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芸能リポーター・井上公造氏(53)が9日、煙が充満する新幹線の車両から“ツイッター生中継”を敢行した。この日午前10時40分ごろ、東海道新幹線の岐阜羽島―米原間で、下りの「のぞみ」155号(16両編成)の車内から「バーン」という大きな音が響き、車内に煙が充満。偶然、乗り合わせた井上氏はテロの可能性を考え、即座にツイッターによる情報発信を決断した。発煙の原因は配電盤の故障で約20分後に運転は再開されたが、一時は騒然となった。
東京発広島行き「のぞみ」で大阪に向かっていた井上氏が、日テレ系「情報ライブ ミヤネ屋」の生出演に備え、番組スタッフからのメールを確認しているときだった。突然、後方から「バーン」という鈍い爆発音が耳に飛び込むと、車両は米原市内で緊急停車した。
後方車両の乗客に向け、前方車両への移動を要請するアナウンスが流れると、ハンカチで口を押さえた人々が、10号車に座っていた井上氏の横を次々と通り過ぎた。白煙が見え、同時に何かが燃えているにおいが強くなった。「ひょっとしてテロ?」。しかし、わき上がったのは恐怖心ではなくリポーター魂。「燃えているところを動画で撮ろう」携帯電話を動画撮影の設定に切り替え、後方に向かった。だが、車掌に制止されて断念。そこで思いついたのが、今年3月に始めたばかりだというツイッターだ。
10時53分に“つぶやき”を開始。「ボクが乗っていた新幹線が爆発音がして急停車!煙りが出てる!(中略)車内はパニック状態」と第一報。10分後には「いま、(原因は)配電盤火災とアナウンス。とりあえず消火したということで、ゆっくり動き始めました」と続報。11時30分には「いま、後続のひかりに乗り継いで大阪に向かっています。ご心配かけました」と“迫真の中継”を締めくくった。
JR東海の調査によると、14号車の配電盤の一部が焦げ、ブレーカーが落ちていたことが判明。何らかの理由で過電流が生じたという。けが人はなく、体調不良を訴えた人もいなかった。7月の点検で異常は確認できなかったという。この日のトラブルで、東海道新幹線の下り計12本が最大32分遅れ、約1万1000人に影響が出た。
米原駅で別の車両に乗り換え、正午前に新大阪駅に到着した井上氏。その後、新大阪駅からタクシーに乗り、12時20分すぎ、読売テレビにたどり着いた。予定通り午後1時55分からの「―ミヤネ屋」に無事生出演。車内の様子などを語った。本紙の取材に「今日は空席があったが、帰省ラッシュのピークと重なって満席だったら、もっとパニックになっていたでしょう。テロなど、大ごとじゃなくてよかった。せめて“テロではありません”という放送が欲しかったが、消火作業に必死だったのでしょう」。さらに「発信する早さでは一番ですね」と、ツイッターの“威力”を再認識した様子だった。
◆井上 公造(いのうえ・こうぞう)1956年12月30日、福岡市生まれ。53歳。西南学院大卒。竹書房編集長、スポーツ紙記者、「オフィス梨元」を経て独立。現在、芸能リポーターとして、日テレ系「ミヤネ屋」、ABCテレビ「おはよう朝日です」(関西ローカル)などに出演中。著書に「鏡の中の聖子」(飛鳥新社)。
(2010年8月10日06時01分 スポーツ報知)
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