記事入力 : 2010/08/09 09:25:50
「休暇日数フル消化」韓国は21位、日本は最下位
会社員の多くが指折り数え楽しみにしている夏休み。しかし、思う存分楽しむか、それとも上司の顔色をうかがいながら短期間だけ休暇を取るかは、以前として国ごとに大きな差があるようだ。
ロイター通信が7日に報じたところによると、リサーチ専門機関のイプソスが24カ国で64歳以下の成人会社員1万2500人を対象に、会社から与えられた休暇をすべて使うかどうかについてアンケート調査を実施したところ、フランスの会社員は89%が「与えられた休暇はすべて使う」と回答、1位だったとのことだ。韓国は53%で24カ国中21位、最下位は33%の日本だった。フランスに続き上位にランクインしたのはアルゼンチン(80%)、イギリス・スペイン(77%)、ドイツ(75%)などで、アジア諸国では唯一、インドネシア(70%)が10位以内に入った。
大陸別に見ると、ヨーロッパ(74%)の会社員のほうが、北米(57%)やアジア・太平洋諸国(58%)に比べ休暇を自由に取っていることが分かった。年齢別では、35歳以下(67%)の会社員の方が、50歳以上(62%)に比べ、休暇利用率が少し高かったが、所得や教育水準による違いはほとんどなかった。
イプソスのジョン・ライト上級副社長は「休暇を使い切ることができない最も大きな理由は、会社員たちが自分の健康や福祉より、仕事に対する義務感を優先的に考えているからだった」と話している。
李泰勲(イ・テフン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2010 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>