本門戒壇堂安置の板本尊」があれば、それ以外の本尊などは認めなかったことでしょう。

「日尊に対する落葉一見の破門」は伝説的要素が強いとしても、日興の人柄を偲ばせるものでもあるとは思います。真偽論もありますが、やはり日興の思想(性格)を伝えているではあろう「日興遺誡置文」を見ても、いかに令法久住に心を砕いていたかが感じられます。
その日興が戒壇板本尊に一言も触れないというのは、当然、「無いから」と判断できます。

聞こえてくるのが「唯授一人血脈相承の秘伝中の秘伝を、釈尊像に執着する法門信解未熟な者に、一々伝えるか！」などの日蓮正宗からの主張ですが、それは中世以降伝承してきた技の一つですね。「理屈だけで、無い物をあるように見せてしまう、単なる話術」というものです。

◆　続けますが、重須・三位日順は、「摧邪立正抄」では「法華本門の戒壇を建てんと欲し、本門の大漫茶羅を安置し奉って」広宣流布の時を期すとしていたのですが、その前年の1349年・正平4年5月(滅後68年)「本門心底抄」の文中で、広宣流布の時のその「本門戒壇に安置する本尊は仏像本尊」といっております。

「行者既に出現し久成の定慧・広宣流布せば本門の戒壇・其れ豈に立たざらんや、仏像を安置することは本尊の図の如し・戒壇の方面は地形に随ふべし、国主信伏し造立の時に至らば・智臣大徳宜しく群議を成すべし、兼日の治定・後難を招くあり寸尺高下注記するに能へず」　(富要 2-34)

※　堀日亨は頭注を加え「仏像安置と云々、順師未だ興師の真意を演鴨せず。後人此の文に滞ることなかれ」としています。
255 ：風神：2007/09/23(日) 00:20:17 ID:YAPUAAqs0: ◆　更に、日興亡き後、重須を継いだ新六老僧の一人日代は、京都・上行院日尊の付弟・日印への書状の中で、「仏像造立は本門寺建立の時」と記しています。

1560年・永禄3年(滅後279年)　京都要法寺・日辰の著「祖師伝」の中で記述されています。
「　西山日代上人より日印に贈り玉ふ御返事に云はく
～中に仏像造立の事、本門寺建立の時なり、未だ勅裁無し国主御帰伏の時三ケの大事一度に成就し給はしむべき御本意なり、御本尊図は是なり～
康永三(1344年)甲申八月十三日　日代在判　　」(富要 5-50 )

京都上行院・日尊は、日興の仰せとして「広宣流布の時までは曼荼羅本尊と教示された」といっています。

◆　1340年・暦応3年5月(滅後59年・日興滅後7年)、弟子の日大が師・日尊の教示を記した「日尊実録=尊師実録」
「　一　久成釈迦造立有無の事
日興上人の仰せに云く、末法は濁乱也、三類の強敵之有り、爾れば木像等の色相荘厳の仏は崇敬憚り有り、香華燈明の供養も叶う可から不、広宣流布の時分まで大曼荼羅を安置し奉るべし　」

これは「末法は五濁悪世であり、三類の強敵が充満しており、いつ不足の事態が起きるか分からない。いざという時に、仏像では容易に動けない。故に広宣流布の時までは曼荼羅本尊を安置すべきが日興の教え」というものですが、日代、三位日順を含め、これら日興膝下にあった弟子達が、「広宣流布の時には本尊図の如くに仏像を安置」としているのも、裏を返せば戒壇板本尊の不存在を物語っていることです。

戒壇板本尊は「広宣流布した時の本門戒壇安置の為の大御本尊であり、かつ日蓮の出世の本懐」とされているのですから、もしこの弟子達が活躍している段階で存在しているのならば、日興より教示され知るところとなり、それに伴う言動であったことでしょう。

これについても「法門信解至らぬ故」などと言うことでしょうが、後からとってつけた理屈はひとり言でしょうね。

◆　日興が重須にいたのは1298年から1333年の30年以上の長期間です。この重須こそ、談所として法を弘める弟子が集い、日興の元で「信行学」を培った、日興門流の源流の地ともいえる所です。もし、日蓮出世の本懐・戒壇板本尊が実在すれば、弟子檀越の筆記や、日興の筆記にそれらしきことが記されているのが当然の如くでしょうし、「秘蔵厳護なのだから、それらしい記録などあるわけない」という理屈は、随分と日興と檀越をバカにしたものと思います。やっぱり、日代・日順・日尊が全く逆の「広宣流布の時の仏像」を言っていること自体が、「戒壇板本尊不存在の証明」ですね。
256 ：風神：2007/09/23(日) 00:22:08 ID:YAPUAAqs0: ◆　ここから日蓮滅後の造像に目を移します。
日蓮滅後の教団初期は、一体仏・一尊四士などの造像の連続で、そのうち一部の人物の名が「富士一跡門徒存知の事」に「寂仙房日澄・越後国の摩訶一・浄法房天目・少輔房日高・伊予阿闍梨日頂・民部阿闍梨日向・肥前房日伝」として記録に残っています。

一方では日蓮正宗説によれば、身延山久遠寺に「出世の本懐・戒壇板本尊」が存在し、昭和４０年2/16の「第１回正本堂建設委員会での日達の指南」では、「戒壇の大御本尊は大聖人ご在世当時、また日興上人がいらした当時、身延山で本堂に安置されていたものであります。～そして本堂で（戒壇の）御本尊に信者が参拝したのであり、大聖人ご在世当時、身延へ参拝しにきたのは信者だけですから、だれでも直接に（戒壇の）御本尊を拝めたのです」と参詣者皆が拝んでいたとのことです。

であれば、大勢の参詣門下が拝し、「日蓮聖人出世の本懐の御本尊」と、その意義も教示されていたであろうことは容易に考えられることです。ところが、何ゆえに、このような一体仏・一尊四士の造立が、大聖人滅後すぐに始まってしまったのでしょうか。何か不自然ではありませんか。「戒壇板本尊を拝んでいた」と、日蓮正宗が主張するわりには。
しかも日興が「一体仏に四菩薩を添造するべし」と、「日興が義」を訴えねばならないほど、門下全般でおこなわれたのです。

◆　確かに「富士一跡門徒存知の事」には「五人一同に云く、本尊に於ては釈迦如来を崇め奉る可しとて既に立てたり、随つて弟子檀那等の中にも造立供養の御書之れ在りと云云、而る間盛に堂舎を造り或は一躰を安置し或は普賢文殊を脇士とす、仍つて聖人御筆の本尊に於ては彼の仏像の後面に懸け奉り又は堂舎の廊に之を捨て置く。」とあります。

故に正宗では、五老僧系は本尊に関して不敬をなすような輩なのだから、戒壇板本尊を拝し、意義を聞いても心に留めることなどなかったであろうから、といいますが、でしたら逆もまた可なりで、「大石寺貫主が言うように戒壇板本尊が存在して、参詣の檀越みんなが拝んでいれば、自然、その意義も知るところとなり、かかる事態は起こりえなかった」ということもいえるでしょうね。

◆　戒壇板本尊は、「日蓮出世の本懐・全門下が帰命すべき大聖人の法魂・一閻浮提総与であり一切衆生が帰命すべき御本尊・末法万年を慮って特別な楠木に認められた・当時では唯一の板の本尊」だったのでしょう。それを五老僧や、他の門下が知らないということはありえないでしょう・・・。

ところが大聖人滅後すぐに、門下が面々各々、一体仏や一尊四士の造立を始めたということ自体が、「唯一絶対無二の本門戒壇の大御本尊」不存在を物語っていると思われるのです。

この「話」はつづきます。
257 ：風神：2007/09/23(日) 00:52:24 ID:YAPUAAqs0: 富士門さん

＞　道郷蓮蔵坊争奪
これまでの考察では、この末期頃ですよね。板本尊(初代)造立の次期は。

＞　阿師、乗師、底師等血脈疑惑
「家中抄」では
一日阿上人、日有師の相伝に云く日時上人の代官なり、応永十四（丁亥）三月十日没したまふ、贈上人の事日秀日弁両人は贈官なり、然れども貫主と一同には列せず、近代は来仲日沾贈官なり、此れ等の例に随順して案ずるに貫主か。
一日乗日底の両師の徳行伝失せり、是の故に見ず聞かず故に記する能はず、自筆の御書其の外書籍ども多々なり有智高徳なること疑ひなし、況や上代は当時に似ず道心尤も深し斯くの如き徳行記せざること悲歎の至りなり、当時の上人は無智無行にして一座の教化猶勤め難し、況や道心は全く之れ無し、経を読誦する似たりと雖も唯名聞利養のみなり、此の如き上人は伝失せる甚たし甚た良し。　(富要 5-257 )

とだけしていて、「記録がないから分からんけど、高徳な人じゃ」みたいな書き方ですね。
それにしても、その前の
「有師の本尊を感得する者は貧窮を除き、杉山に詣る輩は所願を成就す、在世の奇瑞滅後の感応勝けて計ふべからず、」というのは、何か日有には、特別な通力でもあったのでしょうか。うーん・・・？

＞　北山浄師大石有師問答
大石寺誑惑顕本書ですか？偽書説もあるようですが、とりあえず横において。この1400年代中期に、北山本門寺が板本尊のことを知るところとなったのですね。それにしても日有＝板本尊多いと漠然と思っていましたが、金原本で認識が改まりました。

＞　大石寺諸堂焼失事件等大石寺暗黒時代
なるほど、以前、法華講の方と話題にしたことがありました。
1765年・明和2年(滅後484年)8月12日　31世日因「袈裟数珠の事」（富要１-377）
「当山念珠の御相伝三通之れ有り、目師御筆、道師・御目録之れ有り、然る処に十八代日精上人御代之れを失ふと見へたり・日舜上人・精師在府の砌り仰せ越され候へば・長持の中に之れ有るべき由仰せ候へども之れ無しと見へたり、たとへ之れ有るも日典上人御代に大坊焼失の砌り焼け失せたる者か、故に今・御目録十七条のみ之れ有り・御相伝悉皆失ふ故、日忍上人・日俊上人已来・数珠相伝に当山の相伝之れを失ふ故に・要法寺日大上人叡山相伝之れ有り、喜ばしい哉、悲い哉、大衆方正法を守ると云へども近代上人は皆正法を失ひ天台真言の邪義に附する故に・今日因之を改め近代上人方の附邪の法を疑ふのみ
～三には当山日目上人の相伝悉く房州・保田に有る故、四には要法寺二代日大叡山相伝当山に伝ふ、故に知んぬ近代上人方、要法寺日大の邪伝に附するのみ。」

概訳
大石寺に念珠の相伝が三通ありました。日目の文書、日道の目録に記載されています。ところが日精の時にこれを紛失したということ記録があります。
日舜は、日精が江戸にいた時に相承を受けた際、長持の中に相承書があるはずだと言われたが実際には無かったと書かれている。たとえその時には有ったとしても、日典の時代に大坊が焼亡した際に焼失してしまったのでしょう。故に今は相承書の目録の十七条だけが存在している。
相伝書は悉く皆失われたので、21世日忍や22世日俊以来、数珠の相伝について大石寺の相伝は失われてしまった故に、（京都）要法寺日大や比叡山の相伝がある。
喜ばしいかな、悲しいかな、大衆達は正法を守っているのに、近代の上人(大石寺貫主)は皆正法を失ってしまい、天台真言の邪義を付属しているので、今、日因がこれを改めて、最近の上人(大石寺貫主)たちの付属してきた邪義を疑っているのである。
～三には日目の相伝は全て房州保田・妙本寺に有る故に、四には要法寺二代日大や比叡山の相伝が大石寺に伝わっている、故に知っているのである、近代の上人方(大石寺貫主)は要法寺日大の邪義の相伝を付属しているのだということを。

ここでは20世・日典(1652年・承応元年～1673年・延宝元年)の時代のことが書かれていますけど、近くは終戦時の大火を含め、これまた詳しく要検証ですね。
258 ：鉄齋：2007/09/23(日) 06:22:48 ID:OkkQbVZ2O: なるほど、いよいよ単なる紙切れや相承箱に相伝や法体などないのだと思えてきますね。
百六箇や七箇相承の写しを保田や要山から借りる石山て何なんでしょ。
二箇相承が武田勝頼に簒奪されたなら何故色相荘厳の戒壇板本尊だけ残ったか？
つまるところ、その時代はまだ影も形も無かったんデスカネ？
259 ：富士門：2007/09/23(日) 07:14:53 ID:6xHB10Bo0: 二箇相承が武田勝頼に簒奪されたなら何故色相荘厳の戒壇板本尊だけ残ったか？
つまるところ、その時代はまだ影も形も無かったんデスカネ？
↑
北山重宝を西山勢が強奪した事件は大石寺とは無関係だし、北山、西山両山とも
自山所蔵の万年救護本尊を立てていたわけだから、大石寺板本尊は無視されていたと思います。

学会さん本部の今回の教学試験も「弘安２年の大御本尊」を盛り込む、金原氏の努力も無に帰したと
云われているようですが、古参の学会員は戒壇本尊信奉者はまだ居ると思うし
なにより戒壇本尊絶対論を述べた著書（人間革命小樽問答編等）の訂正、手直しが多大で
そう簡単な問題ではないでしょうね。
260 ：風神：2007/09/23(日) 07:30:20 ID:7yZ8l19IO: そうか、当時の大石寺は注目される存在ではなかったということでもありますね。要山から貫主を迎えなきゃならないというのは、人的資源枯渇の実態を物語っているのでしょう。
しかし、どこかの寺で日精造立の仏像でもあったらそれこそ、お宝ですね。(笑)
261 ：富士門：2007/09/23(日) 07:40:53 ID:6xHB10Bo0: 大石寺板本尊には
①保田勢が大石寺御影と共に板本尊に手を掛け持ち出そうとしたが、鎹を打って有って持ち出せなかった。
②身延勢が大石寺に戒壇本尊強奪の噂があったので戒壇本尊を井出の御穴に隠し、身代わりに有師彫刻の紫宸殿本尊を掲げた。
等怪しげな伝説がありますね。
262 ：風神：2007/09/23(日) 07:54:57 ID:7yZ8l19IO: 金原さんの本によって、三ヶ月後の試験が変わるということは、本人も全く考えていないと思います。
巨大組織ですから、動くのもゆっくりです。ただ、現場は別で、平成3年以来続く日蓮正宗さん達との議論では、公式見解とは無縁ですから、意識が違いますね。公式見解の枠内だけでしか議論できないのなら、やる前から白旗です。(笑)ああいえばこういうの世界にあるのは、そこそこの知識と知恵です。あと情熱。
今回の本は、学会員が書いたというのが、革命的なことでした。ただ、この本ですら、スピードのある現場の後追いをしている、というのが、私の知る限りの実感です。
263 ：富士門：2007/09/23(日) 08:04:47 ID:6xHB10Bo0: 要山から貫主を迎えなきゃならないというのは
↑
その前後の有師、鎮師、院師は少年法主だから当時大石寺に人材が乏しいかわかりますね？
保田２代伝師を「稚児貫主」と中傷していたが、人の事言えるの？と云う感じですね。
要山輸入法主１号の昌師は「先代日主死後に大石寺に来たが暗愚の為、妙見大菩薩に祈り知恵を得た」という事です。
時の要山貫主から「次は貴方が大石寺に行って下さい。次は貴方」と送り出されていたの
だから戒壇本尊なんて重要視して無かったでしょうね。
264 ：　沖浦克治：2007/09/23(日) 08:19:26 ID:TyoFWIsc0: 　風神さん

　この本の感想は、何を今更です。
265 ：富士門：2007/09/23(日) 08:37:02 ID:6xHB10Bo0: どこかの寺で日精造立の仏像でもあったらそれこそ、お宝ですね。(笑)
↑
墨田区向島の常泉寺ですか？目の前の本行寺はかつて本行坊と云う宿坊の一つでかなり大規模の
寺院だったようです。
尚、精師は像造主義の要山辰師の系列の弟子である為、像造の思想が引き継いでいたかも知れませんね。
因みに、精師代に大檀那を掴み、常泉寺の整備、大石寺の諸堂新造整備等大活躍した人物で大石寺
中興の祖として有師、寛師と並ぶ人物です。
266 ：富士門：2007/09/23(日) 09:01:12 ID:6xHB10Bo0: この本の感想は、何を今更です。
↑
日蓮宗、興門派寺院、松本修明師等板本尊偽作論者は特にそうでしょうね。
267 ：鉄齋：2007/09/23(日) 09:03:42 ID:OkkQbVZ2O: 富士門さん

ご指摘の通りです。そうでしたね。起き抜けに寝ぼけて北山と石山をごっちゃにしてました。
金原説の原型の論議は10年前から会内でありました。
風神さんの言う通り現場の青年部はわりとストンと受容してます。
268 ：　沖浦克治：2007/09/23(日) 09:23:53 ID:TyoFWIsc0: 　私が戒壇様本懐論に疑いを持ったきっかけは人間革命でした。
　四十年ほど前ですね。

　戸田先生が出獄なされご自宅で御本尊様に顔を近づけてしげしげとごらんになられます。

　『やはりそうだ。
　やはりこうなっている。』（趣意）

　この時戸田先生は、御本尊様をお手本なしで御図顕できる御境涯だ。と、悟りました。

　これが私の出発点です。
269 ：富士門：2007/09/23(日) 10:14:17 ID:6xHB10Bo0: 以前に元正宗の方が「戒壇本尊は万年救護本尊の模刻だ」と云われた事があります。
私は「戒壇本尊と救護本尊は相妙が違いすぎる、妙海寺本尊の模刻でしょう？」と
言いましたが、「立場上言えないので富要集研究して下さい」と返答が有ったと思います。
そして富要集を読んで見ると、北山本門寺と高瀬本門寺の問答の中で北山の主張として
「北山には古来より宗祖本尊多々有る、その中で万年救護本尊と云う本尊有り、本門寺建設の時は
本門寺に掛ける本尊、戒壇本尊でこれ以外戒壇本尊は無い、大石寺に騙されている云々」と有るのを
「あれ？救護本尊は保田所蔵なのに何で北山に救護本尊？」と疑問に思いました。
要するに北山所蔵の万年重宝本尊（禅師授与本尊）の事だったのですが。
270 ：風神：2007/09/23(日) 11:57:32 ID:7yZ8l19IO: 富士門さん
北山・讃岐の件は問答部でしたよね。今晩、読んでみます。
271 ：風神：2007/09/23(日) 11:59:53 ID:7yZ8l19IO: 沖浦さん
男子部メンバーも「創価学会の本尊であって、大石寺の板本尊との関係がどうのこうのという、しち面倒臭い議論は関係なし。他宗教がうちらの本尊を云々するのは筋違いであって、寺の中で勝手に言ってればいい」「先生が永久決別と何回も言っているのに、グダグダと日蓮正宗の教義を引きずって言うのは勘弁してよ。日蓮を信仰しているのであって、日蓮正宗を信仰しているのではないのだからさあ」です。
確かに、ですね。
272 ：風神：2007/09/23(日) 12:39:09 ID:7yZ8l19IO: 続きです。
こういった創価学会の中の、日蓮正宗の残りっカスを一掃するという意味で、金原本の功績は大きいですね。
273 ：風神：2007/09/24(月) 01:15:59 ID:9b4A9.sc0: ＞以前に元正宗の方が「戒壇本尊は万年救護本尊の模刻だ」と云われた事があります。
私は「戒壇本尊と救護本尊は相妙が違いすぎる、妙海寺本尊の模刻でしょう？」と
言いましたが、「立場上言えないので富要集研究して下さい」と返答が有ったと思います。

以前、というのが何年、何月を指すのかは分かりませんが、これは結構、すごい指摘ですね。富士門さんの言われるその「以前」とは、例の「河辺メモ」よりも前のことでしょうか。
日顕発言以前に「戒壇板本尊の首題は日禅授与本尊(北山では万年救護本尊)の模刻」ということを認識していたとしたら、日顕よりも先んじていたということですね。

以下、「河辺メモ」を引用します。

S53.2.7. A面談　　帝国H
一、戒旦之御本尊之件
戒旦の御本尊のは偽物である。
種々方法の筆跡鑑定の結果解った。（字画判定）
多分は法道院から奉納した日禅授与の本尊の
題目と花押を模写し、その他は時師か有師の
頃の筆だ。
日禅授与の本尊に模写の形跡が残っている

一、Gは話にならない　
人材登用、秩序回復等全て今後の宗門の
事ではGでは不可能だ。

一、Gは学会と手を切っても又二三年したら元に戻
るだらうと云う安易な考へを持っている。
※
日禅授与の本尊は、初めは北山にあったが北山の
誰かが賣に出し、それを応師が何処で発見して
購入したもの。（弘安三年の御本尊）

この時、日顕は河辺に「戒壇板本尊は偽物だ」と言ってしまったのですけど、ここで、「偽物＝偽作」と板本尊を否定的に断定してしまった境涯と、「直造ではないが後世に熱原法華衆顕彰の為に宗祖真筆を模刻した板本尊」と再生させた、金原さんの境涯の違いを感じてしまいます。「御内証」の違いですかね。（笑）

と、脱線してしまいましたが、日顕が河辺に「偽物」と発言したのが昭和53年2月7日です。その「元正宗の方」は、この時以前に分かっていたのですかね？それとも、河辺が件の発言をひそかに語ったものが、宗内に伝わったのでしょうか。非常に興味深い指摘ではあります。
274 ：風神：2007/09/24(月) 01:17:35 ID:9b4A9.sc0: ＞　そして富要集を読んで見ると、北山本門寺と高瀬本門寺の問答の中で北山の主張として「北山には古来より宗祖本尊多々有る、その中で万年救護本尊と云う本尊有り、本門寺建設の時は本門寺に掛ける本尊、戒壇本尊でこれ以外戒壇本尊は無い、大石寺に騙されている云々」と有るのを「あれ？救護本尊は保田所蔵なのに何で北山に救護本尊？」と疑問に思いました。要するに北山所蔵の万年重宝本尊（禅師授与本尊）の事だったのですが。

富士宗学要集9巻　史料類聚　北讃の争論ですね。

1862年・文久二年11月　
北山本門寺33世日信が、讃岐法華寺を寺社奉行に訴える。(富要 9-145)
⇒　寺社奉行所ではこの解決を、勝劣派役寺の丸山本妙寺に扱わせています。

1865年・慶応元年12月　
北山本門寺33世日信の代理・伝灯院日祥は、讃岐法華寺住職代理・日昇の答弁書を承服せず、再び訴える。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(富要9 -148)

1866年・慶応二年3月　
讃岐法華寺住職代理・日昇は北山本門寺・伝灯院日祥の訴状に対して反駁する。
(富要 9-158)

1866年・慶応二年8月
北山・讃岐の本末係争は、讃岐法華寺が北山の出した五箇条を受け入れることで和解しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(富要9 -165 )

このうち、伝灯院日祥の存意書ですね。
「且つ大石寺に日蓮聖人一期弘法の為の大事戒壇の本尊之有りと申す義は、以ての外の義に御座候、既に宗祖聖人上行等の四菩薩書き現はし給ふ十界具足の本尊は、都て是一期大事の本尊に有らざるは之無く、将又戒壇の事・即是道場に候へば、本尊安置の処・皆是戒壇に有らずや、何ぞ大石寺に限らんや、殊に同寺に戒壇の本尊之有りと申す事・疑難少なからず、～且つ本尊の義・拙寺に宗祖真筆の本尊数多之有り、其中に万年救護の大本尊と申し御判の辺に本門寺に懸け万年の重宝たるべしと之有り候間、開山以来より万年救護の大本尊と申し、第一の重宝に之有り候、是則ち戒壇の本尊にて御座候、此外に戒壇の本尊大石寺に之有らんや、全く欺かれ候義不便に御座候」　　(富要 9-153 )

これによると「大石寺に日蓮聖人一期弘法の為の大事である、戒壇本尊があるのはもってのほかで、宗祖が四菩薩を書き表した十界の具足の本尊はすべて一期大事の本尊でないものはない。戒壇のことは、即是道場であるから、本尊安置の所は皆戒壇であり、どうして大石寺に限ることがあろうか。ことに大石寺の戒壇本尊は疑いが少なくない。本尊のことについては、北山本門寺に宗祖真筆の本尊が多数あるが、其の中に万年救護大本尊といって御判の内に『本門寺に懸け万年の重宝たるべし』とある。開山日興より万年救護の大本尊と言って、第一の重宝であり、これが戒壇の本尊である。このほかに戒壇の本尊が大石寺に有るであろうか。信徒が欺かれているのは不憫である」という内容です。
275 ：風神：2007/09/24(月) 01:18:17 ID:9b4A9.sc0: 北山本門寺でいう万年救護大本尊が、
弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、 (御判の内に他筆にて) 本門寺に懸け万年の重宝たるべし、(伯耆漫荼羅と称す)　　　　　　　北山本門寺　(富要 8-215)
ですよね。そして、この本尊を「戒壇本尊」として崇めており、ほかに戒壇本尊があるであろうか、ということです。

まあ、実際は、日興が「本門寺に懸ける」と認めた本尊が、北山にとっては皮肉なことに、この時に訴えた相手である讃岐本門寺蔵と、宿敵？西山本門寺に有るのですが。
おまけに金原本で、この時に大石寺破折に引き合いに出した日禅授与本尊は、明治の困窮時に売られた可能性が高く、現在の北山所蔵万年救護大本尊は「模写本尊」ではないかとされています。

河辺メモ発覚後、日顕は
そこで此の際はっきりしておくことは、本門戒壇の大御本尊様と日禅授与の御本尊とは全く相異しているという事である。よく拝すれば中尊の七字の寸法と全体からの御位置においても、明らかに異なりが存し、また御署名御花押の御文字及びその大きさや御位置、各十界尊形の位置等にも歴然たる相違が存する。そして勿論模写の形跡などは存在しない。したがって御戒壇様と日禅授与の御本尊とを類推すること自体が全くの誤りであり、この事をはっきり、述べておくものである。

などと説明しましたが、後の祭りとは今のことでしょうか。（笑）相対する創価学会員によってS53.2.7.発言の真実が立証されてしまったのですから、今ごろ「ばれちゃったかあ」なんて言っているのでしょうかね。

創価学会員を脱会させて日蓮正宗に引っ張ってくる「目玉」が「本門戒壇の大御本尊」ですけど、それが日蓮直造ではない、となったら日蓮正宗内は大変ですよね。その「楠木板一枚に一宗の命脈がかかっている」という、貴重な？宗派ですから。

「えっ、脱会して登山し、大聖人出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊様にお目通りしようですって？別にいいですよ。遠慮。だってお宅の板本尊は大聖人の直造ではないんですもの。今、学会ではそんなの常識ですよ。法華講さんだけが、『お寺の中の約束事』として信じているんでしょ。うちには関係在りませんよ」こういう状況が、現場で展開されるのでしょう。

それにしても日顕は「和合僧・創価学会を強くする」という、大使命を持たれていますね。「相模守殿こそ善知識よ平左衛門こそ提婆達多よ」を眼前にする思いは私一人でしょうか。
276 ：富士門：2007/09/24(月) 02:28:02 ID:nkAoHOW20: 板本尊の疑義＝板本尊制作有師、妙海寺所蔵天下泰平曼荼羅の模刻、万年救護本尊保田所蔵が
常識？の時代だったと思います。川辺メモ発覚事件より以前ですね？
元正宗の方は多分北山に出入りしていた信者か関係者の方で、所蔵の北山救護本尊を拝見し「あ、此れは？」と
自身が気が付いたかも知れません。想像に過ぎませんが。
277 ：富士門：2007/09/24(月) 02:43:55 ID:nkAoHOW20: 余談ですが、法華講の樋田さんと北山本門寺本間貫主が少し以前に法論した
そうですが如何なったかご存知でしょうか？
278 ：風神：2007/09/24(月) 07:25:21 ID:PjbmsQlEO: その時期に気がついていたのは、大変な鑑識眼だと思います。
北山に出入りしていたのは確実ではないでしょうか。元を見てなければ、比較のしようがないですからね。くすやま氏が書いた板本尊批判の冊子に、稲田氏が一目で板本尊は寄せ集めで書いたものだと見抜いた、旨の指摘が紹介されていました。これも、今日からすれば大変な鑑識眼だったと思います。
確か祭日に客集めで展示されるムジナを書いて、引き合いに出していました。手書きの古い冊子だったですね。
279 ：風神：2007/09/24(月) 07:37:07 ID:PjbmsQlEO: 樋田氏の件は、くわしくは分かりません。富士宮の知人によると、本間氏は佐渡から来て以来、大変精力的に動かれ、北山の惰眠を覚ましているそうです。誰とでも話し、論じあっているそうです。
法華講の人達が、興門派寺院を回っていたそうですが、それより、自山のお坊さんに、板本尊の件を問いただした方がいいかもしれません。(笑)
280 ：風神：2007/09/24(月) 16:21:01 ID:PjbmsQlEO: 261　＞身延勢が大石寺に戒壇本尊強奪の噂があったので戒壇本尊を井出の御穴に隠し、身代わりに有師彫刻の紫宸殿本尊を掲げた。
等怪しげな伝説がありますね。

富要五巻の「日主伝」でしょうか。

上総国東金に往き台家を学ぶ。

富士に帰りて院師の付属を受け住持十五年、其の此身延の僧円来坊、板本尊を盗み取んと欲して主師を傾く、茲に因て隠居して金井に至る、又奥州に往き終に下野国ヲフゴに法華堂を建立す寿量寺と云ふ是れなり、国替以後金井蓮行寺に蟄居す、茲に於て元和三（丁巳）八月十七日没したまふ行年六十三歳なり、骨を当山に納む其時の弔ひ似後闘諍をこる然も事なり。

「身延の僧円来坊」・・・謎の坊さんですね。

「板本尊窃盗未遂」・・・これによって、日主が「傾き、隠居して小金井へ」というのは、いかなる過失でしょうか？興味のあるところではあります。
281 ：風神：2007/09/24(月) 16:23:11 ID:PjbmsQlEO: 263　＞　要山輸入法主１号の昌師は「先代日主死後に大石寺に来たが暗愚の為、妙見大菩薩に祈り知恵を得た」という事です。

同じく「日昌伝」ですね。

七歳にして出家し要法寺の円教院を師と為し当住日辰の教訓を受く。天正十一年下総国飯高に移り習学す愚昧にして文義を解せず、之れに依つて智を妙見大菩薩に祈る満夜の夢中に貴僧、裳衣に五条の袈裟を掛け水上より来り水を踏むこと地の如し、昌公に向つて曰く此の間祈る処の智は今以て汝に授くと云ひ、無価の青色珠を以て昌公に授く、昌公之れを受けて即呑み咽喉に迫る、茲に因つて夢覚む、独り咽喉に有るが如し、其の後文を見れば即易し、又或る夜の夢に件の僧又来つて汝が愚を去るべしとて鎚を以つて頂を打つに大甕を破るが如し其の声隣室に響く、（上総土気善正寺の住持なり）同侶好芸と云ふ仁驚いて所以を問ふ昌公夢の事を語る、其の後智発して義昧からず、

うーん、妙見菩薩に祈ったら夢の中にお坊さんが現れて、無価の青色珠を授けられて飲んだ。そうしたら夢が醒めたものの、のどにまだあるような感じだった。次はそのお坊さんに頭を打たれたら、知発になった、ですか・・・。うーん。分からん。
282 ：風神：2007/09/24(月) 16:26:26 ID:PjbmsQlEO: 余談ついでに

この日興と大蛇の話もなかなかのものです。

富士大石寺明細誌

大蛇窪五重塔裏冨士山街道東谷隘なり。
伝に云はく往昔此所に大蛇住む里人久く之を怖る、開山師説法の日毎に尺ばかりの小蛇と変じて堂の階下に来りて之を聴く、師云はく憐むべし是彼の大蛇なり業苦を脱れんが為に来る、乃指を以て其頂を摩つ敢て動かず為に説て法要を示す、蛇忽然として本形に復し故栖に帰る云云、一夜夢に天人来て礼拝合掌して師に白して言はく我は此大蛇なり師の慈恵に因り速に蛇身を転じて今生を都率天に受く恩を謝せん為に来ると云ひ已て去ると、翌日人を彼所に遣はして之を見せしむるに大蛇既に死す、則其谷隘に埋む処より大蛇久保と云ふなり。

なんか、身延山の日蓮の説法時に女性がポツネンとたたずんでいて、実はそれがヘビ・竜だった、みたいな話を思い出しますね。
283 ：名無しさん：2007/09/24(月) 19:50:03 ID:rhgEZ4ZI0: はじめまして。

河辺メモが流出する前に、興風談所の大黒喜道師が「日興門流上代事典」で、日禅と戒壇の類似を示唆していた。
日顕より以前から、宗内の一部僧侶の間では、噂になっていた事は事実でしょう。
284 ：風神：2007/09/24(月) 22:57:00 ID:PjbmsQlEO: 名無しさん
そうすると、後の正信会となる個人や若手グループの研究からの線。また、日顕→河辺→一人又は複数の坊さん達など、様々な人脈、ルートにより論じられていたのでしょうね。
S53の頃、分析、認識できたものの、真実を公表することによって予想されるであろう大混乱を思えば、墓場まで持っていく秘密にしようとしたことも、理解はできます。
しかし、時と機というのはまさに妙ですね。これまでの書き込みでも、「当然」「今更」ですから。
今後とも、御教示宜しくお願いします。
285 ：名無しさん：2007/09/24(月) 23:31:47 ID:rhgEZ4ZI0: 風神さん、
大黒喜道師は、昨年の興風18号掲載の論文「日蓮聖人の成仏義諸型とその受容」において、『この二、三十年の間に顕正会問題・正信会問題、そして創価学会問題等が継起する中で、その板曼荼羅本尊と法主に対する信仰の根拠のぜい弱さが露顕し、同時にその両信仰に基づく成仏義も砂上の桜閣となり果ててしまった。こうなれば、すべては振り出しである。日蓮聖人の御書そのものに立ち戻り、そこにどんな成仏義が説かれているのか、そしてその中のどれが私たちの今の信仰生活を支えてくれるのか、もう一度あらためて考え直してみようというのが本稿作成の動機である。』と述べられ、戒壇本尊の威厳を脱した、成仏義の再考をはじめられたようです。
正本堂建立前後から、戒壇と日禅の類似に気付きながらも、ようやく戒壇本尊からの呪縛から解き放たれ、自由に思考できる時がやってきたのでしょうね。
286 ：風神：2007/09/25(火) 00:23:00 ID:Abq1rC5IO: 「戒壇本尊の威厳を脱した成仏議の再考」、いい言葉ですね。
法主信仰は、現在では大石寺信仰圏内だけの約束事と成り果てています。他宗教である私達は全く関係ありません。
板本尊信仰ですね、無関係となった宗教団体にまで、関わりをもっているのが。個人的に、ここらへんが不思議でしょうがないのですが、「過去の、これまでの経緯があるわけで」と言う意見をよく聞きます。

確かに、そのとおりだとは思います。しかし、それを言い続け、次の代に継承するのでは、あと何十年、何百年、何千年、一万年たっても何も変わらないことになります。
むしろ、過去の経緯を知っている私達が生きているうちに、板本尊信仰の呪縛を断ち切っておくのが、この時に巡りあわせた者の責任というものだと思うのです。そう考えていたところに、金原本の出版がありましたので、「その時の到来」を感じているものです。
287 ：風神：2007/09/25(火) 00:48:13 ID:Abq1rC5IO: 板本尊=非直造のことを明かしたからとて、痛し痒しは大石寺だけのことなのですが、信仰を転換するのは容易ではないですね。

日蓮正宗信仰でなく、日蓮信仰ですから、道理としては簡単なことなのですよね。
しかし、平成2年までに色心に植え付けられてしまった板本尊信仰=日蓮信仰というのは、実は日蓮正宗「説」信仰でもあったのではと思います。

ここで日蓮正宗「説」信仰を脱し、不純物のない日蓮信仰へとたち還る、そこで初めて真の意味での、日蓮直結といえるのではないかな、と考えたりしています。
288 ：慈篤房：2007/09/25(火) 18:23:01 ID:qlGDA7YY0: 河辺の亡霊に怯える日顕
「アレは除歴しなきゃならん」の崇りが今に！
「戒壇板本尊の真実」明かした本が出来!　大反響

「妙恭阿闍梨慈篤房日信大徳」――言わずと知れた「阿波の篤さん」こと、河
辺慈篤師の戒名である。
篤さんが亡くなったのは平成十四年十一月十日、享年七十二歳であった。

陰の総監と呼ばれ、日顕に直言できるのは政子と篤さんしかいないと言わし
めた実力者にしては、「大徳」の法号に寂しさが漂う。

篤さんが「贈上人」号で人生を終えることができなかった理由が、二度にわ
たる「河辺メモ」の流出にあることは論を待たないであろう。

しかし、最晩年の篤さんが気に病んだのは、能化になれなかったことではな
い。それは、むしろ、覚悟の上のことだった。

「なぜ、日顕の大御本尊偽物発言をもっと掘り下げないんだ！　せっかくメ
モを出してやったのに……」――篤さんは、こうぼやきながら、死期を迎えた
とのことである。

「アレは除歴しなきゃならん。六十七世はいないんだ！」と、篤さんは、平
成四年八月の教師講習会の折、日顕のドイツ語のような講義に聞く意味を見い
だせない"タバコを吸おう会"の面々に向かって、吐き捨てるように言った。

この時の決心を六年間温め続けた後、日顕の除歴を狙って"発射"したのが、
件のメモであった。それは、大石寺七百年の法脈を犠牲にしても、最大のガン
にして一凶の日顕を葬り去り、宗門六百カ寺の同朋を救おうとする一大覚悟の
自爆テロであった。

しかし、発射されたミサイルは、標的に突き刺さったものの破裂せず、核弾
頭は不発のまま、不気味な時が何年も過ぎた。

その間に、篤さんは、日顕に先立って天に召される日を迎えた。だが、この
ままでは、死ぬに死にきれない断腸の思いの篤さんは、無念の法魂となって、
中有を彷徨い、ある時は、大石寺を襲う雷と化して霊木を焼き払い、ある時は、
すわ東海大地震かと思わせる大震動と化して、境内地を種々に揺るがした。

人間、いくつになっても、怖いのは、地震、カミナリ、火事と並んで、自分
のそばの人間の怒りである。

日顕にとって、自身の裏も表も知る篤さんの怒りほど恐ろしいものはない。
日顕の登座後まもない昭和五十四年暮れ、篤さんが宗門の人事が気に入らない
と言って、日顕を呼びつけ、大御本尊偽物発言と血脈詐称の事実を「マスコミ
に流すぞ」と恫喝。狼狽した日顕が篤さんに命じられるまま、篤さんのことを
「御師匠さん」と呼んだほどである。

"その河辺も鬼籍に入った。もう怖い者はない"と、日顕が思った矢先、篤さ
んの執念が、起爆装置を作動させてしまったのである。

ついに、日顕の大御本尊偽物発言を記した河辺メモにある通り、戒壇の大御
本尊が、弘安三年五月九日所顕の日禅授与の本尊の首題と花押を模写する等し
て作製された模写彫刻本尊であることを証明する本が出版されたのである。

『日蓮と本尊伝承――大石寺戒壇板本尊の真実』（金原明彦著、水声社）―
―今、この本が宗門の内外で大きな反響を呼んでいる。
289 ：風神：2007/09/25(火) 22:53:51 ID:F9PEJUPw0: 慈篤房さん

＞　阿波の篤さん
⇒　あの方は徳島の出身だったのですか。
御影堂は、寛永９年・1632年に17世日精が願主となって、阿波徳島藩主・蜂須賀至鎮の室敬台院の建立寄進となっていますから、大石寺有縁の地の出身だったのですね。
阿波といえば、最近読んだ「鳴門秘帖」の虚無僧姿の法月弦之丞は、モテモテでかっこいいキャラでした。余談ですが。（笑）

＞　「大徳」の法号　⇔　「贈上人」号
⇒　死して尚、階級社会ですか。戒名なしの私達は、心配することなく逝けます。（笑）

＞　二度にわたる「河辺メモ」の流出にあることは論を待たないであろう。
⇒　まだ、残りはないのでしょうか。これって、結構重要なポイントと思います。特に、戒壇板本尊関連は、どなたがお持ちか知りませんが、是非、お願いしたいものです。一切衆生のため、と言っても大げさではないと思います。

＞　平成十四年十一月十日、享年七十二歳
＞　なぜ、日顕の大御本尊偽物発言をもっと掘り下げないんだ！　せっかくメモを出してやったのに……」――篤さんは、こうぼやきながら、死期を迎えたとのことである
⇒　草葉のかげて喜んでいることと思います。発言の掘り下げどころか、戒壇板本尊の相貌・座配まで調べられてしまったのですからね。ましてや出版により内外問わず、万人が認識できる環境ができたのですから。
河辺氏の七回忌法要には、「河辺メモ」の使命完遂が奉告されることと思います。

＞　「アレは除歴しなきゃならん。六十七世はいないんだ！」と、篤さんは、平成四年八月の教師講習会の折、日顕のドイツ語のような講義に聞く意味を見いだせない"タバコを吸おう会"の面々に向かって、吐き捨てるように言った。
⇒「タバコを吸おう会」・・・こういうところで、ホンネが出るんですよね。次は菅野さんを囲んで、「おいしいお酒をのもう会」などを提案します。

＞　人間、いくつになっても、怖いのは、地震、カミナリ、火事と並んで、自分のそばの人間の怒りである。
⇒　スネに傷のある人は、みんな同じです。私は？？？（笑）

＞　日顕にとって、自身の裏も表も知る篤さんの怒りほど恐ろしいものはない。
⇒　独裁者は、自身の来し方を知悉している人間を、理由をつけて葬るか、立場・肩書きをもって厚遇するかです。日顕の場合はやや後者で、とにかくご機嫌を取り続けたのですね。

＞　日顕が篤さんに命じられるまま、篤さんのことを「御師匠さん」と呼んだほどである。
⇒　そうですか、あの日顕に「隠れたる師匠」がいたとは驚きです。もっと指導してほしかった？

＞　篤さんの執念が、起爆装置を作動させてしまったのである。
⇒　まさか、今ごろになって、創価学会員がこのような本を出すとは、夢にも思っていなかったでしょうね。あっ、いつぞやの話にありましたっけ、「教学部長夢のお告げ」伝説が。今回は枕元に慈篤房さんが立ったのかしら？

＞　この本が宗門の内外で大きな反響を呼んでいる。
⇒　男子部はネットで注文する人が多いようです。あと地元の本屋で注文したり、置いてあったり。
読んだ反応を数名の方から聞きましたが、私なんか可愛いほうで、結構皆さんストレートですね。
「以前は幸福製造機。今は脱会者製造機。かくなる定義変更は坊さん発」
「その正体が暴かれるのも因果応報」
「板と共に去りぬ日蓮消宗」
「板本尊信仰＝器物崇拝・物質信仰＝久遠の法の否定」
「板本尊信仰の度合い即坊さんの給料袋の厚さ、断固布施を断つべし」
などといっています。
290 ：木炭：2007/09/25(火) 23:10:05 ID:Ydl4WGeQ0: はじめまして
私も遅まきながら金原氏の著書を拝見させていただきました
永年の疑問が解け、非常に清々しい読了感に包まれました
そこで
保田妙本寺について少し知りたいと思いましてどなたかお詳しい方がいらっしゃれば教えてください
保田妙本寺の万年救護の御本尊は参詣すればいつでも拝する事は出来るのでしょうか。それとも虫干しのとき以外は拝せないものなのでしょうか。
保田妙本寺は１９９５年に日蓮正宗と袂を分かち単立本山となったとの事ですが、保田妙本寺と大石寺が分かれた経緯はどういったものなのでしょうか
保田妙本寺の教学と石山の教学の相違点はどんなところがあるのでしょうか
日蓮本佛論に関して保田側は肯定的立場なのでしょうか
291 ：風神：2007/09/26(水) 00:53:06 ID:9b7kGAwg0: 木炭さん

＞　保田妙本寺の万年救護の御本尊は参詣すればいつでも拝する事は出来るのでしょうか。それとも虫干しのとき以外は拝せないものなのでしょうか。

十年以上前ですが、私が通称万年救護本尊を拝したのは、確か10月15日と記憶しています。虫干しの時でした。それ以外は無かったように思いますが。
あと、大石寺御影は、毎週日曜日に本堂で開扉していました。

虫干しにはお昼過ぎに伺ったのですが、ちょうど、自由拝観みたいな感じで、堂内を右往左往して見学しました。万年救護本尊ですが、この時、日蓮真筆(直筆)を初めて間近に拝したのですが、なんというか、「日蓮の魂が文字と変じた」とでもいうのでしょうか、日蓮の息遣いを感じるような、幽遠の境地に吸い込まれるような、非常に未知の感覚を味わいました。言葉ではうまく説明できません。今年行かれるのでしたら、事前に問い合わせたほうがよろしいかと思います。

＞　保田妙本寺は１９９５年に日蓮正宗と袂を分かち単立本山となったとの事ですが、保田妙本寺と大石寺が分かれた経緯はどういったものなのでしょうか。

まず、妙本寺離脱時の、宗門から宗内への院達は以下です。

「院第２５１９号　　平成７年５月４日
日　蓮　正　宗　宗　務　院
宗内一般
お　知　ら　せ
本日、千葉県鋸南町の妙本寺、同鴨川市の遠本寺及び同富津市の顕徳寺（いずれも代表役員は、鎌倉日櫻）の３箇寺が日蓮正宗から離脱する旨を通知してきました。上記３箇寺は、昭和３２年、当時妙本寺住職であった富士日照師（光明院）の篤き信心と英邁な決断によって、本宗に帰一した寺院です。もとより宗門からの離脱は、本宗信仰の根本にもとる背信行為であり大謗法であります。また、富士日照師の遺徳をも汚す不知恩の所行であると言わざるを得ません。宗内各位におかれましては、このようなことに紛動されることなく、御法主上人猊下の御指南のもと、更に正法広布に精進を重ねられるよう願います。上記、お知らせいたします。　以　上」
292 ：風神：2007/09/26(水) 00:56:04 ID:9b7kGAwg0: ◆　この当時の妙本寺の鎌倉日桜住職は、日蓮正宗の能化クラスの内、序列一番だったですね。僧階は権僧正でした。

◆　以前、昭和30年代前半の大白蓮華で、日蓮正宗帰一時の記事を読みました。当時の住職・富士日照氏が地元創価学会員の勧めにより話を進め、昭和32年に日蓮正宗に帰一したそうです。
ただ、出典は忘れましたが、この時に「30年間だけ日蓮正宗と合同、その後は話し合う旨の契約を取り交わした」という説もありました。

◆　昭和50年前後に「万年救護本尊」を信奉する、脱会した人のグループが多く集まるようになり、この時にも独立の気配があったやに言われていたと思います。

◆　私が鎌倉日桜住職に会ったのは十年以上前でしたが、この時、以下の話をしていました。
・蓮蔵坊70年の係争では、日郷側が正しかった。大石寺の東坊地は日道の門弟たちに不法占拠された。
・万年救護本尊こそ、本地顕発？の御本尊だ。日蓮のいう一閻浮提総与の御本尊だ。観心本尊抄がその文証だ。
・創価学会の御本尊下付を、大石寺がとやかくいう筋合いは無い。妙法蓮華経の曼荼羅を誹謗してはいけない。
話は数時間に亘ったのですが、ここでは、これ以外は控えます。

◆　このように、日蓮正宗に帰一したとはいえ、独自の立義がありましたので、大石寺とは一線を画していたと思います。

◆　創価学会　→　法華講　→　保田妙本寺へと移籍してきた方たちが、独自の本尊下付を願っていたものの、日蓮正宗内ではかなわないために独立した、という話も聞きました。

◆　尚、鎌倉住職の発言のトーンから分かりましたが、「大石寺と同格」か、それ以上の意識を持っていました。

こういったことも要因の一つでは、と思います。

＞　保田妙本寺の教学と石山の教学の相違点はどんなところがあるのでしょうか
日蓮本佛論に関して保田側は肯定的立場なのでしょうか。

⇒　保田妙本寺も「日蓮本仏論」です。
鎌倉住職は
「日蓮は本仏、仏様」
「11世日要の代より、中古天台と本門法華宗・日隆(1385～1464)の教学の影響を受けた」
「それは大石寺も同じだ」
「日我の代に保田妙本寺の教学は成った」等の話しをしていました。
あと、地元では保田妙本寺住職を「御前様」と読んでいます。これにはちょっと苦笑しました。

末寺で顕徳寺とありますが、無住で山の中の社という感じです。
遠本寺も無住、完全に荒れ果てていて、散らかったままです。板本尊は確か妙本寺貫主・日侃のもの、前の御影は手が落ちていましたね。
創価学会出現以前の、田舎の大石寺末寺を彷彿とさせるとでもいうのでしょうか、悲惨でした。
293 ：富士門：2007/09/26(水) 04:15:14 ID:ie.AzlVI0: 保田の郷師は「万年救護本尊は信仰の対象にしてはいけない、守れない者は郷門ではない」と諌めていたと云う
保田の文書が有りますが、今の保田は如何対応しているのでしょうか？（石山本尊を書いた柳澤師も同じ）
保田の万年救護本尊（手継、控字本尊）が文永、西山の万年救護本尊（末法万年救護本尊）が建治
北山の万年救護本尊（禅師本尊、宗祖弘安２年授与興師上人号本尊の身代わり？）が弘安と
書写年代が並ぶのも何か意味深と思いますが？
294 ：富士門：2007/09/26(水) 04:31:30 ID:ie.AzlVI0: 保田が正宗から離脱したのは、何時までも救護本尊を授けてくれないので万年講等
信者が保田から離れて行ったり、何より郷師以来目師直系の誇りのある保田が何時までも道師系大石寺配下に
いるのが我慢出来なくなったからでしょう。
295 ：鉄齋：2007/09/26(水) 13:24:17 ID:43Fo8ujEO: なんか日顕が万年救護をコキおろして、鎌倉の御前さんがエライへそを曲げて、日顕がｱｾって機嫌を取った。なんて話を以前に聞いた事があります。
296 ：鉄齋：2007/09/26(水) 15:15:05 ID:43Fo8ujEO: ところで保田の万年救護の座配に
四大天玉が無いのは何故でしょうかね？
点々らしきものはありますが…………
297 ：風神：2007/09/26(水) 16:11:41 ID:6J66kHP20: 平成三年8月29日に行なわれた、全国教師講習会の時の日顕講義「万年救護本尊に関する妄説と宗祖大聖人究竟の本尊について」ですね。「大日蓮」（同年十月号）

玉井禮一郎という人が、昭和六十一年十月から翌年四月にかけて、東京谷中の日長山・領玄寺境内の万年救護本尊が刻まれた石塔から、拓本として写し取った七体の本尊を「始拓大本尊」と称して布教したのですよね。
で、「十六行七十五文字の讃文に、この本尊を弘めるべき時と人を予告された」とか言いまして、「その本尊義において真筆の『万年救護本尊』より勝れてはいるが、いまだ『本門戒壇』に安置すべき究極の本尊ではない。この始拓大本尊は、『本門の本尊』を図顕すべき人・上行菩薩を指定した本尊であり、指定された人すなわち不肖この玉井日禮が、上行菩薩の立場で讃文を読み直し、書写する本尊こそ、末法万年の一切衆生を救護する真の『本門の本尊』なのである」などと説法しています。

これに日顕が云々したのが、件の説法ですね。そして玉井禮一郎さんは「上行菩薩であり、妙宗の開基、玉井日禮上人猊下」だそうです。・・・・うーん。

ちなみに、以前、この領玄寺に行きました。石塔は高さがあり、苦労して作ったこととは思いますが、「はあー」という感じで、そんなにありがたいものはなかったです。ケータイでパチリはしておきましたが。（笑）
298 ：風神：2007/09/26(水) 16:24:51 ID:6J66kHP20: あー、あと、NO291ですが、私は万年救護本尊を特別視して、という者ではありませんです。
初めての真筆拝観体験の感想ということで・・・。
うちの近所には、一生懸命拝んでいる、万年救護本尊＝出世の本懐論者の方がおりますが。

日蓮研究は、なんというか、一つのこと・ものに片寄って、偏頗になっちゃうとよろしくないですよね。
こういう分野は、上空から悠々と眺めを楽しむような境涯が必要ではないかな、と思います。
299 ：卞氏：2007/09/26(水) 17:32:48 ID:r/YbHsb60: そして、そういう事実を踏まえた上で、
大聖人の偉大さがわかってくれば、またそれもよいなーとおもいますね。

つまり、いかに後世に理解されなかったか。ということがわかるよーな。
そんな感じ。
300 ：風神：2007/09/26(水) 17:53:10 ID:6J66kHP20: ＞　大聖人の偉大さがわかってくれば、またそれもよいなーとおもいますね。

さすが卞氏さん、鋭いですね。
こういった作業を続けるのは、「日蓮の実像を求めての挑戦」「日蓮の真実を知る旅」と認識しています。批判のためだけにやる人も多い事柄ですので、要注意ですし、自身も戒めねばならないと思っています。

いずれにしても「宗派教学」の壁を突き破らなければならない、これが容易でないことは当然でもありますが、やはり、やらなければならない。
こつこつと続けていきます。叱咤・激励よろしくお願い致します。
301 ：鉄齋：2007/09/26(水) 18:26:17 ID:43Fo8ujEO: 卞氏さんと風神さんに同感です。

七百年後の日本人の心にこれだけリアルにダイレクトに刻まれ残る日蓮大聖人はすごいです。

それだけに虚飾やウソや伝説的たぐいの余剰物はキッパリ取り去って真の大聖人像が知りたいです。

それこそドラえもんの「ドコでもドアー」があったら真っ先に鎌倉時代に行って、大聖人に戒壇板本尊やら血脈の本質やらを肉声で尋ねたいです。
302 ：名無しさん：2007/09/26(水) 20:14:41 ID:F74LUNMc0: よくわかりませんが万年救護大本尊は、『観心本尊』であるため、四大天王は拝座されないと聞きます。
勧請の諸尊は全て「南無」を冠した、所謂「総帰命式」であり、図顕讃文中の「大本尊」との記述や、天照大神・八幡大菩薩を「如来」と表記するなど、特異な本尊であり日蓮⇒日興⇒日目⇒日郷と相伝された本尊であります。
観心本尊抄では、自界叛逆難に加え他国侵逼難がおこった後に、本門の大本尊が出現することを予言されましたが、この観心本尊抄で予言された大本尊こそ、保田妙本寺に伝わる万年救護大本尊でしょう。

保田妙本寺下付の本尊は、日興上人御書写の御形木御本尊ですが、元正信会で興風談所初代所長であった、関慈謙師の主催する「本門法華堂」では、万年救護大本尊の御形木を下付しています。
保田妙本寺では、客殿安置の本尊は大石寺六壺や千葉県眞光寺、東京妙光寺などに安置されるものと同じ、日興上人の板御本尊ですが、これは原本が興風談所「日興上人御本尊集」にも入集しない、偽作物であること濃厚な板本尊です。
本堂安置の本尊は、御影の宮殿の屋根部分に額縁様の板本尊がありますが、御影の頭と宮殿の屋根で判別できません。
保田の御影は、2006年10月26日出版の千葉大学佐藤博信教授の著書「中世東国政治史論」所収の論文、『妙本寺の御影像の修補について』の中で、日蓮聖人3回忌のおりに日興上人が作成されたものとの説を支持されています。
万年救護大本尊は、年に一度「御虫干」の時だけ開帳されます。
御影は、彼岸や新年とぶつかるなど、特別な場合を除き、毎週日曜日の正午よりご開帳しています。
眉間白毫相で、祖師像には大変珍しい「強装束」の御影で、一見の価値あります。
303 ：風神：2007/09/26(水) 22:26:21 ID:6J66kHP20: ＞　保田の御影は、2006年10月26日出版の千葉大学佐藤博信教授の著書「中世東国政治史論」所収の論文、『妙本寺の御影像の修補について』の中で、日蓮聖人3回忌のおりに日興上人が作成されたものとの説を支持されています。

なるほど、日蓮の三回忌といえば1284年・弘安7年10月ですよね。金原氏は日興の身延入山はこの頃、と推考しています。入山後に、三回忌を前にして日蓮の姿形を後世に伝えるために、御影を造立したのでしょうか。この御影はいわゆる「文化財」等には指定されてなかったですよね。
池上本門寺の「日蓮上人木像」が国宝になっているのとは、好対照でしょうか。

こちらは、1288年・正応元年(日興の身延離山前年)日蓮七回忌の時、実際に日蓮の姿を見ていた直弟子が彫ったもので、生前のお姿と生き写しで、「生身（しょうしん）のお祖師」とされているようです。更に日蓮が生涯、懐に収めて、没後は一緒に埋めて欲しいと願っていた、母・妙蓮の御遺髪が払子になっている、とのことです。

造立年はともかく、このお母さんの髪の毛というのは、ほんとかなあー？

余談ですが「日我と里見義尭」はここで
tp://www.town.kyonan.chiba.jp/

妙本寺28世日幽の時に「弥助稲荷」を祭ったという「昔話」は、ほのぼのとしたもの？。
tp://www.town.kyonan.chiba.jp/
304 ：風神：2007/09/26(水) 22:29:23 ID:6J66kHP20: ＞　それこそドラえもんの「ドコでもドアー」があったら真っ先に鎌倉時代に行って、大聖人に戒壇板本尊やら血脈の本質やらを肉声で尋ねたいです。

今が「ドラえもんの『ドコでもドアー』」の中かもしれませんね。（笑）
305 ：風神：2007/09/26(水) 22:35:19 ID:6J66kHP20: 今回はNO253、254、255、256の続きです。

戒壇板本尊に関する、門下の記録の有無についてです。
前記・細井日達発言のように「大聖人ご在世当時、身延へ参拝しにきたのは信者だけですから、だれでも直接に（戒壇の）御本尊を拝めたのです」のならば、日興上人及び五老僧や他の僧・信徒達が皆、戒壇板本尊のことを知らないはずはない、でしょうね。
しかし、日蓮大聖人門下の弟子・信徒の誰も、記録に書き留めていません。当時の消息文・書状・記録などを見ても、戒壇板本尊のことについて、全く触れていないのです。
板本尊が身延山の草庵・本堂に安置されていて、皆が拝んでいたならば、なんらかの記録が残るのが当然でしょう。大石寺にとって皮肉なことに、史実は三位日順・日代・日尊に見られるように、戒壇板本尊を否定する記録ばかりが残っています。

ここまで、前回は見ました。
今回は、日蓮正宗法華講・活動家の方とのやり取りを紹介します。

【　法華講員の反論・文証の有無　】
宗門上古における記述は有りますよ。
宗門上古において、本門戒壇大御本尊に関して記述する文献が少ないのは、「秘仏」なのだから当然です。おそらく、「秘仏」である本門戒壇大御本尊に関して公言はしないという、不文律の慣行があったのでしょうね。しかし本門戒壇大御本尊に関して触れている文献もありますよ。
日蓮正宗第二祖日興上人の「日興跡条々事」と三位日順師の「摧邪立正抄」です。

◆　日興跡条々事
「日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊は、日目に之を相伝す。本門寺に懸け奉るべし」

◆　1350年・正平5年3月中旬(滅後69年)　日順著　「摧邪立正抄」(富要2-43)
「日蓮聖人は柳営を遠離して身延に処在し玉ふ、加之・上代の大人は皆深洞に坐し倭漢の明匠は多く山林に籠る、是等をば勅勘を怖れ辺域に候すと云ふべきや、何に況んや中古の唐僧は閻浮無双の富士山・言ふ莫れ扶桑第一峯と称美讃歎す云云、法華は諸経中の第一・富士は諸山中の第一なり、故に日興上人独り彼の山をトして居し、爾前迹門の謗法を対治して法華本門の戒壇を建てんと欲し、本門の大漫茶羅を安置し奉つて当に南無妙法蓮華経と唱ふべしと、公家武家に奏聞を捧げて道俗男女に教訓せしむ、是れ即ち大聖の本懐御抄に分明なり」

【　当方の指摘　】

①　日興跡条々事
◆　金原本では、草案は真筆か？とされていますが、それでも確定したわけではありません。何よりもこの「本書」とされているものは、どうなのでしょうか。それが日興筆であると確定しているのですか。真偽論争は終結しておりません。
故に戒壇板本尊存在を証する文証に使用するのは、ムリがあるでしょう。早急に行なうべきは「日興跡条々事」が、日興真筆であるということを客観的に証明することですね。

◆「日興跡条々事の考察・高橋　粛道著」
「本譲り状は宗門の僧俗に於いてさえ、年一度お虫払い法要で遠くから拝することが許されるだけである。これが宗史以来の伝統的な方針であるから、部外者には公開しないのである。しかし、公開しないからといって直ちに偽書と判定出来ない。公開しようがしまいが本物は本物だからである。」などとおっしゃらないで、正々堂々と世に出しましょうよ。

◆　更に、真偽論を横にして文面を見ても、本尊は特定できませんね。
・日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊＝Ａ
・大石寺のいう本門戒壇の大御本尊＝Ｂ
・Ａ＝Ｂである。
この根拠はどこにあるのでしょうか。

◆　日蓮正宗の解釈論として、当たり前のように「日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊＝本門戒壇の大御本尊」としていますが、これは「日蓮正宗流文面解釈」の特徴で、さも当然の如くに言うものですから、多くの人が引っかかってしまうのですね。でも、ちょっと考えれば、すぐにバレるものでもあります。

◆　さて、金原本では草案を紹介した後、従来の読み方「弘安二年の大御本尊」ではなく、「弘安二年に給わった大本尊」ではないかと指摘しています。そして「弘安二年に給わった大本尊」とは、通称万年救護本尊であり、17世日精をはじめ、当の大石寺自体が年表に記述していることを指摘しています。

◆　真偽論争端緒から、金原本に至るまでの議論でいえる事は、
・まずは「日興跡条々事の本書」とされている文書が、日興真筆と客観的に証明されなければいけません。
・草案に依る限り、日蓮正宗のいう「日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊」ではなく、「日興が弘安二年に給わった大本尊」ではないか。それは「本門戒壇の大御本尊」ではなく、「万年救護本尊」のことである。
ということですね。
306 ：風神：2007/09/26(水) 22:36:06 ID:6J66kHP20: ②　「摧邪立正抄」
◆　まず確認
・日興上人の法華本門の戒壇思想⇒　はい、これは皆さんご存知のとおりですね。
・本門の大漫茶羅を安置⇒　これでは本尊は特定できません。
・「法華本門の戒壇を建てんと欲し、本門の大漫茶羅を安置し奉つて」
本門の大漫茶羅＝Ａ
本門戒壇の大御本尊＝Ｂ
Ａ＝Ｂの根拠は？
となります。

・大聖の本懐⇒　公家武家に奏聞を捧げて道俗男女に教訓せしむ=広宣流布
要するに、この文面では上代における、戒壇板本尊存在の証明とはならないということですね。

◆　更に、法華講員さんが「摧邪立正抄」を使って、「本門の大漫茶羅=戒壇板本尊」と解釈したところで、三位日順の書き物の場合は、前の年、1349年の「本門心底抄」にある「仏像本尊」で相殺されてしまっています。
「本門心底抄」と「摧邪立正抄」を合わせて読めば、広宣流布の時までは曼荼羅本尊を安置し時を待ち、広宣流布の時至って建立される法華本門の戒壇には、「本尊の図の如く仏像が安置」される、ということになります。
もし、この時に「広宣流布の時に本門戒壇に安置される日蓮出世の本懐たる大御本尊」が実在すれば、こんなことを言うわけがないです。
むしろ、両書面によるならば、「三位日順は戒壇板本尊の存在を否定している」ということを、知るべきですね。

※　一部の説で「仏像を安置することは本尊の図の如し」につき、「仏像とは仏の像のことである。富士門流にとっての仏とは曼荼羅本尊であり、像とは板本尊のことである。故に、仏像とは板本尊＝本門戒壇の大御本尊のことであり、その安置の様を正しくするべきことをいわれている」と解釈しています。どのように読もうが、ある意味、そのお寺の中の自由ですが、せめて日本語は普通に読んで頂きたいものです。
「戒壇板本尊を安置することは本尊の図の如し」では、意味不明です。更に日興との接点はほぼ、重須だけであったであろう、日尊・日代が仏像を言っているのですから、拠点を同じくした三位日順が言うところの意味は、やはり「仏像そのもの」なのでしょう。

◆　注意すべきは、三位日順は下記にあるように、「先師澄公の跡」の重須談所の系列であり、大石寺に連なる人物ではなく、かつ門下に「衆中に未だ本尊所伝の法器有らず」とし、大石寺貫主など眼中にないことは明白です。その三位日順の文献を大石寺の戒壇板本尊上代存在の文証に使用するのは、ムリがありますね。

1336年・延元元年(滅後55年)11月24日　日順記　「用心抄」　(富要2-16)
然るに日順八歳の幼稚の昔より四十有余の今に至るまで、鎮に一乗を学んで自然に聖教を伝授す、若くして両師に仕へて任運に本尊を感得せり、爰に元徳第一仲春の比・眼目病ひ有り身体廃るが如し、悲ひかな過去の誹謗今眼前に顕はれ、痛ひかな在世の行学・面目を失ふに似たり、仍つて師辺の案内を啓し、大沢に蟄居すと雖も鶴林の遺訓を恐れて富山の交衆を致す、兼ねて先師澄公の跡を尋求するに・衆中に未だ本尊所伝の法器有らず、法器とは正直信心の上に行学双備の仁なり、伏して以みるに・大聖富山二代の門家・面面の異議今に絶へず、定めて知んぬ一は是・余は非なることを、
307 ：風神：2007/09/26(水) 22:37:18 ID:6J66kHP20: 【　法華講員の反論・2　及び指摘　】

①　本門戒壇の大御本尊は密附＝密附属されていたからこそ、｢六老僧や他の檀越達の記述がない｣のである。

◆　いつ、どこで、誰が、戒壇板本尊を言い出し、それを出世の本懐と定義したのですか?
後世の坊さんが「御戒壇様のお出ましです」と言い出したので、指摘をすると「いやー、それは密附されていたのだ」ですって？（笑）
これが通用したら出世の本懐だらけになっちゃいます。明日、同じ事が起きるかもしれませんね。（笑）現に、そのような人達も見受けられるようになりましたが。(苦笑)

・身延山では、草庵のどこに隠していたのですか？
・久遠寺となって以降はどこに隠していたのですか？
・日興の身延入山につき、金原本では弘安7年秋以降と考察していますが、日蓮出世の本懐たる大御本尊が有ったならば、何ゆえに日興はすぐに入山しなかったのですか？
・身延離山の時は、どのように運搬したのですか？
・大石寺では、どこにどのように隠していたのですか？
・日蓮滅後280年経過した後、突然出現してきた板本尊に、「日蓮直造」との証拠もないのに、「日蓮出世の本懐と言い切れる」のはなぜですか？

②　大御本尊の存在を全ての信徒が知らなかったわけではない。ごく限られた高弟・信徒は、大御本尊の存在を知っていたのである。

◆　珍しい説です。
・「ごく限られた高弟・信徒は大御本尊の存在を知っていた」ということを、あなたはどうして、何によって知ったのですか?
・その限られた高弟・信徒の何か書き残した文献でもあるのですか?
・無いのならどうやって知ったのですか?
・それとも、700年前からの伝言があなたのところに続いてきたのですか?
・それは、ただ単なる、あなたの確信ですか?
・文献が有るのなら、是非、公開をお願いします。

③　本門戒壇の大御本尊が身延の本堂に安置され密附されたのか、身延の他の場所なのか、それは文証がない限り、誰も証明することは出来ないのです。

◆　「誰も証明することは出来ない」のを何故、堂々と事実のように断定して言い切れるのですか?
・日蓮正宗は思い込みだけで成り立っている宗派なのですか？
・それとも「表現技法」「話術」だけで成り立っている宗派なのですか？
308 ：風神：2007/09/26(水) 22:38:54 ID:6J66kHP20: ④　日興上人が富士一跡門徒存知事に曰く、
「日興が曰く、此の御筆の御本尊は是れ一閻浮提に未だ流布せず。正像末に未だ弘通せざる本尊なり。然れば即ち日興門徒の所持の輩に於いては左右なく子孫等にも譲り弟子等にも付嘱すべからず。同じく一所に安置し奉り六人（日目・日華・日秀・日禅・日仙・日乗）一同に守護し奉るべし」
これは日興上人がその弟子に「本門戒壇の大御本尊」を末法永遠に富士門流で守護すること。いかなる子孫・弟子にも付嘱してはならない、とのご指導であられます。

◆　かなり飛躍した解釈論ですね。
・「一、本尊の事四箇条」全体を読めば「御筆の御本尊」は紙幅であることは明らかですね。本門戒壇の大御本尊のことではありません。

・「本尊に於ては釈迦如来を崇め奉る可し」⇔「妙法蓮華経の五字を以て本尊と為す可しと即ち御自筆の本尊是なり」＝御自筆の本尊は皆紙幅です。

・「一同に此の本尊を忽緒し奉るの間或は曼荼羅なりと云って死人を覆うて葬る輩も有り、或は又沽却する族も有り」⇔「此の御筆の御本尊は・・・」＝死人を覆った本尊は紙幅、沽却された本尊も紙幅。それに相対する本尊も当然、紙幅です。

・「日興弟子分の本尊に於ては一一皆書き付け奉る事誠に～所賜の本主の交名を書き付くるは後代の高名の為なり」＝この本尊は紙幅です。

・「日興の弟子分に於ては～一分信心の有る輩に忝くも書写し奉り之を授与する者なり」＝この本尊も紙幅です。

・「白蓮弟子分与申御筆御本尊目録事＝本尊分与帳」からも分かるように、日興が御筆の本尊というとき、念頭にあるのは全て紙幅の本尊です。
この「御筆の御本尊」が、戒壇板本尊であるという根拠を示しましょう。ただし、思い込み、妄想はダメです。

◆　前には「　一、上の如く一同に此の本尊を忽緒し奉るの間或は曼荼羅なりと云って死人を覆うて葬る輩も有り、或は又沽却する族も有り、此くの如く軽賎する間多分は以て失せ畢んぬ。」と、本尊不敬の実態が記されていますね。
故に、今後は「死人と一緒に葬られないよう」「投げ捨てられることのないよう」「仏滅後二千二百二十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」である大聖人真筆本尊の、継承の万全を期される為にいわれたのが次ですね。

「日興が曰く、此の御筆の御本尊は是れ一閻浮提に未だ流布せず。正像末に未だ弘通せざる本尊なり。」
と真筆本尊の大事を示し、
「然れば即ち日興門徒の所持の輩に於いては左右なく子孫等にも譲り弟子等にも付嘱すべからず。同じく一所に安置し奉り六人（日目・日華・日秀・日禅・日仙・日乗）一同に守護し奉るべし」
と、本尊伝持の完璧を期されたということですね。

◆　それに、ここで何か気がつきませんか・・・?
もしも、この「御筆の御本尊」が法華講員のいうように「本門戒壇の大御本尊」であったら、続いてある「日興門徒の所持の輩に於いては左右なく子孫等にも譲り弟子等にも付嘱すべからず」はどうなっちゃうのでしょう?

・言葉を変えれば「子孫に譲ることができる本尊、弟子に付属できる本尊」は、個々の弟子檀那が下付された本尊ですよね。だから「日興門徒の所持の輩」とあるのではないですか。
「日興門徒の所持の輩」とはどういう意味でしょうか?
「本門戒壇の大御本尊」を個々の門下が所持していたのでしょうか?

◆　そうです。ここは本尊を下付された日興門下に対して、その本尊の伝持につき、当人が死去などしたら子孫、弟子に継承するのではなく、本六老僧に託し広宣流布の時まで伝持に完璧を期しなさい、といわれているところですね。

◆　そのことは、次に
「一、日興弟子分の本尊に於ては一一皆書き付け奉る事誠に凡筆を以て直に聖筆を黷す事最も其の恐れ有りと雖も或は親には強盛の信心を以て之を賜うと雖も子孫等之を捨て、或は師には常随給仕の功に酬いて之を授与すと雖も弟子等之を捨つ、之に依つて或は以て交易し或は以て他の為に盗まる、此くの如きの類い其れ数多なり故に所賜の本主の交名を書き付くるは後代の高名の為なり。」
とあるように、「子孫や弟子が真筆本尊を捨てるなどの不敬をした」ことからも、この前段で伝持の万全を期し、誡められたということでしょう。

◆　故に法華講員さんのいう「これは日興上人がその弟子に本門戒壇の大御本尊を末法永遠に富士門流で守護すること。いかなる子孫・弟子にも付嘱してはならない、とのご指導である。」というのは、日興の真意をねじ曲げて、「らしく見せよう」とするいつもの話術ということなのでしょうね。
309 ：風神：2007/09/26(水) 22:40:18 ID:6J66kHP20: ⑤　当然のことながら宗祖・大聖人出生の本懐である本門戒壇の大御本尊は日興上人の六大弟子のみならず、さかのぼり五老僧も知っていたであろう。・・・でなければこのようなことを日興上人が言われるはずが無いではないか。

⇒　「知っていたであろう」と妄想を述べた後、「言われるはずが無いではないか」と断定してしまう・・・これでどれだけの人が騙されてきたでしょうね。日蓮正宗の「であろう」「でなければ」「ないではないか」には要注意、話しを作り上げ事実のように思い込ませる・・・Ｏさんの率いる集団と変わりませんね。

⑥　大御本尊は大聖人が弟子・日法師に命じ模刻したのであり、大聖人御在世中、板本尊とされたのは、弘安二年十月十二日の本門戒壇の大御本尊のみであることは間違いない。

⇒　日法彫刻説の出典は?「七面大明神祈念本門戒壇の大御本尊」でしょうか。

【　法華講の反論・3　「秘す可し」だから戒壇板本尊の文証は無くて当然　】

大聖人の御書中に「秘す可し」は二十数ヶ所も登場するのです。
三大秘法禀承事に「一見の後秘して他見有る可からず口外も詮無し、法華経を諸仏出世の一大事と説かせ給いて候は此の三大秘法を含めたる経にて渡らせ給えばなり、秘す可し秘す可し。」とあるように在家の者に対してすら「秘伝とせよ」といわれているのですよ。

他の御書にも、御義口伝のように「仍つて上に受持仏語と説けり煩悩悪覚の魔王も諸法実相の光に照されて一心一念遍於法界と観達せらる、然る間還つて己心の仏を礼す故に作礼而去とは説き給うなり、彼彼三千互遍亦爾の釈之を思う可し秘す可し秘す可し」等、多数有るのです。
ましてや大事の出世の本懐である戒壇板本尊については、秘蔵厳護とされるのは道理でしょうが。

【　指摘　】
◆　まず確認ですが、門下が頂いた書簡に「秘す可し」とあるから、大石寺に秘法の秘伝があるのも道理ではないか、ということでしょうか?

◆　その主張がOKならば、大石寺にとっても大変なことになってしまいます。
まず、「三大秘法抄」は太田金吾さん宛ですから、太田乗明の建てた中山の本妙寺に秘法の秘伝があったということになります。そして息子の中山2世日高が相承したのでしょうか。

◆「御義口伝」は筆記は日興とされていますから、日興をとおして本六老僧・新六老僧計12名に伝わったのでしょうか。
北山本門寺、西山本門寺、保田妙本寺、讃岐本門寺、下条妙蓮寺それから京都・上行院、更に法華経講義には他の聴聞衆もいたでしょうから、例えば日法、日向でしょうか。これらの人物を通して伝われば、その系統である「岡宮・茂原にも秘伝が」ということにもなります。

◆　こうやって、法華講員さんの主張に一歩譲って眺めても、随分と自己矛盾しているように思います。この法華講員さんは、他門流寺院の「秘す可し」による「秘法の秘伝」を肯定しようというのでしょうかね。
・「いいえ、それは大石寺だけだ」というのなら、その根拠はなんでしょうか?
・「秘す可し」を認められた書簡を頂いた、もしくは筆記した人物で、大石寺にとって関わりのある人は日興ですが、その日興が大石寺関係者に「秘す可し」に関わる様な、秘密のなにがしかをなされた証拠は、どこにあるのでしょうか。

◆　御書中の「秘す可し」はその記述以前に、法義は明かされていますか？明かされていませんか？

御講聞書　　　
一釈尊の持言秘法の事　仰に云く持言の秘法の経文とは寿量品に云く、毎自作是念の文是なり、毎の字は三世常住なり、是念の念とは、わすれ給わずして内証に具足し給えり故に持言なり、秘法とは南無妙法蓮華経是なり秘す可し秘す可し云云。

ここに代表されるように、法義を説示された後「秘す可し」とされています。

◆　明示されて「秘す可し」ということは？
そこに説示された法義を軽々に扱うな、やたらに他見させるな、格護せよ。大事に取り扱え、という意味に拝せるものです。

◆　戒壇板本尊の文証が無い根拠として「秘す可し」を使用する法華講員さんの手法は、御書の意味合いからすると、本尊への適用は無理があるでしょう。
戒壇板本尊に関して「秘蔵厳護だった」ということは、「秘密のものを秘伝とせよ、口外するな」という意味合いでもありますが、対して御書の「秘す可し」は、法義を明示した上で「法門厳護・大事にせよ」ということであり、両者の意味は異なり法華講員さんの手法は適用しえないですね。

◆　御書は確認されたもの、発見されたものは全て明らか。本尊も一体も残らず授与の門下を通して世に明らか。一つ戒壇板本尊だけが、なにやらもったいぶった神秘的な理由をつけて「秘蔵厳護」・・・・こんなおめでたい話しがまかりとおるのは、富士宮の一日蓮系寺院の中だけと知るべき時がきたようですね。
310 ：光線：2007/09/26(水) 23:30:40 ID:TWL/HI4g0: とりあえずここもアップしときますねo(^-^)o
311 ：富士門：2007/09/26(水) 23:54:53 ID:ie.AzlVI0: 「日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊」
↑
この日興跡条々事も文献は元々置き文、異本が有りそれを元に日興跡条々事が創作されたのではないか？と云われています。
真偽は未定ですが富士山本門寺集日浄記に「日有は開山の戒めを破り、。見た事も聞いた事もない板本尊を制作し証拠の偽書まで作った。
それは此の文並び番帳である。此のことが真実として後世に伝わったなら後世の僧、信者も地獄に落ち哀れな事になる」と日興跡条々事の元本？になる
置き文と異本らしき文献を批判しています。（有師が偽作者か疑わしいが）
また日興跡条々事は「日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊は日目○○○○此れを授与す」と４文字故意に欠損されている怪しげな文献です。
あくまで想像ですが「万年救護」の文が入っていたかも知れません。或いは「日代日仙」と名前が入っていたかも知れませんね。
どちらにせよ都合悪い為消されたのでしょう。
因みに法華講の方は、身延の日向師が「日蓮幽霊板本尊」を制作していた例を上げ、古来にも板本尊制作の事実が有った、身延に戒壇本尊が存在していたから
それを手本に向師が板本尊を制作した、戒壇本尊が身延に無くなった為向師が身代わりに板本尊制作したのではないか？と主張しています。
312 ：名無しさん：2007/09/27(木) 01:17:09 ID:LtvNgmpc0: yurikoスレにも書き込みしてね(love)
313 ：風神：2007/09/27(木) 01:52:33 ID:.NROp0MA0: ＞　因みに法華講の方は、身延の日向師が「日蓮幽霊板本尊」を制作していた例を上げ、古来にも板本尊制作の事実が有った、身延に戒壇本尊が存在していたから
それを手本に向師が板本尊を制作した、戒壇本尊が身延に無くなった為向師が身代わりに板本尊制作したのではないか？と主張しています。

富士門さん、
そうなのです。一般の人が一番だまされやすい説明です。
「話術だけで唯授一人金口嫡々血脈相承・富士の清流700年」の面目躍如が、その「日蓮幽霊板本尊」利用でしょうね。
もうちょっと、整理してからと思いましたが、現状有る具材？で書き込みましょう。（笑）

お題・日向の板本尊は戒壇板本尊を模して造立された?

【　日向の板本尊について・日蓮正宗の主張　】
昭和51年10月の『月刊ペン』に、立正大学・宮崎英修が｢大石寺・板曼荼羅についてーその価値と成立｣を書きました。それに対して日蓮正宗は昭和52年の「蓮華10月別冊号」に、｢宮崎英修氏の妄説誹謗を破す｣で反論しました。

身延山久遠寺には本堂の御本尊がないわけであります。では日向はどうしたかと申しますと、彼は大聖人の御本尊を写して、板本尊を造っております。それは「身延山文書」に
｢身延山久遠寺諸堂等建立記
一、板本尊　本尊は祖師の御筆を写すが、下添え書きは、第三祖向師の筆也。下添え書きに云く、正安二年(1300年・身延山離山11年)庚子十二月　日、右、日蓮幽霊・成仏得道・乃至法界衆生平等利盛の為に敬ってこれを造立す｣（日蓮宗宗学全書22-56）と書いてあります。
我々正宗の者から見れば、真に不思議なことは、大聖人が成仏していないと思っているのであります。日向造立の板本尊は、即ち日蓮幽霊成仏のためだと書いてあります。
幽霊とは、中有に迷っている霊魂のことであります。中有とは成仏しない、地獄にもいかない、中間のことで、この中にある霊魂を幽霊というのであります。これが大聖人の正しき弟子の教えでありましょうか。真に笑止の至りであります。正安二年は、日興上人身延離山から十一年の後であります。更に、その後十三年も日向は身延に在住しております。
そして、この板御本尊は身延の本堂の本尊としておったことは、この板本尊造立の正安二年より五十一年も後の観応二年、辛卯の年に
｢身延山久遠寺同御影堂、大聖人御塔頭、塔板本尊　　金箔　造営修造結縁｣
（日蓮宗宗学全書1-446）と、中山三代・日祐の「一期所修善根記録」に書き残してあります。
これをもって身延の御影堂の大聖人のお厨子の中に、日向造立の板本尊が安置してあったことは明らかであります。
　
宮崎氏は、板本尊は我が日有上人がはじめて彫刻したと、臆面もなく述べているが、日有上人より百五十年以上も前に、自分の派祖日向が板本尊を造立していることを知らないとはまことに迂闊千万であります。
一尊四士の釈尊像を中心とする日向が、板本尊を造立したということは、その前に戒壇の大御本尊が存在していたという正しい証明であります。この日向造立の板本尊は、今は富士に気がねしてか本堂にまつらず倉庫の中に隠匿しているのであります。
314 ：風神：2007/09/27(木) 01:53:46 ID:.NROp0MA0: 【　指摘　】
①　まずは分かりやすく言います。

日向の板本尊は　⇒　1300年・正安二年に、日向自身が造立に関わったであろうことは、「一期所修善根記録」「身延山久遠寺諸堂等建立記」から確認されます。

大石寺の戒壇板本尊は　⇒　日蓮正宗という日蓮系一宗派では「弘安二年十月十二日に日蓮が図顕した本門戒壇堂安置の大御本尊」と呼ばれています。これは宗派内の約束事です。

◆　これでどうして、日向板本尊が大石寺戒壇板本尊を模して造立した、といえるのでしょうか。戒壇板本尊には、客観的な「日蓮直造」との証拠がないのですから、主張の前提が存在していないのです。
それが「大石寺の戒壇板本尊は日蓮直造で出世の本懐」を前提に、「確信しきっている」だけで、「うちの板本尊の真似をしたんだ」と言っているのですから、論理が破綻しております。これで一般論として、第三者に通用するでしょうか・・・しませんです。

◆　Aは1300年作成の本物である。
Bは1279年作成と関係者は言うが、その証拠がない。

「Bの方が先なんだ。Ｂが有ったからＡは真似をしたんだ」
これに対し「だったらＢが1279年作成の証拠は」と指摘されるのが当然です。

と、こういうことを日蓮正宗は真顔で言っているのですから、なんともはや、気の毒な宗派であり、かつ思い込みほど恐ろしいものはない、といえますよね。
日蓮正宗＝富士の清流700年、日蓮の唯授一人金口嫡々血脈相承を現代に伝える唯一絶対無二の宗教、などが頭に植え付けられて、正常な思考回路が働かなくなる。何を聞いても「そうかー、その通りダー、猊下様の言うとおり」と受け入れてしまう。これを洗脳というのではないでしょうか。

◆　もう一度繰り返しておきます。（笑）
「えっ、日向の板本尊造立は、大石寺の戒壇板本尊に習ったって？ほー、では、その戒壇板本尊が日蓮直造という証拠があるのですか。
例えばさー、どっかのお寺が『うちの板御本尊こそ、身延山久遠寺に有ったんだぞ。だって、日向が板本尊を造立して身延山久遠寺の御影堂に安置しているじゃないか。この板御本尊こそ、日興の身延離山の時に持ち出された、日蓮出世の本懐なのさ。うちの板御本尊の方が先なんだぞ』といったところで、その板本尊自体の真偽も明らかでないのならば、それはひとり言でしょうよ。それこそ、そのお寺の信者がそう信じていれば、いいだけの話じゃない」ということですね。

◆　日向が板本尊を造立するであろうことは、「富士一跡門徒存知事」からもわかります。
日蓮入滅後、程なくして、茂原・日向、真間・日頂、岡宮・日春等の他門下は、日蓮真筆本尊を形木＝板に刻んでおります。日向が板本尊を造立し「日蓮幽霊板本尊」が身延の御影堂に有ったからとして、なんら不思議ではないと思います。

「富士一跡門徒存知の事」　
一、御筆の本尊を以て形木に彫み・不信の輩に授与して軽賎する由・諸方に其の聞え有り、所謂・日向・日頂・日春等なり｡日興の弟子分に於ては在家・出家の中に或は身命を捨て・或は疵を被り・若は又在所を追放せられ・一分信心の有る輩に忝くも書写し奉り・之を授与する者なり｡

◆　この箇所では、日興門流側として「不信の輩に授与した」と指摘していますが、日向等からすれば、檀越に授与したということでしょうから、板本尊を関係する有縁の寺院に安置したであろうことは、容易に推察できるわけです。人に授与はした、しかし、有縁の寺院には安置しなかった、ということは考えづらいことです。

②　日向ではなく、大石寺の板本尊造立の動機は?
この「日向の日蓮幽霊板本尊」存在と、戒壇板本尊の存在の有無は別問題です。両者を結びつけるのは無理があります。

◆　別角度からいえば、
「日興は御筆の本尊を形木・板に刻み不信者に授与するのを誡めており、故に上代の日興門流では板本尊造立はなされる理由がない。更に日興自身の書写本尊も、複数の日蓮真筆本尊を模して行なわれており、手本となるべき『出世の本懐・日蓮直造の本尊』が無かったということを示している。
また、戦乱に巻き込まれることなく、寺院経営がほぼ安定していた大石寺や重須談所に、日興自身の板本尊造立の記録もない。更に、日興は紙幅の曼荼羅を300体以上も書写している。
ところが、同時代の身延山久遠寺では『富士一跡門徒存知の事』にあるように、板本尊・形木本尊作成が行なわれていた。
後に『身延山久遠寺同御影堂、大聖人御塔頭、塔板本尊　金箔　造営修造』と記録にある『日蓮幽霊・日向造立の板本尊』を大石寺も知るところとなり、身延山久遠寺に右習えで、6世日時以降、板本尊造立を始めたのであろう。大石寺の板本尊は身延山久遠寺に習ったものではないか」というところでしょうか。要するに「話しが逆だよ」ということですね。
315 ：風神：2007/09/27(木) 01:55:50 ID:.NROp0MA0: ③　板本尊に関する記録を整理

◆　1289年・正応2年(滅後8年)春　日興上人身延離山

以下、NO283をもう一度再掲します。

1300年・正安二年（滅後19年)12月　日向板本尊を造立　日蓮宗宗学全書22-56
｢一、板本尊　本尊は祖師の御筆を写すが、下添え書きは、第三祖向師（日向）の筆なり。下添え書きに云く、正安二年庚子十二月　日、右、日蓮幽霊・成仏得道・乃至法界衆生平等利盛の為に敬ってこれを造立す｣
⇒　身延山久遠寺に板本尊が存在したという記録です。戒壇板本尊の記録・証明ではありません。日蓮正宗説は、日向が板本尊造立に至った動機を推測し、それを勝手に結論とし、自派に有利なように組み立てただけのものです。

1331年、日禅は大石寺日禅ガ坊(南之坊)で寂。
1333年、日興入滅。
1335年・日郷は大石寺蓮蔵坊退出の後、安房吉浜に法華堂(妙本寺)を創建。通称・万年救護本尊も移されました。
1338年、南条時光五男・時綱は「大石寺東方=東坊地」を日郷へ譲り、係争が始まりました。
1340年、日尊は京都・上行院の日目本尊を模刻しました。
1342年、通称「大石寺御影」が大石寺・蓮藏坊より、保田妙本寺に遷されました。　　　　　　　　
1344年、日尊は会津の日印を付弟として、日興の本尊と日蓮御影を授与しました。
1354年、保田妙本寺では日賢が板本尊を造立。
1357年、日興より「北国の大導師」とされた阿仏日満が、日蓮御影を造立しています。
1370年、中山(法華経寺)日祐は板本尊を造立しました。
1374年・文中三年・応安七年(滅後93年)　中山三代日祐「一期所修善根記録」日蓮宗宗学全書1-446
｢身延山久遠寺同御影堂、大聖人御塔頭、塔板本尊　　金箔　造営修造結縁｣
⇒　これは身延山久遠寺に板本尊が存在したという記録です。この時点でも、大石寺に板本尊が存在したという記録はありません。

1388年、6世日時は、大石寺御影堂に御影像を造立しました。
1404年、日時は「大石記」にて「日代譲り状」を引用しました。
1405年、6世日時は小泉久遠寺・日周に対し、通称「大石寺御影」の返還を求めました。
1412年、栃木・平井の信行寺に通称・紫宸殿御本尊を模刻した板本尊が造立されました。
1419年、保田妙本寺では板本尊を彫刻しました。
1420年、福島県いわき黒須野・妙法寺にて板本尊(同じく紫宸殿御本尊の模刻)造立。
1400年代中頃(1455年頃から1459年頃か)、大石寺での、阿闍梨号を冠する高僧による悪行事件。
1500年前後、桑名・寿量寺に「釈子日目授与本尊」伝来。
1522年、12世日鎮により小御影堂が建立されます。
1539年、伯耆国米子城主・吉川治部少輔元長の元に日禅授与本尊が伝来しています
1561年、保田妙本寺14世日我の「観心本尊抄抜書」(富要 4-170 )に戒壇板本尊の記述。
1573年以降、14世日主の「日興跡条々事示書」で初めて、貫主自身の手により戒壇板本尊の存在が記述されました。
1573年～1591年頃に、日禅授与本尊が北山本門寺へ伝来しています。
316 ：富士門：2007/09/27(木) 01:55:55 ID:dVyhqRDA0: 板本尊は延山に多数ある。なかにも、日向の添書に「正安二年庚子十二月日。右日蓮幽霊成仏得道乃至法界衆生平等利益の為に之を造立す」とある丈二尺七寸、幅一尺八寸の大聖人の御筆を写した板本尊が、宝蔵に厳護せられてあるが、ほとんど秘仏で、一般には公開せられていないのはなんのためかを知らぬ。（第５９世日亨上人著『富士日興上人詳伝（下）』１２０頁～）
-----------------------
　正安２年は、日興上人身延離山から１１年の後であります。更に、その後１３年も日向は身延に在住しております。そして、この板御本尊は身延の本堂の本尊としておったことは、この板御本尊造立の正安２年より５１年も後の観応２年、辛卯の年に
　「身延山久遠寺同御影堂、大聖人御塔頭、塔頭板本尊　　金箔　造営修造結縁」（『日蓮宗宗学全書』第１巻）
と中山３代日祐の『一期所修善根記録』に書き残してあります。
　これをもって身延の御影堂の大聖人の御厨子の中に、日向造立の板本尊が安置してあったことはあきらかであります。（中略）
　一尊四士の釈尊像を中心とする日向が、板本尊を造立したということは、その前に戒壇の大御本尊が存在していたという正しい証明であります。この日向造立の板本尊は、今は富士に気兼ねしてか本堂にまつらず倉庫の中に隠匿しているのであります。（第６６世日達上人『本門戒壇の疑難に対する弁駁』／＜破折情報館＞
↑
板本尊証明の為なら敵対？する日向師まで利用するのでしょうかね？
皮肉な事に日興師は「形木に宗祖本尊を彫刻し信心の無い者に配る謗法行為を行なう者は日向、日頂、日春らである」と
戒めているのですが。
317 ：風神：2007/09/27(木) 01:56:22 ID:.NROp0MA0: ④　日蓮正宗の如く、へ理屈でごまかしてはいけません。事実から考えて見ましょう。
・上代における「身延山久遠寺に板本尊」の文証は有りますが、「大石寺に戒壇板本尊」の証拠はありません。
・逆に日興による、形木本尊=板に刻むという行為に対する叱責の文証はあります。
・身延山久遠寺には日向の元祖・板本尊あり。
・日頂、日春(日法)は真筆彫刻。
・保田妙本寺にも日賢板本尊あり。
・東坊地の係争は長引き、万年救護本尊と大石寺御影は保田に行く。
・佐渡の阿仏日満は御影を造立。
・日尊は日印に御影を授与。
・中山では日祐が板本尊造立。
・他の本寺には、合掌礼拝の対象たる板本尊が安置され伝わる。
大石寺には・・・・何もない？

◆　各山の板本尊造立を大石寺も知るところとなり、板本尊造立を始めたと推測する方がよっぽど自然と思います。
いずれにしても身延山久遠寺の「日蓮幽霊板本尊」を、推論だけで上代における戒壇板本尊存在の証明に利用してしまう手法は、強引すぎるものであり、単なる自己満足にすぎません。

⑤　では日向の板本尊造立の動機は?
日向が板本尊造立をなした動機が大石寺のこじつけ(戒壇板本尊を真似して、自身も板本尊造立をなした)ではないとしたら、何をきっかけに板本尊造立をなしたのでしょうか?

◆　根拠は「富士一跡門徒存知事」に有るとおりで、日興門流以外では日蓮御筆の本尊を形木・板に刻むということをなしていたのであり、日向が檀越に形木本尊を下付し、自山の本堂に板本尊を造立安置してもなんら不思議ではないでしょう。答えは日蓮正宗もよく使う「富士一跡門徒存知の事」にある、といえるのではないでしょうか。

⑥　「日蓮幽霊・板本尊」から逆算して「戒壇板本尊を真似したのだろう」とか「なぜ日向は板本尊を造立したのか、それはお手本となるものがあったからだ。それが戒壇板本尊だ。他に理由はない」などは勝手な推測・夢物語というものでしょう。
史実は「日向の板本尊以前の、戒壇板本尊存在証拠は無い」ということなのです。勘違いしてはいけませんよね。
推論だけにより、無いものを有るかにしてしまうのは、単なる話術というものであり、客観的な証拠無く、証明もできないのでは一般常識として通用しません。それなのに「どうだ、お前の方こそ説明してみろ」というのは開き直りというものでしょうね。

⑧　そもそも、本尊を板に刻むということをやり始めたのは日向、日興門流どちらなのでしょうか。
⇒　「門徒存知事」にあるように日向等です。大石寺は後進だったのです。

ということです。以上、一旦終了です。
318 ：風神：2007/09/27(木) 02:05:02 ID:.NROp0MA0: > 板本尊証明の為なら敵対？する日向師まで利用するのでしょうか

そうなのです。大石寺のお坊さんというのは、有る物をなんでも都合よく解釈して、もっともらしく使うのには手馴れています。
話術、表現力で一筋700年、のお寺です。
319 ：富士門：2007/09/27(木) 02:59:07 ID:dVyhqRDA0: 日向の添書に「正安二年庚子十二月日。
↑
金箔と云い、「敬ってこれを造立す」と云い
正安２年＝弘安２年、　十二月日＝十月十二日
向師板本尊は大石寺板本尊の何かしら制作ヒントになっているかも知れませんね。
320 ：木炭：2007/09/27(木) 20:49:49 ID:mxud3cig0: 風神さま
ならびに諸兄方々
ありがとうございます
さっそく保田妙本寺にお虫干しのことを問い合わせたら
１０月１５日午前１０時からとのこと。電話口のご僧侶の方もとても親切に応対をしてくださり電車での行き方なども丁寧に教えてくださいました。
平日かつ住まいが東北の某所なので距離的にも社会人的にも躊躇するところでありますが、やはり直に大聖人様の墨痕を拝するチャンスはめったにありませんから、行ってみようかなと思っております
２ちゃんと違い非常に楽しい書き込みが多いこちらの掲示板楽しく拝見させていただいております
組織から離れて随分経ちますが、ここのスレッドのような話を組織の中で出来る人間が一人でもいたら今でも活動を続けていたかもな
とふと思ってしまいました
ま、それだけが未活の理由ではありませんがﾜﾗ
321 ：名無しさん：2007/09/27(木) 21:29:57 ID:osgygW0I0: 保田妙本寺には、日蓮大聖人が日目上人に出世の本懐の法門を相伝した、日にち場所まで明記された史料が残っています。
また、日目上人が日郷上人に対し、宗祖出世本懐の法門を相伝した日にち場所も記されています。
所謂「日叡類聚記」です。
上代文書で、ここまで克明な記録が残っていることは稀で、興風談所も興風18号で「日叡類聚記」を紹介しています。
年に一度のチャンスです。是非、保田妙本寺に参詣されることをお薦めします。
決して勧誘めいたことはされませんし、ご供養の強要もありません。
ご供養無しでも、普通に参加でき、昼食も戴けます。
毎年学会員の方も、多数参加されているようです。
一昨年も、日寛上人の御本尊を拝んでいてもいいのかと、真剣に質問されている学会の壮年の方がみえていました。
また、中には学会や池田先生の批判をしている参加者もいますが、気にせずに万年救護大本尊を拝していればいいと思います。
322 ：富士門：2007/09/27(木) 22:38:50 ID:dVyhqRDA0: 日叡師は元々日道師の弟子でしたが、日郷師の人柄に惚れて北山から日郷師布教有縁の地である房州に駆けつけた人物です。
日郷師は元より保田２代日伝師を補佐し、日叡師有縁の地日向宮崎に３００ヶ寺を開拓した有能な人物です。
京都鳥辺野延年字の日目師の墓所拡張整備したのも日叡師の財力で、保田の発展の基を築いたのですが、現在日叡師開山の
日向定善寺が正宗門、宮崎上行寺が日蓮宗（旧大日蓮宗）と袂が分かれたのは非常に残念です。
323 ：風神：2007/09/28(金) 15:20:27 ID:XjcQ.4S.0: ＞組織から離れて随分経ちますが、ここのスレッドのような話を組織の中で出来る人間が一人でもいたら

確かに、一般的にはいませんですよね。私なんかは、日蓮正宗の方達と様々な角度での接点があったことにより、富士門流関係に興味を持ち、行脚を重ねた後、大石寺の板本尊問題に帰ってきた（笑）という感じです。ただ、こういったメンバーも少なからずいまして、「日蓮正宗との関わりの度合いの深かった人」ほど、「ことの本質に迫ろう」との熱いものをもっていまして、そのためにあらゆる労力を惜しまずやっているようです。

ご存知のとおり、「桜梅桃李の己己の当体を改めずして無作三身と開見すれば是れ即ち量の義なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は無作三身の本主なり云云。」ですし、歳月を重ねたことにより「タブー」というものは、既に無くなってしまっていますし、皆さんが疑問に思うことを色々と論じ合っていき、その積み重ねで「日蓮の真実」に迫っていきたいと思っています。

＞　保田妙本寺には、日蓮大聖人が日目上人に出世の本懐の法門を相伝した、日にち場所まで明記された史料が残っています。
また、日目上人が日郷上人に対し、宗祖出世本懐の法門を相伝した日にち場所も記されています。所謂「日叡類聚記」です。

◆　まずは「耳引法門」の逸話が浮かんできます。日教の著作「穆作抄」「類聚翰集私」ですね。
日蓮は池上での入滅時に、余人を遠ざけて日目を呼び、三大秘法を唯授一人金口相承した。続いてこの三大秘法を、日興の入滅時に耳元でささやくようにと仰せになった。それを知った日朗はうらやんで日目の耳を引っ張った。堀日亨によると、これは保田妙本寺系の伝説としているようです。

◆　本当に保田妙本寺がそのような伝説を発信したのでしょうか？
1484年「穆作抄」の時には、「日蓮　⇒　日目の附属」説が富士門流内に存在した。
まず、これはいえますよね。

この頃には、(二箇相承書の真偽論は後に譲りますが)
1468年・応仁2年10月13日(滅後187年・大石寺は10世日乗の時)　
住本寺・日広が重須にて「二箇相承全文書写」、とあり「日蓮　⇒　日興の附属書(？)」がある。そして、
1480年・文明12年(滅後199年)京都・住本寺僧・日叶(日教の前名)の「百五十ヵ条」(富要2-182)中の二箇相承書により、更に「日蓮　⇒　日興の附属(？)」が強調される。
このような、富士、京都で語られている「日蓮　⇒　日興の附属(?)」説に対抗して、二箇相承書の写本とは、ほぼ無縁だった保田の妙本寺が、日興を通り越して「日蓮　⇒　日目附属(?)」説を発信することは有り得ることだったのかな？とも思えます。
324 ：風神：2007/09/28(金) 15:20:59 ID:XjcQ.4S.0: ◆　以下、「耳引法門」の出典です。

1484年・文明十六年(滅後203年)1月7日　日教作穆作抄
八、三箇の秘法の事
報恩抄下の巻に云はく・天台伝教の弘通したまはざる正法有りや、求めて云はく其の形貌如何、答て云はく所謂三あり・一には本門の教主釈尊・所謂る宝塔の内の多宝塔外の諸仏・上行等の四菩薩の脇士となるべし、二には本門の戒壇、三には他事を捨てゝ南無妙法蓮華経と唱ふ可し、此の事未だ弘まらず云云、本門の教主は御本尊にて御座すなり、是に能具所具あり当代の法主の所にて習ふ可きなり、名字初心の信行観の事と口伝すべきなり、当家の血脈の大事・一切の法門を是の土代と定め御書等を拝見し奉る可し、其の儀なくんば言行不相応なり、本門の戒壇院の事は十六の大国等の中に無双の山有るべし、略挙経題玄収一部の題目・霊山神力品の時の如し、此の題目を遍分身土益・遍他方土益・十方通同如一仏土の経文は広宣流布の時・弘む可き先相なり、此の三箇の秘法を専とするこそ極楽百年の修行は穢土一日の功徳に足らず、正像二千の弘通は末法の一時に劣れり文、一時に意あるべし時とは時長短に通ず文、時とは感応を義と為す文、教・機・時国・教法流布の時を思ふべし。
付り、三箇秘法とは日蓮日目と御相承し・日興聖人は唯授一人の相承たる間、我が臨終の時・耳にさゝやげと仰せられけるほどに・其の剋に御耳にこそ唱へて聞せ奉り御座す事なり、大聖より御聴聞有る故にこそは日朗の「卿公は御法門聴聞」とて強くも目の耳を引きたまふ日朗の耳引法門とは今の三箇のいはれなり、此の時は日蓮・日目・日興と次第し、御付法は日蓮・日興・日目と次第するなり、此の三箇の秘法は当宗の独歩なり、若し此の御書の旨に背かば八万聖教を胸に浮べ・十二部を具に覚えたる人なりとも・皆解の入らぬ宗旨なれば信の道に背かん・当宗の幡立て所なり云云。　(富要 2-256 )

1488年・長亨二年(滅後207年)6月10日　日教作　類聚翰集私
此の三箇の秘法余流に存知無きも道理なり、池上に於いて奥州新田卿公日目に余人を去つて唯授一人の御相承金師金口の祖承是れなり、日興には臨終の時・耳に私語げと仰せ有る故を以つて御臨焉の時・御参り有りて御耳にささやき給ふなり、唯授一人の故に知られざる事なり、此の故に上野は日蓮聖人日目と法水を来たし三世常住日蓮聖人の御寺・報仏如来・常満常顕・真実浄土・第一義諦・久遠実成多宝塔中大牟尼尊の法的の聖人の御寺なり、重須は大石寺を御定め有つて御隠居有る故に日興上人の御寺なり、然れども聖人御影を守護御申し有るなり、大石寺は鎮護国家の本門の朽木書なる故に五節供等世の常の如し、重須御隠居所たる故に正月の松なども御門に立てたまはざるなり、其の菩薩界常修常照無始無終なり、大石寺には仏界の初めを立て・重須には九界の菩薩界を初めとして仏菩薩相対して事行の。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(富要 2-313 )

1487年・長亨元年(滅後206年)11月16日　日教作四信五品抄見聞
三箇の秘法も唯授一人也是を日朗の耳引法門とて日目上人の耳を引き玉ふなり
(富要 4-52 )

◆　「日蓮　⇒　日目の附属」に関連し、大石寺17世日精は以下のように「家中抄」で、書いています。

日郷伝
日目上人より御付属状之れ有り（云云）、予未た之を見ず故に之を記する能はず但し実義は遺状之れ無し、諸人に深く思はせん為に有る由を風聞せり実義之れ無し、其の故は日目所持の本尊御書等取るべき為の手段なり、其の証拠は十八鋪の本尊ならびに御筆の御書三百十余、天皇鎮守の神ひ等其外の三筆の御聖教一字も残さず沽却し畢り皆他宝となる、是れは道心深からざる故か、又非理を表と為る故に本尊悉く紛失して之れ無し、無慙無愧の報ふ処是れなり、後代の仁、道心を専として修行するべきのみ。　　(富要 5-241 )

日精としては房山への対抗心もあるのでしょう、「日目　⇒　日郷の附属状」は、見たことはないが、「実際にはない」としています。その理由として、妙本寺日濃の代に「散失沽却した万年救護本尊を始めとする、本尊御書等を取り戻すために、諸人に『付属状はある』と思わせるため」であるといいます。堀日亨は頭注で、重宝散失沽却は多数ではない、としています。

◆　「日叡類聚記」は、富要 9巻の「日代日仙方便品読不の問答」で部分引用されていて、「祖滅六十七年貞和五年(1349年)に相伝を類集せるもの正本保田妙本寺にあり」(富要 9-5 )とされていますが、全文を掲載したものは有るのでしょうか？

＞　宮崎上行寺が日蓮宗（旧大日蓮宗）と袂が分かれたのは非常に残念です。

ネットで見る限り、元郷門は完全に日蓮宗となっているのですね。本尊が日郷のもの、というだけです。
325 ：風神：2007/09/28(金) 16:49:49 ID:XjcQ.4S.0: ＞　組織から離れて
うーん、確かに北山本門寺、西山本門寺、保田妙本寺などに行くと、現役会員さんで来る人も見受けますね。話し相手が、組織にいないというのも考えもの。多様性の時代ですから、組織としても、きちっと話をしてあげられる体制が必要ですね。そのまま寺に移籍してしまう場合もありますからね。
326 ：名無しさん：2007/09/28(金) 21:32:30 ID:RULwqgLo0: 風神さん、
保田の相伝は、「耳引法門の逸話」などではありません。
虫干の際に、日叡類聚記は出ています。（但し内陣ですが）
上代文書として残っているのです。
この点は、富士宗学要集だけでは史料不足だと思います。
やはり興風談所の「興風」や「興風叢書」、「日興門流上代事典」などは必須史料だと思います。
堀日亨師の間違いも、多数発見されています。
保田妙本寺では、富士宗学要集は間違いが多く、あまりお薦めできる史料とは思っていません。
保田妙本寺関連の事は、興風談所の書物や、千葉大学佐藤教授の著作、または千葉県史料財団の出版物の方が、より正確です。
327 ：名無しさん：2007/09/28(金) 21:35:28 ID:RULwqgLo0: あと、大日蓮宗は日蓮宗に包括されていますが、解散したわけではありません。
日蓮宗内に「大日蓮宗」は厳然と存在していますし、宗務院も別であります。

日叡類聚記は、興風談所の興風18号に全文翻刻されています。
328 ：風神：2007/09/28(金) 22:00:09 ID:tpEcwfTc0: ＞　日叡類聚記は、興風談所の興風18号に全文翻刻されています。

承知いたしました。そうですね、郷門関係は疎遠でしたので、こちらの方も勉強させて頂きます。
何かと、興味・関心を引かれるし、学ぶことも多々ある門流と認識しています。
金原本では、蓮蔵坊70年の係争は概観程度でしたし、これは「ジョージ左京」という方の資料が詳しかったかに思います。
それに富士宗学要集は大石寺門流がメインですしね。もっと裾野を広げないとですね。
329 ：風神：2007/09/28(金) 22:02:18 ID:tpEcwfTc0: ということで、保田妙本寺の勉強もしっかりとやらせて頂くことを決意しましたので、本来業務？（笑）である、大石寺に目を移します。

NO313、314、315、317で、身延山久遠寺にある民部日向の「日蓮幽霊板本尊」につき、「富士一跡門徒存知の事」を引用して、その造立動機の検討をしたのですが、今度は「日向・日頂・日春等が形木本尊を作ったのも、戒壇板本尊に影響されたからだ」という主張があります。
「ああいえば、こういう」「こういえば、ああいって」と、永遠に果てしなき堂々巡りにも疲れバテることもなく、ただひたすらに「おしゃべり」を続け、水掛け論に持ち込もうとするのは、大石寺門流の伝統的体質なのですね。

そこで「もう、既に明確にしてやったのだから、勝手に言っていなさい」と、相手をしたこちらが放っておくと、今度は喋り続ける自分の口から出た言葉に、自分が酔っ払いだして、酔漢のバカ力を出し始めるのです。

で、歳月を重ね酔いが覚めてきて、「ああ、俺の人生、富士宮の寺に捧げて○十年、返して、戻して」となるのです。こういうのを「無明の悪酒に酔う」というのですね。
酔っぱらいがこれ以上増え続けたら、一種の、社会の病理現象となる恐れもありますので、こちらもうまず、たゆまずに水をぶっ掛け続けて「目を覚ませ」「意識を戻せ」と言い続けなければなりません。

日向・日頂・日春の形木本尊が戒壇板本尊の証明?
「悪書板本尊偽作論を粉砕す」P22日蓮正宗布教会編よりです

「富士一跡門徒存知事」
一、御筆の本尊を以て形木に彫み不信の輩に授与して軽賎する由・諸方に其の聞え有り、所謂・日向・日頂・日春等なり　
を引用し、以下のように続きます。

「此に日向日頂日春等が御本尊を形木に彫ったという事実こそ重要なる文献である。此等の人は既に御本尊を形木に刻んだのであるが、此れは此の人々が各自に発案し考えついた事であるか、それとも他より暗示を受けてか、或は模倣したか、ということに此の資料の重要なる意義がある。
兎に角日有上人以前、二祖日興上人の当時、形木に刻んだ御本尊があったという事を此の御文が物語っている。而して日向は身延系流では始祖としており、日頂師は富士系流であり、日春は日法上人の系流である。此の一連の人達が各自の発案によって形木に刻んだか～
それとも他を模倣したかということが問題になる。吾人は模倣したものと推定する。此等一連の人々は大聖人の身延御時代、その後日興上人の富士に於かせられるや、一番間近にあった人々で、其れ故に其の行儀を模倣することが其も多かったと推察されるのである。然らば何を模倣されたか、それは既に板御本尊(戒壇板本尊のこと)が存在してそれを模倣したと言わなくてはならない。」

実にお上手にまとめてありまして「パチパチ」ものです。・・・「なるほど」ってね。やっぱり日蓮正宗さんのいうとおり、身延山久遠寺に板本尊=戒壇板本尊は有ったんだ、と誰しも思うでしょうね。これを読んで信者は溜飲を下げ、且つ安心しゆっくり寝れる。対する側は、うーん・・・しかし・・・うーんとうなされる。で、３人集まり、４人集まり、１０人集まって「がやがや」やっても反論は出ない。と、ここで、一人でやってしまったほうがよっぽど手っ取り早いので、以下、考えていきます。（笑）
330 ：風神：2007/09/28(金) 22:03:04 ID:tpEcwfTc0: 【　指摘　】

◆　身延山久遠寺の本堂に、戒壇板本尊が安置されているのを見て、形木本尊を思い立ったというのなら、なぜ、三人と「等」だけの、少人数なのでしょうか。
当時の久遠寺には定住の弟子以外に、それぞれの教線から多くの弟子が出入りしたでしょうし、参詣の檀那も訪れたことでしょう。
その本堂に安置されていた戒壇板本尊を見て、模倣したというのなら、もっと多くの門下が形木本尊・板本尊を思い立ってしかるべきではないでしょうか。

「いや、形木本尊・板本尊は、富士一跡門徒存知事に記載されたのは氷山の一角で、記述されてないものも多くあったであろう」といいたいところでしょうが、それは思い込みにしかすぎませんよね。更には「いや、出世の本懐という重大なる本尊故、模倣することは不敬であり、一切厳禁されていたにもかかわらず、この三名だけが固き誡めを破ったのだ」とでも言いますか。(笑)それこそ、夢物語ですけどね。

「模倣した」というわりには、「三名と『等』だけの少人数」というのは少なすぎます。ゆえに「身延山久遠寺安置・戒壇板本尊模倣論」はあてはまらないでしょう。これが一点目。

◆　この日蓮正宗説はいつものクセで、結果から原因を推定しています。三名が真筆本尊を形木に刻んだ、という行為を引用して
「それはなぜか？身延山久遠寺に戒壇板本尊が安置されていたからだ。三名は戒壇板本尊を模倣したと言わなくてはならない」と断定しています。しかし、結果から原因へとたどるなら、むしろ身延山久遠寺に戒壇板本尊は無かったといえますね。

◆　日蓮滅後、数多の弟子が一体仏造立、続いて四菩薩添加、又、一尊四士造立をなしたという行為こそ、御在世の身延山久遠寺の様相を見てのこと故だった、といえるでしょうね。
当時の身延山の草庵・堂の本尊は、御書に有るように「妙法曼荼羅・法華経・釈尊像」でした。( この「釈尊像」というのは、創価学会員にはあまりなじみがないですが、御書にあるとおりですので、ご理解を。)
更に「随身仏」といわれるように、伊東の海中出現とされる釈尊像は、日蓮の側に常に安置されていました。

◆　門下の弟子・檀那は、自身が参詣した折に、日蓮が肌身離さず釈迦仏を側にされていたり、「釈尊像」が奉安されているのを見れば、「聖人があのように釈尊像を大事・大切にされるということは、聖人の御本意はそこに」と解釈し、その心中に「教主・釈尊像」を宿し、それを育み、滅後に至り現実に造立するのも、むべなるかなと思います。更に当時の、像法残機の門下の機根、理解力という観点を加えれば尚更のことでしたでしょう。

◆「富士一跡門徒存知事」を例に見れば以下のとおりです。
・五人一同に云く、本尊に於ては釈迦如来を崇め奉る可しとて既に立てたり、随つて弟子檀那等の中にも造立供養の御書之れ在りと云云、而る間盛に堂舎を造り或は一躰を安置し或は普賢文殊を脇士とす、

・正安二年(1300年)民部阿闍梨彼の新堂並びに一躰仏を開眼供養す

・永仁年中(1293～1298年)、越後国に摩訶一と云う者有り［天台宗の学匠なり］日興が義を盗み取つて盛んに越後国に弘通する

・正安年中(1299～1301年)以来、浄法房天目と云う者有り［聖人に値い奉る］日興が義を盗み取り鎌倉に於て之を弘通す

・少輔房日高去る嘉元年中(1303～1305年)以来、日興が義を盗み取つて下総の国に於て盛んに弘通す。

・伊予阿闍梨の下総国真間の堂は一躰仏なり、而るに去る年月、日興が義を盗み取つて四脇士を副う

・甲斐国に肥前房日伝と云う者有り［寂日房向背の弟子なり］日興が義を盗み取つて甲斐国に於て盛んに此の義を弘通す

門下の一体仏造立、四菩薩添加、一尊四士造立は、この「富士一跡門徒存知事」を記述した重須談所の寂仙房日澄(異説あり)の耳に届き、記述されただけでこれだけあり、以降、常門、昭門、朗門、日向の身延門流と仏像造立は当たり前のように行なわれていきます。
331 ：風神：2007/09/28(金) 22:03:45 ID:tpEcwfTc0: ◆　では、日興は何ゆえに曼荼羅本尊正意だったか・・・それは「身延山久遠寺に戒壇板本尊が安置されていたからだ」という安直なものではないでしょう。
・日蓮は、自身は随身仏を奉持されながらも、門下に釈尊像を授与はされていない。
・日蓮が自身で釈尊像を造立されたことはない。
・日蓮は相当数の曼荼羅本尊を門下に授与されている。
日興は、日蓮の忍難弘通の一代の多くに給仕し、化導の次第を認識し、身延離山後しばらくは「日興が義」として、一尊四士造立を認められたが、重須に移り、本尊書写を始められる段に至り、曼荼羅本尊正意に立脚し、自身も300体以上の本尊書写を行なった、ということではないかと思います。

対して、多くの弟子檀那は、参詣の折に眼に焼きついた身延山の光景・釈尊像と日蓮が、脳裏に刻まれそれが固定され、日蓮滅後、「聖人のなされていたように」と造像。それがそのまま本尊ともなった・・・・という推察が成り立つと思います。

◆　ここで三名の「形木・板本尊造立の動機」を考えると、彫刻に優れた技術をもっていた岡宮の日法が、日興から離れ、日春らと共に教線を維持していたことからすれば、この日法を基軸にして。他門下に影響を及ぼしながらの形木本尊の展開、が考えられるのではないでしょうか。
「お師匠様の御筆の末代までの不朽・不変のために、板に彫刻しよう」とですね。

◆ 参考ですが、17世日精の「家中抄」には、以下のようにあります。

日興身延山離散の時、日法共に離散し給ふ、其の後光長領内に於て一宇を建立し名乗を以つて寺号と為し光長寺と名け此に於いて不断の謹行なり、然るに日法、日春、兼日契約して云はく先死を以て開山と為すべし云云、然るに日春は老年の故に死去せり故に開山と為すなり、又日春三十三年忌時日法自ら板本尊を彫刻して以て彼の菩提に擬す、其の端書に云はく「日春上人三十三年御菩提の為に之を開く弟子日法」と此の文兼約に符合するか、故に此の本尊今甲州小梅村妙本寺に在るなり。
又大聖御筆曼茶羅を以つて死人を覆ひ葬する輩之れ有り故に御筆の本尊を以て形木に彫り之を授与す（此の形木今光長寺に在り）、されば冨士一跡門徒存知の事に云はく「御筆本尊を以て形木に彫り不信の輩に授与して軽賤する由し諸方に其の聞え有り、所謂日向日頂、日春等なり」（文）、日春形木彫の初なり。
日法上人の誕生は正嘉二（戊午）年、御遷化は暦応四（辛巳）年正月五日、行年八十三歳なり。
甲州東郡休息の立正寺開山日朝、此の仁の代に始て八品所顕の立義を立つ、日朝上洛して本能寺に参詣して本門八品上行所伝の南無妙法蓮華経と唱ふ、即日隆に値遇して法門あり同腹中の故、是れより通用せるなり、此れより以後冨士とは不通なり。

◆　「家中抄」に出てくる、1292年正応五年８月に開創された、とされる河口湖町勝山の法華宗・妙本寺に650数年間秘蔵保管されてきて、日法が彫刻したとされる板曼荼羅があります。

tp://www.katuyama.info/furusato/index.html

◆　更に付け加えれば、日向、日頂は一体仏造立が記録として残っており、釈尊像=木像に執着する本尊観の感覚的な延長で、日蓮の曼荼羅本尊も木像扱い=形木に刻んだ、日向は板本尊を造立した、ということも考えられます。

◆　いずれにしても、結果から原因を推測するならば、数多の門下の釈尊像造立という史実により、最低限、日蓮正宗説は成り立ち得ない、ということだけはいえます。

◆　また、くどいようですが、
Ａ＝1300年頃の昔、板本尊の本物として実在していたことは間違いないと全ての人が認識。
Ｂ＝1279年製の板本尊がここにあるとして、信奉者のみが主張。

「AはBの真似をしたのだ」と、Ｂの信奉者が主張。
と、こうなればいつもどおりで「では、Bは本当に1279年製作のものなのですか」と追及されることとなります。
そして、追及されたら、Ｂの相貌座配は、1279年にはありえず、1280年作製の真筆本尊の模刻と発覚してしまいました。
332 ：名無しさん：2007/09/28(金) 22:08:34 ID:k/WNaKg20: すみません、先の投稿で、相伝の「日にち場所」が明記されている旨を記しましたが、確認したところ年月日の記載はあるものの、場所の記載は日叡師への相伝についてのみ記されていました。
謹んで訂正するとともに、以下に日蓮⇒日目⇒日郷の相伝年月日の記載を転載します。

『日叡類聚記』
「日蓮聖人御出世御本懐御法門を日目上人御相承は弘安五年正月一日なり、日目上人より日郷御相伝は元弘元年十月一日なり」
333 ：風神：2007/09/28(金) 23:32:20 ID:tpEcwfTc0: ＞　『日叡類聚記』
「日蓮聖人御出世御本懐御法門を日目上人御相承は弘安五年正月一日なり、日目上人より日郷御相伝は元弘元年十月一日なり」

御教示ありがとうございます。
郷門外の私としては、やはり「日蓮聖人御出世御本懐御法門」の実体が気になるところです。「御出世御本懐」は、万年救護本尊でしょうか。「御法門」は、相伝書などでしょうか。それとも、やはり郷門でも「秘す可し」でしょうか。これは追及しているのではなく、なんというか、その、素朴な疑問として捉えて頂けたらと思います。
334 ：名無しさん：2007/09/28(金) 23:50:13 ID:k/WNaKg20: 風神さん、
日叡類聚記では、ご法門の内容の全容を知ることは出来ませんが、大まかに次に二点がいえると思います。
①天台六大部の相伝。
②この相伝法門の内容を、最も正則された形で残したのは、民部阿闍梨日向上人で「金鋼集」がそれに当たります。こちらは日蓮宗宗学全書第13巻・第14巻に所収されています。
なお、ご存知の通り、御義口伝は後世に偽作された著作でありますので、御義口伝の正式名称は「就注法華経口伝」（注法華経に就いての口伝）ですが、山中喜八氏がかつて大崎学報で指摘したとおり、御義口伝と注法華経の共通点は極めて少なく、注法華経との共通点が最も多い門下の記録書は「金鋼集」になります。
「金鋼集」と類似、あるいは全同の記述を有する記録としては、日興上人の「安国論問答」や、日昭上人の「我師御法門聞書」、中老で御影像や板曼荼羅彫刻の伝説をもつ日法上人の「聖人之御法門聴聞文集」などがあります。

恐らくは、身延山での直弟子に対して行われた講義の中に、出世本懐の御法門があったのだと考えられます。
335 ：名無しさん：2007/09/28(金) 23:56:12 ID:k/WNaKg20: 万年救護大本尊は、受法の相伝なのだと考えます。
興風談所坂井法曄は、興風13号所収の論文にて、日郷直筆の系譜（大石寺所蔵）を紹介し、学法の相伝は日蓮⇒日目⇒日郷となり、受法の相伝は日蓮⇒日興⇒日目⇒日郷としています。
したがって、ご存知の通り、保田の歴代は受法の相伝をもとに勧請されています。
336 ：名無しさん：2007/09/28(金) 23:58:52 ID:k/WNaKg20: >335　一部訂正します。

誤　興風談所坂井法曄は、
正　興風談所坂井法曄師は、

大変失礼いたしました。
337 ：風神：2007/09/29(土) 02:17:23 ID:KPWeumYU0: 【　金綱集の相伝　】

「金綱集」でしたら、以前、他の反創価の掲示板で、確か富士系の方と宿坊さん、～太郎氏が三つ巴？になって論じあっていたことを記憶しています。

「日興の『宗祖御遷化記録』や、最近では再び日時執筆説が有力となった『三師御伝土代』などには、弘安五年九月期に池上にて『安国論講義』をなされた記述がない。『安国論問答』の記録まで残っていながら、これら上代文献にその記述がみられないことから、『安国論問答』を含め、『聖人之御法門聴聞分集』『金剛集』などが、ともに身延期の宗祖の講義録ではないか」という考察の是非？や、

「日向の金剛集は、日法による記録である「聖人之御法門聴聞分集」（日蓮宗宗学全書第１巻P91～）とも同文個所が多く、大本山光長寺発行「御法門御聞書」（日法聖人御所持本調査委員会編）の「解題」によれば、日昭師の「我師御法門聞書」などとも共通点が多い」などが指摘されていました。

その時に「ああ、そうなのか」と、学会的には知られていない角度でしたので、何か新鮮味を感じ、日蓮宗宗学全書第13巻・第14巻と「日蓮宗上代教学の研究」(中條曉秀著)を、東大赤門近くの山喜房さんで購入しました。

「研究」によると、日向筆のものは現存せず。現存は身延山3世日進、4世日善、日王丸等の書写。中山では3世日祐、その弟子分で武州一之江妙覚寺の祖・少納言律師日全、その他多くの人々の筆写されたものということですね。
時期は嘉暦から建武の頃で、日向入寂の正和三年より十四、五年から二十二、三年の後とされていました。

◆　そうなると、金綱集の捉え方としては
① 金綱集自体は「身延山久遠寺の相伝書？」ということでしょうか。
②　それとも、身延門流以外の中山、岡宮、玉沢など各門流の相伝書なのでしょうか。

◆　また、「研究」P177でも触れられているように、中山・日祐の「問答肝要抄」「宗体決議抄」、日全の「法華問答正義抄」、日法の「聖人御法門聴聞分集」に、金綱集と共通・類似ないしその取意と思われるものが散見される、となっていますが、この認識としては、
①　日蓮の身延山における講義に、日法・日昭・日向等、多数の聴聞者があった故に、それぞれの門流で記録、書写されてきた。
② 身延山久遠寺の3世日進本等が書写を重ね、他門へと伝わっていった。
のどちらと受けとめるべきでしょうか。

◆　あと、金綱集を底本として、日蓮遺文が成立していると考えられているのも、興味深いところではあります。
金綱集　　　　　　　　　　　　　　　　日蓮遺文
第六「真言宗見聞」　　　⇒　　　「法華真言勝劣事」
第六「真言宗見聞」　　　⇒　　　「真言見聞」
第二「小乗三宗見聞」　　⇒　　　「本門戒体抄」

【　保田妙本寺の相伝について　】

◆　「恐らくは、身延山での直弟子に対して行われた講義の中に、出世本懐の御法門があったのだと考えられます。」ということですと、日蓮出世の本懐については、従来、大石寺がアナウンスをしてきた「唯授一人」なる継承ではなく、やはり複数名以上が、時間をかけ日蓮の講義を聴聞し、それらの人達が日蓮出世の本懐法門の継承者である、ということでよろしいでしょうか。

◆　日郷直筆の系譜（大石寺所蔵）を紹介
受法の相伝(万年救護本尊)は日蓮⇒日興⇒日目⇒日郷　　
学法の相伝は日蓮⇒日目⇒日郷

大石寺にこういう文書があるとは驚きでした。このような重要文書が往年の敵側？である大石寺に有るというのも、不思議な気がします。また、大石寺ですから敵対する日郷の直筆の意味合いなどは、一切認め得なかったことと思います。
338 ：名無しさん：2007/09/29(土) 07:28:45 ID:DVgpKYg20: 風神さん、
お早う御座います。
『出世本懐法門』については、唯受一人などではないと思います。
富士門伝来の伝説のある、唯受一人といわれる相伝書類は、全て偽書であって、全くの論外です。
特に本因妙抄や、百六箇抄については、興風談所大黒喜道師が興風１４号以降で論証しています。これらの偽作過程では、慶林坊日隆の思想が大きな影響を与えています。大変参考になりますので、ご一読をお薦めします。
宗祖在世については、後の六老以外の弟子（日法上人や日目上人等）も含め相伝されており、保田に関しては日郷上人のあとを継ぐ日伝上人以外に、類聚記の記録者である日叡師が相伝しているわけです。
学法（出世本懐法門）相伝は、複数の弟子達に行われたものと思います。
現在では、ご存知かもしれませんが、注法華経は玉沢妙法華寺にて伝存しており、弟子達の記録類からその解明にとり組まれている学者もいます。
何れ学問として、宗祖の「出世本懐法門」が明らかにされるかもしれません。
但し、万年救護大本尊は一幅しかありませんので、受法の相伝は唯受一人でしか受けようがないとも考えられます。
残念ながら、こちらの受法相伝に関しては、克明且つ確実な文書が出ておらず、伝来過程については日郷上人の置文以外に史料はなく、蓮⇒興⇒目までの伝来については、明らかになってませんね。
339 ：　沖浦克治：2007/09/29(土) 07:31:08 ID:UoggYpZQ0: 　大石寺の貫首が、遊女に貢いでも貢いでも優しくしてくれない。と、ぼやいた古文書が残っています。

　嫡々一人が聞いてあきれますね。
340 ：富士門：2007/09/29(土) 09:37:25 ID:h7xYFfg.0: 「聞いてあきれますね。」と云えば

法華講の方に「戒壇本尊偽作論等を主張するなら、露志問答は志師の勝ち、小樽問答は
日蓮宗の勝ちになる。戒壇本尊に純真信仰と御供養を指導した戸田先生への裏切り行為だ」と
感情的に云われた事があります。（笑）
341 ：富士門：2007/09/29(土) 09:55:19 ID:h7xYFfg.0: 因みに教育者で現実主義者の戸田先生は、非科学的な御肉牙や後世創作説の強い戒壇本尊を
心底信じていたのでしょうか？疑問に感じます。
342 ：鉄齋：2007/09/29(土) 10:13:04 ID:VjeU0zL2O: >非科学的な御肉牙

私の記憶では狸祭りにあたり大講頭罷免になった際
戸田先生が日昇に出した上申書で学者による、肉牙の科学的な鑑定を求めた記述がありましたね
343 ：鉄齋：2007/09/29(土) 10:36:15 ID:VjeU0zL2O: >霑志問答は志師の勝ち、
小樽問答は身延の勝ち、

身延や北山VS大石寺とだけ考えればたしかにそうですね。
ただし小樽問答は戒壇板本尊の真偽には目をつぶって身延の本尊雑乱や坊主の行態を攻めまくって勝った感はします。
戸田先生は腰が引いた大石寺坊主にかわり学会教学部を登壇させただけ
あくまで日昇さんとの信頼関係の話です。今回の金原本は以前の安弁なんかの板本尊偽作論とは遥かに掘り下げの深さが違います。
戸田先生が生きていたら必ず御嘉賞あるでしょう。
344 ：名無しさん：2007/09/29(土) 10:41:55 ID:8z.vIis.0: 私は昭和30年代に、安永教授があそこまで掘り下げた内容の著作を発表できたことの方が、偉大であったと思います。
パソコンもインターネットも普及していない時代です。
現にその後の細井論文の知悉さからみれば、安永教授の方がはるかに優れ、当時の大石寺教学圏が如何に劣っていたかがわかります。
345 ：鉄齋：2007/09/29(土) 10:54:35 ID:VjeU0zL2O: 名無しさん

それは私も同感です。金原本や犀角獨歩本も過去の研究が背景にあるのは事実ですね。
ただ安弁本は人格攻撃ネタがかえって板本尊の論攻の切れ味を薄めてますかね？
日昇=ペルリみたい（笑)とか内容はまずまず事実なんですがね。。。
細井師の反論は弱いですね、苦しいです
聖人御難事を出世の本懐とする限り、苦しいですね。
後に喧嘩別れした浅井甚兵衛が印刷人になってるのは皮肉な話ですねwww
346 ：富士門：2007/09/29(土) 11:31:59 ID:h7xYFfg.0: 安永師の板本尊妙海寺曼荼羅摸刻論は確かに間違いだったかも知れません。
しかし安永師の著作が有ったからこそ、松本勝弥氏、美濃周夫氏と続き今日の
金原氏の著書に繋がった功績者だと思います。

戸田先生が日昇に出した上申書で学者による、肉牙の科学的な鑑定を求めた記述がありましたね
↑
科学的鑑定を第三者機関で鑑定したらどんな結果出たでしょうね？御肉牙、戒壇本尊等。
何でも鑑定団の中島先生が鑑定しても後が怖い？から番組始まって初めての「ノーコメント」だったりして？（笑）

細井論文の知悉さからみれば
あの日亭師も宗内、宗外と意見を分けていたそうです。それでも著書に「弥四郎国重事依拠を知らず」「板本尊に到っては研究の余地が存ずる」
とボソッと仄めかしたりしてますが。

身延の本尊雑乱や坊主の行態を攻めまくって
↑
身延は学者肌で論客に向かない室住師を出したのは失敗でしたね。長谷川師も身延山にあんな大きな楠が当時有ったかなんて論で無く
事前に興門史を調べて、「余は２７年なり」は大石寺の日亭師が否定している、北山等に開山以来戒壇本尊として
万年救護本尊が存在する等主張すればもっと有意義な議論になったと思います。
347 ：風神：2007/09/29(土) 11:40:58 ID:8sOtL0h6O: 名無しさん
こんにちは

重ねての御教示、ありがとうございます。

「『出世の本懐法門』について唯授一人ではない」ということを伺い、何か「ほっ」とした次第です。ご承知のとおり、大石寺信仰圏にある者にとっての「唯授一人」は、「大石寺貫主のみが知りえる秘法の秘伝」、それが同時に「秘奥の法門を内証に蔵される御法主上人への信伏随従」として、信徒の思考回路に植え付けられ、もたらす弊害は尋常ではありませんでしたので。

日蓮への信仰よりも、現代の日蓮である大石寺貫主への信仰と、変質しているのが現状ですね。

他の興門系ではそんな所は一つもありませんし、貫主も住職も信徒も、普通の人間が普通に信仰している、まあ、当たり前のことでもありますよね。
348 ：風神：2007/09/29(土) 11:43:22 ID:8sOtL0h6O: 「金剛集」を主に、関連する「安国論問答」「聖人之御法門聴聞分集」「我師御法門聞書」などから、「身延の草庵で日蓮が講義を行い、弟子達が真剣に聴聞、筆記をする光景」が、なんといいますか、和合僧のあるべき姿としても浮かびあがってきますね。また、それぞれの弟子がその門流の派祖となり、その講義録が伝承されていくという、「法の系譜」というものが認識できると同時に、「我一人のみ全てを所持し唯一絶対無二」という、大石寺門流のその有様が、こっけいにすら思えてくるものです。
＞　富士門伝来の伝説のある、唯受一人といわれる相伝書類は、全て偽書であって、全くの論外です。

紙切れをもらえば「不可思議なる御境涯」など、何をかいわんや、ですね。

＞ご一読をお薦めします

承知しました。

＞　何れ学問として、宗祖の「出世本懐法門」が明らかにされるかもしれません。

これは、是非ともお願いしたいものです。
349 ：風神：2007/09/29(土) 11:47:41 ID:8sOtL0h6O: 沖浦さん

＞　大石寺の貫首が、遊女に貢いでも貢いでも優しくしてくれない。と、ぼやいた古文書

確かにあきれた話です。滝にでも打たれて、煩悩を断ち切るべし？

富士門さん

＞　戸田先生への裏切り行為だ。

今ごろ、「笑わさないで下さい」ですね。

戸田会長「猊座を云々する者は創価学会を除名」・・・だったら今の学会は会長以下、全員除名ですね。（笑）

日蓮正宗は今でも学会に守ってもらいたいのでしょうか。「そちらとしての破門扱い」をしてくれたのですから、その段階で「全てはチャラ」です。分からないのですかね。自分でやっておいて。「破門するけど、俺を守れよ」なんて、そんな宗教、世界のどこを見てもまずは「ない」でしょうね。

＞　心底信じていたのでしょうか？疑問に感じます。
その時代の民衆の機根というもが、「幸福製造機」を求めていたのだと思います。そこにあるのは「信仰」であって、「文献学、歴史の真実」などは「次の時代の方にお任せ」です。今はその時代になり、「宗派教学の弊害を掃除して、全てが明らかにされる時」に至っている、また、水面下の機根は熟しきっていると認識します。
350 ：風神：2007/09/29(土) 11:52:23 ID:8sOtL0h6O: 鉄斎さん

＞　肉牙の科学的な鑑定を求めた記述

これからは現実にこういったことを実行していかないと、立ち行かなくなるでしょうね。「神話と伝説」だけではねー。

それこそ「このお寺にはねー、現代の日蓮が生きているんですよ。あとね、700年前の歯肉が生き続けているんです。えっ、ありえない、いやっ、ここだけはありえるんです。いいですか、否定したら堕地獄になるのですよ」とかいう、ミステリーワールドでしょうね。
351 ：富士門：2007/09/29(土) 12:01:57 ID:h7xYFfg.0: 戸田会長「猊座を云々する者は創価学会を除名」・・・だったら今の学会は会長以下、全員除名ですね。（笑）
↑
今度は此の戸田先生の発言を使って「今の学会員は会長以下学会までも除名された信仰集団に過ぎない」と揶揄しますね？（笑）
352 ：風神：2007/09/29(土) 12:15:10 ID:8sOtL0h6O: >今度は此の戸田先生の発言を使って「今の学会員は会長以下学会までも除名された信仰集団に過ぎない」と揶揄しますね？（笑）

そのとおりでしょうね。「霊鷲の戸田会長が怒っているぞ」とかですね。でも、これは頭の中の時計の針が止っている証拠です。
好きにいえばいいのですよ、お寺の中だけで。
「日蓮信仰への回帰」こそ、私達に「日蓮」を教えてくださった、戸田会長への報恩そのものですから。
353 ：　沖浦克治：2007/09/29(土) 12:29:48 ID:UoggYpZQ0: 　坊主どもの出世欲は凄まじいのです。
　最もよだれの出る座が猊下です。

　そんなものに利用されてたまるか！！

　戸田先生のお心です。

　戒壇様本懐？？

　信じるわけないでしょう。
　大聖人様の教主釈尊と同じです。

　戸田先生がその点で大嘘吐きと難じるなら、大聖人様はもっと嘘吐きです。

　大聖人様と戸田先生は同じ御境涯のお方です。
354 ：鉄齋：2007/09/29(土) 12:45:01 ID:VjeU0zL2O: 「一切の事は国により時によるべし」ですから。
たとえば大聖人だって像法残機の弟子には釈迦像造立を許し、賞嘉した
ただし、必ず「法華経の題目で開眼せよ」と釘をさした。
けれども大聖人の正意は数百体の大曼陀羅にあったことは明快です。
仏滅後二千二百二十余年の間一閻浮提の内未曾有の………の各幅の脇文に明快です
大聖人在世と同じく機根の問題なんですよ。
当時はついこないだまで一国が神道一色
題目の宗教と言えば稲荷や鬼子母神に唱えてるみたいな、
そんな混乱した時代に曼陀羅正意を教えるだけでも大変です。
>猊座は云々しない

それも相手によりけりですね。
復刊第一号の「価値創造」では
先生を裏切り見捨てた坊主共！とハゲシク厳しく弾劾してますよ。
日昇さんは戸田会長を折伏の棟梁。大功労者と賛嘆しまくってます。
それに対して「ありがとうございます」の意味で言ったのだと思いますよ
今の日顕の事なんか「阿部の野郎は信用するな！」ですから。戸田先生は。
355 ：鉄齋：2007/09/29(土) 16:30:01 ID:VjeU0zL2O: ちなみにうちは、親始め一家揃って昭和26年入信の戸田門下。
うちを折伏してくれたNさんは旧信徒から戦前に創価教育学会に入信された方で草々期の中野支部地区部長。仏乗寺、歓喜寮の総代でしたから。
申し訳ないんですが紙の上だけで「戸田会長がこういった、云々」言われても私には通じませんから。
全部証言を聞いてますので
356 ：風神：2007/09/29(土) 17:30:54 ID:8sOtL0h6O: 皆さんの書き込みを見ていて感じましたが、戸田会長が今、ここにいたら、先頭切って日蓮正宗寺院に乗り込んでいるぞ、というものを感じます。
そして、「この板本尊の使命は終わった」と、板本尊を譲り渡させて、学会の重宝にされたかもしれませんね。なんか、そんな光景が浮かんできました、ふと。
357 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/09/29(土) 19:38:19 ID:829kX.yc0: 風神さん・・・・。

いつも学ばせて頂いております。。。これでもオレ。。
ネットでも・・・マジモードです（あはは！説得力なし！笑・・汗）！。

『戸田会長が今、ここにいたら、』この言葉・・・ズキンときました。

自分のばっちゃん（祖母）は、戸田先生にお会いして、肩を抱かれたそうです。

ばっちゃん曰わく『ホワ～ンとして、あとは覚えていない』的な事を
よく語っていました・・・（笑）。

オレのじっちゃんは、組織に、、、つうかその当時の幹部に不信を抱き
活動を躊躇した時期もあったようです・・・しかし、それを支えたのは
『ばっちゃん』でした。。。つうか、そう聞かされています。
オレの母親に。。。

じつちゃんは、オレが高卒で就職（東京・町田）して次の年の一月の17日に
霊山へと旅立ちました・・・。
ばっちゃんは。。。亡くなって、今年の６月が三回忌でした・・・。

スレタイトルには関係ないですが・・・、
戸田先生のお話が出ていたもので。。ついついレスしてしまいました。

オレは三代目！じっちゃん・ばっちゃんが初代！
・・・そして、セガレ・ムスメが四代目！！。

ガンバリますよ！・・・

・・・あははは、今日は・・・飲んでんの（チョビヒゲくらいに笑）。
358 ：風神：2007/09/29(土) 20:35:49 ID:e31JJUZ.0: 日々さんはあっちこっで活躍されていますねー。
裾野がひろーいですね。
「それ行け行け」の度胸・勢いに学ぶこと多々ですよ。
活躍をしっかり網膜に焼き付けておくからね。
私は今は、ここで一点集中ですけど、なんでも気軽に、「イケイケ」でアドバイス
ください。
ヨロシクー♪
359 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/09/29(土) 20:51:31 ID:829kX.yc0: 風神さん・・・過分な御評価（笑）、ありがとうございますm(__)m...。

オレの場合・・・『イケイケ！』しかないのです（あはっ！）。

オレは今・・・目標にしている人が『ふたり』います・・。
簡単じゃないんです・・・その人から認めてもらえるのは・・・。

あははは！！・・・。アツク語っちゃった・・・かな？（笑）。

オレが今一番、気にしている事・・・・それは・・
『＞あっちこっで活躍されていますねー。』です。。

過分な評価です・・『あっちこっちで・・・』。

オレは適いません！・・・・ネットで活躍している御方・・・。

オレはその人たちの組織での評価は、ゼンゼン！気にしていません（笑）！。

あははは！風神さん・・・酔った勢いで、失礼いたしました。。。

オレ・・でも俺の性格上・・・
『行け！行け！ドンドン！』で・・・なんとか・・・あははは！

ガンバリ・・・・マンモス！！！！！
360 ：鉄齋：2007/09/30(日) 02:25:47 ID:K1E68iUsO: 風神さん

日々更に決意さん

ありがとうございます！
頑張ります＾＾
361 ：木炭：2007/09/30(日) 09:50:56 ID:quxQlyoc0: 木炭です
ご先輩方
またひとつ勉強させてもらってもよろしいでしょうか
本門の本尊と言う事では長年引っかかっていることがあります
報恩抄にて
大聖人は明確に「日本・乃至一閻浮提・一同に本門の教主釈尊を本尊とすべし」
と認められております。とは言え、この御書は建治二年身延において書かれている事を考えればすでに紙幅曼荼羅をおしたためされ下付されていらした頃かと思います。
身延派の方々はおよそこの御文を拠所に一尊四士の本尊を造立されているのかと思われます。
詳しくは存じませんが興門流においては日興師自身が波木井氏の三箇の法謗にあげるほどに釈迦像の建立を責めているほどですからおよそどこの派も釈迦像を本尊とはされていらっしゃらないかと存じます。
そこで教えていただきたいのは、報恩抄における大聖人の本尊に関するお言葉の真意（そのままのとおりであるならそのとおり、別の読み下し方があるのであればそれ）を教えていただきたいのです
それと、法謗厳格なる日興師が紙幅曼荼羅を本尊とするにはやはりしっかりとした裏づけと理論体系があったことと思われます。その件に関してもご教示賜れましたら幸いです
常識の範疇のような説や御文も知らない浅学非才の若輩でございます。みなさまにおかれましては噴飯の質問かもわかりませんがひとつ教えていただきたく存じます。
362 ：　沖浦克治：2007/09/30(日) 10:17:30 ID:2zry/Ss20: 　当時仏教と言えば釈迦、釈迦と言えば仏教と言う世間の常識がありました。

　釈迦でなく御図顕の御本尊様を本尊と宣言すれば退転する人がおおくだたでしょう。
　後世に仏法が伝わりません。
　それでぼかしておられます。
　然しながら、文意を深く拝読すれば本当の意味が理解できます。
　すぐこの後に、

　『所謂宝塔の内の釈迦多宝外の諸仏並に上行等の四菩薩脇士となるべし、』
　　と、書かれてあります。
　　この中に釈迦が多宝と並んで出てくるでしょう。
　そうすると、この文中の釈迦と、本門の教主釈尊、とは別の存在です。
　そこで、本門の教主釈尊。とは、大聖人様の事だ。と、解釈が出来ます。

　同様の御表現は随所にあります。

　『日蓮は此の上行菩薩の御使として日本国の一切衆生に法華経をうけたもてと勧めしは是なり、』
　(別当御房御返事)

　大聖人様は上行菩薩ですらない。と。仰せですよ。
　では、御本仏ではありえません。

　依義判文して読まねば読めませんね。
　
　無論、この、本門の教主釈尊。を、戒壇様。と思うも自由。
　自行化他のお題目と思うのも自由です。

　今後の論議が楽しみですね。
363 ：名無しさん：2007/09/30(日) 11:12:12 ID:qn0pyGAM0: 日興上人は、釈迦像造立を責めたのではなく、四菩薩を造りそえることをご教示されていますね。
五人所破抄では、一尊四士を「日興が義」ともいわれています。
恐らく日興上人も、一尊四士造立をもって、「本門本尊」の成就と考えていたのではないでしょうか。
それがいつの間にか、「板曼荼羅」造立が本門本尊成就の形と勘違いされたとも考えられます。
日興上人の高弟である、日代、日順、日尊の各師の著述・教示にも、本尊図（曼荼羅？）のごとく仏像を造立すべきことが伝わっていますので、本来は国主帰依・国主立の仏像（一尊四士）をもって、本門本尊の成就と考えていた可能性はあると思います。
364 ：風神：2007/09/30(日) 18:53:12 ID:6KmDdtWUO: 木炭さん

これは大変、いい問いかけですね。この本尊問題こそ、日蓮滅後の弟子壇那の分派分裂の要因ですもんね。今日はPCが使えないため、後日書きたいと思いますが、とりあえず、簡単に。ケータイはいっぺんに書き込みできないようなので、細切れになるのをご了承ください。

◆日蓮は文永八年以降、曼荼羅本尊を図顕し、数多の弟子檀越に授与。
◆身延では曼荼羅本尊奉安、さらに釈尊像の奉安の記述がある。
◆御書中では、曼荼羅図顕以前は「釈尊を本尊」とせよと教示。
◆漫荼羅図顕以降、御書には「本門の教主釈尊」との教示。
◆門下の釈尊像造立を認められている。
◆日蓮自身は伊豆以降、終生、一体仏を所持。
◆ただ、日蓮自身として釈尊像の造立は行っていない。
◆また、門下に造立を勧めた文証もない。

と、事実を列挙しただけでは、いったい漫荼羅本尊なの?仏像本尊なの?
と誰しも迷うのではないでしょうか。
365 ：風神：2007/09/30(日) 18:56:24 ID:6KmDdtWUO: そこで御書となります。
文永十年五月十一日の「顕仏未来記」には、「此の人は守護の力を得て本門の本尊妙法蓮華経の五字を以て閻浮堤に広宣流布せしめんか」と、広宣流布する実体は「本門の本尊妙法蓮華経の五字=曼荼羅本尊」と述べられているのですね。

更に、建治二年「報恩抄」の翌年の、建治三年八月の「日女御前御返事」では、「正法像法末法の中には正像二千年にはいまだ本門の本尊と申す名だにもなし、何に況や顕れ給はんをや又顕すべき人なし、～爰に日蓮いかなる不思議にてや候らん竜樹天親等天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり、是全く日蓮が自作にあらず多宝塔中の大牟尼世尊分身の諸仏すりかたぎ（摺形木）たる本尊なり、されば首題の五字は中央にかかり四大天王は宝塔の四方に坐し釈迦多宝本化の四菩薩肩を並べ」と、本門の本尊＝大漫荼羅とされ、その相貌を具体的に述べられています。
366 ：風神：2007/09/30(日) 19:00:23 ID:6KmDdtWUO: 続いて弘安元年九月の「本尊問答抄」では、「問うて云く末代悪世の凡夫は何物を以て本尊と定むべきや、答えて云く法華経の題目を以て本尊とすべし、問うて云く何れの経文何れの人師の釈にか出でたるや、答う法華経の第四法師品に云く『薬王在在処処に若しは説き若しは読み若しは誦し若しは書き若しは経巻所住の処には皆応に七宝の塔を起てて極めて高広厳飾なら令むべし復舎利を安んずることを須いじ所以は何ん此の中には已に如来の全身有す』等云云」と、文中で「法華経の題目を以て本尊」と言われています。

釈尊像については、弥陀・大日・薬師等の他神他仏をすて、本師・釈尊、出世の本懐・法華経へ還ったその信仰を、愛でられて讃嘆されています。
367 ：風神：2007/09/30(日) 19:03:50 ID:6KmDdtWUO: そうすると、文永十年五月十一日の「顕仏未来記」、弘安元年九月の「本尊問答抄」にサンドイッチされた建治二年の「報恩抄」の三大秘法の文
「問うて云く天台伝教の弘通し給わざる正法ありや、答えて云く有り求めて云く何物ぞや、答えて云く三あり、末法のために仏留め置き給う迦葉阿難等馬鳴竜樹等天台伝教等の弘通せさせ給はざる正法なり、求めて云く其の形貌如何、答えて云く一には日本乃至一閻浮提一同に本門の教主釈尊を本尊とすべし、所謂宝塔の内の釈迦多宝外の諸仏並に上行等の四菩薩脇士となるべし、二には本門の戒壇、三には日本乃至漢土月氏一閻浮提に人ごとに有智無智をきらはず一同に他事をすてて南無妙法蓮華経と唱うべし、此の事いまだひろまらず一閻浮提の内に仏滅後二千二百二十五年が間一人も唱えず日蓮一人南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経等と声もをしまず唱うるなり」の「本門の教主釈尊」は漫荼羅本尊ではないかと拝察する次第です。

「宝塔の内の釈迦多宝外の諸仏並に上行等の四菩薩脇士となるべし」とあるように、お釈迦さんは首題・妙法蓮華経の脇士です。
368 ：風神：2007/09/30(日) 19:07:39 ID:6KmDdtWUO: ただ、観心本尊抄に「仏像」ともありますし、解釈論はいかようにも成り立つ文が多く、古い弟子「五老僧」ほど、日蓮と共に過ごした時間がそれなりに有ったでしょうし、その時に見た一体仏・釈尊像の所持・奉安の様から、教義的なものではなく、体感的なものを基軸にそれぞれの本尊観が成立していったのではと思います。
故に、日蓮滅後の教団分裂の主要な要因として「本尊問題」が起こったのではないかなと思います。

日興の身延離山前後は、名無しさんの言われるとおり、一尊四士が「日興が義」でありました。
曼荼羅本尊を主とするあり方は、日興の重須移住以降で、日興の300体にわたる本尊書写、日興自身も釈尊像は造立しない、門下にも勧めないところから、「漫荼羅本尊正意」が「富士の立義」として成り立ってきたのではと思います。
369 ：風神：2007/09/30(日) 19:12:08 ID:6KmDdtWUO: しかし、少し前にもかきましたし、名無しさんも指摘されているように、漫荼羅本尊が主の日興門下にあって「日尊・日代・日順」が「広宣流布の時の仏像本尊」を説示していることは、推測ですが、やはり、日興晩年に到っても「観心本尊抄」「報恩抄」その他御書の解釈論から来ているのか、それとも日興自身が「かくなる教示」をしたのか、更なる考察が必要と思います。

別角度ですが、「甲州波木井郷身延山より安房の国東条の郡清澄山浄顕房義成房の許に奉送す」とした「報恩抄」では、「本門の教主釈尊を本尊とすべし」と記され、その「報恩抄送文」では「御本尊図して進候」と、御本尊を授与されたことが伺われます。
御本尊は当然、奉安されたことでしょうから、「本門の教主釈尊を本尊としなさい」と言って「漫荼羅本尊」を授与されたということは、「本門の教主釈尊＝漫荼羅本尊」という解釈をする見方もあるのかな？とも考えたりしました。
370 ：名無しさん：2007/09/30(日) 19:50:46 ID:qn0pyGAM0: もともとの日興門流の本尊義は、国主帰依までは曼荼羅本尊、国主帰依後は国主立の仏像（一尊四士）を本門戒壇に安置するというように思います。
もちろん国主帰依の後も、信徒宅や小規模寺院などでは曼荼羅奉安でしょう。
お金があれば、仏像造立してよいのが、国主帰依の後の本尊のあり方だと思います。
しかし皮肉なもので、年月が経てば経つほど、仏師という技術屋が作る仏像よりも、宗祖・門祖及び歴代の直筆である曼荼羅の方が、はるかに価値的になってしまう。
やはりどんな立派な仏像よりも、宗祖真筆の曼荼羅の方が価値があります。
そんなことから、曼荼羅本尊主流は必然だったんでしょう。
371 ：風神：2007/09/30(日) 20:49:18 ID:6KmDdtWUO: あと、受け入れる側の機根もあるでしょうね。
日蓮滅後700年、創価学会の未曾有の妙法曼荼羅本尊流布により、全国津々浦々、妙曼の機根です。
これで、広宣流布して、でっかいお釈迦さまが中央に鎮座ましまして、後方首題、諸神諸菩薩がたくさん、四天王が睨みをきかせ、となると、うーん。突然、そういう世界に切り替わっちゃったら、相当数が退転して、広宣流布のやり直し？
372 ：木炭：2007/09/30(日) 23:20:14 ID:vdhqciyw0: 風神さま、沖浦さま、名無しさま
お答えいただきありがとうございます。本当に勉強になります。こんな御書学があったら毎日でも通いたいくらいですね（笑）
私も、毎度この御書を読むたび「本門の『教主釈尊を本尊』とすべし、所謂宝塔の内の『釈迦』多宝外の諸仏・・・
と文中内齟齬に？？？でございました。
>文永十年五月十一日の「顕仏未来記」、弘安元年九月の「本尊問答抄」にサンドイッチされた建治二年の「報恩抄」の三大秘法の文
そうなんですよね
大聖人様の中ですでに明確に紙幅曼荼羅が完成形を見せている時期なので、本尊＝曼荼羅としての解釈は納得できるかな
ちょっとまだ自分の中で咀嚼できていないのでつっかえるものがありますが、風神さまならびにみなさまのご解釈を今一度読み返して考えてみたいと存じます
また風神さまのお答えにもあるとおり、長年お給仕されていた五老僧の体感による本尊の制定についても一の理はあるのかな？とも思います
日興師と違えども大聖人のお弟子様には変わりがないのですし、大聖人の教えを蔑ろにするほどの己義をかまえるとは思われにくいです
層考えると文字曼荼羅である事の「必然性」には議論の余地がありそうにも思います
もう少し研鑽してみます
373 ：光線：2007/09/30(日) 23:28:13 ID:HrcpxhsE0: 木炭さん
場違いなんですけどf^_^;

頑張ってください☆
374 ：　沖浦克治：2007/09/30(日) 23:30:52 ID:2zry/Ss20: 　私は五老僧は大聖人様が御本仏だと知らなかったと思います。

　偉いお坊さんだ。

　程度でしょう。

　戸田先生に仕えた側近が、戸田先生の御境涯をわからなかったことと同じです。
375 ：鉄齋：2007/10/01(月) 00:09:01 ID:/hzSx7CYO: すでに風神さんなどの論客のみなさんにより言い尽くされてますが蛇足ながら。。。

報恩抄はすでに黄泉下の道善坊に対する呼び掛けです。
ですからあくまで権実相対、阿弥陀仏を捨て、法華経本門の教主釈尊を崇めよ。だと思います。
あと在世の門下に釈迦仏像を容認したのはあくまで像法残機のためであり、
日興師が一尊四士（上行等の)を「我が義」と言ったのも宗祖の曼陀羅の相貌、また神力品での結要付属が念頭にあったのだと思います。
376 ：鉄齋：2007/10/01(月) 00:12:02 ID:/hzSx7CYO: それらの報恩抄の内容を念記しての浄顕坊等への曼陀羅本尊授与だと思います。
377 ：名無しさん：2007/10/01(月) 07:39:29 ID:iNwjg.w.0: 種脱相対は、実は日蓮・日興の義には無いと思う。
種脱相対は、慶林坊日隆以降の教学で盛んに言われるようになり、日隆教学をもとに偽作されたのが、本因・百六箇・御義口伝等の相伝書。
もともとの富士門流における、第五番目の相対は教観相対（教相と観心の相対）であった。
これは尊師実録や日叡類聚記に明らかである。
したがって、今の学会教学から報恩抄の記述を見るのではなく、日興とその弟子達の教学（真筆現存の確実な文書）から、宗祖遺文の記述を拝するべきだと思う。
378 ：　沖浦克治：2007/10/01(月) 07:42:30 ID:gUyrpLtc0: 　種脱相対は、後世のものですね。

　大聖人様ご在世で発表できる道理がありません。
　大聖人様が釈迦をこえる。
　これは言えませんね～～。

　三宝と同じです。
379 ：名無しさん：2007/10/01(月) 21:48:58 ID:X/MZ2kLo0: 具騰本種の思想は妙楽大師まで遡れますが、明確な種脱相対は慶林坊日隆が初祖でしょう。
具騰本種本迹勝劣から種脱相対までを、日隆出世の本懐ともいえる『本門弘教抄』で明らかにしているそうです。
380 ：鉄齋：2007/10/02(火) 13:38:33 ID:n/1.PhcoO: ランチ後のアゲですww
381 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/02(火) 13:47:00 ID:bh39W.mk0: 鉄齋さん、すいません。
アチラのスレを上げてしまいましたもので、
こちらアゲときます。
382 ：鉄齋：2007/10/02(火) 13:54:42 ID:n/1.PhcoO: 日々更に決意さ～んども～＾＾
今日は天丼でしたが海老天三本はキツカッた、笑
三宝一体ならぬ三本一体ですww
ナンテネ
383 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/02(火) 15:47:09 ID:9gLAgRto0: 鉄齋さん、、俺、、、いかの刺身でした（笑）。

まっ、いイカ。。。ww

ナンテネ返し・・・（＾＾）。
最近・・・揚げ物、、あんまり食べれなくなりました（汗・・・）。
歳・・・・喰っちゃいました。。。ランチネタなだけに（あはは笑）。
384 ：鉄齋：2007/10/02(火) 17:35:47 ID:n/1.PhcoO: なんか……… 毎日、青の背広の坊やたちとガンガンやってたせいか、
体がステーキとかギトギトのコッテリラーメンとか欲しがりますね´△｀
困ったもんですww
385 ：風神：2007/10/02(火) 18:05:08 ID:aCmQey5Y0: では、鉄齋さん、ステーキとラーメン前に、これを読んでください。
いい味に成るかも。（笑）

戒壇板本尊日蓮直造説の日蓮正宗では、「悪書板本尊偽作論を粉砕す」(日蓮正宗布教会編P49)で、以下のように主張しています。

～然らば身延山の本尊は大曼荼羅であらせられた事がわかろう、そしてその大曼荼羅はどういう御本尊であらせられたか、それが御板御本尊(　筆者注・戒壇板本尊のこと　)であらせられたことを文献によって拝することが出来よう～

そこで、日蓮が実際に拝した本尊、また本尊に関する教示を確認し、戒壇板本尊の有無を見ていきたく思います。

①　鎌倉期　

◆　文応元年5月　　法華経・題目を本尊とし釈迦如来・多宝仏を左右に　
唱法華題目抄　　　　
問うて云く法華経を信ぜん人は本尊並に行儀並に常の所行は何にてか候べき、答えて云く第一に本尊は法華経八巻一巻一品或は題目を書いて本尊と定む可しと法師品並に神力品に見えたり、又たへたらん人は釈迦如来・多宝仏を書いても造つても法華経の左右に之を立て奉るべし、又たへたらんは十方の諸仏普賢菩薩等をもつくりかきたてまつるべし、

◆　文永7年　本尊の教示・釈尊を本尊にせよと　
善無畏三蔵抄　　文永七年　与義浄房浄顕房　
此の釈迦如来は三の故ましまして他仏にかはらせ給ひて娑婆世界の一切衆生の有縁の仏となり給ふ、一には此の娑婆世界の一切衆生の世尊にておはします、阿弥陀仏は此の国の大王にはあらず～大覚世尊は我等が尊主なり先づ御本尊と定むべし、(中略)而れば此の土の一切衆生生死を厭ひ御本尊を崇めんとおぼしめさば必ず先ず釈尊を木画の像に顕わして御本尊と定めさせ給いて其の後力おはしまさば弥陀等の他仏にも及ぶべし。

◆　文永7年10月　法華経の御宝前　　この頃はまだ曼荼羅図顕開始前～文永8年10月からです。
大豆御書　　
大豆一石かしこまつて拝領し畢んぬ法華経の御宝前に申し上候、

◆　文永8年5月　　文中の御本尊は法華経と推察、同じく曼荼羅以前です。
月満御前御書　
さこそ父母も悦び給うらん、殊に御祝として餅酒鳥目一貫文送り給び候い畢んぬ是また御本尊十羅刹に申し上げて候、

⇒　このように、鎌倉期にあっては「法華経」「釈尊像」を本尊とされていたことが分かります。

②　佐渡期

◆　文永9年3月　ここでの「御本尊」は次の御書の、随身仏の関係からして「随身仏・釈尊」とも解釈できますし、曼荼羅本尊図顕開始後ですから「曼荼羅」とも読めますので、一概にこれと言い切るのは難しいと思います。
阿仏房御書　文永九年三月十三日　　与阿仏坊　　佐渡・塚原期
御文委く披見いたし候い了んぬ、抑宝塔の御供養の物銭一貫文白米しなじなをくり物たしかにうけとり候い了んぬ、此の趣御本尊法華経にもねんごろに申し上げ候御心やすくおぼしめし候へ。

◆　文永8年10月28日～文永9年4月3日　　　　　　　佐渡・塚原期
「我が根本より持ちまいらせて候教主釈尊を立てまいらせ」=随身仏を拝する
妙法比丘尼御返事　　弘安元年九月六日　妙法尼御前　　
佐渡の国にありし時は里より遥にへだたれる野と山との中間につかはらと申す御三昧所あり、彼処に一間四面の堂あり、そらはいたまあわず四壁はやぶれたり雨はそとの如し雪は内に積もる、仏はおはせず筵畳は一枚もなし、然れども我が根本より持ちまいらせて候教主釈尊を立てまいらせ法華経を手ににぎり蓑をき笠をさして居たりしかども、人もみへず食もあたへずして四箇年なり、彼の蘇武が胡国にとめられて十九年が間蓑をき雪を食としてありしが如し。

◆　文永10年5月11日　広宣流布する実体は「本門の本尊妙法蓮華経の五字」と教示
顕仏未来記　　桑門日蓮之を記す　　
此の人は守護の力を得て本門の本尊妙法蓮華経の五字を以て閻浮堤に広宣流布せしめんか

◆　文永10年5月　　一閻浮提第一の御本尊を信じさせ給へと教示　
諸法実相抄　　　与最蓮房日浄　
此文には日蓮が大事の法門どもかきて候ぞ、よくよく見ほどかせ給へ意得させ給うべし、一閻浮提第一の御本尊を信じさせ給へ、あひかまへてあひかまへて信心つよく候て三仏の守護をかうむらせ給うべし、

⇒　佐渡期にあっては「随身仏・釈尊」「法華経」が本尊であり、顕仏未来記で曼荼羅本尊を教示されていることから、門下に下付を行い、おそらく日蓮自身も拝していたことと思われます。
386 ：風神：2007/10/02(火) 18:08:47 ID:aCmQey5Y0: ③　身延期　(文永～建治)

◆　文永12年1月　釈尊を拝し・法華経を安置　　　
四条金吾殿女房御返事　
今三十三の御やくとて御布施送りたびて候へば、釈迦仏・法華経・日天の御まへに申し上て候

◆　文永12年・建治元年3月　　曼荼羅本尊に関する教示　
教行証御書　文永十二年三月(二十一日)　与三位房日進
但此の本門の戒を弘まらせ給はんには必ず前代未聞の大瑞あるべし、所謂正嘉の地動文永の長星是なるべし、抑当世の人人何の宗宗にか本門の本尊戒壇等を弘通せる、仏滅後二千二百二十余年に一人も候はず、

◆　建治2年　　釈尊を本尊　身延
忘持経事　　建治二年　与富木常忍　　
然る後深洞に尋ね入りて一菴室を見る法華読誦の音青天に響き一乗談義の言山中に聞ゆ、案内を触れて室に入り教主釈尊の御宝前に母の骨を安置し五躰を地に投げ合掌して両眼を開き尊容を拝し歓喜身に余り心の苦み忽ち息む、

◆　建治2年7月　　釈迦仏像の開眼につき法華経と教示　
四条金吾釈迦仏供養事　　
御日記の中に釈迦仏の木像一体等云云、開眼の事普賢経に云く「此の大乗経典は諸仏の宝蔵なり

◆　建治2年8月　仏前=?　
道妙禅門御書　　建治二年八月　　
御親父祈祷の事承り候間仏前にて祈念申すべく候、祈祷に於ては顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の祈祷有りと雖も只肝要は此の経の信心を致し給い候はば現当の所願満足有る可く候

◆　建治2年9月　釈尊・法華経(この頃の法華経は曼荼羅本尊と推察します)を本尊　身延
九郎太郎殿御返事　建治二年九月　P1535
然れどもするがのいものやうに候石は一も候はず、いものめづらしき事くらき夜のともしびにもすぎかはける時の水にもすぎて候ひき、いかにめづらしからずとはあそばされて候ぞ、されば其には多く候かあらこひしあらこひし、法華経釈迦仏にゆづりまいらせ候いぬ、定めて仏は御志をおさめ給うなれば御悦び候らん

◆　建治3年11月　釈尊を本尊　
兵衛志殿女房御返事建治三年丁丑十一月七日　
銅の御器二給び畢んぬ、～今御器二を千里にをくり釈迦仏にまいらせ給へば、かの福のごとくなるべし、委しくは申さず候。

⇒　身延期の文永年間から建治年間については、明らかに「釈尊」を意味するものがあり、曼荼羅本尊、釈尊像を本尊とし、法華経を安置していたことが伺われます。
387 ：風神：2007/10/02(火) 18:11:28 ID:aCmQey5Y0: ④　身延期　(弘安年間)

◆　弘安元年7月7日　　法華経=曼荼羅本尊　　
種種物御消息　　　　　　与南条平七郎
しなしなのものをくり給びて法華経にまいらせて候。

◆　弘安元年9月19日　　法華経=曼荼羅本尊　　
ここでの「釈迦仏」とは、信仰上の尊信の対照の意味合いで、本尊そのものではないと思います。
上野殿御返事　　　　　与南条時光
かかるところにこのしほを一駄給びて候御志大地よりもあつく虚空よりもひろし、予が言は力及ぶべからずただ法華経と釈迦仏とにゆづりまいらせ候、事多しと申せども紙上にはつくしがたし

◆　弘安元年9月　　法華経=曼荼羅本尊
四条金吾殿御返事　
銭一貫文給いて頼基がまいらせ候とて法華経の御宝前に申し上げて候、定めて遠くは教主釈尊並に多宝十方の諸仏近くは日月の宮殿にわたらせ給うも御照覧候ぬらん

◆　弘安元年9月　　法華経の題目=曼荼羅本尊に関する教示　
本尊問答抄　　　　与浄顕房日仲
問うて云く末代悪世の凡夫は何物を以て本尊と定むべきや、答えて云く法華経の題目を以て本尊とすべし

◆　弘安二年2月　　釈尊像造立を賛嘆
日眼女造立釈迦仏供養事　　　
御守書てまいらせ候三界の主教主釈尊一体三寸の木像造立の檀那日眼女御供養の御布施前に二貫今一貫云云。

◆　弘安2年5月　　妙法蓮華経=曼荼羅本尊　　
新池殿御消息　　
八木三石(こめさんごく)送り給い候、今一乗妙法蓮華経の御宝前に備へ奉りて南無妙法蓮華経と只一遍唱えまいらせ候い畢んぬ

◆　弘安2年5月17日　一尊四士造立について富木常忍へ教示
四菩薩造立抄
一御状に云く本門久成の教主釈尊を造り奉り脇士には久成地涌の四菩薩を造立し奉るべしと兼て聴聞仕り候いき、然れば聴聞の如くんば何の時かと云云、

◆　弘安2年11月30日　　妙法蓮華経=曼荼羅本尊
中興入道消息　　　　　与中興入道女房
鵞目一貫文送り給い候い了んぬ妙法蓮華経の御宝前に申し上げ候い了んぬ、

◆　弘安3年1月　　法華経=曼荼羅本尊
上野殿御返事　　　
十字六十枚清酒一筒薯蕷五十本柑子二十串柿一連送り給び候い畢んぬ、法華経の御宝前にかざり進らせ候、春の始め三日種種の物法華経の御宝前に捧げ候い畢んぬ。

◆　弘安2年12月27日　　　釈迦仏・法華経定めて御計らい給はん
上野殿御返事
白米一だをくり給び了んぬ。～
衣もうすくてかんふせぎがたし食たへて命すでにをはりなんとす、かかるきざみにいのちさまたげの御とぶらひかつはよろこびかつはなけかし、一度にをもひ切つてうへしなんとあんじ切つて候いつるにわづかのともしびにあぶらを入そへられたるがごとし、あわれあわれたうとくめでたき御心かな、釈迦仏・法華経定めて御計らい給はんか

◆　弘安3年3月8日　　　御仏に供しまいらせて=釈尊像?　　
上野殿御返事
故上野殿御忌日の僧・料米一たはらたしかに給び候い畢んぬ、御仏に供しまいらせて自我偈一巻よみまいらせ候べし。

◆　弘安3年7月2日　　法華経=曼荼羅本尊
千日尼御返事　　　与阿仏房尼　　
鵞目一貫五百文のりわかめほしいしなじなの物給び候い了んぬ、法華経の御宝前に申し上げて候

◆　弘安3年9月6日　　釈迦仏・法華経に身を入れよと教示　
上野殿御書　
南条七郎五郎殿の御死去の御事～追申、此の六月十五日に見奉り候いしにあはれ肝ある者かな男や男やと見候いしに又見候はざらん事こそかなしくは候へ、さは候へども釈迦仏法華経に身を入れて候いしかば臨終目出たく候いけり、心は父君と一所に霊山浄土に参りて手をとり頭を合せてこそ悦ばれ候らめ、あはれなりあはれなり。

◆　弘安3年11月　　　法華経=曼荼羅本尊
日厳尼御前御返事　　
弘安三年十一月八日、尼日厳の立て申す立願の願書並びに御布施の銭一貫文又たふかたびら一つ法華経の御宝前並びに日月天に申し上げ候い畢んぬ、

◆　弘安3年12月　　法華経=曼荼羅本尊
智妙房御返事　　　
鵞目一貫送り給いて法華経の御宝前に申し上げ了んぬ。

◆　弘安5年1月　法華経と釈迦仏への信仰を賞賛
四条金吾殿御返事　　　
然るに日本国皆釈迦仏を捨てさせ給いて候にいかなる過去の善根にてや法華経と釈迦仏とを御信心ありて各各あつまらせ給いて八日をくやう申させ給うのみならず山中の日蓮に華かうををくらせ候やらん、たうとしたうとし、
388 ：風神：2007/10/02(火) 18:12:55 ID:aCmQey5Y0: ⑤　参考　無記年

◆　法華経=曼荼羅本尊
初穂御書　十月二十一日　
石給いて御はつをたるよし、法華経の御宝前へ申し上げて候かしこまり申すよし、けさんに入らさせ給い候へ、恐恐謹言。

◆　法華経=曼荼羅の御宝前
兵衛志殿女房御返事　(無記年)十一月廿五日　　
兵衛志殿女房絹片裏給い候、此の御心は法華経の御宝前に申し上げて候、

◆　無記年　仏前=釈尊?
盂蘭盆御書　　(七月十三日)　　
こめ一俵やいごめうりなすび等仏前にささげ申し上候畢んぬ

◆　無記年　法華経=曼荼羅本尊
芋一駄御書　(八月十四日)　　
いも一駄はじかみ五十ぱをくりたびて候。法華経に申しあげ候いぬれば御心ざしはさだめて釈迦仏しろしめしぬらん、

◆　無記年　法華経=曼荼羅本尊
初穂御書　(十月二十一日)　　
石給いて御はつをたるよし、法華経の御宝前へ申し上げて候かしこまり申すよし、けさんに入らさせ給い候へ

◆　無記年　法華経=曼荼羅本尊　
兵衛志殿女房御返事　
兵衛志殿女房絹片裏給い候、此の御心は法華経の御宝前に申し上げて候、

【　ここで分かる事　】
◆　このように日蓮の立教から初期は「法華経」そして「釈尊像」、これが文永8年の本尊図顕開始以降も続き、身延入山をへて弘安年間に至り「法華経=曼荼羅本尊の御宝前」が多くなってきます。

◆　日蓮滅後に五老僧や富木常忍の系統が「一体仏」「一尊四士」等の造立を行い、日興門下でも日尊、日代、日順が「広宣流布の時は仏像本尊」と言っている状況から推測すれば、日蓮は「本尊問答抄」などで「曼荼羅を本尊」と述べながらも、弟子門下は違う認識を抱いていた、ということがいえます。
それは、大聖人自身が随身仏を絶えず横に置かれ、参詣の門下もそれを目にし、本尊も曼荼羅のみならず、釈尊像や法華経とあれば、門下が仏像造立を行なったのも体感的なものからだったのではないかと思います。

◆　ここまで見たところでは、「悪書板本尊偽作論を粉砕す・日蓮正宗布教会編」が主張するような「それが御板御本尊(戒壇板本尊)であらせられたことを文献によって拝することが出来よう」というのは、随分とむなしく響いてきます。
大石寺のいうような「大聖人出世の本懐・本門戒壇堂の大御本尊」はいったいどこにあるのでしょうか。伺わせるようなもの、それらしく感じさせるようなものなど、どこにもありません。一連の、日蓮自身の本尊の変遷を辿れば、「戒壇堂に安置する御本尊を準備しないわけがない」というのも空しい響きではないでしょうか。
「密付して、秘密にしておいた」ともいいますが、ならばどうやって隠したのでしょうね。
389 ：鉄齋：2007/10/03(水) 08:10:29 ID:g.ZOiLNMO: おはようございますのアゲです＾＾
390 ：鉄齋：2007/10/03(水) 21:22:22 ID:g.ZOiLNMO: 日女御前御返事には「この曼荼羅…」とか出てきますが、案外法華経の題目、御宝前とかの語例が多いんですね。
まあ文永八年以降は曼荼羅が御図顕されはじめてますから
やはり御宝前=曼荼羅本尊ですね。
391 ：名無しさん：2007/10/04(木) 00:07:10 ID:0QZyV7QE0: >390
それでは何故、日興上人は宗祖滅後に仏像造立（一尊四士）を「日興が義」といい、後代を託す高弟たちに広布の時、仏像造立をするよう遺命したのでしょう？
御宝前＝曼荼羅は、あまりにも短絡的であると思います。
ずっと曼荼羅だけを本尊と信じ、修行されてきた方の感情としては理解できますが、宗祖・開山のお心は残念ながら仏像造立こそ本懐だと存じます。
392 ：鉄齋：2007/10/04(木) 00:37:29 ID:hvC0dbJsO: 日興師は富士一跡門徒存知事に
「聖人御立の法門においては全く絵像、木像の仏菩薩をもって本尊となさず。
唯御書の意にまかせて妙法蓮華経の五字をもって本尊となすべし、と即ち御自筆の本尊これなり」とありますよね？
しかし同書のなかに「一尊四士の造像をわが義となし、」
との記述もあるわけですから釈迦に上行等の四菩薩を脇士とした配立も認めていたわけです。
これは像法残機のために一体仏や普賢文珠などを脇士とした像を拝むよりはベターだと判断されたと私は思います。
広宣流布の暁には本尊図の如く仏像造立とは日代師や三位日順の本門心底抄あたりから起こった説で日興師の直説とは思えませんが。。。
393 ：風神：2007/10/04(木) 00:42:56 ID:HHVjnwyg0: 同じ日興上人門流でも、曼荼羅本尊正意、仏像本尊正意さらに広宣流布の時は仏像本尊等、様々な立論がありますよね。

曼荼羅本尊正意としては、以下の文証ではないですか。

富士一跡門徒存知の事
日興が云く、聖人御立の法門に於ては全く絵像木像の仏菩薩を以て本尊と為さず、唯御書の意に任せて妙法蓮華経の五字を以て本尊と為す可しと即ち御自筆の本尊是なり。

五人所破抄
倩聖人出世の本懐を尋ぬれば源と権実已過の化導を改め上行所伝の乗戒を弘めんが為なり、図する所の本尊は亦正像二千の間一閻浮提の内未曾有の大漫荼羅なり、今に当つては迹化の教主既に益無し況や・・婆和の拙仏をや、次に随身所持の俗難は只是れ継子一旦の寵愛
月を待つ片時の螢光か、執する者尚強いて帰依を致さんと欲せば須らく四菩薩を加うべし敢て一仏を用ゆること勿れ云云。

そして、仏像造立（一尊四士）を「日興が義」としたのは、像法残機強く、仏像へ執着する者への対機説法であった、と解釈していますよね。

>　後代を託す高弟たちに広布の時、仏像造立をするよう遺命したのでしょう？
これも興門の中でも「広宣流布の時・仏像本尊」の方はそのように言われますが、三位日順・日代・日尊だけでは、本六老僧＋新六老僧=12名、12分の3では、明確なる文証としては、いささか弱いのではないか、と認識しています。

>　御宝前＝曼荼羅
確かにこれは、御宝前というよりも、法華経=曼荼羅という意味だったのでしょう。鉄齋さんが言いたかったのは。
ただ、そのまま法華経と読む、法華経=曼荼羅と読む、これも日蓮系各派によって分かれるでしょうね。

「こう解釈する」「ここに本意がある」「これこそ御心」という解釈論は、顕正会が「三大秘法抄」を読んで「国立戒壇」しか解釈できないほどではないにしても、永遠に終らない解釈論争と思います。
394 ：鉄齋：2007/10/04(木) 00:43:36 ID:hvC0dbJsO: でなければ各御本尊の賛文にある
「仏滅度後二千二百廿余年が間一閻浮提の内未曾有の大曼荼羅なり」との御文が虚文となる気がします。
395 ：風神：2007/10/04(木) 00:44:07 ID:HHVjnwyg0: おや、鉄齋さんも、ほぼ同じ事を考えていたようで。
まるで兄弟?
396 ：鉄齋：2007/10/04(木) 00:57:42 ID:hvC0dbJsO: 風神さん

イヤ～感応妙ですなあ～ww
397 ：名無しさん：2007/10/04(木) 07:32:38 ID:EIRUVEYE0: >392
日代・日順は、重須の大学頭です。
大学頭ということは、「次の法主」と言ってもよ地位です。
したがって、日代・日順が興師の意思に反した、適当なことをいうとは考えられません。
存知抄は興師、または興師の直弟子等の写し・記録等ないため、文献価値はかなり低いと思います。
興師の真筆現存の遺文から、興師在世中の「御宝前」には、御影が奉られていたことは確実です。
しかし曼荼羅が奉安されていたかどうかは、興師新婦津現存の遺文からは判別不可能です。
興師直弟子達の残した、興師の思想は、広布の時は仏像造立、広布に至らないうちは曼荼羅本尊というのが、確実に見えるところです。
宗祖の御書もそうでしょう。真筆現存とそうでないものとをたて分けて分析してみて下さい。
そうすれば、曼荼羅正意・造仏堕獄が、如何に単なる希望的観測であったかがわかるはずです。
398 ：名無しさん：2007/10/04(木) 07:35:04 ID:EIRUVEYE0: 訂正です。

誤：興師新婦津現存
正：興師真筆現存

誤：言ってもよ地位です。
正：言ってもよい地位です。

失礼しました。
399 ：風神：2007/10/04(木) 14:01:33 ID:ech6vDmgO: ＞　日代・日順は、重須の大学頭です。大学頭ということは、「次の法主」と言ってもよ地位です。したがって、日代・日順が興師の意思に反した、適当なことをいうとは考えられません。

◆　日代の文献を見た限りでは、「広宣流布」の時に約して現在の像仏を制止したという解釈も、まんざらではないわけです。

西山日代上人より日印に贈り玉ふ御返事に云はく～
中に仏像造立の事、本門寺建立の時なり、未だ勅裁無し国主御帰伏の時三ケの大事一度に成就し給はしむべき御本意なり、御本尊図は是なり、只今造立過無くんば私の戒壇建立せらるべく候か、若し然らば三中の戒壇尚以て勅裁無し六角の当院甚た謂れ無き者なり、
400 ：風神：2007/10/04(木) 14:03:48 ID:ech6vDmgO: ◆また「五人所破抄見聞」の末尾の記述には、

五人所破抄重須本奥に云く　嘉暦三戊辰年七月草案　日順。

応永廿二正月廿九日。
日代聖人御筆大事の書也重宝有る可き也。
太夫阿闍梨日円に之を授与す　　日任華押

五人所破抄　重須所蔵本の奥書に云く　嘉暦三戊辰年七月に草案　日順　　　　(１３２８年)

応永二十二年正月二十九日（１４０５年)
日代聖人御筆大事の書である。重宝とすべきものなり。
太夫阿闍梨日円に之を授与する　　日任(西山4代)　華押

五人所破抄見聞の「草案　日順」「日代聖人御筆大事の書」で、ここで両名が名を連ねています。

五人所破抄の作成に「草案　日順」「日代御筆」で関わっているということですよね。
401 ：風神：2007/10/04(木) 14:06:41 ID:ech6vDmgO: そして、
五人所破抄
倩聖人出世の本懐を尋ぬれば源と権実已過の化導を改め上行所伝の乗戒を弘めんが為なり、図する所の本尊は亦正像二千の間一閻浮提の内未曾有の大漫荼羅なり、今に当つては迹化の教主既に益無し況や・・婆和の拙仏をや、次に随身所持の俗難は只是れ継子一旦の寵愛月を待つ片時の螢光か、執する者尚強いて帰依を致さんと欲せば須らく四菩薩を加うべし敢て一仏を用ゆること勿れ云云。

ですから、この文章自体は、日順や日代更に師匠・日興の意とするところを多分に表していると解釈できるわけです。

また、
・比較的戦乱に巻込まれなかったであろう、重須にて日興が造仏をしなかった。
・日興の時代には「広宣流布」近きにありの機運が漲ったわけで、ならば何ゆえに「その時の為の仏像」を造立しなかったのか。

・日興は300体以上の曼荼羅を書写し、下付を行なっており、それが「広宣流布」の時に突然、本門寺本堂に「仏像」では、果たして門下・弟子檀越の機根が整うのか。

・「広宣流布」の時に本門寺本堂に「仏像」ならば、多くの人にそれを教示した文書がないのは何ゆえか。
等々の不審点があるわけです。
402 ：風神：2007/10/04(木) 14:13:47 ID:ech6vDmgO: 更に、以下の「本門寺に懸け奉り万年の重宝たる」の意とするところは、重要と思います。

日興が、かかる添え書きをしたという事実が、日興自身の手により、広宣流布の時の本門寺本堂の曼荼羅本尊を示しているもの、と認識します。

弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、 (日興上人御加筆右の下部に)少輔公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し、(また同御加筆御花押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば)本門寺に懸け奉り万年の重宝たるべきものなり　(戒壇板本尊と関連する日禅授与本尊)　法道院蔵(現在は大石寺)　(富要 8-178 )

弘安四年太歳辛巳三月日、俗日大に之を授与す、(興師加筆)富士顕妙新五郎に之を与へ申す、本門寺に懸け末代の重宝たるべきなり讃岐本門寺蔵　(富要 8-213 )

建治二年二月五日(興師加筆)日興が祖父河合入道に之を与へ申す、本門寺に懸け万年の重宝たるなり　　西山本門寺蔵　(富要8 -220 )

戒壇板本尊の上代不存在では、日蓮正宗以外は日蓮系各派共に一致しますが、それ以外では、様々な解釈の相違・・・まあ、これも当然といえば当然ですね。
403 ：鉄齋：2007/10/04(木) 15:41:22 ID:hvC0dbJsO: 風神さんが詳説してくださった点に尽きると私は思います。

☆日代、日順が将来の仏像造立をほのめかした文章がある点は
私も風神さんも同意してます。
しかしその真意は五人所破抄に明らかである。
しかも「本門寺に掛け奉り万年の重宝たるべきなり」という大曼荼羅が複数ある事実。
あと
>日代、日順は重須の学頭であるから間違えるはずがない

これはまた…案に相違して石山チックな発想ですね。
「求めて曰く慈覚大師は伝教大師にあい奉りて習い相伝せり、
汝は四百余年の年紀を経たり如何
答えて曰く師の口より伝える人必ず誤りなく、後にたづねあきらめたる人をろそかならば経文をすてて
四依の菩薩につくべきか父母の譲り状をすてて口伝をもちゆべきか、伝教大師の御釈無用なり慈覚大師の口伝真実なるべきか」p1258
日代、日順の説の内容が云々でなく
名無しさん自身の高僧口伝崇拝思想が御書に照らして問題ですね。
404 ：鉄齋：2007/10/04(木) 20:02:28 ID:hvC0dbJsO: まずここは金原氏の「戒壇板本尊の真実」に関して論じるスレッドであることを再確認したいと思います。
でありますから、戒壇板本尊肯定、否定、中立どちらの立場でも当然自由です。
また曼荼羅や血脈に関する論考も脇をかためる意味から歓迎されるべきだと思います。多少の雑談も息抜きに良いでしょう、
しかし「大聖人、日興師の正意が仏像造立である」との論争は主旨がやや、ズレますから、また別にスレッドを立てて戴いて論議していただくのが良いと思います。
405 ：名無しさん：2007/10/04(木) 20:38:14 ID:wah/XCnM0: >403
議論がかみ合っていませんね。
石山チックなことをいっているわけではないのです。
日興在世に重須で大学頭を勤めている諸氏の説です。
ここに興師の説が反映されていないならば、いったいどこにあるというのでしょう。
日目が法門を述べていますか？興門の法門を後世に残したのは、紛れもなく興師在世に活躍した重須の大学頭達です。
歴史と事実は、先入観に基づく解釈を入れずに、ありのままを受入れることだと思います。
日興在世は、重須の御宝前は、日蓮の御影です。これは、歴代法主全書第1巻、日蓮宗宗学全書第2巻、興風談所日興上人全集などで確認していただければ、誰の眼にも明らかです。
曼荼羅は常時安置されていなかったと考えられます。何かの縁日に奉安し、親しく拝したのでしょう。
406 ：鉄齋：2007/10/04(木) 20:53:35 ID:hvC0dbJsO: >>405

日代が新六の上首で重須の貫主だったこと、日順が学頭だったこと重々わかってますよ。
ただ貫主無謬論の方の様に見えましたから、それを指して石山チックと言ったまでです。
今の学会にとって大石寺と重須、西山の
また、本六日目、新六日代のどちらが上で下だろうがそんなことは関知しませんよ。というだけです。お寺のナマカのなかでどうぞご自由に語ってください

それより名無しさんはじめは仏像造立正意だったのが御影安置に摺り変わってきましたね？ww
苦しいですか？
407 ：鉄齋：2007/10/04(木) 21:02:24 ID:hvC0dbJsO: 五人所破抄見聞にあるごとく
「日順草案」「日代御筆」であることは紛れない事実ですね。
であれば
>>401 の五人所破抄の文意は理解肯定できますね。
408 ：名無しさん：2007/10/04(木) 21:36:31 ID:hvC0dbJsO: >御法門を後世に………間違いなく重須の学頭の方々

それはそうですね、でも石山系の人は多分日目は天奏をして公家のお偉いさんから「朕他日法華をたもたば富士のふもとに……」の言質を引き出したんだ～！とか
大聖人在世に少年僧にも関わらず「卿公問答せよ」の鶴の一声で
伊勢法印を論破したんだぞー！とか言われちゃいますよ。。。

何度もいいますけど学会は坊さんや寺とは無縁ですから日目でも日代でもどちらが上でもいいんですよ。
409 ：鉄齋：2007/10/04(木) 21:38:14 ID:hvC0dbJsO: >>408は鉄齋です
410 ：鉄齋：2007/10/04(木) 22:50:53 ID:hvC0dbJsO: 失礼しました

正確には日目は天奏の途次美濃の垂井で遷化し、日尊が上洛したんでしたね。
411 ：名無しさん：2007/10/04(木) 23:29:40 ID:Fbsmtej.0: 鉄齋さん、
仏像安置の思想は変わっていません。
決して苦しいわけではないのです。
よく整理していないのでわかりにくい言い回しで恐縮ですが、富士門の仏像安置思想は、あくまで広宣流布の時です。
日興在世は広宣流布していませんので、仏像安置は当然ありません。
だから御影を御宝前に奉ったのでしょう。
また日代が上とか、日目が上とかではないのです。
日興在世から日興門流の法門を、文献かして残してきたのは、興師在世の重須大学頭たちであるといっているのです。
創価学会も、日興上人の真筆が残る御消息等は一編も御書全集に加えず、重須大学頭の著作を御書全集に入集しているわけでしょう。
つまりは、富士門流の思想として、重須大学頭らの残した文書を研鑽対象としているわけです。
けっしてどうでもいい話とかではないと思いますよ。
412 ：鉄齋：2007/10/05(金) 00:04:25 ID:LlWyhreQO: だから風神さんも言うように、
富士派内の本尊観は解釈の別れるところなわけです。
これは各山の襟示もありますから、なかなか難しいでしょう。
北山は中まで見ませんでしたがかつて富士を訪問した時は御影に曼陀羅でしたね。
なお現在の要法寺は曼陀羅安置だそうです。
何回も言うように我々は石山信徒ではないのですから
日代を否定しているわけではないのです
むしろ若くして本六の上首となり、大変有能だったと思います。上代の重須学衆の働きにはそれなりの敬意を払うものです。門流史から客観的に
なにかご不満ありますか？
413 ：鉄齋：2007/10/05(金) 00:16:16 ID:LlWyhreQO: >仏像安置の思想は変わっていません。

では>>401の日代筆、日順草案の「五人所破抄」の当該部分と齟齬をきたしますね。。。
でもその上であなたが自分の信仰信念から仏像正意を押し通すも自由なわけです。

名無しさん、
さあ、どっち！？
414 ：鉄齋：2007/10/05(金) 00:19:07 ID:LlWyhreQO: >>412

×かつて富士を訪問した時は

○かつて西山を訪問した時は
415 ：鉄齋：2007/10/05(金) 00:36:47 ID:LlWyhreQO: 名無しさんここは曼荼羅本尊について論じるスレですから
スレ違いだと思いますよ。
あらためてご自分で「日代門流と仏像正意を論じる（仮)」みたいな新スレッドを立てたら如何ですか？
416 ：名無しさん：2007/10/05(金) 00:52:06 ID:4OAJ5Jf60: 鉄齋さん、
頭が固いというか、やや視野が狭いのではないかと思います。
401の記述と造仏思想は相反しません。
こちらは別に、曼荼羅を本尊ではないと言っている訳ではないのです。
仏像正意＝曼荼羅否定と思われては困ります。
広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は、仏像であると言っているだけです。
広宣流布されたから、曼荼羅が本尊でなくなるとも言っていません。
皆さんは曼荼羅だけが本尊で、仏像を極端に否定する教学圏にいるため、曼荼羅本尊を肯定するような文証を見て、安心しているということでしょう。
それから旧本門宗八箇本山の本堂は、何れも御影堂です。
要法寺も大石寺も、北山も西山も、柳瀬も保田も小泉も、妙蓮寺も全ては御影堂が本堂です。
現在の本堂としては、御影の背面に曼荼羅を安置しているところがほとんどです。
しかし、西山の御宝前の奉安形式を見ると、かつては御影のみを安置していたことも考えられますね。
ご存知の通り、東京牧口記念館の恩師記念室にあった、旧牧口宅安置の御宝前は、日開書写曼荼羅の彫刻と日精開眼の御影像でしたね。
会の永遠の指導者の一人が、御影信仰をされていたわけですから、学会においても御影信仰は否定されるものではないでしょう。
417 ：鉄齋：2007/10/05(金) 01:03:56 ID:LlWyhreQO: いや～だからわかってくんないですかね～どうすっぺ………
別に御影＆本尊も別体三宝式ですから
なんら問題ないですって、
御影は日蓮本仏の延長にあるものですから色相荘厳の仏像よりゃ全然ましです。
418 ：鉄齋：2007/10/05(金) 01:15:54 ID:LlWyhreQO: >牧口の恩師記念室

なんせ、創価教育学会草々期で化儀もバリバリ石山ばりですし、その日精開眼の御影も牧口家の奥から先祖伝来として出てきたとかの伝聞は聞いたことがあります。
しかしながら牧口会長、戸田会長が一般会員に曼陀羅に御影を添えろと指導したり会館に御影を安置した形跡はありませんよね？あくまで個人の信心の発露としての別体三宝式でしょうね。そういう縁はあったことは念記しても
我々が特に真似すべき必要はないと思います
419 ：鉄齋：2007/10/05(金) 01:32:45 ID:LlWyhreQO: >>401 の文意は読めますか？
大聖人の随身の一体仏は、継子一旦の寵愛、であると
けれどもあえて執するものがいればしばらく四菩薩を添えて法華経の教主として拝ませよ。
あくまで為人悉壇ですよね？
対機説法です。
それすら制止して小乗の始成の一体仏やましてや他仏を建てられては大変なわけです。造仏の事実はたしかに厳然とありましたしたしかに日興所立ではありましたがあくまで像法残機のためですよね？
あのですね私くらい頭柔らかい学会員珍しいですよ(^_^;)
日興上人が弟子に仏像を認めた！？トンデモナ～イ！となるところです。
420 ：鉄齋：2007/10/05(金) 02:16:36 ID:LlWyhreQO: 木絵二像開眼事に
「生身の仏に木絵二像をくらぶれば天地雲泥の差なり」とありますよね？
だから法華経の題目により開眼するのだと、
しかしこの曼荼羅は経王抄に「日蓮がたましいを墨に染め流して書きて候うぞ…仏の御心は法華経なり、日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし」とあり
日女御前抄には
「十界具足とは十界一界も欠けず、一界にあるなり。之によって曼陀羅とはもうすなり。曼陀羅というは天竺の名なり
此処には輪円具足とも功徳聚とも名くるなり………日蓮が弟子旦那等・正直捨方便・不受余経一偈と無二に信ずる故によって此の御本尊の宝塔の中へ入るべし．たのもしたのもし」とあります

十界一界も欠けず一界にあるなり。輪円具足、功徳聚とも言われているわけです。

生身の仏と天地雲泥の木絵二像。

日蓮がたましいを墨に染め流して書いた輪円具足、功徳聚の曼陀羅
どちらが金甌無欠か、自明の理でありましょう。
421 ：　沖浦克治：2007/10/05(金) 06:11:01 ID:0fBJZEgM0: 　御影は、写真と同じです。
　拙宅の仏間には、戸田先生、池田先生、のお写真をかけてあります。
　牧口先生のお写真は探しているところです。

　御影ですね。
422 ：　沖浦克治：2007/10/05(金) 06:16:29 ID:0fBJZEgM0: ＞広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は、仏像であると言っているだけです。

　創価学会ではそうならないでしょう。
　ですから、貴方のご意見では創価学会が広宣流布すると困った事になりますね。

　解決策が二つあります。

　貴方が創価学会会長になり、広宣流布をする。

　違う宗派を作り、その宗派で広宣流布を実現する。

　後、信念を捨てる。と言う選択もありますが、お勧めできませんね。
423 ：名無しさん：2007/10/05(金) 07:31:58 ID:su7GgNww0: 鉄齋さん、
先に申し上げましたとおり、証文は真筆現存、直弟子の記録類等に絞るべきだと、私は考えているわけです。
>420に上げられた御書は、宗祖の真筆はありますか？
直弟子達の写本等は残ってますか？無いでしょう。
つまり、宗祖・門祖の確実な文書からは、鉄齋さん御主張の自明の理は成り立ちません。
何故、真筆現存などの確実な文証では成り立たないのか。この点をよく再考されるべきだと思うわけです。
424 ：鉄齋：2007/10/05(金) 08:58:13 ID:LlWyhreQO: 仮に百歩譲って木絵二像や日女御前は引っ込めましょうかね？
たしかに正本はないですし、古写本もない
日女御前抄に関しては弘安年作は正筆が本能寺にありますが、建治年作が無い。
とするとですよ名無しさんは拝察するに重須か西山門徒と思われますが、まさか「富士山本門寺根元」は否定しませんわね？
でもその典拠となる三秘抄は真っ赤な偽書。一期弘法抄も真筆はおろか古写本はなく要法寺日辰写本が最古ですよ？

広宣流布の暁に仏像を造立すべき？本門寺戒壇堂はどこに立てるんですか？

宗祖正筆はありませんよね？
あと>>401についてまだ答えてもらってないですよ。待ってるんですけど。
425 ：鉄齋：2007/10/05(金) 09:35:36 ID:LlWyhreQO: そんなに真筆真筆とこだわるなら日興真筆で仏像正意この文証をビシッと出してください
日目も日代もありません、日興だけです。曼陀羅正意の文証は日興筆の曼陀羅の「本門寺にかけ奉り万年の重宝」の脇書きです。
日興の「本門寺万年重宝」の添え書きのある仏像でも出しますか？
さあ、ファイナルアンサー！
426 ：鉄齋：2007/10/05(金) 10:28:10 ID:LlWyhreQO: 正しくは大聖人肉筆の曼陀羅の中の、日興直筆の「本門寺にかけ奉り万年の重宝……」の脇書きです。
なぜわざわざ聖祖真筆に、先師尊崇の念が人一倍強い日興があえて後に脇書きを差し入れたか？
甚大な意義と拝すべきです
427 ：鉄齋：2007/10/05(金) 16:06:22 ID:LlWyhreQO: さてさて本題に戻りましょうか？

戒壇板本尊の腰書き、これは相貌本文とかなり違います
保田の万年救護の腰書きなどは本文と同じかなり流暢な行書体です
しかし戒壇板本尊の腰書きはかなり緊張した線の謹直な楷書です。
「弥」や「講」など独特な異体字が見られます。
弥四郎国重に関しては依然不明ですがいろいろ伝説はあるみたいですね。
428 ：風神：2007/10/05(金) 18:54:26 ID:eC1WC2x.0: 名無しさん、鉄齋さん
お疲れ様です。
「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は仏像か曼荼羅か」という議論は、なんていいましょうか、現状では「広宣流布」自体がまだまだ先の先ですから(苦笑)、創価学会にしろ、名無しさんの宗派にしろ、現状では見果てぬ夢、とでもいえるでしょうか？
創価学会の会員が、また名無しさんの宗派が、一つの目安として、うーん、舎衛の三億で例えれば、4000万人以上の会員、信徒を達成してからの議論でも宜しいのではないか？などと思ったりもします。

現状を見る限りでは、4000万人は、まずは有り得ないとは思いますが、そう言ってばかりでは日蓮門下の端くれとして、お叱りを蒙ってしまいますので、「上求菩提下化衆生」の修行に勤しまねば、と決意も新たにしている次第です。

ここで一応、私としての私見をまとめておきます。

◆　法華講員さんは現場の議論で「本門戒壇の建立を遺命された大聖人が、戒壇安置の御本尊を造立しないことは断じて無い」といってまして、「弘安二年十月十二日図顕の本門戒壇の大御本尊」を、自らの口から発する理屈だけで、証明しようとすることが多くなっています。
私はそれに対して「心配なさらないで、大丈夫ですよ。日興が本門寺に懸ける本尊を数幅、お決めになられていますから。日蓮真筆本尊に添書きで『本門寺に懸け万年の重宝』と認められています。これがお宅の心配している『戒壇安置の御本尊』ですから」と答えているわけです。

それが
弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、 (日興上人御加筆右の下部に)少輔公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し、(また同御加筆御花押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば)本門寺に懸け奉り万年の重宝たるべきものなり　(戒壇板本尊と関連する日禅授与本尊)　法道院蔵(現在は大石寺)　(富要 8-178 )

弘安四年太歳辛巳三月日、俗日大に之を授与す、(興師加筆)富士顕妙新五郎に之を与へ申す、本門寺に懸け末代の重宝たるべきなり　　　　　讃岐本門寺蔵　(富要 8-213 )

建治二年二月五日(興師加筆)日興が祖父河合入道に之を与へ申す、本門寺に懸け万年の重宝たるなり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西山本門寺蔵　(富要8 -220 )

以上の三幅なわけですが、これですよ。「真筆」に示された「日興の意思表示」です。

◆　日興が「本門寺に懸け万年の重宝」と認めた、これこそ文証というか本尊証？とでもいうべきものでしょう。この日興の意図するところと、弟子の数名が記した「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は仏像」というのは、両立しえないと認識します。

◆　師匠・日興の、日蓮真筆本尊への添え書きの意味するところと、弟子がその書き物で主張した意味合いが異った場合、師匠・日興の教示と弟子三名の記述と、どちらを用いるべきかは明白と思います。

◆　「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は仏像」と日興が教示した真跡文書はあるのでしょうか？

◆　そのような重要な「本尊義」を、日興が教示した(写本でもよいとして)相承書類が、富士門流に何故ないのでしょうか？

◆　日代、日順、日尊を除き、本六老僧、新六老僧その他数多の弟子檀越で、「広宣流布・仏像本尊義」の教示を記述した人物がいないのは何故でしょうか？

◆　比較的戦乱に巻込まれなかったであろう、重須にて日興が像仏をしなかったのは何故てじょうか。

◆　日興の時代には「広宣流布」近きにありの機運が漲ったわけで、ならば何ゆえに「その時の為の仏像」を造立しなかったのでしょうか。準備をするのが当然ではないか。重須談所は将来の広宣流布の雛形ではなかったのか。

◆　日興は300体以上の曼荼羅を書写し、下付を行なっており、それが｢広宣流布｣の時に突然、本門寺本堂に「仏像」では、果たして門下・弟子檀越の機根が整うのでしょうか。日常から「仏像」を拝ませ、その法門上の意義を教示せずして、礼拝の対象を、そう簡単に変えられるものか。また、広宣流布の時、いきなり「仏像本尊」としたら、相当数の退転者が出るのではないか。
429 ：風神：2007/10/05(金) 18:55:55 ID:eC1WC2x.0: 【　日代　】

◆　1344年・興国5年・康永3年(滅後63年)8月13日　西山・日代が日印に書状を送る。
「西山日代上人より日印に贈り玉ふ御返事」
西山日代上人より日印に贈り玉ふ御返事に云はく
追つて申し候、御同宿見参に入り申し承はり候返す喜び入り候、此の間目を労らひ候て諸事老筆に候、又後信を期すべく候、恐々謹言。
未だ見参に入らず候の処此の如く承はり候条返す恐悦極り無く存じ候、抑も御尋に付き所存注し申すべしと雖も両聖人御本意御書等顕然に候の間、末学の自立了見中々に存じ候、此くの如きの事御遷化以後定めて出来すべく候の間、兼日の御置文御遺誡等明白の処、門徒一同に御違背候の間、大聖御法立の次第、故上人御真筆等棄て置かるゝ事返す●●無念の事に候、但し御弘通の趣き今の如くんば所存同じ申し候、中に仏像造立の事、本門寺建立の時なり、未だ勅裁無し国主御帰伏の時三ケの大事一度に成就し給はしむべき御本意なり、御本尊図は是なり、只今造立過無くんば私の戒壇建立せらるべく候か、若し然らば三中の戒壇尚以て勅裁無し六角の当院甚た謂れ無き者なり、大聖人以後の遺弟等仏法の訴人なり、本師未だ居所を定めず末学の寺院並に昇進僧綱の事両上人の御本意に非ざるなり。一、池上御入滅の時御遺告の一巻。
御所持仏教の事
仏は釈迦立像墓所の傍に立て置くべし云云。
経は注法華経と名く。
六人香華当番の時披見すべきなり、自余の聖教の事は沙汰の限りに非ず云云、仍て御遺言に任せ記録すること件の如し。
弘安五年十月十六日　執筆日興。
此の事一躰の仏大聖の御本意ならば墓所の傍に棄て置かれんや、又造立過無くんば大聖の時、此の仏に四菩薩十大弟子を何ぞ造り副へられざるや、御終焉の時彼の仏を閣いて件の曼荼羅を尋ね出され懸け奉る事顕然なり衆中勿論なり、惣じて此くの如きの事等御書の始末を能々了見有るべく候か、二代の聖跡数通の遺誡是虚しからんや、此くの如き条々示し給はる事返す返す恐悦に存じ候、向後に於いては申し承はるべきの由存じ候なり、併ら面謁を期し候、恐々謹言。
康永三甲申八月十三日　日代在判
謹上　三浦阿闍梨御房　　　　　　　(富要 5-50 )

◆　日代が「広宣流布の時・本門戒壇に仏像」としても、何故、日代の記述文書中で、この書状の一箇所にしかないのでしょうか？しかもこの書状は、他門流の日印からの問い合わせに答えているものです。

◆　日代としては、未来へ向けて西山として法を久住すべきであろうに、自門流への「広宣流布・仏像」の指南・説法が何故、皆無なのでしょうか？

◆　西山に「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は、仏像である」旨の相承書はあるのでしょうか？
こう考えてくると、日代は「広宣流布の時に約して現在の造仏を制止した」との判断も可能となってくるのです。
430 ：風神：2007/10/05(金) 18:57:41 ID:eC1WC2x.0: 【　日順　】

1349年・正平4年5月(滅後68年)　日順著　「本門心底抄」(富要 2-33)
問うて云はく・本門の戒壇と久成の木叉と両条の談講委細に聞かんと欲す、答へて云はく・月氏震旦は今暫く之れを置く、本朝の境に戒壇両処なり、南都の戒場を小乗と呼び・北嶺の戒場を大乗と称する義定既に訖りぬ、之れに付いて・叡山草創の伝教大師は薬王の後身・天台の再誕像法の転時・日域の所生・人法相倶に迹に処す、伝受戒文・亦然かなり随つて延暦寺の戒牒を見るに霊山浄土・釈迦牟尼仏を請し奉つて本師と為し、金色世界の文殊師利菩薩を請し奉りて教授阿闍梨と為し、都史多天の弥勒菩薩を請し奉りて和尚と為す云云、彼此諍ひ無く迹門の戒壇なり。
此の上に本門の戒壇建立必定なり、所以は何ん・涌出神力の明文に本化の大人を召して久成の要法を授く、故に経には・後五百歳中広宣流布・於閻浮提無令断絶と説き、釈に・当知法華真実経・於後五百歳必応流伝と明せり、加之・天台は下方を召し来る亦三義有り・是れ我が弟子応さに我が法を弘むべし・縁深広を以つて能く此の土に遍く益すべしと、道○云はく・付嘱とは此経唯下方涌出の菩薩に付す、何を以ての故に爾る・法是れ久成の法に由るが故に久成の人に付す等と経釈符契の如し、行者既に出現し久成の定慧・広宣流布せば本門の戒壇其れ豈に立たざらんや、仏像を安置することは本尊の図の如し・戒壇の方面は地形に随ふべし、国主信伏し造立の時に至らば智臣大徳宜しく群議を成すべし、兼日の治定後難を招くあり寸尺高下注記するに能へず。
次に久成の木叉とは・一得永不失の法界不動戒なり、亦は金剛不壊戒と名づく、言ふ所の不壊不動戒とは本地甚深の奥蔵・妙法蓮華経是れなり、所以に一経分つて二十八品有るも諸品皆妙法蓮華経と題す、所説の網目差別有りと雖ども、能詮の大網同じく首題に帰す、八軸の始末開拓して見るべし、就中・宝塔品の文には多宝の塔婆現じて虚空に処し、両仏並座は譬へば日月の如く・分身来集は衆星に異ならず、真実の妙説・甚深の証明・人天交接して相見ることを得せしむ、果して後三箇の鳳詔を挙げ・六難九益已つて此経難持・若暫持者・我則歓喜・諸仏亦然・如是之人諸仏所歎・是則勇猛是則精進・是名持戒行頭陀者と云云、専ら此の経の持者を指して直ちに持戒の人と名づく、此の経と云ふは即ち是れ玄収一部の経題なり、当品は本門の遠由密序なり故に密表寿量と云ふなり、又寿量品の中に色香美味の色の字を戒と訓ず、色香美味皆悉具足の大良薬とは何物ぞ・是れ豈に上行付嘱の経題に非ずや、宝塔には持者を以つて勇猛精進・持戒頭陀の行人と説き、寿量には妙法を讃して色香美味・皆悉具足の良薬と明す、両品異なりと雖ども此の経を戒と為す・人法隔て有れども嘆徳是れ同じ、亦同品に如来秘密神通之力等と示す、秘密の二字は一身即三身名為秘・三身即一身名為密と釈成す、能化の教主已に是れ三身即一の如来なり、所説の法門寧ろ三学即一の妙戒に非ずや、又神力品に如来一切所有之法・如来一切自在神力・如来一切秘要之蔵・如来一切甚深之事・皆於此経宣示顕説と云云、一切の言内に戒独り漏脱すべけんや、当に知るべし万行万善・円満の妙法の経題は本門の大戒なり、証拠一に非ず畧して肝要を挙ぐ・已下の諸文披見して察すべし、是等は当宗の大事の秘要の奥旨なり正機に非ざるよりは千金も伝ふること勿れ。

◆　これも同じく、三位日順が「広宣流布の時・本門戒壇に仏像」としても、何故、三位日順の多数の文書中で、この「本門心底抄」の一箇所にしかないのでしょうか？
431 ：風神：2007/10/05(金) 19:00:53 ID:eC1WC2x.0: ◆　参考までに他の文献では、
日順雑集
観心本尊抄見聞
御本云　　文和五年(1356年)三月五日　　富山麓に重須の郷南坊に於て
（此間四十九、五十の二丁脱せるか）

下山坊主に就き奉り見聞　所化宰相阿闍梨・南坊主・式部公・性留（已上四人）。　　　
法花観心本尊抄見聞、
如来とは諸仏の通号なり開すれば三世間と成るが故に広・合すれば十如と成るなり、聖人・夫一心具の天台の御釈を引玉ふ事は二の謂如有り・一には天台の観心如と此を挙けて後に聖人の観心を顕さんが為なり、二には彼釈に一念三千を具さに釈する故に下文顕已通得引用の意なり。
聖人は造仏の為の出世には無し本尊を顕んが為なり、然れば正像の時は多く釈尊を造れども本尊をは未だ顕さず然れば如来滅後未曽有大漫荼羅と云云、聖人海の定木を以て一躰の仏を造り佐渡の国へも御所持・御臨終の時には墓側に置けと云云、小乗の頭陀釈迦の仏・瓔珞の衣を脱ぎ垢衣を着玉ひ鹿苑に来遊教化の御弟子無きは一人頭陀し玉ふ事なり、設ひ鹿苑教化の後も一人修行し玉ふ時は頭陀の釈迦なり、聖人御滅の時に註法花経は弁の法印・一躰仏は大国阿闍梨に取られ畢んぬ、御遺言には身延に墓を建て墓の傍に置けと波木井殿・此を無念に思はせられ長門殿に用途五十貫借用して身延の仏を造らせらる。
阿難七失有りて衆中より追出させられ仏御滅に合はず、一には仏に水を奉らず、二には女人に仏の隠所を見せしむ、又未た初果の聖者なるに、残り委細に尋ぬべし一々に陳ず、仏に水を奉らざる事は恒河に外道糞を入れて汚す故に隠所は見る人功徳を得然ればとて壁に懸つて即時に羅漢果を得・如是我聞と結集す、但し小乗の分なり、大乗をば文殊の加を蒙り謂□書なり釈に云く諸乗経を結集す文、廿五三機と云つて所々に此を行う廿五とは四州・四悪趣・六欲・並に梵天・四禅・四無色・無想五那含なり、此廿五の悪趣を塞がんが為なり、仏所に対する時は天も悪趣なり。

観心本尊抄見聞三帖
重須寂仙坊遺弟・南坊御弟子大和公より借用申し之を写す。
文安三年(1446年)丙寅十二月廿二日主小泉蓮臺坊日安。
（編者曰く已下六重本迹の解までは曽て日蓮宗々学全書に編入せり）

文中「聖人は造仏の為の出世には無し本尊を顕んが為なり、然れば正像の時は多く釈尊を造れども本尊をは未だ顕さず然れば如来滅後未曽有大漫荼羅と云云」とあるように、三位日順は完全な造仏家ではなかったことも伺われるわけです。

◆　関連をまとめますと
1310年・延慶3年3月14日　　　　　　重須談所・初代学頭の寂仙房日澄寂。
1313年・正和2年　　　　　　　　　三位日順は日蓮御影を図す。
1317年・文保元年　　　　　　　　三位日順は重須談所・2代学頭に補任される。
1318年・文保2年　11月24日　　　　日興は重須談所に問答講(論議)を始める。
　　　　　　　　　　　　　　　　　三位日順は「表白文」を書す。　　　　　　　
1328年・嘉暦3年7月　　　　　　　　三位日順は「五人所破抄」を草す。
1333年・元弘3年・正慶2年　2月7日　　日興、重須にて寂。
1344年・興国5年・康永3年　8月13日　　西山・日代が日印に書状を送る。「仏像」
1349年・正平4年・貞和5年　 5月　　　三位日順は「本門心底抄」を著す。「仏像」

となります。
432 ：風神：2007/10/05(金) 19:01:28 ID:eC1WC2x.0: ◆　そして「五人所破抄見聞」の末尾の記述には、(富要 4-26 )

◎　五人所破抄重須本奥（書）に云く　嘉暦三戊辰年七月草案　日順。

応永廿二秊(ねん)正月廿九日。
日代聖人御筆大事の書也重宝有る可き也。
太夫阿闍梨日円に之を授与す　　日任華押

◎　五人所破抄　重須所蔵本の奥書に云く　嘉暦三戊辰年（1328年）七月に草案　日順　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

応永二十二年（1405年）正月二十九日
日代聖人御筆大事の書です。重宝とすべきものです。
太夫阿闍梨日円に之を(五人所破抄を)授与します　　日任(西山4代)　華押

五人所破抄見聞の「草案　日順」「日代聖人御筆大事の書」で、ここで重須談所2代・3代学頭の両名が名を連ねており、この草案は1328年、日興存命中のことです。五人所破抄の作成に「草案　日順」「日代御筆」で関わっているということですね。

「五人所破抄」には、
倩聖人出世の本懐を尋ぬれば源と権実已過の化導を改め上行所伝の乗戒を弘めんが為なり、図する所の本尊は亦正像二千の間一閻浮提の内未曾有の大漫荼羅なり、今に当つては迹化の教主既に益無し況や哆哆婆和の拙仏をや、次に随身所持の俗難は只是れ継子一旦の寵愛
月を待つ片時の螢光か、(執する者尚強いて帰依を致さんと欲せば須らく四菩薩を加うべし敢て一仏を用ゆること勿れ)云云。

と、曼荼羅本尊の意義を説いているわけです。

◆　要するに、日順、日代共に日興存命中は「曼荼羅本尊正意」の意義を認識していたものの、1333年の日興入寂後になると、1344年に日代、1349年に日順が「仏像本尊」と言い出したのです。
日興入寂後10数年経過してからの日代、日順の「仏像」記述ですから、少なくとも日興自身が「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は仏像」と言った可能性は限りなく薄くなります。日興存命中の文証はない、ということです。師匠が亡くなってから10数年経過後に突然、それまでにない本尊に関する重大な解釈を「師匠の仰せ」として展開するというのは、信用されえないと考えるものです。

◆　まあ、日代の「広宣流布・仏像」は、「広宣流布に約して造仏制止」の解釈も成り立ちますので、日順に絞られますか、重須系としては。
いずれにしても「日順さん、あなたは『広宣流布・仏像本尊』と言いますが、それは『御自身の持論でしょう。一方では曼荼羅正意の文もありますし、心が揺れていたのですか』」ということと思います。
433 ：風神：2007/10/05(金) 19:03:03 ID:eC1WC2x.0: 【　真跡主義　】
◆　ついでに「真跡」ということについて、確かに確実なる文献「真跡」を基軸に日蓮像に迫っていくというのは、それはそれで大事と考えます。同時に、未決、偽書に近い未決でも、一刀両断というのは、いかがなものかと思います。「究極」のところは、また「完全には」判定しきれないでしょうし、後の発見により判定が変わることもありえるわけです。

◆　極端な「真跡」主義に陥ってしまうと、行き着くところは日蓮そのものの否定に通じていくおそれもあります。ご存知のとおり、親鸞会は「法華経＝偽経」として攻撃してきます。
私のところに「法華経は偽経だ。釈尊の仏説ではないからだ」
「大無量寿経こそ、釈尊が十大弟子の一人で阿難陀と弥勒菩薩に語りかけたものであり直説だ。『五濁悪世』からの救済を阿弥陀如来に求められている経典だ」
「全人類は死後に無間地獄に必ず堕ちる。『後生の一大事』を解決し、絶対幸福のためには親鸞会に入り、驚天動地の宗教体験をするしかない。それこそが人生の目的である」
などと言ってきた人がいました。若い人で。

しかし、これまた「我が身の臭さ、我れ知らず」で、仏教史を少し認識すれば誰でも分かることですよね。今日の大乗経典と呼ばれるもので、釈尊の直説などは一つもないわけです。それを彼らは教わっていない？のでしょうか。本気で「大無量寿経＝釈尊直説」と確信し、攻め込んできたわけです。（笑）実にコッケイな話で「君、きみ、お互い様であるのだよ」と激励？するしかありません。(苦笑)

◆　消去法で「真跡」「真筆「直説」「釈尊の口から出た教えだけ」というのならば、最終的には源へ戻り、せめて初期の教典「相応部経典・雑阿含経」だ、いや「最初期経典・スッタニパータだ」いや「四諦、八正道、十二因縁、縁起だ」の世界に行くしかありません。

うちの近所にも、その角度に詳しい方がおりまして、その方は「小乗教を求めてその方面」へと、通っていらっしゃいます。
日蓮を信奉していて、消去法で、実際に「あちらの世界」の修行に移行した方もいます。

こうなってくると、「一体何なの？」の状態となるわけで、ここらへんは、私としては「日蓮本仏を考える」ことを主軸に、ブログ「風神のメモ帳」で、まとめさせて頂きました。

◆　あと、曼荼羅を基軸に考えれば分かりやすいかと思いますが、日蓮真筆を朝夕拝んでいる人は、ほぼいませんでして、日蓮系各派共に歴代貫主や住職の本尊を拝んでいる人が多いと認識しています。ただ、立場が異なるので「あれはニセ本尊だ」「いや、それは失礼だ」「各派自由にやればいい」等の意見が飛び交うわけですが、その宗派内では「この御本尊を拝して幸せ」だ、と信仰の喜びにはなっているわけです。(他派の認識は別として)
御書も同じく、文献学的には「偽書」「偽書に近い未決」となっているものでも、その宗派内、会内で信徒、会員の信仰増進に益するところがあれば、その「宗派内、会内という一つの世界の中では、信仰上は日蓮のもの」とされても結構なわけです。これは学問ではなく、信仰上の話です。また「後世の人が日蓮を求めて、読経・唱題中に胸中で対話をし、信の一字をもって書かれた書」という位置付けも、その宗派内、会内で納得されていることならばＯＫなことでしょう。

◆　ただ、「その宗派内の約束事にすぎない、日蓮作の特別な本尊という位置付け、日蓮作とされる相承書なる書き物」を以て、「これは唯一絶対無二の日蓮出世の本懐たる本尊であり、全日蓮門下が帰命すべき本尊だ。またこの書は日蓮がうちのお寺の住職に仏教の一切を血脈相承された証拠だ。故に全日蓮門下はうちのお寺の住職に信伏随従せよ。しないものは全て邪宗教だ」などと主張するのならば、「それは本物なのですか？本当のことなのですか？」と、あらゆる角度から徹底追及されるのは当たり前です。

とまあ、そういうことで、次回は4000万人の入会・入信が成ってからということで、どうでしょうか。現実的にいきたいものですね。「解釈」論は果てしなく続くと思います。
434 ：名無しさん：2007/10/05(金) 21:15:30 ID:yWVDu3TI0: 貴方の上げた宗祖の文証に対して疑問を呈したのに、何故日興の真筆によって文証を出せというのか理解に苦しみます。
貴方は宗祖の真筆不伝の文証を並べました、私は宗祖真筆・五大部の一つである「観心本尊抄」をもって、仏像正意の証文としたいと思います。

『正像二千年の間は小乗の釈尊は迦葉･阿難を脇士と為し、権大乗並びに涅槃･法華経の迹門等の釈尊は文殊普賢等を以て脇士と為す。此等の仏をば正像に造り画けども未だ寿量の仏有さず。末法に来入して始めて此の仏像出現せしむべきか』

「観心本尊抄」はあらゆる真蹟集に写真公開されています。
宗祖ははっきりと「仏像」と書かれていますよ。
435 ：鉄齋：2007/10/05(金) 21:18:38 ID:LlWyhreQO: >4000万人の入会入信を目指して！

素晴らしい！ワタシも大賛成です(^_^)v

名無しさんも立場は違いますが4000万人の折伏頑張りましょう！
436 ：　沖浦克治：2007/10/05(金) 21:36:27 ID:0fBJZEgM0: 　仏像は仏の形と言う意味です。

　その仏の形が蓮祖御図顕の文字漫荼羅です。

　簡単な事ですよ。
437 ：鉄齋：2007/10/05(金) 21:54:33 ID:LlWyhreQO: 名無しさん
やはり観心本尊抄を引いてきましたね。予想通りです

まず文永八年に釈迦仏像を造像したばかりの富木氏にいきなり大曼陀羅正意を示す道理はないですよね？
とりあえず法本尊開顕として大御本尊の相貌を表すのが底意です。当然文永十年はまだまだ像法残機のただなかですから曼陀羅正意は表しがたいです
それを300体の書写にあるがように聖祖滅後の広宣流布に先端を切ったのが日興師です。だから日興師の記述に仏像正意があったなら出してくださいと言ってるわけです
まだまだ言いたいことはありますが、まずはここからです
438 ：鉄齋：2007/10/05(金) 22:16:20 ID:LlWyhreQO: しかし奪っていえば観心本尊抄のなかにも大曼陀羅イコール虚空会の儀式を示唆する部分はいくらもありますね
「其の本尊の為体本師の娑婆の上に宝塔空に居し塔中の妙法蓮華経の左右に釈迦牟尼仏多宝仏釈尊の脇士上行等の四菩薩文殊弥勒等は四菩薩の眷属として末座に居し迹化他方の大小の諸菩薩は万民の大地に処して雲閣月卿を見るが如く十方の諸仏は大地の上に処し給う」
「此の時地涌千界出現して本門の釈尊を脇士と為す一閻浮提第一の本尊此の国に立つ可し」
これらの本尊が仏像ですか？
大聖人は一生のあいだにこれらを曼陀羅本尊以外の形で建立されましたか？してませんよね？
随身としての小乗頭陀の釈迦のみです
南無妙法蓮華経を中心として釈迦多宝以下を脇士となす大本尊です
曼陀羅図顕と読むのが自然ですね。
「一念三千を識らざる者には仏大慈悲を起し五字の内に此の珠を裹み末代幼稚の頚に懸けさしめ給う、」文意は明快です。
439 ：名無しさん：2007/10/05(金) 22:22:15 ID:yWVDu3TI0: 鉄齋さん、それは解釈でしょう。フィルターを経由しています。
宗祖が仏像と書いている以上、これは仏像と素直に拝すべきです。
また日興真筆に何故拘るのでしょうか？日興直弟子の文書に明らかな以上、日興にその義があったと見るのは至当でしょう。
私は直弟子の記録類まで、文証として退ける旨は記した覚えがありません。
日興が300体の曼荼羅書写を行ったのは、未だ広宣流布が達成されていなかったからであり、かえって私の主張を裏付けるものでしょう。
広宣流布の時は、本門の仏像本尊が現れることが、宗祖・開山の思想であったことは理にかなっていると思いますが。
440 ：名無しさん：2007/10/05(金) 22:27:00 ID:yWVDu3TI0: >438
日代等は本尊図のごとくに仏像をつくることを示唆しているわけですから、まさに曼荼羅本尊の如き諸尊勧請の仏像群となるのかも知れませんね。

>「此の時地涌千界出現して本門の釈尊を脇士と為す一閻浮提第一の本尊此の国に立つ可し」

これは御書全集の誤記です。
『本門の釈尊の脇士と為す』が正解です。京都用法寺に日興上人の写本が現存しており、そのようにルビがふられています。
441 ：名無しさん：2007/10/05(金) 22:29:23 ID:yWVDu3TI0: >大聖人は一生のあいだにこれらを曼陀羅本尊以外の形で建立されましたか？してませんよね？

何度も記しますが、広宣流布の暁に建立されるわけですから、宗祖在世に建立されるわけがありません。
宗祖も開山も、広宣流布に至っていないから、仏像造立しなかったと考えているということです。
442 ：名無しさん：2007/10/05(金) 22:31:06 ID:yWVDu3TI0: 訂正です。
誤：京都用法寺
正：京都要法寺
失礼しました。
443 ：鉄齋：2007/10/05(金) 22:34:10 ID:LlWyhreQO: >日興肉筆になぜこだわるか？

それが滅後の本尊に関する私の解釈だからです。
あなたも聖祖、門祖真筆にこだわっていますね。
私はそれ自体は非難しません。大分偏狭だなとは思いますが。

でしたら、私の解釈の存在も容認したらいかがですか？
再度聞きます。日興師が仏像正意といったあるいは自身で仏像を作った文証を出してください
444 ：鉄齋：2007/10/05(金) 22:46:25 ID:LlWyhreQO: >京都要法寺日興の写本

ルビつまり漢文の返り点の事ですわね。日興師自身は白文で読んでいたはずですから後世の、おそらく要山系の人が振った返り点でしょう。
唐詩とかは返り点は五言七言で固定しますが
論文の場合は不同です。
文字学でも白川説と加藤説で読み方が違うなんてよくある話です。
私は漢詩は商売として扱いますが
御書はあくまで信心で読みます。よって学会版の御書の読み下し方に従います。
私の自由です
445 ：風神：2007/10/05(金) 22:57:10 ID:B0PkHYg.0: 名無しさん、鉄齋さん、
お疲れ様です。

＞　鉄齋さん、それは解釈でしょう。フィルターを経由しています。宗祖が仏像と書いている以上、これは仏像と素直に拝すべきです。

名無しさん、どうぞ素直にお読みください。前段から拝すれば仏像＝妙法曼荼羅本尊です。

観心本尊抄
此の本門の肝心南無妙法蓮華経の五字に於ては仏猶文殊薬王等にも之を付属し給わず何に況や其の已外をや但地涌千界を召して八品を説いて之を付属し給う、其の本尊の為体本師の娑婆の上に宝塔空に居し塔中の妙法蓮華経の左右に釈迦牟尼仏多宝仏釈尊の脇士上行等の四菩薩文殊弥勒等は四菩薩の眷属として末座に居し迹化他方の大小の諸菩薩は万民の大地に処して雲閣月卿を見るが如く十方の諸仏は大地の上に処し給う迹仏迹土を表する故なり、是くの如き本尊は在世五十余年に之れ無し八年の間にも但八品に限る、正像二千年の間は小乗の釈尊は迦葉阿難を脇士と為し権大乗並に涅槃法華経の迹門等の釈尊は文殊普賢等を以て脇士と為す此等の仏をば正像に造り画けども未だ寿量の仏有さず、末法に来入して始めて此の仏像出現せしむ可きか。
問う正像二千余年の間は四依の菩薩並びに人師等余仏小乗権大乗爾前迹門の釈尊等の寺塔を建立すれども本門寿量品の本尊並びに四大菩薩をば三国の王臣倶に未だ之を崇重せざる由之を申す、此の事粗之を聞くと雖も前代未聞の故に耳目を驚動し心意を迷惑す請う重ねて之を説け委細に之を聞かん。

◆　「此の仏像出現せしむ可きか」の「此の」は何を指すのでしょうか？
⇒　
「本門の肝心南無妙法蓮華経の五字に於ては～但地涌千界を召して八品を説いて之を付属し給う」
「其の本尊の為体本師の娑婆の上に宝塔空に居し塔中の妙法蓮華経の左右に釈迦牟尼仏多宝仏釈尊の脇士上行等の四菩薩文殊弥勒等は四菩薩の眷属として末座に居し迹化他方の大小の諸菩薩は万民の大地に処して雲閣月卿を見るが如く十方の諸仏は大地の上に処し給う」
「是くの如き本尊は在世五十余年に之れ無し八年の間にも但八品に限る」
と、前段から見てくれば「南無妙法蓮華経の五字＝其の本尊の為体＝是くの如き本尊」ですから妙法蓮華経の曼荼羅本尊です。
では何故、妙法曼荼羅本尊を仏像としたのか？それは「正像二千年の間の本尊(小乗の釈尊・権大乗並に涅槃法華経の迹門等の釈尊)＝仏像」と対比させて、「寿量の仏」として末法の帰命礼拝の対象を示した故です。
446 ：風神：2007/10/05(金) 22:58:02 ID:B0PkHYg.0: ◆　それにですね、日蓮は「末法時代に入ったら、釈尊の仏法は隠没する」という「大集経」の中の「我が滅度の後の五百歳の中には解脱堅固・次の五百年には禅定堅固、次の五百年には読誦多聞堅固・次の五百年には多造塔寺堅固、次の五百年には我法の中に於て闘諍言訟して白法隠没せん」を引用しています。これは特に注意すべき記述ですよね。

下山御消息　建治三年六月　
夫れ正像の古へは世濁世に入るといへども始めなりしかば国土さしも乱れず聖賢も間間出現し福徳の王臣も絶えざりしかば政道も曲る事なし～
世しばらく治りたりしかども漸漸にすへになるままに聖賢も出現せず福徳の人もすくなければ三災は多大にして七難先代に超過せしかば外典及びがたし、～
又世末になるままに人の悪は日日に増長し政道は月月に衰減するかの故に又三災七難先よりいよいよ増長して小乗戒等の力験なかりしかば其の時治をかへて小乗の戒等を止めて大乗を用ゆ、大乗又叶わねば法華経の円頓の大戒壇を叡山に建立して代を治めたり、

撰時抄　建治元年
彼の大集経の白法隠没の時は第五の五百歳当世なる事は疑ひなし、但し彼の白法隠没の次には法華経の肝心たる南無妙法蓮華経の大白法の一閻浮提の内八万の国あり其の国国に八万の王あり王王ごとに臣下並びに万民までも今日本国に弥陀称名を四衆の口口に唱うるがごとく広宣流布せさせ給うべきなり。
問うて云く其の証文如何、答えて云く法華経の第七に云く「我が滅度の後後の五百歳の中に広宣流布して閻浮提に於て断絶せしむること無けん等云云、経文は大集経の白法隠没の次の時をとかせ給うに広宣流布と云云、同第六の巻に云く「悪世末法の時能く是の経を持つ者」等云云又第五の巻に云く「後の末世の法滅せんとする時」等又第四の巻に云く「而も此経は如来現在にすら猶怨嫉多し況や滅度の後をや」又第五の巻に云く「一切世間怨多くして信じ難し」又第七の巻に第五の五百歳闘諍堅固の時を説いて云く「悪魔魔民諸の天竜夜叉鳩槃荼等其の便を得ん」大集経に云く「我が法の中に於て闘諍言訟せん」等云云、

大集経の白法隠没の記述を、日蓮が引用＝肯定しているということを前提に考えれば、既に隠没してその功力を失っている釈尊の仏法そのものに還れとか、隠没してその功力を失っている釈尊像を本尊に加えよなどは考えづらいことです。
では、何故、門下の造仏を賛嘆されたのか？それは「像法残機」でしょう。当時は、仏教といえば仏像が当たり前の時代でしたからね。結果、今日まで残る多くの鎌倉期の仏像が作られましたが。

◆　　日興の添書き
＞　また日興真筆に何故拘るのでしょうか？日興直弟子の文書に明らかな以上、日興にその義があったと見るのは至当でしょう。

これこそ「解釈」ですね。素直に日興添書きをお読み下さい。
これは、さきにも記しました。

日興の添書き
弟子の記述
これが異なっているのですが、どちらを用いるのですか？

◆　追加です。
◎　どのような解釈をすれば、観心本尊抄の「仏像」が、「未来広宣流布の時の本門寺の戒壇の本尊」を意味していると認識できるのですか。その読みかたは？詳細な解説を是非。
◎「観心本尊抄」の「仏像」を知悉している日興が、何ゆえに日蓮の曼荼羅に「本門寺に懸け」としたのですか。
◎　その日興は「観心本尊抄」の「仏像」をどのように解釈していたのですか。それを解釈して、「広宣流布の時本門寺の戒壇に仏像」との教示はあるのですか。
447 ：風神：2007/10/05(金) 23:00:50 ID:B0PkHYg.0: あと、私がいいたいことは、沖浦さんと全く同じです。
私が何百行で書いた事を、沖浦さんは「たったの三行」で表現してくれています。
すごい先輩です。
沖浦さんの指摘に尽きる、といえます。
448 ：沖浦克治：2007/10/05(金) 23:17:40 ID:0fBJZEgM0: 　風神さん

　お恥ずかしい。
449 ：鉄齋：2007/10/05(金) 23:25:34 ID:LlWyhreQO: 沖浦さん
素晴らしい大確信ですね！
450 ：名無しさん：2007/10/05(金) 23:32:00 ID:yWVDu3TI0: 鉄齋さん、要法寺の観心本尊抄写本は、日興の直筆です。
日興は御書全集のような読み方はしていません。
興風の何号かは失念しましたが、山上弘道師も指摘しています。

>再度聞きます。日興師が仏像正意といったあるいは自身で仏像を作った文証を出してください

出す必要無いでしょう。
何度も記しますが、仏像は広宣流布の暁に建立ですから、日興在世は広宣流布していません。
何故、日興の仏像造立を立証しなければならないのでしょう？
必要ないことを、何故証明するよう指示されるのか、全く理解に苦しみます。
日興の直弟子達が、広宣流布の暁に本尊図のごとく仏像を安置するとしたのは、日興の義で無くてなんなのでしょう？
日興在世の学頭達です。勝手な解釈を述べていたのなら、厳格な日興のことですから、当然破門になっているでしょう。
本門寺に懸けると記しているから曼荼羅正意という解釈もおかしいです。
興風談所は、本門寺＝本門の寺と解釈していますが、少なくとも宗祖曼荼羅に記された「本門寺」は＝本門戒壇ではないでしょう。
本門寺に曼荼羅を懸けると記しているから、本門戒壇安置の本尊まで曼荼羅とはならないと思います。
万が一、本門戒壇安置の本尊が、仏像でなく曼荼羅であったとしても、それが日寛上人書写の御本尊のはずもないわけです。
興門に伝来した宗祖本尊から拝すれば、保田妙本寺の万年救護か、京都要法寺の紫宸殿しか考えられません。
451 ：鉄齋：2007/10/05(金) 23:45:47 ID:LlWyhreQO: 風神さんへ

先日東大寺戒壇院の四天王の写真を見ました
やはり戒壇の四隅には大持国天大増長天などの四天王を守護神として配していたんですね
特に持国天は東方をにらみ抜き身の太刀を帯して仏敵を見張るがごとく目を凝らしていました。
天平期の木彫刻のまさに一大傑作ですね、毎日拝する本尊で大持国天の文字は見ていましたがビジュアルで見たのは初めてです。
452 ：風神：2007/10/05(金) 23:51:09 ID:B0PkHYg.0: 沖浦さん、とんでもない。本質をズバリと突いていました。

名無しさん
今は、じっくりと議論の始めから、読み直すことをお勧めします。
・自分の主張の根拠は何か？
・その根拠は、そのものは、どこからどう突かれても磐石たりえるのか。
・根拠そのものを補完するだけの傍証はあるのか。
・そして、自分が根拠としているものに対して、どのような角度の指摘が何点されているのか。
・それに対して、一つ一つ明確に答える、反論できるだけのものが自分の力量に、また補完するだけのものが周囲にあるか。
・それを出して、果たして相手の立論に対する充分なる指摘となるのか。
・客観的に見たときに、自分の現在地はどのようなものか。
等々、自己点検されることをお勧めします。
453 ：鉄齋：2007/10/05(金) 23:52:26 ID:LlWyhreQO: 名無しさん

>>446
>>445
>>444
をもっとちゃんと読んでから書き込んでください。
以上です
454 ：風神：2007/10/05(金) 23:52:40 ID:B0PkHYg.0: 鉄齋さん
私も見たことがあります。
かっこいかった！（笑）
455 ：名無しさん：2007/10/05(金) 23:56:17 ID:yWVDu3TI0: ちゃんと読んで投稿せよとは、随分と高飛車ですね。
誰も、日興在世に本門戒壇の仏像を造立したなどと言っていないのに、日興が仏像をつくった文証を出せだの、全く筋違いなことを言っているのはそちらでしょう。
貴方方こそ、よく読んで返答すべきです。
456 ：鉄齋：2007/10/06(土) 00:07:35 ID:XUgH9cMAO: よくわかってない様だから
読んでくださいと言ってるに過ぎませんよ。高飛車じゃありませんよお。
丁重です
457 ：鉄齋：2007/10/06(土) 00:13:30 ID:XUgH9cMAO: 名無しさん

日興在世に現在であれ広布達成の将来であれ
日興師自身が直筆で仏像正意と言った文証はないですよね。
それは認めざるを得ませんよねえ。
458 ：名無しさん：2007/10/06(土) 00:15:05 ID:dOX1X5Bw0: >456
丁重かどうかは、こちらが判断することだと思います。
よくわかっていないのは、皆さんも同じでしょう。
少なくとも皆さんよりは、実物をこの眼で見て、そして多くの文献を所持しているわけです。
人によくわかっていないと言う前に、自分の足で事実を確認し、文献を精査すべきでしょう。
459 ：名無しさん：2007/10/06(土) 00:22:32 ID:dOX1X5Bw0: >457
またおかしなことを言いますね。
それでは、曼荼羅正意といった日興真筆遺文はあるのですか？
無いと認めざる得ませんよねえ。

日興は仏像正意とも、曼荼羅正意とも言っていないでしょう。
日興の振る舞いから看守されるのは、当時の御宝前には日蓮御影が奉られていたという事実、広宣流布に至っていないから曼荼羅本尊を多数書写したという事実でしょう。
他に何があるというのですか？
460 ：名無しさん：2007/10/06(土) 00:33:01 ID:XUgH9cMAO: はい今度は
>>452をよく読んでくださいね。

日興師が曼陀羅正意と言った文証？
聖祖の曼陀羅の「本門寺にかけたてまつり万年（末代まで)の重宝」
との日興師の脇書きで十分です
万年の重宝とはほぼ永遠の意ですよ？
461 ：鉄齋：2007/10/06(土) 00:35:05 ID:XUgH9cMAO: そもそも戒壇板本尊の真実の本を語るスレに
広布達成の際の仏像正意なんて、あさっての方向の議論を持ち込む方こそ
スレ違いの空気嫁ない方ですねえ
462 ：風神：2007/10/06(土) 00:37:28 ID:wxraRt9U0: 名無しさん、鉄齋さん
おつかれさまです。
話しがどんどん飛んでいくのでは？

再掲します。
名無しさん、是非、お答え下さい。

◆　「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は仏像」と日興が教示した真跡文書はあるのでしょうか？

◆　そのような重要な「本尊義」を、日興が教示した(写本でもよいとして)相承書類が、富士門流に何故ないのでしょうか？

◆　日代、日順、日尊の記述のみで「広宣流布の時に本門寺の戒壇に仏像」と言い切ってしまってよろしいのでしょうか。例えば、日興と五老僧の関係の如く、その「広宣流布の時の本尊の形態」につき、弟子達で見解が分かれていたかもしれません。名無しさんは「重須談所の学頭になる程の人物だから」といわれますが、それは五老僧にもあてはまりまして、「日蓮聖人に直接教示を受けた五老僧だから」などは、日興側として特に「五人所破抄」以降は、全く無意味なわけです。それと同じ轍を踏む可能性があるのでは。

◆　日代、日順、日尊を除き、本六老僧、新六老僧その他数多の弟子檀越で、「広宣流布・仏像本尊義」の教示を記述した人物がいないのは何故でしょうか？

◆　日興は300体以上の曼荼羅を書写し、下付を行なっており、それが｢広宣流布｣の時に突然、本門寺本堂に「仏像」では、果たして門下・弟子檀越の機根が整うのでしょうか。日常から「仏像」を拝ませ、その法門上の意義を教示せずして、礼拝の対象を、そう簡単に変えられるものか。また、広宣流布の時、いきなり「仏像本尊」としたら、相当数の退転者が出るのではないか。
463 ：名無しさん：2007/10/06(土) 00:40:26 ID:dOX1X5Bw0: >460
十分と思うのは貴方方であって、私は全然十分と思いません。
日興が曼荼羅正意と言った文証を、日興真筆遺文で証明して下さい。

>461
自分が不利になってくると、相手を馬鹿にするような発言をするとは、仏法者失格でしょう。
戒壇本尊の真実が仏像造立ということが、明後日の方向に感じるのは、いったいどちらが理解力不足なのでしょうか。
464 ：名無しさん：2007/10/06(土) 00:47:30 ID:dOX1X5Bw0: 風神さん、
>462のご質問は、おかしいです。
日代、日順、日尊の三方で十分でしょう。直弟子一人でもいれば十分なところ、三人もいるわけです。
462の疑難は成立しません。
日興直弟子の日代、日順、日尊の遺文・教示にある以上、十分すぐるでしょう。
反対に、日興及び日興直弟子の中で、広宣流布の時に曼荼羅本尊を懸けるべきとした文証はありますか？

広宣流布の時に仏像を造立すべきことは、日興直弟子三人の遺文・教示に確認できます。
さて、広宣流布の時に曼荼羅本尊を安置すべきことは、何人の直弟子達の思想にあるのでしょうか？
465 ：鉄齋：2007/10/06(土) 00:51:09 ID:XUgH9cMAO: >>463

もしかして金原本読みましたですか？
まだですか？

戒壇本尊でなく私は金原氏の戒壇板本尊の真実と言う本だと言いましたが？
466 ：鉄齋：2007/10/06(土) 01:01:20 ID:XUgH9cMAO: うちらから見れば三宝のうちの聖祖開山以外は単なる人師論師坊さんですよ。
どっちでもいいです
あえてそれでも残りの九人は？仏像正意なんですか？
あと日尊は本新六の中にいませんね。
467 ：鉄齋：2007/10/06(土) 01:09:05 ID:XUgH9cMAO: 名無しさん

もうどうぞ好きなだけ語りまくってください＾＾
ありがたく拝聴しますから。
468 ：名無しさん：2007/10/06(土) 01:13:14 ID:dOX1X5Bw0: 鉄齋さん、金原本は発売日に書店で購入し読みました。
日尊は本新六の中にいなくとも、日興直弟子であることは動きません。
要法寺御内仏安置は日興書写日尊授与の本尊です。
ましてや興門八箇本山の内、二本山は日尊門流です。
江戸時代の勢力では、興門の中では日尊門流が末寺数でトップです。
本新六以上の直弟子と言ってもよいくらいでしょう。
さて、1時をまわりましたので、本日は休ませていただきます。
今日もお付き合い戴き、また種々のご教示を戴きましたことに感謝申し上げます。
469 ：風神：2007/10/06(土) 01:51:12 ID:wxraRt9U0: 名無しさん
お休みになった後にごめんなさい。
これだけはレスさせて頂きます。

＞　日代、日順、日尊の三方で十分でしょう。直弟子一人でもいれば十分なところ、三人もいるわけです。
462の疑難は成立しません。

◆　おお、これはおもしろいですね。話が全く逆です。
重須大衆・大石寺大衆が数多いる中で、その三人しか「広宣流布の時は仏像本尊」と言っていない、ということで「三人の私論にすぎず」という認識を持つに充分なわけです。

◆　さらに、その三人の弟子達は師匠の思想をそのまま継承しているのでしょうか。
西山、重須の二箇寺はどうですか？要法寺・・・これは日辰が出ましたね。良かったですね、でも、その後はどうですか。

◆　例えば日代で聞きますよ。日代が「広宣流布の時・本門戒壇に仏像」としても、何故、日代の記述文書中で、この書状の一箇所にしかないのでしょうか？しかもこの書状は、他門流の日印からの問い合わせに答えているものです。

◆　日代としては、未来へ向けて西山として法を久住すべきでありましょう。自門流への「広宣流布・仏像」の指南・説法はどこにあるのでしょうか？是非、教えてください。

◆　西山に「広宣流布の時、本門戒壇に安置するべき本尊は、仏像である」旨の相承書はあるのでしょうか？是非、教えてください。

◆　これも同じく、三位日順が「広宣流布の時・本門戒壇に仏像」としても、何故、三位日順の多数の文書中で、この「本門心底抄」の一箇所にしかないのでしょうか？

◆　三位日順の記述した「広宣流布の時・本門戒壇に仏像」を、重須～北山本門寺と正しく相伝されているのでしょうか。是非、教えてください。

＞　反対に、日興及び日興直弟子の中で、広宣流布の時に曼荼羅本尊を懸けるべきとした文証はありますか？

◆　日興の「本門寺に懸け万年の重宝」の添書きですね。
これに対して名無しさんは「本門寺に懸けは戒壇のことではないと思う」と言います。では、日興の言う「本門寺に懸け万年の重宝」の本尊は、広宣流布の時の本門寺の、どこにどのように奉安されるのでしょうか。是非、明示をしてください。

◆　三位日順が「摧邪立正抄」にて、このように記述しています。
1350年・正平5年3月中旬(滅後69年)　日順著　「摧邪立正抄」(富要2-43)
「日興上人独り彼の山をトして居し、爾前迹門の謗法を対治して法華本門の戒壇を建てんと欲し、本門の大漫茶羅を安置し奉つて当に南無妙法蓮華経と唱ふべしと、公家武家に奏聞を捧げて道俗男女に教訓せしむ、是れ即ち大聖の本懐御抄に分明なり」

日興の時代は「広宣流布の時の本門寺」思想が多分にあり、その実現の近からんことを期して、本六老僧を中心に各地で活発な布教、そして公家武家に奏聞を捧げたのですが、ここに出てくる「法華本門の戒壇を建てんと欲し」というのは、本門の戒壇です。広宣流布の時は本門戒壇の建立です。本門の戒壇とは本門寺内です。
「本門寺を建てんと欲し」ではなく、「法華本門の戒壇を建てんと欲し」とあることから、本門戒壇を建てること即本門寺を建てることだ、と認識できます。

そして日興添書きは「本門寺に懸け万年の重宝」と記されているのです。本門寺そのものに懸けるとしてあるのです。
本門寺そのものといったら何でしょうか。広宣流布の時は本門戒壇の建立ですから、それは本門寺即本門戒壇のことである認識できます。また、日興の意を体する弟子ならば、戒壇以外のどこに本尊を懸けられるでしょうか。
470 ：風神：2007/10/06(土) 01:51:53 ID:wxraRt9U0: ＞　さて、広宣流布の時に曼荼羅本尊を安置すべきことは、何人の直弟子達の思想にあるのでしょうか？

さて、広宣流布の時に仏像本尊を安置すべきことは、何人の直弟子達の思想にあるのでしょうか？⇒　たった3人です。
この3人しか仏像を言わない、そして日興添書きには「本門寺に懸け万年の重宝」とある。更に3人意外は広宣流布の時の本尊を云々していない。即、3人意外は「広宣流布の時は曼荼羅本尊」という正しい認識を持っていたということです。「広宣流布の時は曼荼羅本尊」との記録がないのは、日興の意を体すれば当たり前のことだからです。この3人が日興の意を体するに至らなかった、ということです。

◆　あれほど、熱烈に広宣流布・本門寺の戒壇を目指し、各地に法線を張った日興門流で「広宣流布の時・仏像本尊」をたった、この三人しか言っていない。これが、3人の私論にすぎない、という証拠でもあります。

◆　私としては、仏像・曼荼羅の議論は、現在では早すぎると認識しています。
法の拡大が進み、広宣流布がはなはだ近し、と感じられるようになってからでも宜しいかと思います。
ただ、「日興の真意はどこに」ということを探求する上では、非常に有益でありました。
名無しさん、鉄齋さん、沖浦さんに感謝申し上げ、私も終了することにします。
今晩は遅くまで大変にお疲れ様でした。ありがとうございました。
471 ：鉄齋：2007/10/06(土) 02:07:33 ID:XUgH9cMAO: では私も＾＾

名無しさん、風神さん、沖浦さん
ありがとうございました。
おやすみなさい。
472 ：名無しさん：2007/10/06(土) 07:32:45 ID:RXI2s/gU0: お早う御座います。

風神さん、日興の宗祖本尊への添書は、広宣流布に至ろうが至るまいが永遠に重宝であるとの意だと思います。
本門寺＝本門戒壇ではないと思います。

広宣流布の時に、仏像本尊を建立するとした日興直弟子は３人確認できますが、広宣流布の時に曼荼羅本尊を安置するとした直弟子は0人でしょう。

３対０です。

曼荼羅は広宣流布の途上も、広宣流布に至ってからも、本尊でありまた重宝です。
しかし仏像は広宣流布の時までは造らないというのが、上代興門の思想であると思います。

さらに日代は、日興から重須を相承した人物です。
日代が日興の義を理解していないということは、日興自身に見る目がなかったという結果になります。
473 ：　沖浦克治：2007/10/06(土) 08:44:25 ID:Jaz.UXy.0: 　見る目がなかったんでしょうね。

　それとですね、提婆達多は釈迦に見る目がなかった。
　三位坊日行は、大聖人様に見る目がなかった。
　戦時中の幹部の退転は、牧口先生に見る目がなかった。

　これでいいんでしょう？
　貴方のお説ではね。
474 ：　沖浦克治：2007/10/06(土) 08:45:56 ID:Jaz.UXy.0: 　名無しさんに、大切な事を教えてあげましょうね。

　世の中で最も陳腐な言葉。

　あんな奴だとは思わなかった。

　です。
475 ：名無しさん：2007/10/06(土) 10:12:58 ID:N6GUIfWw0: 山崎さん、竹入さん等を、後々であんな奴だと思っていた学会本部いる件について
476 ：卞氏：2007/10/06(土) 10:36:02 ID:AFKBXIAk0: >>475
・・ついて、どーすんの？
477 ：　沖浦克治：2007/10/06(土) 11:16:27 ID:Jaz.UXy.0: 　アホみたいですね～～。

　はっきり断言しておきますよ。

　名無しさん。
478 ：風神：2007/10/06(土) 11:29:48 ID:G7VitK.20: 名無しさん、沖浦さん、卞氏さん、鉄齋さん
こんにちは。

＞風神さん、日興の宗祖本尊への添書は、広宣流布に至ろうが至るまいが永遠に重宝であるとの意だと思います。本門寺＝本門戒壇ではないと思います。

今日は沖浦さん流に簡潔にいきたいと思います。それでもＡ４、二枚になっちゃいましたが。(苦笑)

◆　名無しさんは「思います」ですが、私は「本門寺＝事の戒壇」と「御書を拝して認識」します。
三大秘法禀承事は真筆の可能性が高くなっているということですが、そこには「戒壇とは王法仏法に冥じ仏法王法に合して王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて有徳王覚徳比丘の其の乃往を末法濁悪の未来に移さん時勅宣並に御教書を申し下して霊山浄土に似たらん最勝の地を尋ねて戒壇を建立す可き者か時を待つ可きのみ事の戒法と申すは是なり、三国並に一閻浮提の人懺悔滅罪の戒法のみならず大梵天王帝釈等も来下して・給うべき戒壇なり、此の戒法立ちて後延暦寺の戒壇は迹門の理戒なれば益あるまじき処に、」とあります。

日興門流は「延暦寺の戒壇」に対して、「事の戒壇」建立を目指し、不惜身命の諌暁、法の流布を遂行しました。「事の戒壇建立」を目指したのです。「事の戒壇建立」を目指す時それは「本門寺の境内に建立」ですから、「本門寺建立」と同義となります。「本門寺建立」＝「本門寺御影堂」、「本門寺建立」＝「本門寺客殿」等であるならば、それを裏付ける根拠はあるのでしょうか。
そして日興の添書きは「本門寺に懸け万年の重宝」ですから、ここに文の表に出ていなくても「本門寺の前提は広宣流布」であり、「本門寺を目指すは戒壇建立を目指す」ですから、「本門寺に懸ける＝本門寺の戒壇に懸ける」と認識できるわけです。

三大秘法禀承事が偽書だとしても、「事の戒壇建立」を目指す、日蓮の門弟たちの思想、心意気を充分に伝え得るものと解釈します。

◆　ただ、これも解釈論で、例えば同じ日蓮曼荼羅を見ても「礼拝の対象」「大事にしまっておく」「放置」等、受けての側の信心、理解度などによって色々とあったことと思います。思考が固まってしまっていたら、そこに何を言っても入りません。
「仏像は広宣流布の時までは造らないというのが、上代興門の思想であると思います。」と、「思います」を前提にされているのでは、何をどう見ても「違う」という認識しか抱き得ないと「思います」。
479 ：風神：2007/10/06(土) 11:32:13 ID:G7VitK.20: ＞　３対０です。

◆　当たり前の事を言うわけがありません。更に、日興が添書きをしているのですから、これ以上の文証はありません。
更に、「３対０です。」という現実が、この3人が異見を抱いていたという証明にほかなりません。それが正しいかどえかは別問題です。この御三方の意見が正しいという裏付けがなさすぎます。「広宣流布の時の本尊・仏像」説を展開するのならば「と思う」ではなく、この御三方の主張の正当性を裏付ける文証などが、他の「曼荼羅本尊」説をとる門下に対して圧倒的に必要となってきます。「曼荼羅本尊」説は大量にいるのですから、圧倒的かつ完膚なきまでの正論でなければなりません。たまたま、成り行きで？私レベルで申し訳ないのですが、ここでお相手させて頂いて論じ合ってしまっているのですが、この手の議論は「十八番」という方が数多いますので、やはり御三方だけではなく、圧倒的な根拠が必要になる事態に直面することも起こりえると予想します。
この御三方だけでは「ああ、そうですか。君はそういう意見なのね」で終わりです。

◆　また、数回前に投稿しましたが三位日順は
日順雑集
法花観心本尊抄見聞、
聖人は造仏の為の出世には無し本尊を顕んが為なり、然れば正像の時は多く釈尊を造れども本尊をは未だ顕さず然れば如来滅後未曽有大漫荼羅と云云、
とも記述しており、その日蓮は「造仏」のための出世ではなく、「妙法曼荼羅本尊」を顕すための出世である、との認識ももっていたわけです。そこに「本門心底抄」の「仏像」ですから、判断が揺れていたということでしょう。

これも記しましたが日代は「他」門流の日印に一書状で言っているだけです。自門流への指南はどうなのでしょうか。

こうやって、「広宣流布の時・仏像本尊」説に対して、その根拠たる三人の内、二人に対して検証をしても、その「仏像」記述の意味合いが薄くなってきます。時間はタップリ有るのですから、検証が進めば更に薄まっていくことと思います。

＞　日興自身に見る目がなかったという結果になります

◆　沖浦さんと同じです。弟子が師匠の教示に反した、また期待を裏切ったとしても、「師匠に見る目がなかった」ということはないですね。弟子の責任です。
「仏像」と言い出したのは、日順、日代共に師匠・日興滅後です。この経過も

◆　いずれにしても「広宣流布の時・仏像本尊」「広宣流布の時・曼荼羅本尊」については、ここで解釈論争を展開してもきりがないてじょうね。
広宣流布まで後何年？何百年？何千年？何万年？何十万年？何百万年？でしょうから、まあ、あと何千年ぐらいかけて議論しても全然、間に合うでしょう。（笑）
お互いに前提が異なったままやっているのですから「解釈Ａ」「解釈Ｂ」「解釈Ａ」「解釈Ｂ」の繰り返し、たまに横から「解釈Ｃ」が入ってきて、と永遠に終らないと思います。

ということで、私としては「慧妙」も出たようですし、スレッドテーマの方に戻らさせて頂きます。
480 ：鉄齋：2007/10/06(土) 12:43:33 ID:XUgH9cMAO: >>479
そーだそーだあっ！(／-_-#)／●ヽ
481 ：名無しさん：2007/10/06(土) 17:45:17 ID:EbXqlfZs0: 風神さん、
やはり解釈論ですね。
私が「思う」と記すのは、その部分が私の解釈によるものだからです。
解釈はあくまで解釈であり、宗祖・門祖の意にどこまでかなっているかなど、到底判断し得ないわけです。
にもかかわらず、皆さんは解釈をさも断定的にいいますね、その点がどうも理解できません。
私は解釈ではなく、明確な証文があればよいと思うわけです。
広宣流布の時に、仏像を造立すべきことは日興高弟内に証文があるわけです。
しかし、広宣流布の時に曼荼羅本尊を安置するべきとの証文は無いわけです。
有ると無いでは、既に決着はついているのですよ。

それから日伊（印）が日代の他門流とは驚きですね。
同じ日興門流ですよ。

創価学会の教学上、仏像造立が都合が悪いことは理解できます。
しかし、都合が悪いことは、解釈論を押し通して抹殺しようとの考えは、教学研鑽を志そうというものにとって致命的な欠陥といえるでしょう。
482 ：風神：2007/10/07(日) 02:26:32 ID:n03Zyd6Y0: 慧妙10月1日付けについて

【　「経」字の書体による本尊の四期分類について　】

◆　今回の慧妙では、まず、金原本の「本尊の『経』字の書体による四期分類での判定」につき、指摘をしています。

しかし、慧妙は「『経』の御文字」という表現だけで括って批判を展開しており、
◎「『経』字の書体」のどの部分が注目すべきものなのか？
◎　どうしてそれによって御本尊の時期的な分類が可能となるのか？
という、核心部分に触れずに論を展開しているのですから、そこに恣意的なものがあるといわざるを得ません。もしくは、編集者自身も、そこまで理解・認識していなかったのかもしれません。

金原本では、山中喜八氏の学説を引用しながら詳しく述べられていた、
第三期(弘安元年三月～弘安三年三月)は「経」字の旁(つくり)の第一筆が「つ」形、
第四期(弘安三年三月～弘安五年六月)は「経」字の旁が「一」「ツ」形、
であるという、「経」字の旁についての、その書体による分類を、慧妙では書いていないのです。

慧妙の中では金原本を引用し、
「すなわち弘安三年以降の特徴を示している。（略）この点における『例外』は存在していない。」と書かれている程度です。しかし、この（略）の中にこそ、核心部分があるのですね。

金原本を引用しますと、
「『経』字の第三期から第四期への変化とは、旁の変化で、第三期は旁の第一筆が『つ』形であるのに対し、第四期は『一』『ツ』形となる。板漫荼羅は、明らかに『一』『ツ』型である。」と、四期分類による判定を可能とした基準ともいうべき、「『経』字の旁による分類」を紹介しています。
これが慧妙には無いのですから、この「機関誌の随所に見受けられる（略）には注意が必要である」ということになってきます。

◆　そして慧妙では、
「しかしながら、大御本尊と類似した『経』の御文字は、じつは、弘安元年八月に顕わされた二体の御本尊にも拝されるのである。」
「ともあれ、時代による御本尊の書体の変化には、大まかな傾向ではあるけれども、例外もあって決定的ではない。」としています。

要は、
「経字の旁の書体によって真筆本尊を四期分類しても、第三期の弘安元年八月に顕わされた二体の御本尊は第四期に属する経字の旁となっており、第三期とされる御本尊の中にも例外があるではないか。戒壇板本尊は弘安二年十月十二日で、第三期とされているが、戒壇板本尊の経字の旁の書体が第四期であったとしても、弘安元年八月の二体と同じく例外扱いであってもよいであろう。結局は四期分類による真偽判定など決定的ではない。また、戒壇板本尊は板である故、筆運びを鑑定することはほとんど難しいのだ」
ということを言いたいようです。

なにか、私の方が「明確な言葉で金原本を破折」しているような気がするのですが?(苦笑)
483 ：風神：2007/10/07(日) 02:28:54 ID:n03Zyd6Y0: ◆　ここで、慧妙が部分引用しかしなかった、金原本の巻末の「注」の小文字を読んでいただきましょう。

ここで注意しておかなければならないのは、弘安元年八月の二幅【53】【54】が、特例として第四期の書体である、と山中喜八が述べている点である。(「御本尊集目録」六十頁)。しかし、これは寺尾英智の指摘の如く、その運筆からいって第三期に属するものである。(寺尾英智著「日蓮聖人真跡の形態と伝来」三十六頁)。
【53】【54】の「経」字の旁は、確かにこの時期異例の「ツ」字型ではあるが、同じ「ツ」型でも、第四期のそれとは異なった筆法を示している。前者は旁の第一画が「つ」型で、続く「ツ」字へと流れるように筆の留まりがないのに対し、後者の第四期は、第一画が力強い「一」型であって、「ツ」字へは折り返した形で運筆される。故に【53】【54】は、異例とはいえ、まさしく第三期に属す特徴を示しているとみるべきであろう。大石寺板曼荼羅のそれは、明らかに第四期、すなわち弘安三年三月以降の筆法で、第三期の異型とすることはできない。

なんだ、ちゃんと書いてあるじゃない、ということです。

◆　御本尊集の写真を見ると、確かに、第三期の弘安元年八月の二幅【53】【54】は、「つ」から「ツ」へと筆が流れています。
さらに、第三期と分類される他の御本尊を注意してみると、経字の旁の「つ」形が流れ、筆の留まりがありません。第四期では「一」から「ツ」へは折り返した形で運筆されていますね。そして戒壇板本尊は「一」から「ツ」へは折り返した形で運筆であり、第四期と分類できるわけです。
「運筆」がポイントで、それによって第三期、第四期の分類が可能となる、ということです。

ですから「経字の書体」による本尊の四期分類での判定に、金原本での「例外は存在していない」との記述は正しいものになります。

◆　慧妙に書かれた
「板に彫刻された御本尊の場合、『折り返した形』等々といった筆運びを鑑定することは、ほとんど難しいのであって」
というものは、慧妙編集者の知る限りの世界の話であって、今、現に本の中で鑑定されてしまっているのですから、「だから何?しっかりとお読みなさい」とお答えすれば済む程度のレベルを晒しているにすぎません。

さらに、
「悪書も名を挙げている『文字曼荼羅研究の先駆者である立正安国会の山中喜八』ですら、『墨跡（木石）を見なくては確信のもてる返事はできない』と述べている程である。すなわち、金原某が知ったか振りで述べている鑑定もどきの言は、その道の第一人者ですら言えない、はったりなのである」
というものも、「墨跡（木石）を直接見なくても、写真、PCを使用して、図形鑑別判定ができるレベルの技術が確立しており、確信のもてる返事ができるようになっている」金原本の出現により、なんの意味も無いものになっています。

◆「経字の書体」をポイントにした慧妙の今回の主張に関しては、以前、安永弁哲に対して日蓮正宗布教会が出した、「悪書板本尊偽作論を粉砕す」の方がもう少し丁寧に書いてあったと思います。「～粉砕す」では、注目すべき経字の旁「ツ」の字型について書いてありましたからね。

いずれにしても、戒壇板本尊は第四期と同じく、「経」字の旁が「一」「ツ」形であり、弘安3年3月以降の「第四期」の筆法特徴を示し、弘安2年10月12日の図顕年月とは矛盾しています。戒壇板本尊の「経」字は明らかに、弘安3年3月以降のものであり、第三期の異形とすることはできないでしょう。

◆　ここで、もう一度整理して再掲しておきます。
山中喜八氏の所論は「大崎学報　102号」昭和29年10/13発行よりの引用です。

日蓮図顕本尊・書体の時代的特徴について、首題「経」字の旁により分類することができます。
第一期　文永8年10月～建治2年8月　　御本尊集　1～40
第二期　建治3年2月～建治3年11月　　　　　　 41～46
第三期　弘安元年3月～弘安3年3月　　 47～78
第四期　弘安3年3月～弘安5年6月　 79以降

第三期は「経」字の旁(つくり)の第一筆が「つ」形
第四期は「経」字の旁が「一」「ツ」形
弘安3年3月は変化期で、「つ」形と「一」「ツ」形が混在
484 ：風神：2007/10/07(日) 02:31:11 ID:n03Zyd6Y0: 【　その他　】

④「河辺メモ」について
「日蓮正宗内向けにはそういう説明が必要なのね」程度で、反論の必要は無しです。

⑤大御本尊と日禅授与御本尊について
「ああ、そうですか。嫌なら慧妙編集部は具体的議論に入らなくて結構です」程度のものです。
ただ、戒壇板本尊に関する議論をしていて、たまにこちらが「えっ」「大丈夫」など、ドキッとさせられる新説を法華講員が口にしてくれることがあり、なかなかどうして、楽しい側面もあるのですが、今回の慧妙の新説もそうですね。
「推するは畏（おそ）れ多いが、この前提に立つならば、大聖人が何らかの深慮によって、すでに御図顕されていた大御本尊の首題を模して、日禅授与の御本尊を顕わされた可能性もある、と拝せられるであろう」
戒壇板本尊の首題を模して日禅授与本尊を顕した?
まさに逆転の発想で、想像力豊かな書きっぷりではあります。

しかし、
日禅授与本尊＝Ａ
戒壇板本尊＝Ｂ
Ａの首題はＢの主題を模した。
しかし、「Ｂが日蓮直造の証拠は?」で終るでしょうね。あっけないものです。

⑥板御本尊という態様について
ここでは「大石寺の正義=話術一筋で強がり続けるしかない」という標本が、以下のとおり増えました。

いかに大聖人の法義に暗い五老でも、いちおう大聖人の直弟である以上、大聖人のなさった前例がなくして、自らまったくの新義を作り出すことはありえない。したがって、これは、身延山久遠寺の本堂に安置された本門戒壇大御本尊を拝していた日向が、大御本尊を真似（まね）て板本尊造立に及んだ、と考えるほかはないのである。もし、そうでない、と言うのなら、これ以外の、さらに合理的な説明を示すべきであろう。この、日向造立の板本尊は、それから五十年以上も、身延山久遠寺の本堂の本尊として安置し続けられたことが、記録（『一期所修善根記録』日蓮宗宗学全書一巻）により明らかである。金原某は、この事実について、どう説明するというのか。

これについては、以前、指摘したとおりです。またブログ「風神のメモ帳」でも、別角度から指摘していますので、よろしくお願い致します。

以下、今回の慧妙の感想です。
◎　「戒壇板本尊=日蓮直造」が頭の中で前提として出来上がっており、今は、その前提そのものが問われているということを認識できていない。要は戒壇板本尊=日蓮直造であるとの客観的証明をするしかない。しかし、それができないものだから、いつもどおりの「考えつく限りのあらゆる表現、話法」でもって喋り続けている。
これは、日蓮正宗の現在のレベルを晒しているにすぎない事態だ、ということに気がついていない。実に惨めであり、可哀想でもある。

◎　特に「経字の書体」については、「旁」という注目すべき核心部分に触れておらず、論点ボカシとなっていて、読者を自らが意図する一定の方向に誘導するように書かれている。

◎　従来からの反論の焼き直しであり、新しい観点からの反論はなく、編集者の創意工夫・努力が感じられない。

◎　相手の主張のレベルを自分の言葉で括って貶め、それを破折したような気になって自己陶酔している。

最後に、
「いくら繰り返し言い続けても、雪は墨にならない、と知るべきであろう。」
と頂戴したものにお返しして
「いくら一機関誌が繰り返し言い続けても、戒壇板本尊は日蓮直造とは証明されない、と知るべきであろう。」
と、捧げさせて頂きます。

今回も、考える機会を与えてくださった慧妙編集部に感謝申し上げ、更なる切磋琢磨、精進を期して参りたいと思います。
ありがとうございました!
485 ：　沖浦克治：2007/10/07(日) 07:07:24 ID:NpCM8HVw0: 　慧妙ね～～。

　嘘吐き四流誌ですよ。
　三年前私が不徳の故起こした事件で、私が創価学会の信心で大罰を受けた。と。書きました。
　しかも、法華講から個人的に来たメールへの返信を、私に無断で法華講が投稿し、私に一遍の取材も問い合わせもせず、無許可で掲載したのです。
　悪徳四流誌ですね。

　今、私は創価学会の信心と、創価学会下付の御形木様のお力で、見事に宿命転換を致しました。
　多くの同士が直接訪れ、私の生活の事実を確認されておられます。

　ところが慧妙は一言の謝罪も致しません。

　あんな与太機関紙、嘘しか書いていません。

　はっきり断言しておきます。

　慧妙が何かを正しい。と、書けば、その何かは間違っています。
　間違いだ。と。書くなら、それは正しいのです。

　慧妙とはそのようなものです。
486 ：　沖浦克治：2007/10/07(日) 07:08:32 ID:NpCM8HVw0: 　ですからね、

　慧妙が、金原さんが間違っている。と、書くなら。

　金原さんが正しい。

　これが事実です。
487 ：風神：2007/10/07(日) 15:00:23 ID:KQzNwPtQO: ＞　慧妙が何かを正しい。と、書けば、その何かは間違っています。
間違いだ。と。書くなら、それは正しいのです。

慧妙を読む際の心構えですね。これは名言!
是非、全末寺の受付に貼って頂きたいものです。
488 ：鉄齋：2007/10/08(月) 09:35:10 ID:vit4qRWcO: 「妙」「華」などの光明点、つまり左に流れる長い斜画の角度、長さが酷似していますね。
489 ：風神：2007/10/08(月) 09:48:01 ID:ObLugc5EO: 戒壇板本尊と日禅授与本尊の首題ですね。
これは、慧妙が議論の中身に入れなかったところでもありますね。
あの機関誌が「なんたるレベル、相手にしない」等と書いた時は、「そこに真実がある」ということではないかと思います。昨日と同様の話ですが。
490 ：風神：2007/10/09(火) 01:01:29 ID:e1k35t0E0: 「ブログ　風神のメモ帳」に「出世の本懐」をまとめ直してUPしました。
491 ：一塔両尊：2007/10/09(火) 19:11:36 ID:Yc5Bjr9U0: 広宣流布の暁は、ワシが本尊じゃといっとろうが！
492 ：風神：2007/10/09(火) 20:45:12 ID:ZZ15GKP60: そうですか。どうぞ1億2千万人の入信を勝ち取ってください。（笑）
493 ：鉄齋：2007/10/09(火) 20:52:25 ID:2.8K47WEO: うぉーっ！上行菩薩様の登場じゃ～www
494 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/09(火) 20:58:44 ID:5gMKO4Uw0: >>491
あれ？・・・トキオだ。。。

　　　　　　　　　　　　　　　（アラシの間違いじゃ・・・）。
to言ったのは今日がはじめて・・・笑。

どーも～～！浜田・・・・マリで～～す！
あややや・・芳村だった。。。

はじめまして、一塔両尊さん、、、。
名前（ＨＮ）の由来、聞かせてくんない？？？。あはは。。
495 ：風神：2007/10/09(火) 21:12:38 ID:ZZ15GKP60: で、普段はどれを拝んでいるのかな?

①　曼荼羅(紙)
②　曼荼羅(板)
③　曼荼羅(紙)・宗祖
④　曼荼羅・釈尊一仏
⑤　曼荼羅(板)・宗祖
⑥　曼荼羅・一塔両尊四士・宗祖
⑦　一塔両尊・宗祖
⑧　曼荼羅・釈尊・宗祖
⑨　曼荼羅・一塔両尊
⑩　一塔両尊四士・宗祖
⑪　一塔両尊四士・文殊普賢の二士・四天・二明王・宗祖
⑫　一塔両尊四士・文殊普賢の二士・四天・宗祖
⑬　一塔両尊四士・文殊普賢の二士・宗祖
⑭　一塔両尊四士・文殊普賢の二士・四天・鬼子母神・十羅刹女・宗祖
⑯　釈迦一体
⑰　一尊四士・宗祖
⑱　一尊四士・宗祖・四天・文殊普賢の二士
496 ：鉄齋：2007/10/10(水) 00:11:38 ID:PQv2NRlYO: >>495

意味が分からないのでは？(-o-;)
497 ：風神：2007/10/10(水) 00:12:52 ID:GMSmnvok0: ですかね・・・・。
498 ：光線：2007/10/10(水) 00:37:35 ID:Bw8CSVN60: 知らぬ振りするより辛い知った振り

ってね＼＾o＾／
499 ：風神：2007/10/10(水) 00:40:42 ID:GMSmnvok0: 光線さん
うまいねー。

巻物・・・じゃない(^^)ブログを更新しました。
500 ：光線：2007/10/10(水) 00:53:19 ID:Bw8CSVN60: ウフフ♪光線は穴子の入った巻き寿司のほうが好きだよ～ ☆o(^-^)o
501 ：鉄齋：2007/10/10(水) 01:16:43 ID:PQv2NRlYO: >>500

私は日曜日の夕方に百円均一の回転寿司で15皿食べました＾＾

ゲフッ＝´Д｀
502 ：光線：2007/10/10(水) 01:40:28 ID:Bw8CSVN60: 鉄齋さん
いつも美味しい話題ありがとうo(^-^)o

回らないすしを食べたら目が回る
アハハ♪♪
時価って怖いわあ。。
503 ：　沖浦克治：2007/10/10(水) 06:35:25 ID:WpBWc0xs0: 　話は変わりますが、回転寿司、他の国でやったら、空のお皿が廻って終了でしょうね。

　勝手につまんで食べて、ハイさようなら。
　日本は本当に民衆のレベルの高い国だと思います。
　大聖人様の仏法の広宣流布の下地がある証拠です。
504 ：卞氏：2007/10/10(水) 14:52:44 ID:zSdhzS760: 道端に野菜と料金箱が置いてあるだけの農家ｗ
ご覧になった事あるでしょうか？
豊かな証拠でもありますねー。
505 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/10/10(水) 15:09:30 ID:H/GCxlU60: 　　みなさん、こんにちは。

＞道端に野菜と料金箱が置いてあるだけの農家ｗ
ご覧になった事あるでしょうか？
豊かな証拠でもありますねー。

私の住んでいる福島県内では、未だに見かけます♪
２種類あるんです。
店舗の外とか、道路の端っこだと、野菜や果物専用の自販機があり、お金をいれてないと、中身は出てこないです。
その一方では、畑の隣の野菜売り場の小さな建物の前とか、道路の前とかに、野菜と料金箱だけが、置いてあって、お金を置いて買っていく人も、まだいますです♪

私が住んでいる市内は、結構どんどん便利になって行って、場所によっては、東京近辺の県よりも便利かもしれないです。
そんな中に、↑のような風景が混ざっています。＾＾
506 ：名無しさん：2007/10/10(水) 15:23:58 ID:7g02wIJ.0: >>504
それは、人を信頼しているからですね。
いつまでも忘れてはいけない大切な事ですね。
507 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/10(水) 16:25:20 ID:r9Na4Dx60: しずく☆さん、
こちらには、道路の端っこに、卵の自販機があります♪。あは！
508 ：風神：2007/10/10(水) 17:13:02 ID:4ClfMMv.O: ＞　勝手につまんで食べて、ハイさようなら。日本は本当に民衆のレベルの高い国だと思います。大聖人様の仏法の広宣流布の下地がある証拠です。

なるほど。「日本国は法華経の国」との仰せもありました。

教機時国抄
日本国は一向に法華経の国なり例せば舎衛国の一向に大乗なりしが如し、又天竺には一向に小乗の国一向に大乗の国大小兼学の国も之有り、日本国は一向大乗の国なり大乗の中にも法華経の国為る可きなり
509 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/10/10(水) 17:15:23 ID:H/GCxlU60: 　　日々さん、こんにちは。
あは！
こっちにも、卵の自販機があって、茶色の卵が売っています♪

　　>560の名無しさん

はじめまして。
こっちでは、場所によっては、家の鍵をかけない家もたまにあるみたいです。
最近の世の中を考えるとぶっそうではあるのですが、その地域では、名無しさんのおっしゃったようなものがあるからでしょうね。＾＾
510 ：風神：2007/10/10(水) 17:17:03 ID:4ClfMMv.O: ＞道端に野菜と料金箱が置いてあるだけの農家

意外やイガイ、家の目の前に置いてあります。
町内で三箇所ぐらいですかね。季節の野菜が置いてあり、車を停めては買っていく人が多いですね。自宅は都市近郊の、都会の田舎みたいなところでして、歩いて一分の里山では、支部のメンバーが環境美化活動を始め、自治会ものってきて、今では内外一体、地域ぐるみでの活動となっています。十年以上たちますね、始まってから。
夏は蛍、秋は焼き芋、昔の遊び大会などをやり盛り上がっています。NHKで二回、民放で一回放送されました。
うちの子供たちも、この里山育ちで、秋は落ち葉にくるまり寝そべり、春、夏はザリガニ、カエルをつかまえ、渓流に足を浸しては喜んでいます。(もちろん、その後放しますが。)
更に、忍者ごっこ、秘密基地つくり・・・など。
私が子供の頃の方が汚くて、ここ20年ぐらい前から整備が進んで、むしろ今の方が格段に自然そのものとなっています。8月は毎日、カブトムシ、クワガタムシでしたね。ライトに照らされたカブトムシを見つけると、こちらまで子供心全開になっちゃいますね。
ここのスレッドも一般論自然開放で、いい雰囲気です(^_^)
511 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/10/10(水) 17:17:43 ID:H/GCxlU60: 　　風神さん、こんにちは。＾＾
512 ：市丸：2007/10/10(水) 17:35:45 ID:MmXOS6Dg0: 閑話休題。

ザリガニって、フランス料理の高級食材なんですってね？
エスカルゴってカタツムリだし。
フランス人って、ゲテモノ食い？
513 ：風神：2007/10/10(水) 17:44:56 ID:4ClfMMv.O: 板本尊からザリガニまで、大境涯革命ですね(^_^)

＞　こっちでは、場所によっては、家の鍵をかけない家もたまにあるみたいです。
うちも鍵はかかっていません。「個人会場」です。地域の法華堂？出入り全く自由です。
創価の友の皆さん、いつでもどうぞ！(^_^)
514 ：風神：2007/10/10(水) 22:38:35 ID:4ClfMMv.O: さて、もう少しして、秋が深まってきたら、関係寺院を調べにまわってみようと思っています。なぜ、今すぐに行かないかというと、あれです。ニョロニョロ、蛇ですヘビ。これが大の苦手でして・・・（苦笑）
真夏に大石寺に行ったら、石垣からは2m近い青大将、五重塔の池ではヤマカカシの群れ、三門ではシマヘビとスネークランドでしたからね。もちろん、ここだけではなく、寺院はそういうロケーションのところが多いですね。

西山に行った時は、関係者がスズメバチに刺されて、騒ぎになっていましたっけ。
寺院だけではつまらないですから、付近の山村の深まる紅葉を眺めながら、缶コーヒーを片手にお散歩などをやりたいな、と思っています。12月に衆院選とか、噂が出てきましたからね、それ以前が勝負です。(^_^)
515 ：鉄齋：2007/10/11(木) 00:07:49 ID:h8saWYVoO: >風神さん

その話乗ったです！V(^-^)V
516 ：風神：2007/10/11(木) 01:21:21 ID:ku/kTSi.O: あと、ある研究者が言ってました。日蓮大聖人在世の身延の本尊は弘安2年までは「通称・万年救護本尊」。同年、日興に授与した後、翌弘安3年からは「通称・臨滅度時曼荼羅」。池上へ出発後は不明。
ただ、その根拠は教えていただけませんでした。
いかがなものでしょうかね。タイムスリップするしかない？
517 ：鉄齋：2007/10/11(木) 07:10:39 ID:h8saWYVoO: やっぱ聖人御難事に引っ掛かってるんですかねえ？別のかたちで、
「臨滅度時本尊」は池上で入滅時奉掲されたんじゃないでしたっけ？(*_*)
たしか国博の大日蓮展で見ましたがかなりデカカッタですよね。
518 ：鉄齋：2007/10/11(木) 22:47:49 ID:h8saWYVoO: 疑惑の10月12日アゲww
519 ：名無しさん：2007/10/11(木) 23:11:51 ID:59GGOVVU0: 今日の聖教の社説を読め！

本門戒壇大御本尊は、学会の信仰の根幹であることに変わり無し！

「日顕憎けりゃ本尊まで憎い」が、いつの間にか「日顕宗憎けりゃ大御本尊まで憎い」になってる奴がいるが、それは学会教学でもなんでもないただの俺・俺教学ダ！
520 ：鉄齋：2007/10/11(木) 23:27:57 ID:h8saWYVoO: >>519
ちゃんと金原本や過去ログ読んだの？
誰も戒壇板本尊が憎いなんて書いてないよ。ただ冷静に史実を検証してるだけです。冷静になりなさいな。
521 ：名無しさん：2007/10/11(木) 23:34:00 ID:59GGOVVU0: 金原本が出た後の、学会の公式見解が今日の社説ダ！

聖教本社も学会本部も、池田先生も、大御本尊を信じる我々の味方ダ！

キミ達は誰の弟子だ？
522 ：風神：2007/10/12(金) 00:28:04 ID:iZqBW/ng0: おっと、こちらもありましたね。
ブログUPしましたので、ヨロシクです♪

名無しさんも創価学会員さんですよね。
言わずもがなでございます。
共々に、広宣流布目指して頑張りましょう!
523 ：　沖浦克治：2007/10/12(金) 07:22:24 ID:qLLEF2WM0: 　公式見解には縛られませんよ。

　私は私です。
524 ：鉄齋：2007/10/12(金) 07:56:56 ID:PzjAqWDIO: 以前、安斎教授の「仏法の究極はなんですか？（趣意)」との質問に先生は「久遠元初の法です」と答えられ。
戒壇板本尊との答えを予想していた安斎教授はびっくりしたそうです。
この点から見てもかなり前から先生は大石寺や板本尊などは軽く凌駕した思考=大聖人直結、御書根本を持たれていたと思われます。学会は友人葬などを公式見解がでる以前から柔軟に現場対応してきました。
公式見解は、あながち否定するべきではありませんし、念記すべきとは思いますが、さりとて普遍のものではありません。
たとえば昭和20年代は「国立戒壇をめざす」が公式見解でありましたがいままさか会内にこの見解を振り回す人はいないでしょう。
「一切のことは国により時によるべし」です。
現時の公式見解= 10月12日は一閻浮提総与の大御本尊記念日と言われても
「ああそうですね」だけです。
宗門独立以前からの慣習ですから否定も肯定もしません。日蓮正宗残機のためです。本部の立場もよくわかります
あたかも大聖人や興師在世に大師講をしていたようなもんです
525 ：鉄齋：2007/10/12(金) 08:06:48 ID:PzjAqWDIO: ×普遍のものでは

○不変のものでは

でした。すみません
526 ：卞氏：2007/10/12(金) 08:55:19 ID:46GIClyY0: ＞今日の聖教の社説を読め！
＞本門戒壇大御本尊は、学会の信仰の根幹であることに変わり無し！

大御本尊建立とはあるが、「本門戒壇」とはかかれていませんよ。よくお読みなさいね。
527 ：卞氏：2007/10/12(金) 09:11:42 ID:46GIClyY0: ＞キミ達は誰の弟子だ？

少なくとも聖教新聞社の弟子ではない事は確かだ。
528 ：鉄齋：2007/10/12(金) 09:40:56 ID:PzjAqWDIO: 卞氏さん

>すくなくも聖教新聞社の弟子ではないことは確か。

いや～！今日も冴えてますね～＾＾
529 ：真実：2007/10/12(金) 09:46:10 ID:mzWhx8Y.0: 御本尊に力はありません
530 ：鉄齋：2007/10/12(金) 10:06:10 ID:PzjAqWDIO: >>529

そりゃ題目あげて拝まなきゃ信力行力ないから仏力法力=功徳はないわなあ。
アタリマエだっぺ。
531 ：風神：2007/10/12(金) 12:20:30 ID:8o5V/dj.0: >　あたかも大聖人や興師在世に大師講をしていたようなもんです
>　少なくとも聖教新聞社の弟子ではない事は確かだ。

鉄齋さん、卞氏さん、朝からさえていますねぇ。

公式見解・・・のどかでいい言葉です。いやー、ほんとのどか。私にとっては、十七年間は死語となっている、「公式見解」の四文字の中に入っていたら、どんなにか楽ちんな人生だったことてしょう。（＾＾）
私の今の感覚では「公式見解」ってのは、その、なんですか、あれですね。京都や奈良の社寺仏閣を見るようなものです。「日本の彫刻の粋、日本情緒、文化だなぁ、芸術だなぁ、いい雰囲気だなぁ」とですね。（笑）宗教的なものは別として、文化、芸術的見地から、ホント、癒されますわね。（笑）茶を点じてね。(最高!)

しかし、「現実の庶民生活とは別のもの」「実弾飛び交う戦場ではなんの役にもたたない」という側面というか、実態もありますね。（笑）「公式見解」・・・私にとっては、これも全く軌を一にしますよ。

平成3年以来、日蓮正宗更に顕正会と「対話」(苦笑)を重ねる中で、一回もお世話になったことないのですよ、この「公式見解」に。
「創価学会は日蓮大聖人直結・御書根本なんだろ。だったら創価学会が御本尊下付していい文証だしてみろよ。えっ、どうだ、出せるの出せないのどっち。」
で、創価学会御本尊下付の制定文みたいなのを読み上げると「あほっ、そんなのお前ら創価学会の中の制定文だろ。日蓮正宗では700年間、御本尊下付に関しては御法主上人猊下の専権事項としてやってきたんだよ。有師化義抄註解にはな～」とかまし返され（笑）、こちらも切り返しで戦前、戦中の下付の実態を指摘しても「それは時代に応じた臨時の対応。それで、創価学会の御本尊下付の文証は。大聖人直結・御書根本なんでしょ。どうするの」となるわけでして。まあ、これは、ある意味で出だしの定番の型みたいなもので、もちろん、逆に出だしからひっくり返しちゃうやり方があるんですけどね、それは、ここでは今、現役でやっている若者達のために書きませんです。（笑）

また、「おいっ、昔の大白蓮華に出ている『本門弘通の大導師・池田先生』『主師親の三徳・池田先生』これをさ、御書で証明してみろよ。創価学会は御書根本なんだろ。どうなんだ邪義でこざいました、って認めるのか。ええ」なんてのもありまして（笑）、「はい、それはですね、所謂『お詫び登山』で当時の池田会長以下、謝罪しておりますので、どうぞ、お許し下さいまし。あの時はお騒がせいたし、大変申し訳ございませんでした。御書では証明できません。これが公式見解でございます」なんて、言っていた某県幹部もいましたが(苦笑)、これじゃあ、芸がないというよりも、後ろで見ている後輩達が、かえって不審を持ちますわね。
これも答え、というか逆にのっけから、こちらが突っ込めるような論法がありますですが、リアルでやっておりますので、ここでは書きません。（笑）

とまあ、こんな感じのですね、現場稼業(苦笑)を17年間やっていますと、「発想、発想」の連続で、大変ではあるけど、また楽しくもあり、痛快でもあります、よね。

もちろん、公式見解の枠内で対応できるものも、ありますよ。ただ、首都圏界隈は、人口が多い分、あちらさんにも頭が回り、智恵があり、口達者な猛者が多々いらっしゃいますので、そういう方々のお相手をしていると、それに応じてこちらも多芸多才?となってくるのも、自然の成り行きというものでしょうね。やっぱり。
532 ：風神：2007/10/12(金) 12:21:11 ID:8o5V/dj.0: ついでに遡れば、私が19歳の地区リーダー時代、二世帯目の折伏が成るかというときに、友人のバックから「日蓮正宗顕正会」の経本がでてきましてですね、「ありゃー」と思ったら案の定、それから毎晩、友人のアパートに顕正会男子部幹部が二三人で押しかけてきて、かまされる、かまされる。（笑）
毎日、朝の四時ぐらいまで「ガンガン」とやられる。で、聞いている私は「何の知識もない」ものですから、ただひたすら友人と針のむしろ状態ですわ。それで、「部長!」って呼んだら「俺いいよ」、「本部長!」って呼んだら、「俺いいよ」（笑）、最後に「圏男!」「ワシ分からんわ」(苦笑)・・・これじゃあどうすりゃいいの?ですね。
結局、嵐の二週間に耐え抜いて、向こうがアホらしくなったようで無事に本流をしたのですが、そりゃあ、若き（＾＾）私にはトラウマになりますよ。
「あれっ、創価学会って宗教界の王者じゃなかったの」
「威勢のいいのは会館の中だけ」
「一切の宗教は破折できるって豪語していたのはなんだったの」
「いつから、一部勢力は避けてやるようになっちゃったの?」
とですね。
結局、そのおかげで、各種文献、富士宗学要集、古文書、御本尊を色々と調べ、今日にいたっているのですけどね。はい、今の私となりました。まあ、彼らには感謝しています。

思い返せば、その時の「創価学会の公式見解」は、対顕正会では「相手にするな」だけだったですね。でも、相手にしないとせっかく入決した人が、またまたあちらに行ってしまっていたわけです。

と、まあ、こういう角度は書けばキリがないので、これくらいにしておきます。

あと、創価学会は世界広宣流布を観念ではなく、実際に目指しているわけです。そこで、近い将来、問われるであろうことは「なんでもかんでも、10人一色路線では持ちこたえられない」ということですね。
１０人いれば１０人の考えがある、というのは人間界では当然のことなのですが、宗教というのは「法は一つ」ですから、その会員は「精神的内面空間」では、横軸で結ばれているわけです。故に創価学会員というだけで、どこに行っても歓迎もされ、すぐに同志的結合というものが生まれるわけですね。

ただ、１０人いれば、「その法を現実にどのように展開しようか」となってくると、これは十色で、いろいろなやり方、試行錯誤があります。そこで、試論、私論というものが発生し、それが有効だったり、無効だったり、試しいくなかで、新たなる展開がうまれてくるわけです。それが価値創造にもなっていくと、認識もしている次第であります。

で、何が言いたいかというと「創価学会が広宣流布したら、試論ダメ、私論ダメ、私見ダメ、有るのは公式見解だけ」となっちゃうの?ということです。これでは、この板をみている他宗教の人は「おっかねー」となるでしょうし、実際、そういうことにっなてしまったら「二十国家状態、内閣総理大臣、内閣、よりも創価学会会長の統治する日本国」みたいなことになりますですね。
ですから、大事なのは「創価学会の裾野の広さ、多様性の結合」みたいのものは、対外的にむしろ、どんどん見せていかないといかんでしょう。
これから分母である日本国民がどんどん減っていく社会状況を考えたら、尚更のことである、と思いますですね。

それにここはネットの世界ですから、元々ネットをやっていらっしゃる方で「よーし、公式見解でおしゃべりしよう」とか、「公式見解で仏敵を破折してやる」という方は0人でして（笑）、みなさん、自立して、自律されている方々ですから、そこに「ぴょこん」と来て「オメーラ公式見解じゃねえのか」なんていわれてもですね、「はあ」で終わりでしょう。事実、鉄齋さん、卞氏さんみたいに数行の指摘をされるだけでもありがたいですし、私みたいにA4三枚で書いてもらえるだけでも、幸せですよ。519、521の名無しさんは(苦笑)。

心配してくださるのもありがたいですが、安心して見ていてくださいな。どうぞ、おまかせください。
ということで、同じ創価学会員であるならば、共々に先生の弟子として頑張りましょう!
533 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/12(金) 16:26:36 ID:xS245OCg0: ムスメの同級生の親と仲良くなった（新しい友人の誕生です）。
因みに彼も阪神ファン。。。野球の話で盛り上る。
（赤星さんの使い方、今岡さんの起用の仕方・・・なんか・笑）

彼の家にお呼ばれして、酒飲んだ。先方の嫁さんも一緒。
すんなり学会宣言をした・・・。『へえ・・・。』

で、早速切り出した・・『今度新聞読んで見ない？』。
彼曰わく『オレ、自分教だから。』
『じゃ！会合あるとき誘うから！・・・』
彼『やだね！』
・・・・『そうだよね！オレもお前から言われたらヤダ！あは！笑』
オレは確信をもって答えた・・・。

数週間後の、学校行事で、バッタリ会った。
彼・・・『ユーホー（UFO）新聞読んでるか？』
（彼は冗談で、・・・UFO新聞と言った・・・）
オレ・・『ナニを言う！速水モコミチ！・・聖教新聞だい！』
彼・・・『あはは、そうだっけ・笑』

コイツ、・・・自分から宇宙の話しやがった。心でニンマリ思った。
『おい！自分教！（ここは、○○さんと実名でつ）、、宇宙に興味あるのか？』

彼・・・『・・・？』

こんな会話を交わしました。。。あはは！。

一般の人は、UFO（ユーホー）と宗教、、、を
『近藤マッチ（見事に混同）』しているようだ。。。。笑。

そんな人にも理解の輪！・・・。

おもしろい対話ができました・・・・。
すぐに啓蒙には成らなかったですけど・・・。

聞く気のない友人に真面目な話しは通用しません・・・。

学ばねばならないと思いました。火星人の事・・・あはは。
そして、じっくり対話の出来る時間をつくろうと・・・。
今度宇宙人の話と、仏法を絡めて対話ができればなあ・・・と思います。

今日は、セのクライマックスシリーズ・・・・第一ステージ・・・。
皆様・・・亀田弟さんを応援しろとは、申しません。。。
できれば・・・阪神を、、、・・・応援してネ！。・・・なんちゃって。

亀田親子の事でも語られると思います。教育とは、、、。
先生の指導を通して。。。

自分も『言うだけ番長』にならないように、頑張りたいと思いました。
534 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/12(金) 16:28:51 ID:xS245OCg0: 風神さんの書き込みにシゲキックスされて、書き込みしちゃいました。
スレ違いで。。。スイマソン（ピン芸人のモンキッキー風に・・・）。
535 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/12(金) 17:00:12 ID:xS245OCg0: 『全世界の人たちに読ませてあげたい』
この思いは、忘れないようにしていきたいと思いました。

失礼しました。ヘンな書き込みをして。
536 ：風神：2007/10/12(金) 17:15:42 ID:HhasSMeA0: あらっ、日々さん
こんにちは
いつもリズムを崩さず元気な日々さん、どんな所にでも乗り込んでいって切りまくる日々さん、書き込みを読む人まで和ませ元気にする日々さん、リアルでもそういう人柄なんでしょうね。

きのう鉄齋さんと会ってきましたが、「将棋の先生、茶道の先生、書道の先生、彫刻家、画家、舞台監督」を全部ミックスしたような人で、要は芸術家というタイプでしたよ。（＾＾）更に仏教史も拝聴し、並々ならぬ「博識」に敬服もしてきた次第です。

日々さんもコツコツ新聞啓蒙ですね。私も同じであります。（笑）太陽の婦人部の慈愛?を受けながら「肉や、車や、床屋、電気やさん」と、婦人部顔負けの買い物をしています。（笑）

>　今度宇宙人の話と、仏法を絡めて対話ができればなあ・・・と思います。

私ももちろん、「宇宙人」「UFOを見つけろ」系の趣味はないのですが、夏に妹夫婦が旅行した北海道の富良野近くで、白昼、車から撮った写真に「?????UFO!」というものが写っていたのには、おったまげました。
拡大して見ると、明らかに土星のような、周りにリングがある茶色いものが浮かんでいるのですね。飛行機でなし、気球でなし、米軍の秘密プロジェクトではあるまいし（笑）実に不思議なものではあります。こういうことって、結構、あるのですかね?
537 ：卞氏：2007/10/12(金) 17:31:34 ID:46GIClyY0: ＞友人のアパートに顕正会男子部幹部が二三人で押しかけてきて、かまされる、かまされる。（笑）

あら～。たいへんでしたねー。
そういうときって、どうしてよいものか、わけがわからないものですよね。
危険を感じたりもするし。

・家に入れない。
・「警察に通報しますよ」という。
まあこれが対策ですが、、、

もし、知人である程度中の良い人であって、暴力の心配もない場合、
多分向こうさんもしつこくなるだろうから、今現在の風神さんでもつれてくればよいのかも（^m^)

だいたいあそこは言ってくること一緒ですからねー。
ニコニコして聞きながら、爆笑トークでもしていれば良いのでは。
538 ：風神：2007/10/12(金) 19:38:46 ID:iMP/ffuE0: >　だいたいあそこは言ってくること一緒ですからねー。
ニコニコして聞きながら、爆笑トークでもしていれば良いのでは。

まったくです。
「国立戒壇ですか?設計図を見せていただけますか。どんな感じの建物なのですか?
東大寺の戒壇院、比叡山延暦寺の根本中堂、高野山の金剛峯寺、奈良の法華寺本堂、同じく般若寺の本堂、福岡太宰府の観世音寺の本堂・・・」
「ただ、夢見ているだけじゃダメでしょう。具体的なものがないとイカンですよ」
「『これが広宣流布の暁の国立戒壇の図面です、皆さんどうぞ、ご賛同を』ってさ、街に出てやらないと」とかですね。（笑）
539 ：鉄齋：2007/10/12(金) 19:39:55 ID:PzjAqWDIO: >>537

風神さんが18くらいの顕正会つうと例の学会本部襲撃事件からまもないころで
いまどきのアンチャンと違い「流血の惨事をも辞さず」の時代だからなまなかでなかったでしょう
かくいうわたしも19くらいで川崎の正信会寺院に拉致られ五時間監禁され
坊主から学会誹謗シャワー浴びまくりの経験ありです(*_*)
風神さんと同じくなにも反論できずひたすら絶対に脱会しない！とだけしか言えませんでした。
その後義兄が第一次宗門事件で壇徒に壮絶な家庭内創宗戦争の勃発です。
近年それは厳しい現証が出まして最終決着しましたが
詳細はいまは省かせていただきます。
でも徹底的に破折しまくりましたよ。
だから平成三年のときは、いよいよ来たか！の感じでした。
540 ：名無しさん：2007/10/12(金) 20:35:07 ID:rbmJbRzU0: ＞川崎の正信会寺院

常度寺ですね。
綿貫住職は、筋の通った住職で、拉致や監禁などする方ではないですね。
昔は在勤者に、関さんや山上さんがいましたね。
541 ：鉄齋：2007/10/12(金) 20:45:02 ID:PzjAqWDIO: 名無しさん

元学園生のOと言う友人に騙されて車に押し込まれて行きました。着いた先は正信会寺院です。
坊さんはかなり性格に裏表ありますよ
今なら返り討ちの破折に会わせますが
当時はなんせ人見知りの未成年、
脱会しろ！と二人がかりで寺の庫裏に閉じ込められればそれ相応の恐怖も感じます。トラウマにもなります。
被害を受けたかどうかはあくまで本人がどう感じるかの問題です。
542 ：鉄齋：2007/10/12(金) 20:59:27 ID:PzjAqWDIO: >>540

車にのせるからと言われ行き先を告げずに騙し討ちで無理矢理正信会寺院に連れ込まれた←拉致ですね。

わたしは帰りたい。返してくれと何度も言ったにも関わらず無理矢理学会の誹謗、先生の悪口を聞かされ池田教だの謗法だのとやられた。脱会を迫られた←監禁ですね

もし今の学会が同じことを言えば間違いなくそう言うはずです
２０数年前の話ですが当時を出来事を記憶する証人はT区に今も何人もいますよ。
543 ：鉄齋：2007/10/12(金) 21:11:14 ID:PzjAqWDIO: 当時の常○寺は（昭和50年代)
何台もバスを連ねて東日本の壇徒決起大会をやるほどの寺で結構イケイケどんどんでしたよ
平成以降は知りませんが
544 ：名無しさん：2007/10/12(金) 21:24:26 ID:PXR45arQ0: 綿貫住職は、今でも年に1回は、高津区内の某所で外部向けの講演会を開いています。

そういう時は学会批判とかはしません。
もちろん御講では、毎回のように、学会・宗門の批判をします。
それが正信会ですから。
545 ：鉄齋：2007/10/12(金) 21:34:40 ID:PzjAqWDIO: 御講の席ではありません。
奥に通されたのです。まあ、いまとなっては笑い話です
後年、さんざん法華講幹部や妙観幹部とリアルで対論して撃沈させてますから、かまいませんですわ。
ところで名無しさんずいぶん川崎におくわしいんですね？
もしかしてなんですが教宣の元県幹部で西山大好きで仏像正意で吠えまくってるかたいるそうですね？お知り合いですかね？
お知り合いならよろしく伝えてください。
546 ：鉄齋：2007/10/12(金) 21:41:33 ID:PzjAqWDIO: まあ今なら血脈、本尊、52年路線、戒壇論などで綿貫さんをこてこてに破折しまくら千代子ですね。

まあ正信会も日顕と犬猿の仲ですから放置してただけです。
お年寄りイジメチゃカワイソうだしww
547 ：風神：2007/10/12(金) 21:44:42 ID:/Xz0Lc9Q0: こんばんは
今、帰宅したのですが、開けてビックリ、それって「広宣流布までは曼荼羅本尊」
「広宣流布の時は仏像本尊」とかいう、以前、名無しさんと論じ合った、あの仏像論
ですかね。ただ、あの名無しさんは学会ではないと思いましたが、鉄齋さんのいうお方は
現役学会員さんなのですかね。そうだとしたら、めったにない話。驚きというよりも、
会ってお話がしたいぐらいです。
戒壇板本尊の議論は横において、少なくとも学会内では広宣流布・仏像論の方はいないと思っていましたので、
意外な感じですね。
548 ：鉄齋：2007/10/12(金) 21:50:57 ID:PzjAqWDIO: 風神さん

>めったにない話驚きです

ソーデスヨネー（´Д｀)／ww
549 ：名無しさん：2007/10/12(金) 22:21:12 ID:PXR45arQ0: >後年、さんざん法華講幹部や妙観幹部とリアルで対論して撃沈させてますから、かまいませんですわ。

川崎にはそんな人は一人もいません。
尻尾を巻いて逃げるものばかりです。
550 ：　沖浦克治：2007/10/12(金) 22:29:54 ID:qLLEF2WM0: 　かかっておいで。
551 ：風神：2007/10/12(金) 22:34:13 ID:/Xz0Lc9Q0: >　尻尾を巻いて逃げるものばかりです。

すいません。
えーと、学会の人が逃げているのですか?
それともあちらさんでしょうか?
552 ：鉄齋：2007/10/12(金) 22:38:03 ID:PzjAqWDIO: >549

ざんね～んわたしは十五年前から神奈川じゃないよ
関東某県です
でも持○寺の男子部がこちらにやってきてリアルで対論したこともあるでよ。
553 ：　沖浦克治：2007/10/12(金) 22:38:12 ID:qLLEF2WM0: 　当然、あちらさんですね。

　妙観講は逃げました。
　松村さんだったか、村松さんだったか？
　逃げたままですよ。
　知ってんでしょう？？
　慧妙、逃げ惑ってます。
　私からね。
　日蓮正宗。
　天敵が私だそうです。

　樋田さん、逃げ回って醜態をさらしています。

　５４９のアンタさ、まとめてつれておいで。
　木っ端微塵にしてあげますよ。
554 ：鉄齋：2007/10/12(金) 22:40:59 ID:PzjAqWDIO: >>549

あなたどこの寺の所属？
法華講？それとも正信会？
555 ：鉄齋：2007/10/12(金) 22:55:58 ID:PzjAqWDIO: 名無しさん

まあ、言い分あったらサブアド入れてるからメールしてきたら？
556 ：名無しさん：2007/10/12(金) 23:04:46 ID:PXR45arQ0: あの法論見て、Ｏ氏が勝ったと思ってる？
勝ってたら、奈良の男子部のようにフェイクで紹介されてるよ。ｗ
557 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:08:23 ID:PzjAqWDIO: 名無しさん

それよりさ、わたしはわざわざ配慮して寺名や住職名を伏せてたのに勝手に坊さんの実名、ネットで晒して平気なの？やばいんじゃない？個人情報
日顕宗と違って黙ってりゃわかんないのにww全国にあっちゅうまに名前流布しちゃったよ。
ところでさあ J寺に行く生田緑地の山坂道はかなり急だよねえ。 J寺のとなりが仏壇店で拠点でさあ。
二十歳すぎによく日曜日朝勤やったなあ。ところで、ときどき住職朝の勤行抜いてたぞww
太鼓の音や題目でわかるのよ仏壇店主
558 ：風神：2007/10/12(金) 23:12:16 ID:/Xz0Lc9Q0: 横から失礼します。
たった今、「ブログ　風神のメモ帳」に日向書写本尊の件で追加しましたので、
よろしくお願いいたします。
今日は、夕方以降、断続的に追加しました。
559 ：名無しさん：2007/10/12(金) 23:14:10 ID:PXR45arQ0: ＞太鼓の音や題目でわかるのよ仏壇店主

残念だね～

そうじゃないのよ。

ヤッパ、川崎出身は大したことないね～

ところで、その仏壇屋が、今どうなったか知ってるのかいｗ
560 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:14:46 ID:PzjAqWDIO: >>556

圧勝しててもフェイクや勝鬨に載らない対論はいくらでもあるよ。
無知だねえ～
561 ：名無しさん：2007/10/12(金) 23:21:28 ID:PXR45arQ0: >560

圧勝してないからのらないんだよｗ

ただの自己満足じゃーネｗ
562 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:23:10 ID:PzjAqWDIO: >>561

やっぱり無知かつ浅慮だわ、笑
563 ：名無しさん：2007/10/12(金) 23:25:09 ID:PXR45arQ0: >562

元鬼のメンバーも参加しているんだから、圧勝だったらフェイクにのるよ。
564 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:26:06 ID:PzjAqWDIO: どこの信徒？

法華講？正信会？それとも顕正会？
565 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:28:24 ID:PzjAqWDIO: >>563

あんたいらんこと書き杉。
なんとなく前歴わかっちゃうわ
566 ：名無しさん：2007/10/12(金) 23:34:24 ID:PXR45arQ0: >法華講？正信会？それとも顕正会？

「元鬼」の意味が判んない様じゃ、やっぱ大したこと無いねｗ

君達が教材にして、必死こいて勉強した、「大○寺教学の邪義○000」をつくった人たちを知らないようだｗ
567 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:40:02 ID:PzjAqWDIO: >>566

きれいに釣られ寺ww
素直なお方
568 ：名無しさん：2007/10/12(金) 23:47:44 ID:PXR45arQ0: >きれいに釣られ寺ww

しらないくせにネ、無理せんでいいヨｗ
ボーヤｗ
569 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:49:17 ID:PzjAqWDIO: 三崎で食う寿司はうまいかね～WW
570 ：富士門：2007/10/12(金) 23:49:29 ID:av8gpVq20: 先日顕正会の方に「聖人御難事の戒壇本尊証明は亭師が熱原法難史にて否定している」と意見したら「興師は時の貫主と云えども間違った意見が有ったら認めるなと云われている」と反論されました。
なるほどそういう使い方もあるのかと感心？しました。

お坊さんの性格は人によると思いますね。私が子供の時正宗名門寺院で寺院の御本尊を「お位牌みたい」と子供ながら正直？に喋って、親が寺院のお坊さんに平謝りしたところ「気にしないで下さい」と笑って許されたとの事でした。

かつて学会さんの教学部の辞典、聖教新聞で日蓮宗、松本勝弥氏らの戒壇本尊批判を「大御本尊疑難を破す」等で「散々言い尽くされ論破された偽作論」とか「日陽が日本第一の板本尊、日我が身延の板本尊大石寺に有り、大聖人在世の時造立されたと云っているではないか」とか
「板本尊偽作論は日浄以外は明治以降から始まった」とか「玉沢門に板本尊のお文字を彫刻した削りくずが有る」とか色々戒壇本尊援護論を主張して来たのが今度は其の「散々言い尽くされた論」？で板本尊を解明するのですから本当に時代は変わりましたね？
571 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:51:54 ID:PzjAqWDIO: ♪みちのくふたり旅～ww

ハイハイボーヤでちゅよ～、アハハ、笑
572 ：鉄齋：2007/10/12(金) 23:58:09 ID:PzjAqWDIO: 富士門さん

お久し振りでしたね～＾＾
お元気でしたか？
>さんざん言い尽くされた論

金原説はまた角度が違うでしょう。
戒壇板本尊を再評価してみようと言う主旨ですね、
573 ：風神：2007/10/13(土) 00:01:29 ID:gm1KrGjM0: 富士門さん、お久しぶりです。
まさに時代ですね。「正邪分別のその時が到来した」ということと、認識しています。

この17年間
唯授一人金口嫡々血脈相承　⇒　そんなもの作り話
御法主日顕上人猊下に唯授一人金口嫡々血脈相承あり、云々する正信会は大謗法　⇒　相承なきニセ貫主
猊座を云々するな　⇒　退座せよ
猊下は絶対であられる　⇒　無謬な人などいるわけない
御法主上人猊下に信伏随従　⇒　日蓮大聖人に直結
となりましたからね。まだまだありますが。

この間の変化の内実は多方面から論じられるので、ここでは云々しませんが、私の感覚からすれば、まあ、創価学会は60年位かけて日蓮正宗という一宗派で勉強していたようなものでしょう。ちょうど、日蓮大聖人が立教前に各地で修学したみたいにですね。
ようやく、当たり前のことが当たり前に論じられるようになってきた、ということでしょうね。
574 ：風神：2007/10/13(土) 00:10:02 ID:gm1KrGjM0: あっあと
>　先日顕正会の方に「聖人御難事の戒壇本尊証明は亭師が熱原法難史にて否定している」と意見したら「興師は時の貫主と云えども間違った意見が有ったら認めるなと云われている」と反論されました。なるほどそういう使い方もあるのかと感心？しました。

これ、私だったら
では聞きましょう。いつ、どこで、誰が聖人御難事を使用して、戒壇板本尊出世の本懐論を展開しだしたのですか。なぜ、それまでは使わなかったのですか。分かりますか?分かりませんか?
初めて使った貫主はどうして言い出したのですか。日興上人の指南は?日目は、日道は、日行は、日時は、日影は、日有は・・・
と徹底追及します、です。
それから文面の解釈ですね。（笑）
575 ：風神：2007/10/13(土) 00:12:54 ID:gm1KrGjM0: それからですね、富士大石寺顕正会の「富士大石寺」をクローズアップして、
「大石寺の唯授一人金口嫡々血脈相承に関する浅井会長の指導」例えば、
平成五年５月５日の新聞などを使って、彼らを追及すれば、楽しい展開になります。
576 ：富士門：2007/10/13(土) 00:15:49 ID:R6Zpt6MU0: そういえば保田の鎌倉日桜師も板本尊真偽裁判の時聖教新聞に「戒壇の大御本尊様を信じております」なんて
発表していたのだから結構な政治家だと思いますよ。最も其の位の政治力が無ければ一山の貫主が出来ないかも知れませんが。
577 ：風神：2007/10/13(土) 00:26:53 ID:gm1KrGjM0: ＞　結構な政治家
そうですね、いずこの世界でも、バカ正直な人は文字通り「バカを見ます」。
政治家でないと、宗教の世界では生きていけない、というのも悲しい現実なのでしょうね。
しかし、それでもやはり「誠」を以て「真実」に生き抜くのが、男子の本来の生き方でしょう。
私は、政治家となって100歳よりも、「真実」に生きる一日の方を選びます。
また、そう腹を決めることにより、毎晩やり続ける気力が漲ってきます。(^^)
578 ：名無しさん：2007/10/13(土) 00:38:11 ID:NNZkkMrQ0: >ハイハイボーヤでちゅよ～、アハハ、笑

負けを認めたネ！ｗ
579 ：名無しさん：2007/10/13(土) 00:59:49 ID:NNZkkMrQ0: >三崎で食う寿司はうまいかね～WW

キミのふところで、寿司なんか食えるわきゃないでしょｗ
100円寿司数皿ならいけるかｗ
580 ：富士門：2007/10/13(土) 01:04:00 ID:R6Zpt6MU0: お久し振りです。仕事で家を空けてました。

「散々言い尽くされた論」
これは顕正、法華講の方に言われますね。だからか「興師が形木に本尊を刻むなと云っている」と云っても
「そうではなく日向、日頂、日春のようにやたらに謗法信者に形木を配るなと云うことだ」と屁理屈言われます。

顕正会の浅井先生は「大聖人は池上に地を入滅の地と定め身延から旅立ったのである」とか「神四郎、弥五郎、弥六郎は３人異体同心にしてその名は弥四郎国重である」と勝手解釈しています。
あと電車の中で固まって「出世の本懐」なんてデカイ声で勉強しないで欲しいですね（笑）

唯授一人金口嫡々血脈相承
そんなのが有るから小野寺教団にように色々証拠の品や史跡（大宣寺？）を出して正統？を主張する方が出るのではないでしょうか？
しかし小野寺日了師とはどんな方でしょうね？宗祖の刀とか仏像とか色々お持ちなんですが？
581 ：鉄齋：2007/10/13(土) 01:09:07 ID:JwnBmdagO: 最近司馬凌太郎の「花神」を読んでいるんですが
村田蔵六の沈着かつ太っ腹な生き方に感銘します
この本は緒方洪庵、吉田松蔭と言う二人の指導者のそれぞれの師弟を描いてますね。
582 ：鉄齋：2007/10/13(土) 01:14:12 ID:JwnBmdagO: >>580

>小野寺日了氏

本を見ましたが
わたしには例の「UFOはあるんだ」のたま出版の社長とダブって見えました。
583 ：風神：2007/10/13(土) 01:14:14 ID:gm1KrGjM0: >　宗祖の刀とか仏像とか色々お持ちなんですが
そこらへんは元弟子の「玉井猊下?」が、「実はまがいもの」と暴露していた本
を読んだ記憶がありますね。
ちょっと出てこないですが。宗祖御影もそこらへんの寺院のものを持ってきた
とかですね。

>「そうではなく日向、日頂、日春のようにやたらに謗法信者に形木を配るなと云うことだ」と屁理屈言われます。
それに対しては「ならば日興上人の形木本尊を出してみてよ。なんでないの?日興上人は形木OKなのでしょ。でも、それがないのよね。その事実自体が『いかん』ということであり、
君の論が屁理屈である証明ですよ」となります。（笑）
584 ：風神：2007/10/13(土) 01:19:45 ID:gm1KrGjM0: >「花神」
うんっ、まだ読んでなかったな。

>UFOはあるんだ
なるほど、しかし、これからも「実はここに～」「これこそ真実の～」などと
続くのでしょうね。
585 ：名無しさん：2007/10/13(土) 01:23:01 ID:qWmDL4qI0: >小野寺日了氏

だいたいあそこの御影は、読経像じゃない！
富士門正統を名乗るなら、そんなところでこけるなってとこだろｗ
586 ：富士門：2007/10/13(土) 01:33:55 ID:R6Zpt6MU0: 保田の救護本尊（控字大本尊？）は興師の模写とか玉井師の拓本した石塔は小野寺富柳が立てたとか
小野寺教団（太平教団？）の創立メンバーに軍人、政治家が加わっているとか熊沢天皇、東武天皇と関係あるとか
興門派のダヴィチコード？の世界みたいですね？静岡の歴史家や中国の大学教授もいたり？
（宗祖の御影は小野寺師の先祖の念仏僧像だったり怪しげな本因妙板本尊は別ですが）
587 ：名無しさん：2007/10/13(土) 01:36:37 ID:qWmDL4qI0: ま、小野寺ファミリーは負け組みの詐欺集団みたいなものということでｗ
588 ：風神：2007/10/13(土) 01:38:21 ID:gm1KrGjM0: ダヴィンチコードは少なくとも、寄せ集めではないですから。
ガリラヤのナザレ村の大工の息子イエスにまつわる女性関係、その子供。
これは興味を駆り立てられますよね。小説の展開もたくみですし。
件の教団はどうも・・・ちょっと・・・論ずることすら・・・。
589 ：富士門：2007/10/13(土) 01:55:42 ID:R6Zpt6MU0: 何か早瀬日慈師、日達師、日顕師とも談話したり、北山、西山の僧侶とも
談話して交流が有るような方ですが？育英財団もやってるようですが？
中杉先生同様元学会員の方ですかね？
590 ：鉄齋：2007/10/13(土) 01:59:26 ID:JwnBmdagO: >>588

世界的にあらゆる宗派で伝説風聞秘伝の再検討が行われているのかもですね。

大石寺教学もその類に漏れないでしょう。
591 ：名無し２：2007/10/13(土) 10:28:53 ID:ulxIzmcI0: 鉄齊さんにカラんでる名無しさんて、なんか雰囲気が『空き缶』さんに似てる。
あくまで思っただけ。
592 ：名無しさん：2007/10/13(土) 13:01:42 ID:uzYLa7R20: >591

意外と○共で静岡の正信会を離脱した猪○氏のところの御仁だったりして。
○agamiさん？
593 ：名無し2＠俺的解釈：2007/10/13(土) 22:46:09 ID:ulxIzmcI0: 遅レスですが、『広宣流布の暁には曼陀羅をモデルにした仏像』論に対するあくまで私見です。
その状態は、日蓮真筆であろうと誰かの書写物であろうと、または印刷であろうと、御本尊があり、大勢の人が、たとえば『広宣流布達成記念』の集会として参加している。一日ではなく何日にも渡って開催されている。
そして場所も何ヶ所で行われている。
そのときに集まった人達、また、都合で集まれなかったが、戦いきった人々こそ、
十界列座の当体であり、四神であり、不動であり、愛染であり、肉身の『仏像』ではないか？
と、考えています。
誰かが彫るのでもない、出現する本尊を尊形の仏とするなら、地から涌き出る千界の無名の法華戦士の生身の姿こそ、究極の『生身（なまみ）仏像』として、日蓮仏法のダイナミズムとしてふさわしいと思う。

あくまで思ってるだけ。
594 ：鉄齋：2007/10/14(日) 00:13:37 ID:rdOGeMpoO: >593

その通り
「本尊とは法華経の行者の一身の当体」とわたしも思うわけです

あと、違う名無しさん御義口伝は偽書だとかはよくよく存知の上ですからその点でからんでこないでね。。。
595 ：名無しさん：2007/10/14(日) 00:17:07 ID:SiV7rhrw0: >593

なかなか面白いですね。
中尊の七字は、法華戦士たる「生身仏像」の発する大音声ということでいかがでしょうか。
596 ：鉄齋：2007/10/14(日) 01:00:43 ID:rdOGeMpoO: なるほど、三十二相の梵音声ですね
597 ：鉄齋：2007/10/14(日) 01:03:54 ID:rdOGeMpoO: 創○班や牙○会とかバ○ガードとか白樺とかの菩薩も出現するわけだww
こりゃ楽しい
598 ：　沖浦克治：2007/10/14(日) 05:40:30 ID:Q9TOk0FE0: 　創価学会仏ですね。
599 ：名無しさん：2007/10/14(日) 09:45:09 ID:xFCD7hXg0: ○光とかの諸天も出現するかもねｗ
600 ：風神：2007/10/14(日) 10:27:38 ID:xAzlmRGcO: ＞　５９２　猪○氏

猪○さんの「正宗正義思料」読みましたね。今となっては懐かしい。

＞　593　名無し2＠俺的解釈

素晴しい！こういう解釈なら仏像派の人も納得してくれる・・・・？やっぱりダメかな？

仏像派はともかく、創価学会員としては感動もの。私も一緒に「思ってみよう」。
601 ：富士門：2007/10/14(日) 14:32:50 ID:XkM83EcY0: 本の名は忘れたのですが、赤いカバーでシリーズで密教とか道元、親鸞、弘法とか
有って、その中の一つに「日蓮」と有る本。
その本の裏表紙にまるで正宗の板本尊そっくりの（黒漆塗り、金箔張りの彫刻）の板本尊のカラー写真。
身延山蔵の板本尊らしいのですが、何時頃から正宗そっくりの板本尊を掲げるようになったのでしょうかね？
日蓮宗の仏壇店で販売される曼荼羅も掛け軸スタイルながら、黒塗り布に金箔字とこれまた正宗板本尊にそっくり。
何時の間に正宗に感化されたのでしょうね？
602 ：富士門：2007/10/14(日) 15:48:23 ID:XkM83EcY0: 因みに皆さんは学会、正宗批判本を読まれた事有りますか？
私は板本尊真偽裁判時に松本勝弥氏「訴訟された創価学会」が初めてでした。
それも戒壇本尊に疑疑を持ったと云うより逆に反面教師、戒壇本尊批判が許せなくて
論破してやろうとブロック長とかで研究の為購入しました。でも、自分らが反対派と勘違いされるのが嫌で
態態遠方の書店を選び帽子とかかぶって？
しかしさすが松本氏は学会教学部教授で理論的で「謗法者、退転者」と思っていた考えが読んでいくうち
「ええ？そうなの？でも信じられない、信じたくない」と少しずつ考えが変わっていきました。
ブロック長は「松本の論理は言い尽くされたもんばかり、破折なぞ簡単だ」と云ってましたが明らかに興奮の為か震えていたのを
憶えています。
603 ：鉄齋：2007/10/14(日) 15:54:09 ID:rdOGeMpoO: >>599

○恩○もいるww
604 ：鉄齋：2007/10/14(日) 15:59:38 ID:rdOGeMpoO: >>601

たしか歴史読本シリーズではなかったですか？図書館で見ました。

>>602

松本勝弥氏のは未読ですが
あとは原島、山友、大橋などと主に古書店巡りで探しました。あちらの切り口を知らねば破折は出来ませんからね。
エミョウ、顕正系は言わずもがなです。
605 ：富士門：2007/10/14(日) 16:11:05 ID:XkM83EcY0: その後何かモヤモヤした思いを持っていましたが、板本尊真偽裁判が最高裁で松本氏の負け（却下）に
なり「ああ、戒壇の大御本尊はやっぱり御真筆だったんだ」と変に安心したのを憶えています。
聖教新聞も「全面勝利」とかなり大きく記事にしていました。
（宗教教義は裁判に馴染まないので却下になったのを戒壇本尊が真筆だから勝ったと勘違いをしていた）
606 ：名無しさん：2007/10/14(日) 16:33:15 ID:RkDi2lRA0: おっと、金○会もいたｗ
607 ：名無しさん：2007/10/14(日) 17:48:17 ID:rdOGeMpoO: >>605

その当時としては至極ノーマルな感覚だと思います。
608 ：富士門：2007/10/14(日) 18:29:58 ID:XkM83EcY0: だからか妙信講や中杉先生の元に去った知人に玉井師「大本尊再び出現す」
中杉先生「大石寺の正体」、美濃周夫氏「日蓮正宗謎の暗黒史」等紹介されても
それほどのショックは無かったと思います。

あとは原島、山友、大橋などと
学会を去った本部幹部の方、竹入氏、矢野氏等は大石寺板本尊が後世偽作と知っていたのでしょうか？
609 ：富士門：2007/10/14(日) 19:15:04 ID:XkM83EcY0: 妙信講に去った知人は顕正会時に班長になりましたが、日曜勤行、毎日のように折伏活動、残業を断っても出席を強要される幹部総会等無慈悲な活動に
疲れきっていた時、偶然に古書店で植村佐内「これが創価学会だ」を発見購入したそうです。
その書には学会さんには悪いですが、昔の学会の信心、地位利用の地区幹部の横暴、残業はおろか睡眠さえ削らせの折伏活動等顕正会に当てはまるものばかり。
また教義批判も戒壇本尊、本仏論、血脈論も論理的に破折されてました。
「こんな宗祖、開山と違う物を信じさせられていたのか？」
そんな思いが我慢出来ず地区の支隊長に本を見せ「顕正会は昔の学会の悪しき習慣を引きずっている、大体大石寺の戒壇本尊等は本当に正しいと証明出来るのか云々」と質問した所
「もう出てこなくてもいいです」とあっさり首？になったと苦笑してました。
610 ：富士門：2007/10/14(日) 20:06:49 ID:XkM83EcY0: でも知人は首になって？幸せと思いますね。
そのままいたら益々強引折伏は浅井先生の「○○年までに○○万人折伏しなければ大聖人に
申し訳が立たない」と煽られ（でも浅井先生自身は折伏活動真剣に遣っているのかな？）
幽霊会員作ったり、社会問題になる暴力事件まで関わる危険が有ったと思います。
因みに浅井先生は板本尊が後世制作と知っているでしょうか？
611 ：名無しさん：2007/10/14(日) 21:30:04 ID:.dUv7obk0: >>610

「最後に申すべきこと」によれば、大御本尊と日禅授与本尊とは、別物と確信しているようですね。
日禅授与本尊は法道院時代に、何度も見たといっています。
しかし大御本尊も日禅授与本尊も、写真でも持っていない限り、30年以上も見ていないわけだから、曖昧な記憶で別物と言っても説得力無いね。
612 ：富士門：2007/10/14(日) 22:14:52 ID:XkM83EcY0: 「６０８」に玉井師「大本尊再び出現す」と記しましたが、正確には玉井礼一郎氏（小野寺教団）「大本尊再び出現す」です。
もっともその時は板本尊自体が後世濃厚と確信してましたのでどんな伝承でも信じませんでしたがね。

玉井師は著書にて正信会が板本尊を模刻したと「正信会よお前もか！」と主張してますが如何でしょうか？

浅井先生は松本日仁師より多数の形木本尊を預かったとされていますが、日布師本尊が実際より多いと「模作疑惑」が有りますが本当でしょうか？
仏壇を自前で製造販売しているようですが、まさか本尊も？浅井先生は頑固、自分勝手な気性の強い方ですが
真面目な性分も有る方と思ってましたが如何でしょうか？
613 ：風神：2007/10/15(月) 00:21:24 ID:zY5Phw7k0: 久しぶりに、本業（笑）の方にレスします。
601
>　身延山蔵の板本尊らしいのですが、何時頃から正宗そっくりの板本尊を掲げるようになったのでしょうかね?
興味ありますね。そういえば西山末を回ったときも、ほとんど板本尊でしたからね。日興門流には多いですよね。板本尊であること自体が一つの信仰みたいな印象を受けました。

602
>　松本勝弥氏「訴訟された創価学会」
これは読んだことないですね。まてよ、昔、図書館でみたかな?ちょっと厚めだったですかね。

605
>　戒壇本尊が真筆だから勝ったと勘違いをしていた
「こうあって欲しい」というのが前提にあると、何事も、自分の思考の都合のいいように、「落ち着かせるために」解釈してしまうものです。でも、そこには客観性もなければ、論理的思考もありませんね。悪しき当事者意識だけでしょう。思い込みというのは怖いものです。真実が明らかになったら、「夜が明けて闇が消えた」如く、いったいなんだったの?という感じでしょうね。
プラトンの「国家」の「洞窟の譬え」を思い出します。洞窟の中に縛られて下向きにされ、背中のはるか後方から照明が灯されて、洞窟奥の方の、視界にある自分の影を「果てしなく論じる人生」の愚、ですね。
縛っている紐をほどき、目を洞窟入り口に向け、体を這い出して、地上に出て視野を広げ、空気を吸って、初めて「普通の議論」ができるのでしょう。現実はそれ以前の段階の、「洞窟の宗教」の、なんと多いことでしょう。

607
>　その当時としては至極ノーマルな感覚だと思います。
まったくです。「当時は」そうでしたよね。

608
>　玉井師「大本尊再び出現す」
中杉先生「大石寺の正体」、美濃周夫氏「日蓮正宗謎の暗黒史」
「大本尊再び出現す」はなんか不気味な表紙でしたね。美濃周夫氏の「日蓮正宗謎の暗黒史」は、それなりにヒントを得たような?

>　学会を去った本部幹部の方、竹入氏、矢野氏等は大石寺板本尊が後世偽作と知っていたのでしょうか
彼らに「法」に対する関心があったようには見受けられません。「あの人がどうのこうの」の「人」、更に学会の運動論についての批判がメインだったのでは?
614 ：風神：2007/10/15(月) 00:22:39 ID:zY5Phw7k0: 609
>　植村佐内「これが創価学会だ」
これは読んだこと無いです。人物も知りません。

>　こんな宗祖、開山と違う物を信じさせられていたのか？
ここですね、ポイントは。学会員の方でも「えっ」「ホント」なんてことが、実は史実だったりするのですけど、問題はその後の思考の整理の付け方ですよ。
「騙された」で脱会、「知らなかった」で活動停止。ある意味簡単なことです。でもこれは私的にはマータイさんじゃないけど「もったいない」ですし、簡単に辞めちゃうのはマイナス思考では、と思います。
「そうかー、そうやって仏教は作られてきたのか。後人の努力・智恵の積み重ねが仏教なのだな。その流れに連なって、今の法があり、私がいるのだな」とプラス思考で捉えていきたいものです。
ましてや、今はネット社会で「仏教のことはじめ」から今日に至るまでの歴史が、いつでも、だれでも、手に取るように分かるのですから、個々人の主体性、自立性が求められていますよね。同時に前向きに捉えないとやっていられないですし。
また、これほど、「全てを自身の信仰の成長の糧」にできるチャンスに満ち溢れた時は、無かったと思います。本当にいい時代です。

>　「もう出てこなくてもいいです」とあっさり首？
これです。
聞かれたこと、提議されたことに対して答えずに、ただ「処分ありき」ですから、話しが逆ですよね。それでは、そんな組織はいつまでたっても「進歩なし」でしょう。
「知らないことがあったのなら、なぜ、知ろうとしないのか」ですよ。そういう場合は、まず「自分も調べる」と言って、自分の力量の限りに、またそれを突破しながら、「本当のこと」を知るために、奮励すべきですよね。それなくして、自分の「小さい物差し」で相手にレッテルを貼り、「はいクビ」・・・これは「クビ」にした人の「非力」さの裏返しにほかならないですね。
会の運営・維持・管理・ノルマの達成しか思考できなくなり、視野が狭まると正に前述の「洞窟」状態に陥り、「意見・議論・提言」が「魔の蠢動」にしか見えなくなり、あとは「プッツン」ですね。歴史上、どれだけ繰り返してきたことでしょう。そろそろこのへんで終わりにしないと、ですね。
まあ、顕正会という団体の中のことではありますが、一をもって十を知るべしということで、どの「組織体」も注意しなければいけないことでしょうね。

610
>　でも知人は首になって？幸せと思いますね。
顕正会に関する限り、言われるとおりです。国立戒壇には、付き合いきれません。（笑）

>　因みに浅井先生は板本尊が後世制作と知っているでしょうか？
知りたいのはここですよねー。外から見ていると「大確信」?に立脚されているようなので、「日蓮直造」と信じ切っているように見受けられますが。今回の金原本にはどう反応するのでしょう?スルーですかね。

611
>　 30年以上も見ていないわけだから、曖昧な記憶で別物と言っても説得力無いね。
確かに、名無しさんのいうとおりですよね。
そういえば、妙信講は法道院だったのですね。で、その後に妙縁寺。私が会った古いベテラン顕正会員さんは、法道院時代の人でした。

612
>　正信会が板本尊を模刻したと「正信会よお前もか！」と主張してますが如何でしょうか？
このとおりだったら、噴飯ものです。学会の模刻を云々できる筋合いはないですよね。ただ、実際に正信会が模刻したという証拠は、知りません。

>　浅井先生は松本日仁師より多数の形木本尊を預かったとされていますが、日布師本尊が実際より多いと「模作疑惑」が有りますが本当でしょうか？
次々に会館を立て、拠点には本尊がありますから、松本住職から「多数の形木本尊を預かった」といっても、もう、オーバーしていると思います。ただ、何事も「極秘」の体質ですから、どこでどのように印刷しているかは、なかなか証拠が出てこないのではないでしょうか。
615 ：風神：2007/10/15(月) 01:11:37 ID:zY5Phw7k0: 「ブログ　風神のメモ帳」に、「相承されない相承書とは、いったいなんだ?」
を追加しました。
616 ：富士門：2007/10/15(月) 03:07:13 ID:ycmJR4ZE0: 相承書については立正教団の里見岸夫先生が「相承書は偽作濃厚の書だが、例え本物だとしても
中世の住職の譲り状にしか過ぎず現代の何の役に立つのだろうか？」と批判されていましたが
成るほどと思います。

相承書は北山、西山の反目の後に紛失。が、後に徳川家康が相承書を拝見した記録が有るので相承書は家康関係所に存在すると
云われる方がいますが、家康は古文書学者？拝見した相承書が偽書でも分からないのでは？と思いますね。
617 ：富士門：2007/10/15(月) 03:50:58 ID:ycmJR4ZE0: 植村佐内「これが創価学会だ」
元学会地区幹部で創対連関係者だと思います。学会地区幹部の信心利用の横暴、地区内の信者トラブル等が
植村氏自身？らしき「中村君」を使って説明されます。その中に大石寺教義、板本尊、本仏論、血脈論を論理的に
破折、特に「板本尊に血道を上げる」と記している所から植村氏自身かなり熱心に活動していたと思います。
尚、著書内に戒壇本尊の写真、大石寺売店で人間革命を買う稲垣氏の写真（稲垣氏は後に山友氏配下になり妙本寺、万年講の調査活動をしたという）
が載っていたと思います。
618 ：富士門：2007/10/15(月) 04:15:23 ID:ycmJR4ZE0: 松本勝弥氏「訴訟された創価学会」
これは読んだことないですね。まてよ、昔、図書館でみたかな?ちょっと厚めだったですかね
↑
それは蓮悟空（松本氏グループ）「変質した創価学会」だと思います。
松本氏は顕正会内では今だ悪者？扱いで妙観講との対論では浅井男子部長が「お前の所の○○はあの松本勝弥と関係があるんだぞ！」と詰め寄るシーンをビデオで見たことが有ります。
私にとっては松本氏は万年救護本尊を有名にされた功績者？と思いますが。
619 ：風神：2007/10/15(月) 04:40:29 ID:zY5Phw7k0: おっ、富士門さんも頑張りますね。
616
確かに、強奪事件から30年後、紛失したはずの「二箇相承書」を重須の僧が徳川家康に見せております。いったいどこから出てきたのでしょうか?　

1611年・慶長16年(滅後330年)12月15日　「駿府政事録・駿国雑誌31-中-74」
家康・駿府城に於いて重須より奉持の二箇相承を拝す
⇒　また「1581年の強奪事件まで真筆が存在した」という主張も、根拠薄弱ではあります。
620 ：富士門：2007/10/15(月) 14:28:48 ID:ycmJR4ZE0: 妙観講の大草講頭と万年講？の羽柴氏（元正信会？）は知り合いだったみたいですね？
しかもビデオによると松本氏と羽柴氏は関係あったような？
因みに羽柴氏って学会批判の文を週刊誌（サンケイ？）に記していたような？と記憶してますが？
621 ：鉄齋：2007/10/15(月) 14:41:23 ID:JX0SBdc6O: 羽柴さんて選挙に出ていたあの方でしょうか？もしかして。
622 ：富士門：2007/10/15(月) 17:30:27 ID:ycmJR4ZE0: 顕正会の浅井男子部長と妙観講副講頭？との対論（というより殆ど怒号）を記録した
ビデオの中に「万年講の羽柴～大草講頭と羽柴は何時から関係あった云々」から出てくる羽柴氏で
選挙の羽柴氏（青森の羽柴秀吉氏？）とは無関係でしょうね？
623 ：鉄齋：2007/10/15(月) 17:51:20 ID:JX0SBdc6O: なるほど万年講と言えば保田の万年救護を仰ぐグループでしたよね。
ご教示有り難うございましたm(_ _)m

克衛氏と妙観元教学部長某氏はガチンコでやりあってますが、反面仲良さげにも見えますね。
624 ：名無し2あくまで私見です：2007/10/15(月) 21:40:13 ID:fNepOG5E0: 板本尊＝後世の偽作
だから信心やーめた

確かに安易ですよね。
仏像正意＝だから曼陀羅仮本尊
と同じ。
『本尊とはすぐれたるを用いるべし』でしょう。
法華経後世の作→五重の相対・五時八教無意味→だから「法華経も非仏教」も、同じ安易短絡なシッタカブッタ（でも、あの漫画は大好きです。）
この法華仏法は師弟不二の戦いの中で育まれた万人成仏の方途、と考えるならば、真理は名無し・聖人が観じて妙法と名づける（趣意）の通りではないでしょうか？
法華経もまた然り。成立課程に様々な説がありますが、強烈な実践集団がその成立背景にあることは、法華経に批判的・肯定的な学者共に共通の意見です。
他の大乗は、般若（教学）ネハン（反中央僧院）浄土（他宗教との融合）真言（呪術化）と理論や迷信に走りがちなのに対して、法華集団はダイバや二乗（中央僧院の隠語）成仏など、あくまで現実の戦いの中での試行錯誤の中での成立がかいま見えます。
しかし、様々な事情で梵文法華経は完成しませんでした。現行梵文も完成形ではないでしょう。
それを補佐したのが、羅什であり、天台であり、日蓮であり、歴代会長であると思います。
この経が完成する時は、「広宣流布」のその時であると思います。
釈迦の悟り・天台伝教の憧憬・日蓮の誓願・三代会長の確信。
そこに『門下の実現』が加わった時こそ『正しき教え白蓮』は完成するのではないでしょうか？
625 ：名無し2：2007/10/15(月) 21:54:33 ID:fNepOG5E0: 超スレ違いでしたでしょうか？
なんか、思いのたけ書いてしまいましたが、場違いでしたらスルーしてください。
管理人様においてもそのようにご判断されたら削除等されてください。
インド時代に関してはまだまだ考察・推察の域を出ていませんし、ここはあくまで、金原本スレでしたよね。
すみませんでした。
626 ：富士門：2007/10/15(月) 21:56:07 ID:ycmJR4ZE0: 「いつでも腹切る覚悟は有るんだ、包丁持って来い！」なんてボクサーの亀田じゃあるまいし。
大体前時代的考えですよね？宗教人ならぬ「お前本当に何も知らないんだな！」と「お前」呼ばわりと「優越感」と怒号。
そのような行動が世間から宗教を如何に嫌悪感を与え、宗祖の顔に泥塗ってるか考えて欲しいですね。
（因みの妙観元教学部長某氏は克衛氏のように「松本」と呼び捨てせず「松本勝弥氏」と敬称付けてました。人間性ですね）
627 ：鉄齋：2007/10/15(月) 22:13:24 ID:JX0SBdc6O: >>625

名無し２さん

こんばんは＾＾
いやいや、和合僧団の考察ですからね。
大事な観点です
628 ：鉄齋：2007/10/15(月) 22:17:39 ID:JX0SBdc6O: >>626

思い出しました！
「お前腹は切れるのか～！」
克衛氏も最近は大人しくなりましたねえ。
629 ：富士門：2007/10/15(月) 23:23:19 ID:ycmJR4ZE0: 板本尊＝後世の偽作
だから信心やーめた
↑
当時板本尊が後世偽作と知ったグループ（松本氏グループら５千人前後とも）の方々も即信心自体を捨てた方々より
保田、西山等興門派、中杉教団らに散って行きながらも信心自体は続けた方々の方が多いと思います。

ところで顕正会の村岡総務、顕正寺の住職代行の僧侶は何処に行ったのでしょうね？
西山、北山等に
630 ：富士門：2007/10/15(月) 23:26:48 ID:ycmJR4ZE0: 「６２９」の下部の「西山、北山等に」は記入ミスです。すみませんでした。
631 ：風神：2007/10/16(火) 00:02:45 ID:dY/9CSaI0: こんばんは～～♪
いやいや、名無し2さん、「ブログ　風神のメモ帳」に今晩はかかりっきりで、怒涛(狂気？狂気?凶器?)の「日蓮大聖人と本尊関連年表」1～11をUPしていて、「ちかれたピー」状態で、でも、いつもの習性で「とりあえずー」とこちらをクリックしておったまげ。624と625を読んで元気になってしまっただよ。（＾＾）ｖ
いやー、おらは創価学会にまだまだの希望を持っただ。じゃ、今まで絶望していたのかって?もちろん、んなことありませんけど。（笑）
632 ：風神：2007/10/16(火) 00:07:29 ID:dY/9CSaI0: 法華経=サッダルマ・プンダリーカ・スートラが、「正しい教えである白い蓮の花」という意味ってだけで、もう「超かっこいい」という感じになっちゃうのですけど、完訳16種類の内、現存しているのが、
『正法華経』（竺法護訳、AC100年代?）
『妙法蓮華経』（鳩摩羅什訳、AC400年代?）
『添品妙法蓮華経』（闍那崛多・達磨笈多共訳、AC600年代?）のたったの三種なのですね。で、あとの13個はどこかにいっちまったというわけです。

確かに、｢天平の甍｣なんかを読むと、日本と中国の関係で考えても、大陸に何十年間もいて「大量の経典を書写」し、船に積み込んで出航しても、水難で全てが水の中・・・ということがままあったようで、大陸地続きでも、伝承過程の様々な障害であえなく消えてしまった経典も相当あったのでしょうね・・・当時のお坊さんには頭を下げるしかないし、また、航海術がもっと発達していれば、更に相当量の経典が運ばれただろうに・・・。

>　法華経もまた然り。成立課程に様々な説がありますが、強烈な実践集団がその成立背景にあることは、法華経に批判的・肯定的な学者共に共通の意見です。

実践集団・・・主に紀元前後に、西北インドの上座部系説一切有部など、小乗化した教団の独占に対する改革運動を起こした僧侶・・「一般大衆」「最下層」「庶民」からの始まりでしょうか。
633 ：風神：2007/10/16(火) 00:19:51 ID:dY/9CSaI0: えー私の持論は「求道心から起こる直感知は、経験の限界を超越して真理の縁に至る」というものがありまして、世界中のどんな辺鄙な所にいたとしても、法を求め、修行を重ね抜きながら、「そうだー、そうだったのか」という、法悦に浸れる境地が体得でき、その時に真理・法の一端を感得できる、という確信みたいなものがありまして、今「名無し2」さんの説を拝していまして、ハートのギヤがバッチリあってしまいました。(^^)
時、所、人、環境条件は一切関係なく、法を求め探求する心が肝要なのかな、という思いであります。
まあ、これを読んでキチガイだと思う御仁も多々いらっしゃることと思いますが、｢作られちまった歴史｣「固定された神話」に挑んだ人は、最初は誰でも「キチガイ扱い」されますので、大いに思っていただければと、こちらも思います。(^^)
634 ：風神：2007/10/16(火) 00:29:47 ID:dY/9CSaI0: >　釈迦の悟り・天台伝教の憧憬・日蓮の誓願・三代会長の確信。
そこに『門下の実現』が加わった時こそ『正しき教え白蓮』は完成するのではないでしょうか？

完璧ですな。今の私達の日常の一切の活動は創価学会仏の経典である、とうのが風神の認識であります。そうです、作られているのですよね。毎日まいにち、仕事・家庭・活動・成功、失敗、挫折、絶望、希望、喜怒哀楽の繰り返し、積み重ね・・・個々の思い、言葉、振る舞い全てが、「創価学会仏の経典」となっていくのでしょう。
で、やはり、「アホーが」という方もいらっしゃるでしょうが「それも自由」ですので。ただ、なんでも「アホー」と言ったら｢法華経こそ最高のアホー｣でありまして、やれ地面から菩薩が躍り出てきたの、やれ宝塔が浮かんだの、やれ体から光を発したの、やれ舌が伸びたの等々、単なるSF、妄想物語ととれちゃう要素もあるのです。それが「信」を以て拝すれば、「生命の躍動・無限の可能性・永遠」なんかが説かれていて、実にダイナミズムに溢れているともなるわけですね。

ちょっと、とりとめなくなりそうなので(苦笑)、では「名無し2」さん、これからも宜しくお願いします。
635 ：風神：2007/10/16(火) 00:44:53 ID:dY/9CSaI0: 富士門さん

>　「いつでも腹切る覚悟は有るんだ、包丁持って来い！」

こういう修羅闘諍は最低ですね。件のビデオ、私も見ましたが「これこそ修羅と悪竜の合戦」ではないか、と思いました。教義らしいものは2割、後は若さの勢いの肉弾戦でしたね。

>　そのような行動が世間から宗教を如何に嫌悪感を与え、宗祖の顔に泥塗ってるか考えて欲しいですね。

こういうのが「日蓮系はカルトだ」という誤った認識を広めてしまいます。で、ニュースにでもなれば、この角度の広宣流布は一晩です。(苦笑)

>　人間性ですね

確かに、個人的にはリアルでやっていて「呼び捨てにした」ことはないです。「お前」云々は余裕のなさ=力量の無さ=相手に対する怯えの裏返しなのでしょうね。そういえば、風神も数多く胸倉をつかまれましたが、なんか、相手の方が手が震えていましたもんね。（笑）
636 ：風神：2007/10/16(火) 00:51:12 ID:dY/9CSaI0: >　当時板本尊が後世偽作と知ったグループ（松本氏グループら５千人前後とも）の方々も即信心自体を捨てた方々より保田、西山等興門派、中杉教団らに散って行きながらも信心自体は続けた方々の方が多いと思います。

創価学会時代の活動が、心身に染み付いていますからね。習性としても、じーとしていることはないでしょう。ただ、もう、皆さん高齢化されているのでは・・・?これから日本の全ての教団が直面する課題ですね。正信会も発足当初は意気盛んでしたが、知っている寺のお講なども一桁の時もあり、閑散としています。なんか、哀愁が漂っています。
637 ：風神：2007/10/16(火) 01:07:11 ID:dY/9CSaI0: 616
>　相承書現代の何の役に立つのだろうか？

名言ですね。現代にはなんの役にも立たない・・・そうですよ。百歩?じゃない、一万歩譲ってですね、更に(仮に)をつけて「二箇相承書」が本物だとしましょう。でも、文面を読めば「日蓮大聖人　⇒　日興上人」ただ、これだけなのですから、後継の御指名ですね。で、上代の二人の関係に「神話」をめいっぱいつけて、やれ「余人にはうかがいしれない秘密の儀式・血脈相承を行なった」「日蓮大聖人の御内証は全て日興上人の胸中に継承され、それが今日まで伝わっており、故に御法主上人猊下は御内証に約せば現代の大聖人様であられる」とかですね。普通のまともなひとでしたら恥ずかしくって赤面しちゃうのですけど、やっぱりなんでも「信」の二文字で更に信伏随従しちゃうと｢本当にそう思えてくる｣のでしょうね。
本来なら、「二箇相承書」が本物だったとしても、今の貫主は「これに、宗開両祖に恥じないように信者の皆様、一切衆生の皆様のために不惜身命のご奉公をさせて頂こう」でしょう。
転じて「唯授一人血脈相承の御法主上人猊下に信伏随従できぬのか!破門じゃ」だから、件の日蓮系一宗派の異常性が首肯できようというものです。
638 ：風神：2007/10/16(火) 01:12:03 ID:dY/9CSaI0: 623
>　克衛氏と妙観元教学部長某氏はガチンコでやりあってますが、反面仲良さげにも見えますね。

そういえば「克衛氏」は全くお見受けしないですね。どこに言っちゃったのか?
あと、海老○とかいう男子部長さんも、いないですね。我々の世代でしたよね。
妙観元教学部長某氏は・・・・は・・・・アハハ♪♪♪お元気でいらっしゃるでしょう!
639 ：富士門：2007/10/16(火) 01:40:59 ID:KToMB.Ew0: そうですね。今の教団の問題は信者の高齢化なんですよね。
失礼ですが学会さんも正宗も正信会も万年講も信者の高齢化が有ると思います。
日蓮仏教の危機ですね。知り合いの日蓮宗の僧侶も「顕正会とかワールドメイトとかはＴＶを賑わす問題団体だが
若い信者が多く若いエネルギーが有って正直羨ましい」とため息付いてました。
640 ：富士門：2007/10/16(火) 02:34:42 ID:KToMB.Ew0: 日蓮宗は５千寺、念仏系は１万寺有るらしいですが、各寺院の檀家は少なく、且つ檀家自体の高齢化が
目立ち寺院運営の苦しさが滲み出ていると思いました。
641 ：沖浦克治：2007/10/16(火) 07:19:51 ID:SO8nKpFI0: 　富士門さん

　海外にね、若い人一杯いますよ。
　心配ご無用。
642 ：木炭：2007/10/16(火) 07:52:00 ID:tJzAvamc0: おはようございます
昨日、保田妙本寺のお虫払いに参加してまいりました。
万年救護の大本尊に拝することができ
日蓮門下の端くれとしては感激の次第でした
妙本寺は見た目本当に小さい田舎のお寺と言った感じで
とてもとてもそんなご宝物を持っているようには感じられないたたずまいですが、とんでもない。
聖人ご真蹟をはじめ、興師、目師、郷師・・・数多の本尊、古文書を蔵してらっしゃる。
そして、そのお宝を一同に拝することができ大変な驚きでありました。
お虫払いには、檀家の方をはじめさまざまな方がいらっしゃっていました。
重須本門寺の僧侶、正宗系？護法同盟？の僧侶、多分興風談所（正信会）系の僧侶も訪ねておられました
鉄斎さんがご質問なされていた　四大天王が万年救護の本尊に配されていない理由をお若いご僧侶にお伺いしたところ
「万年救護のご本尊は広宣流布し終えた後に本門寺に懸け奉る本尊なので、その暁には仏国土となっていることから四天王の配座は必要ないため」と仰っておりました
こちとら若造なのでと噛み砕いて説明してくださったのだとは思いますがそういう解釈だそうですよ。
また富士門さんが質問されていた、万年救護の本尊に対しての妙本寺の位置づけとしましては、この大本尊は飽くまでも広宣流布後に現れるご本尊様なので
現時点ではお虫払いの時にのみお目見えになるだけでして現時点での本尊という位置づけではない。とのこと
万年救護の本尊に隠れてしっかりと拝せなかったのですが普段の本尊は板本尊で、横の隙間から見えたところ四大天王が確認できたので、万年救護とは別のご本尊のようでした
いろいろと質問したかったのですが、お坊さんもみなさん来客に追われて忙しそうでなんとか掴まえてお話を伺えたのはそんな所でした

浅学な私のまったくの私見ですが
今回万年救護のご本尊を拝する事ができ、強く感じた事は
やはり妙法蓮華経の五字を持って本尊とする
と言うのが大聖人の御心であったであろうと思います
一尊四士、真ん中にお題目で脇に釈迦、多宝、四菩薩の曼荼羅ビジュアル形式
確かにビジュアル化としての仏像本尊もありだとは思います。思いますが、
大聖人の本義としては南無妙穂蓮華経の七字との対峙を望まれていたと思います
そうなるとお題目以外が仏像としてよりリアルな形に変わり、お題目だけ二次元のままでは、拝するものに主従転倒の感を招きやせぬかと思います
妙法蓮華如来を創設して大きく真ん中に奈良の大仏級の仏像をバーンとすえて脇に釈迦、多宝、四菩薩から天照まですえたりしたらいいかもしれませんけど（笑）
643 ：鉄齋：2007/10/16(火) 09:22:08 ID:gse/jx32O: >>640

学会の往年の青年層の多さは都会部に顕著でこれは高度経済成長やら集団就職が関係あると思います。

今は少子化で佃煮状態はないですが
全国均一に優秀な人材が出てると思いますよ。
644 ：富士門：2007/10/16(火) 13:05:49 ID:KToMB.Ew0: ご供養を取って御開扉が年中行なわれる奉安堂板本尊より
お虫払いの一年で一度しか拝見出来ない保田の救護本尊の方が
余程広宣流布時の戒壇本尊らしいですよね？

木炭さん、保田で救護本尊の意義等色々保田の僧侶に態々質問して頂き
ありがとうございました。
645 ：天狗：2007/10/16(火) 13:37:02 ID:354zQvvc0: 金剛不壊の日蓮棒が一切の宿業を打開するのです。

ねー富士門さん
646 ：名無しさん：2007/10/16(火) 14:10:51 ID:gse/jx32O: >>644

ずいぶん以前に保田の御会式行きました。万年救護曼陀羅はさすがに大幅で迫力がありました。
墨色が多少褪せていたのは気のせいだったでしょうか？
あとおびただしい数の興師以下の曼陀羅。
籠字の本尊（ウツロ字の本尊？)が印象的でした。
あと富士日照師も以前は書写してたんですね。
門前の踏み切り前の駄菓子屋さんのオカミさんは元気でしょうかねえ。
647 ：鉄齋：2007/10/16(火) 14:18:16 ID:gse/jx32O: >>644
は鉄齋です
648 ：鉄齋：2007/10/16(火) 14:19:22 ID:gse/jx32O: すいません
>>646でしたm(_ _)m
649 ：富士門：2007/10/16(火) 15:48:42 ID:KToMB.Ew0: 籠字の本尊（ウツロ字の本尊？)が印象的でした。
↑
「控字大本尊」の事ですね？小野寺氏の著書に出て来る「本因妙本尊」？の紙本と
云われる？興師の書写だったんですね？
保田に存在していたと云われる「天王鎮守の神」はどうなったのでしょうか？
あと「愛染不動感見記」「宗祖所持刀」「南条家所持真向の御影」も拝見されたのでしょうか？

保田の本堂には興師本尊の板本尊が安置されているのですが、後世創作の疑いの有る
真光寺板本尊と同じなのですが、保田としては如何対応してるのでしょうか？
因みに現在保田は信者に下附する本尊は如何なっているのでしょうか？
西山は「末法万年本尊」（西山蔵万年救護本尊）の書写と聞いた事有りますが？
650 ：鉄齋：2007/10/16(火) 15:58:46 ID:gse/jx32O: 富士門さん

残念ながら、メモとか取っていなかったので曼陀羅以外の記憶はあいまいです。すみません。
不動愛染感見記は事後に図版で見ました。保田信徒は最近は万年救護の縮小御形木を戴いてるとの風聞も聞いたことありますが、詳細は不明です。
651 ：富士門：2007/10/16(火) 16:20:38 ID:KToMB.Ew0: 保田開山の日郷師は「救護本尊は保田に留め置き、信仰の対象にしてはいけない、守れない者は郷門ではない」
と戒めの文を残しているのですがね。
やはり板本尊信仰に染まってしまうと、板本尊（戒壇本尊）が駄目なら万年救護本尊（広宣流布後に本門寺に掛ける戒壇本尊？）と
「戒壇本尊」信仰が抜けきれないのでしょうか？
例えば東大寺戒壇の大仏（戒壇本尊）信仰者が自宅の仏壇に大仏のミニチュアを安置して拝んでると云う感じになりますが？それで良いのでしょうか？
652 ：鉄齋：2007/10/16(火) 16:49:43 ID:gse/jx32O: >>651

私は学会員で保田の信徒ではありませんので、そこいらへんはわかりかねます。
また日郷発言にしても「ほお～、郷門ではそう言う言い伝えなのね」と言う感想しかありません。
すみませんが。。
653 ：富士門：2007/10/16(火) 17:01:06 ID:KToMB.Ew0: ただ、保田２代の日伝師は本門戒壇に法華経を安置すると云われているので
もしかしたら初期保田には救護本尊の法儀解釈がマチマチで、時代と共に段々
研究されて信仰本尊にしても問題無いとされたのかも知れませんが。
（だからか北山、西山の重宝本尊を万年救護本尊と称している）

保田自体現在救護本尊は日郷師戒め通り信仰対象としてない。しかし信徒（万年講？）
には万年救護の縮小御形木を下附しているらしいと云う事ですが、世相的には下附が無いと
万年講等信徒が離れてしまう、信仰的には郷師戒めには背くかも知れないが、目師以来正統蓮蔵坊（保田妙本寺）
を信仰して貰える、郷師もお許し下さるだろうと救護本尊下附されているのかも知れませんね？想像ですが。
654 ：鉄齋：2007/10/16(火) 17:10:45 ID:gse/jx32O: 谷中の某寺に万年救護曼陀羅の板碑があるらしいですね。
屋根型の石碑らしいです。
655 ：富士門：2007/10/16(火) 17:43:05 ID:KToMB.Ew0: 谷中の救護本尊の石塔は小野寺氏の先祖？小野寺富柳が立てたと主張しています。本当か知りませんが。
その石塔を小野寺氏と喧嘩別れした玉井師が拓本に取り「拓本救護本尊」とし自身を
上行菩薩とする、救護本尊の文「我が慈父」を「我れ慈父」と悪しき大石寺日蓮本仏論を引きずっており
「正宗教学の良い所取り」と感じましたね。

救護本尊の模刻は谷中の石塔だけでなく、大石寺大講堂、池袋常在寺にも安置され、身延の大孝殿にも版木で残って
いるとの事です。やはり深い意味の有る本尊と認識されていたのでしょうね。
656 ：名無しさん：2007/10/16(火) 20:08:30 ID:.AFnvhow0: 保田では万年救護の御形木なんか下付していません。
とんでもないガセネタです。
保田で下付の御形木は、日興上人御書写の御本尊です。
657 ：鉄齋：2007/10/16(火) 20:29:03 ID:gse/jx32O: >>656
あ、そうですかでしたら私の勘違いでしたね。すみません。
658 ：富士門：2007/10/16(火) 20:32:56 ID:KToMB.Ew0: 保田信徒は最近は万年救護の縮小御形木を戴いてるとの風聞も聞いたことありますが、詳細は不明です。
↑
鉄斎さんの此の文を私の勘違いで論を勝手に進めてしまいました。鉄斎さん初め皆様ご迷惑お掛けしました。
保田ではやはり日郷師の戒めを固く守り救護本尊の下附されていない事がわかりました。
659 ：富士門：2007/10/17(水) 01:56:56 ID:dllw8W4Q0: 顕正会の浅井克衛氏発言の「万年講の羽柴氏」がネットで有りました。

羽柴増穂氏(元学会文芸部主任、元継命編集長)
私の記憶では羽柴氏は週間サンケイ上で学会批判記事を書き（批判座談会では対談者の一人に後に幸福の科学の幹部になる
公明党元市議がいた）、継命を辞めてから正信会批判本を出したと覚えてます。
660 ：ゴンちゃん ◆qrNuUBaZ6U：2007/10/17(水) 06:32:32 ID:y.sIayRQ0: 皆さん！おはようございます。。。このスレ！ロム専だけですが勉強になります。。。
多少睡眠薬の代わりにですけど。。。（＾＾）
661 ：風神：2007/10/17(水) 11:21:07 ID:VEjmHbQs0: 日蓮大聖人と本尊関連年表
巻物では、大聖人が図顕された本尊を中心に教示等も含めUPしましたが、以下に本尊のみを列挙しました。あと、大聖人の法難、熱原法難・蒙古襲来等の欠かせないものはそのままです。これらを並べてみてみるだけでも、何かが見えてくる?

※　年表の左端の数字が「月」「日」です。「月」だけのものもあります。
※　例(14・岡宮光長寺)は、左の数字が「御本尊集のNO」、右が所蔵寺院です。

1271年・文永8年　辛未　50歳

9.12 竜口法難

10.9　　相州本間依智郷において曼荼羅(1・京都立本寺)を認める

10.28　佐渡に着く
11.1　　塚原の一間四面の堂に入る

1272年・文永9年　壬申５１歳

1.16　　塚原問答
2　　　　開目抄二巻を著す

6.16　　曼荼羅(2・京都妙蓮寺)を認める

夏の頃、塚原より一の谷へ移る

1273年・文永10年　癸酉　５２歳

1274年・文永11年　甲戌　53歳

2.14　　幕府、赦免状を発する
3.8　　赦免状、佐渡着
3.13　　佐渡一の谷を出発
3.26　　鎌倉着
4.8　　平頼綱と対面する(三回目の国諌)
5.12　　鎌倉出発
5.17　　波木井郷に着く

6 　　　曼荼羅「沙門・天目授与」(11・京都妙満寺)を認める

7.25　　曼荼羅「甲斐国波木井郷　於山中図之」(13・茂原・藻原寺)を認める

10.5　　蒙古来襲・文永の役
10.20　　蒙古軍筑前国に上陸。夜、大風が起り蒙古船二百余が漂没。

11　　　曼荼羅(14・岡宮光長寺)を認める

11　　　曼荼羅(15・近江八幡・妙経寺)を認める

12　　　曼荼羅(16・万年救護御本尊・保田妙本寺)を認める

1275年・文永12・建治元年　乙亥　５４歳

4　　　　曼荼羅(20・堺・妙国寺)を認める

4　　　　曼荼羅(21・鎌倉・妙本寺)を認める

4　　　　曼荼羅(22・佐渡・妙宣寺)を認める

4　　　　曼荼羅(23・佐渡・妙宣寺)を認める

4　　　　曼荼羅(24・湖西・妙立寺)を認める

6　　　　駿河熱原竜泉寺の日秀・日弁・日禅等が、日興の教化に依り帰伏し弟子となる。

9.7 鎌倉幕府(北条時宗)は蒙古の使者を鎌倉・竜口にて斬る

10　　　　曼荼羅「南条時光授与」(26・戸田・妙顕寺)を認める

11　　　　曼荼羅(27・京都妙顕寺)を認める

12　　　　曼荼羅「経一丸(日像)授与・通称玄旨伝法御本尊」(28・京都妙顕寺)を認める

12　　　　曼荼羅(30・鎌倉妙本寺)を認める
662 ：風神：2007/10/17(水) 11:22:50 ID:VEjmHbQs0: 1276年・建治2年　丙子　５５歳

2 曼荼羅「釈日与授与」(31・尼崎・本興寺)を認める

2　　　　曼荼羅(32-1・尼崎・本興寺)を認める

2.5　　　曼荼羅(32-2・西山本門寺)を認める　　(富要8 -220 )
(興師加筆)日興が祖父河合入道に之を与へ申す、本門寺に懸け万年の重宝たるなり

2　　　　曼荼羅「通称鉄砲曼荼羅」(33・北山本門寺)を認める

4　　　　曼荼羅「寺伝では日朗授与」(34・京都本国寺)を認める

4　　　　曼荼羅「寺伝では日向授与」(35・茂原・藻原寺)を認める

4　　　　曼荼羅(36・浅草・永岡家～現世田谷妙寿寺)を認める

3　　　　曼荼羅「大日本国沙門日照(日昭)授与・通称祈祷御本尊」(37・玉沢・妙法華寺)　　　　を認める

8.13　　曼荼羅「亀若(千葉胤宗)護也・三光瓔珞御本尊」(38・京都本満寺)を認める

8.13　　曼荼羅「亀弥(千葉宗胤)へ授与か(宮崎県某寺模本)」(39・大阪某家)を認める

8.14　　曼荼羅「亀姫(千葉胤宗姉か)護也」(40・京都立本寺)を認める

1277年・建治3年・　丁丑　56歳

2　　　　曼荼羅(41・京都本圀寺)を認める

2.15　　曼荼羅(42・湖西・本興寺)を認める

4　　　　曼荼羅(44・佐渡妙宣寺)を認める

10　　　　曼荼羅(45・京都本能寺)を認める

11　　　　曼荼羅「通称・切ノ御本尊」(46・京都本圀寺)を認める

1278年・建治4年・弘安元年　　戊寅　57歳

3.16　　　曼荼羅「通称・病即消滅御本尊」(47・市川市中山法宣院)を認める
日親の添書・花押あり

3　　　　日興・日持等、四十九院申状を幕府に上る　(同奥書)

4.21　　曼荼羅「日専へ授与」(48・京都立本寺)を認める

7.5　　　曼荼羅「通称・若宮御本尊・竹内御本尊」(50・京都頂妙寺)を認める

7.5　　　曼荼羅「通称・輪宝御本尊」(51・京都本圀寺)を認める

7　　　　曼荼羅(49・富士市実相寺)を認める

8　　　　曼荼羅「日頂へ授与」(53・清水市海長寺)を認める

8　　　　曼荼羅(54・京都本能寺)を認める

10.19　　曼荼羅「通称・鴛鳶御本尊」(56・本圀寺)を認める

11.21　　曼荼羅「日長へ授与」(57・沼津岡宮光長寺)を認める
663 ：風神：2007/10/17(水) 11:25:23 ID:VEjmHbQs0: 1279 年・弘安2年　　己卯　　58歳

2　　　　曼荼羅「妙心へ授与」(59・中山浄光院)を認める

2　　　　曼荼羅「釈子日目へ授与」(60・桑名市寿量寺)を認める

4.8　　　曼荼羅「日向へ授与」(61・茂原藻原寺)を認める

4.8　　　曼荼羅「日田へ授与」(62・玉沢妙法華寺)を認める

4　　　　曼荼羅「日辨へ授与」(63・千葉県多古妙興寺)を認める

6　　　　曼荼羅「尼日符へ授与」(64・中山法宣院)を認める

7　　　　曼荼羅「日法へ授与」(65・沼津光長寺)を認める

9.20　　日蓮大聖人は「伯耆殿御書」を淡路房を使いとして富士の日興に送る。
9.21　　竜泉寺は下方政所と結託し、熱原信徒20人を捕え鎌倉へ送る。
日興上人は淡路房に事件の報告を託し、鎌倉へ向かう。
9.26　　日蓮大聖人は「伯耆殿並諸人御中」で鎌倉の日興等の門下に事件の対応を指示。
9.28　　「伯耆殿並諸人御中」が鎌倉着。日興・富木常忍が問注の準備をすすめる。
更に、富木常忍の法論の様子、鎌倉の状況を身延の大聖人に報告。

9　　　　曼荼羅「日仰へ授与」(66・和歌山市蓮心寺)を認める
9　　　　(弘安二年か・御本尊集になし)(興師添書)因幡の国富城寂仙房日澄の母尼に弘安二年九月之を与へ申す、本門寺の重宝たるべきなり、京都妙覚寺　(富要 8-222 )

10.1　　　大聖人は「聖人御難事」を著し、鎌倉の門下一同に発する。前後して鎌倉からの書状が届き、返状「常忍抄」が認められ、鎌倉へ発送。
10.3頃　　日興上人、富木常忍は「申し状」の原案執筆開始。
10.9頃　　「竜泉寺申状」原案が大聖人に送られる。
10.12　　　大聖人が「竜泉寺申状」に筆を加え完成し、「伯耆殿等御返事」を添え、鎌倉に発送。
10.15　　　平左衛門尉は熱原農民の内、神四郎ら三人を処刑。大聖人からの「竜泉寺申状」が届いたものの、提出できず。日興上人は顛末を大聖人に報告。
10.17 　報告を受けた大聖人は「聖人等御返事」を日興上人、日弁らに発送し、問注を遂げるように指示。
10.19　　　「聖人等御返事」が鎌倉に届く。しかし、問注以前に残りの農民信徒17名は解放され、平左衛門尉の一方的裁断で終了となる。

10　　　　曼荼羅「通称・子安御本尊・日徳へ授与」(67・戸田市妙顕寺)を認める

11　　　　曼荼羅「日安へ授与」(68・沼津妙海寺)を認める

11　　　　曼荼羅「日永(下山の因幡房)へ授与」(69・京都立本寺)を認める

11　　　　曼荼羅「通称・四天王画像御本尊・日久(伊豆江川吉久)に授与」を認める
(70・千葉市随喜文庫)
11　　　　曼荼羅(本尊集になし)を認める　(富要 8-177 )
　俗日増に之を授与す(興師加筆)本門寺重宝たるべきなり
664 ：風神：2007/10/17(水) 11:26:07 ID:VEjmHbQs0: 1280 年・弘安3年　庚辰　　59歳

1　　　　曼荼羅「日佛へ授与」(74・山梨県櫛形妙了寺)を認める

2.1　　　曼荼羅「俗日頼(四條頼基)へ授与」(71・堺市妙国寺蔵)を認める

2彼岸曼荼羅「藤原清正へ授与」(73・京都妙覚寺)を認める

2　　　　曼荼羅「日眼女(四條頼基妻)へ授与」(72・文京区長元寺)を認める

2　　　　曼荼羅(75・市川市真間弘法寺)を認める

2　　　　曼荼羅「日安へ授与」(76・京都妙覚寺)を認める日興添書あり

2　　　　曼荼羅「俗吉清へ授与す」(77・浜松市妙恩寺)を認める

3　　　　曼荼羅(78・玉沢妙法華寺蔵)を認める、日博、妙顕寺より付与

3　　　　曼荼羅「妙識へ授与」(79・鷲津本興寺蔵)を認める

3　　　　曼荼羅「日安女へ授与」(80・千葉市随喜文庫)を認める

3　　　　曼荼羅「通称・臨滅度時御本尊・蛇形御本尊」(81・鎌倉市妙本寺)を認める

3　　　　曼荼羅「通称。紫宸殿御本尊」(82・不明=大石寺)を認める

4.10　　曼荼羅「尼日實へ授与」(83・鎌倉市妙本寺)を認める

4　　　　曼荼羅(84・京都妙覚寺)を認める

4　　　　曼荼羅「俗某へ授与」(85・大村市本経寺)を認める

4　　　　曼荼羅「日妙へ授与」(86・近江八幡市妙感寺)を認める

4　　　　曼荼羅(87・身延山久遠寺)を認める

4　　　　曼荼羅「藤原廣宗へ授与」(88・京都本法寺)を認める

4　　　　曼荼羅「尼日嚴へ授与」(89・京都妙顕寺)を認める

4.13　　曼荼羅「盲目乗蓮へ授与」(91・京都本圀寺)を認める(日興雑録)

5.8　　　曼荼羅「日華に授与」(92・京都本能寺)を認める
(興師加筆)甲斐の国蓮華寺住僧寂日房は日興第一の弟子たるに依って之を与へ申す所件の如し、大本門寺の重宝なり、　(富要 8-223 )

5.8　　　曼荼羅(93・沼津妙海寺)を認める

5.9　　　曼荼羅「日禅授与本尊」(本尊集になし)を認める
弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す
(日興上人御加筆右の下部に)少輔公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し、(また同御加筆御花押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば)本門寺に懸け奉り万年の重宝たるべきものなり　(戒壇板本尊と関連する日禅授与本尊)　
法道院蔵(現在は大石寺)　(富要 8-178 )

6　　　　曼荼羅「俗日圓へ授与」(94・小浜市長源寺)を認める

6　　　　曼荼羅「俗藤原國貞(日十)へ授与」(95・京都本法寺)を認める

6　　　　曼荼羅「俗日肝へ授与」(96・愛知県実成寺)を認める

8　　　　曼荼羅「俗日重へ授与」(97・沼津市光長寺)を認める

9.3　　　曼荼羅「俗日目へ授与」(98・京都妙蓮寺)を認める、日興、富士上方上野補三郎重満(重光、正和元年出家、三郎左近入道)へ与う(日興添書)

9.8　　　曼荼羅「源日教へ授与」(99・横浜市中区某家)を認める

11　　　曼荼羅「日法へ授与」(100・佐渡世尊寺)を認める
紀伊国切目刑部左衛門入道に相伝(日興添書)

11　　　曼荼羅「通称・伝法御本尊・日昭へ伝う」(101・玉沢妙法華寺)を認める
665 ：風神：2007/10/17(水) 11:27:03 ID:VEjmHbQs0: 1281年・弘安4年　辛巳　60歳

2.2　　　曼荼羅「藤原日生へ授与」(102・池上本門寺)を認める

2　　　　曼荼羅「俗資光へ授与」(103・熊本市本妙寺)を認める

3　　　　曼荼羅「俗日大へ授与」(104・香川県法華寺=讃岐本門寺)を認める
(興師添書)富士顕妙新五郎に之を与へ申す、本門寺に懸け末代の重宝たるべきなり
(富要 8-213 )

4.5　　　曼荼羅「僧日春へ授与」(105・沼津岡宮光長寺)を認める

4.8　　　三大秘法稟承事を太田金吾に与う(真偽論)

4.17　　曼荼羅「通称・若宮御本尊・俗眞廣へ授与」(106・京都本圀寺)を認める

4.25　　曼荼羅「尼持圓へ授与」(107・京都本満寺)を認める、(富要 8-222 )
(興師加筆)甲斐の国大井の庄の庄司入道の女子、同国曽根小五郎後家尼は日興が弟子なり仍て之を与へ申す、之を相伝す孫大弐公日正、本門寺重宝たるべきなり、　　　

4.26　　曼荼羅「尼持淳へ授与」(108・鎌倉市妙本寺)を認める

5.21　　高麗の兵船五百余が壱岐・対馬を侵略する(弘安の役)
7.1　　　大風雨のため蒙古船はことごとく漂没し、兵多数が溺死する。

8.28　　曼荼羅「摩尼女へ授与」(109・鎌倉市妙本寺)を認める

9　　　曼荼羅「俗日常へ授与」(110・勝沼立正寺)を認める

9　　　曼荼羅「俗守常へ授与」を認める (111・不明)

10　　　曼荼羅「俗平太郎へ授与」(112・千葉随喜文庫蔵)を認める、
紀伊国刑部入道息少輔房日然に相伝か(静岡県某寺=大石寺蔵模本の日興添書)

10　　　曼荼羅「俗守綱へ授与」(113・京都本法寺)を認める

10　　　曼荼羅「俗眞永へ授与」(114・高知市要法寺)を認める

10　　　曼荼羅「俗近吉へ授与」(115・京都本能寺)を認める

11.24　身延山に10間4面の堂宇が完成

12　　　曼荼羅「一妙へ授与」(116・不明)を認める (興師添書)遠江サカラノ小尼に給う

1282 弘安5年　　壬午　61歳

1　　　曼荼羅(117・茂原市鷲山寺)を認める

1　　　曼荼羅「俗安妙へ授与」(118・天城湯ヶ島妙本寺)を認める

1　　　曼荼羅「俗日専へ授与」(119・沼津妙海寺)を認める

4　　　曼荼羅「天目へ授与」(120・京都本隆寺)を認める

4　　　曼荼羅「俗藤三郎日金へ授与」(121・堺市妙国寺蔵)を認める

6　　　曼荼羅(122・茂原市鷲山寺蔵)を認める

6　　　曼荼羅(123・京都本圀寺)を認める

9.8　　身延山を出発
9.18　　武蔵国池上着
10.8　　　大聖人は六老僧を定める。
「一弟子六人事　不次第」と、六老僧全員を一弟子とする。
10.13　　　日蓮大聖人入滅。
10.14　　　戌刻入棺、子刻葬送
10.16　　　日興上人は日蓮大聖人御遷化の記録1巻を著す。
「宗祖御遷化記録」　　正本・西山本門寺
一弘安五年・壬午・九月十八日・武州池上に入御　地頭・衛門太夫宗仲
同十月八日　本弟子六人被定置　此状六人面々可帯云々　日興一筆也
定　
一弟子六人事　不次第
一　蓮花阿闍梨　日持　
一　伊與公　　　日頂　
一　佐士公　　　日向
一　白蓮阿闍梨　日興　
一　大國阿闍梨　日朗　
一　辨阿闍梨　　日昭
右六人者本弟子也　仍為向後所定如件
弘安五年十月八日
666 ：富士門：2007/10/17(水) 14:45:34 ID:dllw8W4Q0: 曼荼羅「俗日大へ授与」(104・香川県法華寺=讃岐本門寺)を認める
(興師添書)富士顕妙新五郎に之を与へ申す、本門寺に懸け末代の重宝たるべきなり
(富要 8-213 )

北山、西山の本尊と同じ「本門寺に懸け重宝」と興師加筆されてまさに「万年救護本尊」ですが
讃岐本門寺の救護本尊でしょうか？（寺院としては正宗なので表向き戒壇本尊支持だろうが）
667 ：風神：2007/10/17(水) 14:51:40 ID:VEjmHbQs0: こうやって、一覧にして、かつ本尊集を眺めていて真っ先に気づくのは、やはり「干支(えと)」ですね。
戒壇板本尊には「弘安二年十月十二日」との日付部分に「太才己卯(つちのとう)」といった「干支」が記されていませんが、日蓮大聖人の図顕された本尊で年月日を記したものは、「干支」が記されています。この観点からも、「戒壇板本尊=日蓮直造」は不審であると考えられます。尚、この「干支」を記さない日付の書き様は日興上人の特徴です。

ということは、日蓮真筆本尊よりも日興書写本尊を多く拝していた人物が、戒壇板本尊の造立に携わったが故に干支が略された、という推察もありえるわけです。
大石寺には日蓮真筆本尊よりも、日興書写本尊の方が明らかに多いですね。
668 ：風神：2007/10/17(水) 14:54:49 ID:VEjmHbQs0: >　讃岐本門寺の救護本尊でしょうか
特にそういう伝承は聞いた事は無いですね。
669 ：名無し2：2007/10/17(水) 14:57:49 ID:fVpwuee20: 風神様、鉄齊様、沖浦様、富士門様、遅レスですが、恐縮です。
670 ：風神：2007/10/17(水) 15:13:15 ID:VEjmHbQs0: おっ、これは名無し2さん
こんにちは。
ここは「様」ではなく、「さん」です。
宜しくデス！
671 ：風神：2007/10/17(水) 16:49:39 ID:VEjmHbQs0: 讃岐本門寺関係で「日蓮大聖人の本尊の記述」といえば、まず浮かぶのが以下でしょうか。

1647年・文保4年(滅後366年・大石寺貫主は19世日舜の時)2月3日、北山本門寺の日優は幕府の寺社奉行所へ、讃岐本門寺の日教を訴えました。

・日教が北山本門寺に参詣し、阿闍梨号を請けた讃岐の上之坊等を追放した。

・讃岐本門寺の日蓮・日興・日仙の本尊、夢の御影、北山日健より日圓を補任した本尊を、日教が讃岐本門寺の僧俗、北山の使僧に拝見させず、隠している。

・讃岐本門寺前住・日圓が買い取った田地、堂宇造営に使う瓦を、日教が勝手に処分している等々。

同年3月5日、日教は地元領主・山崎氏へ陳情書を差し出しました。その中に「大聖人の本尊」の記述が出てきます。更にその後の、文書のやり取りの中でも登場します。

高瀬本門寺大坊より山崎領主に巳上の陳情書
一、日蓮大聖人の本尊壱幅、夢の御影一幅は愚僧先祖より秋山四郎兵衛迄持ち来り候私師日円慥に預り状御座候、其の砌り日円と秋山一類と右弐幅の本尊に付き出入御座候て、高瀬本門寺は秋山一類より持申す筈に御座候故愚僧罷り有る儀にて是を以て証文今に御座候御事。

一、日蓮大上人の本尊は諸人に拝ませ申し其の施物も御座有るべく候へども粗相に取り扱ひ大事と存じ無造作と拝ませ申さず御番を仕り候、夢の御影の儀は檀那方相煩ひ祈念などに望み申す時は一日に両度も今に檀那方へ掛け申し候施物取り申す候事。
正保四年三月五日(富要 9-129 )

本門寺秋山より江戸寺社奉行への陳弁状
一、高瀬本門寺の什物本尊日興日仙の本尊、毎年正月七月十月其月中掛け置き候て僧檀に拝ませ申し候、中ん就く日蓮大上人の御本尊ならびに夢の御影の儀は本門寺の什物にては御座無く候、秋山氏重代相伝の本尊にて御座候を本門寺の住持に預け置き申し候御事
正保四年亥霜月　(富要 9-138 )

大聖人の本尊は讃岐本門寺の什物ではなく、檀那である秋山家のものであり、讃岐本門寺は預かっている、ということですね。
ここではやはり「万年救護本尊」云々の話はないのでは・・・?
672 ：風神：2007/10/17(水) 21:45:18 ID:VEjmHbQs0: それでは、「干支」の話の続きです。

◆　戒壇板本尊の日付出典
1757年・宝暦7年　31世・日院　(富要 1-251 )
「有師物語聴聞抄佳跡上」に「弘安二年十月十三日云云」と記す

1823年・文政６年　48世・日量　(富要 5-334 )
「富士大石寺明細誌」に「弘安二年十月十二と」と記す

このように戒壇板本尊に「干支」がない不審点を指摘すると、返ってくる法華講員さんの答えに以下のようなものがあります。

【　法華講員の反論　】
日蓮大聖人真筆の『不動・愛染感見記』は「建長六年六月廿五日」の形式で書かれており、「太才」は書かれていません。両感見記は御本尊の日月の意義を示す重要書ですが、その重要書であっても「太才」が書かれていない意味を鑑みれば、本門戒壇大御本尊に「太才」は書かれていなくても日蓮非直造の根拠とはなりません。
また御真筆御本尊には『太才』の書かれていないものや、「御顕示年月日」そのものが書かれていないものも存在しています。

御本尊ではありませんが、「太才」が併記されていない御書が参考になります。列記すれば、
長楽寺への御状(380㌻)　南条殿御返事(954頁)　伯耆殿御返事(1399頁)
秋元御書(1454頁)　新池御書(1462頁)　上野殿御返事(1464頁)
上野殿御返事(1480頁)　内房女房御返事(1494頁)　妙一女御返事(1500頁)
などが、ほんの一例にすぎませんが「太才」が併記されていません。
特に参考となるのは、伯耆殿御返事(1399頁)は本門戒壇大御本尊と同じ『弘安二年十月十二日』と書かれていることです。伯耆殿御返事と同じ日に本門戒壇大御本尊をお認めなら、「太才」が併記されていなくても不思議はありません。

【　指摘　】

①　まずは、一番ひっかかりやすい最後の説「伯耆殿御返事と同じ日に本門戒壇大御本尊をお認めなら、『太才』が併記されていなくても不思議はありません」から確認しましょう。法華講員さんは、次の事実の辻褄あわせはどうするのでしょうかね。

1278年・弘安元年の10月19日の同日に、大聖人は本尊の図顕、千日尼へのお手紙を認められています。
本尊には
弘安元年太才戊寅後十月十九日　「通称・鴛鳶御本尊」(56・京都本圀寺)

御書「千日尼御前御返事」には
弘安元年後十月十九日
とあります。

御書に干支がなくても本尊には干支があります。法華講員さんの主張する説とは異なる現証となっています。
大聖人は御書に干支を略されることは多々あっても、末法万年まで妙法蓮華経を通わしめゆく当体・曼荼羅本尊には、律儀に「干支」を記入されていたのですね。

同様のことは以下にもあります。

1280年・弘安3年5月26日
本尊　弘安三年庚辰五月廿六、沙門民部日向に之を授与す　大石寺所蔵　(富要 8-178 )
御書　諸経と法華経と難易の事　　五月廿六　富木殿御返事
673 ：風神：2007/10/17(水) 21:52:17 ID:VEjmHbQs0: ②　不動・愛染感見記は「御本尊の日月の意義を示したというもの」なのですから、帰命の対象たる本尊ではないです。
他の年月日記載本尊には全て「干支」が有り、何故、板本尊には年月日のみで「干支」が無いのか、本尊の問題なのですね。

不動・愛染感見記の文　

生身愛染明王拜見
　正月一日日蝕之時　　　　梵字
　　　　絵
　自大日如來至日蓮廿三代
嫡々相承
　建長六年六月廿五日
　　　　　　　　　　　日蓮授新佛

生身不動明王拜見
　自十五日至十七日　　　　梵字
　　　　　絵
　自大日如來至于日蓮廿
三代嫡々相承
　　　建長六年六月廿五日
　　　　　　　　　　　日蓮授新佛

③　大聖人の本尊に、年月日そのものの記入が無い本尊はありますが、年月日を書き込まれたら「干支」も書かれています。

④　御遺文=御書に「干支」が無いのは別次元のことです。御書ではなく、帰命の対境たる「本尊の干支」の問題なのですね。
「御書にも干支のないものがあるから、御本尊に干支がなくてもよい」という単純なものならば、もっと多くの御本尊に「干支」がなくてもよかったでしょう。では、何ゆえに「干支」無しは、戒壇板本尊だけなのですか。

※　大聖人が本尊図顕を開始して以降の干支
1271年・文永8年　　辛未　かのとひつじ
1272年・文永9年　　壬申　みずのえさる
1273年・文永10年　癸酉　みずのととり
1274年・文永11年　甲戍　きのえいぬ
1275年・建治元年　乙亥　きのとい
1276年・建治2年　丙子　ひのえね
1277年・建治3年　丁丑　ひのとうし
1278年・弘安元年　戊寅　つちのえとら
1279年・弘安2年　己卯　つちのとう
1280年．弘安3年　庚辰　かのえたつ
1281年・弘安4年　辛巳　かのとみ
1282年・弘安5年　壬午　みずのえうま
674 ：富士門：2007/10/17(水) 23:43:58 ID:dllw8W4Q0: 不動・愛染感見記は北林氏と云う方が「日蓮と最蓮房」と云う著書に
偽作と云っています。不動・愛染感見記に関して保田は真偽も含め如何な
立場を取っているでしょうか？因みに不動・愛染感見記は国宝ですが。
あと「大日本衛護本尊」は救護本尊模写？の噂の有りますが如何でしょうか？
675 ：風神：2007/10/18(木) 00:36:31 ID:4xxQgqlg0: 不動・愛染感見記は、1254年・建長6年6月25日、立教の翌年、日蓮大聖人が33歳の時の執筆とされていますよね。

◆　検索システムより
愛染不動感見記　日蓮筆　二幅
建長六年六月廿五日新仏授与
重要文化財（古文書）248　昭和43.04.25
妙本寺・千葉・安房郡鋸南町吉浜四五三ノ一

◆　文書では日辰の祖師伝でしょうか。
「駿州富士山大石寺釈日目の伝」の文中、登場しますね。(富要 5- 33)

生身愛染明王拝見
正月一日日蝕の時　　日形。
大日如来より日蓮に至る廿三代、嫡々相承。
建長六年廿五日、日蓮新仏に授く。

生身不動明王拝見
十五日より十七日に至る、月形。
大日如来より日蓮に至る廿三代、嫡々相承。
建長六年六月廿五日日蓮新仏に授く。

右の一紙日興日目に付属し玉ふ今房州妙本寺に在るなり。
日興に物かゝせて日目に問答せさせて又弟子ほしやと思はず候、小日蓮々々々。
　　月　　日　　日蓮在御判。
右蓮祖の御一筆今房州妙本寺に在るなり。

◆　文中の「右の一紙日興日目に付属し玉ふ今房州妙本寺に在るなり」もどうなのでしょうか。確かに立教後に「大日如来より」云々ならば「21代、22代は誰なのよ?」という指摘も頷けます。また、「真言亡国」を宣した大聖人が立教後に「大日如来より」の相伝というのも変ではあります。

◆　一方で、清澄寺は虚空蔵菩薩が本尊で、教義、修学に台密もあったでしょうし、大聖人は若かったのですから、その影響を受けたでしょうし。
更に京都や比叡山での修学生でしたから、そこで密教の相伝を受けたであろうことも考えられますし?

題目弥陀名号勝劣事　
妙法蓮華経は能開なり・南無阿弥陀仏は所開なり、能開・所開を弁へずして南無阿弥陀仏こそ南無妙法蓮華経よと・物知りがほに申し侍るなり、日蓮幼少の時・習いそこなひの天台宗・真言宗に教へられて此の義を存じて数十年の間ありしなり、是れ存外の僻案なり

妙法比丘尼御返事　
日蓮は日本国・安房の国と申す国に生れて候しが、民の家より出でて頭をそり・袈裟をきたり、此の度いかにもして仏種をもうへ、生死を離るる身とならんと思いて候し程に、皆人の願わせ給う事なれば、阿弥陀仏をたのみ奉り・幼少より名号を唱え候し程に、いささかの事ありて、此の事を疑いし故に一の願をおこす、日本国に渡れる処の仏経・並に菩薩の論と人師の釈を習い見候はばや

◆　あと、やっぱり曼荼羅本尊ですね。左右の「不動明王」「愛染明王」が法華経には連なっていないにも関わらず、梵字で顕されている意義、意味ですね。

・・・・・どちらとも、結局は、「真偽」云々はきついですね、今は。
676 ：木炭：2007/10/18(木) 03:09:31 ID:Znhk.I3M0: 科学的には
建長六年正月一日には日食は起こっていないので
北林氏のお説の通り偽書とも思えますが
天候の状態で日食の如く見えたものを指して仰ったものなのかもしれません
「日蓮大聖人と最蓮房」は立正安国論に倣って問答形式で書かれており読みやすいことは読みやすいのですが、
問答形式ゆえの意図的な自説への誘導が随所にありボーっと読んでると引きずられますね。面白いですけれども
北林さんも山友に引きずられなければ、今頃きっと副会長の一人だったことでしょう。
677 ：沖浦克治：2007/10/18(木) 07:14:50 ID:X2TpomEI0: 　風神さん、おはようございます。

　勉強になります。
　ありがとうございます。
678 ：鉄齋：2007/10/18(木) 09:38:31 ID:X91rZBqgO: あと年号や干支に関しては
和漢の書道史を見ましても
☆公式な不特定多数への公開性が強い場合→干支

☆閲覧の少ない私信の場合→年号日のみ

と思われます。
例えば書聖王羲之の傑作、蘭亭序にはのっけから
「永和九年、歳は癸丑（みずのとうし)に在り」とあります。
これは晋代当時の一流文人を集めて行われた流觴曲水の宴の詩集の序文です
679 ：鉄齋：2007/10/18(木) 09:52:07 ID:X91rZBqgO: 一方、
日本に目を転じまして空海の忽披帖の場合、簡略に「九月二十日」とだけ書いてあります。
これは風信帖とならんで最澄と書物のやりとりをした私信です。
これから察するに大聖人図顕の大曼陀羅は縦は末法万年の未来まで、横は一閻浮提にあまねくの意から
日付も和漢に通じる干支を差し入れた場合が多いのではないでしょうか？
日興師に年月日のみが多いとすればやはりそれは書写の謙譲の立場からなのでは？と
思われます。
推論ではありますがやはり戒壇本尊が大聖人直造であればそれこそ末法万年、一閻浮提の意であり
当時の社会通念からも本来は干支が入って然るべきかと思われます。
680 ：富士門：2007/10/18(木) 12:36:59 ID:nnT6g49E0: 他の板に

大石寺四世は日道です。
日郷は蓮蔵坊です。
西坊地の官僚は日代（重須貫首兼任）
東坊地の官僚は、日目滅後は日仙です。
東西を官僚したのは、日道その人です。
新しい文献が発見されたのです。
大石寺四世が日道であることが確定されました。

との書き込み有りましたが本当でしょうか？
681 ：鉄齋：2007/10/18(木) 15:15:18 ID:X91rZBqgO: >>680
ん？日興師から数えて四代って意味ですか？
682 ：富士門：2007/10/18(木) 15:51:52 ID:nnT6g49E0: いや、宗祖から数えて４代と云う事でしょう。（宗祖は大石寺に関係ないが）
「新しい文献が発見されたのです」とはどんな文献でしょうね？真偽も気になります。

「東坊地の官僚は、日目滅後は日仙です。」
しかし代仙問答のあと仙師は讃岐に帰国し２度と大石寺に戻らなかったというのが定説なのですが。
そもそも当時の大石寺は蓮蔵坊以外無住で「西坊地、東坊地、大石寺と云う寺号」と言われだしたのは
保田２代伝師の頃でしょう？（ジョージ左京説）
683 ：鉄齋：2007/10/18(木) 17:34:25 ID:X91rZBqgO: >>680
大変に興味がありますのでどちらの掲示板か教えていただけますでしょうか？
684 ：富士門：2007/10/18(木) 19:59:25 ID:nnT6g49E0: ２チャンネルの掲示板に有りました。ネットサーフィンで偶然見つけたのでスレの
名前等は忘れました。今度調べておきます。（確か板本尊は本物かとかでした）
685 ：鉄齋：2007/10/18(木) 20:31:44 ID:X91rZBqgO: >>684

ありがとうございましたm(_ _)m
686 ：風神：2007/10/18(木) 22:29:59 ID:M5aKeaHA0: さて、今晩は誰にでも分かりやすい「讃文の仏滅年代について」見てみたいと思います。

◆　戒壇板本尊の仏滅年代は「仏滅度後二千二百二十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」となっています。

～　戒壇板本尊仏滅年代の出典　～
1757年・宝暦7年　31世・日因　(富要 1-251 )
「有師物語聴聞抄佳跡上」に「本門戒壇の御本尊、寸尺、長四尺七寸五分、横弐尺壱寸七分、厚弐寸弐分御首題御勧請皆金薄入りなり、仏滅後二千二百廿余年等と云云」

◆　日因の記述では「仏滅後二千二百廿余年」とありますが、金原本P22にあるように板本尊自体に刻まれているのは「仏滅度後二千二百二十余年之間」であり、「度」が入っているのですね。まあ、これは記憶にとどめておく程度でいいかと思います。

◆　「板本尊偽作論を粉砕する」より　P12
次に安永君は板御本尊の下方の部に仏滅後二千二百二十余年未曾有之大漫荼羅の御文が入れてあるというが、よくも斯様な出鱈目が言えたものと唯あきれる許りである。一度も拝せずして、世情の余太議論の書を半囓りして論ずるから根も葉もないことを誠しやかに論ずることになる、茲には御本尊の文はかくかくだということは言はぬ　

◆　日蓮正宗布教会に拠れば「仏滅後二千二百二十余年」と彫られているというのは、根も葉もないデタラメであるといいます。しかし、板本尊にはなんと書いてあるのかを言わないのですね。　　　　
大石寺歴代の文書のなかで、戒壇板本尊の仏滅年代に言及しているものは少ないのですが前記のように日因は「仏滅後二千二百廿余年等と云云」と記述しています。
また金原本にも「仏滅度後二千二百二十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」とあります。
さすれば日蓮正宗布教会は自山の先師・日因を指して「デタラメ野朗・板本尊を一度も拝せず・世情の余太議論レベル・根も葉もないことを誠しやかに論ずる輩」というのと同義となります。

◆　仏滅年代を注目して見ると、上代における戒壇板本尊肯定の書は見受けられません。日興上人自身は書写本尊を「仏滅度後二千二百三十余年」とされ、戒壇板本尊の「仏滅度後二千二百二十余年」と違う点は以前に指摘しました。
更に門下による、本尊の仏滅年代についての記述を確認します。

1333年・元弘3年(滅後52年・日興入滅の年)
日道(6世日時著の可能性も高い)「三師御伝土代」　
「仏滅後二千二百三十余年が間、一閻浮提の内、未曾有の大曼荼羅なりと図し給ふ御本尊に背く意は罪を無間に開く云云、」(富要 5- 12)

1349年・正平4年5月(滅後68年)　日順著　「本門心底抄」
又云はく・仏滅度後二千二百三十余年の間・一閻浮提の内未曽有の大漫荼羅なり、朝には低頭合掌し・夕には端坐思惟し・謹んで末法弘通の大御本尊の功徳を勘ふるに、竪に十界互具現前し・横に三諦相続明白なり、(富要 2-31)

1340年・暦応3年5月(滅後59年)弟子の日大が日尊の教示を記した「日尊実録=尊師実録」
本尊の銘に云く「仏滅後二千二百三十余年」の曼陀羅を本義の如く書写し奉るべし

◆　日興上人の弟子日道・三位日順・日尊は「仏滅(度)後二千二百三十余年」の本尊・仏滅年代をいわれていますが、戒壇板本尊は「仏滅後二千二百二十余年」との仏滅年代です。もし「日蓮大聖人出世の本懐・戒壇板本尊」が存在し門下に認知されているならば、板本尊と異なる年数を正とすることは有り得なかったと考えます。
上代において日興上人門下が記述したことに違う板本尊、この史実は即戒壇板本尊・後世造立を物語るものではないでしょうか。
「いや、戒壇板本尊は秘蔵厳護の故、門下にその認知は無かった」などは、大石寺の夢物語というものでしょう。
687 ：風神：2007/10/18(木) 22:50:12 ID:M5aKeaHA0: >　勉強になります。　ありがとうございます。

失礼しました。今、見ました。恐縮です。こちらこそ、勉強させて頂いております。
「求道心から起こる直感智は経験の限界を超越して真理の縁に至る」の観で、見ております。
「一発で、明快に、分かりやすく」が大事であるということを、沖浦さんから学びました。
なんとか「巻物」状態（笑）から脱するべく、精進していきます。

>　これから察するに大聖人図顕の大曼陀羅は縦は末法万年の未来まで、横は一閻浮提にあまねくの意から日付も和漢に通じる干支を差し入れた場合が多いのではないでしょうか？日興師に年月日のみが多いとすればやはりそれは書写の謙譲の立場からなのでは？と思われます。

鋭い推察ですね。「これしかない」といえるほどのものですね。

>　２チャンネルの掲示板に有りました。

これですよね。しかし、あまりにも下卑た書き込みが多いような・・・やっぱり2ちゃんということですね。（笑）

大石寺の板曼荼羅は本物か

ttp://life8.2ch.net/test/read.cgi/psy/1169849897/l50
688 ：富士門：2007/10/18(木) 23:55:22 ID:nnT6g49E0: そうです、此の掲示板です、どうもありがとうございます。
今風神さんの記された「大石寺の板曼荼羅は本物か」見てきました。

前回の答えとして「日目筆「五戒面受口決」」と載ってましたが何かご存知でしょうか？
689 ：沖浦克治：2007/10/19(金) 07:04:45 ID:HbbZWuKE0: 簡単に言いますと、日蓮正宗は天動説、創価学会は地動説。

　天動説は、人類が進歩をし観測機器の向上や、ソレによる事実認識の躍進の結果、複雑な天球の動きを理論導入しなければ、観測結果との矛盾が解決できなくなり、最後には単純に観測結果を説明できる地動説にとって変わられました。

　日蓮正宗の現時点での教学は、寛師、顕師が入り乱れたものです。
　既に、血脈、相伝、相承、出世の本懐、などを説明できません。

　創価学会の分離以来、大聖人様の仏法に対する研鑽が大きく進歩致しました。
　既に江戸時代の解釈は、現在の世界規模の布教活動の実際的な展開に無力です。
　念仏無間。などと、回教徒に投げつけてどうなりますか？
　嫡々一人はダライラマの世界でしかありません。

　世界中の民衆が心の底でが求めるものは、人間のための宗教の台頭です。
　今後の仏法の理論的な展開は、民衆が納得出来うる肉付けが必要になります。

　今、世界中でおきる戦争のほとんどが宗教による紛争です。
　その根底にあるものが各宗派の原理主義です。

　テロは原理主義から起きます。
　また、西欧のアジアやアフリカ、中東に対する差別意識はキリスト教の原理主義の影響です。

　今後の世界民衆を救済しうる一大宗教は、原理主義ではいけないのですよ。
　日蓮大聖人様の仏法に関して言うなら、創価学会は現実主義路線です。
　他方、日蓮正宗は、表に出ている思想が徹底して原理主義です。

　この二つの路線のブツカリ合いが、創宗分離の原因です。
　当然、人間によって起こされた出来事ですが、根源的な原因はそこだと思います。

　歴史上、日蓮主義者には二つの宿命的な道しかありませんでした。
　玉砕か堕落。

　原理主義は玉砕。
　現実主義なら堕落。

　現在の宗門は出家は生活面で現実主義です。
　その故堕落しきっております。
　対して在家には多くの原理主義の活動家が存在しています。
　そのほとんどは創価学会を退転した人々で占められており、対して、先祖よりの法華講はもはや行動力がありません。
　完全な、葬式仏教の信徒と成り果てております。
　広宣流布への問題意識などは皆無です。
　この人たちは、原理主義でも現実主義でもない、日和見主義の方々です。

　行動する覇気のない旧来の信徒達。
　行動力はあるが社会の常識に欠ける、原理主義の創価学会崩れの信徒達。
　その上に君臨する信徒のあがりで飯を食う出家達。
　これらの大きく別けて三層の構造が日蓮正宗です。

　対して創価学会は現実主義です。

　昨年、大石寺に耕治と二度訪問致しました。
　疲弊しきった売店の横を、出家の乗るセルシオが悠々と通り過ぎて行きました。
　これでも、小欲知足ですか？
　絶対に違います。
　出家が在家より贅沢な生活をしてどうしますか？
　仏法とはそのような教えですか?
　違いますよ。

　もし、日蓮正宗がマトモな仏教なら、許されない行為です。

　本題です。

　創価学会だけが現実主義を採り成功した唯一の教団です。

　戸田先生です。
　大聖人様と御境涯を同じくされたお方だったと思います。
　御書を依義判文して読まれ、現実の社会生活の上に根付かせられた、唯一のお方です。

　『よく残った、創価学会は堕落もせず、権力にこびず、玉砕もしなかった、よく残った、大聖人様のおめがねにかなった。』（趣意）

　ある日、戸田先生が洩らされた一言です。
　万感の思いであられたのでしょう。

　ありがたさを感じながら生きております。
690 ：富士門：2007/10/19(金) 09:59:50 ID:LKOYvR/Q0: 学会さんが正宗（現代全仏教団も同じだが）批判に「僧侶妻帯」が有ります。
信長が焼き討ちした比叡山の絵には逃げ惑う僧、僧兵以外に稚児、「女禁」の寺院に似つかわしい
女性の絵が描かれています。
古来より「女禁」と云いながらも隠れて女性関係を持ち、修道の疑いのある稚児も居ると云う事です。（勿論仏道修行打ち込む真面目な僧もいたろうが）
自分の想像ですが、明治政府はその隠れた関係を公にして良しと認め、「女禁」のエネルギーを政治騒乱、他派への暴動へ向かう僧に家庭を持たせ
「守り」とさせたと思うのです。（自身に家庭が有れば簡単に行動出来ずらい）
タイ、ラオス等の僧は今でも「妻帯禁止」ですが、国民の仏教と捉え方、仏教文化が違うので一概に言えません。
正宗等の肩持つわけでは有りませんが、在家たる自分らが妻帯、肉食を堂々と遣っている現代に、僧の「妻帯」批判は
不公平に思います。モサモサ飽食して居る者が、断食修行者が少しの水、粥食べたのを見て「だらしない、やる気有るの？」と批判するのと同じ。
「あんたに言われたく無い、大きなお世話」と反論したくもなるではないですか？
以上は「妻帯」論のみですが。
691 ：富士門：2007/10/19(金) 10:20:52 ID:LKOYvR/Q0: 実際に明治政府設立以後も西郷隆盛の内乱「西南戦争」等が有りました。
もし西郷軍と共に、明治政府の政策（廃仏棄釈）等に反発した僧らがかつての比叡山山法師、
一向一揆、法華一揆のように行動したら「西南戦争」は長引き、当時の欧米格好の内乱乗じて
植民化、カトリック植民化も有ったかも知れません。
「僧侶妻帯」は僧の政治騒乱化を防いだかも知れません。
692 ：沖浦克治：2007/10/19(金) 13:22:07 ID:HbbZWuKE0: 　富士門さん、

　簡単ですよ、僧侶と言う制度を廃止すればいいんですよ。

　既に時代に合わないんです。
　それだけのお話しなんです。
693 ：富士門：2007/10/19(金) 14:37:50 ID:LKOYvR/Q0: 逆に現代は在家の方は出家したいみたいですね？（TVタレントにもいる、簡易出家だが）
座禅とか水行とかブームなんですかね？西山にもそういう制度有るらしいですが。
694 ：卞氏：2007/10/19(金) 15:04:46 ID:g4E9vWGk0: そうですね。

在家が世俗の煩わしさを捨て、本来の道に専念するために出家する。
こう言うのなら「出家」の意味がありまだ良いのですが、
いまは世襲坊主が幅を利かせるわけですから出家の意味を失うんですね。
寺といういわばもともとの家。そこを全然出てないわけですわ。
寺族の優遇など、まったく本来やるべき事とは転倒してしまっていることなどがあり、
閉鎖社会の弊害ばかりです。

家を出て、世間でもまれてこそ、人を救うという聖業をなしとげる
ことができるんじゃないでしょうか。
695 ：風神：2007/10/19(金) 15:14:55 ID:kjNrG86gO: 内容が横レスになりすいません。
沖浦さんの朝の書き込み、至極卓見ですね。
仏教の世界宗教への広がりを考えた時、ユダヤ・キリスト・イスラム教との関係は避けて通れない展開となってくると思います。
何しろですね、「神」の名の元に「あらゆる考え付く限りの事」が許されてしまう現実があるわけです。
発祥が、砂漠地帯ですから、自然とは向き合って克服すべきもの＝環境問題、「神」を冒涜するものは許されない＝神・宗教の名の元での殺人、「神」の敵に裁きを＝戦争等々、アメリカがイラク戦争に踏み切った時に、ブッシュ政権の背後にあったのは「キリスト教の福音派」。同じ頃、ヨルダン川西岸などの入植地で、パレスチナの青年に息子を射殺された母親が「ここは神から与えられた契約の地。彼らが望むなら、孫の代までも戦い殺し続ける」と放送されていたのが、印象に残っています。

ユダヤ、イスラム、キリスト教共に「神」を崇め、「神」を拠り所として成り立っているにも関わらず、その成り立ち、考え方、地域性によって相対立し、妥協なく、徹底的に戦い殲滅し尽くす、という歴史は繰り返されてきたし、今もまだ、やむ事がないわけです。
696 ：風神：2007/10/19(金) 15:17:35 ID:kjNrG86gO: 思い起こせばイラク戦争が始まる時ほど、呻吟したことはなかったですね。仏教は理屈抜きに「万物に仏性」を認め、寛容、融合、共存共栄の思想があるのに、その仏教の精神を体した我々は何もなすとろがなかったですから。

ただ、思えば今日まで名を残している思想家、哲学者、文豪といわれる人達も戦争・動乱の世紀を生き抜いて、そこで悩み、呻吟し、考え、筆に託して世に問うたわけで、それを思えば、世界の中の自分、自分の中の世界というものをより一層、思考する機会ともなったものです。

その時に思ったことは、「同時代人としての責任」「同時代人としての使命」を果たしゆくために、もっともっと個人としての力量更に組織としての実力をつけなければ、世の歴史に対して何も関わるところがない、というものでした。
697 ：風神：2007/10/19(金) 15:19:56 ID:kjNrG86gO: 更に、戦争で、貧困で、飢餓で次々とうまれてはあっけなく死んでいく人が余りにも多いこの現実を見た時に、「いったい何の為にうまれてきたのか」、「何故生きるのか」、「何の為の人生か」「あっけなく死んでしまい、その生命はどこにいったのか」等々、考え、思うところは尽きないわけで、それを思惟しながら唱題していた時にひらめいたのは「そうか、同時代の地球上の全ての人間生命の営みは、万年という時間をかけての妙法蓮華経への帰命の歩みなんだ」というものでありまして、生まれては死にを何回も繰り返しながら、最後は、やがては「妙法」の光明に照らされてその生命は救済されゆく、というものでした。まあ「妙法蓮華経への帰命」論とでもいうものでしょうか。

まあ、頭の中でこのように考え、整理をつけたことにより、更に「妙法」を基準にしての社会観、人間観を養っていく努力が緒につきましたので、「事が起きた時に我が身に当てはめ考える」という習性が、少しは養えたと思っています。ちょっと沖浦さんの書き込みを見て、熱いものがこみ上げ、とりとめなく失礼しました。たまにはこういう話もお許し下さい、ということで。
698 ：鉄齋：2007/10/19(金) 23:49:33 ID:UPgWeLqgO: 法華経の行者の系譜を見ましても
天竺の維摩尊者、中国の傅大師、日本の聖徳太子と在家でありながら通常の僧分に越えて、信力強盛にして教義に通達し、多大な布教をなした偉人は多数いました。
今は乱世です。
「出家が上で在家は下」などと言うのは時をはずした考え方だと思います、
ある意味個人的には坊さんが妻帯したところでさほど悪いとは思いません。
ただその分常に自省の念を持ち、謙虚に信行学、布教に励めば良いのです。
反対に在家といえども生業、家業に精を出し、世の人の役に立ちその上で余剰の時間を存分に信心、折伏に励むならいちがいに僧分に比して卑下する必要はないと思います。
佐渡御書にいわく「外道悪人は如来の正法をやぶりがたし、仏弟子等かならずやぶるべし」
私は信行に励む在家がもし懈怠の無慚無愧の坊さんを見たなら厳しく責めるべきだと思います。
それが大聖人のお心にかなうとも確信します。
699 ：富士門：2007/10/20(土) 01:10:48 ID:yDkHyup.0: 日本の聖徳太子
実は太子は歴史上存在が疑われていますね？
トンデモ本ではトルコ人、ユダヤ人とも？（平家も外人説有り）
ある説は太子は蘇我入鹿らしいとも云われています。先祖の蘇我馬子が仏教寺院創立者
なので太子の仏教信者と合致します。藤原氏に滅ぼされた入鹿は聖者だった事実を消され
太子という架空の善人を立てる傍ら、入鹿は最高の悪人に仕立てられたと云う説が有ります。
吉良上野介（歌舞伎で悪人にされた）初め柳澤吉保（実際は悪人で無かった）、田沼意次（実際は名政治家だった）等
後世歴史家に悪人にされる人物がいる一方、遠山の金さん（景元、実際は風見鶏の役人だった）ら後世歌舞伎等で
実際と違う正義の味方にされる人物も多々います。（同時代の鳥居要蔵の取り締まりが厳しすぎたので「遠山の方がマシ」
と変な？支持が有ったとも）
700 ：富士門：2007/10/20(土) 01:35:40 ID:yDkHyup.0: 「出家が上で在家は下」などと言うのは時をはずした考え方だと思います
そうですね。現代ではお店とお客、学校と生徒と云う感じですね。

何せ在家が居ないと寺院運営が出来ません。かといって在家も「食わして遣ってる」と
と威張るのも問題ですが。

出家「ようこそいらっしや居ませ」
在家「宜しくお願いします」
こんな感じの関係が良いと思いますが。
701 ：鉄齋：2007/10/20(土) 02:26:54 ID:ihk1tCrYO: >>699

天寿国繍帖などを見る限りでは太子は実在は疑いがないところでしょう。
ただ。当時は廐戸皇子や上宮太子などと呼ばれていたでしょう。まあ、梅原氏の「隠された十字架」などが特に説得性を持つと思います。
法華義疏は偽筆とも言われますが私は図版から見る限り親疏の可能性が高いと思います。
702 ：名無しさん：2007/10/20(土) 02:37:47 ID:ihk1tCrYO: >>700

現在の学会にいる分には全く僧侶の必要性を感じませんね。不便はありません。
むしろ居たら中途半端な据わりの悪い感すらあります。

他宗はまあかまわないとは思いますが
703 ：鉄齋：2007/10/20(土) 02:38:54 ID:ihk1tCrYO: >>702
鉄齋です
704 ：名無し2：2007/10/20(土) 03:28:31 ID:KWtu/HwM0: 大石寺の坊主は完全に不要ですね。
困窮してる売店の横をなんもいわず高級外車で通り過ぎて何も感じてない奴らですから。
妻帯云々以前でしょ。
705 ：風神：2007/10/20(土) 05:45:10 ID:JLIyA4fIO: 富士門さん
創価の友688、こちらの方が宜しいかと思いますので、続けます。

そうですね。
佐渡始顕本尊
大日本国護衛本尊
帝釈天本尊
本因妙大本尊
等々、それぞれの宗派・会の中で意義付け、信仰の対象とする分には、自由ですね。

ただ、その本尊をもって「出世の本懐」「今まで秘蔵されてきた○○○家に伝わる大本尊」「大聖人が本懐とされたことは間違いない」などと言い、それを他の宗教団体にまで強要し、かつ「信なき者は堕地獄必定」などと言うものですから、「それは本当ですか」「真実はこうでしょう」と追及されるのも当たり前のことですね。

戒壇板本尊の写真中の相みょうの相違？は、もう少し見比べてみます。ただ歴史上、途中で何回か、取り替えてはいるでしょうね。それを推理するのも、また興味深々です。
706 ：風神：2007/10/20(土) 06:17:12 ID:oUMMbKgIC: 名無し2さん
鉄齋さん
言われるとおりですね。

大石寺のお坊さんの悪いところは「守ってもらって当たり前」というのが、習性になってしまっている人が多い、ということですね。
例えば今、色々と話題になっている法論なども坊さんで「よし、俺が」という人が全然いないです。

本来は「在家の方の尊い御供養で養って頂いて、本当に有難い限り。法論など、法門のことは私にまかせてください」と、率先して現場にでてくるのが筋ではないですかね。

こんな当たり前のことができない=責任感がない=広宣流布などできっこない、と考えます。
707 ：沖浦克治：2007/10/20(土) 06:25:17 ID:8Tg03e6k0: 　仏法は人が伝えます。
　大原則です。
　以前は、僧侶と言う種類の方が布教活動を主に行っておりました。
　出家と言う形態をとっていましたね。　
僧侶を論じるにあたり、在家、出家の区別は現在では既に意味を持たない。と、思います。
　仏法に限らず、どのような宗教でも世間に広まるためには教義が必要です。
　何でもいいから拝みなさい。
　これでは当然駄目なのですよ。
　研究者が必要です。
　相当の知識が必要ですし、膨大な情報を集めねばなりませんね。
　情報の収集は困難だったでしょう。
　電車もバスも無く、道さえなかった時代です。
　ネットでやり取りできる現在の、何千倍も情報は集めにくかったでしょう
　三千年前のインド、二千年前の中国、千年前の日本。
　ここで、朝から晩まで一日中、情報の収集に歩き、専門書を調べ、仏教の研究をする事が可能な人は、どれぐらいの割合で社会に存在したかを考えるべきですよ。
　今ならば、それが可能な人は幾らでもいます。
　ところが、当時の人は字も読めなかったのですし、食事も満足に取れない人が大部分です。
　特権を持ったごくわずかな人だけが自由時間を、持てた。
　歴史上の事実です。
　ヨーロッパでは、つい三百年前まで一般大衆は一日十五時間ほど働いていたのです。
　子供ですら十二時間を越える労働をしていました。
　自分で何かを研究できる条件ではありません。
　現在のように定年や、有給休暇、社会保障などはありません。
　平均寿命が二十歳に満たなかった時代ですからね。
　人類は、発生以来ほとんどの間この様な過酷な条件で生きてきたのです。
　そこに僧侶の必要性があった。と、言えるでしょう。
　僧侶は働かず、仏教に専念し、多くの民衆が布施という行為で支え、僧侶が生きていく余地を社会全体で生み出していました。
　当然、僧侶が民衆よりいいものを食べたりいい住居を構えたりする事は不可能です。
　家庭などはもてませんよ。
　妻を娶り子をなせば、共に飢え死にをするのみです。
　僧侶は世間の栄達を求めず、仏法の研究を専門に行う。
　故に、出家。と、言うのです。
　社会全体がそれを支え、僧侶は研究の結果を社会に還元をする。
　この様な関係が構築されていたのです。

　現在この様な制度は不必要です。
　その気になれば、多くの庶民が仏法の研鑽を可能な世の中です。
　在家出家の区別は無意味です。
　既にほとんどの僧侶は、在家と同様の生活を営んでいる事実があります。
　出家する必要は皆無ですよ。

　『肉をほしがらざる時身を捨つ可きや』(佐渡御書)

　現代社会には、僧侶に対する本来の要求がないのです。
　これを仏法では機根の変化。と、言います。
708 ：風神：2007/10/20(土) 07:38:27 ID:JLIyA4fIO: 「現代社会には僧侶に対する本来の要求はない」そうですね、現在では在家の方が不惜身命なのですから、本来とはまったく逆です。
教学についても在家の方が、実践で鍛え磨きをかけていますし。

・・・しかし、これは凄まじすぎる。パキスタンで130人以上が犠牲になった爆弾テロにもめげず、ブット元首相は国にとどまり、言論活動を続けるという。
不惜身命とは、こういうことを言うのでしょう。
信念と勇気ですね。
709 ：富士門：2007/10/20(土) 09:38:49 ID:yDkHyup.0: 本来は「在家の方の尊い御供養で養って頂いて、本当に有難い限り。法論など、法門のことは私にまかせてください」

北山の貫首の本間師は法華講（在家）の樋田氏と法論されたそうですが
本来なら向こうが僧なので此方も僧（指導教師小川師）が出て行くのが
筋だと思いますね。北山が僧（それも法主）なのに此方は一信者では失礼と思いますよ。
710 ：名無しさん：2007/10/20(土) 10:19:15 ID:9K4aIIFY0: 日蓮宗は僧侶が布教し、在家は布教しません。
正宗みて、全ての僧侶が、あのような姿だと思っては、いい迷惑だと思います。
711 ：卞氏：2007/10/20(土) 12:03:25 ID:895smCRU0: 富士門さん。
正宗は布教は在家に任しているんですよ。
でもって自分達は陰に隠れているんです。

「失礼を働いている」くらいの言い方では甘いです。

「ハゲ（禿人）」とか「法師と云ふ名字をぬすめる盗人」とか「法師の皮を著たる畜生」くらいが丁度いいです。
大聖人の時代からの由緒ある言い方なのです。
ご存知ですよねｗ？
712 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/20(土) 19:54:47 ID:hAV4gooA0: 話題の本に話を戻すよ。

この本、ぼくんちの郵便受けに朝方投げ込まれていたよ。
乱読一日でして翌日北山の某僧侶に手渡した。

まぁ、冨士門流の混迷は石山と北山の偽書と偽物のデッチアゲ合戦にあるよ。
あの二山がこの世になければ・・・。富士門流はもっとマトモだったと俺は思う。
713 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/20(土) 20:02:20 ID:hAV4gooA0: あと僧俗関係だが、日蓮系は本来在家主義、在家主導の布教活動がメインだった。
僧侶がメインになった時代もたしかにあるが布教の中心は在家だったと思うね。

正宗も含めて現在の宗務体制はウダナ日輝師の敷いた僧侶主導型の宗務体制で、
本来あるべき姿じゃない。

戦後だって立正佼成会や霊友会、創価学会なんかの在家主義集団が布教のメインの
担い手で宗門が際立ってなんかしてきたわけじゃないよ。

現在の宗務体制は日輝師以降の１５０年間続いているわけだ。戦後レジュームどころか
明治維新レジュームからの脱却を、というところか。
714 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/20(土) 20:07:40 ID:hAV4gooA0: この明治維新レジュームからの脱却、というキーワードを読み解くカギをおれは
ずっと１０年模索してきた。

その一つがネットでのバーチャル講、葵講なのだが、宗門に問い合わせてもそんな講
は存在しない、と言われる。それは俺の目的なのだが、副効用として学会叩きの反撃から
うまく逃げ切る作用もあった。

しかし実体のあるようでないような集団、集まり、本来宗教もネットもバーチャルなもので、
そこには親和性がある。これからの時代を考えるとこれもひとつの答えだろう。
715 ：風神：2007/10/20(土) 20:41:19 ID:4kHyVJz60: おっ、これは、波木井坊竜尊@日蓮宗葵講さん。
以後、ヨロシクです。
今は慧妙の「悪書『日蓮と本尊伝承』の謀りを破す③」に対する思案中。
半分ぐらいできたかな?
まあ、午前様になりそうだけど、毎度のことなので。（笑）
716 ：名無しさん：2007/10/20(土) 20:46:39 ID:00SNDoNY0: >>712
おや、波木井さん。
こちらでは、はじめまして。
717 ：風神：2007/10/20(土) 23:53:29 ID:4kHyVJz60: さあ、今回は半月に一回の定例?書き込みです。
10月16日付け慧妙の「悪書『日蓮と本尊伝承』の謀りを破す③」について

①　身延の庵室に戒壇板本尊は安置できた?

【　慧妙　】

日蓮大聖人は弘安二年八月の御手紙に「今年一百余人の人を山中にやしなひて、十二時の法華経をよましめ談義し候ぞ」（御書一三八六頁）と仰せられている。
もし金原某のいうように、身延の庵室がわずか十八畳の広さしかなかったのであれば、とても百余人の御弟子を住まわせて修行させる、などということができようはずがない。　逆にいうならば、当時の身延の庵室には、百余人の御弟子を居住せしめることが可能な広さがあり、したがって大御本尊安置に必要な広さも十二分にあった、といえるのである。

【　指摘　】

◆　なるほど、慧妙の通りだと、百余人も養える草庵なのだから、戒壇板本尊も安置できて当然でしょう、ということになりますね。で、「けっ、結局俺は金原本に騙されていたのかい」とですね。（笑）
しかし・・・ここで気がつかないといけません。慧妙が引用した文証の前後をまず見てみましょう。

曾谷殿御返事
抑貴辺の去ぬる三月の御仏事に鵞目其の数有りしかば今年一百よ人の人を山中にやしなひて十二時の法華経をよましめ談義して候ぞ、此れらは末代悪世には一えんぶだい（閻浮提）第一の仏事にてこそ候へ、いくそばくか過去の聖霊もうれしくをぼすらん、釈尊は孝養の人を世尊となづけ給へり貴辺あに世尊にあらずや、故大進阿闍梨の事なげかしく候へども此れ又法華経の流布の出来すべきいんえんにてや候らんとをぼしめすべし、事事命ながらへば其の時申すべし。　　　　　　　弘安二年己卯八月十七日　　　　　　日蓮花押

曾谷教信は三月の、関係者の仏事=法事を、大聖人にお願いしました。その時に「鵞目其の数有りしかば」と、多額の御供養をされました。その御供養で「今年」は、「一百よ人の人=百余人の弟子」を身延の草庵で養いながら、「十二時の法華経をよましめ談義」した。十二時ですから、朝から晩まで、法華経を読み、談義を行なったということです。そして、末法悪世の今ではこれこそ全世界で第一の仏事=法事となる、といわれています。この仏事により、どれほど曾谷教信の関係者=聖霊=故人も喜んでいるだろうか、釈尊は孝養の人を世尊と名づけています。孝養をつくされるあなたこそ、世尊ではないか。大進阿闍梨が死亡した事は、嘆かわしいことではあるが、これもまた、法華経が広宣流布する因縁であると覚えていきなさい。
と言われています。

◆　問題の箇所は、「今、その時に草庵で百余人が寝泊りしていた」というものではなく、曾谷教信の願い出た三月の仏事の時に、多額の御供養を頂いたので、「今年は」草庵を訪れた百余人の弟子を養いながら、朝から晩まで法華経を唱え、談義した、というものですね。

要は「今年一百よ人の人」とは、今年、草庵を訪れた弟子の累計であり、又、その数の多さを「一百よ人の人」と表現されたものです。一時に、草庵に寝泊りしていた弟子の数ではない、ということですね。
慧妙が「曾谷殿御返事」の一部分のみを使い、解釈で、話術で、急場をしのごうとしていたことは、明々白々です。
718 ：風神：2007/10/20(土) 23:55:40 ID:4kHyVJz60: ◆　それは次の御書からも伺うことができます。

1279 年・弘安2年12月27日
上野殿御返事
白米一だをくり給び了んぬ。～
衣もうすくてかんふせぎがたし食たへて命すでにをはりなんとす、かかるきざみにいのちさまたげの御とぶらひかつはよろこびかつはなけかし、一度にをもひ切つてうへしなんとあんじ切つて候いつるにわづかのともしびにあぶらを入そへられたるがごとし、あわれあわれたうとくめでたき御心かな、釈迦仏・法華経定めて御計らい給はんか

おかしいですね。「身延の草庵では、百余人の弟子が寝泊りしていた」と慧妙はいいますが、草庵は極寒状態、大聖人らは飢餓に陥る有様。その時に白米一だ(馬一頭に積める荷物の分量)の御供養に対して、「釈迦仏・法華経定めて御計らい給はんか」と賞賛されています。
このような、飢餓に陥るような、食糧事情の悪い所に弟子を百余人も住ませるでしょうか。食料事情一つをとっても、多くの弟子を身延の草庵に呼ぶ余力などは無かったでしょう。

1280 年・弘安3年1月
秋元御書
此の山の為体・日本国の中には七道あり、七道の内に東海道十五箇国、其の内に甲州飯野御牧波木井の三箇郷の内波木井と申す、此の郷の内戌亥の方に入りて二十余里の深山あり、北は身延山・南は鷹取山・西は七面山・東は天子山なり、板を四枚つい立てたるが如し、此の外を回りて四つの河あり・北より南へ富士河・西より東へ早河・此れは後なり、前に西より東へ波木井河の内に一つの滝あり身延河と名けたり、中天竺の鷲峰山を此の処へ移せるか・将又漢土の天台山の来れるかと覚ゆ、此の四山・四河の中に手の広さ程の平かなる処あり、爰に庵室を結んで天雨を脱れ木の皮をはぎて四壁とし、自死の鹿の皮を衣とし、春は蕨を折りて身を養ひ・秋は果を拾いて命を支へ候つる程に、去年十一月より雪降り積て改年の正月今に絶る事なし、庵室は七尺・雪は一丈・四壁は冰を壁とし・軒のつららは道場荘厳の瓔珞の玉に似たり、内には雪を米と積む、本より人も来らぬ上・雪深くして道塞がり問う人もなき処なれば現在に八寒地獄の業を身につくのへり、生きながら仏には成らずして又寒苦鳥と申す鳥にも相似たり、頭は剃る事なければうづらの如し、衣は冰にとぢられて鴦鴛の羽を冰の結べるが如し、かかる処へは古へ眤びし人も問わず・弟子等にも捨てられて候いつるに・此の御器を給いて雪を盛りて飯と観じ・水を飲んでこんずと思う、志のゆく所思い遣らせ給へ又又申すべく候、

「手の広さ程の平かなる処」の狭隘の地に草庵です。

「天雨を脱れ」る程度の、「木の皮をはぎて四壁」という作りです。

「自死の鹿の皮を衣」とするほどの貧しさ

「春は蕨を折りて身を養ひ」「秋は果を拾いて命を支へ候つる程」というまるで山の野生動物のような食生活です。

「庵室は七尺・雪は一丈」という積雪量。

「四壁は冰を壁」と、氷が壁となる極寒。

「軒のつららは道場荘厳の瓔珞の玉に似たり」つららが周囲に垂れ。

「内には雪を米と積む」庵室内も雪が米の如くに積もり。

「本より人も来らぬ上・雪深くして道塞がり問う人もなき処なれば」元々、人の訪れもない所なのに、道路が積雪で塞がれているので訪れる人はいない。

「現在に八寒地獄の業を身につくのへり」八寒地獄を我が身に味わう。

「寒苦鳥と申す鳥にも相似たり」雪山の寒苦鳥の如き寒さを感じている。
更に、衣も凍り訪れる人はなく、弟子等にも捨てられているごとくである。

これが弘安3年1月の草庵です。
719 ：風神：2007/10/20(土) 23:58:50 ID:4kHyVJz60: ◆　更に忘れてはいけないのは、草庵が半倒壊したのを修理したのが、建治3年だったということですね。
1277年・建治3年　庵室修復書
去文永十一年六月十七日に・この山のなかに・きをうちきりて・かりそめにあじちをつくりて候いしが・やうやく四年がほど・はしらくちかきかべをち候へども・なをす事なくて・よるひを・とぼさねども月のひかりにて聖教をよみまいらせ・われと御経をまきまいらせ候はねども・風をのづから・ふきかへし・まいらせ候いしが、今年は十二のはしら四方にかふべをなげ・四方のかべは・一そにたうれぬ、うだいたもちがたければ月はすめ雨はとどまれと・はげみ候いつるほどに・人ぶなくして・がくしやうども（学生共）をせめ・食なくして・ゆきをもちて命をたすけて候ところに・さきに・うへのどの（上野殿）よりいも二駄これ一だは・たまにもすぎ。

弘安2年の三年前、建治3年の倒壊後は、月明かりが差し込み書を読め、風が部屋を吹き抜け御経が吹きあがり、柱は傾き、壁は剥がれとボロボロの状態でした。このような草庵を修復した程度で、その状態が弘安4年11月の、十間四面の坊ができるまで続いたのです。

◆　ここで注目なのが「草庵の広さ」ということです。
金原本を見ると「御書によれば、身延の庵室が造られたのは、文永十一年の六月で、この建物は三間四面、高さ七尺の小さなものであった」とし、慧妙はそれを計算してくれて金原本説では「わずか十八畳」だったとしています。
続いて慧妙は金原本説に反論し「当時の一間とは柱と柱の間を示す表現であって、今日の長さの単位（約一㍍八十二㌢）を指すものとはいえない」とし、前述の「一百よ人の人」の文証を引用してきたのですね。
「一百よ人の人」については年間であり、この場合は3月から8月までに草庵を訪れ仏事をした弟子の数の多さの一表現である、ということは記しましたので、次の問題は「草庵の広さ」です。

◆　どうやら金原本ではかなりのリップサービスをしたようで、実際は御書には「三間四面」はありません。確認できるのは「庵室修復書」の「今年は十二のはしら四方にかふべをなげ」ですね。
「間面記法」(平安時代から鎌倉時代に使われた表記法)による図面が手元にあるのですけど、これで確認すると「十二の柱」の場合は「一間四面」か「三間一面」となりますね。更に畳数で計算すると「一間四面」がたったの「二畳」、「三間一面」が「十二畳」と、金原本よりも更に小さくなってしまいました。
たったの「二畳」か「十二畳」!
どちらにしても「秘蔵厳護の戒壇板本尊」というのは、常識から考えても有り得ない、ということですね。
ましてや、百人なんて入るわけが無いです。想像してください「二畳に百人」または「十二畳に百人」・・・窒息間違い無しです。

◆　当時の草庵で、どこにどのように戒壇板本尊を安置したのか。
更にそれを秘蔵したなどという法華講員さんもいますが、どこに秘蔵したのか、是非、明示してもらいたいものですね。
そして金原本の「小結P95」へと続くのです。

②　史実から見て弘安二年十月当時に大御本尊建立は無理!?

【　慧妙　】
だが、このような自分の勝手な妄想を自ら破してみせても、何の意味もない。何故ならば、「弘安二年十月十二日」というのは、当然のことながら、御聖筆をもっての大御本尊御図顕の日であって、彫刻や塗箔のなされた日ではないからである。この点を指摘しておけば十分に事足りるであろう。

【　指摘　】

「御聖筆をもっての大御本尊御図顕」って、紙に書いたということ?
それとも板に書いたということ?
どちらにしても、下書きだけ、ということなのかな?
在家の慧妙編集部が勝手な事を書いてお坊さんから怒られませんか?
慧妙説によると
弘安二年十月十二日は戒壇板本尊の相貌を図顕しただけ。彫刻や塗箔は翌日以降に行った、と言うことですか?

お返し。（笑）
「だが、このような自分の勝手な妄想を膨らませ、金原本を破してみせても、何の意味もない。何故ならば、『弘安二年十月十二日』に図顕したという戒壇板本尊を日蓮直造であると客観的に証明してみよ。この点を指摘しておけば十分に事足りるであろう。」
ということです。(^^)

日興上人の身延入山は明日、書き込みます。
ヨロシクです!
720 ：風神：2007/10/21(日) 11:00:58 ID:PC43vtKI0: 「日興上人の身延入山を早くやってよ」と何通かメールがありましたが、これから
地区友好大会ですので、今晩になりますのでよろしくお願いします。
721 ：鉄齋：2007/10/21(日) 12:26:02 ID:Q499RftUO: 了解！
タノシミですね(^◇^)┛
722 ：名無しさん：2007/10/21(日) 19:08:25 ID:MHPrI9g20: >日興上人の身延入山

これも非常に重要な課題ですね。
聖人三回忌という説が有力なようですが、風神さんのお考えを楽しみにしています。
723 ：風神：2007/10/22(月) 00:22:26 ID:A0V55KqA0: 日興上人の身延入山について
今、「ブログ　風神のメモ帳」の方にUPしました。
申し訳ないのですが、コピーしてワードでお読み下さい。
そのままだと目が疲れます。
724 ：風神：2007/10/22(月) 09:30:48 ID:rBkpSWVgO: しかし、日興上人が弘安5年10月以降、身延に常住したという説の根拠に、波木井の12月の書状一つというのでは、弱すぎましたね。もう少し、手の込んだことをしてくれると思っていたのですが、なかなか都合のいい文書が見つからないのでしょうね。

ですから、思い込みを既成事実化、宗派的願望を同じく既成事実化し、それを前提に大確信でとうとうと喋りまくるから、多くの人がその勢いに飲み込まれてしまうのでしょうね。

そういう時は、あちらさんの主張を箇条書きにして、あらゆる角度から検証すれば、覆いかくされていたものが見え、事の本質が掴めようというものです。
725 ：富士門：2007/10/22(月) 11:34:45 ID:7thRnaJk0: 大石寺の主張は従来の主張を何ら検証せずに言いくるめるに過ぎません。
まさに「言い尽くされた主張」ですね。
726 ：風神：2007/10/22(月) 12:37:50 ID:rBkpSWVgO: 日蓮正宗の主張は、耐久性なし、独創性なし、発展性なし、工夫なし、根拠なし、証拠なしのなしづくめ、です

逆に、話術あり、詭弁あり、幻術あり、妖術あり、ハッタリあり、脅しあり、テキトウあり、急場しのぎあり、言い繕いあり、権威主義あり、わざと難しいことを言ってメクラマシにかけるのもあり、こちらの方はなんでもあり、ですね。

ある意味、見事なものです。虚しいですが。
727 ：鉄齋：2007/10/22(月) 17:47:29 ID:XhmxlVvAO: エミョウはすでにアリバイが崩れたオタカラを一生懸命「あるんだ！あるんだ！」と強弁していて、一種物悲しさすら感じますね(@_@)
弁解に躍起になればなるほど、ああ焦ってんだなと感じます（;ﾟДﾟ)
728 ：日々更に決意 ◆WlbcQceoXg：2007/10/22(月) 17:58:11 ID:OPhvnnmY0: 『エミョウは・・・え？妙？？？？・・・・。』

ミョーな機関誌の『キャッチフレーズ』を作っちゃいました。

鉄齋さんの書き込みに乗っちゃいました。

失礼しました（あは！笑）。
729 ：風神：2007/10/22(月) 20:03:00 ID:rBkpSWVgO: 今、慧妙と金原本を読み返してみたのですが、やはり、慧妙は「かいつまんで破折したように見せている」だけでしたね。

ですから、今回の慧妙の破折？に対する反論は、「金原本をもう一度読んでください」だけで、十分でした。答えは、そのまま金原本にあります。

慧妙としては、金原本を読んでいない法華講員向けに、安心させるために書いただけでしょうね、この内容では。いつもの独特の見出しと、文章表現で・・・。
こういった飾り付けを除外して、核心部分だけを確認しても、いかに内容がとぼしいものだったかが、露見しているといえます。
雰囲気作りに右往左往させられてはいけませんね。
730 ：富士門：2007/10/22(月) 20:40:08 ID:7thRnaJk0: 玉沢門（日法門）は「板本尊のお文字を彫刻した削り屑は此方に有る」との主張を学会さんの昔の教学辞典内「大御本尊疑難を破す」
に載っていたと思いますが、美濃周夫氏の著書によると玉沢門はそんな主張はしてないとの事。
一体何でそんな事載っていたのでしょうか？

慧妙の反論は、学会さんの昔の教学辞典内の「大御本尊疑難を破す」をベースにして書かれた
様に思いますが、もしそうならば同辞典内の「弘安２年に万年救護本尊を日興に授与」と記された文を
如何解釈してるのでしょうか？
731 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/23(火) 08:37:38 ID:trVQKuX20: みなさんどうもです。
風神さんはすごく研究されてますね。

お祖様の庵室ですが２回改築されているんですよ。
最初のはすごく狭かった。急ごしらえのようでしばらくして大き目のを
たてようです。風神さんの指摘のようにかなり風雨で傷んだためのようです。

身延というと現在は富士駅から特急富士川号でビュ～～ンと一時間でいって
しまいますが、鉄道が開通する前は船です。渡船というやつです。

海側の船の港がどうやら岩本山実相寺の近くにあり、ここが富士川の河口で
富士川側の渡船に乗り換える、という経路だったようです。

日興上人の養子先河合家は現在の芝川町河合で身延線芝川駅下り線側踏切近辺で
ここにも渡船の船着場があった。

因みに河合家は富士川町松野の松野家と親戚関係にあり日興上人養母の実家で、ここからは
日持上人出自の家です。
732 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/23(火) 08:45:51 ID:trVQKuX20: 因みに河合家は富士川町松野の松野家と親戚関係にあり日興上人養母の実家で、ここからは
日持上人出自の家です。

松野は岩本山とは富士川を挟んだ対岸です。

身延にいくには渡船に乗っていくわけです。上流にいくには人足が船に綱をかけて
ひっぱって登って行くわけです。
御遺文では渡船ののったような記述はありませんが、身延入山のおり大宮（富士宮）から
一日でいってます。
距離的には大宮（富士宮）からたいしたことはないのですが起伏が激しい。道もかなり
険しかったと思います。

大宮の黒田にある現在の日蓮宗寺院に止まっていたので、西に歩いて富士川に出て、
現在の蓬莱橋あたりで渡船に乗って身延にいったか、芝川にでて河合から渡船に乗ったのではないでしょうか。
733 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/23(火) 08:54:12 ID:trVQKuX20: 鎌倉時代は小氷河期時代といわれていて考古学や地層学から当時の平均気温が
現在より４～５度低かったという推測をする学者がいます。これは当時の食生活の変化
や蕎麦の花粉などから推測したもののようです。

身延にいくのはたぶん初めてだったのではないでしょうか。波木井のお迎えが近くまで
来ていたか鰍沢生まれの日興上人が道の先導をしたのかもしれません。
とにかく身延という地はかなりの山奥であったでしょう。
かなりの山間ですから大きな建築物とかそういうものを建てる資材や人足、経済力は
乏しかったのではないでしょうか。まして戦時下で疲弊していた時代です。
気候も寒冷だったようです。
734 ：風神：2007/10/23(火) 12:37:43 ID:IFkft6.kO: こんにちは
波木井坊竜尊さんも幅広い知識をお持ちですね。

日興上人、日持、河合家、松野家、芝川から身延界隈にかけての地理、富士川、鎌倉の時代背景等々、勉強になります。

お祖様という表現は学会にはないものですが、個人的には好きですね。
何か日蓮がすぐ側にいて、その温かみが伝わってくるような感じです。

是非、お持ちの知識で色々と教示をおねがいします。
735 ：風神：2007/10/23(火) 16:39:49 ID:nIGtzXgA0: こんにちは

>　730　
>　玉沢門（日法門）

これは日春・日法を同時二祖と仰ぐ沼津市岡宮の法華宗本門流・光長寺のことでしょうか。
岡宮光長寺でしたら、沼津インターを降りて市街地に向かい右側にある大きな寺院ですよね。
ここに日法作の日蓮御影像があるそうですが、日法と言えば板曼荼羅が気になるところです。少し前に書き込んだ、富士河口湖町勝山の法華宗・妙本寺の伝日法作板曼荼羅がありましたが、実際、この岡宮周辺でしたら日法の板曼荼羅も多数有ると思い、ある研究者の方に聞いたら「某宗教団体が戦後の折伏大行進の時に岡宮光長寺の檀家を多数折伏し、結果、謗法払いとして日法作と思われる板曼荼羅を多数処置してしまった」ということでした。

学会員の私としては「ありゃりゃ」というしかありませんでしたが（笑）、せめて文化財としての観点からでも、何体かは残しておいて欲しかったなー、と勝手ながら思ったりもします。後の祭りではありますが。（笑）

まあ、
>　「板本尊のお文字を彫刻した削り屑は此方に有る」
っていう話自体、おかしなことですよね。
そもそも日法と戒壇板本尊となったら、接点は「七面大明神」ではないですか。松野殿御書を偽作として否定しますが、そりゃあ、「七面大明神」がらみでは、そうするしかないでしょうね。ただ、他に日法と戒壇板本尊を結びつける文証が無い、というのも皮肉ですね。「戒壇板本尊=日法作」は、唯授一人金口嫡々血脈相承の御法主上人猊下のみぞ知る口伝とでもいうのでしょうかね。
736 ：風神：2007/10/23(火) 22:46:05 ID:gWugGHVY0: ここで、風神のお友達から頂いた破折?と、それに対する答えを紹介します。
読んでいただければ、どういうお友達か(^^)認識できると思います。

【　お友達　】

きみきみ、風神君よ!
君の頭は割れているね。頭破七分だよ君は。
大石寺所蔵「日禅授与本尊」を堀日亨上人、富士宗学要集に記されて云く

「弘安三年太才庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、（日興上人御加筆右の下部に）少鋪公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し、（又同御加筆御華押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば）本門寺に懸け奉りて万年の重宝たるべきものなり。　東京　法道院。」

風神君に教えてあげましょう。この大石寺所蔵の「日禅授与本尊」は、「立正安国会」発行の「御本尊集」には掲載されていませんね。また学者の鑑定も受けていませんね。
よろしいですか、ここまでは認めますね。
風神君はいつもいうよね。『中立の立場で、公平に客観的に鑑定できる人物・機関から真筆であると認定されるまでは、大聖人様の真筆御本尊とはいえない』と。

風神君得意の論法で言えば、「弘安二年の御真筆本尊は、『立正安国会』発行の『御本尊集』に掲載されている御本尊、及び日蓮宗や立正大学の学者が最近になって真筆とした御本尊以外認めません。戒壇の大御本尊が弘安二年に造立されたという証拠はない」でしたね。

では、今、何故に、その「御本尊集」に載っていない、学者の真筆鑑定を受けていない「日禅授与本尊」によって「日禅授与本尊を模して戒壇板本尊は造立された」という、自論を正当化する根拠として用いるのか？これ明らかに自語相違であるよ、君!

繰り返すが、大石寺所蔵の「日禅授与本尊」は、公平中立な機関・学者による客観的な鑑定を受けていないのだよ。当たり前のことではあるが。

もしこの「日禅授与本尊」を自らの邪義を正当化するために用いるのならば、「日禅授与本尊」が御真筆であるという「客観的な証拠」を出してみなさい。どうですか、出せるのか、出せないのか!
御真筆本尊という「証拠のない本尊」を以て、本門戒壇の大御本尊様を「証拠のない本尊を模した本尊だ」というのは、論理的に破綻しているではないか!

いずれにしても、「日禅授与本尊」が御真筆であるという証拠も出せずに、自己の正当性を証明するために都合よく用いるなどは、「天に向かって吐いた唾はそのまま己に落ちかかる」というバカ丸出しの標本だよ、それは風神君、君のことだよ。頭破七分の風神君!
737 ：風神：2007/10/23(火) 22:48:55 ID:gWugGHVY0: 【　風神　】

いやいや、これはこれは、さすがですね。
一言われたら十言い返す。日蓮系一宗派の信徒の鏡ですね。あなたは。また、こうであってこそ「富士の清流700年、実は口八丁、手八丁」の面目躍如たるものがあろう、と感心もいたします。そうですね、ここで風神が「はいっ、ごもっともで」とおとなしく、土下座でもして一瞬にして消えてしまえば「日蓮系一宗派の信者さんの完全勝利!」とでもなって、金原本は慧妙で粉砕、横でごちゃごちゃ言っている、口うるさいアホウも吹っ飛んだ、ということで、随分と枕を高くして寝れる、というものでしょうね。

では、「思ったとおりにいかないのが世の常で」というのを、以下でお目にかけましょう。

はい、日蓮宗・立正大学の学者さん、その他鑑定をなせるだけの力量を有する機関や、立正安国会の「御本尊集」などによらなくともですね、もっと、富士門流に有縁の方が「日禅授与本尊=真筆本尊ですよ」と公言してくれていますので、ご紹介しましょう。
日蓮系一宗派にあっては誰あろう、末法下種の僧宝と尊信する日興上人ですよ。

身延離山から9年後の1298年、永仁六年（1298年）の「白蓮弟子分与申御筆御本尊目録事=本尊分与帳」を見ましょうね。
「一、駿河の国富士上方の河合少輔公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し」

これが何を意味するか、説明せずともお分かりでしょう。
大聖人が日禅に三体、四体と御本尊授与をされたのですか?
違いますよね、一体だけです。
「本尊分与帳」に日興上人が記されている記述と、「富士宗学要集にある大石寺所蔵の弘安三年太才庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与の本尊」は共に、「少鋪公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し」で合致しているでしょう。

この大石寺所蔵日禅授与本尊の「少鋪公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し」は、日興上人時代から存在していた証拠であり、同時に日蓮大聖人の真筆本尊であるということですよ。

それに対し、金原本でも紹介されている北山本門寺にあるものは、「富士宗学要集」によると
「弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、（御判の内に他筆にて）本門寺に懸け万年の重宝たるべし、（伯耆漫荼羅と称す）、同上（北山本門寺）」ですからね。
「本尊分与帳」とは合致しませんから、日蓮真筆本尊と言い切るには厳しいものがありますでしょう。

あとですね、お宅の宗派の言い回しで「頭破七分」だの「悩乱」だの、いきなり決め付けてかかる特徴がありますけど、あんまり強がったり、いきがったりしないほうがいいですよ。外すとカッコウ悪いですから。
それにお宅の宗派内では大石寺所蔵「日禅授与本尊」は「真筆そのもの」として、御虫払いなどで奉掲して崇めているのでしょう、それを今さら「野郎憎し」で、「やり込めるための手段」として使っちゃうなんて、こんな論法、お坊さんにチクッたら怒られるでしょうね。言っちゃおうかな。
738 ：鉄齋：2007/10/23(火) 23:43:04 ID:fQPEFSN.O: そうだそうだ！アゲ。
739 ：風神：2007/10/24(水) 11:41:50 ID:N1NhUdBs0: 件の一宗派に必要なのは、もう一度、己を見つめ直すことでしょうね。
以下は、なかなか味わいのある言葉です。

亨師談話（昭和二十六年夏）

柱師がワシに相承する時は、こうだよ。
有元広賀(総監)を使者として、ワシに相承するよう柱師に頼んだ。
柱師は、しかし、頑として云う事を聞かない。
たまらず、根負けして終(つい)に、三千円あなたに渡すから、
それでたのむ、と有元が切り出して、ようやく承諾したものだよ。
柱師が知っておられるほどの相承は、ワシはすでに知っておる。
何もじゃ。三千円でわざわざ相承を買う必要など無い。

だから、三千円の相承は、ワシには必要ないとつっぱねたんだが、
伝統の形というものがありますから、などと言って、どうしても
承知しないものだから、しょうがなく形の上で受けたにすぎんのじゃ。

崎尾の相承もそうだよ。
中(光達)とか、多くの信徒が涙声でたのみこむものだから、
ついワシも傍観できず、二階に上げて聞いたが、案の定、
学問する者にとってはビックリするほどの内容もなく、
大ミエを切って、これが相承であるぞというものではなかったよ。

英師は「私は相伝者に非ず。相承の取継(とりつぎ)番人にすぎぬ」
と言ったが、誠に偉いものである。口伝なるものは、完器にして
初めて可能なんじゃよ。破器・汚器の者であれば、猊下と雖も
何にもならんということに気がつかないんだから困ったもんじゃ。
おかしくって。猊下というもの、法の取継ぎに過ぎんのだよ。
嘘をつく者、如才のない者は論外だよ。だけどな、いずれそのうち、
平僧や信徒を迫害しぬく猊下も出てくることだろうよ。

亨師談話（昭和二十六年冬 )

ワシは柱師からあらたまって相承は受けておらん。
それは形式的なものだよ。
柱師も亦(また)、相承というものは受けておらんかったようだ。
してみて、考えてみれば、柱師がワシに相承しないのは、
悪意ではなくて柱師の善意であったように思う。

ワシの方が法門は勝(すぐ)れていると柱師も解っていたので、
あえて相承の中身を言わなかったのだと思うようになった。
だから、ワシは昇師(水谷日昇猊下)が、もし、相承しないままに
なくなられても、次の方に相承をいたさぬ覚悟じゃよ。
ワシはそれほどうぬぼれてはいないつもりだよ。

(中略）

口決相承というものは、信仰のたまものじゃよ。
信仰もなく、学もなく、行もなく、親分・子分の関係を強いるヤクザの
貫首が、いったい何を伝授するというのかね。
今、もしこの様なことを言って公けにすれば、宗門はまだ小さいし、
また伝統を破壊することになると思って、じっと黙っているところだよ。
それをいいことにして、横暴・無頼の限りを尽すとは、
いい加減にしなきゃいかん。

柱師はいやしいことに文部省に行ってまで、三千円の約束がある、
三千円はどうしたと言っていたよ。
情無い話とは思わないかね。

身延系律僧・深草元政上人の言葉があるよ。
「貫主のような俗物になるな」とね。
他門ながら、実に良いことを言うじゃないか。
「貫主のような俗物」との言葉は、大いに学ぶべしじゃよ。
ワシが猊下をなぜ二年でやめたと思う。
猊下というもの、あれは政治家だよ。
俗の奸物がなるものであって、
学問をやる者がめざすところのものではありゃしない。
740 ：鉄齋：2007/10/24(水) 14:10:32 ID:LASTpEFEO: それでこそ、辛うじてまともな感覚ですよ坊さんとして。
741 ：富士門：2007/10/24(水) 14:13:25 ID:KTzYYWjc0: 亨師談話（昭和二十六年夏）
此れは亨師が宗内外と意見を分けていた説と合致しますね。
三千円で売り買い出きる相承とは家元の免許皆伝と変わりませんね。
我々は今まで「三千円で売り買い出きる相承の法主」の末裔の法主を崇めていたわけで
何とも唖然ですね。
742 ：富士門：2007/10/24(水) 14:23:15 ID:KTzYYWjc0: だから、三千円の相承は、ワシには必要ないとつっぱねたんだが、
伝統の形というものがありますから、などと言って、どうしても
承知しないものだから、しょうがなく形の上で受けたにすぎんのじゃ

「三千円あなたに渡すから法主になって下さい」と言われても亨師もプライド
有りますから「はい、承知しました」など言う分けないですよね？
「三千円の相承は、ワシには必要ないとつっぱねたんだが」亨師じゃなくとも「馬鹿にするな！」となりますよ。

崎尾の相承もそうだよ
此れは大阪蓮華寺の崎尾日童師の関係者の件でしょうか？
743 ：風神：2007/10/24(水) 14:25:36 ID:xJhb5xRg0: 時価にすればもう少し上がるのでしょうが、まあ、唖然は唖然ですよね。
どこかの三流家元の免許ではあるまいし、「一閻浮提広宣流布・立正安国」を旨とする
宗派が貫主職を売り買いというのは、これこそ信者に対する背信行為そのものでしょう。
唯授一人金口嫡々血脈相承の実態は現金取引だなんてね。神話崩壊です。
おまけに、相承そのものを行なわないのですから、もうダメおしっていう感じです。
744 ：富士門：2007/10/24(水) 14:31:17 ID:KTzYYWjc0: そういえば大阪蓮華寺と同時期に正宗を離脱した四国大乗寺はどうなったのでしょうか？
745 ：富士門：2007/10/24(水) 14:55:44 ID:KTzYYWjc0: 身延系律僧・深草元政上人の言葉があるよ。
「貫主のような俗物になるな」とね。
他門ながら、実に良いことを言うじゃないか。
「貫主のような俗物」との言葉は、大いに学ぶべしじゃよ。
ワシが猊下をなぜ二年でやめたと思う。
猊下というもの、あれは政治家だよ。
俗の奸物がなるものであって、
学問をやる者がめざすところのものではありゃしない

宗祖に「上座に長く居るな」という戒めが有ったと思います。
亨師は其れを守ったと言う事でしょうか？まぁ、政治を見てもわかりますが
此間まで保守政治を批判していた革新政治家が総理になったとたん自身がいつの間にか
保守派の長になってしまったなど例が有りますから。
学問僧の亨師にとっては、俗なる政治は邪魔だし染まりたくなかったのでしょう。
746 ：風神：2007/10/24(水) 14:56:01 ID:xJhb5xRg0: 該文書は、堀日亨師が少数の弟子たちに往年を述懐した談話で、日蓮正宗内では「亨師談聴聞記」として、故河辺氏の元、更に法道院、大宣寺(妙観文庫)にもあるそうです。現在の貫主信仰が根幹となってしまっている正宗では、躍起になって否定するでしょうが。
「作られた公式記録」だの「同人の公式の見解」などでは見えてこない、歴史の真実というものは、このような水面下にこそあるもので、絶えることなく伏流水となって流れているものだと思います。
該文書は、堀日亨師の「堀日記」にも記されているそうです。

>　崎尾氏、四国はちょっと調べてみます。
747 ：富士門：2007/10/24(水) 15:02:20 ID:KTzYYWjc0: よろしくお願いします。
748 ：風神：2007/10/24(水) 16:19:04 ID:xJhb5xRg0: 明治年間の大石寺の内紛を綴った、平成八年の「創価新報の記事」を箇条書きにしたものです。「富士の清流七百年」の参考資料としてUPします。

明治年間の大石寺貫首密約件

１　経緯

明治３３年　　
大石寺、「本門宗」より分離独立。「日蓮宗富士派」を名乗る。
「宗制寺法」を制定施行、学頭は選挙により選ばれることになる。

明治３５年　　
釈日照が土屋慈観ら、四人の能化を飛び越えて学頭となる。

明治４０年９月　釈日照、顎の癌のため病死。
→　当時の貫首は五十六世・大石日応。明治２２年以来貫首の座にあり、持病の胃病の悪　化があり、周囲に隠退の意向を漏らしていた矢先。

明治４０年１０月以降　
岐阜県本玄寺住職・阿部慈照（日応の直弟子、後の五十七世・日正）及び、宗務院参事・水谷秀道（後の六十一世・日隆、学頭選挙に於ける日正擁立派の中心人物の一人）についてのスキャンダルが、一般新聞紙上に掲載され始める。仕掛け人は土屋日柱。

明治４０年１２月　
阿部慈照、能化に昇進し、同時に宗務院総務に任命される。

明治４１年１月　　
阿部慈照、十二年間住職を努めた岐阜本玄寺を離れ、大石寺・寂日坊に入る。
以後、参事・水谷秀道、理事・阿部法運（後の六十世・日開、日正の弟弟子）らと組み、学頭選挙の多数派工作を展開。

明治４１年５月１２日　
学頭選挙公示、六月十一日が開票。有権者が三人の名を書いて、郵送する仕組み。
有権者　教師の資格を持つ六十八人。被選挙者　能化の資格を持つ六人。
富士本日奘　土屋日柱　広瀬日台　水谷日至　堀日亨　阿部日正
・阿部日正派　　反対者の役職を解任、投票を買収。
・反阿部日正派　「静岡新報」等一般紙に日正派のスキャンダルを流す。
　　　　　　　　　五月下旬には、水谷秀道を告訴。

明治４１年５月下旬　
反日正派、「大石寺檀徒総代一同及信徒有志中」の名で水谷秀道を静岡地方裁判所検事局に告訴。
内容　
宝刀紛失事件～明治４０年６月の「虫払い法要」の際、船守弥三郎が日蓮大聖人に献納したとされる「三条小鍛治宗近の銘刀」の紛失が発覚。宗務院・参事として宝蔵の鍵を保管していた水谷秀道がことを曖昧にして葬り去ろうとしたことから、水谷に疑惑の目が向けられる。

上地山林の不法売却事件～明治４年、大石寺所領を政府に返納（上地）したが、明治３９年、払い下げてもらう。明治４０年以降「払下林野整理委員」が森林の売却を行ったが、委員の水谷秀道が内縁の妻・やゑの兄・原平造と結託し不当に安く売りさばいてしまった
為、払い下げ代金三万七千円が支払えず、大石寺の負債金一万六千円の償還計画も頓挫してしまい、大石寺財政の健全化が先送りされてしまった、というもの。この立木の売却は委員である阿部慈照、阿部法運との合議であった。

明治４１年６月３日　
「静岡新報」は「重代の宝刀紛失　富士郡大石寺の百鬼夜行」の見出しで、水谷秀道の告訴された内容と女性スキャンダルを報じる。　　　　　　　　　　
・女性スキャンダル～庵原郡岩淵の停車場通りの古道具屋の娘・公文明やゑを内縁の妻とし、法務をさぼり大石寺の維持費を着服しやゑとその子供に贅沢な暮らしをさせている、というもの。着服額は千五百円といわれる。尚、昭和五年にも水谷秀道は浅草の芸者を妾にする為、自坊・常泉寺の財産九千円を浪費し、約三万円の手形を乱発するなどの背任行為を犯した罪に問われて書類送検されている。この件は「読売新聞」に報じられている。
学頭選挙中の日正派にとっては、足元を揺さぶられる大問題。
749 ：風神：2007/10/24(水) 16:20:41 ID:xJhb5xRg0: 明治４１年６月６日　
反日正派は阿部慈照、水谷秀道の不正、スキャンダル等を記した「御願」を大宮分署に提出。
これ以後、大石寺の内紛は暴露から双方の訴訟合戦の様相を呈し始める。

明治４１年６月１１日　
学頭選挙の開票。
阿部日正（四十七点）　水谷日至（三十三点）
広瀬日台（二十九点）　富士本日奘（二十一点）
土屋日柱（十九点）　　堀日亨（十一点）
「宗制寺法」の規定により上位三人が当選となり、この中から学頭が選ばれることになる。

明治４１年７月１日　
参事・水谷秀道と大石寺檀家総代三人が大宮分署に召還され、五月下旬に反日正派が告訴した宝刀紛失、上地山林の不法売却の件につき事情聴取を受ける。
水谷秀道には取り調べに対し、「全く事実無根」と事件を否認してすぐに帰山。

明治４１年７月２０日　
水谷秀道は「白蓮華」に「門下道俗諸君に対する警告（水谷参事の雪冤）」を掲載し、反撃する。その内容によると、７月３日警官立会いのもと、宝蔵の道具、長持を調査したところ、宗近の宝刀、十振りの名剣すべての現存を確認し疑惑は一掃された、というもの。
又、スキャンダル報道の仕掛け人である土屋日柱を某僧とし、批判する。
阿部日正ら、土屋日柱を「誣告教唆罪」で逆告訴する。

明治４１年８月５日　
阿部日正、学頭に就任。

明治４１年９月１７日　
「静岡民友新聞」に「大石寺の紊乱　今に始まった事に非ず」と題し、日応、阿部日正を糾弾する文が掲載される。

明治４１年９月３０日　
土屋日柱、「誣告教唆罪」容疑で静岡地方裁判所検事局に拘引され、１２月１７日まで監獄に入れられる。

明治４１年１０月１日　
日柱派、十数名の連名で日柱の無罪放免を求める「嘆願書」を静岡地方裁判所に提出。

明治４１年１０月２日　
「静岡民友新聞」に「大石寺の乱脈　今に始まった事では無い鬼が出るか蛇が出るか」と題し、日応、阿部日正の不品行を掲載する。

明治４１年１０月３日　
「静岡民友新聞」は「大石寺の乱脈　走馬燈の如き三個の大問題」と題し、日柱拘引事件とその背景、日柱派の反論を掲載する。
日柱派の反論
７月３日警官立会いのもと確認された宝刀につき、裏工作、宝刀の真偽、出所等につき不審を投げつける。

明治４１年１０月２９日　
五十六世・日応は隠尊し、阿部日正が五十七世貫主となる。

明治４１年１１月初頭　
日柱派、日正派の非道を訴え日柱の釈放を求める「陳情書」を静岡県庁に出すも受付られず。宗務院に提出。

明治４１年１１月４日　
日柱派、全国の法華講の講頭八十四人に「檄文」を配布。
大石寺は信徒寄進の田畑を抵当に入れ、吉原銀行から一万二百円、沼津銀行から二万五千円を借り入れており、他に農工銀行、名古屋地方の信徒からの借金が有る、等を暴露。

明治４１年１１月５、６日　
お会式にて五十七世・日正の晋山式が行われる。

明治４１年１１月６日　
「静岡民友新聞」は「火の手益々熾なり　大石寺紊乱問題　正義派檄を飛ばす」と題し、日正派を批判する記事を掲載。
750 ：風神：2007/10/24(水) 16:21:58 ID:xJhb5xRg0: 明治４１年１１月６日　
お会式終了後、日柱派は日正はじめ当局僧と交渉開始。東京の講頭五人が仲介に入る。
７日午前零時に五つの条件で妥協・和解が成立。
五条件
①上地山林売却代金の残額一万九千五百円余は日正が引き受け責任をもって本山に入金させる。
②明治４２、４３年度に伐採する立木は代金前納とする。
③今日の事態を招いた、参事、理事は改選すること。
④檀信徒間の選挙で僧と同一の人員を選出し、宗門の財政議事に参与できる権限の創設を、全国檀信徒の連名で請願すること。　　　　　　　　　　　
⑤大石寺檀家総代の改選を執行する。
交渉終了後すぐに和解条項①②③を実行。

明治４１年１２月１７日　
土屋日柱は、「当該犯罪を事実と認めるべき証拠が十分ではない」として予審免訴となり、出獄。
日応が日正と日柱の間に入り、日柱を必ず五十八世にするという密約を結ばせることで、
二人の抗争の決着をつける。

明治４１年１２月１８日　
「静岡民友新聞」は土屋日柱免訴の件を報じる。

※・投獄された日柱が入獄の折に詠んだ和歌
　　　「奇禍にかかり獄に投ぜられたるおり
　　　　　禍（まが）罪（つみ）はやがてはれんとおもへども
　　　　　　　なみだにくもる　　まどの月かな　　　　　　」

　　　「身にかかる憂き目にわれはなかねども
　　　　　ひとのなさけに　　そでしぼりけり」

　・投獄された日柱が獄中で作った漢詩
　　　「儘教（さもあらばあれ）累紲（るいちつ）され吾が名を辱められようとも
　　　　　唯だ嘆くのみ狂児の法城を荷ひしを
　　　　　　休烈（きゅうれつ）たる丈夫（じょうぶ）獄に熱（のぼ）せること多く
　　　　　　　艱難（かんなん）に泣かざるも同情に泣く　　　　　　　　　　　　」

　・日柱が出獄の時の心境を詠んだ漢詩
　　　「濃雲能く散じて旭輝晴やかに　樹上の暁鳥吉聲を放つ
　　　　　冤罪全く除かれ方に獄を出でんとす
　　　　　　胸宇快然として歩々軽かなり　　　　　　　　　」

※その後の経過

大正３年　　　日正は土屋日柱を学頭に指名する。

大正１２年夏　日正死亡。土屋日柱、大石寺五十八世・貫主となる。

大正１４年１１月　日柱下ろしのクーデター決行。首謀者は水谷秀道、阿部法運等。

大正１５年　　堀日亨、大石寺五十九世・貫主に擁立される。

昭和３年　　　阿部法運（日開）、大石寺六十世・貫主となる。

昭和５年　　　水谷秀道、妾に狂い常泉寺財産を背任。書類送検される。

昭和１０年　　水谷秀道（日隆）、大石寺六十一世・貫主となる。
751 ：風神：2007/10/24(水) 16:22:56 ID:xJhb5xRg0: ２　貫首密約に至る過程で発覚した五十六世・大石日応と五十七世・日正等の不品行

①　大石日応

出典～「静岡民友新聞」明治４１年１０月２日付け
・　東京に妾を置き、大宮（富士宮）その他付近で不品行をなし、一万円に及ぶ借財をつ　くる。（日応が「東都布教」と称して東京に住むようになったのは明治３５年以降）

②　阿部日正
明治１６年　　仙台・仏眼寺住職大石日応のところに、日正が弟子入り。

明治２０年　　日正、教師免許を得る。

明治２２年　　日応は大石寺五十六世貫首となる。
　　　　　　　日正は日応の創設した「布教会」に、法臘がはるかに上の能化と並んで創　　　　　　　立委員、巡回教師に起用される。

明治２３年　　日正、大阪・蓮華寺の住職に抜擢される。

明治２５年　　日正、表舞台に登場しなくなり、機関誌等にも出ず。

明治２６年２月　日正、蓮華寺住職を更迭される。

明治２７年４月２８日　日正、僧籍を除名される。
　　　　　　　　　　　「法王」三十五号　明治２７年５月２０日発行

明治２８年４月　岐阜・本玄寺住職になる。

※　明治２５年よりの二、三年間、日正はどこで何をしていたのか？
出典～「静岡民友新聞」明治４１年１０月２日付け
名古屋で古着商をしていた未亡人・松井某の婿に入ったが、破産。名古屋の裏門前町の安宿で乞食同然の姿になっていたところを、広瀬日台の口利きで本玄寺寄進者・関戸鉄次郎にひろわれ、本玄寺住職に迎えられる。

明治３４年に顕本法華宗の本多日生と公開問答したことで名を上げる。
明治３５年の日応東京移住以降は、大石寺の中心人物となる。
752 ：風神：2007/10/24(水) 16:27:41 ID:xJhb5xRg0: あっ、あと２ちゃんに活動報告?がありました。

>　崎尾師の孫が現在住職をされていますが、参詣した際に写経の募集
の貼り紙がありました。戒壇本尊の紙幅模写は現存するそうです。
門扉を閉め、陰鬱な空気が漂っていましたね、内陣の二箇相承の写
しが印象に残っています。先代の奥さんがお茶を出してくれました
現在は大石寺との行き来が全く無く、寺の団参で身延山や鰍沢・岩本
実相寺に参詣してきたと自慢していたのに驚きました。
753 ：鉄齋：2007/10/24(水) 23:30:54 ID:LASTpEFEO: >>752

日蓮実宗ですね。
754 ：風神：2007/10/25(木) 00:33:08 ID:zn0nHBMk0: 鉄齋さん
どうも!です。
そうだ、日蓮実宗でした。昭和30年代に日蓮正宗から離脱した大阪・蓮華寺と四国・大乗寺は共に日蓮実宗を名乗っていたのですね。
云く「蓮華寺の崎尾日童上人は大石寺貫主・日昇上人から相承を受た」等の話しがありましたっけ。
755 ：風神：2007/10/25(木) 02:02:57 ID:zn0nHBMk0: さて、金原本な関する書き込みを始めてから、二ヶ月を超えました。
書き込みをしていると、無人の荒野に向かって演説をしているのかな?と疑心暗鬼にとらわれてしまう時もあったりして、「もう、いいか」なんて、思ったりもするのですけど、あにはからんやで、電話で、研修会の集まりで、励ましを頂いたりします。
そうなると風神も人の子、「じゃあ、頑張ったろか」なんて、次のステージへと向かったりします。

ここでちょっと、趣向を変えて、風神のパワーの源の一つとなっている、「奴隷根性の払拭」という観点から、魯迅の著作「賢人と馬鹿と奴隷」を紹介したいと思います。

かの魯迅が作家を志したのは、宮城県仙台市の医学校に通っていた時に、街の映画館内でニュースを放映されている中で、旧日本軍による中国人処刑の映像を、周りで同じ中国人が笑顔で鑑賞している姿を見た時なのですね。
「このような腐った精神を宿している国民をいくら医学で診察し、治しても無駄にすぎない。精神治療・精神の改革が先決じゃないか。ペンを持って中国社会を、国民の精神を治そう」と、医学校は退学して大陸に帰り、文筆家となるのです。

「賢人と馬鹿と奴隷」

奴隷はとかく人に向って不平をこぼしたがるものであります。何かにつけてそうですし、またそうしかできないのです。ある日、彼はひとりの賢人に行きあいました。
「先生」と、彼は悲しそうに言いました。涙が糸のようにつながって、眼のふちから流れ落ちました。「あなたはご存じでしょう。私の暮らしは、まるで人間の生活ではありません。食べるものといったら、一日に一回あるかなし、その一回がまた、高梁のカスばかり、犬や豚だって食べたがりません。おまけに、小さな碗にたった一杯・・・」
「まったくお気の毒だね」賢人も、痛ましげに言いました。
「そうですとも」彼は、愉快になってきました。
「そのくせ、仕事は昼も夜も休みなしなんです。朝は水汲み、晩は飯たき、昼は使い走り、夜は粉ひき、晴れれば洗濯、雨降りゃ傘さし、冬は火燃しで、夏は扇ぎ、夜中のご馳走つくり、御主人は麻雀、おこぼれどころか、貰うものは鞭だけ・・・」
「まあまあ・・・」賢人は、ためいきをつきました。眼のふちが少し赤くなって、いまにも涙がこぼれそうです。「先生、これではとてもつづきそうにもありません。ほかに何とかやり方を考えないことには。でも、どんなやり方がありましょう・・・」
「いまにね、きっとよくなるよ・・・」
「そうでしょうか。そう願いたいものです。でも、私は、先生に悩みを打ち明けて、同情して頂いたり、慰めて頂いたりしましたので、すっかり気が楽になりました。まったく、お天道様は見殺しにはなさらないものですね・・」
756 ：風神：2007/10/25(木) 02:04:06 ID:zn0nHBMk0: けれども二、三日たつと、彼にはまた不平が起ってきました。そこで例のように、不平を訴える相手を探しに出かけてゆきました。
「先生」と、彼は涙を流して言いました。「あなたはご存じでしょう。私の住んでいるところは、豚小屋よりももっとひどいのです。
主人は私を、人間あつかいしてくれません。私より狆ころの方を、何万倍もかわいがっています・・・」
「唐変木！」と、その人は、いきなり大声でどなったので、彼はびっくりしました。その人は馬鹿でありました。
「先生、私の住んでいるところは、ちっぽけなぼろ小屋です。じめじめして、まっくらで、南京虫だらけで、睡ったかと思うとたかってきて、やたらに食いまわります。むっと鼻をつくように臭いのです。四方に窓一つあいていません・・・」
「おまえの主人に言って、窓を開けてもらうことができんのか」
「めっそうもない・・・」
「それじゃ、おれを連れて行って見せろ」馬鹿は、奴隷のあとについて、彼の家へ行きました。そしてさっそく、家の外から泥の壁をこわしにかかりました。
「先生、何をなさるのです」彼はびっくり仰天して、言いました。
「おまえに窓を開けてやるのさ」
「いけません。主人に叱られます」
「構うものか」相変わらずこわしつづけます。
「誰か来てくれ。強盗がわしらの家をこわしているぞ。早く来てくれ。早く来ないとぶっこ抜いてしまうぞ・・・」泣きわめきながら、彼は地面をのたうちまわりました。
奴隷たちがみんな来ました。そして馬鹿を追い払いました。
叫び声をききつけて、ゆっくり最後に出てきたのが、主人でありました。
「強盗が、わたくしどもの家を毀（こわ）そうといたしました。わたくしが、一番はじめにどなりました。みんなで力を合せて、追っ払いました」
彼は、うやうやしく、勝ち誇って言いました。
「よくやった」主人は、そう言ってほめてくれました。

その日、大勢の人が、見舞いにやって来ました。賢人もそのなかにまじっていました。「先生、今回は私に手柄があって、主人がほめてくれました。このまえ、先生が、きっといまによくなると言ってくださったのは、ほんとうに、先見の明で・・・」
希望に満ちたように、彼は朗らかにそう言いました。
「なるほどね・・・」賢人も、お陰で愉快だと言わんばかりに、そう答えました。
　(一九二五年二月二十六日)
757 ：風神：2007/10/25(木) 02:05:01 ID:zn0nHBMk0: ロムされている方は「賢人と馬鹿と奴隷を読んで」どう思われますか?
風神としては、まったく、人が集まる人間の世界というのは、今も昔も、どこもかしこも同じことの繰り返し？と思わされ、暗澹たる気持ちになってきます。

しかし同時に、そろそろこういったことを学習し、
「誰が作ったか誰も知らないが、それ自体が自己目的化して、それを維持することが当たり前と化している制度、仕組み、システム」
の為の人間ではなく、よりよく改善された社会、人間の為の社会にしないと、私達の存在がなかったと同じことになってしまう、頑張らないと、と決意も新たにするものです。

さて、登場人物・・・どうでしょうか。
「奴隷」はなんともはや、「賢人」は偽善者・主人さんの外郭みたいなもの・諦めを説く似非宗教家。「馬鹿」は言葉のイメージは良くないけど、この場合、一番ましでしょう。文字通り「バカ正直で、行動を起こして変えようとする」だけでも。

「賢人」と「馬鹿」がミックスして「馬鹿賢人」になって奴隷の訴えを聞き、「よっしゃ」と現場に駆けつけ家の窓をていねいに作ってやる、でも、主人さんに断っても無駄だろうし、強行突破は避けえないでしょう。
「賢人」は命の置き所を「奴隷＝民衆」側にして、思慮の深い「馬鹿」になる、というところでしょうか。

「奴隷」が文句を言わなくなって、あきらめの境地に達したら、こう言うのでしょうか。

「そして、やがてその時がきたら、素直に死んでいきましょうね。あの世へ行った
ら、どんなに私達が苦しかったか、どんなに涙を流したか、どんなにつらい一生を送ってきたか、それを残らず申し上げましょうね。
すると神様は、まあ気の毒にと思ってくださる。その時こそ、伯父さん、ねえ伯父さ
ん、あなたにも私にも、明るい、すばらしい、なんともいえない生活がひらけて、まあうれしい!と思わず声を上げるのよ。」チェーホフ　　「ワーニャ伯父さん」

死後にしか望みを託せない、神様におすがりするしかない、その時に救われるというのでは、「何のための人生か」です。

「奴隷」根性じゃいかんし、「死後に救われる」じゃ分る訳ないし、最後の選択肢は「奴隷の教育」ということでしょうか。
「教育」・・・ただ、勉強を教えるのではなく、奴隷根性をなくし、人間としての人格を作りゆく教育・・・ですね。
758 ：風神：2007/10/25(木) 02:06:17 ID:zn0nHBMk0: そこで、私だったらどう呼びかけるでしょう?
ちょっと、思いつくままに。。。

「奴隷諸君、諸君はまず私を見給え、そして私の話を聞く耳を持ち給え、主人の顔を見、命令を聞くだけが目、耳、本来の働きではなく、自身の胸中を耕しゆく、栄養の注入口が目であり、耳なのだ。

諸君は胸中を意識したまえ、運命を受け入れるだけの諸君の胸中は、その存在すら忘失されていた。しかし、耕かされた胸中こそ、人間として生きるためには欠かせないものなのだ。そう、今の諸君は自ら認めるように、人間にして家畜となってしまっているのだ。諸君よ、人間になろうではないか。

諸君よ、考えたまえ、主人の言うままに、鎖で結ばれ、ただ、労働するだけでは人間ではないのた゛。
思考し、悩み、決断するところから人間としての第一歩が始まるのだ。
諸君よ、準備はいいか、結構？よし、では、諸君に問おう。

奴隷諸君、君達はこのままでいいのか？なに、どうにもならんて？それじゃあ、死ぬまで家畜以下の生活でいくかい？
なに、それもやだって？どうにもならないけど、このままではいやだし、それじゃあ、自殺するしかないか？それもやだって？
では、ぶつくさいいながら、なんだかんだ生き抜いて、自然死したら神様に救ってもらうとするかい？それもあてにならんて？

あきらめ、現状維持、死、このどれも受け入れ得ないというのなら、君達の歩むべき道はなにもない、ということだ。
しかし、君達は生きていかねばならない。生きるにしても道がない、結局、道がないところを生きゆくということはどういうことだ？
そんなことは、ありえようはずがないのだ。
そう、道がないなら、道なき原野を拓けばいい、しかし、それはどこの誰が？
そう、君達しかいないのだ。君達が道を拓かねばならない、ということだ。
一人で未開の原野を切り拓く、なんと寂しく辛いことか、しかし、君達よ周りを見たまえ。
数多の友がいるではないか。一人ではないのだ。
皆で心を合わせよう。皆が力を出そう。皆が智慧を出そう。
心を合わせ、智慧を出し合い、力を合わせれば何ができないことがあろうか。
もう大丈夫だ、顔を上げ給え、前を見つめ給え、自信を持ち給え、自らを、友を信ぜよ。

では、君達よ、道を拓くとはどういうことだ。
そう、今の現状を改善しようではないか。主人にいおうではないか。
私達は人間である。今日から人間として生きる。ここを人間の世界に変えねばならない。

主人が拒否したら？
ここは人間の世界なのだ。人間の世界に、他者を人間として認識できえない者はいられない、というのは人間界の最低限のルールなのだ。そのものこそ、半人格者というのだ。
故に人間にしてあげようではないか。主人を、彼を、私達が教師となり、教え導こうではないか。

なに？逆に主人は私兵を使って、私達を皆殺しにするかもと？
ああ、諸君、その時こそ、私達の拓いた道に多くの人間が続くことを信じ、決然と戦おうではないか。
昔の詩人は言った
『僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる』と。

人間を放棄し奴隷として１００年生きるよりも、人間として、真の自由の人として、魂開放の先人として、一日生きるのが生命本然の要求なのだ。

なに、お前も戦うのだろう？
諸君、私は既に戦闘を開始している、この諸君への呼びかけがそれだ。
この世界ではものを言う、人を感化するだけでも命がけなのだ。
自由にものがいえない、感情が表現できない、感情を殺せ・・・・
これは人間をやめよ、ということなのだ。

諸君よ、しゃべりたまえ、ものを言い給え、民衆の声、人間の声というものは誰にも止められない。
これを主人に教えてやろうではないか。
諸君よ、ここを、ものを自由に言える人間の世界にしようではないか。

いやー、長くなりました。（笑）

しかし、魯迅さんが作家になったのも
「ペンを持って中国社会を、国民の精神を治そう」

ということですが、思うに、奴隷根性の人というのは「本を読まない」可能性が高い
ですね。やはり読書、なかんずく「良書に親しむ」ということの必要性を痛感するものです。

さあ、また心機一転、頑張りましょう!
759 ：富士門：2007/10/25(木) 08:32:42 ID:WYGm0./Q0: 風神さん、鉄斎さん、皆さん、毎日勉強になる書き込みありがとうございます。

思うと今の時代は今まで団体やスポンサーに気兼ねしてタブーとされた問題が公になる時代ですね。
年金、保険、税金等の役人の横領然り、食品安全偽装然り、宗教問題然りですね。
760 ：天狗：2007/10/25(木) 08:52:33 ID:dz/xiWiY0: 風神さん、鉄斎さん、皆さん、毎日勉強になる書き込みありがとうございます。

時々　股間が暑くなります。　信心で　治りますかねー

星のしずくさん　治してください。お題目送ってください。
761 ：名無しさん：2007/10/25(木) 08:55:04 ID:LPiW/Cwc0: >>760
>お題目送ってください。

自分であげなさいよ（笑）
762 ：天狗：2007/10/25(木) 08:59:18 ID:dz/xiWiY0: 吾が鼻に　星の雫がひたおちる　鼻が天まで　届けと南無する
763 ：天狗：2007/10/25(木) 09:03:07 ID:dz/xiWiY0: 名無しさん　同盟題目ですね。

歓喜　絶頂　昇天へのお題目を送ります。
764 ：鉄齋：2007/10/25(木) 11:02:23 ID:J9fCOzVUO: みなさん
>>759以前をよく読みましょう。
妨害者は気にすることありませんね。
765 ：風神：2007/10/25(木) 15:19:06 ID:vd3XePnM0: 富士門さん
ここ数日来の「C型肝炎隠し」「赤福偽装」「耐震偽装」だの、ニュースを見ていて風神もつくづく
思っております。「ガラガラポンをして、作り直すことが時代の趨勢なのかなあ」とですね。
キーワードは「下から上へ」「現場発」かな。こういったなんというか、組織的には末端の人間の
本気の声が集まって、また、新たなる価値が創造されていくのでしょうね。
766 ：鉄齋：2007/10/25(木) 15:24:23 ID:J9fCOzVUO: してみれば大石寺教学、寺史の解体分析も時代の趨勢とも言えますね。
767 ：風神：2007/10/25(木) 15:35:46 ID:vd3XePnM0: >　大石寺教学
そういえば昔「御書が正す大石寺教学の邪義」という資料がありましたっけね。
あの時は勉強し、世話になりました。基礎知識が養えましたからね。本当に感謝しています。

あと、松岡幹夫氏著「日蓮正宗の神話」も勉強になりますね。特に富士宮の神社の本尊
はよく撮れていますね。広宣流布したら神社に本尊ですか、ただ、板本尊の神力品の偈文の讃文には
ちょっと違和感を持ちましたが。
768 ：鉄齋：2007/10/25(木) 15:43:33 ID:J9fCOzVUO: そういえば、某会「初級編」なんてのもありましたね。
いや～若い頃、だいぶんお世話になりました。
769 ：富士門：2007/10/25(木) 15:53:18 ID:WYGm0./Q0: 「山の神板本尊」「稲荷板本尊」と云うのも聞いた事有りますよ。
こう云う板本尊に神の姿を彫刻して有ったら柴又の帝釈天板本尊みたいに成りますね？
柴又の帝釈天板本尊は以前一回TVで放映された事有りますが、全体が墨で黒く染まっていました。
もしかしたら版木として帝釈天御形木本尊を刷っていた基かも知れませんね？推測ですが。
770 ：風神：2007/10/25(木) 15:59:13 ID:vd3XePnM0: > 768
あー、それは懐かしいですね。それも現場で使い、本当に助かりましたよ。
結構、某会向けとしてはヒットしましたよね。

> 769
柴又の帝釈天板本尊の曼荼羅部分下のあの絵像は彫刻だったのですか?
あれが帝釈天なのですかね?
何かの本でチラッとしか見たことがないもので。（笑）
「稲荷板本尊」とは、何なのでしょうね?
771 ：富士門：2007/10/25(木) 16:21:13 ID:WYGm0./Q0: 「稲荷板本尊」は植村氏か美濃氏の本に載っていて富士宮の神社に奉られている本尊として
写真付きで紹介されていた彫刻本尊と記憶しています。

以前TVで見た記憶では帝釈天板本尊の曼荼羅部分下のあの絵像は彫刻だった様に見えました。
本堂の奥に安置されていますが、暗くハッキリ見えませんでした。
因みに柴又に限らず何処の寺院も本堂内での写真撮影は禁止でした。（寺院の本尊の真偽絡みでは無いだろうが）
772 ：風神：2007/10/25(木) 16:53:40 ID:vd3XePnM0: > 因みに柴又に限らず何処の寺院も本堂内での写真撮影は禁止でした。

それが、現実には「バシバシ」と写真撮影されて、次々に本に載せられていますからね。
戒壇板本尊の明治・大正期の写真、立正安国会の「御本尊集」は別として、柳沢氏の「日蓮正宗本尊の考察」が初見でしたね。
一般末寺の本尊が次々と載せられていたのを見たのは。
「へー、よくやるなー」と感心？したものです。
ただ、大方の寺の本堂の肝心の御厨子の中は、薄暗いところが多いですね。
あー、あの、会津若松の実成寺などは、「どーん」と御影を拝むようになっていて、
板本尊はほとんど見えませんでした。思い出しました。
あと、人間革命に出てくる、坂下町だったかな？妙福寺は無住でしたね。横の地蔵堂は今でも
ありまして、鎮座していますよね。お地蔵さまが。
773 ：鉄齋：2007/10/25(木) 21:18:13 ID:J9fCOzVUO: アゲますww
774 ：鉄齋：2007/10/25(木) 22:24:50 ID:J9fCOzVUO: >>772

そういえば小泉あたりにもお地蔵さんありましたね。墓地あたりに、
あと北山はお社がありましたね。
775 ：風神：2007/10/25(木) 23:42:06 ID:vd3XePnM0: 10年以上前ですけど、風神がお邪魔した時は小泉には「世界平和　立正安国」という大きな垂れ幕が
かかっていましたね。本堂は板本尊でした。
北山本門寺のは垂迹堂ですね。
776 ：富士門：2007/10/25(木) 23:47:41 ID:WYGm0./Q0: 「富士教学研究会談義所」の掲示板に柴又の板本尊の事が載ってました。

「柴又帝釈天の板本尊がこのような相貌であるなら、後世のものと判断できるでしょう。まして浮き彫りの帝釈天像は日蓮聖人自らの彫刻であるとはとても思えませんね。」
777 ：風神：2007/10/25(木) 23:56:15 ID:vd3XePnM0: まあ、日蓮大聖人が直接帝釈天を彫刻というのは、文献的には・・・見たこと、聞いた事ないですよね。
どうでしょう、行けば見える位置に安置されているのでしょうかね。
778 ：富士門：2007/10/25(木) 23:56:39 ID:WYGm0./Q0: 妙福寺とは当時の住職が謗法払いで寺院所蔵の仏像や子安地蔵の処分で寺院の檀家と衝突し
檀家離脱を起こされた正宗末寺院ですか？

大阪蓮華寺は同盟が２寺有りますが、仏眠寺も大石寺と北山の裁判で大石寺が敗れ同名の寺院を
成立したと聞いた事有りますが如何でしょうか？
779 ：名無しさん：2007/10/26(金) 00:02:20 ID:gebWeiuE0: >「富士教学研究会談義所」の掲示板

アホな管理人が、お仲間に破折されてるわ！（笑）
学会崩れの教学オタクの掲示板でしょ！
780 ：富士門：2007/10/26(金) 00:26:00 ID:tP.gIKFU0: 柴又帝釈天の板本尊は本堂の奥に安置されて、薄暗くて良くわかりませんでした。
柴又帝釈天の板本尊の模写本尊は山門近くのおみくじとか売ってる店の壁に掲げられてました。

彫刻と云えば本堂の横のお堂は法華経の物語を一面に彫刻された見事な建物でした。
寅さんの影響か外人さんの参詣者もいましたね。
781 ：風神：2007/10/26(金) 00:40:20 ID:HTtWV0oc0: ＞７７８
◆そうです。その妙福寺です。その時は「久保川法章」氏が住職になったばかり、
というのも何かの因縁だったですかね。
今は田舎の風景の中に埋もれ。。。哀愁が・・・という感じでした。

◆仏眼寺・・・仮の布教所だったと覚えていますが。

＞　７７９
それは・・・また。元学会員さんだったのですか。管理人さんは。

＞　７８０
うーん、やっぱり一度行って見たほうがよさそうですね。寅さん参りに行きますか。
782 ：富士門：2007/10/26(金) 01:22:28 ID:tP.gIKFU0: 柴又は正確には日蓮宗題経寺で、近くには寅さん記念館が有りますね。
あの寺院は草団子以外に弾き猿が名物で民間信仰が入っていて、柴又帝釈天の板本尊は
もしかしたら宗祖仮託の祈祷本尊として制作されたのかも知れません。（確か中山派開山か？）
以前の書き込みに「版木の基の本尊か？」と書きましたが、祈祷本尊説の方が近いかも知れません。

柴又（葛飾区）近くには何故か正宗古刹寺院（常泉寺（墨田区）、妙縁寺（墨田区）等）や
正信会寺院（白蓮院（江戸川区）、常光寺（葛飾区）等）が有りますね。
783 ：風神：2007/10/26(金) 01:40:53 ID:HTtWV0oc0: ＞　782
そうですか。妙法蓮華経有縁の国土世間なのですね、あの一帯は。
寅さんの人情味も、底流に法華信仰が流れている、ともいえるのでしょうか。
例えば、出会う人を癒してくれるあのキャラ、不軽菩薩にも近いかな、と思ったりして。
784 ：鉄齋：2007/10/26(金) 08:21:54 ID:yuZUnUPwO: 画像で柴又の板曼陀羅の帝釈天の絵見ました。なんかコミカルな格好と顔でしたね(*_*)
785 ：風神：2007/10/26(金) 15:53:05 ID:HTtWV0oc0: 稲荷本尊で、昔の資料をまさぐっていたら、平成3年、問題発生後に地元の方と一緒に、富士宮の神社周りをしたときの、記録がありましたね。

◆　青木・下村の八幡宮
①　昭和十八年九月吉辰
第六十二世　日恭
願主　青木氏子中

②　52世日霑の板本尊

ここは、田んぼのあぜ道みたいなところを抜けていきました。富士宮の特徴でしょうか、水流がどこに行っても本当に多くあります。絶えることがないですね。

◆　青木・西野山の八幡宮
鎮守正八幡宮
天保第十五太歳甲辰十一月二十八日
第五十一世　日英
富士郡　坂下村　小屋敷村　氏子中

場所が分かりづらい。山の中です。

◆　外神・江柏の八幡宮
寛延四年末歳卯月吉辰
三十二世　日教
柄柏村　氏子中　敬白

外神でも、やや街よりの所です。集会所横。

◆　半野・白山八幡宮
①　村内安全一切無障之攸也
五十四世　日胤
平山上月　明治四年末　竜儀卯月吉祥
半野村　発起人　渡辺市右エ門
助力　惣氏子中

②　鎮護
寛政六甲寅年九月　仏生日
第三十七世　日琫
駿州富士郡半野村氏神本尊也

③　判読不能板本尊

のどかな農村地帯ですね。板本尊前に大きな「八幡宮神木」が。

◆　上条・市場の八幡宮　集会所
①　宗祖大聖人、第六百回御遠忌
明治十四年九月吉日
五十五世　日布
為村内安全五穀成就援与鎮守安置
上条村之内　市場組中

②　日淳師

◆　上条・的場の山の神社
昭和四十三年五月十三日
的場組　氏神感得願主組員一同
第六十六世　日達

大石寺のすぐ近くです。
786 ：風神：2007/10/26(金) 15:54:44 ID:HTtWV0oc0: ◆　半野・熊久保の八幡宮
①　文久三竜衰発亥歳十月
五十三世　日盛
熊窪鎮守村内安全の依

② 元文三戌午六月今文久再願
今文久再願
熊窪鎮守村内安全の依

長い石段を上がった山の上です。

◆　上条・上川の八幡宮　集会所
棟札
維持文化十四年九月十五日
時現在　四十八世　久遠阿闍梨
本寿院　日量
上川村鎮守　正八幡宮祠御神体
上川村氏子一結　敬白

◆　上条・下摺の正八幡宮　集会所
棟札二体
山神社　棟札
大正八年四月吉辰
上野村　下摺組中

八幡宮　棟札
大正八年四月吉辰
上野村　下摺組中

◆　半野・山神社
鎮護　寛政十一○○正月仏生日
第三十七世　日琫
半野村山之神石小社本尊也

ここも分かりづらい。山の中です。

◆　外神・奉天の八幡宮
①　安永第四乙未年五月十五日
第三十六世　日堅
外神村　山神

②　文政六癸未年九月○日造立
天満自在大天神宮　氏子　外神○中
寂日坊三十二代　六十二才　日掌

③　鎮護
安永十辛丑年正月二十五日
第三十七世　日琫　
駿州富士西外神村○○八幡宮本尊也

④　判読不能

県道交差点からすぐ近くです。

◆　上条　古ケ谷の山王大権現
①　授与　山王大権現
天明第七永年　九月十五日　
第二十六世　日寛上人師　享保三戉戌年
十月書写之
御本尊年数経　文字消難拝故今般再興之
弟子　日堅　宮中安置者也　
古谷戸村中　繁栄一切　無障礙似

②　山王大権現
享保三戉戌年十月十五日

大石寺近くですね。
787 ：風神：2007/10/26(金) 15:55:21 ID:HTtWV0oc0: ◆　原・文殊堂
62世日恭の板本尊

◆　半野・金毘羅神社
①　大聖人御影

②　20世日典の板本尊

③　51世日英の板本尊

④　棟札

こういった大石寺周辺における祠社の本尊を見て歩くと法華講員さんのいう「未来広宣流布の暁のモデル」という響きも、うーん、なんともはや、ですね。
その、なんといいますか、新たなる神仏習合とでもいうのでしょうか。現実問題、氏子＝大石寺の檀家さん達ですけど、広宣流布とか、不惜身命とか、大半以上の方々は「はあっ」でしたから。「心こそ大切なれ」との御文・・・・

四条金吾殿御返事
将門はつはものの名をとり兵法の大事をきはめたり、されども王命にはまけぬ、はんくわひちやうりやうもよしなしただ心こそ大切なれ、いかに日蓮いのり申すとも不信ならばぬれたるほくちに火をうちかくるがごとくなるべし、はげみをなして強盛に信力をいだし給うべし

が浮かんでくるのです。
色々と考えさせて頂ける大石寺周辺の祠社ではあります。

あっと、もちろん、大石寺だけではありません。西山本門寺、北山本門寺等の周辺祠社にも、歴代貫主の本尊がありました。
788 ：鉄齋：2007/10/26(金) 17:41:19 ID:yuZUnUPwO: 何ヵ所かは私も見たことあります。
789 ：名無しさん：2007/10/27(土) 17:09:56 ID:lP5.Kn4.O: 台風だけどage。。。
790 ：名無しさん：2007/10/27(土) 20:26:10 ID:lP5.Kn4.O: age。。。
791 ：名無しさん：2007/10/27(土) 22:31:06 ID:Q.73DzNA0: またまた、宿坊vs法太郎がはじまったぞ！

○ttp://9022.teacup.com/haja_kensho/bbs

必見、必見！
792 ：正義：2007/10/28(日) 00:51:33 ID:d0ux5mbo0: 以前はよく、保田　妙本寺に参詣していました。御前様（日桜上人）はお元気でしょうか？
偉ぶらず、気さくなお人柄でした。
793 ：富士門：2007/10/28(日) 01:59:50 ID:qMcl/I.g0: 金原本に大石寺板本尊について「後世作だが日蓮直筆（禅師曼荼羅）を基にしており今後も
当宗の本尊としていく」と主張しなおせば問題無いとしています。
では、後世作本尊よりも、基となる禅師曼荼羅（万年救護、万年重宝本尊）を立てれば？と言う論も出て来ると
思いますが？如何ですか

尚、犀角独歩氏は板本尊は、首題を禅師曼荼羅から、他を他の曼荼羅から貼り付けたパッチワーク本尊と主張していますが
それなら単なる禅師曼荼羅模写本尊ではない、創作本尊と思います。（稲田海素師も同じ主張）

例えばゴッホの絵を後世にソックリに模作しても「後世作だがゴッホ直筆作を基としており当美術館は今後も此の絵をゴッホの絵として展示する」など
主張する所は余り無いと思います。偽作として展示を辞めてしまうと思いますが。
板本尊はまして信仰対象本尊です。京都寺院仏像等観光物化した本尊より、今でも血道を上げ
拝んでる方も少なく無い本尊ですので、そんな簡単に片付けられないと思いますが。
794 ：鉄齋：2007/10/28(日) 06:38:30 ID:r6G3f.L.O: そこいらは東洋、西洋の美術観や思想観の違いだと思います
例えば平安の古筆の「伝紀貫之」や「伝藤原……」なんてのの九割は偽筆だと言われてます
しかし、筆法が素晴らしければ堂々と名筆として伝承します。平安～江戸にかけて西洋ほど印刷や写真の技術が発達していない中で名人の作品の需要は高かった。
その中でなかば公然と代作が行われていた。と言う説もあります。まあ、次元は違いますが板曼陀羅や形木と言うのも似た背景だと思います
今さら大石寺が根幹本尊を戒壇板曼陀羅から日禅曼陀羅に変えてもこちらは特に問題はありませんが
あちらさんは大変でしょうね
795 ：立証：2007/10/28(日) 08:27:10 ID:ZHcaFXSU0: おはようございます。みなさん

>>793例えばゴッホの絵を後世にソックリに模作しても「後世作だがゴッホ直筆作を基としており当美術館は今後も此の絵をゴッホの絵として展示する」など
主張する所は余り無いと思います

ここの意見は同じです。しかしたくさんの人たちが本物の本尊を拝む事は不可能なので、本質的には
大石寺の根幹本尊の戒壇板曼陀羅は真偽どちらでもかまわないのでは？
佼成会の本尊も創価の本尊もたくさんの人が拝めて功徳を頂けるならばいいのでは
本物の日禅曼陀羅以外は全て偽物なのですから

横から槍を出してすみません
796 ：富士門：2007/10/29(月) 09:18:25 ID:HaWqFjd60: 北山の日志師は両山問答にて大石寺所蔵本門寺重宝大曼荼羅について
「此本尊授与書なきか～若シ実に真書ならば大石寺隋一等の霊宝なるべし」と言っています。
日志師は此の本尊を大石寺万年重宝本尊（万年救護本尊）と見たのではないかと思います。
尚、他の病即消滅本尊等については厳しく批判されてますが。
797 ：卞氏：2007/10/29(月) 15:04:36 ID:lOBAnXok0: こんにちは。学会はあくまでも戒壇板曼陀羅の真偽にはかかわりません。
その点は個人的な研究に止まります。

学会の立場はそもそも、阿部教学部長（当時）が「戒壇は偽」と発言した事について、
いかに信仰がないかという点を責めております。

個人的見解ですが、
後世の作であるなら後世の作とはっきりさせていくのが、一番よいでしょう。
直作論をちらつかせるのでは、これからの時代に耐えられません。
問題は、正宗がそれを言ったときに正宗信者らからの不信が高まらないかどうか。
この点に有ります。これを心配して言えないことがあるはずです。
邪宗としては「これぞ大聖人の直作の曼陀羅なり」と権威付け、
信者獲得を図るのは美味しいところですよ。それは失いたくないでしょう。
事実。学会を破門にしておいて、会員には登山の誘いをかけていたということがあります。

以前から私が関係してきた人材グループなどでは、その点は語られてきましたし、
地域によってははっきりとさせているところもあるのではないでしょうか。
「日興上人がえちらこっちらと担いできたんだってさ・・・なんか変だよね？」
という感じで。
また、ことあるごとにこの点を少し話す時もありますが、
その方が御本尊不信ということにはなりませんよ。
書写したご本尊で功徳があると、みな実感の上で活動されている方ばかりですから問題はありません。
798 ：富士門：2007/10/29(月) 16:36:13 ID:HaWqFjd60: 学会はあくまでも戒壇板曼陀羅の真偽にはかかわりません

かつての板本尊真偽裁判、万年講で懲りているのかも知れませんね。
古い学会員さんも「戒壇の大御本尊様」と崇めている方もいますし。
正宗や板本尊を崇めている方はショックで大混乱でしょう。
799 ：名無しさん：2007/10/29(月) 21:59:19 ID:yFEeTWCIO: 松本克哉裁判を知ってるのは会内でもわずかになってきましたね。
またあの頃は大石寺信徒の立場でしたがいまは独立の立場ですから現場は意外と意識が柔軟ですよ。
800 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/30(火) 14:17:33 ID:9jT9Q.Q.0: ＞風神さん

私は地元ですから。（笑）地理に詳しいのは普通です。
しかしそうやってみると石山・北山がねつ造した日興ＶＳ五老僧という図式が
インチキだってわかってきませんか？富士派ＶＳ身延、という図式も無理がある。

背後に親戚関係、当時の豪族同士の要支縁組等々があるわけです。
西山本門寺なんかもそうなんですよ。
西山の豪族と日興養子先の河合家とはやはり親戚関係。

実は本山同士の正統化争いも、自分ちの寺の正統化争いみたいなもので争うはのは
実に馬鹿馬鹿しいとは思いませんか？？私は実に馬鹿馬鹿しいと思ってます。
801 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/30(火) 14:21:44 ID:9jT9Q.Q.0: 風神さん。

先のスレッドで沼津の光長寺について書き込みがありましたが、そこは現在
法華宗光長寺です。

私は両親とも清和源氏武田流ですが父方は小笠原氏系で檀家寺はここです。
ここには大きな楠木があります。沼津には例の寺院もありますしね。（戒壇本尊に似ている本尊がある
とされる妙海寺）

そしてこの寺は根方街道沿いの起点でもあります。
近くには井出のお穴とか正宗系の根方法華集というのもある。
802 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/30(火) 14:26:37 ID:9jT9Q.Q.0: そしてこのスレッドにもご登場の金原氏の先の研究論文にもある三鳥派の山居も
あったと推測される場所にも近い。

この根方街道沿いというのは実に正宗系に因縁がある。この先の富士市浮島には
昔大石寺の荘園もあったとされてます。現在は旧日産吉原工場（現ジャトコ）になっていますが。

そしてここには東光寺という寺院もある。この寺院は別れて現在の下条東光寺という
寺院になったと言われています。

下条東光寺は日蓮宗寺院ですが日興両親墓所のある由緒寺院でもあり大石寺建立時の
指揮所になったといういわれがあります。
803 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/30(火) 14:33:05 ID:9jT9Q.Q.0: 東光寺には日興いわれの石があるとされています。石山下の坊の石は贋だと
こちらではされています。

ちなみに東光寺は大石寺建立以後は指揮所から石山の塔中坊となりのち東光寺に
なったと言われていますが、石山歴代の一人がここから輩出されていますね。

近隣の正宗本山妙蓮寺とは対照的な寺院です。

話を戻しますが沼津光長寺の寺院内はまるで”石山”の塔中坊。そっくりですよ。
作りが。鶴丸印もあるし。（笑）

しかしここの境内地にある楠木は気になりますなぁ・・・。
804 ：沖浦克治：2007/10/30(火) 15:12:50 ID:T.m88kwY0: 　波木井坊竜尊@日蓮宗葵講　さん。

　馬鹿馬鹿しいですね。
805 ：富士門：2007/10/30(火) 20:14:54 ID:OKTvvhQc0: 三鳥派とは小野寺氏の著書にも出て来る法華神道の三超院日秀師ですか？

富士市の東光寺とは大泉寺の小野寺左京の墓碑並びに大泉寺の根古屋大城内に存在する東光寺跡ですか？
東光寺とか大泉寺の事教えて下さい。（小野寺説ではない説）

＞＞８０３　沼津光長寺の寺院内はまるで”石山”の塔中坊。そっくりですよ。
作りが。鶴丸印もあるし。

何か気になる造りの寺院ですね？かつては大石寺と関係有ったかも知れませんね？
806 ：風神：2007/10/31(水) 02:34:40 ID:EDA28anQ0: >　しかしここの境内地にある楠木は気になりますなぁ・・・。

おっと、楠木には反応しますよ。（笑）

【　戒壇板本尊は楠木製・大石寺歴代の発言　】

①　堀日亨師　「富士日興上人詳伝」上巻　P160
「弘安二年十月十二日に、本門戒壇の大御本尊を興上に親付し、万年広布流溢の時、大戒壇に安置すべく堅牢の楠板に書写せられたり」

②「未来建立の本門戒壇のために、とくに硬質の楠樹をえらんで大きく四尺七寸に大聖が書き残されたのが、いまの本門戒壇大御本尊であり……」同書下巻　P59

③　昭和47年９/12　日達師　日正寺・龍口法難会での説法
「戒壇の御本尊様は楠の板である」

④　昭和52年５/26　日達師　寺族同心会の指南　　大石寺大講堂
「戒壇の御本尊様は楠の厚木です。表から見るとこういう板です。ところが此れは大変な板です。ただの板ではないのです。こういう板になっているのです。だから後ろから見ると丸木です。丸木を表だけ削ってあるわけです。大変なものです。重たい。上はただ三寸そこそこの板ですけれど、まわりは丸木です。まん丸い木です。その丸い木を、前を削って板にしたにすぎません・・・」

【　指摘・身延山に鎌倉時代の自生の楠木?　】

◆　日蓮大聖人の身延・在山時代、身延山及び周辺に楠木は有ったのでしょうかね。ましてや日達師のいう「厚い丸木・大変なもの・重たい」板本尊を造作するに足るだけの、楠の大木は有ったのか。無かったのならば、いったい大聖人はどのようにして楠木を用意されたのか。大変な重さ、大きさの楠木を、当時の狭い山道を通って、如何にして人里離れた身延の山中に運び得たのか。
もし板本尊を造立されるのなら、自身の手近な所より良質の木材を用意し彫刻されたであろう、というのが用意に推察されるところですね。

◆　更に鎌倉時代、日蓮大聖人在住の身延山及び周辺に楠木は有ったと、日蓮正宗は立証できるのでしょうか。
この初歩的でいて見落としがちな事柄こそが、板本尊論議の「前提として確認するべき事柄」でもあると考えます。

◆　風神が山梨県の植生に詳しい某機関に確認したところ、「県内では古くから植栽されたものは多くあるが、自生の楠木は聞いたことがない」ということでした。そして「人の手で植えられたもの」として、身延町の日蓮宗・大野山本遠寺の大楠を紹介されました。
「山梨の巨樹・名木100選」によると「樹齢・伝承390年(寺院のホームページでは450年)～クスノキは暖帯地方の代表種であり、県内には自生はなく、これだけの巨樹は珍しい」と記述してあります。

もっとも常識で考えても、日蓮大聖人の草庵やその周辺に、今よりも気温の低かった鎌倉時代のその昔に、暖帯のものである「自生の楠木は存在しなかった」であろうことは、容易に認識できよう、というものですね。

◆　大石寺説「大聖人は身延在山中に出世の本懐を遂げられ、戒壇板本尊を造立された。その板本尊は楠木製だ」ならば、いったい日蓮大聖人はどのようにして、戒壇板本尊のような巨大な楠木を入手したのでしょうか・・・?

そうすると、出て来るのが以下の発言です。

① 悪書『板本尊偽作論』を粉砕す　日蓮正宗布教会
「現に、身延のあたりには楠木があるではないか」

②　昭和47年９/12　細井日達師　日正寺・龍口法難会の説法会
「身延の入り口の大野山本遠寺という寺がある。此れは身延駅から身延へ行く手前に今　でもある。その寺にちゃんと千二、三百年前からの楠木が今でも生きている。もしそれが千年の木としても、大聖人様が七百年とすれば、まだ三百年以上の木があったわけである。何もそれ一本というわけではない。まだ沢山、あの辺には古い楠木があったはずなのである。それを見てもわかる。……」

◆　大野山本遠寺は日蓮宗寺院で、江戸幕府の初代将軍・徳川家康公の側室であったお萬の方の菩提寺として創建された寺ですよね。本遠寺の寺院境内地内には確かに楠木がありますが、これはお萬の方の菩提のために、人工的に１本だけ植樹されたもの、とのことです。
この大野山本遠寺の楠木が植樹されたのは、徳川家康の時代の四百年前・江戸時代のことで、日蓮大聖人在世の七百年前・鎌倉時代などではありませんね。更に「何もそれ一本というわけではない。まだ沢山、あの辺には古い楠木があったはずなのである。それを見てもわかる」とはどの楠木を指していうのでしょうか?身延山久遠寺の楠木?樹齢何百年かご存知ですか?
関係者には、是非、具体的に明示、説明して頂きたいものです。
807 ：富士門：2007/10/31(水) 03:46:17 ID:2sCTYSqY0: これは楠が自生している地域で板本尊の基木が得られた（沼津とか）としか思えませんね。

余談ですが、もし板本尊が楠でなく桐だったら運ぶのも楽だった？かも？ですね。
また、板本尊鑑定して楠でなく「ソテツ」だったら大笑いですね？（笑）
808 ：風神：2007/10/31(水) 11:24:46 ID:pnMPszVEO: 富士門さん
まったくです。
大石寺はけっこう、喜劇的要素に富んでいるのかもしれません。
809 ：鉄齋：2007/10/31(水) 13:13:55 ID:WlVZEpQYO: 次に大石寺が戒壇板曼陀羅をリニューアルするなら、
私はマテリアルはFRP（合成樹脂)をオススメします。
古色も着けやすいし、加工も容易です。
何より軽いから持ち運びに便利です♪
マジに勧めてますどうですか？義寛房さん見てますかね。
810 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/31(水) 14:30:36 ID:m1nGY8Bw0: >>805
小野寺氏の戯言に惑わされないでください。

大泉寺という寺院は現在富士宮市大中里にある寺院で、元々は山宮と万野原
の境界あたりにあった寺院といわれています。日興開基の寺院のようです。
この寺院は現在日蓮宗寺院です。

万野原というのは古書にある万濃原です。天母山ではありません。（笑）

東光寺という寺院は富士市浮島近隣にある寺院でやはり日蓮宗寺院です。
根方街道沿いにあり、あの熱原法難でも有名な竜泉寺の近隣でもあります。
言い伝えではこの東光寺が石山の西３００ｍにある東光寺の元だと言い伝えがあります。

三鳥（超）派は小野寺氏自身も本やＨＰでいろいろ書いていますが彼のは
歴史の断片をつなぎ合わせたねつ造です。

金原氏は７年ぐらい前にこの三鳥派の研究発表を沼津市立明治資料館で展示
も交えてやってますね。私も見に行きました。
811 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/31(水) 14:35:39 ID:m1nGY8Bw0: 身延町の日蓮宗・大野山本遠寺ですか。（笑）
私のバーチャル講もここの所属です。

身延というのは南アルプスを西にしょっていて午後三時になると大半が日蔭って
しまうような山間部なんですよ。
まして当時は小氷河期のようで平均気温が３~５度低いと推測されています。
身延町内はもちろん近隣にも楠木はありません。

大野山のは樹齢５００年で７００年には程遠い。

正宗系の人は”当時もあっただろう”と強弁されますが、とてもあの寒冷な山間部に
あったとは思えません。
812 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/10/31(水) 14:43:01 ID:m1nGY8Bw0: 沼津の光長寺、という寺院は入ってみると塔中坊の格好とか本当によく似ているんです。大石寺に。

ここには楠木の大木があり妙海寺にも井出のお穴にも近くて・・・。（笑）
光長寺は本々、いや現在だって勝劣派ですからね。法華宗光長寺派の勝劣派。

ちなみにこの根方街道ですけど、身延入山時にこの道を使用した、と私はみています。
当時すでに幕府に睨まれていて夜襲等はなんどもありましたから、東海道筋を避け、
山側の道を通ったと私は推測しています。この山側の道が現在の根方街道です。

東海道より北側の愛鷹山麓にある山道です。
813 ：富士門：2007/11/01(木) 02:29:25 ID:Jj.vLd1s0: 小野寺氏主張の「富士市吉原大石寺」とは大石寺荘園のあった場所だったのですね。（小野寺氏は否定している）
小野寺氏自体本当に「奥州新田家（奥州小野寺家）」の末裔ですかね？実際の歴史、伝説の断片を
使うのが上手い方のようですが。（井出のお穴、東台がいと伝説、　板本尊の裏の縁起彫刻、小野寺左京碑、大宣寺伝説）
そのうち「赤穂浪士の小野寺十内（遠縁の小野寺一族）」も「小野寺教団伝説」に出てきそうですね？（笑）
814 ：鉄齋：2007/11/01(木) 09:50:01 ID:wXjKrymoO: 富士門さん

奥州、いまの仙台から一関市あたりにかけてはたしかに小野寺姓は多いですね。
でもそれだけでは根拠薄いですね。
あと菅原、千葉、千田佐藤とかの姓が多いです
815 ：鉄齋：2007/11/02(金) 00:03:38 ID:5PyH9veAO: ０時過ぎのage
816 ：風神：2007/11/02(金) 01:08:20 ID:yjvZK9sI0: >793
> 金原本に大石寺板本尊について「後世作だが日蓮直筆（禅師曼荼羅）を基にしており今後も当宗の本尊としていく」と主張しなおせば問題無いとしています。

> 板本尊はまして信仰対象本尊です。京都寺院仏像等観光物化した本尊より、今でも血道を上げ拝んでる方も少なく無い本尊ですので、そんな簡単に片付けられないと思いますが。

富士門さん、鉄齋さん、皆さん、
遅レスすいません。

◆　風神の好きな釈尊の言葉に「あらゆる宇宙時期と輪廻と(生ある者の)生と死とを二つながら思惟弁別して、塵を離れ、汚れなく、清らかで、生を滅ぼしつくすにいたった人、彼を(目ざめた人)(ブッダ)という」というのがありまして、現代に約せば「煩悩即菩提」に応用展開できるかな?と勝手に思っています。

◆　この文は「スッタニパータ」にあり、スリランカに伝えられた、いわゆる南伝仏教のパーリ語経典なのですね。最初期に編纂された「最古の仏典」の一つとされているのですが、ここらへんの初期の仏典を以て、大乗仏教非仏説論が展開されています。

1700年代初期の江戸時代、大坂の町人学者の富永仲基の「異部加上」や、明治期の村上専精などの学者さん達によって「大乗非仏説」が展開され、大変な反響、論争を巻き起こしたわけです。
「上座部(小乗教)のみが釈迦の直伝であり、法華経や無量寿経などは滅後200～400年で成立。密教は700年後以上だ、故に釈尊とは関係ない」と。

◆　更に現在でも「根本仏教」崇拝者達が「お前らアホか。今の日本の仏教は、自称仏教であって、そんなの偽作の塊だ。仏教とすら呼べない。法華経や、阿弥陀如来、大日如来が釈迦となんの関係があるんだよ。そんなことも知らずに仏、菩薩、成仏を口にするなんてアホじゃない」と本気で、威風堂々と言ってくるわけです。(苦笑)

◆　ところがどっこいで、例えば「スッタニパータ」自体でも、「多数の詩のうちには、あるいはゴータマ・ブッダ自身がつくったものも含まれているのではないか、と考えられる」(「ブッダのことば」中村　元訳　岩波文庫)ということで、「完全な直伝」ではあり得ないという事ですね。

◆　元々インドって所は、バラモン教等の宗教の教えは口伝伝承しかなくって、文字にして書き残す、ということをしていなかったのですね。バラモン教なんかは仏教以前ですけど、ヴェーダ聖典が文字として記されたのは、なんと、14世紀後半ということです。

◆　紀元後の399年～414年に、中国の法顕というお坊さんがインドを旅行した時、各経典は口伝継承しかなく「文字を記す、書に残す」ということをしていなかったことを確認し、法顕はそれを書き残していますね。

釈尊の時代は紀元前４～５世紀とされていますので、滅後800年以上たっても、まだインド仏教では口伝が行われていたということになります。考えてください、800年以上も口伝をしていれば、「正確にそのままに伝わる」ということはどうでしょうか?
いかに当時の継承者達の記憶力が優れていたとしても、「正確にそのままに伝わる」ということは常識で考えればありえませんし、当然、継承者・求道者達によって書き加えられもしたでしょう。
歴史的に見ても、「上座部(小乗教)」が釈尊の「直伝・直説そのものだ」とは言い切れないわけです。

◆　逆に、釈尊が今日の「大乗仏教」に分類される教えを説いても、釈尊の滅後すぐ、更に暫くしても文字化されなかったことは、当然でもあるわけです。何しろバラモンのヴェーダが1300年代ですから、法華経等大乗経典の文字化はむしろ早いぐらいでしょう。ということは、大乗仏教の経典の中にも、継承された釈尊の教えの口伝が含まれていても当然なわけです。

さすれば、「上座部(小乗教)のみが釈迦の直伝であり、法華経や無量寿経などは滅後200～400年で成立。密教は700年後以上だ、故に釈尊とは関係ない」と得意になって日本の大乗仏教そのものを見下している、「上座部(小乗教)」崇拝者の言は、「史実を踏まえぬ極論」といえると考えます。

◆　要は仏教は、絶えざる内部での改革、それに伴う分裂・発展、修行者の向上への探求、求道の修行による己心中の釈尊との対話、また時代の民衆の言語音声に応える修行者の活動などにより、前代からの継承を踏まえながら、時代を画する偉大な修行者達により編纂・創造されてきたものと認識します。
817 ：風神：2007/11/02(金) 01:10:52 ID:yjvZK9sI0: ◆　さて、そこで戒壇板本尊の位置付けとなるわけですが、これら仏教史を踏まえ、かつこれまでの創価学会員の信仰を考えれば「時代の民衆を益する役割」があったことは、史実そのものです。

ところが「実は、それは従来言われていた日蓮直造ではなく、後代造立のものであった」と発覚してしまったのも、これまた「時がそうさせるべくした」ものとも考えます。

◆　ここで、「ではどのように認識するのか」という問題となるわけですが、金原氏は創価学会としては非常に無難な、かつ軟着陸可能な富士門氏が引用したような説明をしているわけです。風神もこれを読んで「なるほどな」と感心したものですが、要は「再定義をすればいい」というだけのことなのですね。

◆　以前も記しましたが、確かに日蓮系各宗・各派共に「日蓮真筆本尊そのもの」を直に朝晩拝している方は、ほぼないといってよく、それぞれが有縁の「貫主」「住職」の書写本尊を拝しています。大石寺の戒壇板本尊も、これに類する扱いで宜しいのではないかと考えます。本尊には違いないわけですから。

◆　何しろ、いつどの時点で、誰が、何故に「日蓮大聖人出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」と位置付けてしまったのか?それはかなり迫ってきたとはいえ、探求中の要素も多分にあるわけです。

大石寺として、その位置付けがなされてしまった後は、「口伝だ」「相承だ」などで、既成事実化して、後の貫主やその弟子達は「本気で信じて」きたのです。
古い時代は「信」あるのみで、各山各寺に継承される「日蓮真筆本尊」や「日興上人書写本尊」を用いての比較・鑑定ができない状況下でしたから、当然といえば当然の時代だったと思います。

それが時がたち、日蓮正宗と創価学会が完全決別し、「日蓮大聖人の教えと、坊さんが作り上げたもの」を分別できる時代になったということは、「正邪分別の時の到来」ともいえるもので、教義の検証を積み重ねて最後の砦・戒壇本尊にその作業が至ってきたのも、仏教史の流れに連なるものでもあり、歴史として前代から通じている「必然のこと」でもあったと考えます。

◆　しかし、「日蓮正宗によって植えつけられてしまった思考法」というものの根の深さは、並大抵では抜けきらない、というのも事実ですね。

風神や、鉄齋さん、更にここに書かれている先輩諸氏は、リアルでの徹底した現場対応を経験しています。
そこで思うことは「この人(法華講員さん)たち、本当に今まで同じ日蓮正宗という枠でくくられる世界にいたのかい?全然、別宗教じゃないのさ。創価学会は現在は、『他宗教』という表現で他宗を呼ぶけど、『邪宗教』と言って当然なのは、『日蓮正宗』だけだ」というものです。

考え付くだけのあらゆる表現で、口を極めて創価学会を、会員を罵る彼らとの教義論争を経験すれば、こちらとしても、教義から本尊に至る検証作業に入っていくのも必然でしたし、むしろ遅かったぐらいと考えます。

◆　これは世間一般の事象を口で説明しても、何も分からず、体験が必要なのと同じで、ここでいくら書いたところで、なんの実感も湧いてこないでしょう。ですから、ロムされていて、実感が今一という会員の方は、こちらから連絡を取ってでも、法華講員の強烈な活動家と対論を経験されることをお勧めします。

話しがそれちゃいましたね、今回は、そういうことで（＾＾
818 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:08:38 ID:HEQPULS20: >>813
私も懐疑的です。新田家は私と同じ源氏系ですが鎌倉時代は平家側（北条側）に
ついたりしている。北朝・南朝に別れた時は録を取り上げられたりといろいろあるようです。
源氏姓を名乗れず江戸時代になると別姓を名乗っていたようですが、明治になり嫡流争いも
あり分散してしまった家系のようです。

源氏系、特に私のような清和源氏系というのは日本の家系の中でもかなりはっきり家系が
判明し偽造も少ない家系と言われているのですが小野寺系に関しては不明瞭な点が多すぎます。

目師の家系が奥州新田系であることと、新田氏が古くは小野寺という性を名乗っていたこと
の断片をつなぎ合わせて作ってしまったのではないでしょうか。
819 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:15:19 ID:HEQPULS20: >>813
ま、あとついでいうと天母山戒壇説、という伝承が大石寺には古くからある。
小野寺氏もこれを巧みに利用している。

しかし”あんもうはら”－＞万濃原（まんのうはら）（現在の万野原（まんのはら））
を強引に天母山（あんもやま）と読むなど正宗系は強引なのが多すぎます。

これについては最近、北山本門寺出身で現代宗教研究所の研究員石川師が画期的な
研究論文を出してます。天母山山麓には法華本門寺という日興開基の寺院があり、
重須（現在の北山）とは別の場所である、との内容です。

石川師は北山を建立した石川氏の末裔で、石川本家は今でも北山の総代の家柄です。
彼は歴史をねつ造する必要のない立場の人です。
820 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:23:18 ID:HEQPULS20: >>816
私もその意見に同意です。上座部も文字として定着した経典群はないわけで、
文字として定着したのは釈迦滅後３００年以上も経過してからです。

それもお釈迦様はどうやらサンスクリット語ではなくパーリー語を話されていた。
パーリー語は基本的に文字を持たない言語です。

お釈迦様にいわれのあるルンビニをはじめとしてインドというより現在のネパール
との国境地帯が初期の主軸布教地域であったわけで、日蓮宗はネパールに研究の主体を
移しているぐらいです。
821 ：風神：2007/11/02(金) 02:29:34 ID:yjvZK9sI0: >　これについては最近、北山本門寺出身で現代宗教研究所の研究員石川師が画期的な
研究論文を出してます。天母山山麓には法華本門寺という日興開基の寺院があり、
重須（現在の北山）とは別の場所である、との内容です。

波木井坊竜尊@日蓮宗葵講さん
こんばんは
上記は実に興味深いものです。
えーと、現代宗教研究所のHPですかね。
822 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:34:02 ID:HEQPULS20: >>817
風神さん。石山が戒壇本尊をねつ造してしまったのには歴史的に必要性が
あったのだと思います。北山との正統化争いもその主因でしょう。
しかし僕ら日蓮宗とは決定的な違いがそうさせているのではないでしょうか？

日蓮宗は真筆の御遺文や遺物などがたくさんある。身延山久遠寺だって、波木井山円実寺
だってお祖様ご自身のご命名です。

つまり日蓮宗には”日蓮”の足跡がそこかしこにあるわけです。

しかし正宗はどうでしょうか。石山はお祖様が亡くなられた後にできた寺院で、
日興師がそれほど遺物や遺文を持っていっていない。
そこでいろいろ対抗する物を作っていく必要性が生じた、と。

こう考えていくと石山にしろ北山にしろ、いろんな偽作物や偽作文書を作らざるおえなく
なってきた歴史的背景が考えられますよね。
823 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:38:00 ID:HEQPULS20: ttp://www.genshu.gr.jp/DPJ/syoho/syoho33/s33_185.htm

日蓮宗現代宗教研究所
Nichiren Buddhism Modern Religious Institute
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HOME > 目次 > 資料集 > 現宗研所報 > 第３３号
所報第33号:185頁～研究ノート｜←前｜▲｜次→｜

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　日興上人「本門寺根源」初期道場の位置について
　　　　――重須地頭・石川氏との関わり――

石川修道
（現代宗教研究所研究員）
824 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:39:34 ID:HEQPULS20: >>821
風神さん、こんばんわ。該当のＨＰは>>823です。

ここにでてくる丸山という地が日興師最後の地でした。確定はしていませんが、
この丸山という場所は山宮の東側あたりの小さな小山かと推測しています。
825 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 02:53:25 ID:HEQPULS20: あと、このＨＰにはいくつかの写真と石川氏の系図、そして石川八幡宮も
あります。

石川氏も私と同じ源氏系ですから氏神として八幡信仰がある。波木井の場合だと、
日蓮宗身延山病院から北側波木井川にかかる波木井橋を渡った波木井山の山麓、道路端にある。（笑）

清和源氏武田流は韮崎の武田八幡宮から分霊したもので石川氏のものも同じでしょう。

八幡あるところに源氏系あり、です。（笑）
826 ：風神：2007/11/02(金) 02:55:04 ID:yjvZK9sI0: 波木井坊竜尊@日蓮宗葵講さん
色々とありがとうございます。

日本は「民話の国」「昔話の国」でもありますよね。全国、どこに行っても郷土の民話が豊富にあります。ただ、高齢化によって、語り部が減ってきているのが心配ですが。

同じく、中世の坊さん達も、祖師や中興の祖に仮託した物語、伝説を作っています。自山に箔をつけ、信者に「有りがたや」と崇拝させるためにも必要でしたし、また、信者もそういった「物語・伝説」を求めていたのでしょうね。

上代の大石寺にいったい何が有ったのでしょうか。今は深夜、思考の回転も鈍っていますが、思い浮かぶのは、宗祖・日蓮大聖人にまつわるものは、せいぜい曼荼羅数体、御書数冊ぐらい。後は日興上人の書写本尊ぐらいでしょう。

そして、北山本門寺、西山本門寺、久遠寺、保田妙本寺、京都・上行院、住本寺などの寺院経営が確立し、それぞれが自山の正統を主張するようになれば、当然、大石寺も対抗せざるをえません。でも決定的なものが「ない」。では、どうすれば?そこで「作っちゃおう」とか、「今あるものをこういうことにしちゃおう」となるわけです。

戒壇本尊・・・・これまでの考察では6世日時から8世日影あたりと睨んでいるわけですが、当時の坊さん達は「重宝の創作」、「御遺文の偽作」はおつなものでしたからね。というか、全然悪気はない、罪の意識ゼロ、むしろ寺と信者のためには当然、また正当化される、という風潮だったのでしょうね。

それが「事実」として伝承され、次に継承して、現在に至る。しかし、2000年を境に「明かされてしまう」・・・やっぱり「今がその時」なのでしょうね。
827 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 03:35:52 ID:lrPL3PUc0: >>826
原因はいろいろ考えられます。庇護者であった南条氏の衰退だとか戦乱、北朝南朝に
別れたとか、あと御指摘なようにたくさんの寺院の建立とか。

偽造・偽作と言っても真っ向から否定するのではなく、そこには歴史的背景や必然性が
あったわけです。その背景や必然性を考察するのも歴史を考えるうえで必要なことだと
考えるわけです。

私の勝手な推測ですが有師の前あたりが臭いと踏んでます。
有師は本栖湖ー下部経由で身延に来た形跡があるからです。
828 ：沖浦克治：2007/11/02(金) 08:25:32 ID:atMhHbms0: 　少し話題が違いますが、お読みくだされば幸いです。

　法華講衆

　コレはどう言う意味でしょうね？
　法華宗。
　コレは意味がよくわかります。
　講。がつくと、既に出家と在家に差別意識を感じます。

　熱原の方々は日蓮聖人様とお会いした事がありません。
　興師の弟子の方々です。
　御本尊様も頂いてなかったのです。
　内得信仰ですね。
　文字は読めない人がほとんどです。
　経文は読まないままお亡くなりになられました。

　では、何故これほどの大難に退転をしなかったのか？
　最も知りたいですね。

　一つは興師との人としての信頼関係。
　興師を信じ、気付けば首の座にいた。

　人と人の信頼の連帯と共鳴を感じます。
　差別があれば不可能ですよ、こんな事は。
　もし、興師が信徒で、神四郎が出家ならば、双方立場を変えて同じ行動をとられたでしょう。
　人の共鳴とはそのようなものです。
　この一点から、法華講。と言う言葉は出にくいですね。
　たとえ命名がそうあったとも、現在とは全く違う人間関係です。

　法華講。

　時代遅れな言葉です。
　響きが悪すぎるのです。

　聖人様が命名された。
　こう言う方がよくいますね。
　つまらない自慢です。

　身延山久遠寺。波木井山円実寺。

　蓮祖ご命名です。

　大石寺？？
　そんな寺、日蓮聖人はご存知ですらありませんよ。

　法華講理論では大石寺などは亜流です。
829 ：卞氏：2007/11/02(金) 11:44:06 ID:ITUUwAbk0: 「講衆」
現代語では「～グループ」くらいに相当するものでしょうかね？
830 ：鉄齋：2007/11/02(金) 12:43:23 ID:5PyH9veAO: >>828

いま「講中」で調べましたら
村落ごとに一日とか十日とか日をきめてお坊さんを呼んで読経をしてみんなでご馳走を食べる………

みたいなニュアンスの様です。
熱原の農民のようなある意味エキセントリックな主旨は薄そうです。
江戸時代の寺請けのコミュニティみたいな感じですね
ちょっと極論ですが天草の隠れキリシタンの結社みたいな性格がむしろ近いのではないでしょうか？
命がけで信仰を権力から守り抜くと言う点でです。
831 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 12:59:53 ID:E3i/8wOc0: >>828
古書で北山本門寺建立に合力、小泉法華衆（講）とかいう記述があるんです。
別に差別的呼称ではありません。
832 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/02(金) 13:01:35 ID:E3i/8wOc0: >>829
>>830
私が正確な書き方をしなかったのですみません。古伝に”法華衆”という記述が
よくあるので。
833 ：鉄齋：2007/11/02(金) 14:08:54 ID:5PyH9veAO: >>832

了解しました＾＾
834 ：名無しさん：2007/11/02(金) 17:22:35 ID:QB1dgz/k0: 確か小泉久遠寺の基となる小泉法華堂も日郷師時代に建立されてましたよね？
835 ：風神：2007/11/03(土) 00:38:54 ID:zJ.MvCCU0: >　822
しかし僕ら日蓮宗とは決定的な違いがそうさせているのではないでしょうか？
日蓮宗は真筆の御遺文や遺物などがたくさんある。
>　つまり日蓮宗には”日蓮”の足跡がそこかしこにあるわけです。

確かに。日蓮大聖人の真骨などもその好例でしょうね。
ちょっと考えてみました。結果、文献上では日蓮正宗には厳しいものとなりました。

【　大聖人の真骨は大石寺にあるとの主張　】

①　日蓮正宗の主張・典型例

翌・正応二年春、日興上人は、先師大聖人の仏法のすべてを譲り受けられた総貫首としての御立場から、弘安二年の大御本尊、大聖人の御聖骨、そのほか一切の御霊宝を奉持され、身延を離山なさいました。

これ以後、文字どおり、もぬけのからとなった身延山は、大聖人の仏法とは似つかぬ、悪鬼魔神の乱入せる謗法の山となりはてたのです。

なお、今日の身延山の堂塔は、徳川時代の初期、大聖人のお住まいになられた久遠寺とは反対側の場所に、わざわざ山を削って建てたもので、じつは日蓮大聖人の霊跡でも何でもない、いわば、徳川幕府の権力と結びついて成立した、寄せ集めの新興宗教にすぎません。しかも現在では、売店等で曼荼羅様の本尊をみやげ物として売り出したり、境内にキツネや鬼子母神を祀って本尊雑乱の姿を晒らしたり、また呆れたことに、彼等が本尊と崇める釈尊像の頭部が盗み取られるといった事件も発生するなど、まことに不相伝の邪教ならではの醜態を現じております。

さて、晩年になって改心し、日興上人のもとを訪れている五老僧の一人・日朗師は、「日向は禅・念仏の宗旨にも劣れり」と述べ、また中山系の日親師も、その著書『伝燈抄』に、身延離山の真相を述べた後、「下馬をも成す可からざる上は参詣は沙汰の限りなり」と述べていますが、これは、当時の一般日蓮門下の間においても、日興上人身延離山の真相および身延山の大謗法が、周知の事実となっていたことを示しております。

後世になって、身延を本山とする日蓮宗などが衰退しゆく自らの教団と生活の維持を狙って、「日興上人は宝物や御聖骨を盗んで身延を逃げ出した」等と、悪口のかぎりを尽くしていますが、これでは、身延山がもぬけのからとなった事実を自ら宣伝するようなものです。

②　日興上人日目上人正伝　大石寺発行
「日興跡条々の事」
一　大石の寺は御堂と云ひ墓所と云ひ日目之を管領し修理を加へ勤行を致し広宣流布を待つべきなり～　
(を引用して)
とあるから、大御本尊並びに御影(最初仏)の堂と、大聖人の御灰骨安置の廟所が開かれた事もまちがいない。

⇒　大聖人そのものの「御灰骨」がある?しかも「まちがいない」と。

③　「早川一三君の富士日興上人身延離山の研究を読んでその蒙を啓く」日淳
日淳上人全集　P1335
此御文書は日興上人が日目上人へ大石寺を御譲り遊ばされた時の手継ぎの御書付けである。此の中に大石寺は御堂と云ひ墓所と云ひと仰せられてあるが、御堂といふは、大聖人の板御本尊がまします故であり、墓所と云ひとは大聖人の御灰骨がまします故である。そこで此の御文を以て本問題を判断すると又全く議論の余地なく大聖人の御遺骨は大石寺にましますといはなければならない。

⇒　「全く議論の余地なく大聖人の御遺骨は大石寺にまします」ということです。
836 ：風神：2007/11/03(土) 00:42:29 ID:zJ.MvCCU0: ④　1662年・寛文2年12/18　(滅後381年)　17世日精　「家中抄」日興(富要 5-159 )
日興は波木井の謗法改まる可らずと思し召しければ謗法の地には居るべからずとて出で給ふ、板御本尊、生御影、其外御書物御骨等まで取り具して離山し給ふ、

⇒　日精によれば、身延離山時に「御骨」を持ち出したということです。

⑤　1725年・享保10年　(六巻抄再治)　文底秘沈抄　26世日寛
彼の御身骨は正しく興師離山の日之れを富山の下に移し、今に伝えて之れ有り、塔中の水精輪に盛ること殆んど升余に満つ、

⇒　大石寺の「大聖人の御身骨」の分量は「塔中の水精輪に盛ること殆んど升余に満つ」と。

⑥　1823年・文政6年5月　(滅後542年)　48世日量「富士大石寺明細誌」
一、日蓮聖人御身骨玉瓶に入る升余一瓶
武州池上に於て茶毘し奉る所の頭面の御舎利なり、粲として円珠の如し。
右御本尊並に御骨等当山に安置する故に日興より日目への遺状に曰はく、大石の寺は御堂と云い墓所と云い日目之を管領し修理を加え勤行を致し広宣流布を待つべきなり云云。

⇒　98年後には「頭面の御舎利」となりました。

⑦　1879年・明治12年1/3　両山問答における、大石寺52代日霑の回答　(富要 7-104 )
蓋し当山瓶中に盛る処の者は全骨にあらず僅かに胸部より頭脳に至るまでの御骨にして其の余は身延に残し給へるか其の情知るべからず

⇒　また変わりました。「頭面の御舎利」から56年後には「僅かに胸部より頭脳に至るまでの御骨」です。大石寺の遺骨管理というのは、此の頃から問題だったのですね。
837 ：風神：2007/11/03(土) 00:43:44 ID:zJ.MvCCU0: 【　日蓮・日興の時代　】

では、ここで一転、日蓮大聖人・日興上人の時代を確認してみましょう。

①　池上における大聖人の御遺言
1282年・弘安五年9/19　　波木井殿御報　　
さりながらも日本国にそこばくもてあつかうて候みを九年まで御きえ候いぬる御心ざし申すばかりなく候へばいづくにて死に候ともはかをばみのぶさわ（身延沢）にせさせ候べく候。～九月十九日　

②　大聖人の墓所は身延に造られる　　　　
宗祖御遷化記録・墓番帳より
一　　御所持仏教の事　
御遺言に云わく
仏は　釈迦立像　墓所の傍に立て置く可し云云。
経は　私集最要文註法華経と名づく
同じ墓所の寺に篭め置き六人香華当番の時之れを披見す可し自余の聖教は沙汰の限りに非ず云云
仍つて御遺言に任せ記する所件の如し
弘安五年十月十六日　執筆日興　　花押

定　　墓所守る可き番帳の事（次第不同）　　
正月　　　　　　弁阿闍梨
二月　　　　　　大国阿闍梨
三月　　　　　　越前公　淡路公
四月　　　　　　伊与公
五月　　　　　　蓮華阿闍梨
六月　　　　　　越後公　下野公
七月　　　　　　伊賀公　筑前公
八月　　　　　　和泉公　治部公
九月　　　　　　白蓮阿闍梨
十月　　　　　　但馬公　郷　公
十一月　　　　　佐土公
十二月　　　　　丹波公　寂日房
右番帳の次第を守り懈怠なく勤仕せしむ可きの状件の如し。
弘安六年正月　日

③　身延離山直前の日興上人の身延山に対する認識
1288年・正応元年11月日　「与波木井実長書」　日興上人
「一閻浮提之内日本国、日本国之内甲斐国、甲斐国中波木井郷久遠実成釈迦如来之金剛宝座也、天魔波旬不可悩、上行菩薩日蓮上人之御霊崛也、怨霊悪霊もなたむべし」
（日蓮宗宗学全書2-169）

⇒　一般論ですが、身延を「上行菩薩日蓮上人之御霊崛也」と明確にいわれている日興上人が、果たして直後に真骨を持ち出すでしょうか?
日蓮正宗なら「持ち出す」というでしょうが、それは「日蓮正宗信仰者としての願望が言い切らせる」ものでしょう。客観的な史料の確認を続けましょう。

④　身延離山の時、日興上人は大聖人の真骨はどうされた?
1288年・正応元年　　原殿御返事　　「祖師伝」より引用
「追て申し候、涅槃経の第三第九の二巻御所にて談じて候しを愚書に取具して持ち来りて候、聖人の御経にて渡させ給ひ候間慥に送り進らせ候、兼て又御堂の北のたなに四十九院の大衆の送られ候し時の申状の候し御覧候て便宜に付け給ふべくや候らん見る可き事等候、毎事後信の時を期し候、恐々、外典愚抄共の候後進に又給はるべく候、恐々。」

⇒　日興上人が身延を離れる時「身延山で使用していた、涅槃経の中の二巻を使用のまま持ち出してしまい、それを返還した」ということは、興師は身延山久遠寺に常住すべきものは持ち出さなかったということでしょう。
「はかをばみのぶさわ（身延沢）にせさせ候べく候」「上行菩薩日蓮上人之御霊崛也」・・・この二つを加味すれば、尚更のことです。
838 ：風神：2007/11/03(土) 00:45:53 ID:zJ.MvCCU0: ⑤　「富士一跡門徒存知の事」　
一、甲斐の国波木井郷身延山の麓に聖人の御廟あり而るに日興彼の御廟に通ぜざる子細は彼の御廟の地頭南部六道入道［法名日円］は日興最初発心の弟子なり、此の因縁に依つて聖人御在所九箇年の間帰依し奉る滅後其の年月義絶する条条の事。

⇒　本書の著者、重須初代学頭・日澄(異説あり)は「身延山の麓に聖人の御廟あり」「日興彼の御廟に通ぜざる子細は彼の御廟の地頭南部六道入道」と、身延山久遠寺に大聖人の「御廟」が有る、と明確に記述しています。そう、身延山に大聖人の「真骨」を奉安していると、日興上人のお側にあった日澄(若しくはその系統の人物)が記しているのです。もし、大聖人の「真骨」が離山時に持ち出されていたのなら、このようなことは書かれなかったでしょう。

⑥　「五人所破抄」日順　　
日興が云く～抑身延一沢の余流未だ法水の清濁を分たず強いて御廟の参否を論ぜば汝等将に砕身の舎利を信ぜんとす何ぞ法華の持者と号せんや、迷暗尤も甚し

⇒　本書の著者・重須二代学頭・三位日順は「日興が云く」として身延に参詣するのは、「砕身の舎利=真骨」によるものであり、法華の持者とはいえないと制誡。日興上人の認識として、「身延山久遠寺は砕身の舎利がある御廟」としています。
これらに対して現在の日蓮正宗は「身延山にあるのは御廟だけで中味はカラッポです。真骨はない」とします。しかし、それが事実でしたら、それらしきことをこの上代に示されたことでしょう。

⑦　日順雑集　　(富要 2- 94)
開山より日順に伝はる法門
一、身延沢に神参せらるる大謗法と云ふべし、全く知らずと云ふは八幡諏訪・なんどと申すは宗廟神なり何れは参られ候ぬやらんと責むべし、社は有れども謗法の国なる故に諸神・天に去り玉ふ由・申さば其分を牒を取りて・さては身延山には上人の御廟は有りと云も師檀共に師に背き謗法せさせ玉ひ候間・謗法の所には上人御座すべからずと責むべきなり。

⇒　日順が日興上人の仰せとして「身延山には上人の御廟は有り」と・・・。

⑧　「尊師実録」日尊が語ったものを弟子の日大が記したもの
日蓮宗宗学全書2-413
日興上人仰せに云く、全身、砕身二種の舎利あり、彼は砕骨也、法門は全身也、砕身に依るべからず、～身延の沢御退出の刻、公方・聖教・世事・雑具等、皆悉く御墓所に之を置くべき由、衆徒に相触れられし時、面面供奉の人人一紙半銭も持ち出る事無し、爾れば末弟等の中に、身延参詣何の不可云々、将又、大聖人の御遺骨、身延山に納め奉るの之段、誰が疑貽を致さんや

⇒　日尊は日興上人の仰せとして「大聖人の御遺骨は身延山に納め奉る」と明示しています。

以上、長々と見てきましたが、
「日蓮大聖人の真骨を日興上人が持ち出した、という文献は上代にはなく、逆に御廟は身延山と明記されており、それは真骨が同所に有ることを意味する」
もちろん、日蓮宗身延山久遠寺が現在までどのように日蓮真骨を保管してきたのか、現状がどうかは別として。

「中世以降、大石寺に真骨と主張しだしたが、貫主によって言うことが違い、信用するに値しない」ということが確認できます。

これに対し、「信仰上考えられない」と言ってもですね、それは「日蓮正宗の信仰として」ということでして、それと史実とは別物です、ということです。文献・史実として残っているものにはどうしようもない、受け入れる以外にない、ということですね。
839 ：風神：2007/11/03(土) 01:00:45 ID:zJ.MvCCU0: >　法華講。
時代遅れな言葉です。
響きが悪すぎるのです。

聖人様が命名された。
こう言う方がよくいますね。
つまらない自慢です。法華講。

時代遅れな言葉です。
響きが悪すぎるのです。

同感!　
法華講・・・「現在では」なんか、元気がなくなってしまう響きですね。調子が狂います。あー、信者になっちゃった。後は坊さんに貢ぐだけ。
顕正会・・・これ、不気味な響きです。カルトな軍団です。
840 ：富士門：2007/11/03(土) 09:06:13 ID:udk8jCPQ0: 顕正会・・・これ、不気味な響きです。
↑
同名の医療法人が静岡、埼玉に有って迷惑しているそうです。
「私たち医療法人社団顕正会（けんせいかい）は、宗教法人顕正会（けんしょうかい）、冨士大石寺顕正会（けんしょうかい）とは、一切関係がございません。」
841 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/03(土) 10:20:59 ID:EMeEO/Z6O: >>840

その顕正会医療法人、家からバスで近くにありますよ
はじめて見た時はさすがにびっくりしました。
842 ：富士門：2007/11/03(土) 10:35:44 ID:udk8jCPQ0: 宗祖遺骨については、由比宏道著『毒鼓の縁』（美濃周夫氏も多用している）

「興師は身延より何一つ持ち出してない。自分の荷物に宗祖お経が混ざっていたのを返却されたいる位である。
我々は身延に宗祖正墓が有ると信じているのを「謗法の身延に宗祖の遺骨を興師が置いておくわけ無い、遺骨は大石寺に有る」と
主張するので「それでは誰か盗んで行ったのだろう」と反論したまでだ。
開山に骨盗人の汚名を着せているのは大石寺関係者だ。
目師譲り状に「墓所」と有るから遺骨は大石寺に有ると言うが、興師も多少の分骨が有った様でそれを「墓所」としている。
堀師が身延の遺骨は焼かれ方が少ない云々怪しいと言ったとしてるが、堀師は御骨の研究家かね？」

由比氏は他派ですが、真面目な求道者で、特に小樽問答の会場に身延山真骨瓶の写真の「まさか馬の骨では有るまいな？」との揶揄を許せなかった様です。
それこそ大石寺こそ「まさか馬の骨では有るまいな？」と言いたかったのでしょう。
843 ：富士門：2007/11/03(土) 11:12:38 ID:udk8jCPQ0: 此の由比氏は他派（仏立宗？）ながら奉安殿御開扉受け板本尊を「黒漆の金箔文字で首題以外は良く見えない」と感想を述べています。
『毒鼓の縁』には大石寺関係以外にも昭和３０年代の洋館の旧学会本部、２階の仏間の大広間の写真も載っており、宗門、学会内部に協力者が
いたと思われます。
尚、当時の血脈、板本尊、本仏論、真骨論の疑問を池田先生自ら反論インタビューを週刊誌に載せています。
今思うと、皮肉ですが。
844 ：富士門：2007/11/04(日) 08:33:09 ID:bnoH7CC.0: 中杉先生の教団「正理会」では「在家僧侶養成講座」を始めたみたいですよ。
845 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/04(日) 14:53:28 ID:L7XkBgdA0: >>834
小泉久遠寺の前進は大石寺の坊を移築したものです。

小泉久遠寺は現在でも富士宮市小泉にあり１０００軒の檀家を持つ由緒寺院で
石山でも創価学会でも北山でもない法華集のあつまりで北山本門寺も豪族石川氏
だけでなく、この小泉法華衆も合力した、と古伝にあります。

御指摘の通り郷師ラインの寺院で、下条東光寺ー大本山小泉久遠寺ー保田となります。

今御在命かどうかはわかりませんが小泉久遠寺の下足番のお婆さん、保田謂れのある
人物だったと記憶しています。
846 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/04(日) 14:56:53 ID:L7XkBgdA0: あと保田の兄弟寺院というのが富士宮の北山にあります。北山本門寺の北、
石山の鬼門方向にある北山本妙寺、という寺でやはり日蓮宗寺院です。

この寺は石山の鬼門を守る寺院なんだそうです。（笑）
日蓮宗寺院が石山の鬼門を守る格好になっている。こちらは現在北山系になっています。

しかし郷師のラインは日蓮宗か単立になっているというのは歴史の皮肉ですね。
847 ：波木井坊竜尊@日蓮宗葵講 ◆rMNMPSLh1Y：2007/11/04(日) 15:09:41 ID:L7XkBgdA0: 風神さん。

石山系では偽書とされていた波木井殿御報ですが、最近の研究で日興代筆による
真筆であるとの判断が下されたのをご存じでありますか？

波木井殿御報には

畏み申し候、みちのほどべち事候はでいけがみまでつきて候、
みちの間山と申しかわと申しそこばく大事にて候いけるをきうだちにす
護せられまいらせ候いて難もなくこれまでつきて候事をそれ入り候ながら悦び存し候、
さてはやがてかへりまいり候はんずる道にて候へども所らうのみにて候へば不ぢやう
なる事も候はんずらん。
さりながらも日本国にそこばくもてあつかうて候みを九年まで御きえ候いぬる御心ざし
申すばかりなく候へばいづくにて死に候ともはかをばみのぶさわ（身延沢）にせさせ候べく候。

とあります。
848 ：富士門：2007/11/04(日) 18:32:12 ID:bnoH7CC.0: 「身延山は世界の中で上行菩薩の金剛法座で有る」（波木井殿御書？）は
興師筆と聞いた事有りますが、真偽は如何でしょうか？
849 ：富士門：2007/11/04(日) 18:55:50 ID:bnoH7CC.0: 「日蓮宗現代宗教研究所」において松本修明師（勝弥氏）も講演してますね？
850 ：名無しさん：2007/11/04(日) 19:48:23 ID:NwNqe4/oO: age
851 ：風神：2007/11/05(月) 02:54:19 ID:NvJEPWBs0: >　847
石山系では偽書とされていた波木井殿御報

そうでしたか。ただ、日蓮正宗が発行した「創価学会『ニセ本尊』破折」の「第七章御本尊の書写・授与について」では、「波木井殿御報」を日興上人の代筆として、引用していますね。

　56　学会では、『百六箇抄』の「上首已下並びに末弟等異論無く尽未来際に至るまで予が存日の如く、日興嫡々付法の上人を以て総貫首と仰ぐべき者なり」の御文を、後人が勝手に書き加えたもので、大聖人の御書ではないといっていますが、それは本当ですか。

『百六箇抄』のこの御文を「御書ではない」などというのは、本宗相伝の仏法を知らない人の言です。御書全集には、日興上人が大聖人の代わりに後半部分を書かれた『竜泉寺申状』をはじめ、全部を代筆された『波木井殿御報』、また『御義口伝』や『御講聞書』のように大聖人の教えを日興上人や民部日向が筆録した講義録など、大聖人の直筆でない御書が多々収録されています。まして『百六箇抄』のような相伝書の場合は、大聖人の御法門を整足するという性格上、大聖人の常の御文体とは違った形で表現されることは当然です。
もし、「大聖人の御筆によらなければ御書とはいえない」というのであれば、相伝書はすべて大聖人の御書ではなくなります。

ついでに言えば、

>　『百六箇抄』のこの御文を「御書ではない」などというのは、本宗相伝の仏法を知らない人の言です。

というのは、逆転の話法で「無いものを有るとする」いつもの論法です。悪質な話法ですね。こういったものに引っかかって、騙されてはいけません。
話しが逆で、「だったら、該当部分が日蓮大聖人の教えであると、誰人にも分かるように客観的に証明してみなさい」との指摘が本来です。

しかも「百六箇抄」と言ったら「京都・上行院・住本寺」の相承書ではないですか。「二箇相承書」は北山本門寺より、「両巻相承書」は京都より、そして「御本尊七箇相承」も然り。

更に、日蓮正宗・大石寺の後付のものはこんな感じですかね。

・奉安堂の板本尊は、金原さんの本によれば日時師から日有師の頃に作成。「本門戒壇の大御本尊様であり日蓮大聖人出世の本懐」と、位置付けは22世日俊から、確立体系化されたのは26世日寛師以降。

・御歴代御法主上人猊下のみの、唯授一人金口嫡々血脈相承なる血脈神話は、左京日教以降。更に26世日寛師の代で大石寺教学として確立体系化。

・日蓮大聖人の血脈法水=御内証を御法主上人猊下が所持=猊下即大聖人の貫主信仰は、これも同じく左京日教師以降で、26世日寛師により確立体系化。

・血脈附法の御法主上人お一人のみに本尊書写・伝持・下付の大権、も同じ。

・御法主上人猊下は尊信の対象たる僧宝であられるも22世日俊から、26世日寛師以降に確立体系化。

・ついでに、「国立戒壇の御遺命」は明治・大正期からでしたね。

これによって益を得たのはもちろん大石寺門流で、片田舎の日蓮系の寺院・門流が「日蓮さまの法魂がおわしますらしい。なんかすごいぞ、ありがたいぞ」と思われるようになり、そこそこの信者は集まったのですからね。ただ、その反動で、これら大石寺教学が他門から攻撃されたのも、当然といえば当然でした。

創価学会の牧口初代会長は日蓮信仰圏に入るに際し、比較消去法で日蓮正宗・大石寺を選んだのでしょうか。ベストではなく、ベターで選択ですかね。
「我々は謗法の真っ只中に敵前上陸したのだ」と、入信直後に発言したのが、それを物語っているように思われます。

日蓮正宗の法華講ではなく、独自に創価教育学会を創立し、これまた独自に活動したのは、当時の諸状況を知れば知るほど、画期的・独創的だったと思います。
852 ：風神：2007/11/05(月) 03:08:00 ID:NvJEPWBs0: > 848
真偽は如何でしょうか？

これは
>　837
に引用した、下記の文献と思います。

1288年・正応元年11月日　「与波木井実長書」　日興上人
「一閻浮提之内日本国、日本国之内甲斐国、甲斐国中波木井郷久遠実成釈迦如来之金剛宝座也、天魔波旬不可悩、上行菩薩日蓮上人之御霊崛也、怨霊悪霊もなたむべし」
（日蓮宗宗学全書2-169）

真偽を断ずる資料は手元にはありませんが、文面内容からすれば、1289年・正応2年春の身延離山前年の書ですから、日興上人としては波木井実長の信仰に対する教示として、身延山はかような大事大切な地であるのだから、波木井氏は身延山の地頭として、信仰の正道を、という意味合いで出されてもおかしくないでしょうね。
853 ：風神：2007/11/05(月) 03:19:58 ID:NvJEPWBs0: > 823
I氏

I氏の主な論文は以下でしたね。

１、佐渡に於ける四條氏領地・・いかだ郷・・について

２、波木井郷の歴史について――「玉葉」(安元二年十月条)と施薬院及び四条頼基について

３、日蓮聖人「立教開教」と虚空蔵・妙見尊の関係
　　　　両尊同一視の「星神信仰」清澄寺では統一的に祀られた

４、日蓮聖人「立教開宗」における妙見尊と虚空蔵菩薩の関係

５、宗祖のご舎弟・貫名藤平家の伝承考

６、日興上人「本門寺根源」初期道場の位置について
　　　重須地頭・石川氏との関わり

７、「龍口法難における日蓮聖人の方人考」

８、日蓮聖人を取り巻く信者達―池上氏・四條氏について
　　　付・池上氏、四條氏の苦悩と、その信仰的脱却

>849
そうてたね。学者的な肌合いと見ましたが。
854 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/05(月) 22:00:25 ID:hP5/RxeoO: アゲます
855 ：風神：2007/11/05(月) 22:16:27 ID:9A65kTwU0: ＞　816
にて、「大乗非仏説」に対して反論をした風神でしたが、法華講員さん達からは「大乗非仏説論者」と手法が同じだと言われてしまいました。(苦笑)

【　法華講員さん達　】

法華講Ａ：「彼ら、誰かにそっくりじゃない?」

法華講Ｂ：「そう、大乗非仏説論者と似てるよね？」

法華講Ｃ：「釈迦の活動した地方ではパーリ語だった、でも大乗経はサンスクリット語だからおかしい・・」

法華講Ａ：「なんか似てるよね。」

法華講Ａ：「経典の結集は小乗経の方が先、大乗経は後だから、後世の偽作だ？」

法華講Ａ：「なんか似てるよね。発想そのものが・・」

法華講Ａ：「後から結集したということであれば、小乗も数百年くらい経過しているし、大乗と同じ、如是我聞で結集された条件は同じ。また、小乗結集から大乗結集が１００年以上経過しているといっても文字にしてなかっただけのことで、当時の暗記を託された修行者の記憶力は大変良かった訳で、現代人の記憶能力から考えて『おかしい』ととらえるのは、教えの高低を理解できない者の論理、木を見て森を見ない愚か者とは大乗非仏説論者のことだよね。　教えの高さを持って取捨しなければならない。」

法華講Ｂ：「そうそう、さらに大乗では、『未顕真実』『二乗作仏』『久遠実成』等、真の一念三千は法華経本門にしか説かれていない。法華経本門が存在して小乗大乗すべての教えが円満な教えと開かれるんだから・・木を見て森を見ない愚か者だね。」
今回の○坊氏の議論でいえば・・＜お～っと　ストップ！＞

【　風神　】

いやー楽しいですね。法華講員さんの論法は。
大乗仏教は釈迦の直説ではなく後世成立したものであり、法華経も然り。で、大乗仏教は口伝などで継承されてきたのだから、日蓮大聖人以降も口伝で秘奥の法門が継承され、戒壇板本尊が密附されて口伝でその意義が伝えられ、板本尊自体も秘蔵厳護であったということですか。要は、初期仏教と同じ形式である、ということですね。

整理すると、法華講員さん達は上座部仏教、大乗仏教の継承の法軌を引き合いに出して
「戒壇板本尊は大聖人より興師に密附され、その御事は唯授一人金口嫡々の口伝相承であった故に、日蓮・日興の上代に客観的文献、文証は無いのだ。大乗仏教・法華経も釈尊直説という客観的文献・文証はないだろう、それと同じだよ。それでも文証出せというのは、『法華経が釈尊直説だという文証出せ』という愚か者と同じだ」ということが言いたいのですね。
考え付く限り、何でも引用して、自説の正当化のために使用する、日蓮正宗的発想の真骨頂でしょうね。かかる論法を、よく思いつきました。（笑）

◆　ならば法華講員さん、以下も全部正しいことになりますよ。

「日代八通の譲り状は日興上人より日代上人への唯授一人血脈相承の際に渡され、秘す可しとされたのだ。故にそれを証する上代の客観的記述・文証はないのだ。大乗仏教・法華経も釈尊直説という客観的文献・文証はないだろう、それと同じだよ。」

「日妙譲り状は日興上人より日妙上人への唯授一人血脈相承の際に渡され、秘す可しとされたのだ。故にそれを証する上代の客観的記述・文証はないのだ。大乗仏教・法華経も釈尊直説という客観的文献・文証はないだろう、それと同じだよ。」

「日朗譲り状は日蓮聖人より日朗上人へ相伝され、秘す可しとされたのだ。故にそれを証する上代の客観的記述・文証はないのだ。大乗仏教・法華経も釈尊直説という客観的文献・文証はないだろう、それと同じだよ。」

「本因妙大本尊は弘安2年10月12日の造立、大聖人より日目上人に密附せられ、目師は西大坊(蓮蔵坊)に収められ深く秘されたのだ。その後、一時本堂に奉安されたものの、南北朝の騒乱により、日有上人が井出の館に移動され、今日まで秘されてきたのだ。故にそれを証する上代の客観的記述・文証はないのだ。大乗仏教・法華経も釈尊直説という客観的文献・文証はないだろう、それと同じだよ。」
等々・・・・。(苦笑)

◆　かかる論法をよし、とするならなんでも「・・・だから正しいんだよ」ということになり、魑魅魍魎の跋扈する異常事態となるでしょうね。論拠としては弱すぎます。理屈ではなく、正面から証明しなければいけません。
856 ：風神：2007/11/05(月) 22:17:48 ID:9A65kTwU0: ◆　さて、ではどうすればいいの？というところで、大聖人滅後の正邪判定法である「文理現の三証」となるわけです。
「日蓮仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず、又道理証文よりも現証にはすぎず」ですからね。

◎　戒壇板本尊の文証は？・・・ないです。有る訳がありませんが。

◎　理証・道理は？・・・大聖人が「将来の戒壇堂のための本尊を事前に図顕」という客観的な証拠はなし。ただ、大石寺関係者が「事前に造立されないわけがない」と、言い回しで主張しているだけ。しかし、史実は日興上人書写本尊で「本門寺に懸け万年の重宝たるべし」と加筆された日蓮図顕本尊が数体有り。故に大石寺の主張はこの「現証」により、相殺されてしまう。

◎　現証は？・・・唯一、大石寺で自主申告している「自称・出世の本懐である、本門戒壇堂に奉安される大御本尊」という戒壇板本尊がある。しかし、鑑定されておらず、というか「謗法不信の輩には絶対に見せない」といって事実上拒否している、故に「日蓮図顕本尊」とは認知されていない。
他門では「偽作扱い」である。創価学会内でも「あれは、少なくとも『後世に創作・模刻された本尊でしょう』という認識が高まってきている。
もっとも、本当に鑑定してしまったら・・・どうでしょう？日蓮消宗かな？まあ、それまでは元気におすごしください。
(この「不信の輩には見せない」もいい加減なもので、実際には明治・大正時代に日蓮宗などの学者に拝観させている。拝観した人はだいたいが「宗祖真筆に非ず」「不審である」とした為、その後見せるのを止めている。ただ、熊田という人物は、拝観後日蓮宗から日蓮正宗に転向した。)

ということで、「文理現の三証」もだめでした。

◆　さあ、どうしますか。話術、幻術・妖術・口八丁でその場しのぎというのは、もう、通用しない時代になってきましたよ。
更に「当時の暗記を託された修行者の記憶力は大変良かった訳で、現代人の記憶能力から考えて『おかしい』ととらえるのは、教えの高低を理解できない者の論理、木を見て森を見ない愚か者とは大乗非仏説論者のこと」とあるように、法華講員さんがいうには「大乗経典の原型は全て口伝されてきた」かのようなニュアンスですが、ここは仏教学の分野ですね。以下の学説も大変に参考になると思います。

「大乗仏教側からの反論
大乗非仏説論に対して、大乗経を奉じる仏教学者たちは以下のように反論した。もし『仏説』を『釈尊の直筆』というのであれば、大乗経典に限らず、最も古いとされている阿含経などの原始経典にしても、釈尊滅後200年頃までに逐次成立したと推定されており、これらの経典もまたすべて非仏説であることになる。なぜなら、すべての仏教経典は、釈尊滅後において仏教徒により編纂されたものであるからである。また双方ともに、編纂者による修飾が加えられている点においても同じである。
すべての経典は、編纂者が釈尊の悟りを追体験し、悟りの精神を言葉を媒介として表現したものであるから、すべてが仏説といえるのである。経は『釈尊が説いたことそのままを文章にしたもの』であるから、底に流れる教えの真理を読みとる必要がある。釈尊が発見した普遍的真理と、その実践を実現していくのが仏教徒に課せられた使命であり、大乗経典は、釈尊の説かれた真理と実践を実現している真の『仏説』なのである。」
という説もあります。仏法継承に口伝の占める割合は低く、「釈尊の悟りを追体験」したということがメインですね。

◆　更に、当たり前のことですけど、日蓮大聖人在世の鎌倉時代はインド・ネパールと違い、「紙に物事を記す」ことが可能となっていまして、各宗・各派の祖師と比較してみましても、日蓮大聖人ほど、門下にお手紙・御遺文・御書を認めた方は、そうはいないですね。日蓮大聖人がいかに「文字に記すことによって令法久住を期されていたか」認識できようというものです。

◆　大乗仏教の釈迦よりの継承、成立の有り様を引き合いに出して、大石寺貫主のみの唯授一人金口嫡々血脈相承の秘伝を正当化しようというのは、かなりムリな話しではあります。
857 ：沖浦克治：2007/11/06(火) 07:41:01 ID:DvlsUiA60: 　大乗経が釈迦のものであろうとなかろうと、私共にはドッチでもいい事ですね。

　私共は既に仏法の究極をしっております。
　その他の教えが何方のものでもいいですね。

　但し学術的な見地からは別に見るべきだとは思います。
858 ：富士門：2007/11/06(火) 08:19:53 ID:y2.xhfXM0: 大乗非仏論は論が過ぎると「ダイジェスト日蓮」の著者某氏みたいに
宗祖、法華経完全否定に陥り易いので注意が必要です。
（南伝仏教が正しいのなら何故その地域が貧困、差別、民族紛争が酷いのか？と
問われ返答に詰まったらしい）

法華経については、「偽作経典」というより、法華経入門（松原泰道著・祥伝社）
「確かにお釈迦様が説いた教典では無いが、崇高な精神で説かれており、お釈迦様が後数世紀生きていたなら同じ思想を説いていただろう」
との説の方が宜しいと思います。
859 ：富士門：2007/11/06(火) 09:55:43 ID:y2.xhfXM0: 大石寺の板本尊、相伝書等は中世正統争いの理屈付けの小道具で、そこに「崇高な精神」は
感じられませんね。
日本人は元々都市伝説みたいのが好きで（義経伝説、徳川埋蔵金伝説等）そこが意外とマッチしたかも知れませんね。
（大石寺伝説を利用したのが小野寺教団）
だから板本尊を鑑定し後世作と判明しても、「あれは日有師頃の戒壇本尊の盗難避け身代わり本尊で、真の戒壇本尊は御宝蔵に広宣流布まで秘蔵されてる」
と屁理屈捏ねる人が出て来るかも？ですね。
860 ：富士門：2007/11/06(火) 10:49:41 ID:y2.xhfXM0: あるいは
井出のお穴伝説を利用し「室町頃、身延派が戒壇本尊を強奪するの噂が有ったので井出の御穴に隠した。しかし井出の御穴から戒壇本尊が何者かに盗まれてしまった。それで当山は仕方なく、以前に模写模刻してあった戒壇本尊写しの御身代わりの板本尊をそのまま安置してきた」
と人のせいにして誤魔化すかも知れませんね。
861 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/07(水) 09:51:37 ID:Xx3sSAykO: >>860

伝承としては面白いですね。
862 ：風神：2007/11/07(水) 12:50:50 ID:/D9iTz0s0: 以下、ある法華講員さんとの問答です。

【　法華講員さん　】
風神君達は、日蓮宗系で発行している「日蓮聖人門下歴代大曼荼羅本尊集成」や、「立正安国会の御本尊集」を有り難がって引用ばかりしている。一方で、本門戒壇の大御本尊様を後世の造立であると公言して憚らない。
風神君一派は悩乱による妄想を既成事実化し、駄弁の垂れ流しをしているにすぎない。
更に言う、風神君一派は、身は創価学会にありながら、心は既に日蓮宗の軍門に下った邪宗邪義の徒であり、天魔の眷属である。
ここで君達に問う。君達は「日蓮聖人門下歴代大曼荼羅本尊集成」や「立正安国会の御本尊集」は信用するも、それ以外の大聖人真筆本尊を認めないのか。
ならば、この二書に収録されている大聖人御真筆御本尊のみが、この世に存在している（あるいは存在していた）全てであると、証明せよ。
それが出来なければ、君達の如き謗法者が喚いている邪難など、犬、野干が吼えるが如きの臆病・小心者・卑劣漢・の戯言に過ぎないのである。

【　風神　】
まあ、そう早とちりをしないでください。相変わらず「常時ハイテンション」ですね。
もちろん、「御本尊集・立正安国会版」「日蓮聖人門下歴代大曼荼羅本尊集成」に所収の本尊だけが、御真筆本尊とはいいきれないでしょう。現実、近年に至っても真筆本尊と判定されたものがありますから。

立正安国会版の「御本尊集」、「歴代大曼荼羅本尊集成」所収の本尊だけが真筆ではない、「まだどこかで眠っているかもしれない」むしろ、その方が常識というもので、それを「全てであると証明せよ」というのは逆切れというもので、「仏法ともうすは道理」なのですから、かかる質問は大人気ない、ということになります。

ここで、日蓮正宗・大石寺と他宗派の決定的な違いは「日蓮真筆本尊ではないか?と思われる本尊が発見・確認されれば、立正大学等の学者や、科学的分析が可能な専門機関による鑑定を受け、真偽を判定している」ということですね。日蓮正宗・大石寺は頑なに拒み続けている、これは何故でしょうか。

【　法華講員さん　】
まさしく真正の大聖人様の御魂魄・御悟りの根源、の大御本尊様である。
信心を持って拝してみればそのあり難さに、君達の邪難等、即時に雲散霧消せしむ御力があらせられる。

【　風神　】
信心で拝せよ、とね。はい、拝しましたよ、何十年も。
日蓮正宗と縁が切れ、「日蓮大聖人直結・御書根本」の日蓮仏法の本道に立ち還った時、法門上、歴史上の考察、相貌の鑑定から、戒壇板本尊は日蓮大聖人と直接の関わりはない、後世の造立である、ということが確認されたのです。もっとも直接、相貌を鑑定し判定をしたのは前代の阿部ゲーカの方が先ですけどね。

ここにおいて、日蓮大聖人の御在世という原点から見れば、現在の日蓮正宗・大石寺の信仰形態は「板本尊信仰＝実質的には器物崇拝・物質信仰」「唯授一人血脈相承信仰＝実は妄想信仰」であり、「本来の日蓮信仰を踏み外している」と断ぜられるのですよ。

では、聞きますが「信心で板本尊を拝す」といっても、「その板本尊がなんらかの理由で無くなってしまったら信心もなくなってしまう、又は信心をなくすしかない」のですか？
「器物信仰・物質信仰」には限界があるのです。

御講聞書　
一等雨法雨の事　仰に云く此の時は妙法実相の法雨は十界三千下は地獄上は非想非非想まで横に十方竪に三世に亘つて妙法の功徳をふるを等とは云うなり、さてふるとは一切衆生の色心妙法蓮華経と三世常住ふるなり云云、一義に云く、此の妙法の雨は九識本法の法体なり、然るに一仏現前して説き出す所の妙法なれば、法の雨をふらすと云うなり、其の故は、ふらすと云うは上より下へふるを云うなり、仍つて従果向因の義なり、仏に約すれば、第十の仏果より九界へふらす、法体にてはふる処もふらす処も、真如の一理なり識分にては八識へふり下りたるなり、然らば今日蓮等の類い南無妙法蓮華経を日本国の一切衆生の頂上にふらすを法の雨をふらすと云うなり云云。

「三世に亘つて妙法の功徳をふる」＝妙法蓮華経の功徳は三世永遠なのに、有限の物質＝楠木板本尊にそれを集約し、出世の本懐・唯一絶対無二、板本尊即日蓮大聖人などとするでしょうか。これこそ、日蓮仏法のイロハというものです。
863 ：風神：2007/11/07(水) 12:52:31 ID:/D9iTz0s0: 【　法華講員さん　】
君達は、このあり難い大御本尊を拝せず、剰え、確たる根拠も提示できずに、ただ怨嫉・悪口・疑惑をなしている。まさに人間界に生まれたとはいえども、蛆虫・毛虫以下の生物である。前世の余りの善徳の無さを哀れむばかりである。
君達は命終の時、地獄の獄卒が迎えに来るぞ、との、お叱りである。その時になって後悔しても手遅れなのである。
今も日々夜々、更に悪業を積み続けている君達の命終の時を考えると、身の毛もよだつ思いである。

【　風神　】
ありがとうございます。邪教・日蓮正宗の人からこういわれるということは
松野殿御返事　
但在家の御身は余念もなく日夜・朝夕・南無妙法蓮華経と唱え候て・最後臨終の時を見させ給へ、妙覚の山に走り登り四方を御覧ぜよ、法界は寂光土にして瑠璃を以て地とし・金繩を以て八の道をさかひ、天より四種の花ふり虚空に音楽聞え、諸仏菩薩は皆常楽我浄の風にそよめき給へば・我れ等も必ず其の数に列ならん

ということですね。

【　法華講員さん　】
日達上人御指南～
・それを見ても鎌倉時代、大聖人の時代にお造りになった御本尊様である、ということがはっきりしておるのでございます。
⇒　この御指南に反論するのなら、それなりの根拠をもってせよ。

【　風神　】
自主申告で「出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」としておいて、「謗法不信の輩に見せるか」とし、それで「鎌倉時代ですと解説」をして「反論してみろ」というのは一人芝居というものですよ。だれが付き合ってくれるのでしょうかね。

【　法華講員さん　】
「三世の諸仏の本初の下種」の本法・御本体であられる「戒壇の大御本尊」様を誹謗する君達は、まさに「一切世間の仏種を断ぜん」であり、成仏の道は完全に閉ざされ、塞がれている。
まさに御仏の悟りからは程遠い低劣・愚悪な境涯に堕している。しかも、「臭きを溷厠に忘る」で、君達自らの、その腐臭を放つ臭糞の臭気を、全く自覚できていない。
その状態で一般社会に紛れ込むのであるから、真に社会的にも迷惑千万な生物である。君達の如き生き物こそ、大聖人様仰せの如く、即時に命根を絶つべき種、であろう。よくよく、我が腐臭を放つ臭糞の体臭を嗅ぎ、自らの醜悪さを自覚するがよい。

【　風神　】
脅しが通用するのは、気の弱いお寺の信徒さんだけでしょう。脅し文句が通用する時代ではありません。法華講員さん、そろそろ気がつくべきですよ。

戒壇板本尊を論じて相当経ちますが、別に「糞臭いよ」といわれませんがね。（笑）
あまり人に向かって「糞臭い」なんて言いまくらない方がいいですよ。そのうち息子さんから「あれ、おとうちゃん、最近、ウンチ臭いんじゃないの」なんて、いわれちゃいますよ。
法華講員さん、人を脅し続けなければいけない宗教をやっていて、疲れませんか？それとも、そういうことを楽しみ、快感と感じさせてくれる宗教なのかな？それはおかしな宗教ですよ。
外部の人に布教する時に、あまり罰論を出しすぎると、日蓮そのものを嫌いになっちゃう人が増えてしまいますので、ホドホドにお願いしますよ。（笑）

【　法華講員さん　】
「二箇相承」は他門流にとっては極めて都合の悪い文献であり、敢えて触れることを避けると考えるのが道理である。

【　風神　】
ならば、都合のいい大石寺に存在せず、北山本門寺からその存在が公にされるというのは一体、どういうことでしょう。大石寺に存在せず=相承されない相承書とは、なんなのですか。

【　法華講員さん　】
二箇相承に戒壇の大御本尊様の御事が顕示されていないのは当たり前である。

【　風神　】
そうですね、存在しないのですから。よくできました。（笑）
864 ：風神：2007/11/07(水) 12:53:57 ID:/D9iTz0s0: 【　法華講員さん　】
壊れた脳髄には何べんでも教え込んであげるが、戒壇の大御本尊様は日興上人お一人への「密付嘱」である。血脈の次第を内外に宣言された二箇相承に「密付嘱」された内容を表示する訳がないではないか。そういう小学生でも理解できる道理が分からなくなっている様が、畜生界　というのである。このような基礎教学はもう忘れたか？

【　風神　】　
ほう、「戒壇の大御本尊様は日興上人お一人への『密付嘱』である」とね。ならばお聞きしましょう。

◎　密付嘱とは、いつ、どこで、誰がそのように言い出したのですか。
◎　それが正しいという根拠はどこにあるのですか。
◎　「密付嘱」説に客観的な証拠があるのですか。自分たちの宗派内だけでの「そのように信ずる」ようにされた、単なる決まりごとではないのですか。
◎　大聖人滅後300年近くたってから、突然「我が寺院に日蓮大聖人出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊様あり」とやったのは何故ですか。何故、それまでは一言も言わなかったのですか。
◎　大聖人滅後300年近くになって、突然出現した板本尊につき、所有者が「いいか、これは大聖人から日興上人への密附だぞ」と言い出すのはその宗派内では勝手にやっていればいいことです。しかし、それを以て他宗教に対して「お前ら邪宗だ。大御本尊を信じろ。でなきゃ堕地獄だ」とかまして、他宗教や一般社会に対して通用するのですか。

◎「血脈の次第を内外に宣言された二箇相承」と日蓮正宗ではいいますが、自称正統嫡流の大石寺からではなく、他系統から先に公開され、真筆があったとも断定できず、違うものが多く、「大石寺にあった」という学僧もその証拠を提示できず、どうして二箇相承に「密付嘱」などといえるのですか。

◎「小学生でも理解できる道理が分からなくなっている様が、畜生界」とはね。（笑）
以下、小学生でもわかる道理です。5、6年生くらいかな。

ものごとはまずは常識で考えてください。ある田舎の日蓮系寺院が、日蓮大聖人滅後10年たっても無い、20年、いや50年、100年更には200年たっても存在しない「今までにない特別な本尊」なるものを日蓮滅後300年近くたってから主張したところで、いったい誰が信用するでしょうか。
更にその本尊を「日蓮出世の本懐」と言い出したのは100年も後のことになります。
「日蓮が秘蔵厳護されたによって、今まで世に存在が知られなかったが、まがうことなき日蓮真筆なのだ」と自主申告したところで、通用するのは寺の中だけ、他宗教では、まずは誰も信じないでしょう。
世間に信用してもらうためには、公の機関により客観的な鑑定を受ける、文証を提示する、世に発表するに至ったまでの経緯を詳細に説明する等、寺の真摯な努力が必要だというものでしょう。
ところがふんぞりかえって「信無きものは地獄に落ちる」「拝ましてやる」などの発言は、坊主の傲慢さの表れそのものでしょう。
865 ：風神：2007/11/07(水) 13:00:16 ID:/D9iTz0s0: 【　法華講員さん　】
大悩乱の風神君よ、よくよく拝すべし。
日顕上人御指南
かの六老僧中、日興上人を除く五人までは個人授与の本尊が残されていますが、日興上人に対しては個人授与の本尊は全く残されておりません。
すなわち、それは存在しないのであります。
その理由は、大聖人、日興上人が唯我与我一体の御境界にわたらせ給い、その上から一期御化導の中心根幹をなす、末法万年の一切衆生救済に関する大事な御本尊を、広宣流布の
ために日興上人に委ねられたからであります。

【　風神　】
それでは、
◎　「末法万年の一切衆生救済に関する大事な御本尊」とは何か、明示してください。
◎　「日興上人に委ねられたからであります」という証拠は。

【　法華講員さん　】
本門戒壇の大御本尊様を否定する君達は、万年救護御本尊を究極の信仰の対象とするのか？否か？どちらであるのか、態度を明確にせよ。

【　風神　】
おっと、誤解をしているね。別に否定してはいませんよ。「再定義」がひつようでしょう、としているだけです。御本尊には変わりないからね。
あと「万年救護本尊を対象」?　はい、対象にはしませんが、それが・・・何か？（笑）

【　法華講員さん　】
もし、否ならば、何を本尊とするのか？明示せよ。

【　風神　】
ああ、そういう意味ですか。はい、創価学会授与の御本尊です。

【　法華講員さん　】
今から、七百年近く前の出来事に対して、こういう詳細な状況が、克明に文献に記録されているかどうかを、吠え付いてくること自体の不毛さと見識の低さが自覚できないことが、貴公らがもはや人間界から畜生界へ堕ちている事の、何よりの証左である。

【　風神　】
しかし、日蓮正宗というのは変った宗派だね。真実を探求しようとすると「人間界から畜生界へ堕ちている事の、何よりの証左」と言われちゃうのですか。これじゃあ、日蓮正宗に入ったら、黙っておとなしく、思考停止で、ゲーカに信伏随従していなさい、ということですね。そんな宗派、誰もやりたがらないですよ。

【　法華講員さん　】
よく幼稚園児の喧嘩で
「そんなこと、いつ言った？何月何日、何時、何分、何秒？」
と、あくまで自分が優位に立ちたいがために、相手をただやり込めたいが為に、悔し紛れに、このような不毛な反駁をしている児がいたが、貴公らはまさにこれと同類である。

【　風神　】
動機は知りませんが、随分と智恵の働く子がいましたね。（笑）
866 ：卞氏：2007/11/07(水) 13:06:32 ID:JTA5Wu7.0: 子供に勝てない法華講員さんw
867 ：鉄ちゃん：2007/11/07(水) 16:43:23 ID:Xx3sSAykO: サルでもわかる戒壇板本尊、大石寺昔話しの真実（笑)ウキーッww
868 ：富士門：2007/11/07(水) 18:48:05 ID:KkFE1ebI0: 中杉弘先生から法華講の樋田氏ＨＰへのコメントが有りました。

Posted by なかすぎひろし 2007年11月06日 10:22
ＨＰみました。ばかばかしい論争でお笑いです。
本尊論争は意味がありません。三宝論は仏宝は日蓮大聖人、法宝は南無妙法蓮華経です。僧宝は日蓮正宗僧俗です。しかしこれでは本国土論が抜けています。大聖人の生まれたのは神国日本でありこれで
基本の教学は完成です。法華講の樋田氏は大石寺の
お肉牙・御秘符どう考えますか？之を見ていたら
お答えください。
869 ：風神：2007/11/08(木) 01:02:46 ID:IXOksn/Y0: 法華講員さんとの問答です。

【　法華講員さん　】
「『本門戒壇の大御本尊』を信じ拝した、以前の創価学会の信仰は誤りだったのか？」

【　風神　】
以前は正しいと思い信じていた『宗派の本尊』も、考察により、鑑定により、他様々な経緯により、実は『後世の造立』であったと明らかになりました。
では、露見以前の『信仰』は誤りであったかといえば、それは『正しかった』といえます。

なぜなら、『宗派の本尊』は造立した『宗派側の問題』であり、信じた人の『信仰』は、『御書に説かれる本尊の教示』のままの、純粋なものであったが故に『物理的には宗派の本尊を拝みながらも、宗派の思惑に関係なく大聖人に直結し、大聖人の本尊そのものを拝するのと変わらないものであった』からです。

【　法華講員さん　】
「では何故、創価学会は現在でも、日蓮正宗・大石寺の歴代である、日寛上人の本尊を拝するのか？」
更にいわく「君達はその大元の戒壇の大御本尊様の真正を疑い、否定しながら、日々その自らが否定している戒壇の大御本尊様を歴代御法主上人が書写された御本尊（御形木も含む）、もしくはその御本尊の変造コピーを拝んでいる。こんな大矛盾があろうか？」

【　風神　】
創価学会の本尊は、現在では邪宗・邪教と罵る相手の大石寺歴代の一人、日寛書写の本尊であり、由来・形式では「大石寺歴代の本尊を拝む」ということになりますが、これは表層のみの観点です。
創価学会の信仰は「大聖人直結・御書根本」であり、御書に教示される「大聖人の指南のまま」本尊を拝していますので、「信仰上では大聖人の本尊を拝するのと変わらない義」がある、といえます。

ではなぜ学会が日寛本尊を選定したのかといえば、ひとえに「創価学会内における日蓮正宗残機」に尽きるでしょう。
大聖人在世に門下の有力檀越が釈尊像を造立しましたが、大聖人はそれらに対し一様に賞賛されております。それは当時の「阿弥陀・薬師・大日」等の他神・他仏に心を寄せる人々が国中に充満する中で、「本師・釈尊」に立ち帰った「その信仰」を愛でられたからです。大聖人曼荼羅本尊に「仏滅後二千二百二十余年之間一閻浮提之内未曾有大曼荼羅也」とあるように、当時は(大聖人の認識として)末法に入って「二百二十余年(又は三十余年表記もあり)」が経過していたのですが、この頃の門下にはまだ前代の「像法時代の機根が残っていた」ということを踏まえての教示であったわけです。

現在の創価学会も同じく「日蓮正宗和合時代の記憶」というものが多分にあり、特に所謂「団塊の世代」以上の方々には「突然スイッチが切り替わって、はい、方向転換」というものは難しいものがあると思います。
故に「日蓮正宗の教義の総点検が行なわれ明確に邪教と判明したものの、過渡期であること、前代からの継続性ということを考慮し、本尊については日寛本尊を拝する。創価学会内の『日蓮正宗残機』の故である。しかし、近き将来のことは次の世代に委ねられている」というところでしょう。

そこで、『由来・形式・誰の書写という表層上の観点』ではなく、『信仰上の観点は大聖人直結・御書根本であり、義においては大聖人の本尊を拝するのと変わらない』ということがいえます。
870 ：風神：2007/11/08(木) 01:05:41 ID:IXOksn/Y0: 【　法華講員さん　】
「いかに理屈をごねても結局は無理があり、矛盾している。君達は頭破七分である」

【　風神　】
はい、大丈夫です。ご安心ください。現状について「矛盾しているようでいて、矛盾していない」というのは大聖人の先例が示されています。

日蓮大聖人は「曼荼羅本尊の意義」について、1278年・弘安元年9月に「浄顕房日仲」に与えられた「本尊問答抄」に
「問うて云く末代悪世の凡夫は何物を以て本尊と定むべきや、答えて云く法華経の題目を以て本尊とすべし～
此れは法華経の教主を本尊とす法華経の正意にはあらず、上に挙ぐる所の本尊は釈迦多宝十方の諸仏の御本尊法華経の行者の正意なり。問うて云く然らば汝云何ぞ釈迦を以て本尊とせずして法華経の題目を本尊とするや、答う上に挙ぐるところの経釈を見給へ私の義にはあらず釈尊と天台とは法華経を本尊と定め給へり、末代今の日蓮も仏と天台との如く法
華経を以て本尊とするなり～
此の御本尊は世尊説きおかせ給いて後二千二百三十余年が間一閻浮提の内にいまだひろめたる人候はず、漢土の天台日本の伝教ほぼしろしめしていささかひろめさせ給はず当時こそひろまらせ給うべき時にあたりて候へ」
と述べられました。

ところが、同年同月の身延の草庵では
1278年・弘安元年9月　「法華経本尊と釈尊像本尊を安置」
上野殿御返事　　弘安元年九月十九日
かかるところにこのしほを一駄給びて候御志・大地よりもあつく虚空よりもひろし、予が言は力及ぶべからず・ただ法華経と釈迦仏とにゆづりまいらせ候、事多しと申せども紙上にはつくしがたし
と法華経と並び、「釈尊像が本尊」であったわけです。

更に
1279年・弘安2年5月　「妙法蓮華経の御宝前」　　
新池殿御消息　　弘安二年五月　　
八木三石(こめさんごく)送り給い候、今一乗妙法蓮華経の御宝前に備へ奉りて南無妙法蓮華経と只一遍唱えまいらせ候い畢んぬ
と「曼荼羅本尊」の記述もあれば、

1280年・弘安3年3月　御仏に供しまいらせて=釈尊像　　身延
上野殿御返事 (弘安三年三月八日)　　
故上野殿御忌日の僧・料米一たはら・たしかに給び候い畢んぬ、御仏に供しまいらせて自我偈一巻よみまいらせ候べし。
と釈尊像も安置されていました。

このように「弘安3年3月」にも「釈尊像を本尊」とされていたことが、その記述からも伺われます。又、「海中いろくづの中より出現の仏体を日蓮にたまわる」の随身仏も終生離されずに所持されており、佐渡の塚原で「我が根本より持ちまいらせて候教主釈尊を立てまいらせ」と拝まれたように、この随身仏に向かい読経・唱題もされたことは間違い有りません。

大聖人は「弘安元年9月に妙法曼荼羅こそ本尊とされたのに、なんでそれ以降も釈尊像を本尊としたのだよ。矛盾ではないか」と一般的には思われるかもしれません。
しかし、大聖人の法門上の本義は三大秘法義の確立であり、その「本尊」については「曼荼羅」が主であったものの、
一、　当時の「像法残機」の門下の機根を鑑みた　(随他施化)
二、　他神・他仏を崇拝する日本国の衆生を本師・釈迦如来に誘引される為　(次第誘引)
三、　法華経の教主・仏・釈尊を崇敬される信仰　(三宝義)
以上の観点から、大聖人は釈尊像を拝されたと推察されます。

これは「門下の機根に合わせられ釈尊像を賛嘆。更に曼荼羅本尊の大事を自身が説示されながらも、上記の観点から釈尊像を拝まれた。妙法蓮華経の題目の広宣流布を優先され、妙法曼荼羅流布は後代に託された」とも拝察されえる事証でしょう。
現在も同じく「妙法曼荼羅の広宣流布が優先され、本尊そのものは前代からの継続性により日寛本尊を使用。しかし創価学会の信仰は『大聖人直結・御書根本』であり、信仰上は日蓮図顕本尊を拝むのと変わらない」といえます。
871 ：風神：2007/11/08(木) 01:07:04 ID:IXOksn/Y0: 【　立正安国論引用の文証について　】
表層を捉えれば矛盾している。しかし、内容を考察吟味すれば矛盾はない、ということは種々先例があります。
大聖人が「立正安国論」にて、四十余年の爾前権教を破されながら、その本文中に「文証」として引用されていることにつき、他宗の者から「矛盾である」と言われ続けたようです。

観心本尊得意抄　　建治元年十一月　
「一北方の能化難じて云く爾前の経をば未顕真実と捨て乍ら安国論には爾前の経を引き文証とする事自語相違と不審の事前前申せし如し、」
それに対し大聖人は「法華経を大綱、爾前権教を網目」とし、
「権教に於ても成仏得道の外は説相空しかる可からず法華の為の網目なるが故に、所詮成仏の大綱を法華に之を説き其の余の網目は衆典に之を明す、法華の為の網目なるが故に法華の証文に之を引き用ゆ可きなり」
と、爾前権教でも成仏得道できないことは除き、法華経の網目であるから文証として用いられる、と教示されています。

おそらく疑難者は、これでも納得せず「日蓮は四十余年未顕真実と罵りながらそれらの経典を文証としている。おかしいではないか。矛盾ではないか」と言い続けたことでしょう。
しかし、肝心なことは「それら四十余年の経典は、末法に利益のある成仏得道の経典である」ということを疑難者は証明できていない、ということです。この証明もできずして、表層のみを捉え「矛盾だ。矛盾だ」と言い続けたら、一生それで終わるでしょう。（笑）自らの立論を証明できずに。

ということで
今、日蓮正宗・法華講諸氏がいうのも同じ図式です。「創価学会は矛盾だ」と一千万回言い続けようとも、一言も「戒壇板本尊の日蓮直造の証明にはなっていない」のです。

ここでみましたように、「日蓮仏法の草創・確立期にあっては、門下における前代からの機根・信仰状態もあり、表層上は異なる本尊・教義も同居しているようであるが、大聖人が法難を経られ、疑難・論難と対峙し、戦われる過程で、三大秘法を確立し、更に和合僧の確立にも尽力され、妙法蓮華経の広宣流布という根本目的を鮮明にせられた」ということがいえます。

同じく「創価学会も、実はその教義の根幹を手作りした宗教であった日蓮正宗と決別し、本尊等の一部に従来からの継続性を有しながらも、日蓮大聖人の原点に立ち帰り信仰、教義を再点検しており、更に今世紀から未来に向け『新たなる日蓮仏法』構築の時代となった。現在はその草創期である」といえると思います。
872 ：富士門：2007/11/09(金) 00:13:14 ID:QC0oQ2SI0: 正理会の中杉弘先生は板本尊絶対信仰は、仏法で無く物法になってしまうと
コメントしています。
873 ：沖浦克治：2007/11/09(金) 07:55:09 ID:0AXZr7Bw0: 　富士門さん、おはようございます。

　同意です。
874 ：沖浦克治：2007/11/09(金) 08:45:48 ID:0AXZr7Bw0: ＞「日蓮は四十余年未顕真実と罵りながらそれらの経典を文証としている。おかしいではないか。矛盾ではないか」と言い続けたことでしょう。
　
　創価学会は日蓮正宗を否定しながら日蓮正宗法主書写の御本尊様を拝んでいる。おかしいじゃないか？
　と、言い続ける人たちと同類項ですね。
875 ：風神：2007/11/10(土) 14:31:46 ID:JvNzBJyw0: 以下、法華講員さんとの問答記録です。

【　法華講員さん　】
君達のいうことは創価学会の公式見解なのか?師匠と仰ぐ池田名誉会長と違うことをいっていれば学会内からも異端視されるであろう。学会内でもごく少数派の悩乱者達よ。

【　風神　】
◆　日蓮正宗・大石寺の教義は、日蓮大聖人の公式見解(大聖人の教えどおり)なのですか?　こちらより、自らの心配をした方がよさそうですよ。根本教義を攻められ答えに窮するからとて、当方の足元をすくおうとしてもムダでしょうね。

日蓮系一宗派のお相手をするのに、創価学会の公式見解などもったいない、一個人の私見で充分でしょう。本題は「日蓮正宗・大石寺の戒壇板本尊は日蓮直造なのか、相承書は本物なのか?」です。
日蓮大聖人は「一切の事は国により時による事なり、仏法は此の道理をわきまうべきにて候」(上野殿御返事　1281年・弘安4年9/20)と述べられています。
今は「正邪分別の時」が到来しているのです。

大聖人は社会騒乱・天変地妖・民衆の不幸をもたらす一切の諸悪の根源として、他宗教を徹底破折しました。破折の活動、門下への大激励の過程で法義が展開、明かされ、独自の法門は確立されていきました。今、創価学会も同じく、日蓮正宗・大石寺との言論戦の過程で日蓮仏法の源流に還り、正邪を分別し、御書を元に指摘しているのです。

◆　日蓮大聖人も念仏者時代は本当の正邪を知らず、法華経の行者を嘲笑しました。同じく創価学会も、以前は日蓮正宗と与同していました。今から思えば、当時の創価学会は妙法蓮華経を流布することを主眼とし、「本当の正邪を明らかにする時至らざる故」であったと考えます。
1272年・文永9年3月　佐渡御書
日蓮も過去の種子・已に謗法の者なれば、今生に念仏者にて数年が間・法華経の行者を見ては未有一人得者・千中無一等と笑しなり

◆　御書にはこうあります。
1278年・弘安元年9/6　　妙法比丘尼御返事　
日蓮は日本国・安房の国と申す国に生れて候しが、民の家より出でて頭をそり・袈裟をきたり、此の度いかにもして仏種をもうへ、生死を離るる身とならんと思いて候し程に、皆人の願わせ給う事なれば、阿弥陀仏をたのみ奉り・幼少より名号を唱え候し程に、いささかの事ありて、此の事を疑いし故に一の願をおこす、日本国に渡れる処の仏経・並に菩薩の論と人師の釈を習い見候はばや

日蓮大聖人の先例を拝すれば、
「以前は正しいと確信し行なった実践・主張も、法門の内容を分析・検証することにより、正邪の分別、真実の覚知に至り方向を大転換し、180度違う立場・説となるが、それは間違いではなく、正説を貫くことが知り得た者の責任である」ということを知るべきでしょうね。
日蓮大聖人は12歳出家より32歳の立宗宣言に至るまで、他宗教で修学、修行して、立宗を契機にそれまで、いわばお世話になった諸宗教に対して、建長5年4月28日よりいきなりの大破折を始めました。

創価学会も同じです。「日蓮正宗＝正しい」とは思ってやってきたものの、証言集にあるように坊主に対し不審を抱かせる事件が続き、そこへ宗門問題が発生し、法義解釈の論争を経ることにより、日蓮正宗は「中世成立の法主・血脈信仰が根本」であるという正体を見破り、日蓮大聖人の本義に還ることができ、中世成立の己義を旨とする日蓮正宗を破折しているのです。
876 ：風神：2007/11/10(土) 14:32:41 ID:JvNzBJyw0: 法華講員さん　】
今まで御戒壇様を大聖人出世の本懐、生身の日蓮大聖人、更にその御生命の当体、久遠元初の自受用報身如来と拝し、広宣流布を願い、謗法罪障消滅、大願成就を祈念し、種々の功徳を頂戴してきたのではなかったのか?
君達がいかなる屁理屈をごね、御宗門・御法主上人猊下憎しのあまり、御戒壇様に手をかけ、疑難のための疑難を浴びせようとも矛盾であり、無節操の極みなのだ。恥を知れ。

【　風神　】
◆　創価学会は創立以来、御書根本でした。故に途中の人師・論師が行躰行儀において「日興遺誡置文」を犯しても日蓮仏法に不信を抱くことなく、大聖人のお言葉=御書に照らして正しい信仰を全うできました。
何よりも重要なのは、学会が御本尊を拝する信仰においては、日蓮大聖人の御書の教示を学んで合掌・礼拝してきたということです。
呵責謗法滅罪抄(1273年・文永10年)に「何なる世の乱れにも・各各をば法華経・十羅刹助け給へと湿れる木より火を出し・乾ける土より水を儲けんが如く・強盛に申すなり」とあるように、一閻浮提広宣流布を願い必死の祈りで、不惜身命の法戦を完遂してきたのです。

更に大聖人は国府尼御前御書にて(1275年・建治元年6/16)「日蓮をこいしくをはしせば・常に出ずる日・ゆうべにいづる月ををがませ給え、いつとなく日月にかげをうかぶる身なり、又後生には霊山浄土にまいりあひまひらせん」と、求道心溢れる門下に対しては三世に亘り常に共にいる、との慈悲も教示され、学会はこの教示に浴してもきたのです。

◆　これは「形は大石寺歴代の書写本尊を拝めども、信仰上からは日蓮図顕本尊を直接に拝してきたのとなんら変わりがない」ということに通じる、といえるでしょう。
元々が「えーこの御本尊は、大石寺第何代の猊下様がお認めの、意義ある御本尊様で、これを拝せるということは我が身の福運で、大聖人の御法魂まします猊下様の血脈法水が通う我が家の御本尊様はなんとありがたい・・・」等の、法華講的感覚で本尊を拝んできた会員はほとんどいないでしょう。この法華講の信仰姿勢、これこそ、御書を二の次とくだす途中の人師・論師に誑かされ、正信を見失った信者の姿なのです。

◆　今回の宗門問題により学会員の信仰は益々深まり、従来の「御戒壇様、生身の大聖人さま、猊下の血脈法水通う御本尊さま」というおすがり信心・法華講的本尊観は一掃され、本尊を拝し「日蓮大聖人に直結し、御書・師匠の指導根本にさあ、折伏だ」という地涌の菩薩の強き生命力に満ち溢れたものとなりました。

ですから、日蓮正宗・大石寺のいう「大聖人出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」の正体が明かされ白日の元にさらされたからとて、元来が「信仰上において御書根本に日蓮図顕本尊を拝してきたのと変わりがない創価学会」は、宗門より決別できた一層の歓喜・感動が深まりこそすれ、動揺することなどなにもありません。

◆　逆に100パーセント、戒壇板本尊なくして成り立ちえない日蓮正宗・大石寺は、重大な岐路に立たされる、ということになるでしょう。
戒壇板本尊の正体を明かされた後から出てくる彼らの疑難など、「僕達の宗教が無くなるの嫌だー、今まで信じてきたものが壊れるのに耐えられない」という、これまでの狂信・邪信の裏返しにほかならず、断末魔の叫びにも聞こえるものです。
877 ：風神：2007/11/10(土) 14:34:04 ID:JvNzBJyw0: 【　法華講員さん　】
なにをいうか。いかなる理屈をいうとも、君達は現在でも、唯授一人血脈相承を継承された総本山第26日寛上人が、その血脈法水の上からお認めになられた、御戒壇様分身散体のお形木様を拝んでいるではないか。
これは自身の拝する御本尊に種々のご祈念をしながら、同じ口で「ニセモノめ、ニセモノめ」と言い続けることであり、頭破七分、大悩乱の極みではないか。あつかましい発狂者達よ。

【　風神　】
◆　おやまあ、「ニセモノ」なんて一言も言っていませんよ。真実が明かされた以降は「再定義が必要でしょう」とは言いました。

上記の法華講員さんの発言は、創価学会と日蓮正宗・大石寺の「信仰感覚の違い」が如実に出ています。
前述しましたが、創価学会は
「大聖人直結・御書根本の信行学・実践を主にして、信仰上から本尊を拝する。信仰上は日蓮図顕本尊を拝するのと同じ」です。

対して日蓮正宗・大石寺の坊さん達・法華講員は
「その本尊の由来を有り難く意義付けし、御真筆、一機一縁だの、分身散体だのと本尊に格付けし、『この本尊は○○猊下が血脈法水の上からお認め遊ばされ』と妙に有り難がり、『御戒壇さまに懺悔滅罪を乞う』等、おすがりの信仰」が本質です。

◆　このような本尊の格付け、意義付けなどは
「観心本尊抄　一念三千を識らざる者には仏大慈悲を起し・五字の内に此の珠を裹み末代幼稚の頚に懸けさしめ給う」との、大聖人が一切衆生に平等に注がれる、慈悲心に背くと考えます。

学会活動家では「日寛師が血脈附法の御法主上人猊下だから。血脈法水の上からお認めの御本尊様だから」と拝んでいる人はおりません。
ですから、他の宗教団体内についての心配は御無用です。あなたの総本山の中心に据えられている、戒壇板本尊の由来の研究をこそ、真っ先にするべきでしょうね。

【　法華講員さん　】
君達が言うのは、従来の創価学会からも逸脱した、会内新興宗教の奇妙な理屈だ。本宗においては元々、本尊に関する一切の権能は御法主上人猊下お一人がご所持なのだ。「有師化義抄註解」を拝せよ。「八大地獄の門」は君達の為にこそ開かれていよう。

有師化義抄註解　第59世・日亨著 (富要 1-112 )　　
曼荼羅書写の大権は唯授一人金口相承の法主に在り・敢て・沙弥輩の呶々する事を許さんや、故に今唯文に付いて且らく愚註を加ふ、元意の重は更に予の窺ひ知る所にあらざるなり。
曼荼羅書写本尊授与の事は・宗門第一尊厳の化儀なり、仮令意に妙法を信じ口に題目を唱へ身に殊勝の行ありとも・当流にては対境の本尊を授与せられ示書中の人とならざれば・信心決定即身成仏と云ふこと能はざるなり、故に宗祖は濫に曼荼羅を授与し給はず・開山は曼荼羅転授に就いても之を鄭重になし給ひ・尊師は宗門未有の弘通者なれども自ら曼荼羅を書写せず、然るに余門流の僧侶不相伝の儘猥りに曼荼羅を書き散して、僣越の逆罪とも思はざるのみならず・雑乱滅裂全き型式をだに得たるものなし、無法無慙の甚しきもの八大地獄は彼等の為に門を開けり・慎まざるべけんや、然るに本尊の事は斯の如く一定して・授与する人は金口相承の法王に限り・授与せらるる人は信行不退の決定者に限るとせば・仮令不退の行者たりとも・本山を距ること遠きにある人は・交通不便戦乱絶えず山河梗塞の戦国時代には・何を以つて大曼荼羅を拝するの栄を得んや、

【　風神　】
◆　だからどうしたのでしょうか。日蓮系一寺院の坊さん、信者さん達が、いくら堀日亨師の文献を引っ張ってきたところで、違う宗教団体である私達にはなんの関係もありません。
戒壇板本尊に関連して、どんなに有り難い教義を造ったところで、元が日蓮非直造なのですから、日蓮大聖人とは無関係でしょう。大石寺が有り難い御説をのたまうのは、後付の理屈にしかすぎないことを、そろそろ知るべきですね。
878 ：風神：2007/11/10(土) 14:35:16 ID:JvNzBJyw0: 【　　法華講員さん　】
君達は偉そうに「大聖人直結だの、御書根本だの」というが、ならば、日蓮大聖人を末法の本仏と尊信する「日蓮本仏論」は、大石寺の御歴代上人の御指南あればこそ、知り得たことではないか。御書だけでは、日蓮大聖人様は御自らを「末法の本仏」とお述べ非ず。所詮、もっともらしいことをいっても、御歴代御法主上人猊下の、衣の袖にすがるしかないのが実態であろう。

【　風神　】
◆　日蓮系一寺院の住職さんの袖にすがるのは、「血脈法水依存症」の坊さん、信者さん達だけでしょう。（笑）
日蓮図顕本尊を拝すれば「南無妙法蓮華経の首題下に日蓮」と、自身の御名を認められています。これ正に「人と法が一体のお姿・相貌」であり、大聖人が末法の仏である明証と拝されます。「成仏根源の種子・久遠元初の法と大聖人は一体」と示されているのです。
鎌倉時代、日蓮図顕本尊を知った他宗僧侶もいたでしょうが、さぞ驚いたことでしょう。首題下に過去の仏・菩薩の名を認めるのではなく、今現在生きている自身の名を認め、釈尊・四菩薩は左右に小さくなっているですから・・・前例もそうそうはないでしょうね。
この大聖人の大確信は、仏ではなくしてありえないものと拝します。

【　法華講員さん　】
新興宗教・創価学会の三宝はどうなっているのだ。本尊に因縁をつけるのは法宝破壊、御歴代上人を貶めるのは僧宝破壊だ。仏法であるならば三宝なくして成り立たず。創価学会の本尊をお認め遊ばされた日寛上人の「三宝抄」(歴代法主全書四巻)を拝すべし。
金口相承即是僧宝也　　372
附属伝授は即ち是れ僧宝なり　　365
この御指南により、学会による三宝破壊、明白ではないか。

【　風神　】
◆　別に「日蓮正宗だけの三宝義」の世話になどなりたくもないし、押しつけられる筋合いもありません。法華講員さんの言うその三宝とやらが、日蓮大聖人の教えであると証明できるのですか?
大聖人・日興上人が自身滅後「特定の一寺院の住職のみを僧宝と尊信せよ」といわれた文証があるのですか?
大石寺の三宝義など後付のもので、お宅の寺の中での「決まりごとにすぎない」ものですよ。
それを「うちの三宝はこうだ。お前の三宝はどうなってんだ」と息巻いたところで、いったいどういう意味なのでしょう。一寺院が、後付の三宝を自慢しているにすぎないのが実態ですよ。

◆　大石寺の現在の三宝義は、日蓮・日興と関係あると証明できるのですか。

1687年・貞享4年(滅後406年)　日俊の彼岸会の説法　歴代法主全書三巻・日俊の項(P81)
八日　僧宝　貞享四丁卯八月彼岸中日之を談　大石寺
～住持の僧宝は末法の宝也。尤も敬ひ尊重すべき也。～末代真実の僧宝は本門寿量本化の末流日興末弟に限るべき也。

一日蓮系寺院にすぎない大石寺の、大聖人滅後400年頃の三宝義など、一閻浮提広宣流布立正安国の大願に邁進する創価学会にとっては、観念の遊戯にしか見えません。
法門らしきものをこねくりまわすのが好きな、暇な日蓮小宗であり、随分と言葉遊びにふける人達なのですね、という認識しかありません。
そうです、日蓮正宗・大石寺の三宝義など、坊さん達の自己満足の、言葉遊びにすぎないのが実態です。
879 ：名無しさん：2007/11/10(土) 15:24:46 ID:JvNzBJyw0: > 872「板本尊絶対信仰は、仏法で無く物法」

その通りですね。板本尊絶対信仰=器物崇拝・物質信仰=仏法ならぬ物法、でしょうね。
板切れ一枚に、仏法の全てが集約される・・・もはや冗談にしかすぎません。
本気で考えているあの宗派は、妙法蓮華経に対する、基本的な認識から始める必要があります。
880 ：風神：2007/11/10(土) 15:25:21 ID:JvNzBJyw0: 失礼、上の名無しは風神です。
881 ：沖浦克治：2007/11/10(土) 19:33:15 ID:Xs3FHiW20: 　板ですから寿命があります。

　法華講は大聖人様の御命だから寿命なんてない。と、マインドコントロールの惨めな姿を晒しますが、大聖人様は何故亡くなられたんでしょうね・？
882 ：有権者：2007/11/10(土) 19:36:47 ID:Kh1VuRJY0: 早い話が、創価学会は悪だということです。
公明党は、政治を悪くしています。
883 ：沖浦克治：2007/11/10(土) 19:56:17 ID:Xs3FHiW20: 　早い話が、君は悪だということです。
　君は、掲示板を悪くています。
884 ：有権者：2007/11/10(土) 21:19:12 ID:Kh1VuRJY0: ようするに、創価学会は極悪だということです。
創価学会は、世の中を悪くしています。
885 ：風神：2007/11/10(土) 22:33:57 ID:9APcUSgs0: > 大聖人様は何故亡くなられたんでしょうね・？

今の法華講では、真の意味での返答はできないでしょうね。

さてと・・・問答の記録を続けます。

【　法華講員さん　】
(戒壇板本尊が宗祖在世に実在したことを証明せよ。板本尊は後世の造立なのだ、とする)君達の論法で行けば、法華経（大乗経典）を、釈迦が唱えたことを証明出来ますか？　と、言っているのと同じですよ。実に愚かなる質問ではないか。

【　風神　】
◆　いきなり、万人が認める大乗経典の法華経と、戒壇板本尊を同列にしないでください。
その論法が通用するなら、他の日蓮系寺院も同じことをやり、この世界は「出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊」だらけになりますね。事実、Ｈ宗のＨ大本尊も登場していますし。

他の日蓮系寺院が「さあ、登場!　700年ぶりに登場した、日蓮上人出世の本懐の本尊だ。今まで御仏智によってお隠れだったが、諸天のはからいか、救いを求める民の声が届いたか、まがうことなき日蓮図顕本尊だ」とやったらどうします。
「なにいってんだ。証明しろよ。それに鑑定受けろよ」といいますよね。
そこで、その坊さんが「何をいう、大事の出世の本懐を不信者に公開できるか。それに700年ぶりでも日蓮真筆だ。それを云々するお前は、『法華経（大乗経典）を、釈迦が唱えたことを証明出来ますか？』と、言っているのと同じだな」と言ったらどうします？（笑）

◆　本尊については客観的な鑑定が可能なのだから、屁理屈ごねずに常識的な手順を踏むのが筋というものです。本尊の鑑定をチャラにするために、法華経を引き合いに出すというのは筋違いです。
それに法華経については、釈尊滅後200年から300年をかけて成立したということは、学界では常識であり、質問自体がありえないものですよ。法華経は万人から認められた経典です。戒壇板本尊の「その意味合い」は、今となっては、日蓮系一宗派が他宗教にちょっかいを出すための、脅しの道具、勧誘の道具、脱会の道具と化しているのが実情です。
886 ：風神：2007/11/10(土) 22:35:15 ID:9APcUSgs0: 【　法華講員さん　】
あのなー、君達は「文証、文証」って言うけどな、今確認されている、蓮祖大聖人の遺文、お手紙が全てか？おい、忘恩の五老僧等によって、隠滅されたものだってあるべよ。それと同じく、大聖人の大事の法門が、日興上人の血脈を継承する大石寺貫主に伝わっていたとしても、おかしくない。むしろ、当然だろうがよ。

【　風神　】
◆　五老僧方が隠滅した遺文・お手紙がもしあるとしたら「大石寺貫主に秘法の秘伝がある」というのは、当て推量も度を超していますよ。

◆　五老僧が隠滅した遺文・お手紙がもしあるとしたら「文証・理証・現証」の三証は成立しないのですか?

◆　五老僧が隠滅した遺文・お手紙があるかもしれないので「以下の大聖人の教示は無効になる」のですか?

◎「そうだ」というのなら、あなたは大聖人を上回った大変にゴリッパな方です。大聖人を上回るあなたの、依って立つ宗派の正当性を是非、説明してください。

◎「いや、そんなことはない」というのなら、以下の教示を使用することを認めますか?

◎「俺は大聖人は上回れないけど、文証使用も認められない」というのなら、それはあなたの単なるワガママ、「僕は駄々っ子だよ」と子供であるというのと同じです。（笑）

「若し証拠なくんば誰人か信ずべきや、かかる僻事をのみ構え申す間・邪教とは申すなり」

「仏の遺言に云く我が経の外に正法有りといわば天魔の説なり云云」

「仏教には経論にはなれたるをば外道と云う、涅槃経に云く『若し仏の所説に順わざる者有らば当に知るべし是の人は是れ魔の眷属なり』云云」

「仏説に証拠分明に道理現前ならんを用ゆべし・論師・訳者・人師等にはよるべからず専ら経文を詮とせん」

「但し我等が慈父、雙林最後の御遺言に云く『法に依つて人に依らざれ』等云云、不依人等とは初依・二依・三依・第四依・普賢・文殊等の等覚の菩薩が法門を説き給うとも経を手ににぎらざらんをば用ゆべからず」

「我等が如き名字の凡夫は仏説に依りてこそ成仏を期すべく候へ人師の言語は無用なり」

◆　五老僧が隠滅した遺文・お手紙がもしあるとしたら、そこに現在の日蓮正宗・大石寺の本尊・教義を証明する何かがあるかもしれない、ということなのですか?

◆　日蓮大聖人が「私の誕生以前に紛失、隠滅された経典があったに違いない」と判断。それにことよせて、本尊・教義を確立された、という証拠をお示しください。あなたが言っていることは、そういうことですよ。（笑）

◆　ある日蓮系一寺院が、その本尊と教義を追求され、本尊は祖師の直造ではない、教義については歴史考証から「相承書は他山の流用と偽作・血脈相承は妄想」と判定された。
それに対して、信者は答えに窮した挙句、「いや、私の派祖での文証はないが、他門流の派祖のときに祖師の遺文・手紙を隠滅しているので、そちらに我が宗派の正当性を証するものがあるかもしれない」と言い出した。これはいったい・・・（笑）
「他門流に自派の証明があるかも」は、布団の中で見た夢の続きですか?目は覚めましたか?・・・と済ましてあげたいけど、そうですか、そこまでいうなら・・・・身延・池上・中山・三島・佐渡・鎌倉・京都その他ゆかりの各地を行脚して日蓮宗等の皆さんに「大石寺の板本尊・御法主上人ゲーカの唯授一人血脈相承を証する重要な秘法が記されているかもしれないので」と頭を下げて説明し、蔵の中を探索させて頂いたらいかがですか。
887 ：風神：2007/11/10(土) 22:36:27 ID:9APcUSgs0: 【　法華講員さん　】
法華経はどうだ、口伝だろ。これを証明する文証はあるのかよ。法華経を釈尊が説かれたという証明を、文証でしてみろよ。

【　風神　】
◆　大石寺の戒壇板本尊日蓮直造、血脈相承の正統性の引き合いに、法華経の成立史ですか。釈尊も辟易ですわね。
大聖人滅後以降は、どのように正邪を判定するのですか?

1 　各宗各派、それぞれのお寺の口伝(=大聖人とどうつながるのか?なんの客観的な証明もない、いわば好き勝手に書くのもありの世界)で競い、勝負し、判定しよう。

2 　大聖人の教えにもとづき判定しよう。
⇒どちらを取るかは、当然2に決まっています。

◆　法華経成立史を引き合いに出せば、日蓮系各派は全て正しい?
いや、日蓮系のみならず、なんでもすべて正しいことになります。
「うちには釈尊から二千年以上に亘る口伝があってねー。胸中の釈尊と対話してねー」と適当に言えばよい、ということになります。

◆　じゃあ、どうすれば
だから大聖人に直結・御書・経典根本ですよ。
大聖人自身がそう言われているのですから。

弘法尊しと雖も釈迦・多宝・十方分身の諸仏に背く大科免れ難し、事を権門に寄せて日蓮ををどさんより但・正しき文を出だせ、汝等は人をかたうどとせり・日蓮は日月・帝釈・梵王をかたうどとせん、日月・天眼を開いて御覧あるべし

法華経の一字は大地の如し万物を出生す、一字は大海の如し衆流を納む・一字は日月の如し四天下を照す、此の一字変じて仏となる

◆　自称正統嫡流の宗派が自派の口伝を申告すると、それが即宗派の正当性の証明となるという根拠はどこにあるのですか?
⇒ひとり言ですね。（笑）

◆　本尊・教義を自主申告し、追及された宗派が「これはうちの宗派の口伝だからね。法華経だって口伝だしね。二の三のいうなら法華経が釈尊直説だと証明してみろよ」と言ってもよいとされた、大聖人の教えをお示しください。
また、それが「正しいというのが道理」といえる、お宅の宗派は何宗ですか。（笑）

◆　日蓮大聖人の「法華経に説かれていない・大聖人の教示に説かれていない本尊・教義でもOKとされた」文証をお示しください。
⇒あなたが言っていることは、こういうことですよ。（笑）

◆　ちょっとした歴史考察、本尊の相貌の調査・比較考証、御書・経典による考察等により、馬脚を現すのが大石寺の創作本尊・手作り教義ですね。そんな程度のものなのに、なんとか言いつくろう為に、法華経成立の経緯を引き合いにだすなどは、筋違いもはなはだしいですよ。
・法華経成立の経緯=仏教学の主要テーマでもあります。
・大石寺の本尊・教義の成立の経緯=誰でも調べればすぐにわかる、「坊主がいかに『らしく見せて』信者を騙してきたか」ただ、それだけの歴史です。

この二つを同列に扱うのは釈尊・法華経に対する冒瀆であり、考え違いであり・・・まあ、単なる思い上がりですね。あなたの論法が通用すれば「自称・出世の本懐」「自称・正統嫡流」が更に出続けますわね。（笑）日蓮正宗・大石寺は血脈正統で正しい、という思い込みが前提で、頭の中で固まってしまっていますね。
888 ：風神：2007/11/10(土) 22:38:28 ID:9APcUSgs0: 【　法華講員さん　】
「佐渡始顕の御本尊」「万年救護本尊」の文証があるのかよ。

【　風神　】
◆　はい、ありませんね。（笑）
あるわけないでしょう。上代の歴史を少しでも学べば誰でもわかること。
大聖人は「図顕本尊に特定の名称を付け、差別する」ということはされていませんよ。
それを「大石寺の板本尊=自称・本門戒壇の大御本尊、だけは出世の本懐で特別」としているから、でしたらその根拠をお示し頂きましょう、と追求しているのです。

◆　逆にお聞きします。
◎　日蓮大聖人が特定の本尊に特定の名称を冠せられ、特別扱いとされた、ということがあるのですか。
あるのなら是非教えてください。

◎　ないのなら、「特定の名称を付けられ特別扱いとされた、別格の本尊はなかった」ということでよろしいですね。
ましてや、「戒壇堂に安置の本尊」などと・・・（笑）

◎　それでも、二の三のと言い張るのなら「特定の名称を付けられ特別扱いとされた、別格の本尊はある」という証拠をお示しください。
ただし「あるからある」は論外。（笑）

◆　「本門戒壇の大御本尊」を信奉する法華講員さんがいうことは、「日蓮大聖人は本尊に名称を付けられていないが、うちの寺の板本尊だけは特別です」というのと同じことです。ご都合主義も極まれりです。
「大聖人が特別な意義付け、名称を冠せられた本尊は存在しない」というのは史実なのです。それを無視し、自説を押し通そうとしているのが日蓮正宗・大石寺です。彼らの言うことは、大聖人が入滅して数百年後に造立し、特別の意義付けを行なった板本尊であるが故の、矛盾を露呈しています。

◆　誰がどのように「その名称」をつけたのかは別として、決定的な違いは、滅失したとされている「佐渡始顕の御本尊」は別として、「万年救護本尊」は鑑定され真筆とされている、ということです。その他特定の呼称のつけられた本尊も皆同様、真筆と鑑定済みです。
対して、大石寺の自称「本門戒壇の大御本尊」は公には認められていない「自称・戒壇堂安置の本尊=特別な本尊」であり「お寺の中での約束事としては大聖人出世の本懐だけど、外部には全く通用しない」ということです。

◆　なぜ、大石寺の板本尊だけは「本門戒壇の大御本尊」と称しているのですか?
大聖人がそのように呼ばれたのですか。
「そうだ」というのなら、「その証拠」をお示しください。

◆　後世、そのような呼称が付けられたのですか?
「そうだ」というのなら、自称「本門戒壇の大御本尊」であり、現在では「この板本尊が将来、戒壇堂に安置されるというのは、客観的な証拠、裏づけのない宗派内での約束事にすぎず、外部には通用しません」ということを認めますね。
889 ：風神：2007/11/10(土) 22:39:13 ID:9APcUSgs0: ◆　もう一度、念のためにおさらいしておきましょう。
こんにち、「楊子本尊」「万年救護本尊」「朗尊加判本尊」「女人成仏本尊」「玄旨本尊（玄旨伝法本尊）」「鉄砲本尊（危難除本尊）」「祈祷本尊」等々、個別の呼称表現がつけられた本尊で、大聖人御在世からそのように呼ばれている本尊が一つでもあるのですか?

⇒　このような表現は個々の宗派・寺院が「うちの寺にあるお聖人様のお曼荼羅はねー・・・・・のような因縁で○○本尊となづけられたのじゃ」と、自山の箔づけの為にいわれた。又、相貌からそのようにいわれた等、明らかでしょう。

⇒　これらはまだかわいいものです。大石寺みたいに大聖人の法門体系に関わる、大それたことは言っていないのですから。ひとり「本門戒壇の大御本尊」を自称する大石寺・・・その業はまことに深いものがあります。

◆　大聖人の教示を拝すれば「授与者の信仰、機根などに応じ、図顕本尊の意義を教示されたが、そこに区別、差別はされておらず、特別な本尊、別格の本尊を伺わせるような特定の名称、位置付け等はされていない」ということは明らかでしょう。そういうことをやるのは、後世に宗派意識が確立されて以降のこと、ですね。

1275年・建治元年8/25　　妙心尼御前御返事　　
このまんだら（曼陀羅）を身にたもちぬれば王を武士のまほるがごとく・子ををやのあいするがごとく・いをの水をたのむがごとく・草木のあめをねがうごとく・とりの木をたのむがごとく・一切の仏神等のあつまり・まほり昼夜にかげのごとくまほらせ給う法にて候、よくよく御信用あるべし、

1278年・弘安元年9月　　本尊問答抄　与浄顕房日仲
此の御本尊は世尊説きおかせ給いて後・二千二百三十余年が間・一閻浮提の内にいまだひろめたる人候はず、漢土の天台・日本の伝教ほぼしろしめしていささかひろめさせ給はず・当時こそひろまらせ給うべき時にあたりて候へ

1273年・文永10年　妙法曼陀羅供養事　与千日尼　
妙法蓮華経の御本尊・供養候いぬ、此の曼陀羅は文字は五字・七字にて候へども三世の諸仏の御師・一切の女人の成仏の印文なり、冥途にはともしびとなり・死出の山にては良馬となり・天には日月の如し・地には須弥山の如し・生死海の船なり・成仏得道の導師なり。
890 ：富士門：2007/11/11(日) 05:43:57 ID:j7zbzqBM0: 三島派等法華神道とは「本尊三度相伝」の「天照大神が本体で仏はその影の姿」を
主張した教義でしょうか？
891 ：風神：2007/11/11(日) 20:06:15 ID:3MUIasBU0: 問答の記録です。

【　法華講員さん　】
「法華経はどうだ、口伝だろこれを証明する文証はあるのかよ、法華経を釈尊が説かれたという証明を、文証でしてみろよ。」
戒壇板本尊が後世の創作だというのは「釈尊が直接、法華経を説いたことを証明せよ」というのと同じで愚問なのである。(前出の問題ではありますが、別角度から指摘します)

【　風神　】
◆　本当に、法華経成立史を引き合いに出すのが好きな法華講員さんが多いようです。「口伝」という言葉の響きが「唯授一人金口嫡々血脈相承」と通じ合うとでも思っているのでしょうかね。「史実」と「伝説」のたて分けは、しっかりとしなきゃいけませんよ。当時のインドの修行僧達の「口伝」というものもあったでしょうが、「追体験」という要素もあります。
お互いに大乗仏教成立史を学んでまいりたいものです。
ただ、法華経成立に至る口伝を引っ張ってきて、戒壇板本尊の日蓮直造を証しようというのは、かなりのムリがあるでしょうね。

◆　まずは結論です。
日蓮大聖人は釈尊直説ではない法華経、それ以降に成立した経典・思想を摂入し、法門を確立した。ただ、大聖人の時代では、法華経成立史など知りえる環境ではなかった。
そして、日蓮以降は、日蓮仏法(大聖人の真筆本尊・教え=御遺文・御書)が基準となるのであり、和合僧がそれを継承する。
もちろん、自称「正しい」という和合僧もどきの教団が林立し勝負となるが、その際の基準となるのは「文証・理証・現証」であり、まずは文証をもって決し、後に理証・現証となり、最後はその時代の民衆により、時の力により決着はつけられる。

比較的、日蓮に近い時代の教団は「唯授一人」「金口の血脈、法体の血脈」等、神秘的な血脈法水を主張する傾向にあるが、検証を重ねれば、「創られた伝説」であるものばかり。
故に、その正体は文献等の考証で、容易に暴かれてしまう。

民衆の機根・時の力には自然淘汰させていく働きがあり、どんなに「正しそうにみえても」結局はこれには勝てない=残れない、というのが実相であるからだ。
又、仏教史はそのような変遷をたどってきたともいえる。

◆　釈尊滅後、200年から500年かけて、「華厳経」「般若経」「法華経」「無量寿経」等が成立したことは仏教学界では常識です。

今日では、仏教学的研究により、釈迦の直説は「小乗教典か?」といわれています。
しかし一番、釈迦の時代に近い小乗教典ですら、滅後に200年をかけて成立したものであり、直説とは言い難いものがあります。更に200年から500年をかけて、「華厳経」「般若経」「法華経」「無量寿経」等が成立しました。「大日経典」に至っては700年から1000年です。
(これらを仏説ではないというところから、「大乗非仏論」と称されました。)
小乗教とあわせ、極論すれば、「仏法の経典はない」ということにもなりかねません。

釈尊の時代のインドには時間と合わせて物事を記録するという習慣がなかったのですから、直説がないというのは、当然といえばとうぜんです。

更に、釈尊の時代には「本尊」というものはありません。滅後に、その姿を慕う弟子たちが恋慕渇仰の思いから仏像を造立し、拝む対象となっていったものでした。

以下、「風神のメモ帳」と重複する箇所もあります。
892 ：風神：2007/11/11(日) 20:07:23 ID:3MUIasBU0: 【　釈尊滅後、後世成立したものにより仏教は完成された　】

①　正像末の三時
正像末の三時という仏教上の時代区分については、これは釈尊自身の教えではなく、中国で成立したものといわれます。

◎　菅野博史「一念三千とは何か『摩訶止観』（正修止観章）現代語訳」

「正しい教え」（正法）と「正しい教えに似た教え」（像法）とは、前者から後者へ教えが
漸次衰微してゆくという歴史観の上の時代区分に用いられる述語。ここではこの両語、す
なわち順に saddharma と saddharma-pratiru(_)paka の両語が見えるのみである。他方、羅什が「末法」と訳している
「正しい教えが滅びる時代」saddharma-vipralopevartartana(_)ne の語は、のちの第十三章（「法華経Ⅱ」）に単独であらわれている。
正法・像法・末法の三時を分かち、そのあいだに教・行・証が漸次衰微する状況を説く歴史観（正法の時代には教・行・証の三者がそなわり、像法では教・行のみ、末法の時代は教のみで行も証もないという）は、おそらく中国で整備され確立されたものであろう。

⇒　日蓮大聖人が御書中で、正像末の仏教時代区分を用いているところは数多あります。

下山御消息　建治三年六月　五十六歳
夫れ正像の古へは世・濁世に入るといへども始めなりしかば・国土さしも乱れず・聖賢も間間・出現し福徳の王臣も絶えざりしかば・政道も曲る事なし（中略）
世しばらく治りたりしかども・漸漸にすへになるままに聖賢も出現せず・福徳の人もすくなければ三災は多大にして七難先代に超過せしかば外典及びがたし、（中略）
又・世末になるままに人の悪は日日に増長し・政道は月月に衰減するかの故に・又三災七難先よりいよいよ増長して小乗戒等の力験なかりしかば・其の時治をかへて小乗の戒等を止めて大乗を用ゆ、大乗又叶わねば法華経の円頓の大戒壇を叡山に建立して代を治めたり、

⇒　そして重要な事は、これらの時代区分の元となった中国の仏教者が作成した経典類を日蓮大聖人は肯定して，各御書中で引用しているということです。
その一つ「大集経」の中の「我が滅度の後の五百歳の中には解脱堅固・次の五百年には禅定堅固、次の五百年には読誦多聞堅固・次の五百年には多造塔寺堅固、次の五百年には我法の中に於て闘諍言訟して白法隠没せん」は特に注意すべき記述です。
「末法時代に入ったら、釈尊の仏法は隠没する」ということは、日蓮本仏論にも通じゆく重要な予言です。
撰時抄　　　建治元年　五十四歳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大集経に云く「我が法の中に於て闘諍言訟せん」等云云
893 ：風神：2007/11/11(日) 20:08:37 ID:3MUIasBU0: ②　本尊について　
釈迦の時代には本尊がありませんでした。後世、その姿を思った弟子が作成した仏像が始まりで、そこに経典の読誦をおこない勤行の形式となったわけです。更に曼荼羅に至っては仏滅後７００年かけて成立した密教が始まりとされています。
本尊に合掌礼拝して境智冥合して、即身成仏していくというのは「インドのバラモン教が民衆の間に信仰として広まったヒンズー教、その体系である『梵我一如』の影響を受け変化した密教が、大日如来を大宇宙の生命とし、信徒が合掌して宇宙と一体化していくという思想」との関連性も伺われるところです。

阿仏房御書　　文永九年三月十三日　　五十一歳
あまりにありがたく候へば宝塔をかきあらはしまいらせ候ぞ、子にあらずんばゆづる事なかれ信心強盛の者に非ずんば見する事なかれ、出世の本懐とはこれなり

本尊問答抄　　弘安元年九月　五十七歳
　問うて云く末代悪世の凡夫は何物を以て本尊と定むべきや、答えて云く法華経の題目を以て本尊とすべし

③　本尊中の相貌について
十界曼荼羅中に認められているこれらの諸尊は、日蓮大聖人の摂入の思想を象徴的に表しています。

・大梵天王　～　インドの民族宗教・バラモン教の神で宇宙の造物主とされています。
・帝釈天　　～　インド神話上の最高神で、雷神とされています。
・不動明王　～　真言宗の胎蔵部曼荼羅の代表的明王です。真言宗では仏道修行を妨げる障魔を打ち破る明王とされています。本尊の右側に梵字であります。
・愛染明王　～　真言宗の金剛部曼荼羅の代表的明王です。衆生の煩悩を浄化、解脱させるとされています。本尊の左側に梵字であります。
・天照大神　～　日本の神道（日本教）そのもので、「古事記」「日本書紀」に登場し、神伊邪那岐神（いざなぎのかみ）の娘神高天原の主神で日の神で、日本の皇室の祖先とされています。
・八幡大菩薩　～　後５４０～５７１年の欽明天皇の時代に大分県宇佐郡馬城峯に現れ祀られたとされ、宇佐八幡宮を本源とします。

日女御前御返事　　建治三年八月五十六歳
爰に日蓮いかなる不思議にてや候らん竜樹天親等天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり、是全く日蓮が自作にあらず多宝塔中の大牟尼世尊分身の諸仏すりかたぎ（摺形木）たる本尊なり、されば首題の五字は中央にかかり四大天王は宝塔の四方に坐し釈迦多宝本化の四菩薩肩を並べ普賢文殊等舎利弗目連等坐を屈し日天月天第六天の魔王竜王阿修羅其の外不動愛染は南北の二方に陣を取り悪逆の達多愚癡の竜女一座をはり三千世界の人の寿命を奪ふ悪鬼たる鬼子母神十羅刹女等加之日本国の守護神たる天照太神八幡大菩薩天神七代地神五代の神神総じて大小の神祇等体の神つらなる其の余の用の神豈もるべきや、宝塔品に云く「諸の大衆を接して皆虚空に在り」云云、此等の仏菩薩大聖等総じて序品列坐の二界八番の雑衆等一人ももれず、此の御本尊の中に住し給い妙法五字の光明にてらされて本有の尊形となる是を本尊とは申すなり。

④　開眼について
仏像等の開眼供養は、真言密教からきています。これについて日蓮大聖人は、「仏像等造立の際の開眼は法華経をもっておこなうべき」といわれています。

本尊問答抄　　弘安元年九月　五十七歳御作
此等の経文仏は所生法華経は能生仏は身なり法華経は神なり、然れば則ち木像画像の開眼供養は唯法華経にかぎるべし而るに今木画の二像をまうけて大日仏眼の印と真言とを以て開眼供養をなすはもとも逆なり

木絵二像開眼之事　　文永元年　　　四十三歳御作
法華を心得たる人木絵二像を開眼供養せざれば家に主のなきに盗人が入り人の死するに其の身に鬼神入るが如し、今真言を以て日本の仏を供養すれば鬼入つて人の命をうばふ鬼をば奪命者といふ魔入つて功徳をうばふ魔をば奪功徳者といふ、鬼をあがむるゆへに今生には国をほろぼす魔をたとむゆへに後生には無間獄に堕す、
894 ：風神：2007/11/11(日) 20:09:50 ID:3MUIasBU0: ⑤　無量義経の四十余年未顕真実について
日蓮大聖人は無量義経の「四十余年未顕真実」の文で諸宗教を破折していますが、これ自体は釈尊の直説ではありません。

「無量義経は中国南北朝時代の蕭斉（しゅくせい）の時代に、広州の朝廷寺にいた中天竺の人、曇摩伽陀耶舎（どんまかだやしゃ）によって翻訳された。羅汁三蔵より約１００年後の翻訳といわれている。（趣意）」（妙法蓮華経並　開結　大石寺版）

それどころか、現在では以下のようにすらいわれております。

現在の仏教学では、『無量義経』は西暦五百年頃に中国で作られた偽経であろうとされる（横超慧日『法華思想の研究』六八－八三頁。一九七五年、平楽寺書店）。つまり、中国人仏教徒の誰かが、『法華経』の前に説かれたとされる「大乗経名無量義教菩薩法仏所護念」に仮託して『無量義経』を作ったということになる。
菅野博史『法華経　永遠の菩薩道』、大蔵出版、

一概にどちらが正説とはいいきれませんが、後世の成立であるが故に、人により判定が分かれるということです。
ともあれ、日蓮大聖人は以下の御書で無量義経の四十余年未顕真実で他宗破折をしており、肯定引用しているのです。

教行証御書　　　文永十二年三月五十四歳御作
彼れ彼れの経経の説は四十余年未顕真実なり或は結集者の意に拠るか依用し難し、拙いかな諸宗の学者法華経の下種を忘れ三五塵点の昔を知らず純円の妙経を捨てて亦生死の苦海に沈まん事よ

当世念仏者無間地獄事　　文永元年甲子九月二十二日。
無量義経の如きは四十余年未顕真実と説いて法華八箇年を除きて以前四十二年に説く所の大小権実の諸経は一字一点も未顕真実の語に漏る可しとも覚えず

このように見てきますと、日蓮仏法は末法の民衆の機根を前提に、釈尊を源流とし、それに連なる先師、先哲の法門、慈悲を摂入し、更に日本の国土の神々をも摂して完成されてきたのではないか、と考えます。

日蓮と先師・先哲と決定的に違うところは、三大秘法の確立でしょう。本尊、題目、戒壇の個別には各宗派の開祖があらわしていますが「三大秘法を確立、整足させ、それを世に流布していく」というところに日蓮仏法の自立、独立性を感じるものです。
一般論で言うならば、「人間、生命の救済」に生涯の全てを捧げた人の英知、真理というものは受け継がれ、又連続性のあるものではないかと考える次第です。
895 ：風神：2007/11/11(日) 20:10:50 ID:3MUIasBU0: 【　日蓮大聖人以降は基準がある　】
こうなりますと、「法華経はどうだ、口伝だろこれを証明する文証はあるのかよ、法華経を釈尊が説かれたという証明を、文証でしてみろよ」とするのは、歴史的経緯、道理、現実を無視した単なるいいがかりといえます。

そして、このようにして法門を確立した日蓮大聖人以降はどうなるのかといえば、

三三蔵祈雨事　　　建治元年六月　　　五十四歳御作
日蓮仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず、又道理証文よりも現証にはすぎず

と、「文理現の三証」によって法の邪正が決せられる、ということになるわけです。
「日蓮滅後以降の正邪判定法」・・・これを忘失してはいけませんね。

ですから、
「本門戒壇の大御本尊」なるものの相貌を、弘安二年十月十二日に日蓮大聖人が図顕し、その板本尊造立に大聖人が関わり、それを自身の出世の本懐とされたということを証明してください。
と、質問せずにはおられませんし、そこはまずは文証で決する。
道理があるのなら「いや、道理としてはこういう意味で」と説明すればいいわけで、そこから更に議論も進むというものでしょう。
それが、「あるからある」とか「それ自体が文証だ」では・・・ですねえ。（笑）
896 ：風神：2007/11/11(日) 20:11:42 ID:3MUIasBU0: 【　法華講員さん　】
「百六箇抄」「文底秘沈抄」に戒壇板本尊の記述があります。これが文証です。
『文底秘沈抄』
「百六箇に云わく、日興嫡嫡相承の曼荼羅を以つて本堂の正本尊と為すべし（中略）嫡嫡相承の曼荼羅とは本門戒壇本尊の御事なり、故に御遺状に云わく、日興が身に宛て賜わる所の弘安二年の大本尊云云」（聖典Ｐ８５４）

【　風神　】
◆　法華講員さん達はよく「日興嫡嫡相承の曼荼羅を以て本堂の正本尊と為すべきなり。」(富要一巻P21)を引用し、「それは本門戒壇の大御本尊である」などといいますが、その文章は続いています。

富要一巻のページをめくってください。
P22にあるでしょう、それは「四大菩薩同心して六万坊を建立せしめよ、何れの在処為りとも多宝富士山本門寺上行院と号す可き者なり時を待つ可きのみ云云」との文末に達しており、そこでいう「日興嫡嫡相承の曼荼羅」とは日尊の京都・上行院に継承される曼荼羅のことであることが明らかです。

◆　日尊・上行院に伝わる日蓮図顕本尊といえば、正に日興上人に授与された本尊が一幅あり、「日興嫡嫡相承の曼荼羅」とは所謂「称得符法の本尊」であると推察できます。

文永九年太歳壬申正月元日、
問答第一、行戒智徳筆跡符法の沙門日興に之を授与す(称得符法の本尊と称す)富要 8-207

もちろん、この本尊が日蓮大聖人の真筆であるとの確証はありませんが、京都要法寺では、上記の意味合いで継承しているわけです。

◆　よその寺院の曼荼羅の文証を持ってきて、無理矢理に戒壇板本尊をはめ込んでしまうのは、よくないことですよ。（笑）

◆　創価学会は京都要法寺の相承書を自説の為に使用しない・・・当たり前です。
日蓮正宗は京都要法寺の相承書を、自説の正当化の為に使用する、・・・・体質であり「使えるものは何でも使え」という、いつもの持病ですね。
897 ：風神：2007/11/11(日) 20:31:29 ID:3MUIasBU0: > 890　三島派等法華神道

富士門さん
三鳥派または三超派ですね。三鳥派というのは、大石寺で言えば17世日精の時代以降のことです。富士山近くの愛鷹山・山麓に草庵を構え、そこを布教の拠点として活動したそうですが、元は石山よりの分派で、変じて法華神道となった、と言われています。ただ、三鳥院日秀は遠島になり、書き物が少なく?その教学は不明のようです。三鳥派自体の信仰・活動も不明の部分が多いのでは?

寺檀制度の江戸時代には、新興の三鳥派は当然の如く「新義異流」とされ、江戸幕府の弾圧を受け、幕末には消えかかりましたが、明治期にその流れをくむ「蓮門教」と言う一派が存在したそうです。

「唯授一人金口嫡々血脈相承」を看板にしていた当時の大石寺で問題にするのは、やはり本尊書写の権限を犯したということですね。大石寺日精は、三鳥院日秀が本尊書写をしたことを問題にしています。

この件こそ、スレッドの「金原　明彦」氏が、詳細を調べていたようです。
898 ：風神：2007/11/11(日) 21:26:24 ID:3MUIasBU0: > 858
大乗非仏論は論が過ぎると「ダイジェスト日蓮」の著者某氏みたいに宗祖、法華経完全否定に陥り易いので注意が必要です。（南伝仏教が正しいのなら何故その地域が貧困、差別、民族紛争が酷いのか？と問われ返答に詰まったらしい）

風神の知り合いにも日蓮正宗法華講　⇒　真跡主義　⇒　日蓮宗　⇒　法華経は儀経だ=極端な大乗非仏説論　⇒　南伝仏教=オレンジの衣　

となった人がいます。年に数回、アジアに行っていますが、結局、日常の普通の生活ができていないような状況で、近所からも気味悪がられ、若干浮いた感じですかね。
899 ：風神：2007/11/11(日) 23:17:05 ID:3MUIasBU0: > 858
法華経については、「偽作経典」というより、法華経入門（松原泰道著・祥伝社）「確かにお釈迦様が説いた教典では無いが、崇高な精神で説かれており、お釈迦様が後数世紀生きていたなら同じ思想を説いていただろう」との説の方が宜しいと思います。

◆　これは分かりやすいですね。後世の求道者・修行者による「追体験」ということですね。それらの人たちも境涯は釈尊に迫るものがあったのでしょう。
ということは、「今日蓮」が顕れてもいいことになる????うーむ。（笑）

> 859
大石寺の板本尊、相伝書等は中世正統争いの理屈付けの小道具で、そこに「崇高な精神」は感じられませんね。

◆　大石寺のお坊さん達の「わずか数日間の作業・作為」が後世、数百年間も引き摺ってしまったのですから、そろそろこのへんで、もう終わりにしないといけません。

> 859
だから板本尊を鑑定し後世作と判明しても、「あれは日有師頃の戒壇本尊の盗難避け身代わり本尊で、真の戒壇本尊は御宝蔵に広宣流布まで秘蔵されてる」と屁理屈捏ねる人が出て来るかも？ですね。

◆　なんでもあり、の大石寺ですから、考えつく限りの事は言うでしょう。ひしたら今度は「御宝蔵」の調査です。（笑）真実は一つ、いつかは「作り話」は暴かれるに決まっています。
900 ：風神：2007/11/11(日) 23:20:19 ID:3MUIasBU0: > 868
お肉牙・御秘符どう考えますか？

◆　「符」については、御遺文にこうありますね。
四条金吾女房御書　　文永八年五月七日　
懐胎のよし承り候い畢んぬ、それについては符の事仰せ候、日蓮相承の中より撰み出して候能く能く信心あるべく候、たとへば秘薬なりとも毒を入れぬれば薬の用すくなし、つるぎなれどもわるびれたる人のためには何かせん、就中夫婦共に法華の持者なり法華経流布あるべきたねをつぐ所の玉の子出で生れん目出度覚え候ぞ、色心二法をつぐ人なり争かをそなはり候べき、とくとくこそうまれ候はむずれ、此の薬をのませ給はば疑いなかるべきなり、闇なれども灯入りぬれば明かなり濁水にも月入りぬればすめり、明かなる事日月にすぎんや浄き事蓮華にまさるべきや、法華経は日月と蓮華となり故に妙法蓮華経と名く、日蓮又日月と蓮華との如くなり、信心の水すまば利生の月必ず応を垂れ守護し給うべし、とくとくうまれ候べし法華経に云く「如是妙法」又云く「安楽産福子」云云、口伝相承の事は此の弁公にくはしく申しふくめて候則如来の使なるべし返す返すも信心候べし。

「文永八年五月」ですので、曼荼羅図顕以前です。
ただ、この書を以て「符の相伝が大石寺貫主に伝わる証拠」だ、というのは相当ムリがあるでしょう。もし、伝わるところがあるとしたら「口伝相承の事は此の弁公にくはしく申しふくめて候」なのですから、日昭の系統・玉沢妙法華寺となりますね。

たまに、法華講員さんがこの書を使って「大石寺歴代御法主上人に秘薬の秘伝が」と言ってくる人がいますが、笑い話です。この書は「大石寺貫主の相伝云々」ではなく、「玉沢妙法華寺貫主の相伝」の文証となります。もっとも、玉沢妙法華寺ではそんなバカなことは言いませんが。（笑）この文証を乱用する人には、呆れてものが言えませんよ。（笑）

◆　お肉牙についても玉沢妙法華寺と大石寺で好対照ですね。

◎　大石寺では
1657年・明暦３年　17世日精師　「家中抄・日目伝」　(富要 5-184 )
御牙歯脱け落つ・聖人此歯を以て日目に授けて曰く・我に似り問答能くせよとてたまはりける・御肉付きの御歯と申すは是なり、此の御歯・当山霊宝随一なり・広宣流布の日・光を放ちたまふべしと云へり

1823年・文政６年　日量師　「富士大石寺明細誌」　(富要 5-335 )
一、日蓮聖人肉附の御歯一枚
又御生骨と称す、蓮祖の存日・生歯を抜き血脈相承の証明と為て・之れを日興に賜ひ・事の広布の時に至らば光明を放つべきなり云云、日興より日目に相伝し・代々附法の時之れを譲り与ふ、一代に於て只一度・代替蟲払の尅・之を開封し奉り拝見に入れしむ・常途之れを開かず

◎　日精は、日蓮　⇒　日目とし、「広宣流布の日・光を放ちたまふべし」。
日量は、日蓮　⇒　日興　⇒　日目とし、「広布の時に至らば光明を放つ」。
まあ、伝わり方はともかく、広宣流布の時に光を放つというのは、科学的にはありえないのは言うまでもありません。
「日本の昔話」の一つに数えられるものでしょうね。

◎　玉沢妙法華寺では、
1317年・文保元年(日蓮滅後36年)11/16　日昭　「遺跡之事」日蓮宗宗学全書1-12
「一、聖人御歯二粒ハ御存生之時親リ聖人之御手自リ賜フ所也」
日蓮　⇒　日昭と、ただこれだけです。当然ですが。

この二つの寺で、あまりにも好対照な扱いです。歯のかけら一つでも大変な箔付けをするのが大石寺なのですね。
いかに大石寺という寺は「その存在感を示すのに懸命」であるか、また「他山よりも優れているように見せるために熱心」であるか、いい実例ではあります。
901 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/12(月) 21:33:26 ID:sTwlKsNwO: なるほど～。。
902 ：鈍牛：2007/11/12(月) 21:48:55 ID:sTwlKsNwO: >>897

蓮門教は明治に小倉で増えたみたいですね。
教祖の息子は昭和36年まで生きたそうです
903 ：沖浦克治：2007/11/13(火) 16:50:06 ID:KR6R3zl60: 　日蓮正宗が、日蓮宗から分裂して出来たことは歴史上の事実です。
　この点間違いありません。
　何故ならば、日蓮正宗の発足は興師の身延追放後です。
　故に、分離独立したものが日蓮宗ではなく日蓮正宗であることが明らかです。

　そもそも大聖人様は、大石寺などはご存知ですらありませんでした。
　御入滅後の寺ですからね。
　要法寺と同列です。

　ところが日蓮正宗というマイナーな宗派は、自分ところが日蓮宗から分裂し独立したにもかかわらず、自らが正しい日蓮仏法の継承者である。と、強弁してはばかりません。

　当然独立した宗派ですから自由です。
　内部で取り決める事は。
　
　日蓮正宗は愚かにも、創価学会、顕彰会、正信会は日蓮正宗から分離した、だから日蓮正宗に劣るんだ。との、愚説を展開し、満天下の嗤い者になっていることは周知の事実です。

　彼らのおかしさは、自分ところが日蓮宗から分離独立しながら日蓮宗を正当だと認めず、日蓮正宗から独立した教団を、独立したからよくない。と、攻撃しているところです。

　言うに事欠いて、教護を盗んでいるから駄目なんだ。ですよ。
　心のそこからの低レベル人ですね。

　そう言う言い方が正当なら、日蓮宗に、日蓮正宗はお題目を返してからお言いなさい。

　理の当然ですよ。

　自分たちは何をしてもかまわない。
　他宗には許さない。
　大馬鹿ですね。

　独立した側が正当性を主張して何処がいけない！！！
　この、愚か者！！！！
904 ：経傘糖：2007/11/13(火) 17:12:50 ID:FihTERvg0: 沖浦ちゃん　面白い展開だね

おーい山田君
座布団　１まい

笑いました。
905 ：風神：2007/11/14(水) 01:50:44 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】
「学会もかつて上は会長から下は一般会員まで周知であった従前の事実」であった、「戒壇の大御本尊様は御生身の御本仏日蓮大聖人様」という「事実」は一体何を基にして言われていたのか？
「日蓮正宗・大石寺の『正依』に基づいて言われていた」のではないか？
でなければ何を根拠にしていたのだ？
もし、嘘だったのなら、公式見解として謝罪し、訂正するべきであろう？

【　風神　】
◆　以前は、日蓮正宗の「宗派教学」に基づき言っていましたね。
当時の創価学会は大聖人の御遺命である、一閻浮提広宣流布・立正安国目指して大前進していましたからね。「外への拡大」が主眼であり、「日蓮正宗の教義」を細かく検証する時ではありませんでしたよ。何しろ、日蓮正宗も細井日達師以下、大半以上の坊さんが創価学会と和合して進んでいたのですから。

それが第一次宗門問題により、創価学会はようやく振り返り、日蓮正宗の教義を検証するきっかけがあり、更に今回の問題発生によって考察・検討をなし「日蓮正宗＝中途成立の血脈信仰が教義の根幹」ということを究明し、それを追及し出したのですね。

◆　故に血脈等の「宗派教学」は「創価学会として公式に破折(＝教宣ハンドブック等)」しており、だからといって「いやあ、会員の皆さん、以前は日蓮正宗が正しい、唯一絶対無二だなんていってすいませんでした。謝罪します」なんてやっておりません。

例として挙げれば「曾谷殿御返事」「一代聖教大意」の解釈など、180度変わっています。
この間の経緯からすれば「当然のこと」であり、このスタンスは「これから順次、日蓮正宗の聖域の正体が暴かれても変わらない」ことでしょう。
今後の展開に期待してください。

【　法華講員さん　】
もしかして貴殿は学会の公式見解と違うことを言っているのか？
もしそうであるならば、貴殿は学会からも相手にされない異端と言うことではないか？

【　風神　】
日蓮正宗関係者との対論現場で、100％公式見解通りの会員は、この十数年来ほとんどいませんから、どうぞご心配なく。お友達も、たくさんおりますので大丈夫です。

【　法華講員さん　】
いずれにせよ、学会発足当初からの根本的教義信条を覆すのならば、それなりにきちんとした客観的証拠を挙げよ！と言っているのである。
妄執深き貴殿の脳髄ではやはり解りませんか?
反論不能より以前に理解不能ですか？

【　風神　】
日蓮正宗の生き残る道は、開き直って逆に「証明しろよ」を連発するのみ、ということですね。
「客観的証拠を挙げよ！」をあと何回繰り返したら、「戒壇板本尊は日蓮直造になる」のかな？（笑）
それを何回繰り返しても「日蓮大聖人が戒壇板本尊の相貌を図顕し、その造立に関わった」という証明にはなりませんよ。

本門正宗の「本因妙大本尊」も、あちらの信者さん達が指摘をする人に向かって「うちの『本因妙大本尊』が偽物であるとの客観的証拠を挙げよ！」をひたすら繰り返せば、「日蓮直造になる」のかな？（笑）
906 ：風神：2007/11/14(水) 01:52:26 ID:en13crRA0: 【　風神　】
日蓮大聖人並びに日興上人は、板本尊を顕していないのが史実なのですよ。

【　法華講員さん　】
その証拠を挙げて下さい

【　風神　】
日蓮・日興の板本尊が存在していないのが証拠です。
いや、「大石寺の板本尊があるではないか」というのなら、その為のこの議論です。
どうぞ「日蓮・日興の時代に板本尊は存在していた」と証明してください。

【　法華講員さん　】
いや、未鑑定の板本尊が、どこかに有るかもしれないではないか。

【　風神　】
そこまで言うのなら、
「どこかの旧家の蔵の奥に、大聖人図顕の板本尊があるかもしれない」
「いずこかの寺院の宝蔵に、日興上人書写板本尊があるかもしれない」と、「あるかもしれない」という可能性だけによって、「大聖人が戒壇板本尊を造立した」とできえる根拠を示してください。

【　法華講員さん　】
一大秘法＝戒壇の大御本尊所住の処を「本門の戒壇」という。
戒壇の大御本尊様以外の御本尊様を安置する処を「義（理）の戒壇」という。

【　風神　】
で、それと「戒壇板本尊日蓮直造」と、なんの関係があるのかしらね？
907 ：風神：2007/11/14(水) 01:55:02 ID:en13crRA0: 【　風神　】
1573年・天正元年(滅後292年)に、大石寺14世となった日主の書状「日興跡条々事示書・年月日なし」に、「大聖より本門戒壇御本尊」とあります。
更にその本尊を「日蓮出世の本懐」と言い出したのは100年も後のことになります。
1682年・天和2年(滅後401年)11月13日よりの「日目350年忌の説法」22世日俊
「此の如く蓮祖御出世の本体三大秘法の御座す寺なる故に～」大石寺にて

【　法華講員さん　】
だからどうしたというのですか？
「戒壇の大御本尊様」の存在の傍証になりこそすれ、反証とはなり得ないではないですか。

【　風神　】
では、（笑）
◎　なぜこの時、突然その「存在」を言い出したのですか。

◎　なぜこの時まで、その「存在」を言わなかったのですか。

◎　で、この日主・日俊の時点での発言を、法華講員さんは「存在の傍証」といいますが、この発言内容から、どのようにして「戒壇板本尊は本物だ＝日蓮大聖人が戒壇板本尊の相貌を図顕し、その造立に関わった」と判断できるのですか?
具体的にその根拠を示してください。

◎「御法主上人ゲイカがいわれたことだから間違いない」ですか?
ならばその「御法主上人ゲイカがいわれることに間違いはない」といえる根拠を示してください。
それは盲信にすぎず、世間の晒し者になるだけ、とは思いますがね。

◎　他の日蓮系教団が「○百年後に出世の本懐の板本尊」を主張し出して、それをそのまま法華講員さんは「そうだね。存在の傍証だね」というのですか。

◎「いや、大石寺だけは別なのだから」というのなら、その根拠を示してください。

◎　大聖人滅後○百年後に「うちの寺に大聖人の相承書があった」といえば、それがそのまま「そうだね。存在していたんだね」といえるのですか。

◎　(おまけ)大聖人滅後○百年後に「日蓮大聖人の声を聞いた」「お告げがあった」といえば、それがそのまま通用するのですか？

◆　「だから云々」は、法華講員さんが「自ら登場した本来の目的=戒壇板本尊は日蓮図顕本尊であることを証明する」を放棄するかの、投げやりなものいいですね。

◆　大聖人滅後300、400年経過して、日蓮系一寺院が「うちの寺に出世の本懐・本門戒壇御本尊」といえば、それが「正しく、本当に、大聖人出世の本懐の本門戒壇御本尊が存在したことになる」というのが、世の正しい道理である、と証明してもらいましょう。

◆　ここ十数年の間でも、日蓮大聖人の真筆か？といわれる本尊が確認され、鑑定の結果、数体は「大聖人の真筆本尊」とされました。
それに対し「我が寺に大聖人の真筆・曼荼羅本尊があるよ。しかも出世の本懐で、本門戒壇堂用のものがね」といわれても、「はあ、だからどうしたというのですか？お宅の宗派の自己申告にすぎません。それで」となるのが道理というものです。

◆　日蓮大聖人入滅後300年、400年経過して出てくる「出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」・・・これを受け法華講員諸氏云く「存在の傍証だ」・・・正に「ゲイカの御内証を信じる人間ならではの思考回路」ですね。

本来は、日蓮大聖人入滅後300年、400年経過して出てくる「出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」・・・
「なにそれ？どうして今迄言わなかったの？なんでその時に言い出したの？それが本物であるという証拠は？」となるのですよ。
908 ：エバ：2007/11/14(水) 01:59:10 ID:nrNHshn2O: >>907
ならば、平成５年より前に創価学会が拝んでいた御本尊は一体なんだったんだ？
909 ：風神：2007/11/14(水) 02:03:19 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】
(「戒壇板本尊を鑑定せよ」との指摘に対して)
御仏御自らに向かって「貴方は仏ですか？ちょっと疑わしいので調べさせてくださいね。」と、身長や、手や足の長さを測ったり、肌に触ってみたり、体温を測ったり、口を開けていただき口内を覗いたり、胸に聴診器をあてたり・・・そういうことを平気でする馬鹿者が何処にいる？それこそ不信謗法ここに極まれり、である。

【　風神　】
こういう独りよがりな書きぶりを拝見するとですね、こちらもいきなりストレートに行きたくなりますよ。（笑）

◆　法華講員さんの書き方では、本門戒壇の大御本尊即日蓮大聖人であるかのような前提ですが、いつ、どこで、誰がそのように断定したのか。又その判断を、全日蓮系教団が承伏せねばならない根拠を示してください。

◆　法華講員さんは当方に対し「本門戒壇の大御本尊の真偽を問うことの愚かさ」の例示と解釈できる記述として、本門戒壇の大御本尊即日蓮大聖人であるかのような書き込みをしました。ならば「本門戒壇の大御本尊は即日蓮大聖人である」と直ちに証明してください。できるのですか、できないのですか？
日蓮正宗の、宗派内の約束事を書き記したものは、私達とは違う宗教である故、一切関係はありません。

◆　まあ、いずれにしてもたまげましたよ。この法華講員さんの頭の中では、前提として「本門戒壇の大御本尊＝日蓮大聖人」となってしまっていますが、法華講員さんの主張の当否ではなく、それ以前の「本門戒壇の大御本尊そのものは日蓮直造か」を議論しようとしているのですよ。主題を忘れてしまったのですか。
そりゃあ、日蓮大聖人御本人に向かって「はい、調査ですよ」など、失礼千万というものですし、できようはずもありません。なにしろ、現在では肉身は存在しないのですから。

◆　しかし、さすがに「ゲイカは生身のお釈迦様・日蓮大聖人様・御本尊さま」と定義する宗派の中で、思考の訓練を受けているだけのことはあると思います。でも、自分が信じているからといって、誰でも信じてくれるわけではないのですからね、勘違いしないように。熱くなると「二手先、三手先」のことを考えられなくなっちゃうのかな。
910 ：風神：2007/11/14(水) 02:05:23 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】
「戒壇の大御本尊様が偽物であり、宗祖大聖人様が顕された御本尊様ではない。」と断定できる物的及び直接証拠、あるいは文献はあるのか？

【　風神　】
◆　逆ギレですね、更にくどいですね。誰も「偽物」とは言ってはいませんですよ。「日蓮直造か？日蓮非直造なのか？」が今回の主題です。

文献はこれまでの私の書き込みです。まだまだ始まったばかりですけど。
「あほう」という声が聞こえてきますが「はい、アホウでけっこうでございます」（笑）

◆「相貌の鑑定」という角度もありますが、これは金原本に譲りましょう。
しかし、この分野で明白に暴かれてしまっている現在・・・日蓮正宗の金看板「本門戒壇の大御本尊の権威」は明確に失墜しております。
金原本を嫌いな人は、そのまま平和に、幸せに、夢を見続けてください。まあ、これからは「世界広宣流布の時代」ですからね、日本の中で「自称日蓮正統の一宗派」が消滅したとて、スッキリするだけです。

◆　これまでもそうでしたが、これからはより以上に
「世界の片隅で生まれては死に、死んでは生まれ続ける、無名の人の、声無き声を聞き、それに涙し、同苦し、祈り励ます」という同時代を生きる地涌の菩薩としての、責任を果たし行く時、と認識していますので、イスラム・キリスト・ユダヤ・仏教の方々を見、対話する我らの後方で、魔教・邪教・妖教が「断末魔の雄叫びと共に消滅」したところで、なんの関係もありません。更に「世界へ、世界へ」です。

◆　続けますが、立正安国会「御本尊集」等に所収の、他の日蓮宗等に有る日蓮図顕本尊は、「人が信じる、信じないに拘らず日蓮真筆の本尊」なのです。対して客観的証明ができず、「信じてもらうことによってしか成り立たない」日蓮正宗の戒壇板本尊信仰という実態、そして不信者には「考えつく限りの脅しの経典(事実上呪文に貶めている)」で洗脳する、この現証が「宗祖大聖人様が顕された御本尊様ではない。」証拠でもありますね。

いわば「盲信と脅し」によって成り立っている宗派、それが日蓮正宗です。これ以上被害者を出さないよう、早く日蓮消宗にしていかないといけませんよね。
911 ：風神：2007/11/14(水) 02:07:08 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】
日蓮大聖人さまの御遺命が戒壇建立にあることは、三大秘法鈔にはっきり御遺言されているのですよ。

【　風神　】　
まあ、それはそうでしょう。ですが、戒壇建立を表に立てるこのような解釈は、ことのほか、浅井センセイがお喜びになられるところでもあるでしょう。（笑）

◆　三大秘法抄で戒壇建立がいわれているその御文には「王法仏法に冥じ、仏法王法に合して、王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて」とあり、当然の前提として広宣流布の時を到来させねばならない、ということがあります。
故にこの「戒壇とは～」の御文は、戒壇建立に約して一閻浮提広宣流布・立正安国を御遺命せられた文証である、と拝するものです。

御義口伝巻上　　
第二成就大願愍衆生故生於悪世広演此経の事　
御義口伝に云く大願とは法華弘通なり愍衆生故とは日本国の一切衆生なり生於悪世の人とは日蓮等の類いなり広とは南閻浮提なり此経とは題目なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者なり。

生死一大事血脈抄　　
総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か

上野殿御返事　
願くは我が弟子等大願ををこせ、去年去去年のやくびやうに死にし人人のかずにも入らず、又当時蒙古のせめにまぬかるべしともみへず、とにかくに死は一定なり、其の時のなげきはたうじのごとし、をなじくはかりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへちりを大地にうづむとをもへ、法華経の第三に云く「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」云云、～此れはあつわらの事のありがたさに申す御返事なり。

【　法華講員さん　】
日蓮大聖人さまの御遺言であることをもって化導の完結と申したのであり、戒壇の建立を命じられた以上、戒壇安置の御本尊があるのが当然で、相承をうけられた日興上人様が「日興跡条条事」にはっきりと弘安二年の大御本尊といわれています。

【　風神　】
出ましたね。こういう表現、これでこそ日蓮正宗法華講の面目躍如。
「俺の頭の中では常識だい。だからこの世の常識だい。ほらどうだ、みんな信じろよ」とね。（笑）はい、「日蓮正宗の常識＝はたからみれば妄想・幻想」なのですよ。

◎「戒壇安置の御本尊があるのが当然で」は、誰から教わったのですか。

◎　その一つの説がどうして正しいと言い切れるのかな。

◎　で、何よりもその「戒壇安置の御本尊」は存在するのかな。存在するのならその証明はできますか。

◎「日興上人様が『日興跡条条事』にはっきりと弘安二年の大御本尊といわれています」とは、誰にむかって言っているのかな。法華講員サン達だけ？だったらいいけど、まさか、こちらに向かって言っているのかな。（笑）
だったら、「日興跡条々事の正本」を客観的に証明しましょうね。
912 ：風神：2007/11/14(水) 02:08:13 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】
戒壇建立はなまやさしいものではなく

【　風神　】
そのとおり、一閻浮提広宣流布・立正安国に至る道程は半端ではないでしょう。ただ、日蓮正宗がいくら広まっても、広宣流布でもなんでもないけどね。

如説修行抄　　
其の上真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり、されば此の経を聴聞し始めん日より思い定むべし況滅度後の大難の三類甚しかるべしと、然るに我が弟子等の中にも兼て聴聞せしかども大小の難来る時は今始めて驚き肝をけして信心を破りぬ、兼て申さざりけるか経文を先として猶多怨嫉況滅度後況滅度後と朝夕教へし事は是なり予が或は所ををわれ或は疵を蒙り或は両度の御勘気を蒙りて遠国に流罪せらるるを見聞くとも今始めて驚くべきにあらざる物をや。

【　法華講員さん　】
「聖人御難事」には釈尊の出世の本懐と、伝教大師等の出世の本懐に比肩して「余は二十七年なり」と、弘安二年に日蓮大聖人の出世の本懐を遂げられたことを、正依に明記されていますわ。

【　風神　】
出ました。（笑）日蓮正宗的発想に基づく怪釈丸出しですね。何百回でもいいましょう。

◎「聖人御難事」のどこにどのように「特定のあるひとつのものだけが出世の本懐」と書いてあるのですか？

◎「聖人御難事」を読み、「戒壇板本尊が出世の本懐である」と、解釈したのは、いつ、どこで、誰から始まったのですか。

◎　その解釈論は「正しい」と誰が判定しているのですか。

【　法華講員さん　】
(「板本尊を鑑定せよ」との指摘に対して)はい、ぜひともやってください。お願いしますわ。

【　風神　】
あらあら、所有権は大石寺さんの方ですよ。是非、大石寺住職さんに「ここまできたらやるしかない」とお願いしてみたら。

【　法華講員さん　】
日蓮正宗の正依に本門戒壇大御本尊を否定する文言があれば示してくだされ

【　風神　】
大丈夫でしょう。いくら日蓮正宗でも、正依に「本門戒壇大御本尊を否定する文言」はないでしょう。（笑）

【　法華講員さん　】
本物だから富士宗学要集にも書かれていますよね。

【　風神　】
そりゃそうだ、日蓮正宗にとってはね。でも今は「その正体」が露見しつつあるでしょう。
913 ：風神：2007/11/14(水) 02:10:59 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】　
風神さん、ぜんぜん、ダメですね。戒壇板本尊が後世の造立であると、客観的な証明が出来ないではないですか。

【　風神　】
はてな、なにがどういうふうに?
話が逆ですわね。日蓮正宗の皆さん方が「戒壇板本尊は日蓮大聖人による造立である」というこを証明しないといけないのですよ。
テーマは「日蓮正宗の『本門戒壇の大御本尊』は日蓮直造か？」ですよ。
「創価学会の三宝を問う。心ある人よ、来たれ!」ではないのですよ。それをやりたかったら、ご自分でそのようなサイトを立ち上げたらどうでしょうか。得意分野でしょうから。やたら「三宝」を喋りたがる法華講員さんが多いですからね。もっとも、誰も行かないとは思いますが。(苦笑)

【　法華講員さん　】
いいですか、戒壇の大御本尊が顕わされてこそ、大聖人様の御化導が完結するのですよ。これは日蓮仏法を修学する者の基本中の基本です。この初歩的段階で迷子になっている風神さんは、日蓮仏法を云々する資格すらない、ということなのです。その程度のあなたが「御戒壇様」を評するなんて、七代生まれ変わってもできるものではありません。「身の程を知れ」ということですよ。

【　風神　】
立派です。それでこそ「日蓮正宗法華講の模範」でもあるでしょう。それを言ってもらわないとこちらも元気が出ませんし、やりがいがありません。よくできました。（笑）
で、・・・だから何?
色々とアドバイスを頂きましたが、それは単なるお宅の宗派内での決まり事であって、風神には全然関係ないのですがね。（笑）

【　法華講員さん　】
くどいのは風神君だね。大聖人の化導の全体を知らない者の、戯言に付合うのは、もう辞めにしますよ。

【　風神　】
まあ、そう仰らずに、気は長くしてね、末法は「怨憎会苦」ですよ。いろいろな意味でね。(苦笑)

【　法華講員さん　】
どんな立場で戒壇の大御本尊を否定するのか、戒壇の大御本尊以外に大聖人御化導の完結があるというのか、楽しみにしていましたが、自ら信じる三宝もなく（人類も大切な友人も救えない）、しかも、大聖人を信じているかのように装い、大聖人の化導を破壊する行為に執着する変態学者であることが、ほぼ明かになりました。
（狂人走って、不狂人走るの愚は、馬鹿らしいからね）

【　風神　】　
人類と大切な友人を救えるという日蓮正宗の三宝とはいったい・・・・?（笑）
特に法宝の「本門戒壇の大御本尊」なるものを検証しようとしていたのに、「御化導の完結」と話を転じてごまかしてしまう、ということは、検証の内容に入れない日蓮正宗の法宝・本門戒壇の大御本尊ということかな。
大丈夫?それで人類救済できるのかい。

板本尊の検証をしようとすると「大聖人の化導を破壊する行為に執着する変態学者」とは、さすが「迷信に陥っている」現証をさらしていますね。
しかし、脱会者作りが「人類救済」とはね?
もう、日蓮正宗の妄想も度が超えてきたようです。（笑）

【　法華講員さん　】
これまでの対論では、日蓮正宗法華講の勝利です！！　みなさんありがとうございました。

【　風神　】
それはおめでとうございます。でっ、何にどのように勝ったのかな?（笑）
914 ：エバ：2007/11/14(水) 02:24:25 ID:nrNHshn2O: 法華講員たたく前に、20年くらい前の聖教新聞とか大百蓮華を読んだら？
創価学会だって法華講員だったわけだし、風神さんは頭がいいんだから、読めるでしょう？
915 ：エバ：2007/11/14(水) 02:27:50 ID:nrNHshn2O: >>903
独立したから悪いのではなく、教義がめちゃくちゃだから悪いのです。
916 ：風神：2007/11/14(水) 02:29:00 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】　
風神君とかいう人は、お能が少々薄いようですね。拙者の作文を顔を洗ったうえで良く読んで見給え。

【　風神　】
はい、仰せの通り「顔を洗ったうえで」拝読いたしました。（笑）

【　法華講員さん　】　
拙者はこのように指摘しました。
「大聖人は『阿仏房御書』に、宝塔＝曼荼羅本尊を指し給いて『出世の本懐とは是なり』と仰せであるから、明らかに、弘安二年十月十二日御図顕の大御本尊の御事を指されて、このようにお示しになられているのである。」と書いたとおりであって、

【　風神　】
「仰せ」まではそのとおりですね。
「であるから、明らかに、弘安二年十月十二日御図顕の大御本尊の御事を指されて」ここはいただけません。これがまかりとおるならこういうことでしょう。

◆　以下、創作のたとえ話
日蓮大聖人は御書のなかで｢十羅刹女と申すは10人の大鬼神女、四天下の一切の鬼神の母なり。また十羅刹女の母なり、鬼子母神これなり｣と述べられ鬼子母神を重視されています。

昔々、鬼子母神はインドで訶梨帝母（カリテイモ）とよばれ、王舎城（オウシャジョウ）の夜叉神の娘で、結婚後、多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐極まり、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれていました。

釈尊は、その過ちから訶梨帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠されてしまわれました。その時の帝母の嘆き悲しむ様は、山よりも高く海よりも深く限りなく、釈尊は、
｢千人のうちの一子を失うのもかくの如しである。いわんや、人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかばかり｣と戒めさとされました。

そこで訶梨帝母は、初めて今までの過ちを悟り悔い改め、釈尊に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。

日蓮大聖人はこの鬼子母神の故事を重んぜられ、当山奉安の「鬼子母神曼荼羅」をお認め遊ばされました。鬼子母神は法華経行者守護の善神として、日夜休み無く妙法口唱の善男善女を守られております。一天四海皆帰本因妙広宣流布の暁には、脇書きに「本門戒壇本尊也」とお認めの当山の鬼子母神曼荼羅が、本門寺戒壇堂に安置せられるのでございます。

しかもこの曼荼羅の日付は「弘安2年10月12日」であります。この月といえば「聖人御難事」で「余は二十七年」と仰せ給い、出世の本懐を遂げられためでたき時にあたるのであります。では、この月の曼荼羅にどのようにお認めかと拝する時、一つ「本門戒壇本尊也」とあるのは当山の鬼子母神曼荼羅のみであります。

正に「大聖人の出世の本懐・鬼子母神曼荼羅」であり、それは『阿仏房御書』（Ｐ.７９３）に、宝塔＝曼荼羅本尊を指し給いて『出世の本懐とは是なり』と仰せでありますから、明らかに、弘安二年十月十二日御図顕の大御本尊=鬼子母神曼荼羅の御事を指されて、このようにお示しになられているのであります。

今日、この鬼子母神曼荼羅にあらぬ疑難が浴びせられておりますが、日蓮大聖人の一々の曼荼羅本尊につきまして、客観的な文証などないわけでありまして、この鬼子母神曼荼羅そのそものが証拠なのであります。ここに厳然としておわしますということ、この事実が証拠なのであります。

故に誹謗する輩は法華経に云く「来世以降、生まれてくる度に、歯が部分的に欠損していたり途中で欠けたり、唇が醜く、鼻も低く醜悪。手足がねじ曲がり自由に伸びない状態となり、瞳の方角が偏り、正常にものを見る事が出来ない姿となり、身体は醜く汚く臭く、悪性のできもの、腫れ物が多発し、血の中に膿が混じったり、また膿の血が染み出してきたり、腹部に濁水が充満し腫れ上がり、酷い喘息などで息が詰まり呼吸困難になったりする。その他諸々の悪重病に侵され続けるであろう。」まことにもって後生恐るべし、であります。

鬼子母神の霊験は夫婦和合・安産成就・恋愛成就のほか、持病治癒・災禍除去とされています。真言はオン・ドドマリ・ギャキティ・ソワカ。種子はウーンであります。
皆様、広宣流布に先立って行なわれる御開扉にこぞって参詣されますよう。合掌　

◆　多くの日蓮正宗の坊さん、法華講員さんは信仰の対象として「本門戒壇の大御本尊」を拝むわけですが、そのものを検証するということは全くありません。故に、前提として「ある、正しい、間違いない」が頭の中にロックされてしまっているのですね。で、それをそのまま「日蓮正宗外」の人間にもさらけ出してしまうわけです。おそらく本人は無意識のうちに。
それを例えとして示せば「正体不明、出所不明、根拠なし、単なる自主申告、寺で創った因縁話の上記・鬼子母神曼荼羅」と軌を同じくするものだ、ということです。
917 ：風神：2007/11/14(水) 02:30:20 ID:en13crRA0: 【　法華講員さん　】
なにも､拙者は本門戒壇の大御本尊が『阿仏房御書』が認められた、文永九年の時点から存在していたとは一言もいってはいないのである。

【　風神　】　
ところで、何ゆえに「阿仏坊授与曼荼羅本尊」の教示が、存在無き「本門戒壇の大御本尊」に結びつくのか、是非教えて頂きたいです。お願いしますよ。

【　法華講員さん　】
大聖人様の御自身の出世の本懐成就は「一念三千を識らざる者には仏大慈悲を起し、五字の内に此の珠を裹み、末代幼稚の頚に懸さしめたまふ」（御書Ｐ.６６２）とある如く、あくまでも本門戒壇の大御本尊を御図顕される事に最大の眼目があられた事を思えば、

【　風神　】
「大聖人の出世の本懐成就は、あくまでも本門戒壇の大御本尊を御図顕される事に最大の眼目」とは、誰より教わったのですか?
どうして正しい、といえるのですか?

◎　日興上人が、
建治二年二月五日(興師加筆)日興が祖父河合入道に之を与へ申す、本門寺に懸け万年の重宝たるなり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西山本門寺蔵　(富要8 -220 )
と、大聖人図顕本尊に添書きをし、「本門寺に懸け万年の重宝たるなり」とされたのはどうしてですか?

◎　更に
(弘安二年か)(興師加筆)因幡の国富城寂仙房日澄の母尼に弘安二年九月之を与へ申す、本門寺の重宝たるべきなり、　　　　　　　　　　　　　　　京都妙覚寺　(富要 8-222 )
とあるように「本門寺に懸け万年の重宝たるなり」と「本門寺の重宝たるべきなり」の違いはどういうことでしょうか。

【　法華講員さん　】　
来るべき弘安二年十月十二日に出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊を御図顕される事を前以って御予言為されることは理の当然であろう。したがって、阿仏房御書に前以って「出世の本懐とはこれなり」と記されておられるのである。

【　風神　】
阿仏坊御書は「本門戒壇の大御本尊」の予言書である、とは珍しや。「御予言為されることは理の当然」とは、誰がいったのですか?

【　法華講員さん　】
風神君のような能の薄い人が、ピントの外れた戯言を漕いで、問題を故意に逸らそうとしている事が良く分かります。

【　風神　】
法華講員各位が書けば書くほど、「日蓮正宗という日蓮系一宗派の坊さんのいうことを、鵜呑みにしてそのまま垂れ流しているだけであったり、ちょっとだけひねり、変化を加えたりして、もっともらしくいっているだけ」ということが露見していますね。
918 ：風神：2007/11/14(水) 02:32:07 ID:en13crRA0: 【　風神　】
日蓮正宗のみなさんへの質問　

日蓮正宗発行「折伏教本」に云く
「　三、日蓮正宗とは
日蓮大聖人の仏法の根本である本門戒壇の大御本尊と、唯授一人の血脈は、富士大石寺に伝えられています
この大石寺を総本山と仰ぎ、日蓮大聖人の仏法を実践して、広宣流布をめざしいている唯一の宗団が、『日蓮正宗』です。
日蓮正宗の僧俗は、本門戒壇の大御本尊を信仰の根本とし、唯授一人の血脈に随順して、自行化他の信心に励んでいます。この日蓮正宗の信仰によってこそ初めて成仏が叶うのです。」
以上

◆　実におめでたい文章ですが、しかし、この「本門戒壇の大御本尊と、唯授一人の血脈」こそ、一切の問題の根本原因でしょう。彼らの説によれば、これがあればこそ、大石寺は正しく、これがないからこそ、それ以外は邪宗となるのでしょう。
でも、今では、法華講にいる元学会員さんが脱会する動機となった、この根本教義も、「大石寺が正しい理由」から「大石寺が邪宗寺である理由」になりつつあります。
なぜなら、阿部さんの息子さん以下、誰もまともに答えられないのですから。
というと、ある法華講員いわく「本宗の信徒団体だった創価学会が何故、今頃になって御戒壇様を誹謗しだすのか」と。ここで、長くなりますがお答えしましょう。

はい、誹謗ではなく、史実を、日蓮大聖人の仏法の真実を、法門を闡明にせんとしているのですよ。日蓮正宗から破門なるものをしてくれて、時が変わりました。日蓮正宗の方から、「過去は清算、今後は無関係。以後、創価学会は完全に別宗教、新興の邪宗教」と言い出したのです。
えっ、それでも創価学会に「御免なさい、許してください、戻してください」と言わしたいのですか。そうでしょうね、正宗にとってはそれこそ「正しい信心」というところなのでしょうね。（笑）
でも、そうはいきません、創価学会はお人よしの集まりではないのですから。（笑）破門をしといて「信伏随従せよ」なんてね、そういう発想自体が日蓮正宗の傲慢不遜さの典型でしょう。
この破門なるものを境に、創価学会にとっても「新しい時」が始まり、「正邪分別の時の到来」となったのですから。
この十年来のやり取りの中で、日蓮仏法の本義が明確化されてきた、というのも時至る故であり、その流れは今、日蓮正宗の本丸へと迫りつつあります。
919 ：風神：2007/11/14(水) 02:34:25 ID:en13crRA0: ◆　さて、質問です
◎「金口の血脈」は大聖人の教えなのですか?　

・「金口」につき、御遺文ではなんと説かれていますか?

◎「法体の血脈」は大聖人の教えなのですか?　

・「法体」につき、御遺文ではなんと説かれていますか?

・「金口の血脈、法体の血脈」を他の日興門流寺院等が主張したら、あなた方はなんといいますか?

・なぜ、日蓮正宗だけがそのような主張をできるのですか?

◎　大石寺貫主のみの唯授一人血脈相承とは、いつ、どこで、誰が言い出したのですか?

・それが大聖人の教えとどのような関係があるのですか?

◎「金口の相承があれば、大石寺貫主は学不学によらず、生身の釈迦日蓮」は、大聖人の教えのどこに説かれているのですか。

・「大石寺貫主は生身の本尊」を大聖人の教えのどこに説かれているのですか。

◎　大聖人滅後数百年して、一日蓮系寺院の貫主が「秘密の相承」みたいなもの例えば「十二箇条の法門」なるものを自主申告すれば、それに従わないといけない、という根拠をお示しください。

・他の日興門流寺院等が主張したら、あなた方はなんといいますか?

・なぜ、日蓮正宗だけがそのような主張をできるのですか?

◎　大聖人滅後数百年かけ、創作教義で固めた一日蓮系寺院が、「御書に説かれる破折は御在世の邪宗のことなんだ。俺達に向けるのは間違っている」と主張するのは正しい、と証明してください。

◎　一日蓮系寺院の坊さんが「相承書を少し公開したけどね。それが全てじゃないんだよ。まだまだあるよ」と勝手に宣言しても正しい、という根拠をお示しください。

◎　「大石寺貫主が己義を構えると考える人は、とんでもない考えの人です」ということを御遺文を通して証明してください。

◎　一日蓮系寺院の住職が「わしは仏法の化導における一切の権能を具えるのだ」と主張することは正しい、ということを証明してください。

・一日蓮系寺院の住職が「猊座というものは、大聖人様の生まれ変わりを表わす意味なんです」と発言したことにつき、大聖人の教えで証明してください。

・一日蓮系寺院の住職が「その時の法主は大聖人様の仕事をつかさどっておる。」と発言したことにつき、大聖人の教えで証明してください。

◎　自らは創作教義を旨とする宗教団体が、他の宗教団体の本尊・教義を云々できる、という道理、また、それは正しいのだ、ということを大聖人の教えで証明してください。

◎　創作教義を根幹とする一日蓮系寺院の住職が、他宗教の本尊について「俺の許可を受けていない。俺の寺から下附されたものではない。お前らが勝手に作成したものである。だからニセ本尊だ」といえる道理、又それが正しいということを大聖人の教えで証明してください。　　

◎　創作教義を根幹とする一日蓮系寺院の「三宝」を信じないと成仏できない、ということを大聖人の教えで証明してください。

◎　創作教義を根幹とする一日蓮系寺院の住職が、宗祖の教え・御遺文を根本とする宗教団体に向かって「お前は経巻相承だ、そんなことやってたらみんな自主申告で正しくなって仏法は乱れる。俺の寺の唯授一人血脈相承でなければならないんだ」というのは正しいと、大聖人の教えを通して証明してください。

◎　日興遺誡置文の「時の貫首」は大石寺貫主であると、いえる根拠をお示しください。

◎　下記につき、大聖人の教えで証明してください。
「折伏教本」
「第六章　日蓮正宗に疑問を感じている創価学会員に
～しかし、日蓮大聖人の仏法の一切を継承された御法主上人が、日蓮大聖人の教えに違背する過ちなど、犯すはずがないのです。」
しかし・・・ここまで言い出し、それを信じるなんて、ホントーに気の毒というか、哀れというか・・・・。
920 ：風神：2007/11/14(水) 02:37:35 ID:en13crRA0: 続きは山ほどあるけど、明日にしておきます。(笑)
総本山の役僧・無任所教師の皆さん、頑張ろう!
921 ：沖浦克治：2007/11/14(水) 07:34:07 ID:dcyEvt8s0: 　風人さん、おはようございます。

　昨夜、鉄斎さんと電話でお話いたしました。
　一度ご一緒に遊びに来てくださいませ。
922 ：名無しさん：2007/11/14(水) 07:57:25 ID:nrNHshn2O: 沖浦君、漢字間違っているよ。失礼な人だな。
923 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/14(水) 08:02:38 ID:eHnTKng2O: 沖浦さん、昨日はありがとうございました。
924 ：沖浦克治：2007/11/14(水) 08:14:37 ID:dcyEvt8s0: 　鉄齋さん　おはよういございます。

　ハンネ、間違いました。
　ごめんなさいませ。
925 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/14(水) 08:52:28 ID:eHnTKng2O: >>922

うるさいやつだな、本人同士が構わないんだから口出すな
926 ：鉄齋翁書畫寳墨：2007/11/14(水) 09:01:22 ID:eHnTKng2O: そういえばさあ、大石寺って山内いたるところ板曼陀羅だらけだよね？塔中坊すべて大講堂客殿、御影堂。たしか五重塔の中も板曼陀羅。
紙幅が皆無ってのも異様ですね。
耐用年数ってのは分かるけど。
やっぱり金文字のが有り難みがあるから？
927 ：日々更に決意只今自粛中 ◆a1UA6x1G/g：2007/11/14(水) 11:30:43 ID:GoFRAxq20: でも、一言。。。
>>922
失礼なのは、お前だよ。名無しさん。

では、・・・引っ込みます。
928 ：風神：2007/11/14(水) 13:56:48 ID:jQQQxcdE0: あらっ?
> 927

日々さん、特にここでは書きたいこと、どんどん書いてください。
全然、遠慮なんていらないでしょう。
女性は皆無だし。（笑）
なんで謹慎だか分かりませんが、そんな、謹慎なんていいですよ。自由に楽しくやりましょう。
書きたくなったら書く、自然体でいきましょうや。
929 ：日々更に決意 ◆a1UA6x1G/g：2007/11/14(水) 14:22:35 ID:6T6GjsAY0: 『只今自粛中』・・・あはは！とっちゃいました。

風神さんの言葉をキッカケにして（笑）。

自分もそうします（反省は反省として）！。

書きたくなったのが、922番の名無しさん宛て・・・。
っつうのも・・・あはは！
ある意味。。。922番さんにも感謝・・・・ですね。

で。。。922番さん。。。
重ねて。。。アンタ、ホント・失礼ですよ。
ソレ・・・揚げ足取りです。

・・・追伸。。風神さん、キッカケをつくって頂きありがとうございますm(__)m。
930 ：風神：2007/11/14(水) 14:45:02 ID:jQQQxcdE0: 日々さん、とんでないです。
お互い多感で、悩み多き40代ですなあ。（笑）
ま、ネット上はの～んびり気楽に行きましょう。

沖浦さん、ありがとうございます!
931 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/11/14(水) 15:11:57 ID:yYezrDkw0: 　　こんにちは。
日々しゃん！
とちゃって、よかった～。；＿；

スレ違いのレス、すみません。
932 ：一壮年：2007/11/14(水) 19:48:41 ID:TburqNXIO: 風神さんのブログお気に入りに入れて携帯から読んでます
教学は3級まで取りました
御書の要文集はよく読んでます
933 ：風神：2007/11/14(水) 21:27:14 ID:kocMe/EY0: では、今晩も問答の続きを・・・。

【　法華講員さん　】
「御本尊七箇相承」が「偽相承書である」ことを状況証拠ではなく直接証拠によって証明せよ。

【　風神　】
逆切れですね。さすが「ゲイカの御内証を信じる人間特有の発想」であります。該書を以て「大石寺貫主への信伏随従」を信者に向かうのみならず、他宗教の人にまで説いているのがそちらさんなのですから、証する責任は法華講員さんにありますよ。

【　法華講員さん　】
この立正安国会版「御本尊集」に掲載されている御本尊が、「すべて」であると言うことを御書及び「上古の文献」によって証明せよ。

【　風神　】　
法華講員さんのこの質問は、単なる揚げ足取りですね。いつも「思い込み」の強い人です。

【　法華講員さん　】
立正安国会版「御本尊集」の中で、「本門戒壇」と記されている御本尊を挙げよ。

【　風神　】
まったくもう、すぐに逆切れして開き直る御仁ですね。手がかかりますこと。（笑）
では「かかる愚問に答えるべき道理を示せ」としましょうか。
次に優しく言えば「どこにもそのような御本尊はありませんが、それが、なにか、どうしたの」としましょうか。

【　法華講員さん　】
大聖人様仰せの「出世の本懐」であられる御本尊様は「本門戒壇」と記されている大御本尊様以外のどの御本尊様なのか例示せよ。

【　風神　】
「阿仏坊授与本尊を出世の本懐」といわれておりますが、それで？
更に「御義口伝では此の五字・日蓮出世の本懐なり」とあり、「阿仏坊御書」の意は全ての日蓮図顕本尊にも通じるものでしょうね。

まあ、こういう方には
「日蓮大聖人の出世の本懐が特定の一つの板本尊になる、という根拠を示せ」
「日蓮大聖人が御書に教示されている『出世の本懐』以外に、別の出世の本懐がある、と証明してみよ」
とでも言いましょうか。
あっ、いや、そんな高尚な話しではないか。
「一万円札を手にしている人物が、多くの人に向かって『俺が持っている一万円札以外に本物が有るのだったら示してみろよ』と叫んでいるが、これが一般常識である、と証明してみよ」
とでもご指摘しましょうか。
934 ：風神：2007/11/14(水) 21:29:38 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
大聖人様が、
「戒壇とは、王法仏法に冥じ、仏法王法に合して、王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて、有徳王・覚徳比丘の其の乃往を末法濁悪の未来に移さん時、勅宣並びに御教書を申し下して、霊山浄土に似たらん最勝の地を尋ねて戒壇を建立すべき者か。時を待つべきのみ。事の戒法と申すは是なり。三国並びに一閻浮提の人懺悔滅罪の戒法のみならず、大梵天王・帝釈等の来下して踏み給ふべき戒壇なり。」
と仰せになったその事の戒法の根本法体を顕さず、御入滅になられるはずはないではないですか。
もし、後に譲られたとするならば、誰がどのような資格・立場で顕すのかが明確ではない。
またその御教示がない。故に大聖人様御自ら御存生中に顕されたことは間違いない。

【　風神　】
これでこそ、模範的な信者・法華講の鏡ともいうべきものでしょう。こうでなくてはいけません。
しかし・・・願望、推測をどれだけ言おうが、ただ、いっているだけにすぎないのですよ。残念です。お気の毒、過去の終ってしまった歴史、は変わりません。
「三大秘法抄」の解釈を頑張っても「ないものはない」のですからね。
ちゃんと日興上人が「本門寺に懸ける日蓮図顕本尊」を選定してくれていますから、どうぞ力まず、心配せず、ご安心ください。

【　法華講員さん　】
「一、日興が身に宛て給はる所の弘安二年の大御本尊は、日目に之を相伝す。本門寺に懸け奉るべし。」
の御文から、その根本の御本尊様は「弘安二年」に顕された「大御本尊」であることは明確である。

【　風神　】
「弘安二年の大御本尊」が戒壇板本尊である根拠は何でしょうかね。あと、金原本では、「弘安二年に給わった御本尊」との読みを紹介しています。

【　法華講員さん　】
真に勿体無い話であるが、今の寸法で御身の丈は、長143.9センチ　横65.7センチとなられる

【　風神　】
ほう、やはり、大石寺の板本尊は大きいですね。あと10センチでうちの女房と同じですよ。横幅は違いますが。（笑）

【　法華講員さん　】
と日布上人仰せの如く、正に群を抜いての大幅であられる。
しかも、他の御本尊様は全て紙幅であるが、戒壇の大御本尊のみ板御曼荼羅である。
更に「本門戒壇」の御銘記があられる。
この事からも、未来本門寺の本堂御安置の本門戒壇の大御本尊様はまさに、今大石寺奉安堂に厳護されている「戒壇の大御本尊様」に間違いないのである。

【　風神　】
これは日蓮正宗での話しですね。創価学会は「日蓮仏法」に還ったのですよ。「日蓮正宗の宗派教学」にはバイバイしたのですよ。
で、今でも、日蓮正宗の歴代貫主のいうことを信じてくださいって？はい、いやです。（笑）

現在では、こういう大石寺歴代貫主の言葉を聞いて、「はい、そうですか」という感覚は「正常ではありません」です。

私達は当初より戒壇板本尊の日蓮直造の証明につき、法華講員さんの言葉をかりれば「それなりにきちんとした客観的証拠を挙げよ！と言っているのである。」です。
何回も指摘し、言い続けても「のらりくらり」では、「妄執深き貴殿の脳髄ではやはり解りませんか?反論不能より以前に理解不能ですか？」というしかないでしょうか。

で、法華講員さん！戒壇板本尊日蓮直造の証明は？
935 ：風神：2007/11/14(水) 21:33:32 ID:kocMe/EY0: 【　風神　】

◆　唯授一人血脈相承やら、法主は生身の大聖人さまなどの教義は、天台密教の影響をもろに受け、その教義をたっぷりと吸収した京都の坊さん左京日教が、さびれ、衰亡していた大石寺に持ち込み、根付かせたところから始まったものですね。

「1480年・文明12年(滅後199年)　京都・住本寺　日叶作　百五十箇条(富要2 -245)　
若末法弘通の志の行者・法華金口の明説に於ての事、金口の明説とは法華なり、金口に付ては台家には金師の祖承・金口の相承とて二筋の法門有ること常の如し、当宗の金師・金口共に伝たるなり、」

【　法華講員さん　】
上記の文書が「左京日教師」により大石寺へ流入してきたと断定できる、根拠を明示されたし。当方の文献では確認できず。もし明証されたならば素直にその史実に関しては受容する。

【　風神　】
はい、「上記の文書」は日教の大石寺起伏以前ですから、「物理的側面」では書いておりません。「血脈法水信仰・貫主信仰が大石寺に入ってきた」ということですよ。
更に大石寺に起伏以降は以下の文書ですね。

1488年・長亨2年　日教作　類聚幹集私　(富要 2-309 )
第四　諸宗先ず本尊を定むる事
日蓮聖人御入滅有るとき補処を定む、其の次ぎ其の次ぎに仏法相属して当代の法主の所に本尊の躰有るべきなり、此の法主に値ひ奉るは聖人の生まれ代りて出世したまふ故に生身の聖人に値遇結縁して師弟相対の題目を同声に唱へ奉り信心異他なく尋便来帰咸使見之す、何ぞ末代の我等三十二相八十種好の仏に値ひ奉るべき、当代の聖人の信心無二の所こそ生身の御本尊なれ

1484年・文明16年　日教作　穆作抄　(富要 2-253 )
四、本門下種の三徳有縁の導師の事　
所詮は当代の教主法王より外は本門の本尊は無しと此の信成就する時、釈迦如来の因行果徳の万行万善・諸波羅密の功徳法門が法主の御内証に収まる時・信心成就すると信ず可きなり
936 ：有権者：2007/11/14(水) 21:34:05 ID:oNGuT7yM0: 公明党は、悪の政党です。
創価学会は、悪の集団です。
この二つの要素が、日本を不幸にしているのです。
日本国民の皆さん、早く気づいてください。
自民党とその支持者の皆さん。
公明党を削除してください。
今の自民党の低迷は、公明党との連立です。
あの悪徳政党は、自民党にとって何の利益も与えません。
早く気づいて下さい。
937 ：風神：2007/11/14(水) 21:35:02 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
が、別に今殊更に、この文を以って、「唯授一人血脈相承信仰」の“根本要因”とでも言うが如き説は如何か？この段の全文は以下の如くである。
「百四十八
若末法弘通の志の行者法華金口の明説に於ての事、金口の明説とは法華なり金口に付ては台家には金師の相承・金口の相承とて二筋の法門有ること常の如し、当宗の金師金口共に伝たるなり、釈迦の金口を動かず塔中にて別付属せし上行菩薩なり、取りも直さず唱るは金口なり、金師は釈迦も三十二相地涌の菩薩も身皆金色にて請取玉ふなり金師なり、此の金口の明説を上行に授け上行再誕の日蓮日興に授く、されば日興を以て解悟の智識と申すなり。」
この中で風神が掲載しなかった特に最後の部分、「此の金口の明説を上行に授け上行再誕の日蓮日興に授く、されば日興を以て解悟の智識と申すなり。」は当宗の教義信条として古来からの宗是であり、別段「新義」ではないが？

【　風神　】
では、いきますか

◎「日蓮日興に授く」は何を意味するのですか？大聖人が日興上人に対し、日蓮正宗でいうところの血脈相承をした、ということですか？ならばそれを客観的に証明してください。

◎　大聖人が、自身滅後は「金口の血脈、法体の血脈」によって仏法を唯授一人で継承させ、末法万年までの令法久住をはかられたという証拠・文証を示してください。

◎「金口の血脈」が大聖人の教えであると証明してください。　

◎「金口」につき、御遺文ではなんと説かれていますか?

◎「法体の血脈」は大聖人の教えであると証明してください。　

◎「法体」につき、御遺文ではなんと説かれていますか?

◎「唯授一人血脈」を他の日蓮系寺院が主張したら、あなた方はなんといいますか?

◎　なぜ、日蓮正宗・大石寺だけがそのような主張をできるのですか?

◎　大石寺貫主のみの唯授一人血脈相承とは、いつ、どこで、誰が言い出したのですか?

◎　それが大聖人の教えとどのような関係があるのですか?
938 ：風神：2007/11/14(水) 21:37:36 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
法華講員さんは「大聖人の唯授一人血脈相承の文証」として、以下を引用。

『真言見聞』
「凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり」（608）

四恩抄　弘長二年一月一六日　　四一歳
次に僧の恩をいはゞ、仏宝・法宝は必ず僧によて住す。譬へば薪なければ火無く、大地無ければ草木生ずべからず。仏法有りといへども僧有りて習ひ伝へずんば、正法・像法・二千年過ぎて末法へも伝はるべからず。故に大集経に云はく「五箇の五百歳の後に、無智無戒なる沙門を失ありと云って是を悩ますは、この人仏法の大灯明を滅せんと思へ」と説かれたり。然れば僧の恩を報じ難し。されば三宝の恩を報じ給ふべし。269　

修学解了の受職の比丘は仏位に同じ。是即ち如来の使ひなればなり。589

此の三大秘法は二千余年の当初、地涌千界の上首として、日蓮慥かに教主大覚世尊より口決せし相承なり。今日蓮が所行は霊鷲山の稟承に介爾計りの相違なき、色も替はらぬ寿量品の事の三大事なり。

【　風神　】
続きをいきましょう。
◎　「真言見聞」の「三宝一体」の内、日蓮正宗の法宝＝本門戒壇の大御本尊が日蓮直造であると証明してください。

◎　「真言見聞」「四恩抄」をどう解釈すれば、「大聖人が自身滅後に唯授一人金口嫡々血脈相承によって末法万年まで正法を令法久住せられんとした」と読めるのか？是非、詳細な解説を。

◎　教義の根幹が証明できない一日蓮系寺院の坊さんでも「修学解了の受職の比丘」と認識できる理由を教えてください。

◎　三大秘法抄の引用文について

・　大聖人以前の法門体系が、何故、大聖人滅後の一日蓮系寺院の、唯授一人金口嫡々血脈相承の証明になるのですか？

・　釈尊から上行菩薩への神力品第二十一の別附属の秘法があったら、日蓮大聖人も自身滅後へ別附属らしきものをする、という文意、根拠があるのですか？　　　　　　　　　　　　　
⇒どこにもありません。大聖人以前、以後では、別次元の話です。日蓮正宗・大石寺関係者が無理に拡大解釈しているにすぎません。

・「教主大覚世尊より口決せし相承なり」の実体とは何ですか？
文中「色も替はらぬ寿量品の事の三大事なり」とあるように、末法出現の大聖人により、
三大秘法として確立・明示されています。

・「秘法」は御遺文に明白です　　　　　　　　　　　　　　　　　　
法華取要抄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
問うて云く・如来滅後二千余年・竜樹・天親・天台・伝教の残したまえる所の秘法は何物ぞや、答えて云く本門の本尊と・戒壇と・題目の五字・となり　

御義口伝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
御義口伝に云く、末法の正法とは南無妙法蓮華経なり、此の五字は一切衆生をたぼらかさぬ秘法なり
939 ：風神：2007/11/14(水) 21:39:12 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
あらあら挙げても以上の如くであり、大聖人様の仏法には大聖人御自ら「唯授一人・血脈相承」のお考えとその現証があらせられたことは明白である。

【　風神　】
◆　大聖人自らいわれた「法華の血脈相承」は「生死一大事血脈抄」に教示のとおりです。

過去の生死・現在の生死・未来の生死・三世の生死に法華経を離れ切れざるを法華の血脈相承とは云うなり、謗法不信の者は「即断一切世間仏種」とて仏に成るべき種子を断絶するが故に生死一大事の血脈之無きなり。

◎　大聖人は「法華の血脈相承」につきどのようにいわれていますか

◎　それは「特定の一人のみに限る」という限定されたものなのですか。

◎「法華の血脈相承」以外に「特別な血脈相承」がある、とされた大聖人の教示・文証があるのですか。是非、ご呈示を。

◆　生死一大事血脈抄
然れば久遠実成の釈尊と・皆成仏道の法華経と・我等衆生との三つ・全く差別無しと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を・生死一大事の血脈とは云うなり、此の事・但日蓮が弟子檀那等の肝要なり、法華経を持つとは是なり　　

◎「日蓮が弟子檀那等の肝要」とはどういうことですか。

◎　大聖人のいわれた「日蓮が弟子檀那等の肝要」以外に重要な教えがあるのなら、是非
、示してください。

◎　「法華経を持つとは是なり」とはどういうことですか。

◎　よく現場の法華講の皆さんが口にする「御書だけではない。歴代の御法主上人ゲイカの御内証に相伝される、大聖人の金口・法体の血脈を信じ、信伏随従して初めて、信心の血脈が流れ通い成仏得道へ導かれるのだ」とは大聖人のどの教えによるのか、是非、詳細なる説明を。

◎　他の日蓮系寺院等が「当山の秘密の相伝に信を」と主張したら、あなた方はなんといいますか?
例
・比企谷日山　「一字五義口伝」
「唯授一人秘伝也可秘々々」

・中山日祐　「本門三箇大事」
「唯授一人之秘法」

・昭門　常楽坊日伝「御本尊相伝抄」
「右法門当流代々口伝也、於日伝代初載紙面也～可為唯授一人也」

◎　なぜ、日蓮正宗だけが「信じなさい。でなければ堕地獄」のような主張をできるのですか?
940 ：風神：2007/11/14(水) 21:40:54 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
僧宝伝持の根本が唯授一人血脈相承である。これは信を以ってしか拝し得ない。

【　風神　】
誰に教わったのかな？
指導教師、講の仲間、お友達、ゲイカさん?
日蓮正宗と、日蓮大聖人の名を冠するのなら、源は大聖人のはずですが、大聖人にかような教えの文証は？
いや、ないのが分かっているから「信を以ってしか拝し得ない」ですか。

【　法華講員さん　】
「此の経（＝大聖人様御図顕の御曼荼羅御本尊の深義）は相伝に非ざれば知りがたし」である。→　が故にこの世で御本尊書写の出来る方は御法主上人御一人である。

【　風神　】
◆　で、この「一代聖教大意」の「問う諸経の如きは或は菩薩の為・或は人天の為・或は声聞・縁覚の為・機に随つて法門もかわり益もかわる・此の経は何なる人の為ぞや、答う此の経は相伝に有らざれば知り難し・所詮・悪人・善人・有智・無智・有戒・無戒・男子・女子・四趣八部総じて十界の衆生の為なり」をどうすれば「此の経＝大聖人様御図顕の御曼荼羅御本尊の深義」と解釈できるのですか？是非、詳細な説明を。

◆　この書は正嘉二年(1258年)二月十四日の執筆で、大聖人は37歳の時です。曼荼羅本尊図顕は現存からすれば、「文永八年(1271年)十月九日」の所謂「楊枝御本尊」からで、13年後となります、その時大聖人は50歳です。

◆　その曼荼羅本尊の相貌は、文永、建治、弘安と勧請諸尊が増え、座配が整足されていかれるのですが、曼荼羅の全体の構成・形態を分類し、総称として「十界勧請曼荼羅」「総帰命曼荼羅」などに分類されます。
曼荼羅の紙面に、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏の十界（十法界）すべての衆生が認められているものが「十界勧請曼荼羅」。
「総帰命曼荼羅」は、曼荼羅に勧請された諸尊のすべてに、「南無（帰命）」の二字が冠されていることから、こういわれるのですね。
941 ：有権者：2007/11/14(水) 21:42:15 ID:oNGuT7yM0: 創価学会は、金蝿だ～！
942 ：風神：2007/11/14(水) 21:43:06 ID:kocMe/EY0: ◆　この正嘉二年(1258年)以降の大聖人の本尊は

文応元年5月　　法華経を本尊　　鎌倉
唱法華題目抄　　文応元年五月　　　
問うて云く法華経を信ぜん人は本尊並に行儀並に常の所行は何にてか候べき、答えて云く第一に本尊は法華経八巻一巻一品或は題目を書いて本尊と定む可しと法師品並に神力品に見えたり、又たへたらん人は釈迦如来・多宝仏を書いても造つても法華経の左右に之を立て奉るべし、又たへたらんは十方の諸仏普賢菩薩等をもつくりかきたてまつるべし、

文永7年　本尊の教示・釈尊を本尊にせよと　　鎌倉
善無畏三蔵抄　　文永七年　与義浄房浄顕房　
此の釈迦如来は三の故ましまして他仏にかはらせ給ひて娑婆世界の一切衆生の有縁の仏となり給ふ、一には此の娑婆世界の一切衆生の世尊にておはします、阿弥陀仏は此の国の大王にはあらず～大覚世尊は我等が尊主なり先づ御本尊と定むべし、(中略)而れば此の土の一切衆生生死を厭ひ御本尊を崇めんとおぼしめさば、必ず先ず釈尊を木画の像に顕わして御本尊と定めさせ給いて其の後力おはしまさば弥陀等の他仏にも及ぶべし。

文永7年10月　法華経を本尊　　鎌倉
大豆御書　　文永七年十月　
大豆一石かしこまつて拝領し畢んぬ法華経の御宝前に申し上候、

と、記録にあります。このように自身は「法華経を本尊」とし、門下には「釈尊を本尊にせよ」といわれ、曼荼羅本尊図顕13年前の段階で、「此の経＝大聖人様御図顕の御曼荼羅御本尊の深義」と解釈できるのでしょうか。

◆　更に、素朴なところでいえば「一代聖教大意」の当文を大聖人が自身滅後を志向されて書かれた、という根拠はどこにあるのでしょう。「解釈論で」というのなら、誰が解釈したのでしょうか。

【　法華講員さん　】
信なく此の経（＝大聖人様御図顕の御曼荼羅御本尊の深義＝なかんずく戒壇の大御本尊様）と血脈相伝の御法主上人への誹謗を繰り返す風神ら前世の悪因縁の衆生は、その謗法の臭気抜けずして、千劫阿鼻獄に堕ち、その後も殆ど無限に近い年月、三悪道を展転するであろう。

【　風神　】
そうですか♪♪♪　
まあ、「日蓮正宗でいうところの千劫阿鼻獄と三悪道を展転」というのは、「今日も元気でごはんがおいしい、かーちゃん綺麗？で、いきいき信仰活動」というところでしょう。（笑）

【　法華講員さん　】
ここまで頑迷だと君達はもしかしたら知能が低いのではないか？と真剣に思う。
指摘を再度（では知能が低い方には理解できないから、再三再四）読みたまえ。

【　風神　】
はい、どうもです。（笑）

【　法華講員さん　】
(二箇相承書の証明として、1308年・徳治3年9月28日〔大聖人滅後２７年〕の、六老僧の一人・日頂の著とされる「本尊抄得意抄添書」〔日蓮宗宗学全書１－４４〕を呈示して)
まさにこれなどは「反系」に記載される初出の文献的証拠であり、古文書研究の基本的証拠価値に於いては、重要な位置を占める文献であろう。

【　風神　】
都合のよさそう？なものは「重要な位置」とは。（笑）
日頂の文献？にすがらないといけないとは惨めですね。しかも、真偽の程は不明確です。

【　法華講員さん　】
正系ではここまで文献を提示しているのであるから、貴殿に問う。二箇相承がなかったと証明してみよ。できまい。貴殿如きに出来るわけがない。呵々。

【　風神　】
宗祖御遷化記録で証明されます。こちらは真偽不明の書ではなく、日興上人筆のものですね。
943 ：風神：2007/11/14(水) 21:44:32 ID:kocMe/EY0: 【　風神　】
◆　過去に、各所で出会った法華講員さん達は「ネット史上初めて、日蓮正宗の本門戒壇の大御本尊を客観的に証明する」という大役を買って出たのはいいのですが、これまでの議論では教科書どおりの内容であり、目新しいものなく、「ひょっとしたら、何か新しいものが出てくるのかも」という多くのメンバーの期待は見事に外されております。

今までの論調は、口を開けば「三宝、三宝・・・」（笑）やりたければ別のスレッドを立ち上げて、
「創価学会の三宝を問う。ここに来れない、ということは自ら謗法であると認めたことになる。来なければ創価学会が敗北したものとみなす。勇気ある諸君よ、我に挑みたまえ。」とでもやればよろしい、と思いますよ。

ただし、日蓮正宗という一日蓮系宗派の三宝など、既に聞き飽きていますし、興味を持つ方、関心を示される方はまずはいないでしょう。

「だからどうしたの？日蓮正宗の三宝が正しい証拠なの？へー、それっていつ、どこで、誰が言い出したことなのかな？日蓮大聖人？日興上人？それとも大石寺の坊さん？
宗派内の約束事ならその中で言っていればいいじゃない。それを外に出して『どうだー』なんて、『だから何？』で終わりですよ。」となるだけでしょう。別に日蓮正宗がどのような三宝を定めようと、それ以前に既に他宗なのですから。

◆　戒壇板本尊は後世の造立、二箇相承書はよその寺の偽書を借用、日興跡条々事正本は真偽不明、唯授一人金口嫡々血脈相承は日蓮・日興と関係なし、両巻血脈抄も日尊門流のものを借用、御本尊七箇相承は偽書、各種相承書も真筆なし、相承箱は正体不明、おまけに「相承を受ければ学不学によらず生身の釈迦・日蓮」「ゲイカは生身の御本尊さま」「ゲイカは現代の生身の大聖人さま」「教義の裁定権・法門の解釈権はゲイカの権能」等々・・・。
こんな宗派に入り、従わなければならないとは哀れ哀れ。
事実上「判断停止・思考停止、信伏随従とにかく盲信」が一番大事とはね。

だから、日蓮正宗を指摘する人に対しては『俺はこんな凄い三宝信じてるんだぞぅ。』『法華経に、お前みたいな奴は口が臭くなって頭が割れて、・・・・と堕地獄の様が説かれているんだぞぅ。』といきなり、経典を脅しの道具に使いだすのでしょうね。

ほーんとうに、滑稽、こっけい、コッケイな限りですが、気の弱い人だと、これだけ脅されれば「コロリ」なのでしょうね。「コロリ」といきそうな方に言わずにはおれません。
「騙されてはいけませんよ、大丈夫ですよ。法華講員さんがどれだけ経典・御書を引こうとも日蓮正宗の中身は作り物である、という本質には変わりはないのです。あそこの宗派は目立ちたがり屋で、中味が何も無いから、らしく見せるしか、生き残る術がないから、このように言うのですよ。
更に脅す法華講員さんも毒気深入失本心故してしまって、正しいという妄想に憑りつかれているから確信に満ちて言いますが、実は一番惨めで可哀想なのは、あの法華講員さん達自身なのですよ」とね。

◆　法華講員さん達も本当にお疲れなことです。ご本人は自らの信ずるところを必死に学習し、必死に実践し、この正義を多くの人に知らしめたい！という気持ちで一生懸命やっていることはよくわかります。でも・・・全部空しいかも、です。信ずる対象を間違えているからです。
日蓮正宗でこそ成仏?違います、逆でしょうね。これは今生を通して学ぶ必要はありません。

日蓮正宗の「三宝、三宝・・・」?　だから、なんなの?です。

これをたらたらとやり続けるのなら、「都会の郊外のローカル線に乗り、田園、山、川、駅近くになったら少し住宅街、で、駅を発車したらまた田園、山・・・（笑）の繰り返しで自然と居眠りしていて気がついたら終点・・・」みたいな感じで、本当に居眠りしちゃいますよ。こんな調子では、ね。
944 ：風神：2007/11/14(水) 21:45:50 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
戒壇の大御本尊様は久遠本因下種の不可思議の御妙体であり、広宣流布の暁の根本法体であるが故に、

【　風神　】
日蓮正宗の約束事ですね。で・・？

【　法華講員さん　】
「時を待つべきのみ」で、その深義は唯授一人の御相伝により日興上人へ「密付嘱」せられた。

【　風神　】
はい、その大聖人が「日興上人へ『密付嘱』せられた。」証拠は？
誰から聞いたのかな？
誰が教えてくれたのかな？
で、それが間違っていない、という根拠は？
それとも大石寺という寺の坊さんの「夢に出てきた話し」かな？

【　法華講員さん　】
「密付」という御相伝であるが故に、その深義そのものを明確に顕す御文が正統門家内にすら公開されていないことは当然である。

【　風神　】
随分ともったいぶった、ありがたい言い回しですね、いつも。(苦笑)
まあ、これを言えばなんでもできるし、ごまかせる、ということは過去、何回か記しました。「文理現の三証」で判定しましょう。

【　法華講員さん　】
しかも上足の五老僧以下、門下の僧俗全てが大聖人の御本意が「御曼荼羅御本尊」であることすら信解できていなかった。

【　風神　】
そうですか。でも、身延山に詣でて、本尊に釈尊像、随身仏では、ある意味自然でもあったのでは。

【　法華講員さん　】
五老系は、畏れ多い事であるが、曼荼羅御本尊を死者と共に葬るほどの程度であったが

【　風神　】
「富士一跡門徒存知の事」ですね。

【　法華講員さん　】
故に曼荼羅本尊なかんずく、戒壇の大御本尊の尊く深き意義など、知ろうはずもなければ、知る機根にもなかった。当然戒壇の板大御本尊を文献に残すほどの、関心ももちろん、信心もなかった。

【　風神　】
当時「戒壇の大御本尊」が存在していた証拠は？
存在しない物の「尊く深き意義」など知れるわけはないでしょう、にね。
存在しないものに「関心」を持ったり、「文献に残す」ことなど無理でしょう。
ましてや「信心」などね。

【　法華講員さん　】
が故に上古における戒壇板大御本尊の記述が希少であることは、理の当然である。

【　風神　】
ということで、指摘しましたが、ちょっと気になるのは「希少」ですね。是非、その「希少」な文献を示してくださいな。お願いしますよ。

【　法華講員さん　】

がしかし、「日興跡条々の事」に「日興が身に宛て給はる所の弘安二年の大本尊は、日目に之を相伝す。本門寺に懸け奉るべし。」との重要極まりなく尊い御指南が遺されている。
（君達はこれを偽書と言いたいのだろうが、宗門古来からこの書は最重要書のお取り扱いであり、学会も発足以来真書であるとの主張をしてきたのであるから、君達がもし偽書と主張したいのならば、古文献の研究としてのその明確、且つ論理的な根拠を提示すべきである。）

【　風神　】
主張する側に「証明責任」があります。絵画の展示会に行って「この絵は○世紀の○さんの絵で」といわれて買おうと思いました。一応「本物？本当に大丈夫なの？」と聞いたら係員が鑑定書も示さず「貴殿がもし贋作と主張したいのならば古画の研究としての、その明確且つ論理的な根拠を提示すべきである。」とお客さんにいうのかな？

是非、ここをご覧の「日蓮正宗にとって哀れな衆生」を救済する意気込みで、「本門戒壇の大御本尊だけではなく、これが文証だというのなら日興跡条々事正本もセットで証明」してくださいな。

【　法華講員さん　】
弘安二年のみならず、大聖人御一期に御顕しになられた御本尊様の中で「本門戒壇」の御銘記があられるのは「弘安二年十月十二日」御建立の正に今、日蓮正宗大石寺奉安堂に御安置申し上げる大御本尊様以外にはない。もし他にあると言うのならそれを提示すべきであるし、

【　風神　】
何度もいいました。大石寺の戒壇板本尊は自主申告ですね。更に日興上人が添書きされた日蓮図顕本尊に「本門寺に懸け万年の重宝たるべし」というものがあります。
945 ：風神：2007/11/14(水) 21:46:44 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
宗門上古から並々ならぬ御苦労をして厳護申し上げてきた現におわします「戒壇の大御本尊」が後世の偽作であると主張したいのなら、（学会も歴代会長をはじめ全ての会員がそう主張し、そう信解し、多大な功徳を賜ってきたのであるから、）その明確な根拠を示すべきである。
しかも、もし、偽物であると主張するならば、学会発足当初から破門されるまでの期間にここで表現出来えないほどの多くの功徳を学会員が享受してきた事実をどう説明するのか。また、もし偽物と主張するならば、それは「魔仏」であるわけで、それを自ら率先して拝み、会員をも拝ませてきた歴代会長、なかんずく池田会長以下全ての学会員の謗法の罪過はどう説明するのか。明晰な回答をするべきであろう。

【　風神　】
「偽物」と自分で勝手に決め付けなくてもいいよ。御本尊には違いないから。その点は安心してね。

◆　はい、一言で言えば「日蓮正宗の信心」ではなく、「創価学会の信心」で学会内は功徳に満ち溢れ、広宣流布の大前進があったのですよ。

この当時存在したものに、板本尊＝本門戒壇の大御本尊、御法主上人猊下、唯授一人金口嫡々血脈相承を始めとして日蓮正宗の教義、国立戒壇なる戒壇論等々・・・。
これらで現在公式に指摘していないのは、「板本尊＝本門戒壇の大御本尊」くらいでしょう。他は全て公式に破折しております。

◆　問題発生より現在に至る迄の経緯を見れば明白です。
以前は「御法主上人猊下に信伏随従し、唯授一人金口嫡々血脈相承を信じ日蓮正宗の教義に基づき」とやっておりました。それが問題の発生、やり取り、破門、更に言論戦、その過程で「御法主上人猊下＝天魔」「唯授一人金口嫡々血脈相承＝神秘的な血脈相承など誤り」「日蓮正宗の教義からは決別」と明確になっております。

では、以前立てて守っていたものを、破折したからとて、「なんか、矛盾しているなあ」と思う学会活動家はいません。ましてや「破門され、学会本尊を魔神の札と罵られ、創価学会こそ災害の原因といわれているけど、やっぱり御法主上人猊下へ信伏随従して、唯授一人金口嫡々血脈相承を信じるのが正しいんだよね。じゃないと以前信じていた時の功徳の説明がつかないもんね」などと思っている活動家もいません。
この間の経緯を知れば当然のことでもあります。

◆　ということは「以前は正しいと思い信じていた『宗派の教義』も、時の経過の中で様々な経緯により、実は邪であったと明らかになることもある。では、本義明確化以前の『信仰』は誤りであったか、といえばそれは『正しかった』といえる。なぜなら、『宗派の教義』は正しいと信じ込ませた(若しくは坊さんも意識せずして漫然と、しかしその懈怠により結果として騙した)側の問題であり、信じた人の『信仰』は純粋なものであったが故に、『宗派の教義の壁を突き破り祖師・大聖人に直結し、大聖人の教示どおりのものであった』からだ」ということになります。

板本尊＝本門戒壇の大御本尊についても、この上記の『教義』と入れ替えて読んで頂けばよろしいことです。

◆　これまで、確かに「本門戒壇の大御本尊」なるものは、数百年は存在したでしょう。しかし、それで広宣流布は進みましたか？日蓮正宗の興隆がありましたか？法華講員の皆さんは功徳に満ちてきましたか？
日蓮正宗のいう「本門戒壇の大御本尊おわします」総本山・大石寺周辺の檀家の方々は、功徳に満ち溢れた信心をされてきましたか？

功徳の源泉・・・それは創価学会創立以来の歴代会長の「日蓮大聖人直結・御書根本」の戦い、指導、そこに異体同心し、師弟不二の実践に励んだ会員諸氏の戦い・・・ここに尽きます。
946 ：風神：2007/11/14(水) 21:48:44 ID:kocMe/EY0: ◆　創価学会は創価学会として前進してきたからこそ、功徳の現証に満ち満ちたのです。日蓮正宗と僧俗和合とはいえ、その実態はむしろ、坊さん達を破折し続けた歴史でもあったでしょう。

昭和29年2月7日、東京・豊島公会堂で行われた本部幹部会における戸田会長の指導。
「広宣流布をなすのは、学会以外にない。これにそむけば五逆罪になる。学会を離れて幸せな者はいない。功徳のあるわけが無い。戸田の奴少しのぼせているなというものがいるなら、言うものは言え」
「和合僧を破る。心の和合を破壊し、仏の道を破壊することである。僧というとへんだと思うかもしらぬが、坊さんのことではない。わが学会は、和合して、広布へ、日蓮大聖人様の教えを、日蓮大聖人様の指導通りにやろうというのであるから、これを破ろうとするものは、仏法の大きな罰を受ける。もし破ろうとする者があるならば、やってみたまえ。内から外からやってみたまえ。絶対にできぬ」

「日蓮大聖人様の教えを、日蓮大聖人様の指導通りにやろうというのである」のですよ。創価学会に指導教師がいたとしたら「日蓮大聖人」です。

「創価学会の歴史と確信」より
「牧口会長は、神札は絶対に受けませんと申しあげて、下山したのであった。しこうして、その途中、私に述懐して言わるるには、
『一宗が滅びることではない、一国が滅びることを、嘆くのである。宗祖聖人のお悲しみを、おそれるのである。いまこそ、国家諫暁のときではないか。なにを恐れているのか知らん』と。
まことに大聖人のご金言は恐るべく、権力は恐るべきものではない。牧口会長の烈々たるこの気迫ありといえども、狂人の軍部は、ついに罪なくして罪人として、ただ天照大神をまつらぬという“とが”で、学会の幹部二十一名が投獄されたのである。このとき、信者一同のおどろき、あわてかた、御本山一統のあわてぶり、あとで聞くもおかしく、みるも恥ずかしきしだいであった。牧口、戸田の一門は登山を禁ぜられ、世をあげて国賊の家とののしられたのは、時とはいえ、こっけいなものである。」

この死身弘法の戦いが因となり、創価学会の大前進・発展・興隆もあったのですよ。日蓮正宗・宗門のいうとおり「はい、神札を受けます」だったら存在すらもなかったでしょう。

◆　このように創価学会以前の状態を見れば明らかなように、「板本尊」があっても、それなりの人数の坊さんがいても、「本物の信心」がなければ広宣流布は進まない、これを現証として証明してくれたのが日蓮正宗なのですよ。
そして「板本尊」がなくても、坊さんがいなくても、「本物の信心」がある故に広宣流布は加速度をつけグングン進む、これを現証として証明しているのが創価学会です。

【　法華講員さん　】
こういう中学生でも理解できる道理・筋道・論理が貴殿には理解できないほど謗法の報いで脳髄が破壊されてしまった訳で、壊れている本人はその事には気がついていないだけである。「臭きを溷厠に忘る」・・・貴殿の日常生活を推測するにその壊れぶりでは如何か、と肌寒くなる思いである。

【　風神　】
法華講員さんも本当にお疲れなことです。ご本人は自らの信ずるところを必死に学習し、必死に実践し、この正義を多くの人に知らしめたい！という気持ちで一生懸命やっていることはよくわかります。でも・・・全部空しいでしょうね。信ずる対象を間違えているからです。日蓮正宗の信仰こそ、道を過ちます。これは今生を通して学ぶ必要はありません。
早く目を覚ましましょう！
947 ：風神：2007/11/14(水) 22:06:42 ID:kocMe/EY0: 【　法華講員さん　】
風神君には呆れかえる。何故、君はここまで「本門戒壇の大御本尊」に対し奉る御不敬に、精の限りを尽くすのか。今生の謗法の罪過、想像するだに、恐ろしきものがあろう。

【　風神　】
人界に生を受け4○年、知り得た事をそのまま伝える・・・「同時代人の責任と使命」を果たしているだけです。それ以上でも、それ以下でもありません。知り得た事を、口をつぐみ「腹の中に隠す」のでは、それこそ日蓮大聖人に対する不忠・不孝、これにすぐるものは無いでしょう。
祖師・日蓮大聖人に対し信を取るならば、当然の責務です。
自分の「立場・肩書き・周囲との関係」云々などは、永遠の生命からすれば一瞬のことです。それにとらわれて何もできないのなら、それこそ空しいですね。「成すべき事を成すべき時に成す」ところに、男子の醍醐味があるのでは。

「おもしろきこともなき世をおもしろく」「すみなすものは心なりけり」
ですね。（笑）
948 ：のり：2007/11/14(水) 23:01:03 ID:GrqaSIxY0: 皆さん、はじめまして、のりと申します。

>「おもしろきこともなき世をおもしろく」「すみなすものは心なりけり」

高杉晋作の辞世の句ですね。

私の最も好きな言葉です。

私は維新の歴史では、高杉晋作が一番大好きです。

先日、熱原の公演にあたり日照寺に行って参りました。

三烈士のお墓は大石寺だけと思っていただけに、このレスで日照寺にもある
ことを知り大変驚きました。

ひとつ知識が増えました(笑)ここは、大変勉強になります。

風神さん、どうもありがとう。
949 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/11/14(水) 23:08:06 ID:BlRMbmrk0: 　　のりさん、こんばんは。＾＾
他板では、挨拶をありがとうございました。
よろしくお願いいたします。
950 ：のり：2007/11/14(水) 23:10:25 ID:GrqaSIxY0: ほしのしずく☆ さん、こんばんは。

やっと、会話が成立しました^_^;

こちらこそ、よろしくお願いします。
951 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/11/14(水) 23:18:51 ID:BlRMbmrk0: 　　のりさん、すみません。＾＾；
あちらでのレス、遅れてました。
友へ～のスレッド、カフェのスレッドにも、おいで下さいね。＾＾
952 ：風神：2007/11/15(木) 00:05:57 ID:AU2l3qRI0: 一壮年さん
>　教学は3級まで取りました

そうですか。私は「任用試験」です。高校時代、言われるまま必死になって勉強したのが身につきました。後は、男子部時代の試験は、一級が思いでがあるぐらいで、なんだかよく覚えていません。（笑）
いずれにしても、本気になってやったものだけが、残りますね。
御書では「種種御振舞御書講義」を20歳前後によく持ち歩いては読んでいました。日蓮大聖人・・・大好きになりましたね。

一切衆生皆成仏道を願い、妙法を流布し、国主諌暁をした結果が、「死ね、いなくなれ、消えろ」で、竜の口の首の座、そして佐渡でしょう。
しかも大聖人はこの時50歳です。我々、壮年部世代なわけです。32歳で立教し、18年間弘法に励んだ結果が、首の座、佐渡の塚原の極寒地獄ですから。

同十月二十八日に佐渡の国へ著ぬ、十一月一日に六郎左衛門が家のうしろ塚原と申す山野の中に洛陽の蓮台野のやうに死人を捨つる所に一間四面なる堂の仏もなし、上はいたまあはず四壁はあばらに雪ふりつもりて消ゆる事なし、かかる所にしきがは打ちしき蓑うちきて夜をあかし日をくらす、夜は雪雹雷電ひまなし昼は日の光もささせ給はず心細かるべきすまゐなり、

松葉ケ谷の法難が39歳、伊豆配流が40歳、小松原法難が43歳、上記竜の口・佐渡配流が50歳、同じく曼荼羅図顕開始が50歳、身延入山が53歳です。
学会で学ぶ、三代会長の死身弘法は当然として、大聖人の法難、その時の歳を我が身に置き換えた時、「まだまだ、これからだよ」と奮い立たずにはおれませんね。

のりさん
こんばんは!
ここには多種多彩な方が集いますからね。私も日々、勉強・精進です。ありがたい事です。
>　熱原の公演にあたり日照寺
ですか。行動力ありますね。私もけっこう色々とあちらこちらと回ったのですけど、今回のこのスレが始まってから、全くどこにも行けてません。そろそろ、現場を回ろうかと考えています。
以後、宜しくお願いします。

しずくさん
いつも多方面で活躍ですね。パワーありますね。
953 ：富士門：2007/11/15(木) 04:01:45 ID:gk/1ILaE0: ＞＞９４８　熱原の公演にあたり日照寺

富士市厚原の本照寺だと思います。
鎌倉中期、日蓮宗の広まりを恐れる幕府に熱原（現在は厚原）村の神四郎ら三兄弟は無罪の罪で捕らえられ、はりつけの刑にされました。次から次へと打たれる矢にもかかわらず、神四郎らは「南無妙法蓮華経」を唱え続け、やがて・・・。これが世にいう熱原法難で、本照寺には神四郎のお墓があります。

先日、正宗の方と「道郷問題」について
私「戒壇本尊が宗祖真筆と云うのなら、まず少なくとも日目ー日道ー日行と大石寺の法灯が正統との証明しないと成らないが？」
正宗「日目上人亡き後、相伝された日道上人が大石寺第３世となっていたが、日目上人の弟子日郷が嫉妬を起こし南条時綱と結託し大石寺東坊地を占拠した。
　後に追い出され保田に妙本寺を築いた。日道上人は保田に退いた日郷と戦いながら、各地に寺院を建立し、第４世を日行上人に譲り今日まで法灯を守ってきたのだ」
私「正宗さんは日郷師を悪者にするが、「蘇我入鹿は藤原氏に後世極悪人にされた」との説も有るし、今一度、道郷騒動の歴史を見直したらどうだ？」
正宗「日目上人から日道上人の相伝が有ったから大石寺に戒壇の大御本尊様がおわします、逆に日郷は大石寺御影を盗んで行った」
私「その日目師の鳥辺野のお墓をお守りしたのは何処の誰か？相伝なぞ無いから争いになったのだろう？」
正宗「日道上人は正しく日目上人より相伝されたのは間違いないのだ、大石寺は相伝の有る正しき寺院だ」
と平行線に成ったわけですが。（笑）
「道郷騒動」を解明するのも板本尊が大石寺の関係者に後世創作されたと証明する事となると思います。
954 ：富士門：2007/11/15(木) 04:22:00 ID:gk/1ILaE0: 藤原氏以降の日本史しかり、バチカン以降のヨーロッパ史しかり歴史は勝利者によって
変造、改変されるのが常ですから、「道郷騒動」解明は大事だと思います。
955 ：沖浦克治：2007/11/15(木) 05:51:44 ID:L98d8dcU0: 　のりさん、おはようございます。

　高杉晋作は師匠の吉田松陰の遺体を引き取りに行き、
　
　先生を殺した幕府を必ず倒してやる！

　と、誓ったそうです。
　彼のこのときの心のそこからの誓いが明治維新となったのです。
　でも、心に誓った時、何のあてもなかったでしょうね。
　心に深く誓うなら叶う。
　石虎将軍の古事もあります。

　戸田先生が牢をお出になられ、牧口先生のお葬式はの参列者が軍部を恐れ、二人か三人だったと聞かれたとき。

　『よし！何が何でも牧口先生を世の中に出さずにおくものか！』（趣意）

　と、心に堅く誓われたそうです。

　今私共が創価学会員でいれるのは、このときの戸田先生のお誓い故です。

　先日関西で池田先生は、

　『今、本物の闘志はいるだろうか？
　何処にいるのだろう？
　私の思いはこの一点にある。』（趣意）

　と、言われました。
　辛いお言葉です。

　私は本物ではありません。
　ですが、田山先生は本物の闘志です。
　裏切り。
　嫉妬。
　経済苦。
　身体の障害。
　全てを背負いながら、愚癡一つ言った事がありません。
　家族もなく一人ぽっちです。
　四年ほど前に、田山先生に、医者に行きましょう、とお願いいたしました。
　
　もう長くないからいいよ。
　あの時だけ本気で怒りました。
　なんと言う情けないことを言いますか。
　後は、号泣して言葉は出ませんでした。
　すると、わかった行く。と、返事がありました。
　その時決めたんです。
　誰が裏切っても自分は絶対にこの人を支えよう。
　その後二人とも苦しい時が三年続きました。
　今、ようやく抜け出したんです。
　先日、先生あと十年二人で頑張りましょうよ。と、決めました。
　熱原三烈士の世界公演まであと三年です。
　険しい道ですが、頑張ります。
　
　私はそばにいて、よく知っています。
　あの人は、池田先生の言われた、本物のの闘志です。
　私にはあんな戦いは無理ですよ。
　私共の目の前にいるのです。
　本物を支える偽物の私は、本物の闘志の働きが可能です。
　あの人と一緒にやっていてよかった。

　池田先生の心の叫びを聞いた時の実感です。
956 ：沖浦克治：2007/11/15(木) 05:57:17 ID:L98d8dcU0: 　のりさん、

　ですからね、人生は格闘です。
957 ：日々更に決意 ◆a1UA6x1G/g：2007/11/15(木) 10:00:56 ID:CiUoBgpY0: 風神さん、昨日は背中を押して（励まし）頂きありがとうございました。
そして、このスレの進行、本当にお疲れ様です！。

あっ！のりさんもいるゾウ（パオーン！象さんの嬉鳴き）！

沖浦さん・のりさん、三島での公演、

（心の底から、声を張り上げるつもりで・・・声を整えて、と・・・）

『頑張ってください～～～～～！！！！！！』（←文字が1000ポイントくらいの大きさで）。

しずく☆さん、昨日はありがとうございました！お声をかけて頂き、嬉しかったっす・笑！
958 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/11/15(木) 12:11:51 ID:NvceJB9g0: 　　こんにちは。
皆様の書き込みで、勉強させてもらっています。ｍ（＿＿）ｍ
ここのスレッドが過去ログ行く前に、しっかりと、保存しています。＾＾

　　日々さんへ。
いえ。＾＾
日々さんの存在で、元気もらったり、癒されたりする方いるんですよ。＾＾
959 ：名無しさん：2007/11/15(木) 18:53:50 ID:zSmZ4qh20: 日道上人正しい云々は、初めから答えが決まっていて、後から理屈付けているに過ぎない。
曰く、何とか上人は誰も見てない？所で総状を受けた。本当はお弟子で師匠より期待されていた
何とか上人は何故か？嫉妬し反逆？し出て行った。後に勝者何とか上人門下に歴史が改ざんされ
本当は師匠の跡目を継いでいたらしい敗者何とか上人一門は、裏切り者、反逆者の汚名を掛けられ、勝者の門流のみ正しい
とされて来た。そんな所かな？
だから、歴史というのは勝者のみでなく、敗者の歴史も見て解明しなければならない、という事でしょう。
960 ：経傘糖：2007/11/15(木) 18:56:38 ID:latJYSxw0: 1000
getだぜ　ふふふｆ
961 ：ほしのしずく☆ ◆GmgU93SCyE：2007/11/15(木) 19:10:48 ID:mgrGCUvM0: 経傘糖さん、１０００までは、あと、よんじゅうだよん。
962 ：富士門：2007/11/15(木) 20:22:28 ID:gk/1ILaE0: 実は私も狙ってます。（笑）

＞＞９５６
歴史というのは勝者のみでなく、敗者の歴史も見て解明しなければならない

勝者は自分の都合良く歴史を改変するのが常です。勝者（正しい）敗者（正しくない）は
は眉唾で、「正義は勝つ」も理想論です。実際は「正義は力なり」が現実です。
勝者は聖者になり敗者は反逆者にされます。日郷師、日伝師の涙ながらの無念の気持ち良く分かります。
だから、反逆者にされた敗者の「道郷騒動」を解明する事は大事だと思います。
963 ：富士門：2007/11/15(木) 20:33:40 ID:gk/1ILaE0: 日蓮正宗の「三宝、三宝・・・」?　

現在の大石寺の教学は江戸時代の日寛師代に作られたと云われています。
ただし、それは「私はこう感じた、故に正しい」という日寛師の押し付け的？教学。
おまけに、三超院日秀師を弾圧したのは、日寛師だとの説も有ります。
964 ：のり：2007/11/15(木) 20:34:39 ID:10jIgkjM0: 皆さん、こんばんは。

訂正とお詫びです。

日照寺⇒本照寺

でした。大変、申し訳ありませんm(__)m

三烈士の墓石が五輪塔でしたので、かなり時代を感じさせる墓石でしたが、
大石寺では、確か大きな方形石だった記憶があります。
（という事は大石寺のお墓は後期のものか？）

富士門さん

「道郷騒動」についてなのですが、このスレのタイトル「日蓮と本尊伝承ー大石寺戒壇板本
尊の真実」同様、宗門の歴史の真偽を立証する大事なテーマだと私も思います。

先日の日曜日の午前に、サンデープロジェクトという番組で田原総一朗氏が北朝鮮の高官に、
亡くなったとされる横田めぐみさんの遺骨のDNA鑑定を巡って、その真偽をアメリカにまかせ
てはどうか、と迫っておりました。

日蓮仏法における各宗派におかれましては、いらぬ邪推を抱かれぬ為にも、ここは第三者機関
（大学や研究所等）におまかせするのが、時代の要請ともいえるのではないでしょうか。。

各宗派が正当性を主張するのであれば尚の事、占有するのではなく、第三者機関によって
歴史的な史料などを加え、判断する姿勢が大事になってくるように思えます。

会社の経営も、政界の構図も、今やネットなどの普及と共に、次第にガラス張りになって
きております。

宗教界だけが、時代遅れでよいとするのであれば、近い将来、誰も関心をもたなくなるでしょう。
（自分が生きている間さえ良ければいいとする坊主は完全にもう時代遅れです。）

何処かに良い、中立的な第三者機関みたいなところ、、ありませんかね。
965 ：のり：2007/11/15(木) 20:35:31 ID:10jIgkjM0: >のりさん、

>　ですからね、人生は格闘です。

沖浦さん、ありがとうございます。

小野さん風に言えば、私は限りなく不純物１００％に近い、身と心です。

創価学会員でなければ、ただ長く生きて不純物だらけの人生で終わったところです。

しかし学会員である事で、その内の０点何パーセントかの純な部分で、沖浦さんの
先生に対する思いが沸々と伝わってきます。

>「おもしろきこともなき世をおもしろく」「すみなすものは心なりけり」

できれば私もこう言って、人生を締め括りたい。
後半に差し掛かった人生の第一歩は、今回の「熱原の三烈士」の公演です。
組織は組織として護る力もつけて参りたい。

日々更に決意さん、激励ありがとうございます。

頑張りますよ～～パオ～～ゥ！
966 ：富士門：2007/11/15(木) 21:26:44 ID:gk/1ILaE0: ＞＞９６４　
という事は大石寺のお墓は後期のものか

美濃周夫氏の著書によると「大石寺のは墓碑（記念碑？）」と記して有りました。

中立的な第三者機関みたいなところ

正宗の方とも論争になったのですが
「松本勝弥氏裁判の時も大御本尊様が御真筆と裁判所が判断したから勝訴したのだ。松本勝弥氏は信仰が
が変わったからご供養を返せとは、信仰が変わったからお賽銭を返せというのと同じだと学会の弁護士も批判してるではないか」
と勘違いの論争になったわけです。
事実は「教義論争は裁判に馴染まない」で別に真偽云々は問われて居りません。
因みに松本氏は「信仰が変わった」のではなく、信仰対象の板本尊が御真筆でなく後世創作の疑いが有るので明らかにして欲しいと
主張してたと聞いた事が有ります。
尚、統一教会、法の華、、本覚寺等の事件も宗教を利用した霊感商法を裁判してるのであって
教義云々は裁判所も追及していないと思います。
しかし、教義、伝説を利用した悪質な宗教には「教義だから」と逃がさないためには
何らかの第三者機関が必要と思います。
967 ：有権者：2007/11/15(木) 23:20:58 ID:8yu1JGHI0: 池田大作さん。
すこしは、真面目に生きなさい。
地獄に完全に堕ちるまえに
968 ：経傘糖：2007/11/16(金) 08:37:09 ID:5uogSg0I0: (人類滅亡）スレ　終わりまで
1000まで　あと３３

(大和）経傘糖がんばれ　無事　帰還を祈る。
969 ：沖浦克治：2007/11/16(金) 08:46:25 ID:6ttwv.Dk0: 　のりさん、おはようございます。

　組織ですか。

　貴方が会合に参加している時、貴方の広宣流布は一時停止中です。
　広宣流布は外が舞台です。

　中にいる時は一時停止。
　入院治療中の格闘家ですね。

　世間と言う広大なリングが待ってますよ！
970 ：のり：2007/11/16(金) 13:49:38 ID:Be/Vc.lU0: 沖浦さんへ

>貴方が会合に参加している時、貴方の広宣流布は一時停止中です。
>広宣流布は外が舞台です。

この際、はっきり胆に銘ずべきお言葉だと思います。
私としては、外に向かって闘うことが、我が地域を護ること。
そのように理解をしております。

>入院治療中の格闘家ですね。

これは避けねばなりません(笑)

法華講のいう血脈の次第とか組織という言葉には何故か、
固定されたイメージが付きまといます。

自分に似合わないダサい帽子をかぶされた感じとでも
いいましょうか・・・・

血脈といい、組織というも随自意に動きに動いてこそ
その真価があると思います。

魔が競ったって何のその

血の巡りの悪い頭をふる回転して

さぁ～、動きに、動いてまいる所存です!(^^)!

沖浦さん、いつもありがとうございます！
971 ：有権者：2007/11/16(金) 18:26:31 ID:eHJ3k8p20: 創価学会は、悪い団体です。
公明党は、悪い政党です。
創価学会員は、悪い人たちです。
972 ：風神：2007/11/16(金) 19:35:24 ID:HQlkTRw20: では、続きをいきましょうか。

あと1000ページぐらい有るから、何日かかるやら。まあ、気長にね。（笑）

【　法華講員さん　】
「原殿書、祖滅七年、日興上人より原弥六郎への返状、中古の写本要法寺に在り。」
君達の論法で言えば、
１、この書が真書であることを「上古の文献」で証明しろ。
２、真蹟はどこにあるんだ～？
３、偽書で無いということを客観的証拠で明確に証明しろ。
４、筆跡鑑定しなければ信じない。
この四点が明らかにならなければ偽物だ～～。
と、こうなるが如何か？
貴公は上記四点が明白でないのに何故この書を軽々に引用するのか？
戒壇の大御本尊様・二箇相承・百六箇抄・条々事・他への邪難も同様の論法であろう？
ここに貴公らの謗法の腐りきった根性でなす欺瞞の実態が明々白々となった。

【　風神　】
◎　「原殿書」
・日興上人による身延離山そのものは、全日蓮門下教団存知の史実。(動機・解釈は異なるが)
・富士一跡門徒存知の事により、身延山の本尊問題も伺われます。
・該書の「日蓮聖人御出世の本懐南無妙法蓮華経」は、阿仏坊御書等に明示される大聖人の出世の本懐とも同義。
故に写本のみでも、状況証拠により採用できるということです。

◎「戒壇板本尊」
相貌の鑑定、歴史上の考察から日蓮大聖人在世には存在はなし。

◎「二箇相承書」
過去、指摘ずみ。

◎「日興跡条々事」
同

◎「百六箇抄」
同。

◆　何も「原殿書」のみならず、写本のみの大聖人の御書も多数有ります。もちろん、これらは真筆だったのか、偽書なのか、時間をかけ状況証拠を積み重ね判定をするべきですが、ほぼ全日蓮門下が横断して拝読しえるものであり、認識を共有できるものが多いでしょう。

◆　しかし、「相承書」は違います。今日では六老僧それぞれの門流が、規模の大小はあれ「宗教法人」として認証、運営されており、よほどのことがない限りは消滅することはありません。しかし、相承書の真偽は「それぞれの教団の存立に直結」する問題ともなります。
故に「祖師・日蓮に関係する相承書の真偽判定」は、全日蓮門下をして納得せしめるものがあらねばならず、一宗派内のみで「これがわが門祖への相承書だ」としたところで、何の意味も無いのです。客観的な鑑定、伝承の経緯等の情報公開、それの調査・分析が必要となります。

◆　なんといっても、
・大聖人は相承書なるものによって、特定の一人のみへの付属を期されていたのか否か。
・大聖人は唯授一人血脈相承により、令法久住を期されていたのか否か。
・大聖人は唯授一人血脈相承を実際に行なわれたのか否か。
・大聖人の仏法は相承書などによらない、「信心の血脈」により時代、時代に確立されるものなのか、否か。
という、祖師・日蓮大聖人の教義、思想に直結してくる問題であり、内容はどちらの主張どおりになるかは別としても「一つの日蓮像」ができあがり、そこに信を取るのですから、「相承書の真偽は重要な問題」なのですね。

◆「戒壇板本尊」も同じく、その意味する方向性は「相承書」とほぼ同じであり、
・大聖人は特定の一つの本尊を出世の本懐とされたのか否か
・その本尊は本門戒壇に安置の本尊なのか、否か
・それを実際に唯授一人で相承されたのか否か
などですね。
973 ：風神：2007/11/16(金) 19:36:14 ID:HQlkTRw20: ◆　特に「相承書」を申告したところは過去に数多あったわけですが、日蓮正宗・大石寺を除き、今日では、ほとんどが引っ込めてしまっていますね。
「相承書」により正統とするのではなく、信仰実践により祖師とつながりゆく、という本道の選択ですね。又それこそが「信仰の王道」でもあり、常識でもあるでしょう。
現在では一人、日蓮正宗のみが声高に主張しているのです。「出世の本懐の板本尊だ」「御法主上人ゲーカが唯授一人血脈相承を継承される」等々と。
これに対して、他教団が「そこまで言うのなら」と客観的な証明を求める、というのも当然至極なことなのです。

◆　ですから「謗法の輩には」などともったいぶって、「御不敬だ」どうのこうのというのではなく、素直にストレートに証明すればいいのです。
それを頑なに拒否し、史実を「都合よく」解釈し、「憶測、推測を積み重ねて」証明しようとしてばかりいるから、指摘を受け続けているのです。

【　法華講員さん　】
ここに君達の謗法の腐りきった根性でなす、欺瞞の実態が明々白々となった。
全ての資料を自分らの都合の良い様に使い、散らかすだけであり、貴公らに仏法を学する真摯な精神や態度など、微塵も無い。
真に唾棄すべき腐り果てた、醜悪・面妖な食法餓鬼どもである。

【　風神　】
ということで、これは法華講員さんのひとり言ですね。本当に大丈夫ですか。
こういう発言は、全部、ご自分の内面世界の一端をそのまま書き記しているのではないですか？　見ている人、みんなが心配していますよ。

大仏殿別当への御状
早く我慢を倒して日蓮に帰すべし、今生空しく過ぎなば後悔何ぞ追わん

持妙法華問答抄　　
只須く汝仏にならんと思はば慢のはたほこをたをし忿りの杖をすてて偏に一乗に帰すべし、名聞名利は今生のかざり我慢偏執は後生のほだしなり、嗚呼恥づべし恥づべし恐るべし恐るべし。
974 ：風神：2007/11/16(金) 19:37:36 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
そして、「聖人御難事」の仰せを重ねて拝すれば、その出世の本懐である御曼荼羅御本尊の中でもなかんずく、弘安二年の十月十二日の「本門戒壇」との脇書のあらせられる「大御本尊」様が「出世の本懐中の本懐」であるぞと、そういう立て分け、筋目によって判ずる御法門である、と拝するのである。

されば、「余は二十七年なり」とは、語の重複を避けて省略されているものの、理の指(さ)し示すところ、「余は二十七年にして出世の本懐を遂ぐるなり」の意であることは、誰の目にも明らかであろう。
これを、妄弁者らのごとく読むとすれば、わざわざ前文に、三国四師の出世の本懐までの年数を挙げられた理由がなくなってしまい、文意が支離滅裂となってしまう。むりな曲解は禁物である。

大聖人は、すでに文永１２年３月の時点で、宝塔=曼茶羅(まんだら)御本尊を指して「出世の本懐」と仰せであるから、御自筆の、それも弘安２年１０月１日近辺に顕(あら)わされた御本尊が出世の本懐であることは間違いない。
とすると、唯一、その脇書に「本門戒壇」とお認(したた)めがあり、かつ堅牢(けんろう)な楠板をもって建立された(御筆御本尊のうち板御本尊はただ一体である)、弘安２年１０月１２日の大御本尊以外に、出世の本懐と認(みと)められる御本尊はないのである。

【　風神　】
ひとり言が好きですね。法華講員さんの話では「戒壇板本尊が大聖人自身の造立」になってしまっていますが、その日蓮直造の証明は？できる、できない、どちらでしょうか？

◎　聖人御難事のどこに、どのように「出世の本懐=本門戒壇の大御本尊」と書いてあるのか?

◎　聖人御難事に大聖人出世の本懐が説かれているとして、それがどうして戒壇板本尊と結びつくのか。
法華講員さんの主張は結論が先にあり、そこに強引に導くための「解釈論にしかすぎない」のですよ。

◎　法華講員さんは「聖人御難事に出世の本懐が説かれているならば、それは何だ?　弘安2年10月の本尊は数幅有るが、本門戒壇と認めの本尊は、十月十二日図顕の『本門戒壇の大御本尊』しかない、故に戒壇板本尊こそ大聖人出世の本懐だ」といいますが、「日蓮出世の本懐が本尊だけ、しかも特定の本尊だけしかない」という発想はどこからくるのか。それが正しいという根拠をどこにあるのでしょう。まさか、「猊下の御内証で」などは言わないでしょうね。

【　法華講員さん　】
以上のように、本門戒壇大御本尊についての大聖人・日興上人の御文証は、天日を仰ぐがごとく明らかであって、否定のしようがない。大石寺の本門戒壇の大御本尊以外に、大聖人「出世の本懐」も「日興が身に宛て給はる所の弘安二年の大御本尊」もありえないのである。

【　風神　】
法華講員さん！これじゃあ、まるでニッケン前ゲーカの説法と同じだね、何回同じことを言うのかな？ねむくなっちゃうよ。お寺の中の話ですね。・・・で、それで？
975 ：風神：2007/11/16(金) 19:38:58 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
風神達はやはり、知能に少し問題がある方か？
「板本尊そのものの物証だけ。」と君らは難癖をつけるが、その御事がそのまま十二分に「客観的な証明」ではないか？
この問いに、貴公らの具体的な「客観的な証明」による反論は全くないではないか。

【　風神　】
同じ指摘は何回も言いたくはないのです。
法華講員さんの言うことは「日蓮正宗内の決まり事」であって、他宗教となって17年の私には関係ないのですがね。
むしろ、日蓮正宗の主張するところを「信じない」と、「知能に問題があるのか」という思考の方が「問題」だと思いますよ。
大聖人滅後300年近く経過してから突然出現した板本尊につき、それを擁する宗派ではなく、宗外の学者・学術機関等に鑑定してもらったのかな？
「日蓮直造なんだ」と信じるのは勝手ですが、宗外の人に向かい「日蓮直造」を前提に、だらだらとおしゃべりするのは、価値的ではありませんね。
法華講員さんの論法の次元は、本門正宗と変わりません。
とにかく「ひ・と・り・ご・と」が多い、ですね。

【　法華講員さん　】
しかも「余は二十七年」との御書がある。それが弘安二年十月一日である。

【　風神　】
聖人御難事ですか。指摘済み（笑）

【　法華講員さん　】
更に君達が例示した「立正安国会の図録」での弘安二年大聖人御真筆（と言われる）御本尊のその全てが、中央主題「南無妙法蓮華経」の真の「直下」には、「日蓮」という御名と「御花押」があらせられない。自分の目で確かめてみよ。
戒壇の大御本尊様のみ、まさに「南無妙法蓮華経」の中央主題・直下にお名前と、御花押があらせられる。真に尊いお姿である。

【　風神　】
大聖人真筆本尊はその年代により、相貌座配・筆法の変化が分類できます。この言い分は自ら「戒壇板本尊は実は、弘安3年期以降の中央主題・日蓮花押である」と宣言したようなものです。戒壇板本尊は「日禅授与本尊」といわれた、「ゲーカの御内証」に近づきましたね。

【　法華講員さん　】
戒壇の大御本尊様が特段に大幅であらせられる。

【　風神　】
それがなんでしょう？日蓮展で見た「臨滅度時の本尊」も大きかったけどな。
976 ：風神：2007/11/16(金) 19:40:00 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
唯一の板御本尊である。（何度も言うようだがその板は鎌倉時代の手斧で削られている）

【　風神　】
自分で言うのは勝手ですけど「客観的な証明」をなぜやらないの？
日蓮正宗が日蓮消宗になっちゃうから？吹っ飛んでしまうから？
多くの大石寺坊主が職を失うから？
まあ、それも分かりますよ。国立戒壇を振り上げて降ろせなくなっちゃった、顕正会と同じですね。振り上げた拳というのはなかなか降ろせないものね。でも、もう、拳を上げて400年、「戒壇板本尊は必要ないという現代の民衆の機根」というものを知らないといけません。

【　法華講員さん　】
今の本題ではないが、二箇相承も、実は既に日興上人の御筆による金紙が存在するということである。

【　風神　】
ほう、これはすごい。大変なことです。
それは誰から聞いたの？
それが本物である、という証拠は？
言うだけだったら「ただ」だけど、ウソをついたら信用無くしますよ。
「うちのおとうちゃんて、本当は偉いんだぞー」というのとは、わけが違いますからね。責任重大ですね。

【　法華講員さん　】
(以下、日顕の話)
「法体とは本門戒壇の大御本尊様であり、この戒壇の大御本尊に関する相承とともに金口嫡々の血脈相承があるということのみを、一言、日応上人様は仰せになっております。
この金口嫡々の相承ということが、実は相承全体を包括した語であり、そのなかには、身延・池上の二箇相承が金紙として存するとともに、さらに時代の経過とともに、金口の内容を金紙の上に書き移してきた意味があるのです。」

【　風神　】

「唯授一人金口嫡々血脈相承」ですか。だからどうしたのでしょう、創価学会は関係ありません。

【　法華講員さん　】　
大聖人様から日興上人様への相承は金口であります。

【　風神　】
何をもって日蓮　→　日興の相承と言うのですか。具体的な証明は?

【　法華講員さん　】
例えば、日精上人が『家中抄』の道師伝に、日目上人は日郷に御相承されたという邪説を破して、まさしく目師が道師に御相承を授けられたことを明かすなかにおいて、「別して之れを論ずれば十二箇条の法門あり」（日蓮正宗聖典六九五㌻）ということをおっしゃっておりますが、これはまさしく金紙であって、いわゆる直接、口伝のみによって申し置かれたものだけではないわけです。

【　風神　】
1662年・寛文2年12/18　(滅後381年)　17世日精の「家中抄・道師伝」ですか。
日蓮大聖人滅後380年を経た、自称・正統嫡流の一寺院の住職さんが「うちの住職は日蓮大聖人だ。生身の御本尊さまだ。うちの四代目住職に三代目よりの秘法・十二箇条の法門があったのだ。だから我が宗派は正しいのだ」と言い出したら本当に大聖人正統となるとの道理をお示しなさい。こんなの文証どころではなく、余汰話、笑い話の類いでしょう。
奇怪なユーモアに満ちていますね、日蓮正宗というところは。（笑）

【　法華講員さん　】
以上の論証で理解できないとすれば、貴公らの根性が腐り果てているだけであって、そういう者を「救い難い謗法者・一闡提人」というのである。

【　風神　】
自称正統嫡流・教義の大半以上は手作り、そんな一日蓮系寺院のひとり言を聞けないと「腐り果て・謗法者・一闡提人」とね。
いや、よかったよ。あなたからいわれるということは、私達はまともだという証明みたいなものだよ。もっともっとジャンジャン言ってください。怪談話、脅し文句をね、現在の日蓮正宗の体質を世に知らしめる為にも、遠慮なくどうぞ！頑張って！
977 ：風神：2007/11/16(金) 19:41:50 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
では君達が言うその「三大秘法の御本尊」は、現存する大聖人様御真筆御本尊（と言われている）御本尊のうちのどの御本尊か？

【　風神　】
法華講員さん！本当に大丈夫か？
大聖人が真筆本尊につき「これは三大秘法の御本尊で、こちらは違う＝三大秘法の御本尊ではない御本尊だ」といわれたことがありましたか。有るのなら、是非、その御文を示してください。

【　法華講員さん　】
それとも、どの御本尊でも自分が「気に入った」御本尊でもいいのか？

【　風神　】
「自分が気に入った御本尊を三大秘法の御本尊としよう」との大聖人の教示などあるのかな？それとも、法華講員さんがお持ちの御遺文にだけあるのかな。

【　法華講員さん　】
それは、邪宗日蓮宗系寺院が所蔵している御本尊でもいいのか？

【　風神　】
大聖人の御本尊が「所蔵寺院・宗派によって三大秘法の御本尊となったり、ならなかったり」という文証があるのかな？（笑）

【　法華講員さん　】
三大秘法抄（真書であることは証明済み。疑難をするのならば偽書であることを明証せよ。）「戒壇とは、王法仏法に冥じ、仏法王法に合して、王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて、有徳王・覚徳比丘の其の乃往を末法濁悪の未来に移さん時、勅宣並びに御教書を申し下して、霊山浄土に似たらん最勝の地を尋ねて戒壇を建立すべき者か。時を待つべきのみ。事の戒法と申すは是なり。三国並びに一閻浮提の人懺悔滅罪の戒法のみならず、大梵天王・帝釈等の来下して踏み給ふべき戒壇なり。」との、具体的な「事の戒壇」に安置申し上げる御本尊はどれか？　

【　風神　】
残念でした。大聖人の時代に「事の戒壇用の御本尊」は存在しません。

【　法華講員さん　】
一体か?

【　風神　】
大聖人の時代には0、日興上人の代には一体ではないでしょう。

【　法華講員さん　】
それとも何体か？
ありとあらゆる「大聖人御真筆御本尊」と“いわれている”全てか?

【　風神　】
日興上人は複数の大聖人真筆御本尊に「本門寺に懸け」と添え書きされています。
978 ：風神：2007/11/16(金) 19:43:10 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
君達が拝む、日寛上人の御本尊を勝手に撮影・修正・複製・販売しているニセ本尊は、大聖人様御真筆ではないが、御書に書かれていない本尊を何故君達は拝んでいるのか？
御書に示されていない“本尊”なのだから、勝手に拝んではいけないのではないか？

【　風神　】
ご本尊を拝む行為につき、御遺文とセットでなければ拝めない根拠・文証は？（笑）
日蓮大聖人は「他宗教の人に断って御本尊を図顕・下付した」のですか。法華講員さん、勘違いしてはいけませんよ。

【　法華講員さん　】
御書、もしくは上古の文献で、大石寺門流の江戸時代頃の御法主が　ある一寺院の住職へ下賜した御本尊を、在家が勝手に文字に修正を加え、授与書きを勝手に削除し、大量に形木で摺って、配り散らかして良い、という文証を挙げてください。

【　風神　】
「邪宗の人に断らないと、本尊下付をできない」という文証を挙げてください。
日蓮大聖人は「他宗教の人に断って御本尊を図顕・下付した」のですか。法華講員さん、勘違いしてはいけませんよ。日蓮正宗は正真正銘の邪宗教です。
邪宗教の人に「御本尊下付をする意義は、意味は、文証は」などと説明し、承認を得なければならない根拠など、どこにもありませんよ。
日蓮大聖人が念仏僧・禅僧・真言僧・天台僧・律僧などに「本尊下付の意義を説明し、その承認を得て曼荼羅本尊を図顕・下付した」という史実・文証を挙げてくれれば、こちらも少しは考えましょう。

【　法華講員さん　】
身延のみやげ物屋で売られている、大聖人御真筆と“鑑定済み”の御本尊の複製掛け軸は、大聖人様「出世の本懐」なのか、否か？

【　風神　】
質問がトンチンカンです。身延山の土産物屋に行き、同じ質問をして、売店のおじちゃん、おばちゃんのご教示を受けてください。

【　法華講員さん　】
まだまだ、疑問は尽きませんが、この辺にしておいてあげましょう。
速やかに御書を通して、証明もしくは回答して下さい。

【　風神　】
御遺文に及ばず。日蓮大聖人に信を取る門下の責務が「一閻浮提広宣流布・立正安国」の御遺命実現です。御歳５０過ぎの大聖人の「曼荼羅図顕」の勢い、気迫そして慈悲、更に日興上人の生涯の３００体を超える御本尊書写を拝した時、広宣流布を目指し曼荼羅本尊流布に不惜身命の実践を貫くは、門下の使命とも言えるでしょう。

【　法華講員さん　】
もし、上記の論証に成功しなかった場合は、貴殿らの謗法・堕獄は治定である。
精一杯の屁理屈による痴論を楽しみにしています。

【　風神　】
どうも、お待たせしました。
で、戒壇板本尊日蓮直造の証明は?
979 ：名無しさん：2007/11/16(金) 23:17:29 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
「出世の本懐」という意義に総じての意義と、別してのニ義が存するのである。
これは別段新義などではなく、凡そ仏教の法門全てに通じる基本的な捌きである。
君達が執拗に拘っているのは（拘らざるを得ない）、総じての辺に於ける「出世の本懐」であって、別しては究竟された御本尊に窮まるのである。
まず、「建立御本尊等の事」との題号と、そして、「本尊とは法華経の行者の一身の当体なり」との御言葉を重ねて拝考すれば、御仏は御在世も御一人であられ、滅後も、ただ御「一身の当体」であられる。
つまり、幾つもその「一身の当体」はいらっしゃらないのである。
これが別した辺の「出世の本懐」の御本尊であられる。
その他の御本尊は全て、この「本尊とは法華経の行者の一身の当体なり」との戒壇の大御本尊様から開会せられるのであって、それを総じての辺における「出世の本懐」といえるのである。

【　風神　】
さあ、いよいよ法華講員さんを教祖様とする新宗教の旗揚げですね。おめでとうございます。
なんと名付けますか。いや、まだ楽しみはとっておきましょうか。法華講員さんに日蓮正宗ではもったいないですからね。あんな宗教団体にいても、小さすぎてつまらないでしょう。このような教義上のやり取りを経る過程で、祖師の内奥に迫られ、同一化し、平成の日蓮となられたのですね。
では、聞きますか。

◎　大聖人が「出世の本懐につき総別の二義を立てられた」という文証を示してください。

◎　大聖人が「これは総じての辺における出世の本懐の御本尊」「これは別しての辺における出世の本懐の御本尊」と立て分けられた証拠・文証を示してください。

◎　そのような、「出世の本懐につき総別がある」という解釈論は「いつ、どこで、誰」より始まったのか、その根源を示してください。

◎　1272年・文永9年3月13日　阿仏房御書　51歳与阿仏房
あまりにありがたく候へば宝塔をかきあらはしまいらせ候ぞ、子にあらずんばゆづる事なかれ・信心強盛の者に非ずんば見する事なかれ、出世の本懐とはこれなり。
　
・これのどこをどう読めば、総じての出世の本懐となるのですか。
・ストレートに「とはこれなり」とあり、「出世の本懐」ズバリそのものではないですか。

◎　1278年・弘安元年　御義口伝巻上　
此の円融の三諦は何物ぞ・所謂・南無妙法蓮華経是なり、此の五字・日蓮出世の本懐なり之を名けて事と為す、
・これのどこをどう読めば、総じての出世の本懐となるのですか。
・ストレートに「なり」とあり、「出世の本懐」ズバリそのものではないですか。

◎　日本国の一切衆生の為に付属し給う「日蓮建立の御本尊」は戒壇板本尊である、と証明できるのですか。
1278年・弘安元年～1280年・弘安3年　御講聞書　身延にて
一等雨法雨の事
此の等雨法雨は法体の南無妙法蓮華経なり、今末法に入つて、日蓮等の類いの弘通する題目は、等雨法雨の法体なり、此の法雨・地獄の衆生・餓鬼・畜生等に至るまで同時にふりたる法雨なり、日本国の一切衆生の為に付属し給う法雨は題目の五字なり、所謂・日蓮建立の御本尊・南無妙法蓮華経是なり云云
⇒　この御本尊につき、総別との大聖人の教示など、どこに有るのでしょう

◎　大聖人が成就した三大秘法は戒壇板本尊のことである、と証明できるのですか。
1273年・文永10年5/28　　義浄房御書　佐渡にて
( 参考　本書は本尊図顕1年8ヶ月後。　翌年10/5、身延在山時に蒙古来襲　)
寿量品の自我偈に云く「一心に仏を見たてまつらんと欲して自ら身命を惜しまず」云云、日蓮が己心の仏界を此の文に依つて顕はすなり、其の故は寿量品の事の一念三千の三大秘法を成就せる事・此の経文なり秘す可し秘す可し、

◎　「日蓮がたましひを・すみにそめながしてかきて候」本尊は戒壇板本尊のことである、と証明できるのですか。
1273年・文永10年8月　経王殿御返事　佐渡にて　
日蓮がたましひを・すみにそめながしてかきて候ぞ・信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり・日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし

⇒　法華講員さん、大聖人がその「たましひ」を「すみにそめながしてかき」更に「信じさせ給へ」といわれる御本尊は総じての意義である、といわれましたか？この本尊はどなたに授与されたのですか？
まさか「弥四朗国重」などといわないでしょうね。

◎　上行等の聖人が出現し・建立された本門の三つの法門は「戒壇板本尊」なのですか。
1274年・文永11年5/24　法華取要抄　与富木常忍　身延にて
(　参考　5/17の身延入山以降直近の書　10/5の蒙古襲来の約4ヶ月前　)
是くの如く国土乱れて後に上行等の聖人出現し・本門の三つの法門之を建立し、一四天・四海一同に妙法蓮華経の広宣流布・疑い無からん者か。
980 ：風神：2007/11/16(金) 23:23:43 ID:HQlkTRw20: 失礼しました。
979は風神です。
・・・たまに忘れてしまいますね。
981 ：風神：2007/11/16(金) 23:29:14 ID:HQlkTRw20: 【　法華講員さん　】
これが弘安元年以降の御本尊様に拝され、更に、「余は二十七年」の御言葉から弘安二年に限定される。
以下は既に詳論している如くであり、結論として「戒壇の大御本尊」様以外に、「本尊とは法華経の行者の一身の当体なり」との、大聖人様御一身・御自らの御魂魄を留められた御本尊様はおわさないのである。
その他の御本尊は全て、この「本尊とは法華経の行者の一身の当体なり」との戒壇の大御本尊様から開会せられるのであって、それを総じての辺における「出世の本懐」といえるのである。

【　風神　】
法華講員さんもいよいよニッケン前ゲーカと似てきましたね。眠くなります。(笑)
982 ：鉄齋：2007/11/16(金) 23:38:52 ID:MoeC8mp6O: 【法華講員】

下手こいた～♪

ゲーカも認めた偽物だ。
でもｿﾝﾅﾉｶﾝｹｰﾈｰ、ﾀｲｾｷｼﾞｰ（笑
983 ：富士門：2007/11/17(土) 00:06:38 ID:pp66xnpI0: ＞＞９５５　
先日関西で池田先生は、

　『今、本物の闘志はいるだろうか？
　何処にいるのだろう？
　私の思いはこの一点にある。』（趣意）

　と、言われました。

相手が自分の信仰の先輩に当たる九州創価学会の幹部らが行なった神社寄付の
行為を「相手が誰であろうと絶対に間違ってる！」と声を上げた方も
池田先生の仰った「本物の闘志」の１人だと思います。
984 ：風神：2007/11/17(土) 00:32:30 ID:Q7TikbGQ0: > 953
正宗「日道上人は正しく日目上人より相伝されたのは間違いないのだ、大石寺は相伝の有る正しき寺院だ」と平行線に成ったわけですが。（笑）
「道郷騒動」を解明するのも板本尊が大石寺の関係者に後世創作されたと証明する事となると思います。

◆　そうですね。金原本でもP180以降で触れていますが、「戒壇板本尊の造立時期と造立主」の推考については「いい線まで」いっていると思います。寺院経営が緒についた大石寺が保田妙本寺に対抗して・・・の線も結構濃いものがありますからね。金原本の指摘どおり状況証拠から推せば、6世日時の代が可能性としては一番高いです。

◆　更に、
1379年・天授5年・康暦元年には熱原法難から100年。
1381年・弘和元年・永徳元年には大聖人第100遠忌。
1382年・弘和2年・永徳2年には日興・日目50遠忌。
1388年・元中5年・嘉慶2年には大聖人御影造立。

このいずれの時にも6世日時が大石寺の貫主職ですから。

◆　1331年・元徳3年・元弘元年3月12日に、日禅は大石寺南之坊で亡くなっています。
この時、「日禅授与本尊」は坊に奉安されていたでしょう。
日禅亡き後、一旦、日興上人の手元にあずけられたのか?
そのまま坊に奉安されたのか?
断定はできませんが、「日禅授与本尊」には、
弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、 (日興上人御加筆右の下部に)少輔公日禅は日興第一の弟子なり仍て与へ申す所件の如し、(また同御加筆御花押と蓮字と交叉する所に殊更に文字を抹消したる所を判読すれば)本門寺に懸け奉り万年の重宝たるべきものなり　　　　　　　　　　　　　　　　　　法道院蔵(現在は大石寺)　(富要 8-178 )

と、日興上人の添書きが有ります。これは文面の意味するところからして、日禅の生前に日興上人が認められたものでしょう。

◆　いずれにしても、6世日時の代あたりで「日禅授与本尊」を元に、板本尊が模刻造立され、それが後世に「日蓮大聖人出世の本懐・本門戒壇の大御本尊」となっていったと推考しています。現時点では。
985 ：富士門：2007/11/17(土) 01:28:19 ID:pp66xnpI0: そう云えば
元徳年代に、北山の御影堂に盗賊が入って、重宝を盗まれたと聞いた事有ります。
その事件が事実なら、大変不謹慎ですが、盗賊と興門派僧との関係も気になります。
（例えば盗まれた筈の興師筆の宗祖御入滅記録が日代師の西山に存在するとか。
ただ、盗難事件が創作なら、日代師を貶める為の後世創作とも考えられるのだが）
986 ：鉄齋：2007/11/17(土) 01:54:33 ID:d2tf2DHYO: >>985

怪しいよﾈ~ﾀｲｾｷｼﾞｰ
987 ：風神：2007/11/17(土) 01:56:23 ID:Q7TikbGQ0: > 985

家中抄の「日代伝」
釈の日代、俗姓は由比、駿河の国の人なり、日興を師とし仕へて終に、補処の弟子と為る、其の付属状に云く。～
正中二年(1325年)十一月十二日の夜日蓮聖人御影堂に於て日興に給はる所の御筆本尊以下廿鋪、御影像一鋪、併に日興影像一鋪聖人御遷化記録以下重宝二箱盗み取られ畢ぬ、日興帰寂の後も若し弟子分中に相続人と号して出さしむるの輩は門徒の怨敵大謗法不孝の者為るべき者なり、謗法罪に於ては釈迦多宝十方三世の諸仏日蓮聖人の御罸を蒙るべし、盗人の科に於ては御沙汰と為て上裁を仰ぐべし、若し出で来らん時は日代阿闍梨之れを相続して本門寺の重宝為るべし仍て門徒存知の為に置き状件の如し。
正中二年十一月十三日　　日興御判。　(富要 5-200 )

と、日代八通状の四番目に、重須での盗難事件が記述されています。

そして、三位日順の「日順阿闍梨血脈」には、
幸なるかな・日順幼稚長大の古今には富山に入つて興澄両師の明訓を受け、盛年修学の中間には叡岳に登つて天台四教の幽頂を伺ひ、嘉暦第一(1326年)の暮秋には険難を凌いで本尊紛失の使節を遂げ、同号二年八月に身命を捨てて禁裏最初の奏聞を致す、(富要2 -23 )

とありますので、本尊紛失事件は事実有ったわけです。

まあ、日代八通状自体は「真偽未決」で、限りなく「偽」に近いものと思います。
件の「宗祖御遷化記録」が西山本門寺にある理由は、日興上人よりの指名で重須の学頭を継承したのが日代ですから、その際に「宗祖御遷化記録」を託されたとしても、不思議ではないので、この書に関しては「紛失事件」とは別のもの、と考えます。
988 ：名無しさん：2007/11/17(土) 03:50:22 ID:Q7TikbGQ0: 参考に富士宗学要集の五巻、日代伝をUPしておきましょう。

新六人
永仁已後元徳正慶の間六人の碩徳を選び彼の本六人に対して是を新六人と号す、其の列次智徳を以て本と為す、然るに日澄第二に列するは澄公の没後に之れを列するが故なり、若し年老の次第に因れば澄道妙皆年老なり、澄公は三十三歳年増日道は十二歳日妙は十歳の年老なり、故に年老の次第に非ざるなり、次の代公は初に列する由緒有るか、謂く日澄は日向の弟子後に日興に皈伏して弟子と為り、日道は日目の弟子、日妙は日華の弟子なり、日代、日善、日助は興師の直弟なり、之れに依って新六人第一日代を挙げ給へるか、余は下に至つて之を知れ。

日代伝
釈の日代俗姓は由比、興師の外戚の甥なり、日善の舎弟なり、永仁二年甲午、誕生なり、幼年より富士重須に登り日興に奉仕す、出家入道して伊予と号す、解学日新にして智徳宏深なり、師法器為るを見て当家の深義悉く之れを伝ふ、生智の才有るが如し、故に若年たりと雖も遺状一通日代に賜ふ、其の状に云はく。

一、六人の弟子を定むと雖も日代は日興付属の弟子として当宗の法燈たるべし、仍て之れを示す、正和三年十月十三日日興在判、御歳六十九歳。
（此状代師廿一歳の時下さる故に不審有り法燈二字之を思ひ見るべし生智の才有る事知るべし）。

一、日蓮聖人御法立の次第、日興存知の分弟子日代阿闍梨に之れを相伝せしめ畢ぬ、仍って門徒存知の為め置き状件の如し。
正中二年十月十三日（日興在判日代卅二才御歳八十才）。
一、日興先年病床の時六人の弟子を定むと雖も其の後日代以下の弟子有り。六人の外と号して之れを軽賤すべからず、六人と雖も違背に於ては沙汰の限にあらず、仍つて後証の為め置き状件の如し。
正中二年十月十三日　日興在判。

一、正中二年十一月十二日の夜、日蓮聖人の御影堂に於いて日興に給ふ所の御筆本尊以下廿鋪、御影像一鋪、●に日興影像一鋪、聖人御遷化記録以下重宝二箱盗み取られ畢ぬ、日興帰寂の後若し弟子分の中に相続の人と号して之れを出さしむる輩は門徒の怨敵、大謗法、不孝たるべき者なり、謗法の罪に於ては釈迦多宝十方三世の諸仏、日蓮聖人の御罰を蒙るべし、盗人の科に於ては御沙汰として上裁を仰ぐべし、若し出で来らん時は日代阿闍梨之れを相続して本門寺の重宝たるべし、仍って門徒存知の為に置き状件の如し。
正中二年十一月十三日　日興在判

一、聖人御門徒各別の事は法門邪正本迹の諍に依るなり、日興の遺跡等法門異義の時は是非を論ずと雖も世事の遺恨を以て偏執を挿むべからず、就中日代に於ては在家出家共に日興の如く思し食さるべく候、門徒存知の為め置き状件の如し。
嘉暦二年九月十八日　日興在判

一、熱海湯地の事、伊豆国走湯山の東院尼妙円の譲状に任せて知行せしめ了んぬ、弟子日代阿闍梨付法たるに依って譲り渡す所なり、仍て状件の如し。
元徳三年十月十一日　日興在判（日代卅七即ち元弘元年なり）

一、定る日興弟子の事
日目　日代
日華　日澄
日秀付日代　日道
日禅日善日助　日妙
日仙　日豪
日乗　日助
右定むる所此くの如し、日目、日仙、日代等は本門寺仏法の大奉行たるべきなり、但し日代阿闍梨を以て日興の補処と為し大聖人御筆の大漫茶羅以下自筆の御書等之れを相伝せしめ本門寺の重宝たるべきなり、本六人新六人共に此旨を存ぜらるべきなり、若し七十以後の状共と号し此の条々棄て置くの弟子等大謗法の仁たるべきなり、在家出家共に此条を守るべし、仍て置き状件の如し。
元徳四年二月十五日　日興在判
日時
日弁
日経
日興日什
日済
日延日定

一、日秀阿闍梨の跡ならびに御筆大本尊、日代阿闍梨に補任せしむる所なり、日興が門徒等此の旨を存すべきなり、若し此の状を用ひざる者は大謗法の仁たるべきなり、仍って置き状件の如し。
元徳四年二月十五日　日興在判

已上是れを八通の遺状と云ふなり、其の間師に代って奏聞の使節を遂ぐ、茲に因つて日興感書を日代に賜ふ。
989 ：風神：2007/11/17(土) 03:51:42 ID:Q7TikbGQ0: また、HN忘れた。(苦笑)

一、当聖主の御宇奏聞し嘉暦二年八月廿二日廷遠の帥を以て右目録に入れ記録所に於いて庭中せらる、巨細上聞せずと雖も志の所々謹んで下情を抽んで畢りぬ、奏聞の代官使者阿闍梨日代なり、向後の為に記録件の如し。
嘉暦二年九月十八日　日興在判

日興御在世の間は重須に一院を建立し常に之れに居住す今の養運坊是れなり、此に於いて法華経一部書写し全部四冊西山霊宝の随一なり、此時に当り常に法鼓を鳴し盛に法義を研ぐ、日代、日順更る～師に代つて論談決釈す、其の余の弟子衆互に講談隙無し重須談所此の時甚た壮盛なり、諸国参集の学侶亦夥し、之れに依つて諸人新六人衆を帰依し皆龍象と称す、其の中代公長たり、粤に興師御遷化たりと雖も最前厳重の遺状賜るが故に代師を崇敬すること先師に違はず、興師の跡を相続し重須の貫長と作る、之れに依つて石川重須在処の山林竹木等、先師聖人御在世の如く相違有る間敷き状を日代に進らす（西山にあり）、兼て亦興師遺状の旨を載せて代師を尊敬すべきの由、其の外二代の証跡皆西山に在り、然りと雖も老僧衆多く以て退散し給ふ、所謂日道は大石寺に留守居、日妙は甲州に帰り、日順は下山に籠居す、日豪は北山に隠居す、わつかに残る人は日善日助計りなり、興師初七日の御仏事は日代之れを修し給ふ御説法は日目之を勤る、百ケ日供養は日師大石寺に於て之を修せらる御説法は日代なり、両山大衆聴聞貴賤皆感涙を流す、御供養已って後日代、日目に今此三界の文を問ふ（此に両説有り池上日耀継図抄には日代興師の為の卒都娑に今此三界の文を書畢給ふと日目之を見て之を難じ給ふ云云、亦一説には日代目師に法則を問ふ云云日目之を答ふ云云、二説ともに同文なり云云）、此の問答を聞く人皆疑心を含む又云云。

建武元年正月七日、興師御斎日初めの供養以後日仙の坊に於て方便品読不読の問答あり、茲に因って重須の大衆等互に悪心を生じ各相誹謗す、石川式部太輔之れを聞き僉議して云はく若し日代本迹混乱有らば先師に違背するの仁なり速に擯出すべしと云って日代を駆除し畢りぬ、代公重須を退去して大石寺に移り且らく小庵を結び住すと雖も終に川合に竄謫す、其の後西山の辺境に移り寺を立て片隅に迂り寺を結ぶ、是れより来た日代、日善、日助の三人一同に奏聞を遂ぐ（奏状別紙に在り）終に茲に於て不退の勤行し給ふ。

御講談の間、甲州其の外所々に於て弘通之れ有り、有縁の地には寺を立て各弟子衆支配し給ふ、老年の後に常に富士に閑居し給ふ、亦本尊所望の仁之れ有る時は則書写し奉り之れに授与す。されば甲州府中上行院の本尊に云はく。
日興聖人
伝燈日代判
満九十
書写之
永徳三年十月日

又武州江戸上行
院の本尊に云はく
日興上人
遺弟日代判
貞治四年七月日
何の輩か斯の如く本尊書き給へるや、但し日目、日代計り斯の如し。

上寿長年なるが故に御弟子衆御遷化して師独り久住し給ふ、是の故に未決の議有れば日代に問ひ奉り決定せり（日印造仏の義日代の問ひ奉る日代の返状之有り日印の下に至り其状とも之を出す往て見るべし）。

明徳五年甲戌四月十八日行年一百一歳にして御遷化なり、日任以下弟子衆寄り合ひ給ひて茶毘し奉る事終りければ御骨を拾ひ取つて芝川西に御墓をつき之を納め奉る。

竊に日代上人重須を出づるの濫觴を尋ぬるに昔より相伝して云はく日代本迹混乱に因つて重須を擯出し奉り畢りぬ、之に就て証拠を校考するに分明の証文無き故に且らく糺明し難し、之れに依つて建武元甲戌より今明暦三丁酉に至つて三百廿余年の間、重須西山の両寺互に憎嫉を生し各誹謗を作し須臾も我執を止むること無し、重須日国の時に当り書状を以て日代の謗罪を難ぜらる、西山の返答に云はく日代に於ては本迹一致の謗罪無し日代の嫡弟日任児たりし時の身延山の皈伏僧にして本迹一致の説を作り畢りぬ、（此返答重須に在り）、諸人日代の謗罪を日任に附せらるるか、疑ふに亦日辰と日春と書状を以て代公と諸師との迷不迷を穿鑿せらる、日春の返報に云はく世事の遺恨強盛にして、殊更俗縁を以つて事を建武正月の問答に寄せ壇那押し掠めて日代を擯出し奉り畢ぬ、日国難状の返答には世事の遺恨強盛にして壇那押し掠む等と謂はず、而して今日春始めて此の義を成せらる故に亦疑滞を残す者なり、又小泉久遠寺日是書状を西山日心に贈り西山重須両寺の和談を謂ふ、日心返状を小泉に贈る其の状に云略して云はく、日妙門徒は是れ盗賊大謗法なり云云、之に依つて証文を尋ぬるに数通有りと雖も髣髴として分明ならず、然りと雖も先哲之れを出し而も以つて証拠と為す故に今亦之れを出たす、日辰上人三文を引いて証と為す。
990 ：富士門：2007/11/17(土) 03:52:48 ID:pp66xnpI0: 影堂に於て日興に給はる所の御筆本尊以下廿鋪、

この「日興に給はる所の御筆本尊」とは続く文「弘安２年の大御本尊日目○○○○之を授与す」
の日目譲り状ですね？
此の本尊は大石寺の板本尊説は別にして、万年救護本尊説が有力ですね？
此の盗難伝説が事実なら、盗難に有った救護本尊が何故日目師の蓮蔵坊に有ったか？
不謹慎ですが、此の件は美濃周夫氏も謎のまま口を閉じています。
991 ：風神：2007/11/17(土) 03:54:07 ID:Q7TikbGQ0: 其の一には日向国日知屋定善寺日叡自筆の記文に云はく、建武元甲戌正月七日、重須大衆蔵人阿闍梨日代、太輔阿闍梨日善大進阿闍梨日助等其の外大衆大石寺日仙の坊に来臨せり、大石寺大衆等多方た他行なり、有り合せらる人数、伊賀阿闍梨（日世）師弟（日郷）下坊の御同宿宮内阿闍梨（日行）其の外十余人なり、時に日仙仰せに云はく日興上人入滅の後代々の申し状に依つて迹門たるの間方便品読むべからず文、重須蔵人阿闍梨日代問答口として鎌倉方の如く迹門に得益有りと立てらる文、日仙は一向に迹門方便品は読むべからず文、是れ又日弁天目の義に同篇なり、然して当日の法門は日仙勝ち申さるるなり日叡其の座に有りて法門聴聞す、結局重須本門寺大衆等の義、元より日代五十六品と云ふ法門立てらるる間、高祖聖人並に日興日目等の御本意に非ざる故に本迹迷乱に依つて重須大衆皆同列山して日代を擯出し奉り畢りぬ、末代存知の為め日叡之れを験るし畢りぬ已上（正筆九州に之有り）。是れ則列座聴聞衆の記文の故に之れを出す、西山日心等要法寺日辰之れを引いて証と為し給へり、但し此の文方便品読不読の記文にして本迹迷乱の証と成るべからざるか、日道日妙自筆の状も此の如くなり。

二には日尊実録に云はく日尊上人仰せに云はく（暦応三五中旬）冨士門跡一同に云はく迹門を破して本門を立つべし云云、是れ名目一同の義なり、之れに付いて方便品は迹門なり何ぞ之れを読まんやと云ふ難之れに依って面々会釈不同にして法門異義水火なり云云、諍論出来して一遍に落居せざる故に法門浅深、相伝の有無量り難し、名目の幢を出して義趣を顕すべし云云。

一、河合人々の義に云はく方便品に読むべき方、読むべからざる辺之れ有り、先づ一住所破の為に之れを読むと云云、次に再往の内証の実義は読むべきなり、其の故は迹に即して本、本に即して迹と天台釈し給へり、故に本に即して迹なる故に迹門とは云へども本なる理有る故に読むなり、内証に所破と云ふ事之れ有るべからず云云、薬王品得意抄に准じて迷乱か、其の故は爾前星迹門月本門日なり云云、是れは此抄修行の躰なり、又十章抄に准じて修行せば一念三千の出処畧開三の十如実相なれども義分は本門に限る文、是れ文在迹門、義在本門の意なり、次に本に即して迹、又本なる理等とは天台本門の十妙を釈するに迹の因果等に四教の因果有り即の故に亦爾前経をも読むべきなり、此れに例難有り故に此の義不可なり、次に内証所破と云ふ事之れ有るべからずとは、記の九に云はく又地裂とは地本眷属を覆ふ迹の本を隠すが如し、今は開迹顕本の故に地裂して之れを表はす文、文句の九に云はく聞命の故に来り、弘法の故に来り、破執の故に来り、顕本の故に来る云々、又下若し来らずんば迹破することを得ず、遠顕はすことを得ず文、此れ等の文皆迹を破せん為なり、何ぞ所破の義無しと謂はんや、五人所破抄に一には文証を借り二には所破の為と云ふ二義は此の意か。

上野重須一同の義に云はく方便品は所破の為なり、此の品は譬へば敵方の訴状の如し、寿量品は自分の陳状のごとし、爾れば先づ敵仁の申し上くる訴状捨つべき方此くの如しと読み上けて、次に寿量品今家所立の元意当時弘通の至極と存じて読むなり、故に方便品をば読んで即捨つるなり、方便品に得道有りと云ふ者は宛も念仏無間等の如し。
上蓮房阿闍梨日仙の云はく此の事皆非なり、読んで捨つるも直に捨つるも同じ事なり、爾らば一円に方便品をば読むまじきなり、捨つると云ひながら、読み加ふる事非なり、処々の御書に曽つて之れを読むべからずと見えたり云云已上。
992 ：風神：2007/11/17(土) 03:55:27 ID:Q7TikbGQ0: 第三に大石寺の記文は日鎮自筆の記に云はく、応永六年己卯十月下旬、助に対して御物語に云はく重須の在処等の付弟は上人よりは日代に付け給ふなり、爾るに迹門得道の法門を蔵人阿闍梨立て給ひし程に西山に退出し給ふなり、此の法門は始は我と必しも迷ひ給はず讃岐の国の先師津の阿闍梨百貫坊と召さる、日仙の云はく我は大聖人日興上人二代に値ひ奉り迹門無得道の旨堅く聴聞の故に迹門を捨つべし、爾らば方便品をば読み度くも無き由を云はるる時、日代、日善、日助等之れを教訓して法則修行然るべからざる由を強いて之れを諌め天目にも之れ同しなんど云ひけるなり、此くの如く云ふままに後には剰へ迹門を助け乃至得道の様に云ひなして此の義を後には募り給ふまま此の法門は出来しけるなり、日代云はく施迹の分には捨つべからずと云云（私に云く此の文日叡日満記録に此の義なし但し日仙と問答の時の言葉なり云云）、かかる時僧俗ともに日代の法門謂れ無き由を申し合ふ、其の時石川殿諸芸に達したる人にて又学匠なりしが我れさらば日道上人え参つて承はらん、已に彼の御事は聖人の御法門をば残る所よもあらじと思し召すなり、さて此の由を問ひ申す時、日道上人仰せに云はく施開廃の三ともに迹は捨てらるべしとの給ふ、聴聞して之れを感じ彼の仁重須に帰り云はく面々学文が未練の故に法門に迷ひ給ふ、所詮此後は下の坊へ参つて修学し給へと申す、然るべしとて今の坊主宰相阿闍梨日恩其の時は若僧にて是れも学徒の内にて是れへ通ひ給ふなり、乃至此くの如く有るままにて日代も出で給ふまじかりけるが、剰へ、すすはきの時先師の御坊を焼き給ひし縁に其の儘離散し給ふなり、やがて坊主に成るべき人無かりし程に侍従阿闍梨は日興上人の外戚に入り給ふべき程の強義の人なり、我か計ひに日妙を坊主に成し給ふなり已上。

予未だ此の記文を見ずと雖も既に日辰上人の御引証なり故に之れを出す、此の記に就て多く相違有り如何となれば日目上人正慶二年十月の末御上洛なり是の故に大石寺に住し留守居なり、同十二月より遺跡に付いて相論有り、正慶二より建武二に至る三年に三度の対決の故に日道小事と云ふと雖も綺ふ能はず、爾るに下の坊に参り修学と云ふ事、次に叡記に違す、彼の記に云はく重須大衆皆同列山して日代を擯出し奉り畢ぬ、今の記には焼亡に因つて自ら退出と、然るに叡記には同日即座の記文なり、鎮記には百四十余年後の記なり、次に日有りの記に違す、彼の記に云はく日代云はく施迹の分には迹門を捨つべからず文、日仙云はく当家施開廃三ともに迹を捨てらるるべし云云、此の記に日道云はくと云へる文なし、此くの如く相違有る故に鎮記信用し難き者なり。

其の上侍従阿闍梨と云ふ人是れ何人ぞや、記録等には侍従公と云ふは日朝の事なり此れ若輩衆なり、争か若輩の身を以て興師の遺跡を計ふべきや、唯石川殿御計ひにて日妙を居え給ふと云ふ事便り有るか、況や西山日春の答文亦以て此くの如し、実録の義ならびに日耀の義正たる則んば迷乱疑ひ無し、但即座の記文に非ずと云はば伊賀公日世即座聴聞衆なり、縦ひ日尊京都に有りと雖も弟子日世即座なり、両師の問答聴聞せり何ぞ相違有んや、所詮三百余年の星霜を経て分明ならざる者なり、本迹迷乱実否且らく置いて論せず石川殿日代を信ぜざる故に擯出せるなり、次に擯斥に就いて能擯所擯あり所擯は日代、日善、日助等なり能擯の中に日華、日乗、日道、日郷入るべからず、其の故は日叡の記文に重須の大衆皆同列山して日代を擯出し奉り畢りぬと、此の記に重須大石の大衆と記せざる故に況や日華は妙蓮寺に蟄居し日乗は小泉に閑居し日道は行泉坊の開基なれども日目上洛の留守居にして大石寺大坊に居す、日郷は目師に御伴して上洛、帰国の後は蓮蔵坊に住す、故に此の二人も入るべからず、故に能擯は日妙日豪等なり石川殿は能擯の大将なり云云。
993 ：風神：2007/11/17(土) 04:12:01 ID:Q7TikbGQ0: > 990

確かに、
「日興に給はる所の御筆本尊以下廿鋪、御影像一鋪、併に日興影像一鋪聖人御遷化記録以下重宝二箱盗み取られ畢ぬ」
とありますが、「日興に給はる所の御筆本尊」は非常に気になります。ある研究者の方は、根拠は教えてくれませんでしたが、日蓮大聖人在世の身延の草庵には「万年救護本尊」を奉安、弘安2年に日興上人に授与。弘安3年に「臨滅度時本尊」を奉安、身延から池上に向かった時に持参し、池上で最後臨終の時にも奉安。

現在、「万年救護本尊」は日興門流の保田妙本寺に有るわけですから、大聖人は日興上人に万年救護本尊を授与した、というのは首肯できるものがあるわけです。問題はその後で、結果として、日目の手元に有るのは何故か?ですね。
「宗祖御遷化記録」は重須の貫主となった日代に授与されたのかな、と考えますが、ならば万年救護本尊も日代では?となるわけです。

日蓮正宗だったら、日興　⇒　日目ですから、当然、その時に万年救護本尊も授与云々と主張するでしょうが、それもおかしなものがあるのですね。というのは、「二箇相承書」は北山本門寺から登場しているからです。本当に日興　⇒　日目への相承の儀式みたいなものがあったのなら、何故、「二箇相承書」が北山本門寺からぴょこんと登場するのか。日目の大石寺からではない。
この史実自体、大石寺の「血脈法水相承」と矛盾しているわけです。

万年救護本尊も日興上人の元に有ったものの、空白の後、結果として日目の手元に有った。
この「空白」に何が有るのか?ここが富士門流史でも謎であり、秘められた歴史を感じさせてくれるものでもありますね。
994 ：富士門：2007/11/17(土) 06:55:44 ID:pp66xnpI0: 此れはあくまで自分の想像で、間違っていたら関係者にお詫びします。（日代上人疑ってすみません、合唱）
日目師の画像、文献見ても到って真面目な方と思いますのでそんな大反れた事が出来ない方と思います。
ただ、南条、新田小野寺家が日目師想いで勝手に余計なお世話をしてしまったら？
当時の大石寺は蓮蔵坊以外殆ど無住で余り機能していなかった。日目師も７０歳を越えた高齢で、最後の天奏と共に
京都にて余生を送ろうと考え、親類の南条、新田家にそれとなく話していた。
しかも当時鎌倉幕府が衰え、親政が始まるかも知れない。今度こそ天皇（後醍醐帝）に折伏出来るかも知れないと高齢を押して天奏の準備していた。
それを見ていた南条、新田家は「しかし開山の法灯は日代師が指名され、日目師は大石寺の法灯を譲られたとは云え実体は蓮蔵坊だけの住職に過ぎない。
単なる一坊舎の住職に天皇は会ってくれるだろうか？宗祖、開山の法灯を継いだと云う証拠と箔が有るといいのだが」と
思い、邪まな考えが浮かび北山重宝の窃盗を実行してしまった。
良かれと思い、北山重宝を差し出した南条、新田家に対して日目師は呆れ、激怒した。
しかし、もう北山では大騒ぎになっているし、今、自首させたら両家は間違いなく破門になる。
そこでほとぼりの醒めるのを待って、お詫びしながら重宝を返却した。日目師の心を分かって北山も此の件は内密にした。
ただ、万年救護本尊は天皇に戒壇本尊としてお見せしたいとお願いし、天奏のさい借りて所持して行った。
高齢を押して天奏に向かわれた日目師無念にもは垂井にて遷化された。お供の日尊師は日目師の遺骨を抱いて京に向かい、日目師後継者の日郷師は万年救護本尊等日目師の所持物
と共に大石寺に帰ってきた。おそらく日郷師は救護本尊を天奏の為というより、日目師が京にお堂を立て住み掲げる本尊と思っていたのかも知れない。
だが、師匠日目師は遷化された今、京の布教は日尊師に任せて、蓮蔵坊を目師門布教の拠点にしょうと考えたかも知れない。
房州等布教の人生だった日郷師は北山重宝事件は余り知らなかったろうし、北山も親類の南条、新田家の恥さらしになるので、日郷師に返却を言わなかったかも知れない。
ただ、救護本尊盗難には日目師が関係していると勘違いした日善師門が「日目は開山の置き状に違反して」と嫌味？な文を書いたのを覗いて。
そのうち、日代日仙問答、日代師日興一族の北山追放、道郷騒動など起こり興門派は暗黒時代に入る。
日時師の代、道郷騒動も収束し、大石寺史（三師御伝土代）を記する際、弘安２年に
興師授与救護本尊を記する時、目師一族盗難云々が引っかかり、「日興上人号本尊」と曖昧に記した。
又、興師代盗難救護本尊日目所持の理由付けに、（日目譲り状が偽書ならば）
「日興が弘安２年に給わった大御本尊○○○○之を日目に授与する」と文献を作った。

不謹慎ですが勝手に想像しました。如何でしょうか？
995 ：富士門：2007/11/17(土) 07:54:02 ID:pp66xnpI0: あと少しで１０００ですね！
新スレを立てて、板本尊、道郷騒動等論じて行きたいので
どうぞ宜しくお願いします。
996 ：経傘糖：2007/11/17(土) 08:05:10 ID:j8ktAyqo0: 経傘糖
997 ：経傘糖：2007/11/17(土) 08:05:46 ID:j8ktAyqo0: おれだ　ｇｅｔ
998 ：経傘糖：2007/11/17(土) 08:06:17 ID:j8ktAyqo0: むふふ
999 ：経傘糖：2007/11/17(土) 08:06:53 ID:j8ktAyqo0: みなさん
1000 ：経傘糖：2007/11/17(土) 08:07:44 ID:j8ktAyqo0: わたしが　ｇｅｔ　しました

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