浅田真央がジャンプの不調でGP断念の可能性？―韓国メディア

　世界選手権の女王である浅田真央選手が8日、中京大学で日本スケート連盟の強化合宿に参加し、練習を公開した。今季から技術の指導にあたる長久保コーチは「全6種のジャンプを取り入れ、できれば4回転もやらせたい」との構想を明かした。韓国の複数メディアが続々と同話題を報じた。

　2014年ソチオリンピックで金メダルを目指す浅田選手は、今季は「究極のプログラム」に挑戦する。トリプルアクセルをフリーで2回入れるのはもちろん、3回転コンビネーションジャンプと3回転ルッツも入れる予定だ。単純計算で昨季の技術点より11．5点高くなる。このようなジャンプの構成は、女性スケーターでは史上初の試みとなる。

　韓国メディアは、「ロングエッジの問題で昨シーズンには挑戦すらしなかったトリプルルッツに挑戦する」と報じると同時に、3回転コンビネーションジャンプを2回入れる計画についても「昨シーズンにはまったく飛ばなかったことと対照的だ」と伝えた。また、「浅田真央、『最高の難易度』でキム・ヨナの記録に挑戦する」と報じたメディアも見られる。

　浅田選手は、インタビューで「今シーズンの目標はジャンプを変えること。最終的には3月の世界選手権に間に合えばいい」と発言。韓国メディアはこの発言にも大きく注目、「浅田もグランプリを断念？・・・世界選手権に焦点を当てる可能性も」と題した記事は韓国ポータルサイトのトップ画面に登場するほど、高い関心を集めている。

　同メディアは、9日付けの日刊スポーツの記事を引用し「浅田が急にグランプリシリーズの断念を考りょした理由は、特技のトリプルアクセルの不調のため」と報じ、3回転ルッツや3回転フリップの状態も「ずさんだった」と、公開練習の状況を伝えた。（編集担当：金志秀）

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