元衆議院議員の楢崎欣也氏が、先月の参院選比例区で落選した、民主党候補者への投票を呼びかける法定外の文書を公示前に配っていたとして、公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、民主党の元衆議院議員・楢崎欣也氏(66)ら3人です。

警察によりますと、楢崎氏らは先月11日の参院選で、比例区に立候補して落選した、民主党の村田直治氏への投票を呼びかける法定外の文書数十枚を、選挙活動が認められていない公示前の3月に、支援者に郵送した疑いが持たれています。

警察の任意の調べに対し、楢崎氏らはいずれも容疑を認めているということです。

警察は、郵送された違反文書はおよそ2万枚に上るとみています。

楢崎氏は2期5年にわたって衆議院議員を務め、3年前に政界を引退していました。