党内対立続く社民=人材難、混迷に拍車
8月7日14時20分配信 時事通信
参院選で敗北した社民党の混乱が続いている。一部の幹部が福島瑞穂党首に辞任を迫ったものの、福島氏はこの要求を事実上黙殺。「ポスト福島」の最有力候補と目された辻元清美衆院議員が離党を表明したことで党の人材難が浮き彫りとなり、混迷に拍車を掛けている。
「敗北を認め、けじめをつける必要がある」。5日夜、党本部で開かれた臨時の常任幹事会で、又市征治副党首は福島氏の責任を追及した。欠席した阿部知子政審会長も「自ら責任の取り方を示すべきだ」との書面を寄せ、福島氏の自発的辞任を要求した。
これに対し、福島氏は初めて参院選敗北を認めたものの、「党首として申し訳ない」と陳謝しただけ。自身の進退には一切触れなかった。
福島氏が続投に強気の姿勢を示すのは「辻元氏の離党届提出で、党首候補は誰もいなくなったからだ」(幹部)との見方がある。又市氏は常任幹事会で「だからといって責任を封じては駄目だ」と主張したが、党内は「福島氏以外に党の顔は見当たらない」との声が支配的だ。
福島氏の辞任を求める幹部は「辻元氏を引き留めるしかない」としており、同党は今なお辻元氏の離党届の扱いを保留にしている。実際、辻元氏の肩書は依然「社民党議員」のままで、離党届提出後の先の臨時国会でも、同党を代表して衆院環境委員会の理事会に出席するという場面が見られた。
同党は27日の全国代表者会議に向け、19日の常任幹事会で参院選の総括や責任問題をめぐる議論を再開する。地方組織からは「国会議員は一致団結すべきだ」(東北ブロック協議会)と異例の意見書も寄せられ、党幹部は「混乱が長引けばますます有権者の支持を失う」と懸念している。
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「敗北を認め、けじめをつける必要がある」。5日夜、党本部で開かれた臨時の常任幹事会で、又市征治副党首は福島氏の責任を追及した。欠席した阿部知子政審会長も「自ら責任の取り方を示すべきだ」との書面を寄せ、福島氏の自発的辞任を要求した。
これに対し、福島氏は初めて参院選敗北を認めたものの、「党首として申し訳ない」と陳謝しただけ。自身の進退には一切触れなかった。
福島氏が続投に強気の姿勢を示すのは「辻元氏の離党届提出で、党首候補は誰もいなくなったからだ」(幹部)との見方がある。又市氏は常任幹事会で「だからといって責任を封じては駄目だ」と主張したが、党内は「福島氏以外に党の顔は見当たらない」との声が支配的だ。
福島氏の辞任を求める幹部は「辻元氏を引き留めるしかない」としており、同党は今なお辻元氏の離党届の扱いを保留にしている。実際、辻元氏の肩書は依然「社民党議員」のままで、離党届提出後の先の臨時国会でも、同党を代表して衆院環境委員会の理事会に出席するという場面が見られた。
同党は27日の全国代表者会議に向け、19日の常任幹事会で参院選の総括や責任問題をめぐる議論を再開する。地方組織からは「国会議員は一致団結すべきだ」(東北ブロック協議会)と異例の意見書も寄せられ、党幹部は「混乱が長引けばますます有権者の支持を失う」と懸念している。
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最終更新:8月7日14時24分
- 辻元清美(つじもときよみ)
-
- 所属院 選挙区 政党:
- 衆議院 大阪府第10区 社民党
- プロフィール:
- 1960年4月28日生 初当選/1996年 当選回数/4回
- (写真提供:時事通信社)
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