22年間家賃なしで事務所費計上 川端文科相の政治団体川端達夫文部科学相(衆院滋賀1区)の政治団体「達友会」が、出身母体である「東レ労働組合」東京支部の幹部宅などを事務所としながら、事務所費として1987~08年の22年間に計約3735万円を計上していたことが12日、分かった。 01年には最も多い約367万円を計上。川端氏側は、幹部宅に家賃を払っていないことを認めており「不明朗な会計処理」との批判が出そうだ。 政治資金収支報告書などによると、達友会は87年以降、事務所費として毎年約54万~約367万円を支出。06年は東京都世田谷区内にある東レ労組東京支部の幹部の自宅マンション、07年と08年は港区内にある別の幹部宅に置かれていた。 川端氏の事務所は「ニュースレターを作成する場所が必要で経費は発生している。法に基づいて計上している」と説明している。 事務所によると、達友会は川端氏の初当選後、1986年に東レ労組の関係者が設立。遅くとも06年には川端氏の議員会館の事務所が連絡先となっており、事務担当者は公設秘書が務めている。 【共同通信】
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