August
07
2010
まだ足りない・・・5日に発表したRESALE OPTION SYSTEMは、好調にスタートいたしました。でも、まだ足りない、もっと出来るはず、と詳細なシュミレーションを何度も繰り返すうちに、そんな感覚が残りました。
究極のお客様サービスというのは、一体何なのか?企業として製品のリサイクルを促進し、積極的にCO2排出問題を解決するということはそういうことなのか?意味もなく乱高下を繰り返す原材料価格、為替に対応するにはどうすればいいのか?これからの時代を企業として生き残るためには、課題は山積しています。そして、弊社がたどり着いた一つの結論が、このRESALE OPTION SYSTEMです。
企業なんて勝手なもので、出来るだけ製品サイクルを短くして新製品の販売を当て込んでみたり、次々に新しい製品を出して需要を喚起してみたり、ビジネス規模を拡大しつつ、環境問題に取り組んでいますと宣伝してみたり。弊社も例外ではありませんでしたが、勝手なものなんです。しかし、よく考えてみれば、日本市場は人口逆ピラミッドの影響、不況による節約気運、そしてなによりも、ECOやハイブリッドといった環境に配慮した製品にことさら左右されている。その状況で、拡販!というのはいささか矛盾もあるでしょう。
たとえば、自動車。ハイブリッドカーは実用では確かにCO2削減に寄与しますが、製造を考えると必ずしもそうとはいえません。CO2の全体排出量に好影響が出るまでには、何年も、いや10年以上かかる。それ以前の拡販期はむしろというか確実に環境悪化につながっています。自動車だけでなく省エネ家電も同様。これを防止するには、新製品の拡販だけでなく現行品のリペアを行ったり、現存価値を保存して使い捨てを防止してゆくしかない。(自動車などは中古車市場でRESALE価格が決まり、かなり秩序が維持されています。)他の製品もそうやってしっかりと残存価値を守るようにすれば、いたずらに拡販する必要がなくなります。そしてそのコスト分をプライスダウンに振り向ければいいと思います。
まだ、出来る!スタートキャンペーンではありますが、今夜からWiNDy RESALE OPTION SYSTEMは、BIG BANGプロセスへと実験的に踏み出します。
Posted by hoshino | この記事のURL |