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向精神薬“素人売人”が急増 大量服用で死亡も (1/2ページ)

2010.8.9 21:01
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医薬品だが大量服用すると死に至るクスリが多数出回っている医薬品だが大量服用すると死に至るクスリが多数出回っている

 生活保護受給者による向精神薬の不正受給が2000件以上に上ることが明らかになった。不正入手したクスリを転売する事件も続発しており、制度を悪用した“貧困ビジネス”が横行しているようだ。背景には、「向精神薬を違法薬物の代用品として乱用する人が増えている」との指摘もあり、捜査当局は警戒を強めている。(夕刊フジ)

 厚生労働省は先月27日、今年1月時点で生活保護を受給した約183万人のうち、精神科に通院していた約4万2200人(1月分のみ)を対象に実施した調査結果を公表した。受給者のレセプト(診療報酬明細書)を全国でサンプル調査したところ、1カ月間に複数の医療機関から重複して向精神薬が処方されていた者が746人もいたことが判明した。

 「調査は今年4月に大阪市西成区で発覚した事件を受けて実施された。受給者が病気を装って入手した向精神薬が、インターネットで転売されたのです。今回発覚した多くが、同様の不正行為にかかわっている可能性が高いと考えられます」(厚労省関係者)

 向精神薬とは、精神疾患の治療に用いられる抗うつ剤や睡眠薬などのこと。精神科医の診断により患者に処方されるが、使用法によっては違法薬物と似たような効果が得られるため、乱用者が急増。クスリの横流しを商売にする者も増えている。

 関東信越厚生局の元麻薬取締官は「乱用者が現れ始めたのは10年ぐらい前。ここ5年ほどで一気に広がった」と語る。

 「ただ、覚醒(かくせい)剤や大麻のような“市場”がなく、実入りも少ないため暴力団が組織的にかかわることは少ない。逆に増えたのが“素人売人”」

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医薬品だが大量服用すると死に至るクスリが多数出回っている

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