「新日本」(8日、愛知県体育館)
G1クライマックスBブロックで開幕2連敗を喫した中邑真輔(30)が、ジャイアント・バーナードをボマイェで爆殺して初白星。悲願のG1初優勝に向けて逆襲に転じた。
開幕から永田裕志、後藤洋央紀とストロングスタイルの死闘を演じた中邑は、この日も真っ向から切り込む。超高角度のシットダウン式パワーボムでKO寸前まで追い込まれたが、バーナードライバーを着地すると両ヒザ裏への足刀でひざまずかせての裏ボマイェで逆転。ヒザ、グラウンドヒザ6連発、右ナックルとメッタ打ちにし、ボマイェでトドメを刺した。
正攻法で凶獣狩りを完遂した中邑だが「こんなもんじゃねえ!!もっと刺激を!!狂わなきゃ!!」と飢えたように問わず語り。「この1勝にすがりついてでも決勝に行くからな!!」と、初優勝への執念をむき出しにした。
(2010年8月10日)