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真壁が王者対決制し初勝利/新日本G1

<新日本:G1クライマックス>◇3日目◇8日◇愛知県体育館◇観衆8500人

 Aブロックでは、IWGPヘビー級王者真壁刀義(37)が3戦目でようやく初勝利を挙げた。IWGPジュニアヘビー級王者プリンス・デヴィット(29)を13分36秒、キングコング・ニードロップからの体固めで仕留め、開幕からの連敗を2でストップ。相手の軽やかな動きに戸惑いながら力でねじ伏せ、優勝戦線に踏みとどまった。

 トップロープから、真壁が勢いよく跳んだ。デヴィットの端正な顔面を目掛け、容赦なく右ひざを落とした。ファンの悲鳴とともに、3カウント、そしてゴングが鳴り響く。一瞬だけ安堵(あんど)の笑みを浮かべると、もう1人の王者に手を差し伸べ、握手を求めた。

 G1では初のIWGP王者対決。ベルトの権威を守り、面目を保った。ジュニア王者の素早さと技術に、序盤はほんろうされた。抑え込んでも、全身のバネで返される。場外戦では、2階席からのダイビングボディープレスを受けた。「一瞬、見失ったよ。そしたら客が『真壁、後ろ後ろ』って。おれはドリフかよ(笑い)」。痛めている脇腹にダイビングフットストンプを連発された。それでも、逆転の余力だけは残していた。最後はパワーボム2連発でデヴィットのバネを機能不全に陥らせ、フィニッシュにつなげた。

 去年と同じく、2連敗で幕を開けたG1。過去に3連敗からの優勝はない。負ければ優勝戦線から脱落するところだっただけに、土俵際で踏みとどまった格好だ。「おれの人生はいつだってがけっぷち。2連敗してやっとエンジンがかかるんだよ」。デビューから苦節14年目の今年、初めてIWGPのベルトを巻いた。何度も地獄を見てきた男に、もう怖いものなんてない。尻に火が付いた王者が、このまま2連覇へ突っ走る。【森本隆】

 [2010年8月9日8時54分 紙面から]


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