中国 米空母黄海派遣をけん制
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中国 米空母黄海派遣をけん制

8月7日 12時55分

アメリカが、韓国との合同軍事演習のために、中国に近い黄海に原子力空母を派遣する方針を明らかにしたことについて、中国外務省は、強い懸念を示すとともに、アメリカ側をけん制する談話を発表しました。

韓国の哨戒艦沈没事件を受けてアメリカと韓国が行っている合同軍事演習について、アメリカ国防総省は、5日、中国近海の黄海に原子力空母ジョージ・ワシントンを派遣して演習を行う方針を明らかにしました。これに対して、中国外務省の姜瑜報道官は、6日夜、談話を発表し、「中国は、米韓合同軍事演習について、これまでに何度も明確な立場を表明してきた。関係国が中国の関心と立場に、厳粛、かつ真剣に対応するよう求める」として、中国近海への原子力空母の派遣に強い懸念を示すとともに、アメリカ側をけん制しました。中国は、米韓合同軍事演習に時期を合わせるように、先月から黄海などで大規模な軍事演習を繰り広げており、今後、アメリカの出方を見ながら、さらに反発を強めていくことも予想されます。