ロシア火災、チェルノブイリ事故の汚染物質拡散も=非常事態相

2010年 08月 6日 12:28 JST
 

 [モスクワ 5日 ロイター] ロシアのショイグ非常事態相は5日、同国西部で被害が広がっている森林火災を封じ込めなければ、1986年にチェルノブイリ(現ウクライナ)で起きた原発事故により放射能に汚染されたブリャンスク地域で、放射性物質の拡散が懸念されると述べた。

 ショイグ非常事態相は、国営テレビに対し「火災によって放射性物質が(大気中に)舞い上がり、汚染地域が広がる恐れがある」と説明。ただ、それ以上の詳細には言及しなかった。

 また同相は、これまでにブリャンスク地域の2カ所で火災が発生したが、すぐに鎮火したと明らかにした。

 ゴリコワ保健社会発展相によると、今回の森林火災による死者は5日までに50人に増加。猛暑は来週にかけて続く見込みで、6日には最高気温が40度を記録すると予想されている。

 
 
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