日本語を母語としない中学生を対象にした高校進学ガイダンスが8日、福岡市博多区の博多小学校である。在日外国人の教育支援などを考える市民グループ「ともに生きる街ふくおかの会」などの主催で8回目。英語、中国語、韓国語、スペイン語、ロシア語の通訳を予定している。
同会は教員や日本語指導員たちでつくる団体。ガイダンスは2部構成で、午後1時からの第1部では、高校教師などが日本の高校入試や奨学金制度、外国人への入試特例措置、学校生活などについて説明する。小学5年の時に中国から来日し、高校進学前に同ガイダンスを受けた社会人の女性も体験談を語る。
午後3時20分からの第2部では言語ごとにグループに分かれ、県内の中学、高校教師などとの質疑応答の時間がある。
参加費は当事者と保護者は無料。ほかは資料代500円。事前申し込みが必要。
=2010/08/05付 西日本新聞朝刊=