名古屋グランパスの日本代表FW玉田圭司(30)が練習休日の9日、母校の習志野高校がある千葉県の習志野市役所を訪れ、W杯南アフリカ大会の報告をした。
市役所の入り口をくぐると、8日夜にアウェーでFC東京戦を戦ったばかりの疲労が一気に吹っ飛んだ。地元のサッカー少年たちが、大きな拍手と羨望(せんぼう)のまなざしで出迎えてくれた。「子どもはいいね」と自然と笑みがこぼれた。
荒木勇市長からは、「多くの子どもたちが玉田選手にあこがれているので、長く現役で頑張ってほしい」と激励の花束を受けた。「今大会では出場時間が少なく悔しい気持ちが残っている。もう一花咲かせたい」と、改めて4年後のブラジル大会への意欲を語った。
市役所には、母校のサッカー部の後輩や、小学生ら100人以上が駆けつけた。多くの質問に答え、リフティングの見本を見せた玉田は、「僕も頑張るので、皆さんも高い目標や夢を持って頑張って」とエールを送った。元気をもらった子どもたちに、4年後だけでなく後半戦の活躍でもお返しする。 (伊東朋子)
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