徴兵:米永住権持つ大学生が入隊

視力矯正し現役兵として

 米国の永住権を持つ大学生が、韓国軍に入隊するためわざわざ視力矯正手術を受け、9日に論山陸軍訓練所に入所することになった。

 米ジョージ・ワシントン大学生物学科に在学中のチョ・ジェヨンさん(21)は、中学生の時に米国に移民、永住権を取得したため、韓国軍に入隊する義務はない。しかし、チョさんは2008年に徴兵検査を受けた。この時は視力が悪く、補充役兵との判定を受けたが、チョさんはあきらめなかった。視力矯正手術を受けた後、再び身体検査を受け、現役兵判定を受けたのだ。

 チョさんは「2年間、学業に空白が生じるのは問題だが、祖国での軍隊生活はわたしの人生をさらに大きなやりがいと成功へと導いてくれるものと信じている」と話している。

 チョさんのように外国の永住権者でありながら韓国軍に入隊する人は増え続けている。ソウルの場合を見ると、「永住権者入隊希望願制度」が導入された04年に19人だったが、今年は7月までで68人にのぼる。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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