祭りにディズニー旋風　しゃんしゃん祭開幕

　鳥取市の夏を色鮮やかな傘で彩る「第46回鳥取しゃんしゃん祭」（鳥取しゃんしゃん祭振興会主催）が７日夕、開幕した。子どもたちのほかディズニーの人気キャラクターによるパレードが目抜き通りの若桜街道を進み、沿道を埋め尽くした約７万６千人（主催者発表）の観客を楽しませた。16日まで。

パレードカーに乗り、沿道に詰め掛けた観客に元気良く手を振るディズニーのキャラクターたち＝７日、鳥取市栄町

　例年は２日間だけだった日程を今年から「しゃんしゃんウイーク」と銘打ち、10日間に拡大。初日は県東部の小学生約５００人が、すずっこと呼ばれる鈴の付いたしゃもじ様の板を振り、涼しげな音を響かせて街道を行進。東京ディズニーリゾートスペシャルパレードでは、人気のミッキーマウスら７体のキャラクターが、愛くるしい魅力を振りまいた。

　夜には浴衣ファッションステージもあり、警察官や警備スタッフ約２００人が雑踏警備に当たった。

　開始に先立ち午後５時からＪＲ鳥取駅前風紋広場で行われたオープニングセレモニーでは、振興会長の竹内功市長があいさつ。第12代鳥取しゃんしゃん鈴の音大使に任命された３人が、祭りを盛り上げることを誓った。

　期間中は各所（風紋広場、サンロード、きなんせ広場、本通り）の演舞場で出演団体の傘踊りなどが楽しめる。市民納涼花火大会は15日午後７時から千代河原市民スポーツ広場で、一斉傘踊りは16日午後４時半から若桜街道などで行われ、91団体、約４３５０人が参加する。