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Required Elements
BUL:5.9 GDR:5.9 GRB:5.9 SWE:5.9 DEN:5.8 ITA:6.0 HUN:6.0 BEL:5.9 FRG:5.8
Presentation
BUL:5.7 GDR:5.8 GRB:5.9 SWE:5.7 DEN:5.5 ITA:5.8 HUN:5.8 BEL:5.8 FRG:5.8
実況、解説: Ted, ??
テッド:苦闘する日本の「跳ねるボール」は、ここで何を見せてくれるでしょうか。歴代のフィギュアスケート選手の中で、最も運動技術に長けた選手の一人です。伊藤みどり選手です。1984年から世界選手権でジャンプを飛び始め、未だに飛び続けています。昨年の世界選手権で6位。今回のコンパルソリーを6位で終え、オリジナル・プログラムに挑みます。
??:彼女のジャンプは有無を言わせぬ破壊力がありますよね。この惑星の上で、こんなことが出来る女性はみどり選手だけでしょうね。
トレナリー選手は技術的、芸術的にバランスの取れた選手で、それが彼女がリードを維持する助けになっていますね。
テッド:彼女は全てのジャンプで、素晴らしい高さを見せます。
テッド:この曲は日本人によって作曲され、ヤマハ・オーケストラによって演奏されました。
??:この音楽は、あまり彼女に合っていないように思われます。彼女はこの音楽によって押さえつけられているように見えます。彼女には、カルガリー五輪の時のような音楽、火花を散らすような、力強い音楽が必要です。彼女の演技を引き立たせる曲が必要ですね。
テッド:彼女は過去にプログラムに取り入れていた(?)な要素を、今年は何故か取り入れていません。
おそらく音楽のせいかもしれませんね。
??:私も音楽のせいだと思います。普段なら彼女が滑るたびに、観客の歓声が聞こえますからね。
??:そうですね... これは少々残念なプログラムですね。私達は全員、みどり選手にもう少しスピード感のある演技を期待していました。おそらく音楽のせいではないでしょうか。振り付けも良くないですね。確実にジル・トレナリー選手の優雅さが勝るでしょう。おそらくトレナリー選手はこの演技に勝つのではないでしょうか。
テッド:日本人の観客が手を振っています。彼女は観客の中で手を振っている全ての日本人に応えています。しかし、明らかにこの演技は、カルガリーの私の家で見た彼女の演技ほど良い演技ではありませんでした。おそらく、このショートプログラムの衣装にキワドいものを選択したことが、このプログラムの中で一番良いものだったのかも知れませんね(?)。
??:振り付けが問題でしたね。とても不明快で、彼女に相応しくないものでした。彼女の素晴らしいスケーティングのための背景として、彼女は燃える様な音楽が必要です。
テッド:WOW! ジャッジは彼女の演技をたいへん気に入ったようです。こんなに多くの6.0を私達は見たことがありません。もうしばらくでご覧頂けると思います。ご覧ください。イタリアとハンガリーが技術点で6.0をつけました。彼女はこのような得点を芸術点で獲得することはありません。しかし、素晴らしく高いジャンプでした。多くの5.9と幾つかの5.8が見えます。彼女はオリジナル・プログラムで最高得点を獲得し、確実に6位から順位を上げるでしょう。この芸術点で1位から6位の間のどの位置に着けるかが決まります。日本の審判員はいませんが、彼女は5.9を獲得しています。しかし、これで彼女は6位から順位を上げることになります。トレナリー選手がオリジナル・プログラムを終えて首位に立っています。ライストナー選手がコンパルソリーで最高得点を出し、現在2位。伊藤みどり選手が二人のソビエト選手を抜きさり、6位から3位に順位を上げました。手元のリストの下の方から、カナダの選手の順位をお伝えしたいと思います。オリジナル・プログラムを終えて、シャーリーン・ウォン選手が13位、カレン・プレストン選手が15位に着けています。しかし現在トップは、全く当然ですが、アメリカのジル・トレナリー選手。ナタリア選手がクラウディア・ライストナーの上に着け、伊藤みどり選手が3位に着けました。決着はいつもどおりフリー・スケーティングでつけられます(?)。
インタビュアー:ジル、オリジナル・プログラムを終えて1位に着けました。おめでとうございます。今年は少し変わられましたね。
ジル・トレナリー選手:私が最も変えたことは、3回転ジャンプに集中しすぎるよりも、自分のスタイルに集中して、氷上で楽しもうとしている事だと思います。私はスケートはジャンプだけではないと思いますし、演技を楽しみ、それを審判員の方々に見てもらいたいです。
インタビュアー:その「集中」に関してなんですが、明日、最終日へ向けての準備はどうでしょうか? 多くの方が、伊藤選手ではなく、あなたがカナダ人好みの演技をすると思っています。どう思われますか?
ジル・トレナリー選手:そうですね... 私が分かっている事は、自分の出来る最高の演技をすると言うことです。つまり、トリプル(?)は高かったし、安定していました。私自身でいられたことが嬉しかったですね。もちろん伊藤選手も素晴らしい演技をしたと確信していますし、明日、私が出来る事の全ては伊藤選手のように輝くよう挑戦する事だと思います。
インタビュアー:あなたにお伝えしたいんですが、今日のあなたの演技が終わった後、スタンディング・オベーションのために真っ先に立ち上がったのはカナダ人だったんですよ。あなたがアメリカの選手にも関わらず。
ジル・トレナリー選手:Oh とても嬉しいです。ありがとうございました。観客の皆さんは素晴らしかったです。観客の皆さんが私の演技を支えてくれていたと感じています。演技中に一度、観客の皆さんが演技に合わせて手拍子をしてくれていたと感じました。
インタビュアー:それでは、明日を楽しみにしています。
ジル・トレナリー選手:ありがとう。どうもありがとうございました。
テッド:フリー・スケーティングを前にジル・トレナリー選手が首位に立っていますが、私達は彼女はオリジナル・プログラムで最高得点を出すべきだったと思っています。
??:その通りですね。スケート選手の意見は、私が話したほとんど全ての国際的に活躍するスケート選手の意見は、トレナリー選手は全て揃った選手だと言うことです。しかし、伊藤選手が幾つかの6.0を獲得したとき、来るべき新たな10年の到来を感じました。それはつまり、伊藤みどり選手に青信号が灯ったと言うことです。もちろんカート・ブラウニング選手が見せたロング・プログラムの様な演技を、彼女が滑れたらの話ですが。
テッド:しかし覚えておかなければならない事は、伊藤選手はカルガリーにおいて観客を盛り上げましたが、ブダペストではそれを出来ませんでした。彼女は常に素晴らしい演技が出来る選手ではありません。彼女は明らかにトレナリー選手とは違います。
??:そうですね。総合的なことは重要ですね。しかし、彼女が飛んだジャンプの全てに、青信号が強くはっきりと点灯したように思えました。
テッド:予想が全くつきません。今、ブライアンがカート・ブラウニング選手と一緒にいます。彼が約束してくれたように、昨夜、金メダルを獲得した彼のロング・プログラムを、彼らはこれから一緒に見直してくれるそうです。
ブライアン:ありがとう、テッド...
(意訳、誤訳ご容赦ください)
追記1
すみません、今回の訳は本当に自信がありません。
なんか音が曇ってて聞き取り辛いんです。
このオリジナル・プログラムで伊藤みどり選手は3位に着けるわけですが、ステップを逆方向に滑っていたらしいんです。(笑)
演技を終えて戻ってきたみどり選手の頭を、山田満知子コーチが軽く叩いてるのは、このためなんですね。
伊藤みどり選手らしいと言えば、そうなのかも知れません。
途中でジル・トレナリー選手のインタビューがあるんですが、面白いですね。
この頃は、3回転か芸術性かと言う感じだったんですよね。今みたいに3回転も芸術性もなんて求められていなかった。
しかし、今後の女子シングルの新たな時代の予感を、解説者の方が最後のほうで話しているんですが、この解説者の方、誰なんでしょうか。
すごく落ち着いていて、ポイントをしっかり押さえた解説でとても好きになりました。
しかし、テッドに関しては、ちょっと失礼にもほどがあるぞと思いましたが...
最後の方にチョロっと出てくるカート、若いですね。まだ髪がフサフサ...
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