週刊・上杉隆
【第137回】 2010年8月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
上杉隆 [ジャーナリスト]

テレビ局宛ての訂正でお茶を濁さず、
野中広務氏は筆者に訂正・謝罪を

previous page
3
nextpage

〈(2)「フライデーに寄稿したことは一切ない」…訂正
フライデーは、フラッシュの言い間違いでした。〉

 本当にこの人は大丈夫だろうか。筆者はフラッシュにも寄稿したことはない。しかも、野中氏が指している記事は、筆者が書いたどころか、筆者を追及する記事だ。まったく逆である。

 そもそも4月、「ニュース23クロス」での野中氏の発言を受けて、「フラッシュ」は政治評論家やジャーナリストへの取材を開始している。米国取材から戻ったばかりの筆者の電話が鳴ったのもその頃だ。

 疑惑を掛けられた筆者は受け取っていない旨を伝え、さらに渡されそうになったことは一、二度あるということを正直に告白した。

 それが後日、「三宅、上杉、ハマコー、官房長機密費疑惑直撃」という記事になったのだ。

 つまり、野中氏の発言を元に書かれた記事で、筆者は疑惑の当事者であったのだ。それがなぜか、野中氏の頭の中では筆者が書いたことになっている。いったい誰が撒いた種なのか。バカも休み休み言ってほしい。

 念のため、右記事実関係は、「フラッシュ」の青木宏行編集長にも確認している。

「記憶にない」「覚えてない」
どこかで聞いたような言い訳ばかり

 〈(3)「1999年には名刺交換」…訂正

 10年以上も前の話なので、会ったことがあるとおっしゃられると、そうだったかも知れませんが、記憶にありませんでした〉

 記憶にないのなら、記憶にないことをテレビ発言することを慎むべきではないか。

previous page
3
nextpage
上枠
下枠
underline
昨日のランキング
直近1時間のランキング
この娘に会える電子書籍。


iPhoneであの話題作を!
【憧れのクレジットカード】
「ステータスカード」を使いこなす人に出会いたい!20代女子の淡い憧れは叶うのか…

おすすめの本
おすすめの本
宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く

「お腹の調子が悪い」と政権を投げ出した安倍首相。「あなたとは違うんです」と逆ギレして職を辞した福田首相。そして漢字と空気が読めず政権崩壊寸前の麻生首相。この国の政治の混迷とメディアの体たらくを上杉隆が斬る。1500円(税込)


話題の記事

週刊ダイヤモンド

特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約14冊分お得です。さらに3年購読なら最大45%OFF。

ハーバード・ビジネス・レビュー

詳しくはこちら

1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。

ZAi

詳しくはこちら

年間12冊を定期購読すると、市販価格8,400円が7,150円(税・送料込み)でお得です。お近くに書店がない場合、または売り切れ等による買い逃しがなく、発売日にお手元へ送料無料でお届けします。
※別冊・臨時増刊号は含みません。

Diamond money!

詳しくはこちら

3月・6月・9月・12月の1日発売(季刊)。1年購読(4冊)すると、市販価格 3,920円→3,200円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。

Keyword
Information

上杉隆 [ジャーナリスト]

1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに。「宰相不在 崩壊する政治とメディアを読み解く」「世襲議員のからくり」「ジャーナリズム崩壊」「官邸崩壊 安倍政権迷走の一年」など著書多数。最新刊は「民主党政権は日本をどう変えるのか」(飛鳥新社)。


週刊・上杉隆

永田町を震撼させる気鋭の政治ジャーナリスト・上杉隆が政界に鋭く斬りこむ週刊コラム。週刊誌よりもホットで早いスクープ情報は、目が離せない。

「週刊・上杉隆」

⇒バックナンバー一覧