1946年11月24日、バーモント州バーリントンにて私生児として誕生。父親は空軍のベテラン軍人ということだけ判っている。
本名はセオドア・ロバート・カウエル(Theodore Robert Cowell)。
デパート店員の母親ルイーズ・カウエルと、暴力的な祖父と共にフィラデルフィアで暮らしており、世間体を保つために祖父母の養子、つまり母親の弟として育てられた。


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以下、稀代のシリアルキラー、デッド・バンディが
36人の女性を強姦、殺害するまで

幼少期

母親ルイーズ
は、ジョニー・カルペッパー・バンディと命名される軍隊のコックと恋に落ちた。 1951年5月に、再婚し、このときバンディ姓を受け継ぐこととなる。

再婚後、バンディ家には子供が生まれ、テッドにとっては兄弟が4人増えたこととなる。
。彼は、放課後の時間の多くを幼い弟たちの子守のために費やした。
 継父のジョニーは、キャンプ旅行やイベント、学校行事などに積極的に参加し、テッドとの絆を結ぼうと努力した。 しかしながら、そううまくいくはずもなく、テッドは日に日に継父を疎み、他の兄弟とも疎遠になっていった。一人でいることを好み、それは後の他人とのコミュニケーションを取れないという人格にもつながったようだ。

中学時代は意外にも、いじめられっこだったようだ。
本当の父親がいないということは周囲の方がよく理解しており、それはテッドをからかったりする者もいた。しかし、テッドはその屈辱をバネにし、勉学に励んだ。
高校生になるころにはすっかり優等生となり、教会活動やボーイスカウトに熱心な好青年になったように見えた。

自分に自信がつき、社交的になった彼は高校の同級生たちを魅了し、人気が高かった。
もちろん女生徒からのアプローチもあったが、彼はめったにデートなどはしなかった。
そのかわり、自分の利益になりそうな課外活動やボランティアには積極的に参加した。
当時、バンディの関心の多くは政治活動に向けられていたようだ。

高校に続いて、バンディはピュージェット湾大学とワシントン大学に通った。
 彼は、バスボーイや靴屋の店員などの低レベルであると言われる仕事をすることによって学費を自分で稼ぎ出していた。
しかし、熱心に働いているようで、一箇所で長く働くことはめったに無く、雇い主からは頼りない存在であったようだ。

苦学をしながら、彼は勉学にも社会活動にも励んでいた。
彼の集中力は、自分のグレードを上げるために向けられていた。



そんな中、テッドは彼がそれまでに夢に見た全てを持つ女性に出会った。
ステファニー・ブルックスは裕福なカリフォルニアの上流階級の出身で、美しくて非常に洗練された女性だった。
テッドは彼女に心を奪われたが、高嶺の花であるステファニーが自分に興味を持つとは到底考えられなかった。

しかし、チャンスが訪れた。
彼らは育ちの違いこそあったものの、スキーという共通の趣味を持っていた。
スキーをしている間は、家柄の違いも気にならなかった。
ステファニーとテッドは恋に落ちた。
彼にとってステファニーは遅すぎる初恋であり、性的にも初めて関わりを持った女性」だった。損得勘定なしにデートした初めての恋人だった。

 そしてステファニーの方はといえば、テッドのことは好きだったが、彼には本当の意味で将来の目標がないような気がしていた。
その場限りの言い逃れをしたり、すぐにわかってしまうような嘘をついたり、地に足が着いていない物足りなさをに感じていた彼女は、テッドほどこの恋にうつつを抜かすことはなかった。

テッド彼女を自分に夢中にさせるためだけにカリフォルニアの名門のスタンフォード大学を受験し奨学金を勝ち取った。
しかしスタンフォードでは、彼の上辺だけのステイタスは通用しなかった。洗練された世界は彼の虚構に満ちたステイタスや会話を受け入れず、人脈も作れなかった。結果は惨憺たるものだった。
テッド何故いままで通用してきた仮面がいきなり通用しなくなったのか理解できず、苦悩した。

とどめに、1968年の卒業を期にステファニーから振られる形で交際が終了する。
彼女は上流の家庭の子女であり、テッドを夫にするにはステイタスも性格も家柄にも物足りなさを感じたからであった。

バンディはなかなかこの失恋から立ち直れなかった。
ぼんやりして何も手につかず、意気消沈して落ち込んでいた。
かろうじて手紙で連絡は取っていたものの、彼女の方に交際を復活させる気はないようだった。
彼女の無関心は、逆にバンディが彼女に固執する結果となった。
どんなにつれなくされても彼女を心の中から消すことはできなかった。

悪いことに、、1969年に、テッドは、出生の秘密を知ってしまう。
。 彼の姉であるはずのルイーズは実際には彼の母親だった。そして、彼の「両親」であった人物は、実際には彼の祖父母だった。
このことをかなり遅い時期に知ったということはバンディに大きな影響を与えたという。

出生の秘密を知ったからといって、母に対する態度は変わらなかったように見えたが、このころから継父であるジョニー・バンディに対してはあからさまに不貞腐れた態度を取るようになっていた。


この高校から大学時代、小さな窃盗や万引き、覗きを繰り返しては自慰にいそしむなど、軽犯罪に手を染めている。多くの人々は優秀で魅力的なルックスを持つテッドを好意的に見ていたが、ごく近しい人々は、彼が嘘つきであり、盗癖があることを知っていた。何か物が無くなれば、真っ先に彼を疑った。しかし、いつも人をけむに巻くような態度でごまかし、嘘が露呈したときも平気で嘘に嘘を重ねるような男だった。


復讐

テッドはワシントン大学に再登録した。
心理学を専攻し、教授のお気に入りになるなど、以前にもまして社交的になった。
勉強に社会貢献、どれも血のにじむような努力をして、自分を磨いていった。


テッドが5年間にも及んで交流のあったエリザベス・ケンドールとであったのもそんな時期だった。
エリザベスは、秘書として働いており、内気で静かな女性だった。
そして彼女は離婚経験者であり、一人の娘がいた。。 エリザベスは、深くバンディに恋しており、子供のためにも、彼のような父親が必要だと考えていた為、彼と結婚したがっていた。

しかしバンディには、まだやり残したことがたくさんあった。
エリザベスの方も、彼が他の女性と何度も会っているのを知っていたし、彼はそんなに自分を愛していないことも知っていた。
だが、それは重要ではなかった。時間が解決してくれると信じ、かし、エリザベスは、根気よく待った。

短く太い親指
低位置で、曲がった小指
短い人差し指
bundy[1]
と書かれています。

以下はネットで適当に調べた手の特徴から見る性格診断

 そんなエリザベスをよそに、テッドは服装に気を使い、洗練された話し方を身に着けた。熱心に共和党の活動をして政治家にコネを作り、時期議員候補とまで言われるようになった。
それだけではない。彼はスリを掴まえ、湖で溺れた子供を救い、自殺ホットラインのボランティアまでして、警察から表彰されている。
そして、テッドはこの自分の経歴に満足した。

「機は満ちた。」

1973年に、テッドは彼を待ち続けていたエリザベスと手を切り、本当の目的・・・・ステファニーと再会を果たす。屈辱的な別れから、7年の月日が経っていた。

 共和党の若き代表になったテッドは完璧だった。
少なくとも、周囲の人々と、昔の恋人の目にはそう映った。
落ち着いて物静かなようで、しっかりと主張を持ち、ファッションや髪型も垢抜けていた。
その場にいる人々の注目と関心は常にテッドに向けられた。

再会してすぐに彼女は彼の情熱が自分に向けられているのに気が付いた。
社会的地位、ルックス、人格、どれをとっても今の彼なら申し分なかった。
また、彼が自分に情熱を示すことで向けられる羨望と嫉妬の視線も心地よかった。
7年の歳月は、ステファニーにとって昔の彼の狡さや薄っぺらさを忘れてしまうには十分な時間だった。
秋から冬になろうという頃、テッドからプロポーズされたステファニーは有頂天だった。
ロマンスの炎は頂点に達した。

しかし突然、それは断ち切られた。
彼らが婚約してから数週間しか経っていない1974年2月に、その前触れも説明も無いままに、テッドは、ステファニーとのすべての接触を絶った。
会うことも拒絶され、手紙も電話も返信はこなかった。
たった一度、偶然彼に電話がつながったときさえ、
「は?何言ってんの?」
と一言、受話器を置く音の前に聞こえただけだった。


bundy報復計画の結末は最良の出来だった。

7年前、失恋の屈辱にまみれて何も手に付かなかったテッド・バンディは、自分の生まれを呪い、母を呪い、学のない継父を憎んだ。
どこかいい家柄の養子になりたいと両親に懇願したが叶わなかった。
泥沼の中、テッドは復讐というナイフを手に立ち上がったのだ。
「あの女を跪かせてやる。」

生まれ持った高いIQと、サイコパス特有の冷酷さをもつテッド・バンディだからこそ為し得た復讐だったのだろう。


サイコパスの特徴 (犯罪心理学者の定義)

良心の異常な欠如
他者に対する冷淡さや共感のなさ
慢性的に平然と嘘をつく
行動に対する責任が全く取れない
罪悪感が全く無い
過大な自尊心で自己中心的
口達者で浅薄な魅力

*文章中の下線部分バンディのサイコパス的行動を注意したものである


おまけ・バンディの手相

 

短い親指
冷静さを欠き、衝動的、気が変わりやすく忍耐力に欠ける。

短い人差し指 男性的で、強い警戒心または注意力と素早い反応、高い自信、リスクを好む行動、積極性または攻撃性、迅速な意思決定といった特性をもつ傾向

曲がった小指
 性的にノーマルではない

手相は膨大なデ−タから導きだされた統計学といいます。




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